JP2000064528A - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

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JP2000064528A
JP2000064528A JP10256063A JP25606398A JP2000064528A JP 2000064528 A JP2000064528 A JP 2000064528A JP 10256063 A JP10256063 A JP 10256063A JP 25606398 A JP25606398 A JP 25606398A JP 2000064528 A JP2000064528 A JP 2000064528A
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JP
Japan
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plate
eaves
eaves gutter
main body
gutter
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Pending
Application number
JP10256063A
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English (en)
Inventor
Shinichi Shimoyama
真一 下山
Daisuke Kozuka
大輔 小塚
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Tanita Housingware Co Ltd
Original Assignee
Tanita Housingware Co Ltd
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】近年の都市部の住宅の洋風化に伴って軒先の少
ない住宅が増えている。このような住宅に従来の金具を
用いた軒樋を施工すると、施工に手間が掛かりコスト高
になるのに加え、建物全体の意匠とも調和せずに外観を
損なうものであった。 【解決手段】上記課題を解決するため本願に係る軒樋
は、本体部分の背面を直接鼻隠し板に当接して施工し、
建物の屋根の軒先に施工するため外観も良好となり、従
来のように取付け金具を使用しないため施工も迅速に行
え、またコスト的にも有利なものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は屋根の軒先部分に設置す
る軒樋に関するものである。 【0002】 【従来の技術】本発明の対象である軒樋は、屋根の軒先
に施工する軒樋であり、従来の取付け金具などを必要と
しない新規なものに関する。 【0003】従来より屋根の軒先には受金具あるいは吊
金具などを使用して軒樋を施工しており、屋根の先端下
部の雨水が落下する部分に軒樋を施工するものであっ
た。従ってこのような軒樋は上部が開口しており、上部
から落葉やゴミなどが軒樋内部に溜って雨水の流れを阻
害しやすいものであった。 【0004】また近年では都市部を中心とする住宅では
近隣とのスペースがとれないため、室内を広くとるため
に軒先の出が少なくなってきており、場合に依っては軒
先がほとんどないような形状の建物も建てられている。 【0005】これらの建物は洋風のデザインのものが多
く、従来の金具で施工する軒樋では意匠的にも十分なも
のとは言えず、また金具を用いて施工するため施工に手
間が掛かったり、コスト的にも高いものとなっていた。
このためには屋根の端部に直接取付けられて容易に施工
でき、また軒樋があまり目だたないような構造のものが
必要となる。 【0006】また落葉やゴミが容易に軒樋内部に侵入し
ないことも重要であり、そのような条件を満たす軒樋が
要望されていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】このように従来よりの
軒樋では施工した時に、洋風の建物の外観にそぐわない
ことが多く、意匠的に損なうことがあった。特に軒の出
の少ない洋風住宅などでは、軒先に軒樋が金具を用いて
取り付けられていると建物全体の意匠に影響がある。 【0008】また従来は取り付け金具を使用して軒樋を
施工するため、その金具の取付け位置の設定して調整し
たり、また軒先端面には唐草を取り付けたりする必要が
あり、これらの作業は手間もコストも掛かるものであっ
た。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記したような条件を満
たすため本発明に係る軒樋は、屋根の軒先の先端部分の
野地板などに直接軒樋を取付けて施工する構造としたも
のである。軒樋上部の開口部分は落水孔を多数窄設した
