JP2019177629A - 印刷装置、印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 利便性の高い印刷ジョブの自動キャンセルを実施可能な技術を提供すること。【解決手段】 印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断した場合、印刷済みの用紙が検出されなくなったことに応答してタイマの計時を開始し、該計時の開始から規定時間が経過した場合に、印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする。【選択図】 図3
Description
本発明は、用紙に画像を印刷する印刷装置に関し、特に印刷の途中で用紙が無くなった場合の制御方法に関するものである。
近年、デジタル画像の印刷を行うために様々な印刷装置が販売されている。一例をあげると、インクジェット方式を使用した印刷装置があり、普通紙への印刷の他に葉書への印刷を行うことが可能なものが広く使用されている。また、印刷装置にはカードへの印刷を行うカードプリンタがあり、名刺やプラスチックカード、葉書への印刷に特化したタイプの印刷装置が販売されている。例えば、名刺を主な印刷対象とするカードプリンタでは、用紙が定型であり、給紙トレイに用紙をセットして印刷する構成となっている。また、名刺の場合は、同じ印刷内容の印刷物を複数枚出力する形の印刷(部数印刷)を行う場合が多い。
ここで、このようなカードプリンタの場合も、オフィスで使用されている他の印刷装置と同様に、印刷途中で用紙が無くなった場合には印刷が中断し、用紙を追加しないと印刷が終了しない構成となっている。そのようなプリンタは用紙無しを検出すると、用紙無しエラーとしてLCDやブザーなどでユーザに対して報知を行う。
オフィスなどで不特定多数の人がプリンタを使用する場合、印刷しないままプリンタ内に印刷データが保持されると情報漏えいに繋がる可能性がある。また、次に使う人が用紙を補給しても、前の人の印刷データが先に印刷されてしまい、次の人の印刷が遅くなるという問題もある。そこで、印刷しないまま一定時間が経過すると印刷ジョブをキャンセルする技術が知られている。
また、エラーが長時間継続するとユーザに不快感を与えるという問題もある。前の人の印刷ジョブで発生したエラーが、次の人の使用したい機能に影響がない場合、次の人にとっては不快な通知となる。例えば、多機能なプリンタで印刷動作の他にスキャン動作が可能なプリンタの場合では、用紙無しエラーが発生した時、スキャンだけ行いたい人は用紙を補給する必要はないが、不快なエラー通知を消すために用紙を補給する場合もある。
不便や不快感を解消するために、一定時間が経過した時に全てのエラーを自動キャンセルすると問題があるかもしれないので、特許文献1では、エラーの発生要因によって、エラーを自動キャンセルする技術が提案されている。具体的には、印刷内容がユーザが行う印刷処理(第1の処理)であればエラーを継続して印刷保留を継続し、ユーザが行わずプリンタ側で現在のステータスを自動印刷する印刷処理や、自動的に配信される広告の印刷などの第2の処理であれば、一定時間経過後にエラーおよび印刷処理を停止するという技術が提案されている。
特許文献1などの従来の技術では、エラー発生を起点に経過時間を計測し、一定時間が経過すると自動でキャンセルする処理を行う。しかし、用紙無しを発生させたユーザが印刷物を取りに行った時点で一定時間が経過しており、印刷ジョブがキャンセルされてしまうと、残りの印刷を行いたい場合に、データを送り直す必要があり、ユーザの手を煩わせてしまう。用紙無しになった時点でユーザがエラー通知に気づいておらず、印刷物の受け取りが遅くなった場合にこのような事態になり得る。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、利便性の高い印刷ジョブの自動キャンセルを実施可能な技術を提供する。
本発明の一様態は、印刷済みの用紙を検出する検出手段と、印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断した場合、前記検出手段により印刷済みの用紙が検出されなくなったことに応答して計時を開始する計時手段と、前記計時の開始から規定時間が経過した場合に、前記印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、利便性の高い印刷ジョブの自動キャンセルを実施可能な技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係る印刷装置の外観例について、図1を用いて説明する。本実施形態に係る印刷装置10は、印刷ジョブに基づいて複数枚の印刷が可能な印刷装置で、例えば、名刺や葉書等のカード型のシートに対して印刷を行うインクジェット方式のカードプリンタである。印刷装置10は図1に示す如く、USBケーブル11を介してPC(パーソナルコンピュータ)12と接続されており、該USBケーブル11を介してPC12との間のデータ通信を行う。なお、印刷装置10とPC12との間の接続形態は特定の接続形態に限らず、例えば、印刷装置10とPC12との間を有線/無線のLANを介して接続しても良い。
先ず、本実施形態に係る印刷装置の外観例について、図1を用いて説明する。本実施形態に係る印刷装置10は、印刷ジョブに基づいて複数枚の印刷が可能な印刷装置で、例えば、名刺や葉書等のカード型のシートに対して印刷を行うインクジェット方式のカードプリンタである。印刷装置10は図1に示す如く、USBケーブル11を介してPC(パーソナルコンピュータ)12と接続されており、該USBケーブル11を介してPC12との間のデータ通信を行う。なお、印刷装置10とPC12との間の接続形態は特定の接続形態に限らず、例えば、印刷装置10とPC12との間を有線/無線のLANを介して接続しても良い。
