JP2001098716A - 軒樋の被閉板の取付け構造 - Google Patents
軒樋の被閉板の取付け構造Info
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- JP2001098716A JP2001098716A JP27890399A JP27890399A JP2001098716A JP 2001098716 A JP2001098716 A JP 2001098716A JP 27890399 A JP27890399 A JP 27890399A JP 27890399 A JP27890399 A JP 27890399A JP 2001098716 A JP2001098716 A JP 2001098716A
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- Japan
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- gutter
- eaves
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Abstract
(57)【要約】
【課題】住宅の軒先に施工する軒樋は屋根面からの落葉
やゴミなどが侵入し易いものであった。このため軒樋の
上部の開口部分に網などの被閉板を取り付けて、雨水は
流下させるが落葉などは侵入させないようにしていた。
しかし軒樋に取り付ける被閉板は、その施工に手間が掛
かりコストアップになったり、また施工後の外観も良好
とは言えなかった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本願に関わる軒樋の
被閉板の取付け構造は、被閉板の前端を吊金具に係合
し、また中央部分に形成した落水孔に、吊金具に固定し
た折曲片を挿通して折曲するだけで施工が完了し、全て
の作業が軒樋の前方から行えるため作業が容易となるも
のであり、施工後の外観も良好なるものである。
やゴミなどが侵入し易いものであった。このため軒樋の
上部の開口部分に網などの被閉板を取り付けて、雨水は
流下させるが落葉などは侵入させないようにしていた。
しかし軒樋に取り付ける被閉板は、その施工に手間が掛
かりコストアップになったり、また施工後の外観も良好
とは言えなかった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本願に関わる軒樋の
被閉板の取付け構造は、被閉板の前端を吊金具に係合
し、また中央部分に形成した落水孔に、吊金具に固定し
た折曲片を挿通して折曲するだけで施工が完了し、全て
の作業が軒樋の前方から行えるため作業が容易となるも
のであり、施工後の外観も良好なるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅などの軒樋の上部開
口部分に設置する被閉板の取付け構造に関するものであ
る。
口部分に設置する被閉板の取付け構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年都市部を中心とする住宅では土地の
狭溢化とともに、隣接する住宅とのスペースが少なくな
っている。このため室内を広くとるためには軒先の出を
少なくしなければならず、場合によっては軒先がほとん
ど出ないような構造の建物も増えている。
狭溢化とともに、隣接する住宅とのスペースが少なくな
っている。このため室内を広くとるためには軒先の出を
少なくしなければならず、場合によっては軒先がほとん
ど出ないような構造の建物も増えている。
【0003】このような建物では軒樋に落葉などが詰ま
って雨水が溢れたりすると隣家に流れ込んだりすること
があり、このようなことを防ぐために、軒樋の上部開口
部分には落葉避けなどの被閉部材を取り付けることがあ
った。特に屋根付近に落葉樹がある場合には、毎年大量
の落葉が屋根面に落下するものであり、その落葉が軒樋
の内部に入ると腐食したり雨水の流れを阻害するもので
あった。
って雨水が溢れたりすると隣家に流れ込んだりすること
があり、このようなことを防ぐために、軒樋の上部開口
部分には落葉避けなどの被閉部材を取り付けることがあ
った。特に屋根付近に落葉樹がある場合には、毎年大量
の落葉が屋根面に落下するものであり、その落葉が軒樋
の内部に入ると腐食したり雨水の流れを阻害するもので
あった。
【0004】このために従来より軒樋を軒先に施工する
時、被閉部材として軒樋の上部に金網を半円状に成形し
たものを被閉部材として覆せることが多く行われてい
た。この金網は雨水は通過させるが大きな落葉などは通
過させないものであり、又同様の働きをする板材などに
よる被閉板も施工されていた。
時、被閉部材として軒樋の上部に金網を半円状に成形し
たものを被閉部材として覆せることが多く行われてい
た。この金網は雨水は通過させるが大きな落葉などは通
過させないものであり、又同様の働きをする板材などに
