JP2019173536A - 軒先支持材、及びそれを用いた軒先構造 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1に開示されたように、屋根の軒先構成部材に取付ベースを取付け、この取付けベースに支持アームを回動可能に取付け、その支持アームに軒樋を取付けた雨樋付き屋根が知られている。
このために、軒樋を取付けるために多数の部材が必要で、構成部品点数が多く、施工に時間がかかると共に、コストが高い。
しかも、取付ベース、支持アームが短尺で、複数の支持アームに亘って軒樋を取付けるので、人が屋根を目視した際に屋根の軒先構成部材が見える。
このために、従来の雨樋付き屋根においては、軒先構成部材を外観意匠の優れたものとして屋根の軒先部分の見栄えを良くしなければならず、コストが高いものとなる。
なお、取付部が取り付けられる軒先とは、広小舞や鼻隠し等のビス等の締着具が締着可能な部位を指すが、特にこれらに限定するものではなく、軒先から見て「面」で構成されるものであればよく、鼻隠し等は垂直であっても傾斜状であってもよい。
また、別の支持構成としては、軒樋の建築物側の側面の上端又は下端の何れか一方或いは両方を保持する構成が挙げられる。
きる。
或いはこれらの支持構成を同時に採用するようにしてもよい。その場合、軒樋を両サイド、即ち建築物側及び軒先端側から、安定に保持することができる。
この場合、係合させた状態の複合部材を一つの部材として施工に際して容易に取り扱うことができ、特に軸着させた状態の複合部材は極めて安定な一部材として取り扱うことができる。
また、両部材を嵌合する筒状、コ字状、エ字状等の固定具で固定する構成を採用した場合、前記固定具の取付が、例えば締め付けを必要とするビス等の締着具より、容易に行うことができる。
即ち本体が、軒先取付材に対し、回動可能又は摺動(スライド状に移動)可能に組み付けられて一体化できる調整機構を備えているので、軒先として鼻隠し等が傾斜面であっても、より安定に且つ確実に固定することができる。
因みに後述する図示実施例の第1〜3実施例では、軒先取付材のみに複数の係合歯を設け、本体には該係合歯に係止(係合)する係止凸部を設け、第4実施例では、本体及び軒先取付材の両部材に係合歯を設けて係合(歯合)させた例を示している。
特に後述する図示第1〜3実施例では、固定手段として、両部材の他端を筒状、コ字状、エ字状等の固定具で嵌合する構成を採用したので、例えば締め付けを必要とするビス等の締着具よりも施工性に優れている。
また、後述する図示第4実施例では、固定手段として、前記本体と前記軒先取付材とを一体化する締着具で固定する構成を採用したので、予め緩く締着させた状態で三部材からなる軒先支持材を適正箇所に取り付ければよいので、例えば前述の固定具等を作業者が具備しておく必要がないので施工性に優れている。
なお、前記本体1Aの構成を詳しく説明するために図1(a)には本体1Aを実線で(軒先取付材1Bは点線で)示し、前記軒先取付材1Bの構成を詳しく説明するために図1(b)では軒先取付材1Bを実線で(本体1Aは点線で)示した。
また、この第1実施例における位置調整機構(12,18,19,131)及び筒状固定具1Cの取付は、後述する第2,3実施例(本体7A及び軒先取付材7B、筒状固定具7C)と同様であり、図3(d)及び図5(d)に明確に示している。
前記軒先取付材1Bは、矩形状の縦面である取付部11にビス1dを打ち込む孔111,111が設けられ、その上端には前記本体1Aの軸部18が挿着される大円弧状の軸受け部12を有し、その下端には、円弧状に延在する係止受け片13を有するピース材である。また、前記係止受け片13の上面側には、前記本体1Aの係止凸部19が当接(係止)する複数段の係合歯131が形成されている。
なお、前記本体1Aの下方保持部15は、図1(c)に示すように軒樋2の側面23の下端(被保持部231)を保持(受支)している。また、前記傾斜片16と縦片17との間には、下方が開放する溝状の上方保持部161が形成され、該上方保持部161は、図1(c)に示すように軒樋2の側面23の上端232を保持(係合)している。