オペレーションパネル14は、ユーザが各種の操作指示(印刷一時停止等)を入力するために操作する操作部、ユーザに提示(報知)するための各種の情報を表示する表示部、を有する。オペレーションパネル14が有する操作部には、例えば、印刷装置10の電源のオン/オフを指示するための電源ボタン、実行中の印刷の一時停止を指示するためのボタン、が含まれている。
用紙積載トレイ16は、印刷を行う対象となるシート(名刺、葉書、カード、ラベル等のカード型のシート)を積載するためのものであり、該用紙積載トレイ16に積載されているシート(積載紙)は後述する印刷機構により1枚ずつ印刷装置10に搬送される。印刷装置10は、用紙積載トレイ16から順次搬送されてくる各シートに対して画像や文字の印刷を行い、該印刷を行ったシート(印刷済みのシート)を排出紙として排紙トレイ18に対して出力する。
用紙積載トレイ16には用紙積載センサ15が設けられており、該用紙積載センサ15は、用紙積載トレイ16におけるシートの有無を検知し、該検知の結果を印刷装置10に通知する。
また、排紙トレイ18には排紙積載センサ17が設けられており、該排紙積載センサ17は、排紙トレイ18における排出紙の有無を検知し、該検知の結果を印刷装置10に通知する。つまり排紙積載センサ17は、ユーザが排紙トレイ18から排紙を取り出したか否かを検知して印刷装置10に通知することができる。
次に、印刷装置10における印刷機構例について図2を用いて説明する。用紙積載トレイ16に積載されたシートは、積載トレイ昇降モータ(M)29によりシート上面検出センサ22が検出する地点まで上昇する。該上昇の後、用紙積載トレイ16に積載されているシートは、ピックアップローラ24により上面側のシートから分離給紙され、搬送モータ(M)32により駆動される搬送ローラ30および搬送ベルト31により1枚ずつ搬送される。搬送ローラ30に対してエンコーダ36が設けられており、該エンコーダ36は、シートの進み量を測定する。シートが印刷開始センサ34を通過した時点を基準にエンコーダ36で既定の移動量を検出したのちにプリントヘッドユニット20がシートに対してインクを吐出することで、該シートに対して印刷を行う。プリントヘッドユニット20は、ブラック/シアン/マゼンタ/イエローの各ヘッドを組み合わせたものである。プリントヘッドユニット20のノズルは予備ノズルを含めて5184個が横に配列されており、1200dpiで4inch幅までの印刷を行うことが可能である。印刷の際にプリントヘッドユニット20はシートに対向する位置まで下降し、搬送ベルト31によってシート側が移動することで該シートに対して印刷を行う。印刷が終了したシートは、排紙ローラ38を通過し、排紙センサ40により排出が確認された上で、排紙トレイ18に排出紙として積載される。
インクはインクカートリッジ21として搬送機構の下部にセットされる。インクカートリッジ21は各色独立しており、ブラックカートリッジ21a、シアンカートリッジ21b、マゼンタカートリッジ21c、イエローカートリッジ21dが並んで搭載されている。そしてこのインクカートリッジ21は、プリントヘッドユニット20に対してチューブで接続されており、該プリントヘッドユニット20に対してインクを供給する役割を持つ。インクカートリッジ21は、各色のインク無しを検出するための反射型光学式のセンサを使用したインク残量センサ23a〜23dを有している。インク残量センサ23aは、ブラックカートリッジ21aに収容されているインクの有無を検出するためのセンサである。インク残量センサ23bは、シアンカートリッジ21bに収容されているインクの有無を検出するためのセンサである。インク残量センサ23cは、マゼンタカートリッジ21cに収容されているインクの有無を検出するためのセンサである。インク残量センサ23dは、イエローカートリッジ21dに収容されているインクの有無を検出するためのセンサである。また、インクカートリッジ21は使用ドット数を記憶するための不図示のEEP-ROMを備えており、記憶したドット数によりインク残量を把握することも可能な構成となっている。
次に、印刷装置10の制御系を含めたハードウェア構成例について、図3のブロック図を用いて説明する。図3において図2に示した機能部と同じ機能部には同じ参照番号を付しており、該機能部に係る説明は省略する。
CPU50は、ワークメモリ54に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、印刷装置10全体の動作制御を行うと共に、印刷装置10が行うものとして後述する各処理を実行若しくは制御する。
ワークメモリ54は、プログラムメモリ56からロードされたコンピュータプログラムやデータを格納するためのエリア、USB I/F60やLAN I/F61を介して外部から受信したデータ(例えば、印刷ジョブのデータ)を格納するためのエリア、CPU50が各種の処理を実行する際に用いるワークエリア、等の各種のエリアを適宜提供することができるメモリである。
プログラムメモリ56は不揮発性のメモリであり、印刷装置10の電源がオフになっても情報を記憶可能なメモリである。プログラムメモリ56には、印刷装置10が行うものとして後述する各処理をCPU50に実行若しくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。プログラムメモリ56に格納されているデータには、以下の説明において既知の情報として説明するもの(例えば、閾値)や、印刷装置10の設定データなどが含まれている。プログラムメモリ56に格納されているコンピュータプログラムやデータは、CPU50による制御に従って適宜ワークメモリ54にロードされ、CPU50による処理対象となる。
