JP2019178491A - ユニット住宅 - Google Patents

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崇 梶原
Takashi Kajiwara
崇 梶原
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Abstract

【課題】複数の建物ユニット間において、広い空間部を設ける場合であっても柱による制限を受けることなく、設計の自由度を広げることが可能なユニット住宅を得ることを目的とする。【解決手段】ユニット住宅10は、隣り合って平行に配置された建物ユニット12、14に対して隣り合って直交して直交ユニット20が配置されている。この直交ユニット20において、建物ユニット14の桁面X1の延長線上に直交ユニット20の妻面X2が配置されると共に、建物ユニット16の桁面X3の延長線上に直交ユニット20の妻面X4が配置されるように設定されている。これにより、二つの建物ユニット14、16と直交ユニット20とに跨る空間部として、平面視で矩形状を成す大空間部22を形成することができ、複数の建物ユニット14、16、直交ユニット20に跨って広い大空間部22を設ける場合であっても柱による制限がなく、設計の自由度を広げることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ユニット住宅に関する。
下記特許文献1には、ユニット住宅において複数の建物ユニットに跨ってリビングダイニングが設けられた技術が開示されている。
特開2006−249697号公報
一般に、複数の建物ユニット間において、柱を撤去する場合、ユニット住宅の剛性を考慮すると、柱を撤去できる箇所は決まっており、設計の自由度が制限される。
本発明は上記問題を考慮し、複数の建物ユニット間において、広い空間部を設ける場合であっても柱による制限を受けることなく、設計の自由度を広げることが可能なユニット住宅を得ることが目的である。
第1の態様に係るユニット住宅は、建物ユニットの対向する一対の桁面のうち、一方の桁面同士が隣り合って配置された二つの建物ユニットと、前記二つの建物ユニットの妻面と隣り合って桁面が配置され、当該二つの建物ユニットの他方の桁面の延長線上に妻面がそれぞれ設けられている直交ユニットと、を含んで構成され、前記建物ユニットと前記直交ユニットとで跨る第1空間部が設けられている。
第1の態様に係るユニット住宅では、建物ユニットの対向する一対の桁面のうち、一方の桁面同士が隣り合って配置された二つの建物ユニットの妻面と隣り合って、直交ユニットの桁面が配置されている。この直交ユニットの妻面は、当該二つの建物ユニットの他方の桁面の延長線上にそれぞれ設けられている。
すなわち、本態様では、二つの建物ユニットの他方の桁面と直交ユニットの妻面の位置が水平方向にそれぞれ揃うこととなり、二つの建物ユニットの他方の桁面側かつ直交ユニット側の柱のそれぞれと直交ユニットの妻面側かつ二つの建物ユニット側の柱のそれぞれが隣り合った状態で配置されることとなる。
これにより、隣り合って配置された二つの柱に対して、ブラケット等を介して緊結することができ、当該二つの柱間の結合強度を向上させることができる。その結果、隣り合って配置された二つの建物ユニット及び直交ユニットを含んで構成されるユニット住宅の骨格の剛性を上げることができ、当該二つの建物ユニットの一方の桁面側において、直交ユニット側に配置された二つの柱をそれぞれ撤去することが可能となる。
この二つの柱が撤去された箇所(撤去部)を含んで、ユニット住宅の内側には、当該建物ユニットと直交ユニットとで跨る第1空間部を形成することが可能となる。つまり、当該第1空間部内には柱が存在しないため、柱による制限がなく自由に設計することができる。ここで、「第1空間部」には、リビング、キッチン、寝室等の居室部が適用される。
第2の態様に係るユニット住宅は、第1の態様に係るユニット住宅において、前記第1空間部には、平面視で矩形状を成すリビングが設けられている。
前述のように、第1の態様に係るユニット住宅において、二つの建物ユニットの他方の桁面と直交ユニットの妻面の位置がそれぞれ揃うことで、二つの建物ユニットの他方の桁面と直交ユニットの妻面の間で、入隅部や出隅部が形成されない。このため、第2の態様に係るユニット住宅では、二つの建物ユニットと直交ユニットとに跨る第1空間部として、平面視で矩形状を成す広い空間を形成することができる。