よる被閉板も施工されていた。
【0005】すなわち屋根面から風などによって落ちて
来る落葉やゴミなどが軒樋の内部に落下して滞留させな
いためには、まず軒樋の内部に入れないという考えに基
づくものである。そしてこの金網や被閉板を設置するの
は、従来より軒樋や吊金具に針金などを用いて縛ったり
していたものであった。
来る落葉やゴミなどが軒樋の内部に落下して滞留させな
いためには、まず軒樋の内部に入れないという考えに基
づくものである。そしてこの金網や被閉板を設置するの
は、従来より軒樋や吊金具に針金などを用いて縛ったり
していたものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来よりの
網や板状の被閉板を軒樋を軒先に施工するには、上部が
突出した網の端部を軒樋に針金などを用いて固定したり
していたが、このような作業は高所の不安定な場所でた
いへん手間がかかり、特に軒樋の奥側である瓦の先端の
下の狭い場所に針金で固定することは困難なものであっ
た。また網状であると落葉が網目に引っかかったりする
と雨水を十分排水することができなくなることがあり、
また風などによっても飛散しにくいものであった。板状
のものに落水孔を設置した形状のものも、その取付け構
造の容易なものが望まれていた。
網や板状の被閉板を軒樋を軒先に施工するには、上部が
突出した網の端部を軒樋に針金などを用いて固定したり
していたが、このような作業は高所の不安定な場所でた
いへん手間がかかり、特に軒樋の奥側である瓦の先端の
下の狭い場所に針金で固定することは困難なものであっ
た。また網状であると落葉が網目に引っかかったりする
と雨水を十分排水することができなくなることがあり、
また風などによっても飛散しにくいものであった。板状
のものに落水孔を設置した形状のものも、その取付け構
造の容易なものが望まれていた。
【0007】そして網状の被閉板を上方に突出させて成
形したものは、枯葉の軸などが網目に刺さってしまうこ
とが多く、落葉を溜めたりすると意匠的にも軒先の外観
を損なうことがあった。加えて上方に突出した形状であ
ると、施工後に軒樋が上方に突出した外観を与え、建物
全体の意匠にも影響を及ぼすものであった。
形したものは、枯葉の軸などが網目に刺さってしまうこ
とが多く、落葉を溜めたりすると意匠的にも軒先の外観
を損なうことがあった。加えて上方に突出した形状であ
ると、施工後に軒樋が上方に突出した外観を与え、建物
全体の意匠にも影響を及ぼすものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記したような条件を満
たすため本発明に係る軒樋の被閉板の取付け構造は、軒
樋上部の開口部分に落水孔を多数窄設した被閉板にて被
閉するものであるが、この被閉板の前方に高くなる傾斜
片を設けて配置し、その先端を下方に折曲して係合片が
形成してある。また中央部分にはスリット状の落水孔を
設けてなるものである。
たすため本発明に係る軒樋の被閉板の取付け構造は、軒
樋上部の開口部分に落水孔を多数窄設した被閉板にて被
閉するものであるが、この被閉板の前方に高くなる傾斜
片を設けて配置し、その先端を下方に折曲して係合片が
形成してある。また中央部分にはスリット状の落水孔を
設けてなるものである。
【0009】この前方の係合片を吊金具の先端に係合
し、またスリット状の落水孔に吊金具に予め設置された
の折曲片を挿入し、それを折曲して被閉板を固定するも
のである。
し、またスリット状の落水孔に吊金具に予め設置された
の折曲片を挿入し、それを折曲して被閉板を固定するも
のである。
【0010】
【作用】すなわちこの被閉板の固定方法により、前方の
係合片と中央部分の落水孔にて固定するため、従来のよ
うに軒樋の奥方向である瓦の下部の狭い隙間にまで手を
入れて作業することがなく、容易にして迅速に施工でき
るものとなる。
係合片と中央部分の落水孔にて固定するため、従来のよ
うに軒樋の奥方向である瓦の下部の狭い隙間にまで手を
入れて作業することがなく、容易にして迅速に施工でき
るものとなる。
【0011】このような被閉板を取り付けることによ
り、落葉やゴミなどが軒樋内部に侵入することもなく、
上部に溜った落葉も風などにより飛散しやすく、施工後
のメンテナンスがほとんど不要となるものである。
り、落葉やゴミなどが軒樋内部に侵入することもなく、
上部に溜った落葉も風などにより飛散しやすく、施工後
のメンテナンスがほとんど不要となるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示した実施例によ
り詳説する。図1は本発明に係る被閉板2を取り付けた
軒樋Dを、屋根Aの先端に施工する時の斜視図を示し、
図2は軒樋Dに被閉板2を施工したときの斜視図を示
す。
り詳説する。図1は本発明に係る被閉板2を取り付けた
軒樋Dを、屋根Aの先端に施工する時の斜視図を示し、
図2は軒樋Dに被閉板2を施工したときの斜視図を示
す。
【0013】図示する軒樋Dは、0.4mmないし0.