USB I/F60は、上記のUSBケーブル11を接続するためのインターフェースであり、印刷装置10はこのUSB I/F60を介して、USBケーブル11に接続されているPC12との間のデータ通信を行う。例えば印刷装置10は、USB I/F60を介してPC12から印刷ジョブ(印刷指示や印刷データ)、メンテナンス指示などを受信したり、PC12に対して印刷装置10の状態を送信したりする。
LAN I/F61は、印刷装置10をLANに接続するためのインターフェースとして機能するものである。
オペレーションパネル14は、上記の表示部としてタッチパネルを備えたLCD62を有すると共に、印刷装置10においてエラーが発生したときにその旨をブザー音にて通知するためのブザー63を有する。
また、CPU50にはASIC52が接続されている。ASIC52は、PC12から受信した印刷ジョブに含まれている印刷データをCPU50を介して取得する。そしてASIC52は、該取得した印刷データを画像メモリ58に展開して、プリントヘッドユニット20がインクの吐出制御を行うためのデータに変換し、該変換したデータをプリントヘッドユニット20に対して送出する。またASIC52は、プリントヘッド駆動信号をプリントヘッドユニット20に伝達し、搬送モータ32の駆動によるベルト駆動と同期して出力されるエンコーダ36の信号に同期して、プリントヘッドユニット20にインクの吐出を行わせる。さらにASIC52は、CPU50からのレジスタアクセスにより積載トレイ昇降モータ29などの駆動系制御を行う。またASIC52は、シート上面検出センサ22、用紙積載センサ15、排紙センサ40、排紙積載センサ17、インク残量センサ23a〜23dなどのセンサからの信号の取り込みを行う。また、ASIC52は、A/Dコンバータを備え、インク残量センサ23a〜23dから出力された信号をA/D変換し、該A/D変換した信号からインクの残量を検出する。なお、ASIC52は、ドライバAを用いて搬送モータ32の駆動制御を行い、ドライバBを用いて積載トレイ昇降モータ29の駆動制御を行い、ドライバCを用いて回復モータ64の駆動制御を行う。回復モータ64は、プリントヘッドユニット20へのインク補給動作を行うものである。
ここで、PC12から名刺のように複数枚に部数印刷するための印刷ジョブが印刷装置10に送信されたとする。このとき、用紙積載トレイ16に積載されているシートの枚数が、印刷ジョブにて指定された印刷枚数よりも少ない場合には、印刷装置10は、印刷の途中でシート切れ(用紙無しエラー)を検出することになる。印刷装置10は、用紙積載センサ15からシート無しを示す信号を受けると、現在行っている印刷動作を中断し、LCD62にシート切れが発生した旨を表示すると共にブザー63から音を出力する。
ここで、一般的に名刺は急な来客などの時でも名刺交換出来るようにある程度の予備枚数を見込んで印刷を行っている場合が多い。そのため、例えば100枚の印刷指示に対して99枚の印刷が完了していれば、残りの1枚のシートをわざわざ探してきて印刷を継続するよりも、印刷をキャンセル(ジョブキャンセル)してしまう方がよいという場合もある。このような場合に備え、本実施形態に係る印刷装置10は、ユーザが印刷のキャンセルを望んでいるとおぼしき条件が満たされたと判断した場合には、印刷をキャンセルする。
印刷装置10が、PC12から送信された印刷ジョブに基づいて複数枚の印刷を実行中にシート切れを検出した場合に行う処理について、図5のフローチャートに従って説明する。より具体的には、ASIC52は用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがない」旨を示す信号を受けると、用紙積載センサ15がシート切れを検知したことをCPU50に通知する。CPU50が、ASIC52からシート切れが検出された旨の通知を受けると、図5のフローチャートに従った処理が開始される。
なお、印刷装置10は、シート切れを検出すると、現在印刷中のシートは排紙してから用紙積載トレイ16から印刷装置10への給紙動作、シートに対する印刷動作、印刷済みのシートの排紙動作、の一連の印刷物生成動作を停止させるものとする。
ステップS102では、CPU50は、LCD62に用紙無しエラー(シート切れ)が生じたことを示す情報(文字列や画像)を表示すると共に、ブザー63から音を出力する。
ステップS104では、ASIC52は用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けたか否かを判断する。つまりASIC52は、ユーザが用紙積載トレイ16にシートを積載したか否かを判断する。
この判断の結果、ASIC52が用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けた場合、つまり、ユーザが用紙積載トレイ16にシートを積載した場合には、処理はステップS106に進む。
一方、ASIC52が用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けていない場合、つまり、ユーザが用紙積載トレイ16にシートを積載していない場合には、処理はステップS110に進む。
ステップS106では、CPU50は、LCD62に表示中の「用紙無しエラーが生じたことを示す情報(文字列や画像)」を消去すると共に、ブザー63からの音の出力を停止する。
ステップS108では、CPU50は、停止中の印刷物生成動作を再開する。