第3の態様に係るユニット住宅は、第2の態様に係るユニット住宅において、前記リビングの周囲には、前記第1空間部とは異なる他の第2空間部が隣接して設けられている。
なお、ここでの「他の第2空間部」には、キッチン、リビング、和室等の居室部以外に、階段、ホール、玄関等の非居室部が含まれる。一般に、生活動線を考慮すると、居室部の一つであるリビングは、他の居室部であるキッチン、リビング以外に、非居室部である玄関ホール、ホール等と繋がっている方が便利である。
前述のように、第2の態様では、二つの建物ユニットと直交ユニットとに跨る第1空間部が、平面視で矩形状を成すリビングに設定されているため、当該リビングと他の第2空間部を桁方向、妻方向に沿ってそれぞれ配置することができる。つまり、リビングの周囲に他の第2空間部を設けることができる。
このように、第3の態様に係るユニット住宅において、リビングの周囲に他の第2空間部が隣接して設けられることにより、リビングと他の第2空間部との繋がりが良くなる。また、リビングの周囲に他の第2空間部が設けられることにより、リビングの環境(室温等)が外部環境に影響され難くなる。
第4の態様に係るユニット住宅は、第2の態様又は第3の態様に係るユニット住宅において、前記リビングの3面には、居室部が隣接して設けられている。すなわち、第4の態様に係るユニット住宅では、リビングの周囲に設けられた他の第2空間部が居室部である。このように、リビングと隣接して居室部が設けられることで、繋がりの良い生活空間を得ることができる。なお、ここでの「居室部」とは、キッチン、リビング、和室等のことである。
第5の態様に係るユニット住宅は、第2の態様〜第4の態様の何れか1の態様に係るユニット住宅において、前記リビングの一つの角部には、プライベート空間部と繋がる第1非居室部が隣接して設けられている。
なお、ここでの「プライベート空間部」には、トイレ、洗面室等の非居室部以外に、寝室等の居室部が含まれる。また、「第1非居室部」には、階段、ホール等が含まれる。そして、第5の態様に係るユニット住宅では、リビングの一つの角部に、プライベート空間部と繋がる第1非居室部が隣接して設けられており、当該第1非居室部がリビングの一つの角部周りに集中することとなる。これにより、当該角部以外のリビング全体を、プライバシーを気にする必要がない広い空間として使用することができる。
第6の態様に係るユニット住宅は、第2の態様〜第5の態様の何れか1の態様に係るユニット住宅において、前記プライベート空間部と繋がる第1非居室部は、前記リビングを間において、外部と繋がる第2非居室部の反対側に設けられている。
なお、ここでの「第2非居室部」には、玄関ホール、玄関等が含まれる。第6の態様に係るユニット住宅では、プライベート空間部と繋がる第1非居室部は、前記リビングを間において、外部と繋がる第2非居室部の反対側に設けられている。換言すると、第1非居室部と第2非居室部の間には、リビングが設けられている。
つまり、第2非居室部としての玄関と第1非居室部としてのホールの間には、リビングが設けられているため、帰宅者や来客が、プライベート空間部にすぐに侵入することは困難であり、プライバシーを確保しやすい。
以上説明したように、本発明に係るユニット住宅は、複数の建物ユニット間において、広い空間部を設ける場合であっても柱による制限を受けることなく、設計の自由度を広げることができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係るユニット住宅を構成する建物ユニット等の配置を示す平面図である。 本実施の形態に係るユニット住宅を構成する建物ユニット等の骨格を示す斜視図である。 比較例としてのユニット住宅を構成する建物ユニット等の配置を示す平面図である。 本実施の形態に係るユニット住宅の図1に対応する間取り図である。 本実施の形態に係るユニット住宅を構成する建物ユニット等の配置の変形例(1)を示す図7の1階部分の間取り図である。 本実施の形態に係るユニット住宅を構成する建物ユニット等の配置の変形例(1)を示す図7の2階部分の間取り図である。 本実施の形態に係るユニット住宅を構成する建物ユニット等の配置の変形例(1)を示す平面図である。 本実施の形態に係るユニット住宅を構成する建物ユニット等の配置の変形例(2)を示す間取り図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係るユニット住宅について説明する。
