JP2019169210A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルの高抵抗状態を検知するための電流値を大きくすることが可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、ワード線WLと、ワード線WLと交差するビット線BLと、ワード線WLとビット線BLとの交差部に設けられ、可変抵抗素子を有するメモリセルMCと、メモリセルMCに対して電圧印加及び読み出しを制御するコントローラ17とを備える。コントローラ17は、メモリセルMCに第1電圧を印加する第1動作と、第1動作の後、メモリセルMCの読み出し電流が第1値以下になったか否か検証する第1ベリファイとを行い、第1ベリファイにおいてメモリセルMCの抵抗が第1値以上になったとき、第1電圧に基づいて設定された第2電圧をメモリセルMCに印加する第2動作を行う。【選択図】図7

Description

実施形態は、半導体記憶装置に関するものである。
半導体記憶装置の一種として、抵抗変化型メモリ、例えばReRAM(resistive random access memory)が知られている。ReRAMのメモリセルは、電圧の印加により抵抗値が変化する抵抗変化層を備える。ReRAMのメモリセルを積層して三次元構造とすることで、高集積化と低コスト化が期待されている。
特開2017−4579号公報
メモリセルの高抵抗状態を検知するための電流値を大きくすることが可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、ワード線と、前記ワード線と交差するビット線と、前記ワード線と前記ビット線との交差部に設けられ、可変抵抗素子を有するメモリセルと、前記メモリセルに対して電圧印加及び読み出しを制御するコントローラとを具備し、前記コントローラは、前記メモリセルに第1電圧を印加する第1動作と、前記第1動作の後、前記メモリセルの抵抗が第1値以上になったか否か検証する第1ベリファイとを行い、前記第1ベリファイにおいて前記メモリセルの前記抵抗が第1値以上になったとき、前記第1電圧に基づいて設定された第2電圧を前記メモリセルに印加する第2動作を行う。
図1は、実施形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態の半導体記憶装置におけるメモリブロックの斜視図である。 図3は、実施形態の半導体記憶装置におけるメモリブロックの上面図である。 図4は、実施形態の半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの回路図である。 図5は、実施形態の半導体記憶装置の他の構成におけるメモリセルアレイの回路図である。 図6は、実施形態におけるリセット動作、セット動作及び読み出し動作の電圧を示す図である。 図7は、実施形態のリセット動作を示すフローチャートである。 図8は、実施形態におけるリセット電圧の印加によるベリファイ読み出しの電流変化を示す図である。 図9は、実施形態におけるリセット電圧の印加によるメモリセルの抵抗変化を示す図である。 図10は、実施形態におけるリセット動作でメモリセルに印加されるリセット電圧とベリファイ電圧を示す図である。 図11は、実施形態におけるリセット電圧印加時のビット線及びワード線の電圧波形図である。 図12は、実施形態においてリセット電圧を続けて印加する場合のワード線及びビット線の電圧波形図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については同一符号を付す。また、図面は模式的又は概念的なものであり、各図面の寸法及び比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記記述のものに特定するものでない。
以下に、半導体記憶装置として、電圧の印加もしくは電流を流すことにより抵抗値が変化する可変抵抗素子を記憶素子として用いた抵抗変化型メモリについて説明する。抵抗変化型メモリは、ReRAM(resistive random access memory)とも呼ばれる。
1.実施形態
実施形態の半導体記憶装置について説明する。
1.1 半導体記憶装置の構成
図1は、実施形態の半導体記憶装置10の構成を示すブロック図である。半導体記憶装置10は、メモリセルアレイ11、ワード線デコーダ12、選択ゲートデコーダ13、グローバルビット線デコーダ14、センスアンプ15、電圧生成回路16、及びコントローラ17を備える。
メモリセルアレイ11は、記憶素子としての複数の可変抵抗素子(あるいは抵抗変化素子)を備える。可変抵抗素子は、ビット線BL、及びワード線WLに接続される。また、メモリセルアレイ11は、複数のビット線BLに対応して設けられた複数の選択トランジスタを備える。ビット線は、選択トランジスタを介してグローバルビット線GBLに接続される。選択トランジスタのゲートには、選択ゲート線SGが接続される。メモリセルアレイ11の具体的な構成については後述する。
ワード線デコーダ12は、複数のワード線WLに接続される。ワード線デコーダ12は、ワード線選択回路、及びワード線ドライバを含む。ワード線デコーダ12は、コントローラ17からロウアドレスを受け取り、このロウアドレスに基づいて1本のワード線を選択する。ワード線デコーダ12は、選択ワード線及び非選択ワード線に対して、データのリセット動作、読み出し動作、及びセット動作に必要な電圧を印加する。
選択ゲートデコーダ13は、複数の選択ゲート線SGに接続される。選択ゲートデコーダ13は、選択ゲート線選択回路、及び選択ゲート線ドライバを含む。選択ゲートデコーダ13は、コントローラ17からシートアドレスを受け取り、このシートアドレスに基づいて、1本の選択ゲート線SGを選択する。