一方、ステップS110では、CPU50は、PC12から送信された印刷ジョブが、複数枚の印刷を行うジョブ(コピージョブ)であるのか否かを判断する。この判断の結果、PC12から送信された印刷ジョブがコピージョブであれば、処理はステップS112に進む。一方、PC12から送信された印刷ジョブがコピージョブではない場合、つまり、同じ印刷内容を複数枚のシートに印刷するのではなく、シートごとに異なる印刷内容を印刷するのであれば、最終シートまで必要な印刷ジョブであり、ユーザはジョブキャンセルせずシートを補給する可能性が高いので、処理はステップS104に戻る。
ステップS112では、ASIC52は排紙積載センサ17からの信号が「排紙トレイ18にシート(排出紙)がある」旨を示す信号であるのか「排紙トレイ18にシート(排出紙)がない」旨を示す信号であるのかを判断する。つまりASIC52は、ユーザが排紙トレイ18から排出紙を取り出したのか否かを判断する。
この判断の結果、排紙積載センサ17からの信号が「排紙トレイ18にシート(排出紙)がある」旨を示す信号である場合、つまり、ユーザが排紙トレイ18から排出紙を取り出してない場合には、ユーザが用紙無しエラーに気づいていない可能性があると判断し、処理はステップS104に戻る。
一方、排紙積載センサ17からの信号が「排紙トレイ18にシート(排出紙)がない」旨を示す信号である場合、つまり、ユーザが排紙トレイ18から排出紙を取り出した場合には、排出紙の枚数を数えることでユーザが用紙無しエラーに気づく可能性があると判断し、処理はステップS114に進む。
ステップS114では、CPU50は、印刷ジョブにて指定された指定印刷枚数から印刷済みの印刷枚数を引いた残りの枚数、つまり未印刷の枚数を求め、該求めた未印刷の枚数が規定枚数(例えば5枚)以下であるのか否かを判断する。この判断の結果、未印刷の枚数が規定枚数以下である場合、ジョブキャンセルする可能性が高いと判断し、処理はステップS116に進む。一方、未印刷の枚数が規定枚数よりも多い場合には、ユーザが要求した枚数に全然達しておらずジョブキャンセルする可能性は低いと判断し、処理はステップS140に進む。
ステップS140では、CPU50は、用紙無しエラー(シート切れ)が生じたことを示す情報(文字列や画像)と、ジョブキャンセルを行うか否かをユーザに選択させるためのボタンと、を含むGUI(グラフィカルユーザインターフェース)をLCD62に表示する。本ステップにおいてLCD62に表示するGUIの表示例を図7に示す。図7に示すGUIでは、用紙無しエラー(シート切れ)が生じたことを示す情報として「用紙がありません」という文字列、ユーザに印刷用紙の補給を促すメッセージとして「用紙をセットしてください」という文字列、が表示されていると共に、必要に応じてジョブキャンセルができるようにジョブキャンセルを指定するためのボタン700が表示されている。
ステップS142では、CPU50は、ユーザがジョブキャンセルを指定したか否かを判断する。この判断の結果、ユーザがジョブキャンセルを指定した場合には、処理はステップS148に進み、PC12から受信した印刷ジョブに基づく印刷物生成動作を終了するための処理を行い、例えば、PC12から受信してワークメモリ54に保持している印刷ジョブのデータを消去する。そして印刷装置10は待機状態に戻る。ユーザがジョブキャンセルを指定していない場合には、処理はステップS144に進む。
ステップS144では、ASIC52は、用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けたか否かを判断する。つまりASIC52は、ユーザが用紙積載トレイ16にシートを積載したか否かを判断する。
この判断の結果、ASIC52が用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けた場合、つまり、ユーザが用紙積載トレイ16にシートを積載した場合には、処理はステップS145に進む。
一方、ASIC52が用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けていない場合、つまり、ユーザが用紙積載トレイ16にシートを積載していない場合には、処理はステップS142に戻る。
ステップS145では、CPU50は、LCD62に表示中の「用紙無しエラーが生じたことを示す情報(文字列や画像)」を消去すると共に、ブザー63からの音の出力を停止する。
ステップS146では、CPU50は、停止中の印刷物生成動作を再開する。
ステップS116では、CPU50は、自身が有するタイマ59により計時を開始する。なおタイマ59はCPU50が有していなくても良い。
ステップS118では、CPU50は、図6に例示するGUIをLCD62に表示する。図6のGUIには、今から55秒後にジョブキャンセル(印刷自動キャンセル)を開始する旨のメッセージ、印刷ジョブにて指定された50枚の印刷のうち47枚が印刷済みである旨のメッセージ、印刷の継続を指示するためのボタン600、ジョブキャンセルを指示するためのボタン610、を有する。例えば、タイマ59の設定時間を1分とすると、図6のGUIは計時の開始から5秒後の画面を表していることになり、ステップS116にて計時を開始後、1分後にジョブキャンセルを開始することになる。
ステップS120では、CPU50は、ステップS116にて計時を開始してから規定時間が経過したか否かを判断する。この判断の結果、ステップS116にて計時を開始してから規定時間が経過した場合には、処理はステップS122に進み、ステップS116にて計時を開始してから未だ規定時間が経過していない場合には、処理はステップS128に進む。