(ユニット住宅の構成)
まず、本実施の形態に係るユニット住宅の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係るユニット住宅10の一部を構成する建物ユニット12、14、16、ハーフユニット18及び直交ユニット20の配置を示す平面図が示されている。この図に示されるように、建物ユニット12、14、16及びハーフユニット18は、隣り合って平行に配置されており、直交ユニット20は、建物ユニット14、16に対して隣り合って直交して配置されている。
本実施形態では、例えば、建物ユニット12、14、16は、同じ大きさのユニットとされており、ハーフユニット18は、妻方向(短手方向)の寸法が、建物ユニット12、14、16の妻方向の寸法の略1/2となるようにそれぞれ設定されている。また、直交ユニット20は、桁方向(長手方向)の寸法が、二つの建物ユニット14、16の妻方向の寸法と同じになるように設定されている。
このため、建物ユニット14、16に対して直交ユニット20を直交して配置すると、建物ユニット14の桁面(他方の桁面)X1の延長線上に直交ユニット20の妻面X2が配置されると共に、建物ユニット16の桁面(他方の桁面)X3の延長線上に直交ユニット20の妻面X4が配置されることとなる。
ここで、建物ユニット14の構成について説明する。
なお、建物ユニット12、14、16、直交ユニット20及びハーフユニット18は、建物ユニット14と基本構成が略同じであるため、これらを代表して建物ユニット14について説明する。また、以下の説明において、建物ユニット14を構成する各部材を示すアルファベットは、ユニットにおける位置を特定するものである。このため、他のユニットにおいてもこれと同様に、ユニットを構成する各部材の位置を特定するため、建物ユニット14と同じアルファベットが付されることとなる。
図2に示されるように、建物ユニット14は、略箱形を成しており、四隅にそれぞれ同じ長さを有する角筒状の柱14Aが立設されている。建物ユニット14の桁方向に沿って隣り合う柱14Aの下端部には、床大梁14B、14Cがそれぞれ結合されており、建物ユニット14の妻方向に沿って隣り合う柱14Aの下端部には、床大梁14D、14Eがそれぞれ結合されている。また、建物ユニット14において、互いに対向する一対の床大梁14B、14C間には、図示はしないが、複数の天井小梁が所定の間隔で架け渡されている。
一方、建物ユニット14の桁方向に沿って隣り合う柱14Aの上端部には、天井大梁14F、14Gがそれぞれ結合されており、妻方向に沿って隣り合う柱14Aの上端部には、天井大梁14H、14Jがそれぞれ結合されている。また、建物ユニット14において、互いに対向する一対の天井大梁14F、14G間には、図示はしないが、複数の天井小梁が所定の間隔で架け渡されている。
前述のように、建物ユニット12、14、16は、隣り合って平行に配置されているため、建物ユニット12の桁方向の床大梁(図示省略)が、建物ユニット14の桁方向の床大梁14Bと対向して配置されると共に、建物ユニット12の桁方向の天井大梁(図示省略)が、建物ユニット14の桁方向の天井大梁14Fと対向して配置されている。
また、建物ユニット14の桁方向の床大梁14Cが、建物ユニット16の桁方向の床大梁16Bと対向して配置されると共に、建物ユニット14の桁方向の天井大梁14Gが、建物ユニット16の桁方向の天井大梁16Fと対向して配置されている。
さらに、建物ユニット16の隣には、ハーフユニット18が平行に配置されている。このため、建物ユニット16の桁方向の床大梁16Cは、ハーフユニット18の桁方向の床大梁(図示省略)と対向して配置されると共に、建物ユニット16の桁方向の天井大梁16Gは、ハーフユニット18の桁方向の天井大梁(図示省略)と対向して配置されている。
また、建物ユニット14、16には、直交ユニット20が直交した状態で隣り合って配置されている。このため、建物ユニット14の妻方向の床大梁14D及び建物ユニット16の妻方向の床大梁16Dは、直交ユニット20の桁方向の床大梁20Cと対向して配置されている。また、建物ユニット14の妻方向の天井大梁14H及び建物ユニット16の妻方向の天井大梁16Hは、直交ユニット20の桁方向の天井大梁20Gと対向して配置されている。