そして、所定の角度が定まったら、前記筒状固定具1Cを両部材1A,1Bに深く嵌合させて一体化(固定)する。具体的には、前記筒状固定具1Cの上辺部分及び下辺部分で、前記本体7Aの下側横片101と前記軒先取付材1Bの係止受け片13を挟み込むように一体化(固定)する。その際、前記下側横片101の軒先側には、抜け止め用の隆状部10kを形成しているので、筒状固定具1Cが例えば振動等で抜け外れることがなく、安定に取り付けられる。
前記軒先側の側面22の上端に位置する傾斜面と略水平面は、カバー材3の係合部32に保持(係合)される軒先端221である。
また、前記側面23の下端には、隅部状の被保持部231が設けられ、前記軒先支持材1の略L字状の下方保持部15に、上方から載置状に配置して保持される部位である。なお、この側面23の上端232が、前記軒先支持材1の上方保持部161に、下方から挿入状に配置して保持される部位である。
前記係合部32は、化粧面31の軒先端から斜め上方へ延在し、その先端を下方へ折曲し、更にその下端を内側へ折曲した略コ字状に形成されているが、化粧面31と係合部32との境界には下方へ凹む排水溝35が形成され、所定間隔で導水口351が形成されている。
前記固定部33は、化粧面31の建築物側端付近に位置する部位であって、当該第1実施例では、軒先唐草6Cの延在片63にビス3bにて固定されている。
前記壁面4Aの裏面側には屋根勾配を形成するH躯体5が配設され、その上面側には、木毛セメント板等からなる野地材4B及び外装材6Aが配設されている。
なお、前記野地材4Bの軒端上面側には、軒先唐草6Cがビス6dにて固定され、防水シート6eが敷設されている。
また、前記軒先唐草6Cは、建築物の外装下地への取付固定部612と、該取付固定部612から軒先側へ延在して外装材6Aの軒先端を係合させる被係合部611と、該被係合部611よりも更に軒先側へ突出させて軒樋2の上面を覆うカバー材3を固定する被固定部63と、を備え、前記野地材4Bの上面にビス6dにて固定されている。 なお、前記取付固定部612と被係合部611とは、横片61の建築物側部分及び軒先側部分であるから、当然のことながら同一直線上に設けられているが、下方への窪みである排水凹部613を介して連続している。そのため、外装材6Aが敷設されて微細な隙間を形成することも多いが、該隙間に至った雨水等が毛細管現象等で更に水上側へ浸透することがないように、この排水凹部613にて雨水等を側方へ流下させることができる。
また、この軒先支持材1は、屋根構造の施工に影響を受けることなく取り付けることができるので、新設又は既設の屋根に対して適用でき、特に既設屋根の改修にも容易に用いることができ、改修工事を簡易に施工することができる。
なお、前記本体7Aの構成を詳しく説明するために図2(a)には本体7Aを実線で(軒先取付材7Bは点線で)示し、前記軒先取付材7Bの構成を詳しく説明するために図2(b)では軒先取付材7Bを実線で(本体7Aは点線で)示した。
この第2実施例の軒先支持材7を構成する軒先取付材7B及び筒状固定具7Cは、前記第1実施例における軒先取付材1B及び筒状固定具1Cと全く同一の部材であるが、本体7Aは、前記第1実施例における本体1Aの上端に、上方へ延在する縦片73、軒先側へ延在する横片72、更にその先端に設けられる延在片としての被固定部71が形成されている構成である。即ちこの第2実施例の軒先支持材7には、本体7Aに軒樋2の開放上面を覆うカバー材3を固定する被固定部71が形成されている点を除いて前記第1実施例とほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
そのため、この軒先構造における軒樋2も、前記軒先構造と同様に建築物側の側面23の上端232が、前記軒先支持材7の上方保持部161に、下方から挿入状に配置して保持され、その下端に設けた被保持部231が、前記軒先支持材7の略L字状の下方保持部15に載置状に保持されているが、高さの途中に側方(内面側)からビス2bにてこの側面23を強固且つ確実に固定している。
また、カバー材3は、前述のように軒先唐草ではなく本体7Aに設けた被固定部71に固定部33を沿わせてビス3bで固定しており、略コ字状に形成した係合部32を、前記軒樋2の軒先端221と係合して取り付けている点では共通するが、軒先側からビス3cを打ち込むことでより確実に且つ強固に固定している。
前述のように前記軒先支持材7が取り付けられる軒先とは、傾斜状の縦壁面が鼻隠し壁面4Cを形成している構成であって、該壁面4Aに縦面である取付部11を沿わせ、該取付部11の二箇所の孔111よりビス1c,1cを打ち込んで固定している。