ステップS122では、CPU50は、タイマ59による計時を停止し、ステップS124では、CPU50は、上記のステップS148と同様にして、ジョブキャンセルを行う。そして印刷装置10は待機状態に戻る。
一方、ステップS128では、ASIC52は用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けたか否かを判断する。
この判断の結果、ASIC52が用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けた場合、処理はステップS130に進む。
一方、ASIC52が用紙積載センサ15から「用紙積載トレイ16にシートがある」旨を示す信号を受けていない場合、処理はステップS129に進む。
ステップS130では、CPU50は、タイマ59による計時を停止し、ステップS132では、CPU50は、LCD62に表示中の「用紙無しエラーが生じたことを示す情報(文字列や画像)」を消去すると共に、ブザー63からの音の出力を停止する。
ステップS134では、CPU50は、停止中の印刷物生成動作を再開する。
一方、ステップS129では、CPU50は、図6のGUIにおけるジョブキャンセルを指示するためのボタン610が指定されたか否かを判断する。この判断の結果、ボタン610が指定された場合には、処理はステップS122に進み、ボタン610が指定されていない場合には、処理はステップS136に進む。
ステップS136では、CPU50は、図6のGUIにおける印刷の継続を指示するためのボタン600が指定されたか否かを判断する。この判断の結果、ボタン600が指定された場合には、処理はステップS138に進み、ボタン600が指定されていない場合には、処理はステップS120に戻る。
ステップS138では、ユーザがシートを補給する前にジョブキャンセルが開始されないようにCPU50は、タイマ59による計時を停止する。そして処理はステップS144に進む。
このように、本実施形態では、ユーザが排出紙を取り出したことを検知したことに応じてタイマ59による計時を開始して、ユーザにジョブキャンセル開始までの時間を通知するので、ユーザがジョブキャンセルを希望する場合には、印刷装置10に対して別途操作を行う必要はなく、規定時間の経過後にジョブキャンセルが実施される。また、ユーザが印刷を継続したい場合は、図6のGUIでもって継続を指示できるので、不要なジョブキャンセルを防止することも出来る。また、仮にユーザがLCD62に表示された図6のGUIを見なかったとしても、印刷装置10からの排出紙を手にしたときに印刷枚数が少ないと気付いて、それから印刷を継続することも可能であるため、ユーザが排出紙を取り出したことを検知したことに応じてタイマ59による計時を開始するのはユーザの利便性を高める効果がある。
<変形例1>
第1の実施形態では、印刷の中断要因が、用紙積載トレイ16におけるシート切れであるケースについて説明したが、印刷の中断要因は用紙積載トレイ16におけるシート切れ以外の要因であっても構わない。例えば、ASIC52がインク残量センサ23a〜23dの何れかからインク無しのエラー信号を受けたことを印刷の中断要因としても構わない。
第1の実施形態では、印刷の中断要因が、用紙積載トレイ16におけるシート切れであるケースについて説明したが、印刷の中断要因は用紙積載トレイ16におけるシート切れ以外の要因であっても構わない。例えば、ASIC52がインク残量センサ23a〜23dの何れかからインク無しのエラー信号を受けたことを印刷の中断要因としても構わない。
例えば、インク残量センサ23aがブラックカートリッジ21aに収容されているインク(ブラックインク)のインク切れを検出したとする。このときインク残量センサ23aはインク切れを示す信号をASIC52に対して送出し、ASIC52はブラックインクのインク切れを検知したことをCPU50に通知する。CPU50が、ASIC52からブラックインクのインク切れが検出された旨の通知を受けると、図5のフローチャートに従った処理が開始される。なお、印刷装置10は、ブラックインクのインク切れを検出すると、上記の印刷物生成動作を停止させる。
ここで、ブラックカートリッジ21aを新品のブラックカートリッジ21aや残量が残っているブラックカートリッジ21aに交換すると、印刷装置10は印刷動作を再開させることができるが、プリントヘッドユニット20にインクを確実に供給するために回復モータ64でインク供給動作を行うため、印刷動作の再開までには時間が掛かる。ユーザは、その時間を待つことが出来ない場合もあるため、図5のフローチャートと同様に、ユーザが排出紙を取り出すと計時を開始し、規定時間の経過後にジョブキャンセルが実施されるので、ユーザがジョブキャンセルを望む際には自動でジョブキャンセルを実施することが出来るし、ブラックカートリッジ21aを新品のブラックカートリッジ21aや残量が残っているブラックカートリッジ21aに交換する等して印刷の継続を希望すれば継続させることも出来るため、ユーザの利便性を向上させることができる。なお、印刷の中断要因には、シート切れ、インク切れ、の他にも、シートのジャムなどがある。
このように、印刷の中断要因がどのようなものであったとしても、印刷装置は、印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断した場合には、印刷済みの排出紙がユーザにより取り出されたことに応じて計時を開始し、該計時の開始から規定時間が経過したことに応じて、印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする。そして印刷装置は、計時の開始から規定時間が経過するまでに中断の要因が解消された場合には、印刷ジョブに基づく残りの印刷を再開し、計時の開始から規定時間が経過するまでに印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする指示を受けた場合には、印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする。