前述のように、図1に示す建物ユニット14、16及び直交ユニット20において、建物ユニット14の桁面X1の延長線上に直交ユニット20の妻面X2が配置されると共に、建物ユニット16の桁面X3の延長線上に直交ユニット20の妻面X4が配置される。すなわち、建物ユニット14の桁面X1と直交ユニット20の妻面X2の位置が水平方向に揃い、建物ユニット16の桁面X3と直交ユニット20の妻面X4の位置が水平方向に揃うこととなる。
そして、建物ユニット14の桁面X1側かつ直交ユニット20側の柱14Aと、直交ユニット20の妻面X2側かつ建物ユニット14側の柱20Aが隣り合った状態で配置され(A部)、建物ユニット16の桁面X3側かつ直交ユニット20側の柱16Aと直交ユニット20の妻面X4側かつ建物ユニット16側の柱20Aが隣り合った状態で配置されている(B部)。
さらに、建物ユニット14の桁面(一方の桁面)X5側かつ直交ユニット20側の柱14Aと、建物ユニット16の桁面(一方の桁面)X6側かつ直交ユニット20側の柱16Aが隣り合った状態で配置される(C部;後述する)。
(ユニット住宅の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係るユニット住宅の作用及び効果について説明する。
まず、比較例として、図3に示されるユニット住宅200について説明する。
図3に示されるように、ユニット住宅200は、隣り合って平行に配置された建物ユニット204、206、208と、建物ユニット204、206に対して隣り合って直交して配置された直交ユニット210と、を含んで構成されている。
そして、建物ユニット204、206、208は、同じ大きさのユニットとされており、直交ユニット210は、桁方向の寸法が建物ユニット204の妻方向の寸法の約1.5倍となっている。このため、直交ユニット210の妻面X20の位置と建物ユニット206の桁面X21の位置は水平方向にずれている(揃っていない)。
ここで、図3に示すユニット住宅200において、直交ユニット210と建物ユニット206、208の間で連続する広い空間部214を設けようとする場合、建物ユニット206と建物ユニット208とで互いに対向して配置されかつ直交ユニット210側の柱206A、208Aが撤去される(撤去部D)。しかしながら、当該撤去部Dの近傍には、直交ユニット210の柱110Aが配置されているため、空間部214は、直交ユニット210の柱110Aの影響を受け、間取りが制限されてしまう。
これに対して、図1に示されるように、本実施形態に係るユニット住宅10は、前述のように、隣り合って平行に配置された建物ユニット12、14、16に対して、隣り合って直交した状態で直交ユニット20が配置されている。
この直交ユニット20において、本実施形態では、建物ユニット14の桁面X1の延長線上に直交ユニット20の妻面X2が配置されると共に、建物ユニット16の桁面X3の延長線上に直交ユニット20の妻面X4が配置されるように設定されており、建物ユニット14の桁面X1と直交ユニット20の妻面X2の位置が水平方向に揃い、建物ユニット16の桁面X3と直交ユニット20の妻面X4の位置が水平方向に揃っている。
このため、前述のように、建物ユニット14の桁面X1側かつ直交ユニット20側の柱14Aと、直交ユニット20の妻面X2側かつ建物ユニット14側の柱20Aが隣り合った状態で配置され(A部)、建物ユニット16の桁面X3側かつ直交ユニット20側の柱16Aと直交ユニット20の妻面X4側かつ建物ユニット16側の柱20Aが隣り合った状態で配置されている(B部)。
以上のように、隣り合って配置された二つの柱14A、20A(A部)に対して、図示はしないが、ブラケット等を介して緊結することができ、当該二つの柱14A、20A間の結合強度を向上させることができる。また、隣り合って配置された二つの柱16A、20A(B部)に対しても柱14A、20Aと同様に、ブラケット等を介して緊結することができ、当該二つの柱16A、20A間の結合強度を向上させることができる。
これにより、隣り合って配置された二つの建物ユニット14、16及び直交ユニット20を含んで構成されるユニット住宅10の骨格の剛性を上げることができる。このため、建物ユニット14の桁面(一方の桁面)X5側かつ直交ユニット20側の柱14Aと、建物ユニット16の桁面(一方の桁面)X6側かつ直交ユニット20側の柱16Aとは、隣り合った状態で配置可能とされるが(C部)、A部及びB部における柱間の結合強度の向上により、当該二つの建物ユニット14、16の桁面X5、X6側において、直交ユニット20側に配置された二つの柱14A、16Aをそれぞれ撤去することが可能となる(撤去部C)。