次に、図3(b)に示すように、取り付けた軒先取付材7Bに設けた大円弧状の軸受け部12に、図中に波線矢印にて示すように本体7Aに設けた小円弧状の軸部18を挿着し、回動可能に組み合わせる。この状態において、軸部18及び軸受け部12を中心軸として、前記本体7Aを前記軒先取付材7Bに対して回動させることができる。そのため、軒先取付材7Bに設けた係止受け片13に、本体7Aに設けた下側横片101を対向させ、係止受け片13に形成した複数段の係合歯131に、下側横片101に形成した下向き片である係止凸部19を当接させる。なお、同図の左下に破線矢印で示すように本体7Aを回動させて調整するが、縦片17が鉛直状に向くように本体7Aを微調整する。
この状態で、図3(c)に示すように本体7Aの横片(下側横片101)と軒先取付材7Bの横片(係止受片13)が対向状に配置されているので、当該状態を維持するために、両横片の軒先側から筒状固定具7Cを嵌合させる。なお、この横片101,13間の対向寸法に応じて筒状固定具7Cの開口寸法を形成しているので、この筒状固定具7Cを深く取り付けて図3(d)の状態を得る。具体的には、前記下側横片101の軒先側には、抜け止め用の隆状部10kが設けられているので、該隆状部10kが露出するまで深く取
り付ける。この隆状部10kにより、筒状固定具1Cが例えば振動等で抜け外れることが
なく安定に取り付けられる。
続いて図4(b)は、取り付けた軒樋2に、カバー材3を取り付ける状態を示している。即ちカバー材3の軒先端に設けた係合部32を、前記軒樋2の軒先端221と係合させると共に、その上端付近に設けた固定部33を本体7Aの被固定部71に沿わせてビス3bにて固定した。なお、当該図4(b)には記載していないが、前記図2(c)に示したように係合部32にビス3cを打ち込むことにより、より強固に固定するようにしてもよい。
なお、図4(c)は、取り付けた軒樋2に、所定寸法のカバー材3',3'を突き合わせ状に取り付けた状態を示しているが、この場合のカバー材3'の取付も前述のとおりに行えばよい。図示するように突き合わせ部分の裏面側に、軒先支持材7が存在するように配設することが望ましい。即ち一つの軒先支持材7に、二つのカバー材3',3'が取り付けられるようにすることが望ましい。
そして、所定の角度が定まったら、前記筒状固定具7Cを両部材7A,7Bに嵌合させて一体化(固定)する。具体的には、前記筒状固定具7Cの上辺部分及び下辺部分で、前記本体7Aの下側横片101と前記軒先取付材7Bの係止受け片13を挟み込むように一体化(固定)する。
より具体的には、本体7Aの横片(下側横片101)と軒先取付材7B'の横片(係止受片13)とが間隔Hを隔てて対向するように成形され、前記対向間隔Hを保持する嵌合部77を備える筒状の固定具7Cを用いて嵌合させている。この嵌合部77は、筒状の上辺部分と下辺部分との間の空間の厚み(以下、嵌合間隔という)H'を備え、前記対向間隔Hと前記嵌合間隔H'とは略同一に形成されているが、下側横片101の軒先側には、抜け止め用の隆状部10kが設けられているので、筒状固定具1Cが例えば振動等で抜け
外れることがなく、安定に取り付けられる。
前述のように前記軒先支持材7'が取り付けられる軒先とは、傾斜状の縦壁面が鼻隠し壁面4Cを形成している構成であって、該壁面4Aに縦面である取付部11を沿わせ、該取付部11の二箇所の孔111よりビス1c,1cを打ち込んで固定している。
なお、壁面4Cの裏面側には縦壁面4Dが配設され、屋根勾配を形成するH躯体5の上面には、木毛セメント板等からなる野地材4B及び外装材6Gが配設されている。また、野地材4Bの軒端上面側には、水切り材6hがビス6dにて固定され、防水シート6eが敷設されている。これらの軒先構造において、用いた躯体構造や外装構造等については全く同様であるが、その傾斜角度が相違するので、図7(a)における軒先を4C、図7(b)における軒先を4C'と代表して表記し、その他の部材や部位については全く同様の符号を付している。
また、それぞれの軒先構造における角度調整については、係止凸部19の下端が複数段の係合歯131に当接(係止)した状態を維持しつつ、本体7Aの縦片13が垂直状に配置される状態まで回動させる。