<変形例2>
ステップS118では、図6のGUIの代わりに図8に例示するGUIをLCD62に表示しても構わない。図8のGUIには、ジョブキャンセルを行ったものの今から50秒以内であれば印刷を継続させることができる旨のメッセージ、印刷ジョブにて指定された50枚の印刷のうち47枚が印刷済みである旨のメッセージ、印刷の継続を指示するためのボタン600、ジョブキャンセルを指示するためのボタン610、を有する。例えば、タイマ59の設定時間を1分とすると、図8のGUIは計時の開始から10秒後の画面を表していることになり、ステップS116にて計時を開始後、1分後に印刷の継続の受け付けを終了することになる。このように、より強くユーザにキャンセル動作が不要ということを認識させながら自動キャンセル動作に向かわせることも出来る。
ステップS118では、図6のGUIの代わりに図8に例示するGUIをLCD62に表示しても構わない。図8のGUIには、ジョブキャンセルを行ったものの今から50秒以内であれば印刷を継続させることができる旨のメッセージ、印刷ジョブにて指定された50枚の印刷のうち47枚が印刷済みである旨のメッセージ、印刷の継続を指示するためのボタン600、ジョブキャンセルを指示するためのボタン610、を有する。例えば、タイマ59の設定時間を1分とすると、図8のGUIは計時の開始から10秒後の画面を表していることになり、ステップS116にて計時を開始後、1分後に印刷の継続の受け付けを終了することになる。このように、より強くユーザにキャンセル動作が不要ということを認識させながら自動キャンセル動作に向かわせることも出来る。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、ユーザが排紙トレイ18から排出紙を取り除いたことに応じて計時を開始していた。しかし、図9に示す如く、印刷の開始時に既に排紙トレイ18に排出紙(例えば前回印刷装置10を使用したユーザ(前ユーザ)が該印刷装置10に排出させた排出紙)が積載されているようなケースが発生しうる。このようなケースにおいては、印刷装置10においてシート切れが発生し、次に印刷を行ったユーザが排紙トレイ18に積載済みの排出紙から前ユーザの排出紙を残して自身の排出紙のみを取り出しても、未だ排紙トレイ18には排出紙が残っているので、排紙積載センサ17は排出紙を検知することになり、結果としてタイマ59による計時を開始させることができず、その結果、上記の印刷自動キャンセルを開始することができなくなってしまう。
第1の実施形態では、ユーザが排紙トレイ18から排出紙を取り除いたことに応じて計時を開始していた。しかし、図9に示す如く、印刷の開始時に既に排紙トレイ18に排出紙(例えば前回印刷装置10を使用したユーザ(前ユーザ)が該印刷装置10に排出させた排出紙)が積載されているようなケースが発生しうる。このようなケースにおいては、印刷装置10においてシート切れが発生し、次に印刷を行ったユーザが排紙トレイ18に積載済みの排出紙から前ユーザの排出紙を残して自身の排出紙のみを取り出しても、未だ排紙トレイ18には排出紙が残っているので、排紙積載センサ17は排出紙を検知することになり、結果としてタイマ59による計時を開始させることができず、その結果、上記の印刷自動キャンセルを開始することができなくなってしまう。
本実施形態では、排紙センサ40を利用して、このようなケースであっても印刷自動キャンセルの実施を可能にする。本実施形態に係る印刷装置10の動作について、図10のフローチャートに従って説明する。
ステップS202では、ASIC52は、排紙積載センサ17から受信した信号が、排紙トレイ18に排出紙が積載されていることを示すか否かを判断する。この判断の結果、排紙積載センサ17から受信した信号が、排紙トレイ18に排出紙が積載されていることを示す場合には、処理はステップS204に進み、排紙トレイ18に排出紙が積載されていないことを示す場合には、処理はステップS206に進む。
ステップS204では、CPU50は、排紙センサ停止フラグの値を「ON」にする。なお、排紙センサ停止フラグの初期値は「OFF」とする。
ステップS206では、ASIC52は上記の印刷機構を制御して、PC12から送信された印刷ジョブに基づいて複数枚の印刷を実行することで、上記の印刷物生成動作を行う。
ステップS208では、ASIC52は、印刷ジョブにて指定された印刷枚数の印刷が完了したのか否かを判断する。この判断の結果、印刷ジョブにて指定された印刷枚数の印刷が完了した場合には、ASIC52は上記の印刷物生成動作を終了させる。一方、印刷ジョブにて指定された印刷枚数の印刷が未だ完了していない場合には、処理はステップS212に進む。
ステップS212では、ASIC52は、用紙積載センサ15から受信した信号が、「用紙積載トレイ16にシートがない」旨を示す信号であるか否かを判断する。用紙積載センサ15から受信した信号が「用紙積載トレイ16にシートがない」旨を示す信号である場合には、ASIC52は、用紙積載センサ15がシート切れを検知したことをCPU50に通知し、処理はステップS214に進む。一方、用紙積載センサ15から受信した信号が「用紙積載トレイ16にシートがない」旨を示す信号ではない場合には、処理はステップS206に戻り、印刷物生成動作を継続させる。