そして、この二つの柱14A、16Aが撤去された撤去部Cを含んで、ユニット住宅10の内側には、当該二つの建物ユニット14、16と直交ユニット20とで跨る広い矩形状の大空間部(第1空間部)22を形成することが可能となる。
以下、具体例を挙げて説明する。図4に示されるように、ユニット住宅10は、互いに隣り合って配置された建物ユニット12、14、16と、建物ユニット14、16に対して直交した状態で隣り合って配置された直交ユニット20と、を含んで構成されている。
建物ユニット12には、和室(居室部)24、階段(第1非居室部)26、トイレ(非居室部)28、浴室(非居室部)30、洗面室(非居室部)32の一部及びホール(第1非居室部)34の一部が設けられている。そして、当該洗面室32の他部及びホール34の他部は、建物ユニット12と隣り合って配置された建物ユニット14の一部に設けられており、洗面室32及びホール34は、建物ユニット12、14の妻方向に跨って設けられている。
また、建物ユニット14の他部(洗面室32及びホール34を除く領域)、建物ユニット16及びハーフユニット18は、一つの大空間部22として互いに繋がっており、当該大空間部22内には、キッチン(居室部)46、ダイニング(居室部)44、及びリビング48(第1空間部;点線で示す領域)が設けられている。
一方、直交ユニット20は、区画壁50によって妻方向に二分されており、直交ユニット20の妻方向の一部21Aには、外壁52を含んで屋外(外部)54側にはアルコーブ36が設けられている。また、屋内56側には、玄関(第2非居室部)38及び玄関ホール(第2非居室部)40が、直交ユニット20の桁方向に沿って配置されている。なお、玄関ホール40の奥側には、間仕切り壁58を間に置いて収納室(非居室部)42が設けられている。すなわち、直交ユニット20の一部21Aには、アルコーブ36、玄関38、玄関ホール40及び収納室42が、直交ユニット20の桁方向に沿って配置されている。
また、直交ユニット20の妻方向の他部21Bは、リビング48の一部となっている。つまり、リビング48は、建物ユニット14、16及び直交ユニット20の他部21Bに跨って設けられている。
前述のように、本実施形態では、図1に示されるように、建物ユニット14の桁面X1と直交ユニット20の妻面X2の位置が水平方向に揃い、建物ユニット16の桁面X3と直交ユニット20の妻面X4の位置が水平方向に揃っている。
このため、建物ユニット14の桁面X1と直交ユニット20の妻面X2、建物ユニット16の桁面X3と直交ユニット20の妻面X4の間で、入隅部や出隅部は形成されない。これにより、本実施形態では、図4に示されるように、二つの建物ユニット14、16と直交ユニット20とに跨る大空間部22として、平面視で矩形状を成すリビング48(点線で示す領域)を形成することができる。
つまり、本実施形態では、複数の建物ユニット14、16及び直交ユニット20に跨って広い大空間部22を設ける場合であっても柱による制限を受けることなく、設計の自由度を広げることができる。
また、本実施形態では、リビング48の周囲には、「他の第2空間部」として、玄関38、玄関ホール40、収納室42、和室24、階段26、ホール34、キッチン46、ダイニング44等が隣接して設けられている。なお、「他の第2空間部」には、キッチン46、リビング48、和室24等の居室部以外に、階段26、ホール34、玄関38等の非居室部が含まれる。
一般に、生活動線を考慮すると、居室部の一つであるリビング48は、他の居室部であるキッチン46、リビング48以外に、非居室部である玄関ホール40、ホール34等を含み、他の空間部と繋がっている方が便利である。
本実施形態では、図4に示されるように、リビング48と他の空間部(ホール34、キッチン46、ダイニング44、玄関ホール40等)が桁方向に沿って配置され、また、当該リビング48と他の空間部(和室24、階段26等)が妻方向に沿って配置されている。したがって、リビング48と他の空間部との繋がりが良く、良好な生活動線を得ることができる。
また、リビング48の周囲に他の空間部が設けられることにより、リビング48の環境(室温等)が外部環境に影響され難くなる。さらに、リビング48と繋がる他の空間部が、居室部である、キッチン46、リビング48、和室24の場合は、さらに繋がりの良い生活空間を得ることができる。