その後、前記筒状固定具7Cを両部材7A,7Bに嵌合させて一体化(固定)する。
また、形成された軒先構造は、図7(a),(b)に示すように軒樋2の配設角度も全く同様であり、安定に且つ確実に固定することができる。即ちこの第2実施例の軒先支持材7も、前記第1実施例と同様に既存屋根の軒先や新設屋根の軒先の角度に何等制限を受けることなく軒樋2の取付を行うことができる。
さらに、この第2実施例では、筒状固定具7Cを固定手段として用いたので、ビスの締め付け等の作業を必要としないので、施工性に優れている。
この第4実施例における本体9Aにおける軒樋2の支持は、前記第1実施例や前記第2実施例と同様に軒樋2の建築物側の側面23の上端を上方保持部861にて、下端(被支持部231)を下方保持部85にて保持するが、更に軒樋2の上面を覆うカバー材3を固定する被固定部71にて行うので、軒樋2を両サイド、即ち建築物側及び軒先端側から、安定に保持することができる。
また、前記略L字状片83と前記被固定部81とを繋ぐ横片84の裏面側には、軒先側へ向かう傾斜片86が設けられ、縦片87の下端から建築物側へつ字状に突出する突出部80が形成され、その下端の軒先側には略L字状の下方保持部85が延設され、前記突出部80の下片80uの上面には、上方が開放する嵌合溝80sが、下片80uの下面には複数段の係合歯89が形成されている。また、前記嵌合溝80sの内部には、ナット90を予め嵌合定着させることができる。
前記締着具9Cは、上向きボルトであり、前記嵌合溝80sに予め嵌合定着されたナット90に下方から螺合させることができる。
まず、前記本体9Aの嵌合溝80sに予めナット90を嵌合定着させておく。
次に、その状態で、前記軒先取付材9Bを下方から臨ませ、本体9Aの係合歯89にこの軒先取付材9Bの係合歯93を歯合させる。
さらに、前記軒先取付材9Bの横片92の下方から、締着具9Cを臨ませ、横片92の孔921から嵌合溝80s内のナット90へ締着具9Cを貫通状に取り付けるが、強固には締め付けないでおく。
この組み付け状態の軒先支持材9は、係合歯89及び係合歯93を対向状に配置させたまま、前記本体9Aを前記軒先取付材9Bに対して摺動(建築物側へスライド状に移動)可能である。
そして、所定の突出寸法が定まったら、前記締着具9Cにて両部材9A,9Bを一体化(固定)する。具体的には、前記締着具9Cを強固に締め付けることにより、前記本体9Aの係合歯89と前記軒先取付材9Bの係合歯93とを歯合させて一体化(固定)する。
この第4実施例では、前述のように軒先への取付部が本体9Aと軒先取付材9Bのそれぞれに形成されている。この二箇所の取付部(82,91)は、本体9Aの縦片82の上端付近の湾曲状部分が上方取付部82であり、下方取付部91はこの本体9Aではなく軒先取付材9Bに形成されている。
なお、これらの軒先構造において、用いた躯体構造や外装構造等については全く同様であるが、その傾斜角度が相違ので、図9(a)における軒先を4A'、図9(b)における軒先を4A"と代表して表記し、その他の部材や部位については全く同様の符号を付している。
また、それぞれの軒先構造における軒先取付材9Bの突出寸法の調整については、係合歯89及び係合歯93を対向状に配置させた状態を維持しつつ、本体9Aの縦片87が垂直状に配置される状態まで回動させる。
その後、前記締着具9Cを強固に締め付けて両部材9A,9Bを一体化(固定)する。
また、形成された軒先構造は、図9(a),(b)に示すように軒樋2の配設角度も全く同様であり、安定に且つ確実に固定することができる。即ちこの第3実施例の軒先支持材9も、前記第1,第2実施例と同様に既存屋根の軒先や新設屋根の軒先の角度に何等制限を受けることなく軒樋2の取付を行うことができる。
さらに、この第4実施例では、予め組み付けられた締着具9Cを固定手段として用いたので、例えば専用のビス等を作業者が具備しておく必要がないので施工性に優れている。
この固定具7C1も、基本的には前記筒状の固定具7Cと同様に軒先側から建築物側へ装着することで一体的に組み付けられるが、ある程度の弾性を有する材料で成形した場合には、その開放部分から(装着手順は右から左へ)装着することも可能となる。