ステップS214では、CPU50は、上記のタイマ59による計時を行う設定がなされているか否かを判断する。この判断の結果、上記のタイマ59による計時を行う設定がなされている場合には、処理はステップS216に進み、上記のタイマ59による計時を行う設定がなされていない場合には、処理はステップS218に進む。
ステップS218では、ASIC52は、用紙積載トレイ16にシートが積載されるのを待機する。そして、用紙積載センサ15からの信号が「用紙積載トレイ16にシートが積載されている」ことを示す場合には、処理はステップS206に戻る。
一方、ステップS216では、CPU50は、排紙センサ停止フラグの値が「ON」であるのか「OFF」であるのかを判断する。この判断の結果、排紙センサ停止フラグの値が「ON」である場合、すなわち、印刷ジョブに基づく印刷の開始前に排紙トレイ18に既に排出紙が積載済みであった場合には、処理はステップS219に進む。一方、排紙センサ停止フラグの値が「OFF」である場合、すなわち、印刷ジョブに基づく印刷の開始前に排紙トレイ18に排出紙が積載済みではなかった場合には、処理はステップS221に進む。
ステップS219では、CPU50は、LCD62に用紙無しエラー(シート切れ)が生じたことを示す情報(文字列や画像)を表示すると共に、ブザー63から音を出力する。
ステップS220では、ASIC52は上記の印刷機構を制御して、最後に用紙積載トレイ16から印刷装置10内に搬送して印刷した排出紙を排紙トレイ18に排紙せず、ユーザが印刷装置10から該排出紙を取り出し可能な状態で停止させる。ステップS220における印刷装置10の動作について、図11を用いて説明する。
図11では、排紙トレイ18に前ユーザの排出紙が排出された状態で現ユーザ(自分)の印刷ジョブに基づく印刷が開始され、その結果、前ユーザの排出紙の上に現ユーザの排出紙が重ねられている。排出紙70は、最後に用紙積載トレイ16から印刷装置10内に搬送して印刷した排出紙であり、排紙センサ40が排出紙70を検知すると、ASIC52は排紙ローラ38を制御し、排出紙70をニップした状態で停止させる。図11に示す如く、排紙ローラ38は排出紙70の後端部をニップするので、排出紙70の少なくとも前半部は印刷装置10の外側に排出されていることになり、ユーザは排出紙70を取り出そうと引っ張れば、容易に取り出すことが可能である。ユーザが排出紙70を取り出すと、排紙センサ40は排出紙70の取り出しを検知し、排紙センサ40による検知結果はASIC52によってCPU50に通知され、CPU50は、この通知を受けると、タイマ59による計時を開始する。以降は第1の実施形態と同様である。つまり、ステップS220の次に、処理はステップS116に進む。
よって、上記のステップS219にてLCD62に表示するGUIとしては、例えば、図4に示す如く、排出紙70を取り出すとジョブキャンセル(印刷自動キャンセル)を開始する旨のメッセージ、印刷ジョブにて指定された50枚の印刷のうち47枚が印刷済みである旨のメッセージ、を有する。
このように、排出紙を引き抜くとジョブキャンセルを開始すると報知することで、ユーザがジョブキャンセルしたければ、排出紙を引き抜く動作だけでジョブキャンセルを実施することができる。
このように、排紙ローラ38で最終紙(図11の排出紙70)をニップしておき、排紙センサ40で検出することによりユーザが最終紙を取り出したかどうかの判定をすることができる。
図10に戻って、ステップS221では、CPU50は、LCD62に用紙無しエラー(シート切れ)が生じたことを示す情報(文字列や画像)を表示すると共に、ブザー63から音を出力する。
ステップS222では、ASIC52は上記の印刷機構を制御して、最後に用紙積載トレイ16から印刷装置10内に搬送して印刷した排出紙を排紙トレイ18に排出する。そして、図5のステップS104以降の処理が行われる。
このように、本実施形態によれば、ユーザの意図しないジョブキャンセルを防ぎながら、利便性が高いジョブキャンセルが可能になる。
<変形例1>
第2の実施形態のみならず、第1の実施形態でも、上記のタイマ59による計時を行うか否かを設定できるようにしても良い。例えば、LCD62に各種の設定を行うためのGUI(設定用GUI)を表示させ、そこでユーザがオペレーションパネル14を操作して、上記のタイマ59による計時を行うか否かを含む各種の設定を行えばよい。上記のタイマ59による計時を行うと設定した場合には、計時の開始から規定時間が経過したことに応じてジョブキャンセルが自動的に実行される。
第2の実施形態のみならず、第1の実施形態でも、上記のタイマ59による計時を行うか否かを設定できるようにしても良い。例えば、LCD62に各種の設定を行うためのGUI(設定用GUI)を表示させ、そこでユーザがオペレーションパネル14を操作して、上記のタイマ59による計時を行うか否かを含む各種の設定を行えばよい。上記のタイマ59による計時を行うと設定した場合には、計時の開始から規定時間が経過したことに応じてジョブキャンセルが自動的に実行される。
また、上記の実施形態では、タイマ59の設定時間の一例として1分を挙げた。しかし、タイマ59の設定時間は1分に限らず、例えば、この設定時間もまた設定用GUIにてユーザが設定しても良い。
<変形例2>
以上説明したGUIの構成や具体的な数値は一例であり、以上説明した実施形態や変形例は、上記のGUIの構成、上記の具体的な数値に限定することを意図したものではない。また、以上説明した実施形態や変形例の一部若しくは全部は適宜組み合わせて使用しても構わないし、選択的に使用しても構わない。
以上説明したGUIの構成や具体的な数値は一例であり、以上説明した実施形態や変形例は、上記のGUIの構成、上記の具体的な数値に限定することを意図したものではない。また、以上説明した実施形態や変形例の一部若しくは全部は適宜組み合わせて使用しても構わないし、選択的に使用しても構わない。