グローバルビット線デコーダ(以下、ビット線デコーダとも記す)14は、複数のグローバルビット線GBLに接続される。ビット線デコーダ14は、グローバルビット線選択回路、及びグローバルビット線ドライバを含む。ビット線デコーダ14は、コントローラ17からカラムアドレスを受け取り、このカラムアドレスに基づいて、1本のグローバルビット線GBLを選択する。ビット線デコーダ14は、選択グローバルビット線GBL及び非選択グローバルビット線GBLに対して、データのリセット動作、読み出し動作、及びセット動作に必要な電圧を印加する。
センスアンプ15は、リセット動作のベリファイ読み出しあるいは読み出し動作において、可変抵抗素子からグローバルビット線GBLに読み出されたデータを検知及び増幅する。センスアンプ15によって読み出されたデータは、コントローラ17に送られる。
電圧生成回路16は、データのリセット動作、読み出し動作、及びセット動作に必要な複数の電圧を生成する。電圧生成回路16によって生成された電圧は、ワード線デコーダ12、選択ゲートデコーダ13、及びグローバルビット線デコーダ14に供給される。
コントローラ17は、半導体記憶装置10の動作を統括的に制御する。コントローラ17は、バスを介してホスト装置等の外部装置に接続される。コントローラ17は、ホスト装置からデータDA、アドレスADD、及び制御信号CNTなどを受信する。コントローラ17は、データDA、アドレスADD、及び制御信号CNTを用いて、リセット動作、読み出し動作、及びセット動作を実行する。
1.1.1 メモリセルアレイ11の構成
次に、図1に示したメモリセルアレイ11の構成について説明する。メモリセルアレイ11は、複数のメモリブロックMBを備える。複数のメモリブロックMBの各々は、複数のメモリセルを備える。メモリセルはデータを不揮発に記憶する。複数のグローバルビット線GBLは、複数のメモリブロックMBに接続される。
次に、図2及び図3を用いて、メモリセルアレイ11が備えるメモリブロックMBの構成について説明する。図2は、メモリブロックMBの斜視図である。図3は、メモリブロックMBの上面図である。図3において、斜線を付した領域は、ワード線WLのレイアウトを示している。図2及び図3において、相互に直交し、半導体基板面に平行な2方向をX方向及びY方向とし、これらX方向及びY方向(XY面)に対して直交する方向をZ方向とする。
図2に示すように、半導体基板、例えばシリコン基板30の上方に、それぞれがY方向に延び、X方向に沿って配列された複数のグローバルビット線GBLの層が設けられる。複数のグローバルビット線GBLの上方には、それぞれがX方向に延び、Y方向に沿って配列された複数の選択ゲート線SGの層が設けられる。複数の選択ゲート線SGの上方には、それぞれがX方向に延び、Y方向に沿って配列された複数のワード線WLの層が設けられる。複数のワード線WLの層は、さらにZ方向に沿って複数積層される。積層された複数の配線層の間には、それぞれ複数の絶縁層が設けられる。
Y方向に隣接するワード線WLの間には、それぞれがZ方向に延びる複数のビット線BLが設けられる。ビット線BLはX方向に沿って配列され、X方向に隣り合う複数のビット線BLの間には、それぞれ複数の絶縁層が設けられる。ビット線BLは、選択トランジスタSTを介してグローバルビット線GBLに接続される。
ワード線WLとビット線BLとの間には、前述した可変抵抗素子としての抵抗変化層24が設けられる。抵抗変化層24は、ワード線WLとビット線BLとの交差部において、データを記憶するメモリセルMCとして機能する。
図3に示すように、同一レベルの配線層に含まれる複数のワード線WLは、一例として、それぞれがX方向に延びる第1ワード線WL1、第2ワード線WL2、第3ワード線WL3、第4ワード線WL4を含む。第1ワード線WL1と第2ワード線WL2はY方向に隣り合う。第2ワード線WL2と第3ワード線WL3はY方向に隣り合う。第3ワード線WL3と第4ワード線WL4はY方向に隣り合う。第1ワード線WL1と第3ワード線WL3は電気的に接続され、第2ワード線WL2と第4ワード線WL4は電気的に接続されている。換言すると、メモリセルアレイ11は、櫛形構造を有する2つのワード線WLを有し、X方向に延びる複数のワード線部分(櫛形構造の直線部分)は、2つの櫛形構造に交互に属する。図示しないが、別の例として第1ワード線WL1と第4ワード線WL4とが電気的に接続され、第2ワード線WL2と第3ワード線WL3とが電気的に接続されていても実施可能である。
具体的には、図3を記載した紙面の左側から順番に配列された複数のワード線WLのうち、第1ワード線WL1と第3ワード線WL3は、共通接続され、これらには、同一の電圧が印加される。また、第2ワード線WL2と第4ワード線WL4は、共通接続され、これらには、同一の電圧が印加される。第1ワード線WL1と第3ワード線WL3が電気的に接続された側と第2ワード線WL2と第4ワード線WL4が電気的に接続された側とは、電気的に分離されており、異なる電圧が印加可能である。以下では、偶数番目(2番目、4番目、…)のワード線の組をワード線グループWLcomb_aと呼び、奇数番目(1番目、3番目、5番目、・・・)のワード線の組をワード線グループWLcomb_bと呼ぶ。また、両者を区別しない場合には単にワード線グループWLcombと呼ぶ。
なお、図3には、8本のワード線、5本のグローバルビット線GBL、及び45本のビット線BLを示しているが、これは例示に過ぎず、これらの本数は適宜選択できる。