6mmの鋼板あるいは亜鉛アルミメッキ鋼板などを折曲
して長さ2mないし4mに成形され、本体1は底板1
1、正面板12、および背面板13によって上部が開口
した略コ字状をなしている(図3)。この材料の種類は
限定されるものではなく、また厚さや長さは成形する軒
樋の大きさなどにより決って来るもので、特にこの数値
にこだわるものではない。
6mmの鋼板あるいは亜鉛アルミメッキ鋼板などを折曲
して長さ2mないし4mに成形され、本体1は底板1
1、正面板12、および背面板13によって上部が開口
した略コ字状をなしている(図3)。この材料の種類は
限定されるものではなく、また厚さや長さは成形する軒
樋の大きさなどにより決って来るもので、特にこの数値
にこだわるものではない。
【0014】正面板12の下部には水平方向に沿って段
差14が2箇所形成してあるが、これは正面板12の補
強のためと意匠を良好とするためである。また背面板1
3の下部にも段差14が形成されているが、これは後述
する固着金具3の高さを逃げて、軒樋Dと鼻隠し板Cと
の間に隙間が生じないように接するために設けてある。
差14が2箇所形成してあるが、これは正面板12の補
強のためと意匠を良好とするためである。また背面板1
3の下部にも段差14が形成されているが、これは後述
する固着金具3の高さを逃げて、軒樋Dと鼻隠し板Cと
の間に隙間が生じないように接するために設けてある。
【0015】正面板12の上端縁は内方に向かって下が
るように折曲して傾斜板15aによる前耳部15が設け
られ、また背面板13の上端縁は同じく内方に折曲して
傾斜板16aにより、正面板12と同様に略三角形状の
後耳部16が形成されている。
るように折曲して傾斜板15aによる前耳部15が設け
られ、また背面板13の上端縁は同じく内方に折曲して
傾斜板16aにより、正面板12と同様に略三角形状の
後耳部16が形成されている。
【0016】軒樋Dの上部には被閉板2が設置される
が、これは軒樋Dの上部の開口部分を被閉して軒樋内部
に落葉などのゴミが詰まったり、あるいは雪などが内部
に侵入するのを防ぐものである。被閉板2は軒樋Dと同
様に金属薄板を折曲して形成され、その材料や厚さは軒
樋に準じて設計すればよく、施工は軒樋Dを施工した後
にその上部に取り付けるものである。
が、これは軒樋Dの上部の開口部分を被閉して軒樋内部
に落葉などのゴミが詰まったり、あるいは雪などが内部
に侵入するのを防ぐものである。被閉板2は軒樋Dと同
様に金属薄板を折曲して形成され、その材料や厚さは軒
樋に準じて設計すればよく、施工は軒樋Dを施工した後
にその上部に取り付けるものである。
【0017】この軒樋Dの上部に設置する被閉板2は、
図4に示す如く中央部分より前方の上方に向かって前傾
斜片21aが設けられ、その先端はほぼ直角に折曲され
た係合片22が形成されている。また後方には後傾斜片
21bが設けられ、その後端は上方に折曲した立設片2
4を介して内方に折り返された折返し23が形成されて
いる。これらの傾斜片は直線状や、あるいは曲面状でも
可能であるが、その効果である落葉などを前方に滑り易
くすることが目的であり、また雨水のハネが鼻隠し板な