図10(c),(d)には、前記第2実施例における本体7A及び軒先取付材7Bとの一体化に用いることができる逆Uコ字状の固定具7C2を示す。この固定具7C2は、下方が開放する逆U字状であり、その嵌合部772は、上辺部分と下端のリップ状部分との間を指す。
この固定具7C2も、基本的には前記筒状の固定具7Cと同様に軒先側から建築物側へ装着することで一体的に組み付けられるが、ある程度の弾性を有する材料で成形した場合には、その開放部分から(装着手順は上から下へ)装着することも可能となる。
図11(c),(d)には、前記第2実施例における本体7A"及び軒先取付材7Bとの一体化に用いることができるエ字状の固定具7C4を示す。この固定具7C4は、エ字状であるから、本体7A"に挿着スリット704が形成され、該挿着スリット704に前記固定具7C4が挿着されている。なお、その嵌合部774は、上横片と下横片との間を指す。
これらの固定具7C3,7C4も、前記筒状の固定具7Cと同様に軒先側から建築物側へ装着することで一体的に組み付けられる。
図11(e),(f)には、前記第2実施例における本体7A及び軒先取付材7Bとの一体化に用いることができるUコ字状の固定具7C5を示す。この固定具7C5は、上方が開放するU字状であり、その嵌合部775は、上端のリップ状部分と下辺部分の間を指す。
この固定具7C5も、基本的には前記筒状の固定具7Cと同様に軒先側から建築物側へ装着することで一体的に組み付けられるが、ある程度の弾性を有する材料で成形した場合には、その開放部分から(装着手順は下から上へ)装着することも可能となる。
これらの組み付け構造は、組み付け後の安定性は、前記軸部18と前記軸受け部12との軸着(枢着)に劣るが、それぞれの部材成形が容易で組み付け施工も容易である。
図12(b)も、共に半円弧状に形成されているが、本体7A側の取付部18bは、小型サイズに形成され、軒先取付材7B側の取付部12bは大型サイズに形成され、本体7A側の取付部18bが上側に位置し、軒先取付材7Bの取付部12bが下側に位置して受ける状態で係合している。
図12(e)も、共にJ字状に形成されているが、本体7A側の取付部18eは、下方左端から略水平状に延在して斜め上方へ折返し状に延在し、軒先取付材7B側の取付部12eは、上方右端から略水平状に延在して斜め下方へ折返し状に延在し、互いに形成される開放隅部に互いの先端が臨む状態で係合している。
図12(d)では、本体7A側のL字状取付部18dの先端が下方へ向くように配置され、図12(f)では、本体7A側のL字状取付部18fの先端が上方へ向くように配置され、互いに係合する状態で配置されている。
1A,7A,7A',7A",9A 本体
1B,7B,9B 軒先取付材
1C,7C 筒状固定具
7C1〜7C5 固定具
11,82,91 取付部
15,161,85,861 保持部
2 軒樋
21 底面
22 内側面
221 軒先端
23 側面
231 被支持部
3 カバー部材
31 化粧面
311 導水口
32 係合部
33 固定部
35 排水溝
4A,4A',4A",4C,4C' 鼻隠し壁面(軒先)
4B 野地材
5 H躯体
6A 外装材
6b 水切り材
9C 締着具
(12,18,19,131),(89,93,90,9C) 位置調整機構
Claims (5)
- 建築物の軒先側に配設される軒樋を支持する本体がし、軒先に取り付けられる取付部を有する軒先取付材に対し、回動又は摺動可能に組み付けられて一体化できる位置調整機構を備えていることを特徴とする軒先支持材。
- 本体及び軒先取付材の一端が回動可能に軸着され、両部材の他端を嵌合する筒状固定具で固定することを特徴とする請求項1に記載の軒先支持材。
- 本体の軒樋の支持は、軒樋の開放上面を覆うカバー材を固定する被固定部にて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の軒先支持材。
- 本体の軒樋の支持は、軒樋の建築物側の側面の上端又は下端の何れか一方或いは両方を保持する保持部にて行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の軒先支持材。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載の軒先支持材を用いた軒先構造。
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