図2に示すように、グローバルビット線GBL上には、選択トランジスタSTが設けられる。選択トランジスタSTは、ソース領域20、チャネル領域21、ドレイン領域22、ゲート絶縁膜23、及び選択ゲート線SGを備える。選択ゲート線SGは、選択トランジスタSTのゲート電極として機能する。選択トランジスタSTは、縦型FET(Field Effect Transistor)などから構成されるが、スイッチング素子であれば例えば縦型TFTなど他の形態の素子でもかまわない。
ソース領域20、チャネル領域21、及びドレイン領域22は、この順に積層される。ソース領域20及びドレイン領域22はそれぞれ、高濃度のn型不純物が導入されたn型半導体層で構成される。チャネル領域21は、p型不純物が導入されたp型半導体層で構成される。
チャネル領域21の側面には、ゲート絶縁膜23が設けられる。ゲート絶縁膜23の側面には、選択ゲート線SGが設けられる。なお、チャネル領域21をY方向における両側から挟む2つの選択ゲート線SGは、互いに電気的に接続され、1本の選択ゲート線として機能する。
選択トランジスタSTは、シートセレクタ(選択素子)とも呼ばれる。「シート」とは、いずれかの選択ゲート線SGによって選択されるメモリセルの集合を表す。図2では、X方向とZ方向とで形成される平面内にあるメモリセルの集合がシートである。
ドレイン領域22上には、柱状のビット線BLが設けられる。ビット線BLの側面には、抵抗変化層24が設けられる。本実施形態では、抵抗変化層24は、ビット線BLのY方向の側面の全体に設けられる。Y方向で隣接するビット線BL間の領域には、X方向に延びるワード線WLが設けられる。ビット線BLとワード線WLとの間に配置された抵抗変化層24の部分がメモリセルMCとして機能する。なお、ここでは、抵抗変化層24がビット線BLのY方向の側面の全体に設けられる例を示したが、抵抗変化層24をビット線BLとワード線WLが交差する領域だけに設けてもよい。
ビット線BL及び選択ゲート線SGには、例えば多結晶シリコンが用いられる。ワードWL及びグローバルビット線GBLには、例えば高濃度の不純物を導入した低抵抗半導体や、金属材料が用いられる。ゲート絶縁膜23には、例えばシリコン酸化物(SiO)やシリコン窒化物(SiN)などが用いられる。
抵抗変化層24は、例えば酸化ハフニウム(HfO)から構成される。このHfOに代表される抵抗変化層24は、低抵抗状態と高抵抗状態との少なくとも2つの抵抗値を遷移する。例えば、高抵抗状態の抵抗変化層は、ある一定以上の電圧が印加されると低抵抗状態に遷移し、低抵抗状態の抵抗変化層は、ある一定以上の電流が流れると高抵抗状態に遷移する。
特に、高抵抗状態から低抵抗状態への遷移と、低抵抗状態から高抵抗状態への遷移とが、異なる極性の電圧の印加により行われるものは、バイポーラ動作素子と呼ばれている。このような動作をする抵抗変化層24は、HfO以外にも、TiO、ZnMn、NiO、AlO、SrZrO、又はPr0.7Ca0.3MnOなどを含む薄膜で形成することが可能である。
また、抵抗変化層24には、多結晶若しくはアモルファス状態のSi、又は、Ge、SiGe、GaAs、InP、GaP、GaInAsP、GaN、SiC、SiO、SiON、SiN、HfSiO、若しくはAlOなどを用いることができる。また、抵抗変化層24には、上述した材料の積層膜を用いることもできる。
抵抗変化層は、例えば、カルコゲナイドである。抵抗変化層は、例えば、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)を含むカルコゲナイドである。抵抗変化層は、例えば、GeSbTe合金である。
また、抵抗変化層24とビット線BLとの間に、例えば、Ag、Au、Ti、Ni、Co、Al、Fe、Cr、Cu、W、Hf、Ta、Pt、Ru、Zr、若しくはIr、又は、その窒化物若しくは炭化物などの電極を配置することができる。また、電極として、多結晶シリコンに上記材料を添加した材料を用いることもできる。
以上により、ワード線WL、ビット線BL、及びこれらの間に設けられた抵抗変化層24を含むメモリセルMCが、三次元マトリクス状に配置される。本構造では、ワード線WL及びビット線BLは、単なるラインアンドスペースのパターンである。ワード線WLとビット線BLとは、互いに交差する位置関係であればよく、ワード線方向及びビット線方向へのずれを考慮する必要はない。従って、製造時におけるメモリセル内の位置合せ精度は極めて緩くすることが可能であり、製造を容易に行うことができる。
1.1.2 メモリセルアレイ11の回路
次に、図4を用いて、メモリセルアレイ11の回路構成について説明する。図4は、メモリセルアレイ11の回路図(等価回路図)である。
偶数番目のワード線を“WL_e”と表記し、奇数番目のワード線を“WL_o”と表記する。Y方向に沿って、偶数番目のワード線WL_eと、奇数番目のワード線WL_oとが交互に配置される。ワード線WL_eとワード線“WL_o”とは、個別に電圧制御が可能である。メモリセルMCは、ビット線BLとワード線WLとの交差部に配置され、ビット線BLとワード線WLとに接続される。
選択トランジスタSTのドレインは、ビット線BLに接続され、そのソースは、グローバルビット線GBLに接続され、そのゲートは、選択ゲート線SGに接続される。
図4には、4層分のワード線、及び4本のビット線を抽出して示している。すなわち、図4には、ワード線WL_e<0>〜WL_e<3>、ワード線WL_o<0>〜WL_o<3>、選択ゲート線SG<0>〜SG<3>、及びビット線BL<x,0>〜BL<x,3>が示される。“x”は、Y方向の任意の列を意味する。
1.2 半導体記憶装置の他の構成
実施形態は、以下に示すクロスポイント型の抵抗変化メモリに対しても適用できる。図5は、実施形態の半導体記憶装置の他の構成におけるメモリセルアレイの回路図である。メモリセルアレイ31はクロスポイント型を形成している。