どに飛散しないようにするものである
図4に示す如く中央部分より前方の上方に向かって前傾
斜片21aが設けられ、その先端はほぼ直角に折曲され
た係合片22が形成されている。また後方には後傾斜片
21bが設けられ、その後端は上方に折曲した立設片2
4を介して内方に折り返された折返し23が形成されて
いる。これらの傾斜片は直線状や、あるいは曲面状でも
可能であるが、その効果である落葉などを前方に滑り易
くすることが目的であり、また雨水のハネが鼻隠し板な
どに飛散しないようにするものである
【0018】この被閉板2の幅方向の中央には長手方向
に沿って落水孔25が二列に一定間隔をもって窄設され
ている。図示例の落水孔25は、幅3mmで長さ30m
m程度の大きさであるが、この大きさや個数は特に限定
されるものではない
に沿って落水孔25が二列に一定間隔をもって窄設され
ている。図示例の落水孔25は、幅3mmで長さ30m
m程度の大きさであるが、この大きさや個数は特に限定
されるものではない
【0019】スリット状の落水孔25には、補強などを
兼ねて内周に縁部を垂設することも可能であり(図示せ
ず)、これにより変形などに対する補強と、落下する雨
水の流れをスムースにできる。また落水孔25は軒樋の
長手方向に沿ったスリット形状をしているが、この形状
は例えば円形の落水孔でも折曲片34を挿通して施工可
能で、同様の効果があるのはもちろんである。
兼ねて内周に縁部を垂設することも可能であり(図示せ
ず)、これにより変形などに対する補強と、落下する雨
水の流れをスムースにできる。また落水孔25は軒樋の
長手方向に沿ったスリット形状をしているが、この形状
は例えば円形の落水孔でも折曲片34を挿通して施工可
能で、同様の効果があるのはもちろんである。
【0020】この落水孔25は被閉板2の中央付近に沿
って形成され、落水孔25に後述する固着金具3の折曲
片34を挿通させて折曲固定するものである。
って形成され、落水孔25に後述する固着金具3の折曲
片34を挿通させて折曲固定するものである。
【0021】このように成形される被閉板2を軒樋Dの
上部に施工するが、軒樋Dは固定金具3にて耳部15,
16を係合して施工されている。この固定金具3は押え
金具31と係止金具32より構成され、係止金具32の
前後によって軒樋Dの前耳部15および後耳部16が係
合施工されている。
上部に施工するが、軒樋Dは固定金具3にて耳部15,
16を係合して施工されている。この固定金具3は押え
金具31と係止金具32より構成され、係止金具32の
前後によって軒樋Dの前耳部15および後耳部16が係
合施工されている。
【0022】また押え金具31の前端には上方に折曲さ
れた係合片33が形成され、この押え金具31の上面に
は折曲片34が固定されている。この折曲片34は手で
折曲可能な程度の金属板を使用しており、たとえば0.
4mm程度のステンレス鋼板を成形して押え金具32を
抱えるようにして配置され、その位置は被閉板2の落水
孔25と対応させればよい。
れた係合片33が形成され、この押え金具31の上面に
は折曲片34が固定されている。この折曲片34は手で
折曲可能な程度の金属板を使用しており、たとえば0.