40:排紙センサ 17:排紙積載センサ 50:CPU 59:タイマ 62:LCD 31:搬送ベルト(排出手段)
Claims (10)
- 印刷済みの用紙を検出する検出手段と、
印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断した場合、前記検出手段により印刷済みの用紙が検出されなくなったことに応答して計時を開始する計時手段と、
前記計時の開始から規定時間が経過した場合に、前記印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする制御手段と
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記計時手段は、印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断した場合、残りの印刷枚数が規定枚数以下であれば、前記検出手段により印刷済みの用紙が検出されなくなったことに応答して計時を開始することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記計時手段は、前記印刷ジョブが同一内容の印刷データを複数枚に印刷する部数印刷ジョブのときに該印刷が中断した場合、前記検出手段により印刷済みの用紙が検出されなくなったことに応答して計時を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
- 前記制御手段は、前記計時の開始から規定時間が経過するまでに前記印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする指示を受けた場合には、前記印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記印刷装置は更に、前記計時手段が計時している時間を表示する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記印刷装置は更に、印刷装置から排出された印刷済みの用紙を積載する排紙トレイを備え、
前記検出手段は、前記排紙トレイ上の用紙を検出するセンサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。 - 前記検出手段は、印刷済みの用紙が前記印刷装置から排出される前に、該印刷済みの用紙を検出するセンサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
- 前記印刷装置は更に、印刷済みの用紙を前記印刷装置から排出する排出手段を備え、
前記排出手段は、印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断すると、該中断において最後に印刷された用紙が前記検出手段で検出される状態で排出動作を停止させ、
前記計時手段は、前記検出手段により前記最後に印刷された用紙が検出されなくなったことに応答して計時を開始することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。 - 前記印刷装置は更に、
前記印刷装置から排出された印刷済みの用紙を積載する排紙トレイと、
前記排紙トレイ上の用紙を検出する第2の検出手段と、
を備え、
前記排出手段は、前記第2の検出手段が用紙を検出している状態で開始された前記印刷ジョブに基づく印刷が中断すると、該中断において最後に印刷された用紙が前記検出手段で検出される状態で排出動作を停止させることを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。 - 印刷装置の制御方法であって、
印刷ジョブに基づく複数枚の印刷が中断した場合、印刷済みの用紙を検出する検出手段により印刷済みの用紙が検出されなくなったことに応答して計時を開始する計時工程と、
前記計時の開始から規定時間が経過した場合に、前記印刷ジョブに基づく残りの印刷をキャンセルする制御工程と
を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068941A JP2019177629A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 印刷装置、印刷装置の制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019177629A true JP2019177629A (ja) | 2019-10-17 |
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Family Applications (1)
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JP2018068941A Pending JP2019177629A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 印刷装置、印刷装置の制御方法 |
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JP (1) | JP2019177629A (ja) |
-
2018
- 2018-03-30 JP JP2018068941A patent/JP2019177629A/ja active Pending
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