ワード線WL0,WL1,WL2は、X方向に延び、Y方向に間隔を空けて配列されている。ワード線WL0,WL1,WL2には、ワード線ドライバ32が接続されている。ワード線ドライバ32は、選択ワード線及び非選択ワード線に対して、データのリセット動作、読み出し動作、及びセット動作に必要な電圧を印加する。ここでは、ワード線WL0,WL1,WL2を示すが、ワード線の数は任意である。
ビット線BL0,BL1,BL2は、Y方向に延び、X方向に間隔を空けて配列されている。ビット線BL0,BL1,BL2には、センスアンプ(S/A)33がそれぞれ接続されている。センスアンプ33は、選択ビット線及び非選択ビット線に対して、データのリセット動作、読み出し動作、及びセット動作に必要な電圧を印加する。センスアンプ33は、リセット動作のベリファイ読み出しあるいは読み出し動作において、可変抵抗素子からビット線BLに読み出されたデータを検知及び増幅する。ここでは、ビット線BL0,BL1,BL2を示すが、ビット線の数は任意である。
メモリセルMC(0,0)、(0,1)、…、(2,2)は、ワード線WL0,WL1,WL2とビット線BL0,BL1,BL2との交差部にそれぞれ配置される。これにより、抵抗変化メモリは、クロスポイント型のメモリセルアレイ構造を有している。メモリセルMCには、後述する可変抵抗素子が用いられる。また、メモリセルアレイは、図5に示したメモリセルアレイ31が積層された積層タイプの構造を有していてもよい。
1.3 半導体記憶装置の動作
次に、実施形態の半導体記憶装置における動作について説明する。実施形態は、前述した半導体記憶装置10及びメモリセルアレイ31を有する半導体記憶装置のいずれのタイプにも適用できるが、ここでは、半導体記憶装置10の動作を例として説明する。
1.3.1 基本動作
メモリセルMCは、1ビットのデータを記憶可能であり、自身の抵抗状態に応じてデータを記憶する。メモリセルMCを高抵抗状態(あるいはオフ状態)にする動作(すなわち、低抵抗状態から高抵抗状態に遷移させる動作)をリセット動作と呼び、メモリセルMCを低抵抗状態(あるいはオン状態)にする動作(すなわち、高抵抗状態から低抵抗状態に遷移させる動作)をセット動作と呼ぶ。
図6は、リセット動作、セット動作、及び読み出し動作の電圧を説明する図である。選択グローバルビット線を“GBL_s”、非選択グローバルビット線を“GBL_u”、選択ワード線を“WL_s”、非選択ワード線を“WL_u”、選択の選択ゲート線を“SG_s”、非選択の選択ゲート線を“SG_u”と表記する。以下に、リセット動作、セット動作、及び読み出し動作の順に述べる。
(リセット動作)
リセット動作にてメモリセルMCにデータを記憶する際には、コントローラ17は、選択グローバルビット線GBL_sに、リセット電圧Vw(>0V)を印加し、非選択グローバルビット線GBL_uと非選択ワード線WL_uとに、半選択セルに印加される電圧が選択セルに印加される電圧の半分となるように電圧Vwf(=Vw/2)を印加する。また、コントローラ17は、選択ワード線WL_sと非選択の選択ゲート線SG_uとに0Vを印加し、選択の選択ゲート線SG_sに、リセットゲート電圧Vg_w(>0V)を印加する。リセットゲート電圧Vg_wは、リセット動作において、選択トランジスタSTをオンさせる電圧である。
この結果、選択ビット線BLに接続された選択トランジスタSTがオンし、選択グローバルビット線GBL_sから選択メモリセルMCにリセット電圧Vwが転送される。他方、選択ワード線WL_sから選択メモリセルMCに0Vが転送される。このように、可変抵抗素子の両端にVwの電位差が与えられることで、メモリセルMCの抵抗状態が高抵抗状態になる。その結果、メモリセルMCのデータがリセットされる。
(セット動作)
セット動作にてメモリセルMCのデータを記憶する際には、コントローラ17は、メモリセルMCがバイポーラ動作することを考慮して、選択ワード線WL_sに、電圧Ve(>0V)を印加し、非選択グローバルビット線GBL_uと非選択ワード線WL_uとに、半選択セルに印加される電圧が選択セルに印加される電圧の半分となるように電圧Vef(=Ve/2)を印加する。また、コントローラ17は、選択グローバルビット線GBL_sと非選択の選択ゲート線SG_uとに0Vを印加し、選択の選択ゲート線SG_sに、セットゲート電圧Vg_eを印加する。セットゲート電圧Vg_eは、セット動作において、選択トランジスタSTをオンさせる電圧である。
この結果、選択ビット線BLに接続された選択トランジスタSTがオンし、選択ワード線WL_sから選択メモリセルMCにセット電圧Veが転送される。他方、選択グローバルビット線GBL_sから選択メモリセルMCに0Vが転送される。このように、可変抵抗素子の両端にVeの電位差が与えられることで、メモリセルMCの抵抗状態が低抵抗状態となる。その結果、メモリセルMCのデータがセットされる。
(読み出し動作)
メモリセルMCのデータを読み出す読み出し動作の際には、コントローラ17は、選択グローバルビット線GBL_s、及び非選択グローバルビット線GBL_uに、読み出し電圧Vrを印加する。また、コントローラ17は、選択ワード線WL_sに0Vを印加し、非選択ワード線WL_uに、読み出し電圧Vrを印加する。また、コントローラ17は、選択の選択ゲート線SG_sに読み出しゲート電圧Vg_rを印加し、非選択の選択ゲート線SG_uに0Vを印加する。読み出しゲート電圧Vg_rは、読み出し動作において、選択トランジスタSTをオンさせる電圧である。
この結果、選択ビット線BLに接続された選択トランジスタSTがオンし、選択グローバルビット線GBL_sから選択メモリセルMCに読み出し電圧Vrが転送される。他方、選択ワード線WL_sから選択メモリセルMCに0Vが転送される。ここで、選択メモリセルMCの抵抗状態により、選択メモリセルMCに流れる電流が異なる。そして、選択グローバルビット線GBL_sに流れる電流をセンスアンプ15で検知することにより、選択メモリセルMCに記憶されたデータを判別する。