4mm程度のステンレス鋼板を成形して押え金具32を
抱えるようにして配置され、その位置は被閉板2の落水
孔25と対応させればよい。
【0023】実際に施工するには、予め固着金具3によ
って軒先に施工された軒樋Dの上部に裁置し、被閉板2
の係合片22を押え金具32の係合片33に係合させる
とともに、折曲片34を落水孔25に挿通して折曲固定
するものである。
って軒先に施工された軒樋Dの上部に裁置し、被閉板2
の係合片22を押え金具32の係合片33に係合させる
とともに、折曲片34を落水孔25に挿通して折曲固定
するものである。
【0024】このようにして被閉板2は固着金具3の上
に裁置して施工されるが、施工した状態の側部の断面で
後部の後傾斜板21bが高くなり、中央部分の低い箇所
に落水孔25が位置し、前方はまた前傾斜板21aがや
や高くなっている構成となる。
に裁置して施工されるが、施工した状態の側部の断面で
後部の後傾斜板21bが高くなり、中央部分の低い箇所
に落水孔25が位置し、前方はまた前傾斜板21aがや
や高くなっている構成となる。
【0025】これにより屋根面Aから落下して来る落葉
などは後部に入っても傾斜により中央付近まで出てき
て、そのあと風などにより飛散されるものとなる。また
雨水は落水孔25から軒樋D内部に排水されるものであ
るが、この時雨水が前方に飛び出さないように前傾斜片
21aが形成されている。
などは後部に入っても傾斜により中央付近まで出てき
て、そのあと風などにより飛散されるものとなる。また
雨水は落水孔25から軒樋D内部に排水されるものであ
るが、この時雨水が前方に飛び出さないように前傾斜片
21aが形成されている。
【0026】被閉板2は上述のように構成されて施工さ
れるが、軒樋Dを軒先に施工する際には、図1において
軒先の野地板Bに屋根板Aを施工するが、軒先には予め
唐草4が施工されている。
れるが、軒樋Dを軒先に施工する際には、図1において
軒先の野地板Bに屋根板Aを施工するが、軒先には予め
唐草4が施工されている。
【0027】このように予め屋根板Aと唐草4が施工さ
れた屋根面の先端に軒樋Dを施工するが、本体1の底板
11は軒天板Eの下面側と同一面位置になるように設置
され、施工したときに軒樋Dと軒天板Eとを連続させて
外観の向上を図っている。また、前述したように被閉板
2は施工すると上部に突出することもなく、施工後の外
観も良好なるものである。
れた屋根面の先端に軒樋Dを施工するが、本体1の底板
11は軒天板Eの下面側と同一面位置になるように設置
され、施工したときに軒樋Dと軒天板Eとを連続させて
外観の向上を図っている。また、前述したように被閉板
2は施工すると上部に突出することもなく、施工後の外
観も良好なるものである。
【0028】軒樋Dは雨水を流す本体の背面板13を鼻
隠し板Cに当接して図3の側面図に示す如く施工される
が、この時固着金具3により鼻隠し板Cに接するように
施工されている。
隠し板Cに当接して図3の側面図に示す如く施工される
が、この時固着金具3により鼻隠し板Cに接するように
施工されている。
【0029】
【発明の効果】上記したように本発明に係る軒樋の被閉
板の取付け構造は、被閉板を軒樋の上部に取り付けて使
用する構造であるが、この被閉板の取付け構造は従来に
ない種々の利点を有するものである。
板の取付け構造は、被閉板を軒樋の上部に取り付けて使
用する構造であるが、この被閉板の取付け構造は従来に
ない種々の利点を有するものである。
【0030】1.この被閉板は、中央にスリット状の落
水孔を有して前後に傾斜板を設けられており、前端に形
成した係合片を吊金具の先端に係合させて軒樋上に裁置
し、これと同時に折曲片を落水孔に挿通させて折曲固定
させるため迅速に作業ができ、高所の不安定な足場上で
も安全なものである。 2.この取付け構造によって作業が軒樋の正面から行
え、また軒樋の奥に手を入れて作業することなどがなく
容易に施工できるものである。 3.被閉板が従来のように軒樋の上部に突出することが
なく、施工後の外観が良好で建物の意匠を損なうことも
無く、施工後に軒先との一体感が得られるためである。
水孔を有して前後に傾斜板を設けられており、前端に形
成した係合片を吊金具の先端に係合させて軒樋上に裁置
し、これと同時に折曲片を落水孔に挿通させて折曲固定
させるため迅速に作業ができ、高所の不安定な足場上で
も安全なものである。 2.この取付け構造によって作業が軒樋の正面から行
え、また軒樋の奥に手を入れて作業することなどがなく
容易に施工できるものである。 3.被閉板が従来のように軒樋の上部に突出することが
なく、施工後の外観が良好で建物の意匠を損なうことも
無く、施工後に軒先との一体感が得られるためである。
【図1】は本発明に係る実施例である軒樋と被閉板を屋