被閉板にて被閉され、この被閉板に傾斜をつけて配置
し、またその上部には段差部を設けてなるものである。 【0010】すなわち被閉板の上部に溜った落葉やゴミ
などは、小さいものは雨水と共に流下してしまい、大き
なものは風などで飛散し地上に落下するものである。ま
た裁置板を屋根面の軒先端部に直接ビスなどにより施工
するため、作業も迅速に行え、コスト的にも有利なもの
となる。 【0011】 【作用】このように本発明に係る軒樋は、屋根の先端に
直接施工され、背面を鼻隠し板などに当接して施工され
るため、軒先に直接取り付け施工後の外観が良好で、建
物の意匠を損なうことがない。また施工に際し野地板に
直接固定するため、従来の取付け金具を必要とせず施工
も迅速に行え、またコスト的にも有利である。上部にス
リット状の落水孔を有した被閉板が取り付けられている
ため、落葉やゴミなどが軒樋内部に侵入することもな
く、施工後のメンテナンスがほとんど不要である。 【0012】また傾斜板の上部に段差部を設けることに
より、流下してくる雨水の流速を弱めるため雨水が傾斜
板の上を走って前方に飛び出ることもなく確実に本体に
流下できるものとなる。また落葉等が溜ったときに、段
差部にぶつかる風により容易に飛散できるようにと図っ
たものである。 【0013】 【実施例】以下、本発明を添付図面に示した実施例によ
り詳説する。図1は本発明に係る軒樋Dを屋根Aの先端
に施工した時の斜視図を示し、図2と図3はそれぞれ軒
樋Dを正面からみた時と、同じく背面から見たときの斜
視図である。 【0014】軒樋Dは0.6mmないし0.8mmの鋼
板あるいは亜鉛アルミメッキ鋼板などを折曲して成形さ
れ、本体1と裁置板15及び被閉板2より構成され、全
体の長さは2mないし4m程度である。この材料の厚さ
や長さは成形する軒樋の大きさなどにより決って来るも
ので、特にこの数値に限定されるものではない。 【0015】図1において屋根板Aとして一文字葺屋根
材が施工されており、その下面にはルーフィングシート
Hと野地板Bが施工されている。野地板BはタルキFに
固定され、タルキFの軒先側の先端には鼻隠し板Cが取
り付けられている。この鼻隠し板Fは規格品となってお
り、通常は150mmあるいは180mmのものが多く
施工されている。 【0016】軒樋Dは雨水を流す本体の背面部分をこの
鼻隠し板Dに当接して施工され、軒樋の上部は後方に折
曲して軒先に裁置して施工される。 【0017】軒樋Dは本体1と被閉板2より構成され
(図2)、本体1は底板11正面板12および背面板1
3により略角形に折曲して成形され、背面板13の上端
部は後方に折曲して裁置板15が設けられている。裁置
板15の幅は特に規定するものではないが、本実施例で
は80mm程度に設定してあり、施工する屋根材の種類
や固定方法などによって設計上で替え得るものである。 【0018】本体1の底板11は軒天板Eの下面側と同
一面位置になるように設置され、施工したときに軒樋D
と軒天板Eとを連続させて外観の向上を図っている。前
述したようにこの鼻隠し板Cの上下方向の幅は規格で定
まっており、軒樋の幅をそれに適した寸法に合わせれば
よい。 【0019】本体1の上部を被閉する被閉板2は、軒先
に裁置する裁置板28に連続して下方に折曲して段差部
22を設け、この段差部の下端から傾斜板21が前方に
延設されている。この傾斜板21により本体1の上部の
開口部分を被閉するものであるが、傾斜板21は屋根の
勾配角度と道程度に前方が傾斜し、その下部には曲成部
23を介して上方向に向かって固定片29が延設されて
いる。 【0020】固定片29は本体との固定する部分でもあ
るが、また傾斜板21を流下して来る雨水が前方に乗り
越えないためにも前方を高くしてある。傾斜板21には
スリット状の落水孔25が複数個設けられ、屋根面から
流下してきた雨水はこの落水孔25より下部の本体1に
排水されるものである。 【0021】スリット状の落水孔25は内周に縁部26
が垂設され、変形などに対する補強と、落下する雨水の
流れをスムースにするものでもある。この落水孔25は
軒樋の長手方向に沿ったスリット形状をしているが、こ
の形は円形の落水孔でも同様の効果があるのはもちろん
である。 【0022】また傾斜板21の先端部分は曲成部23を
介して固定片29が延設されているが、これは本体1の
正面板11の上端を内方に折曲した固定片14と当接さ
せ、固着孔27をビス3によって固着するものである。
ビス3で固着させることは取り外しが自由に行え、長期
間の使用で軒樋内部に土砂などが堆積したときには外し
て清掃することも可能なものである。 【0023】施工に際しては軒先の端部の野地板Bに裁
置板15と裁置板28を重ねて裁置し固着孔27をビス
3等にて固着するものであり、この時段差部23を野地
板Bの端縁に当接すれば取付け位置も安定するものであ
る。このビス3の個数は固定する下地の具合いによって
異なるが、施工の際に適宜な数量のビスで固着すればよ