1.3.2 実施形態の動作
次に、実施形態に係るリセット動作について説明する。図7は、実施形態のリセット動作を示すフローチャートである。図7に示すリセット動作は、コントローラ17が制御する。リセット動作は、リセット対象のメモリセルMCにリセット電圧を印加する動作と、リセット電圧印加後のリセット対象のメモリセルに対するベリファイ読み出し及びそのベリファイ(以降、ベリファイと称す)とを含む。ベリファイは、リセット電圧印加の後に、リセット対象のメモリセルMCがベリファイレベルの抵抗状態に遷移したか否かを検証する動作である。この検証は、リセット対象のメモリセルMCを流れる電流がベリファイレベルの電流値以下になったか否かをセンスアンプにより検出することで行われる。
図8に、リセット電圧の印加によるベリファイ読み出しの電流の変化を示し、図9にリセット電圧の印加によるメモリセルの抵抗の変化を示す。実施形態では、ベリファイ読み出し時に、メモリセルMCを流れる電流が、図8に示すベリファイレベルの電流値以下になったとき、つまり、メモリセルMCの抵抗が、図9に示すベリファイレベルの抵抗以上になったとき、ベリファイがパスしたとされる。一方、メモリセルMCの抵抗がベリファイレベルの抵抗より小さいとき、ベリファイが失敗とされる。ここで、設定されるベリファイレベルの抵抗は、メモリセルがオフ状態にあるときの抵抗より小さい。言い換えると、メモリセルが高抵抗状態にあると判定されるときの抵抗より小さい。
なお、図8に示す(a)は、後述する図10の(a)に示すリセット動作におけるリセット電圧とベリファイ読み出し時の電流を表す。図8に示す(b)は、図10の(b)に示すリセット動作におけるリセット電圧とベリファイ読み出し時の電流を表す。また、図9に示す(a)は、図10の(a)に示すリセット動作におけるリセット電圧とベリファイ読み出し時のメモリセルMCの抵抗を表す。図9に示す(b)は、図10の(b)に示すリセット動作におけるリセット電圧とベリファイ読み出し時のメモリセルMCの抵抗を表す。
本実施形態にかかるアレイ構造では、同一ビット線BL、同一ワード線WLに接続される無数のメモリセルの抵抗状態により、配線(ビット線BL及びワード線WL)での電圧降下が大きく異なる。つまり、図8と図9に示すリセット電圧のずれは個別のメモリセルの特性ばらつきではなく、周辺のメモリセルの抵抗状態によって主に生じる場合がある。本実施形態は、リセットの開始電圧を把握することで、このような周辺のメモリセルの抵抗状態に起因するリセット電圧のずれを補正するものである。
リセット電圧を印加した後に、ベリファイがパスするまで、リセット電圧印加とベリファイとが繰り返される。ベリファイがパスすると、リセット電圧の印加が1回あるいは複数回実行される。ベリファイがパスした後は、ベリファイは実行されない。以降、ベリファイがパスした後のメモリセルMCに対するリセット電圧の印加回数を、リセット回数と称する。
以下に、図7を用いて、実施形態のリセット動作について述べる。
まず、コントローラ17は、リセット動作の対象ページを選択する(ステップS1)。例えば、リセット動作はページ単位で行われる。ページは、前述したシート内の1つのワード線に接続された複数のメモリセルを含んでもよい。
次に、選択されたページ内のリセット対象のメモリセルに対して、リセット電圧を印加する(ステップS2)。続いて、リセット電圧の印加によって、メモリセルがベリファイレベルの抵抗状態に遷移したか否かを検証するベリファイ読み出しを行う。ベリファイ読み出しでは、リセット電圧の印加によって、メモリセルの抵抗がベリファイレベルの抵抗値以上になったか否かがセンスアンプ15により検知される(ステップS3)。
次に、ベリファイ読み出しの結果を判定する(ステップS4)。すなわち、メモリセルの抵抗がベリファイレベルの抵抗値以上である場合(pass)、ベリファイがパスであるとして、ステップS5−1に進む。一方、メモリセルの抵抗がベリファイレベルの抵抗値より小さい場合(fail)、ベリファイが失敗であるとして、ステップS2へ戻り、ステップS2〜S4の処理を繰り返す。すなわち、リセット対象のメモリセルに対してリセット電圧の印加とベリファイ読み出しとを、ベリファイがパスするまで繰り返す。このリセット電圧印加とベリファイ読み出し及びベリファイとの繰り返しについては後で詳述する。
ベリファイがパスして、ステップS5−1に移行すると、リセット対象のメモリセルMCに対して、リセット電圧の印加を1回あるいは複数回行う(ステップS5−1,S5−2)。ベリファイがパスした後のリセット電圧の印加期間では、ベリファイ読み出しを含むベリファイは行わない。このベリファイがパスした後のリセット電圧の印加については後で詳述する。
その後、ステップS6に進み、リセット動作の全ての対象ページに対して、リセット動作が終了したか否かを判定する(ステップS6)。全ての対象ページのリセット動作が終了していない場合(No)、ステップS1に戻り、ステップS1〜S6の処理を繰り返す。
ステップS6において、全ての対象ページのリセット動作が終了している場合(Yes)、リセット対象の全てのメモリセルに対して、電圧を印加して電流量を検知する(ステップS7)。続いて、全てのメモリセルの電流量から、リセット対象のメモリセルに絶縁破壊が発生している否か、すなわちビット線BLとワード線WLとの間にショートが発生しているか否かを判定する(ステップS8)。ショートが発生している場合、全てのメモリセルの電流量はベリファイレベルの電流値と比べて非常に大きくなり、例えばその電流量が所定の電流量より大きいとき、ショートが発生していると判定される。ショートが発生していない場合(pass)、リセット動作を終了する。一方、ショートが発生している場合(fail)、対象ページに対するリセット動作に失敗したと判定して、その情報をメモリセルアレイの別の領域に記憶し、リセット動作を終了する。