根先端に施工する途中の一部を切り欠いたときの斜視
図、
根先端に施工する途中の一部を切り欠いたときの斜視
図、
【図2】は同上の軒樋と被閉板の斜視図、
【図3】は同上の軒樋と被閉板の分解斜視図、
【図4】は同上の軒樋と被閉板を施工する時の側面図、
【図5】は同上の軒樋に被閉板を施工が完了したときの
側面図、 A・・・屋根板 B・・・野地板 C・・・鼻隠し板 D・・・軒樋 E・・・軒天板 1・・・本体 11・・底板 12・・正面板 13・・背面板 14・・段部 15・・前耳部 15a・傾斜板 16・・後耳部 16a・傾斜板 2・・・被閉板 21a・前部傾斜板 21b・後部傾斜板 22・・係合片 23・・折返し 24・・立設板 25・・落水孔 3・・・吊金具 31・・係止金具 32・・押え金具 33・・係合片 34・・折曲片 4・・・唐草
側面図、 A・・・屋根板 B・・・野地板 C・・・鼻隠し板 D・・・軒樋 E・・・軒天板 1・・・本体 11・・底板 12・・正面板 13・・背面板 14・・段部 15・・前耳部 15a・傾斜板 16・・後耳部 16a・傾斜板 2・・・被閉板 21a・前部傾斜板 21b・後部傾斜板 22・・係合片 23・・折返し 24・・立設板 25・・落水孔 3・・・吊金具 31・・係止金具 32・・押え金具 33・・係合片 34・・折曲片 4・・・唐草
Claims (1)
- 【請求項1】屋根軒先部に施工し上部が開口してなる軒
樋を被閉してなる被閉板において、中央に落水孔を設け
前後に上方に向けた傾斜面を形成し、前部の傾斜面の先
端を下方に折曲した係合片を吊金具の上端に係合し、ま
た吊金具の上面に突出させた折曲片を、被閉板の落水孔
に挿通させて折曲固定して成る軒樋の被閉板の取付け構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27890399A JP2001098716A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 軒樋の被閉板の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27890399A JP2001098716A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 軒樋の被閉板の取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098716A true JP2001098716A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17603711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27890399A Pending JP2001098716A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 軒樋の被閉板の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001098716A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100705717B1 (ko) * | 2006-07-21 | 2007-04-13 | 동신 이앤씨(주) | 지붕용 홈통 조립구조 |
JP2018155091A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 元旦ビューティ工業株式会社 | カバー部材、及び樋材 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27890399A patent/JP2001098716A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100705717B1 (ko) * | 2006-07-21 | 2007-04-13 | 동신 이앤씨(주) | 지붕용 홈통 조립구조 |
JP2018155091A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 元旦ビューティ工業株式会社 | カバー部材、及び樋材 |
JP2022095961A (ja) * | 2017-03-16 | 2022-06-28 | 元旦ビューティ工業株式会社 | カバー部材、及び樋材 |
JP7337412B2 (ja) | 2017-03-16 | 2023-09-04 | 元旦ビューティ工業株式会社 | カバー部材、及び樋材 |
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