また、本実施形態では、リビング48の一つの角部Pには、図示はしないが、寝室等のプライベート空間部と繋がる第1非居室部としての階段26やホール34が隣接して設けられている。すなわち、プライベート空間部に繋がる階段26やホール34がリビング48の一つの角部P周りに集中することとなる。これにより、当該角部P以外のリビング48全体を、プライバシーを気にする必要がない広い空間として使用することができる。なお、「プライベート空間部」には、トイレ28、浴室30等の非居室部も含まれる。
さらに、本実施形態では、プライベート空間部と繋がる階段26やホール34は、リビング48を間において、屋外54と繋がる第2非居室部としての玄関38の反対側に設けられている。換言すると、階段26やホール34と玄関38の間には、リビング48が設けられている。このため、帰宅者や来客が、プライベート空間部にすぐに侵入することは困難であり、プライバシーを確保しやすい。
(本実施形態の変形例)
(1)本発明では、隣り合って配置された二つの建物ユニットのうち、一方の建物ユニットの桁面と直交ユニットの一方の妻面の位置が水平方向に揃い、他方の建物ユニットの桁面と直交ユニットの他方の妻面の位置が水平方向に揃い、建物ユニットと直交ユニットとで跨る空間部を形成することができればよい。このため、本発明、上記実施形態に限るものではない。
例えば、上記で説明した実施形態以外にも、図5、図6に示すユニット住宅70が挙げられる。図5には、ユニット住宅10の1階部分72の間取りが示されており、図6には、ユニット住宅10の2階部分74の間取りが示されている。なお、説明の便宜上、1階部分72と2階部分74とで、建物ユニット及び直交ユニットは同じ符号を用いて説明する。
図5、図6に示されるように、ユニット住宅70は、1階部分72及び2階部分74が建物ユニット12、14、16及び直交ユニット20を含んで構成されている。ここで、図7には、ユニット住宅70の一部を構成する建物ユニット12、14、16及び直交ユニット20の配置を示す平面図が示されている。
図7に示されるように、本実施形態では、建物ユニット14と建物ユニット16の間は、隙間を設けた状態(いわゆる離し置きされた状態で)配置されており、建物ユニット14と建物ユニット16の間には、離し置き部76が設けられている。
これにより、建物ユニット14と建物ユニット16の間が離し置きされない場合と比較して、建物ユニット14及び建物ユニット16を含んで構成される空間部が広くなるが、離し置き部76は必ずしも必要ではない。
図5に示されるように、1階部分72において、直交ユニット20には、玄関(非居室部)78、玄関ホール(非居室部)80、収納部(非居室部)82及びトイレ(非居室部)84が設けられており、建物ユニット12には、ホール(非居室部)86、階段(非居室部)88、キッチン(居室部)90の一部、浴室(非居室部)92及び脱衣場(非居室部)94が設けられている。また、建物ユニット14には、洗面室96、キッチン90の他部及びダイニング(居室部)98が設けられている。そして、建物ユニット16には、ダイニング98と連続してリビング100が設けられている。
ここで、図7に示されるように、本実施形態では、二つの建物ユニット12、14において、互いに対向する桁面X7、X8側かつ直交ユニット20側に配置された二つの柱12A、14Aをそれぞれ撤去している(撤去部G)。これにより、図5に示されるように、収納部82の開口82Aを確保することができる。
このように、二つの建物ユニット12、14と直交ユニット20の空間部を繋げることで、直交ユニット20のスペースを利用して、玄関ホール80、収納部82を設けることができる。そして、当該直交ユニット20に玄関ホール80を設けることで、ダイニング98のスペースを広くすることができる。また、直交ユニット20に収納部82を設けることで、ホール86のスペースを広くすることができる。
また、図6に示されるように、2階部分74において、直交ユニット20には、子供部屋102が設けられており、建物ユニット12には、階段104、ホール106及びトイレ108が設けられている。そして、ここでは、建物ユニット12の一部を含んで、建物ユニット14、16の一部と妻方向に繋がる寝室110と、建物ユニット14、16の他部と妻方向に繋がる子供部屋112と、が設けられている。