ショートの発生は、例えばステップS1で選択したワード線WLが複数層に及ぶ場合には、次のようにして確認する。図6で示す読み出し条件において、少なくとも書き込みを行った全てのワード線WL層を電圧WL_sに設定し読み出しを行う。このとき、グローバルビット線GBLに流れる電流を測定し、電流量が閾値よりも大きい場合には、いずれかのビット、すなわちメモリセルでショートが発生したとする。ここで、抵抗値は一例として、GBL−BL−メモリセル−ワード線WLの抵抗を合わせて読み出したものでもよい。
次に、図10を用いて、図7に示した、ステップS2〜S5−2の動作について詳述する。ステップS2〜S5−2では、リセット電圧の印加とベリファイ読み出し及びベリファイとが繰り返され、ベリファイにパスすると、ベリファイを伴わない、リセット電圧の印加がリセット回数だけ実行される。
図10は、リセット動作において、リセット対象のメモリセルMCに印加されるリセット電圧とベリファイ電圧を示す図である。ベリファイ電圧は、ベリファイ読み出しで、リセット電圧印加後のメモリセルMCに印加される電圧である。図10の(a)は、リセット電圧印加とベリファイとが3回繰り返されて、ベリファイをパスした場合を示す。図10の(b)は、リセット電圧印加とベリファイとが1回でベリファイをパスした場合を示す。
図10の(a)に示すリセット動作は以下のようになる。メモリセルMCにリセット電圧Vre1が印加される。続いて、メモリセルMCにベリファイ電圧Vvr1が印加されて、ベリファイが行われる。
ここで、ベリファイがパスしないため、続いて、メモリセルMCにリセット電圧Vre2が印加される。リセット電圧Vre2は、リセット電圧Vre1に電圧ΔVを加えた電圧である。続いて、メモリセルMCにベリファイ電圧Vvr2が印加されて、ベリファイが行われる。
ここで、ベリファイがパスしないため、続いて、メモリセルMCにリセット電圧Vre3が印加される。リセット電圧Vre3は、リセット電圧Vre2に電圧ΔVを加えた電圧である。続いて、メモリセルMCにベリファイ電圧Vvr3が印加されて、ベリファイが行われる。
ここで、ベリファイ電圧Vvr3によるベリファイにおいて、ベリファイがパスする。すると、メモリセルMCに対してリセット電圧の印加がリセット回数だけ実行される。すなわち、メモリセルMCにリセット電圧Vre4が印加される。リセット電圧Vre4は、リセット電圧Vre3に基づいて設定される。具体的には、リセット電圧Vre4は、リセット電圧Vre3に電圧ΔVを加えた電圧である。さらに、メモリセルMCにリセット電圧Vre5が印加される。リセット電圧Vre5は、リセット電圧Vre4に電圧ΔVを加えた電圧である。ここでは、リセット回数が2回の場合を示したが、1回あるいは3回以上の場合もある。
また、図10の(b)に示すリセット動作は以下のようになる。メモリセルMCにリセット電圧Vre1が印加される。続いて、メモリセルMCにベリファイ電圧Vvr1が印加されて、ベリファイが行われる。
ここで、ベリファイ電圧Vvr1によるベリファイにおいてベリファイがパスする。すると、メモリセルMCに対してリセット電圧の印加がリセット回数だけ実行される。すなわち、メモリセルMCにリセット電圧Vre2が印加される。リセット電圧Vre2は、リセット電圧Vre1に基づいて設定される。具体的には、リセット電圧Vre2は、リセット電圧Vre1に電圧ΔVを加えた電圧である。さらに、メモリセルMCにリセット電圧Vre3が印加される。リセット電圧Vre3は、リセット電圧Vre2に電圧ΔVを加えた電圧である。ここでは、リセット回数が2回の場合を示したが、1回あるいは3回以上の場合もある。
前述したように、ベリファイ電圧によるベリファイがパスした後、メモリセルMCに印加される1回目のリセット電圧は、ベリファイをパスしたときのリセット電圧に基づいて設定される。すなわち、1回目のリセット電圧は、ベリファイをパスしたときのリセット電圧に対して、電圧ΔVだけ増加させたリセット電圧(Vre3+ΔV、あるいはVre1+ΔV)である。さらに、メモリセルに印加される2回目のリセット電圧は、1回目のリセット電圧に対して、電圧ΔVだけ増加させたリセット電圧(Vre4+ΔV、あるいはVre2+ΔV)である。さらに、リセット電圧の印加を行う場合は、前回のリセット電圧より電圧ΔVだけ増加させた電圧が用いられる。
また、リセット回数は、半導体記憶装置10内の記憶回路、例えばメモリセルアレイ11内のROM領域等に記憶されている。ベリファイをパスした後のリセット電圧の印加は、ROM領域に記憶されたリセット回数に関する情報に従って、1回あるいは複数回実行される。
リセット回数は、メモリセルMCの特性等に応じて決定される。例えば、リセット回数は、出荷前のメモリセルの評価時に決定され、メモリセルアレイ11内のROM領域に記憶される。コントローラ17は、半導体記憶装置10の動作時に、ROM領域からリセット回数を読み出す。コントローラ17は、読み出したリセット回数に従って、リセット電圧の印加を実行する。
ROM領域には、その他のリセット動作に関する情報、例えばリセット電圧の振幅(パルス振幅)、パルス幅、リトライ回数、ベリファイレベルの電流値及び抵抗値なども記憶される。リトライ回数は、ベリファイをパスしない場合に繰り返される、リセット電圧印加とベリファイの回数である。