いものである。 【0024】図5は本発明に係る他の実施例を示すもの
であるが、材料材厚は同程度の金属板をを用い、軒樋の
本体4は断面角形に成形されており、背面部の上部から
は後方に折曲されて裁置板43が延設されている。 【0025】また上部の開口部分は傾斜板4にて被閉さ
れ、この傾斜板41にはスリット状の落水孔42が複数
箇所設けられている。この落水孔42は傾斜板4の低い
部分に形成されて、雨水を下部の軒樋に流下させるが、
落水孔42のさらに先端は上方に折曲されて固定片48
が形成されている。 【0026】また傾斜板の水上部分の段差に連続して前
方に向かって折曲した係合片48,49を係合させ、材
料を3枚重合させた状態で前方に突出させた突出部44
が形成されている。(図5) 【0027】この突出部は段差部分の上部に前方に突出
されているため機械的な強度が得られ、積雪の上部から
の荷重から軒樋を保護することができ、端部の変形を防
ぐこともできると共に施工後の外観も良好なものであ
る。 【0028】また両実施例ともに段差部により、屋根面
から流下する雨水を一度下方に落下させるため速度を緩
やかにし、流速を緩やかにすることにより雨水が落水孔
を飛び越えて前方に飛散することも防ぐものである。 【0029】このように軒樋の施工が完了した後に屋根
材を施工することになるが、一文字葺屋根材の場合には
屋根材との間である裁置板に、例えば折り返し部分を形
成して係合部分を形成しておくことは容易であり、また
石綿瓦などの場合には裁置板の端部を多少加工して、屋
根板に適した形状として施工すればよい。 【0030】 【発明の効果】上記したように本発明に係る軒樋は屋根
の先端の野地板などに直接施工され、軒樋の背面は鼻隠
し板などに当接して施工されるため、従来にない種々の
利点を有するものである。 【0031】1.軒先に直接取り付けるため施工後の外
観が良好で、建物の意匠を損なうことがない。 2.施工に際し野地板に直接固定するため、従来ように
取付け金具を必要とせずに施工するため施工も迅速に行
え、またコスト的にも有利である。 3.上部にスリット状の落水孔を有した被閉板が取り付
けられているため、落葉やゴミなどが軒樋内部に侵入す
ることもなく、施工後のメンテナンスがほとんど不要で
あり、この上部に溜った落葉などは乾燥することによ
り、風などで容易に飛散するものである。 4.被閉板に段差部を形成することにより屋根から流下
する雨水の勢いが緩和され、前方に飛び出すこともなく
確実に軒樋内部に排水できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】は本発明に係る実施例である軒樋を屋根先端に
施工したときの一部を切り欠いたときの斜視図、 【図2】は同上の軒樋の正面方向からの斜視図、 【図3】は同上の軒樋の背面方向からの斜視図、 【図4】は同上の軒樋の要部の側面断面図、 【図5】は本発明による軒樋の他の実施例の斜視図、 A・・・屋根板 B・・・野地板 C・・・鼻隠し板 D・・・軒樋 E・・・軒天板 F・・・タルキ G・・・壁板 H・・・シート 1・・・本体 11・・底板 12・・正面板 13・・背面板 14・・固定片 15・・裁置板 2・・・被閉板 21・・傾斜部 22・・段差部 23・・曲成部 24・・固定片 25・・落水孔 26・・縁部 27・・固着孔 28・・裁置板 29・・固定片 3・・・ビス 4・・・本体 41・・傾斜板 42・・落水孔 43・・裁置板 44・・突出部 45・・固着孔 46・・固定片 47・・固定片 48・・係合片 49・・係合片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】屋根軒先部に施工し上部が開口してなる軒
    樋において、軒先先端から垂設した軒樋の背面が鼻隠し
    板に当接して施工され、且つ上部の開口部分に落水孔を
    複数個設けた被閉板を設置してなる軒樋。
JP10256063A 1998-08-26 1998-08-26 軒 樋 Pending JP2000064528A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022105723A (ja) * 2018-03-28 2022-07-14 元旦ビューティ工業株式会社 軒先支持材、及びそれを用いた軒先構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022105723A (ja) * 2018-03-28 2022-07-14 元旦ビューティ工業株式会社 軒先支持材、及びそれを用いた軒先構造
JP7396705B2 (ja) 2018-03-28 2023-12-12 元旦ビューティ工業株式会社 軒先支持材、及びそれを用いた軒先構造

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