前述したように、図7に示される本実施形態では、二つの建物ユニット12、14の桁面X7、X8側かつ直交ユニット20側に配置された二つの柱12A、14Aをそれぞれ撤去している(撤去部G)。そして、これにより、図6に示される子供部屋112と子供部屋102を連通させる開口114を確保することができる。
つまり、ここでは、子供部屋102と子供部屋112を大空間部(第1空間部)115として繋げることができる。つまり、大空間部115は矩形状に限るものではなく、居室の目的に合わせて建物ユニット12、14、16及び直交ユニット20間で自由に区画することが可能となり、設計の自由度が上がる。
(2)さらに、本実施形態では、図8に示されるように、ユニット住宅120は、隣り合って配置された二つの建物ユニット12、14と、当該建物ユニット12、14の妻面X9側に隣り合って配置された直交ユニット122と、を含んで構成されている。
これにより、二つの建物ユニット12、14の桁面X10、X11側かつ直交ユニット側の柱12A、14Aのそれぞれと直交ユニット122の妻面X12、X13側かつ二つの建物ユニット12、14側の柱122Aのそれぞれが隣り合った状態で配置される。このため、当該二つの柱12Aと柱122A、柱14Aと柱122Aをそれぞれ緊結することで、結合強度を向上させ、ユニット住宅120の骨格の剛性を上げることができる。
これにより、二つの建物ユニット12、14の妻面X9側に隣り合って配置された二つの柱12A、14Aをそれぞれ撤去することが可能となる(撤去部H)。したがって、当該ユニット住宅120では、当該柱12A、14Aによる制限がなくなり、リビングダイニング123は、平面視で矩形状を成すと共に二つの建物ユニット12、14の二つの妻面X9に跨る大開口124を設けることが可能となる。
以上、本発明を実施するための一形態として一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 ユニット住宅
12 建物ユニット
14 建物ユニット
16 建物ユニット
18 ハーフユニット
20 直交ユニット
22 大空間部(第1空間部)
24 和室(他の第2空間部、居室部)
26 階段(他の第2空間部、第1非居室部)
28 トイレ(プライベート空間部、非居室部)
30 浴室(プライベート空間部、非居室部)
32 洗面室(プライベート空間部、非居室部)
34 ホール(他の第2空間部、第1非居室部)
38 玄関(他の第2空間部、第2非居室部)
40 玄関ホール(他の第2空間部、第2非居室部)
42 収納室(他の第2空間部、非居室部)
44 ダイニング(他の第2空間部、居室部)
46 キッチン(他の第2空間部、居室部)
48 リビング(第1空間部)
54 屋外(外部)
70 ユニット住宅
115 大空間部(第1空間部)
120 ユニット住宅
122 直交ユニット
P 角部
X1 桁面(他方の桁面)
X2 妻面
X3 桁面(他方の桁面)
X4 妻面
X5 桁面(一方の桁面)
X6 桁面(一方の桁面)
X7 桁面(一方の桁面)
X8 桁面(一方の桁面)
X10 桁面(他方の桁面)
X11 桁面(他方の桁面)
X12 妻面
X13 妻面

Claims (6)

  1. 建物ユニットの対向する一対の桁面のうち、一方の桁面同士が隣り合って配置された二つの建物ユニットと、
    前記二つの建物ユニットの妻面と隣り合って桁面が配置され、当該二つの建物ユニットの他方の桁面の延長線上に妻面がそれぞれ設けられている直交ユニットと、
    を含んで構成され、
    前記建物ユニットと前記直交ユニットとで跨る第1空間部が設けられているユニット住宅。
  2. 前記第1空間部には、平面視で矩形状を成すリビングが設けられている請求項1に記載のユニット住宅。
  3. 前記リビングの周囲には、前記第1空間部とは異なる他の第2空間部が隣接して設けられている請求項2に記載のユニット住宅。
  4. 前記リビングの3面には、居室部が隣接して設けられている請求項2又は請求項3に記載のユニット住宅。
  5. 前記リビングの一つの角部には、プライベート空間部と繋がる第1非居室部が隣接して設けられている請求項2〜請求項4の何れか1項に記載のユニット住宅。
  6. プライベート空間部と繋がる第1非居室部は、前記リビングを間において、外部と繋がる第2非居室部の反対側に設けられている請求項2〜請求項5の何れか1項に記載のユニット住宅。


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