上述したように、ベリファイをパスした後にメモリセルMCに印加されるリセット電圧は、ベリファイのパス時に用いられたリセット電圧に基づいて設定される。リセット電圧の印加が繰り返される場合は、前回のリセット電圧が電圧ΔVだけ増加されるステップアップ動作が行われる。また、ベリファイのパス後に行われるリセット電圧の印加回数(リセット回数)は、ROM領域等に予め記憶された情報に基づいて実行される。
上述の繰返し印加されるリセット電圧(あるいはリセットパルス)の設定の仕方は任意であり、リセット電圧Vre1からVre5の振幅を同一にしてパルス幅を等倍するように長くしてもよいし、Vre(n+1)―Vren=n×Δのようにパルス振幅の増大量を徐々に大きくしてもよい。ただし、ベリファイをパスする回数によらず、n番目に印加されるリセットパルスの条件が同じであることが、コントローラ17を用いた制御性の点で好ましい。なお、nは1以上の自然数である。
また、リセット電圧を印加した後のベリファイ読み出しによる電流値は、同一のメモリセルMCであってもメモリセルアレイの状態によって変わる場合がある。これは、メモリセルアレイ内の対象メモリセルMCに対する周辺のメモリセルの抵抗状態により、回り込み電流の大きさが変わり、ワード線及びビット線の配線抵抗による電圧降下が異なるためである。また、ワード線デコーダ12あるいはビット線デコーダ14から距離が遠いメモリセルMCの場合は、配線抵抗によってリセット電圧の電圧降下が大きくなることがわかっている。このため、予め設定されるリセット電圧を高くする場合がある。これらの情報もROM領域等に出荷前の評価時に記憶することができる。
次に、図11を用いて、リセット電圧を印加する場合のビット線BL及びワード線WLの電圧波形について説明する。
図11は、リセット電圧を印加する場合にビット線BL及びワード線WLに印加される電圧を示す電圧波形図である。電圧VBLは選択ビット線BLの電圧を示し、電圧VWLは選択ワード線WLの電圧を示す。さらに、電圧VUBは非選択ビット線BLの電圧を示し、電圧VUXは非選択ワード線WLの電圧を示す。ここでは、メモリセルMCにリセット電圧Vre1を印加するときのビット線BL及びワード線WLの電圧波形を示す。
まず、時刻t0において、全てのワード線WLの電圧、すなわち選択ワード線電圧VWL及び非選択ワード線電圧VUXが、リセット電圧Vre1の半分の電圧Vre1f(=Vre1/2)に設定される。時刻t1において、全てのビット線BLの電圧、すなわち選択ビット線電圧VBL及び非選択ビット線電圧VUBが、リセット電圧Vre1の半分の電圧Vre1fに設定される。時刻t2において、選択ワード線電圧VWLが、基準電圧VSS(=0V)に設定される。そして、時刻t3において、選択ビット線電圧VBLが、リセット電圧Vre1に設定される。これにより、メモリセルMCに対してリセット電圧Vre1の印加が開始される。
その後、時刻t4において、選択ビット線電圧VBLが、電圧Vre1fに設定される。これにより、リセット電圧の印加が終了する。さらに、時刻t5において、選択ワード線電圧VWLが、電圧Vre1fに設定される。時刻t6において、選択ビット線電圧VBL及び非選択ビット線電圧VUBが基準電圧VSSに設定される。時刻t7において、選択ワード線電圧VWL及び非選択ワード線電圧VUXが基準電圧VSSに設定される。これにより、リセット動作が終了する。
選択ビット線電圧VBL、非選択ビット線電圧VUB、選択ワード線電圧VWL、及び非選択ワード線電圧VUXは、回り込み電流が最小になるように設計され、前述したように例えば、リセット電圧Vre1の半分の電圧Vre1f(=Vre1/2)が用いられる。
また、読み出し動作は、用いるセンス方式に依存し、任意に設計が可能であるが、リセット電圧Vre1を読み出し電圧Vreadに換えれば、図11に示した同様の電圧印加シーケンスを用いることも可能である。
この場合、リセット電圧印加時に用いる電圧Vre1f(=Vre1/2)と、ベリファイ読み出し時に用いる読み出し電圧Vreadの半分の電圧Vread/2との電圧値が大きく異なる。このため、リセット電圧の印加を行った後にベリファイ読み出しを行うためには、非選択ビット線BL及び非選択ワード線WLが充電されるまでに時間が必要である。
しかし、ベリファイ読み出しを行わずに、リセット電圧の印加だけを行う場合は、リセット電圧の増加分ΔVだけ選択ビット線BLを充電すればよい。このため、ワード線WL及びビット線BLの充電時間を短く設定することが可能となる。例えば、図12に示すような、電圧波形を用いることにより、リセット電圧Vre2の印加からリセット電圧Vre3を印加するのに要する時間を短縮することが可能である。
図12に、ベリファイをパスした後に、リセット電圧Vre2、Vre3を続けて印加する場合のワード線WL及びビット線BLに印加される電圧を示す。時刻t10〜t15において、リセット電圧Vre2の印加が終了する。その後、時刻t16において、選択ワード線電圧VWL及び非選択ワード線電圧VUXが、リセット電圧Vre2の半分の電圧Vre2f(=Vre2/2)から、リセット電圧Vre3の半分の電圧Vre3f(=Vre3/2)に昇圧される。さらに、時刻t17において、選択ビット線電圧VBL及び非選択ビット線電圧VUBが、電圧Vre2fから電圧Vre3fに昇圧される。このとき、電圧Vre2fと電圧Vre3fとの電圧差が小さい場合、昇圧に要する時間は短い。
その後、時刻t19において、選択ビット線電圧VBLが、リセット電圧Vre3に設定される。これにより、リセット電圧の印加が開始される。時刻t20において、選択ビット線電圧VBLが、電圧Vre3fに設定される。これにより、リセット電圧の印加が終了する。さらに、時刻t21において、選択ワード線電圧VWLが、電圧Vre3fに設定される。時刻t22において、選択ビット線電圧VBL及び非選択ビット線電圧VUBが、基準電圧VSSに設定される。時刻t23において、選択ワード線電圧VWL及び非選択ワード線電圧VUXが、基準電圧VSSに設定される。これにより、リセット動作が終了する。
なお、リセット電圧Vre2とリセット電圧Vre3の差が小さく、電圧Vre2f及び電圧Vre3fの電圧値をほとんど変えない場合には、さらなる時間短縮が可能である。あるいは、電圧Vre3fを電圧Vre2fと同じに設定すれば、さらなる時間短縮が可能である。
1.4 実施形態の効果
実施形態によれば、リセット動作において、リセット電圧の印加と、リセット電圧印加後のメモリセルの抵抗状態を検証する、すなわちリセット電圧印加後にメモリセルに流れる電流値がベリファイレベルの電流値以下か否かを検知するベリファイとを行う。ベリファイレベルの電流値は、メモリセルMCが高抵抗状態(オフ状態)であると判定される電流値より大きい。ベリファイが失敗であるとき、リセット電圧印加とベリファイとを繰り返し、ベリファイがパスすると、半導体記憶装置10内の記憶回路(例えば、ROM領域)に記憶された所定回数だけ、メモリセルMCにリセット電圧の印加を実行する。
ベリファイをパスした後にメモリセルMCに印加されるリセット電圧は、ベリファイをパスしたときのリセット電圧に基づいて設定される。ベリファイをパスした後、リセット電圧の印加を所定回数行うことにより、メモリセルMCの抵抗状態を高抵抗状態に遷移させる。
これにより実施形態では、メモリセルの高抵抗状態を検知するための電流値を大きくすることができる。また、ベリファイをパスした後は、ベリファイは行われず、リセット電圧の印加だけが行われるため、リセット動作に要する時間を短縮できる。また、リセット電圧を繰り返し印加するとき、リセット電圧に加算される電圧ΔVを小さく設定できるため、リセット電圧の印加が過剰に行われるのを抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…半導体記憶装置、11…メモリセルアレイ、12…ワード線デコーダ、13…選択ゲートデコーダ、14…グローバルビット線デコーダ、15…センスアンプ、16…電圧生成回路、17…コントローラ、20…ソース領域、21…チャネル領域、22…ドレイン領域、23…ゲート絶縁膜、24…抵抗変化層、31…メモリセルアレイ、32…ワード線ドライバ、33…センスアンプ、34…第1電極、35…第2電極、36…抵抗変化層、MB…メモリブロック、MC…メモリセル、SG…選択ゲート線。

Claims (9)

  1. ワード線と、
    前記ワード線と交差するビット線と、
    前記ワード線と前記ビット線との交差部に設けられ、可変抵抗素子を有するメモリセルと、
    前記メモリセルに対して電圧印加及び読み出しを制御するコントローラと、
    を具備し、
    前記コントローラは、前記メモリセルに第1電圧を印加する第1動作と、前記第1動作の後、前記メモリセルの抵抗が第1値以上になったか否か検証する第1ベリファイとを行い、
    前記第1ベリファイにおいて前記メモリセルの抵抗が第1値以上になったとき、前記第1電圧に基づいて設定された第2電圧を前記メモリセルに印加する第2動作を行う半導体記憶装置。
  2. 前記コントローラが行う前記第1動作、前記第1ベリファイ、及び前記第2動作は、低抵抗状態のメモリセルを高抵抗状態に遷移させるリセット動作である請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1ベリファイでは、前記メモリセルに第3電圧を印加し、前記メモリセルの抵抗が前記第1値以上になったか否かを検証し、
    前記第1値は、前記高抵抗状態のメモリセルの抵抗より小さい請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第2動作に関する情報を記憶したメモリを有し、
    前記コントローラは、前記第1ベリファイにおいて、前記メモリセルの抵抗が前記第1値以上になったとき、前記メモリに記憶された前記情報に基づいて前記第2動作を実行する請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記情報は前記第2動作を実行する回数を含み、
    前記コントローラは、前記第2動作を前記回数に従って実行する請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第2動作が複数繰り返されるとき、
    前回の前記第2動作で用いた前記第2電圧より所定電圧だけ高い電圧が、次回の前記第2動作において前記メモリセルに印加される請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1ベリファイに関する情報を記憶したメモリを有し、
    前記コントローラは、前記第1動作の後、前記メモリに記憶された前記情報に基づいて前記第1ベリファイを実行する請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1ベリファイにおいて、前記メモリセルの抵抗が前記第1値以上でないとき、前記第1動作と前記第1ベリファイとが繰り返され、
    前回の前記第1動作で用いた前記第1電圧より所定電圧だけ高い電圧が、次回の前記第1動作において前記メモリセルに印加される請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記コントローラは、前記第2動作が実行された前記メモリセルに対して電圧を印加し、
    前記ビット線に流れる電流が、第2値以上であるか否かを判定する請求項1に記載の半導体記憶装置。
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