JP2019165146A - 半導体装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスで発生した熱を効率良く放熱する。【解決手段】デバイス1の周囲には支持体2が設けられ、これらデバイス1、支持体2は可撓性回路基板3に搭載されている。前記可撓性回路基板3は、一のシート状をなす可撓性回路基板3がデバイス1および支持体2を包んでいる半導体装置であり、包んでいる可撓性回路基板3の一部に、可撓性回路基板3の一方の面から他方の面までを貫通する開口部5が開いている。この開口部5には、前記支持体2が外気と接触することができるように露出しているとともに、さらに、可撓性回路基板3の両端から突出した内部配線3Aが露出している。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および電子機器に関する。
関連する技術として、ベアチップを可撓性回路基板と接続し、可撓性回路基板をベアチップの端面に沿って折り曲げてベアチップを可撓性回路基板で包んだ構造を特徴とする三次元実装型半導体装置が特許文献1で提案されている。この半導体装置では、薄型でかつベアチップと外形サイズが同等の小型化を実現できるというメリットがある。
また、その他の関連する技術として、可撓性回路基板で包み込んだ構造から支持体を突出し、突き出した支持体と高熱伝導率材料を介して、放熱部材に放熱する構造を備えた、三次元実装型半導体装置が特許文献2で提案されている。
また、その他の関連する技術として可撓性回路基板に開口部を設け、デバイスから可撓性回路基板を伝熱して支持体から放熱部材に放熱する構造を備えた3次元実装型半導体装置が特許文献3で提案されている。
特開平8―335663号公報 国際公開第2011/043493号 特開2015−162497号公報
しかしながら、特許文献1に記載の半導体装置は、ベアチップに直接、可撓性回路基板を巻きつけた構造であるため、消費電力の高い半導体ベアチップを用いた場合、熱が外部に逃げにくく温度が上昇し、チップの誤動作が生じるという課題がある。
また、特許文献2に記載の半導体装置では、ベアチップを包み込んでいる可撓性回路基板から支持体が突き出している構造であるため、突き出した支持体により、半導体装置の実装面積が広がるという課題がある。
また、特許文献3に記載の半導体装置では、可撓性回路基板のデバイスの熱が接着シート、絶縁層1、内部配線、絶縁層3、内部配線、絶縁層2の順で支持体まで熱伝導する放熱経路になるため、放熱効率が下がり、熱が逃げにくくなり温度が上昇し、チップの誤動作の原因となることがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、デバイスで発生した熱の放熱性を高めることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は下記の構成を有する。
少なくともデバイス、該デバイスの近傍に設けられていて、該デバイスより熱伝導性が高い支持体、可撓性回路基板を有し、前記可撓性回路基板が前記デバイスおよび支持体の少なくとも一部分を包んでいる半導体装置であって、前記可撓性回路基板は、前記支持体、デバイスの少なくともいずれかが露出する開口部を有し、前記開口部に前記可撓性回路基板に含まれる内部配線が露出していることを特徴とする。
本発明によれば、デバイスで発生した熱の放熱性を高めることができる。
本発明の最少構成にかかる半導体装置の断面図である。 本発明の第1実施形態を示す半導体装置の断面図である。 第1実施形態の放熱部材を設けない状態における上面図である。 第1実施形態の熱伝導経路を示す断面図である。 第1実施形態の内部配線の変形例を示す上面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法におけるデバイスを示す断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法における支持体を示す断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法における可撓性回路基板を示す断面図である。 図8の可撓性回路基板の平面図である。 デバイス1、支持体2を図8の可撓性回路基板3に仮搭載をした状態の断面図である。 デバイス1、支持体2を図8の可撓性回路基板3に仮搭載をした状態の上面図である。 図8の可撓性回路基板によってデバイス、支持体を包んだ状態の断面図である。 図12の半導体装置にリフローのためのはんだボールを配置した断面図である。 本発明の第2実施形態の断面図である。 本発明の第3実施形態の断面図である。 第3実施形態の熱伝導経路を示す断面図である。 第4実施形態の断面図である。 第5実施形態の断面図である。 第6実施形態の断面図である。 第7実施形態の断面図である。
本発明の最少構成例にかかる半導体装置について図1を参照して説明する。
符号1はデバイスであって、このデバイス1の周囲には支持体2が設けられ、これらデバイス1、支持体2は可撓性回路基板3に搭載されている。前記可撓性回路基板3は、一のシート状をなす可撓性回路基板3がデバイス1および支持体2を包んでいる半導体装置であり、包んでいる可撓性回路基板3の一部に、可撓性回路基板3の一方の面から他方の面までを貫通する開口部5が開いている。この開口部5には、前記支持体2が外気と接触することができるように露出しているとともに、さらに、可撓性回路基板3の両端から突出した内部配線3Aが露出している。この内部配線3Aは、例えば、銅、アルミニウム等の導電体であって、一般に高い熱伝導係数を持っている。
前記支持体2の露出部分および可撓性回路基板3の内部配線3Aは、直接、大気に接触するか、例えば、図1に破線で示すような熱伝導体からなる放熱部材4に接触させることにより放熱効率が高められるようになっている。
上記最少構成の半導体装置にあっては、デバイスで1発生した熱を支持体2、可撓性回路基板3の内部配線3Aから、大気に直接、あるいは、放熱部材4を介して放熱することができ、半導体装置の温度上昇を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1の例および各実施形態で共通の構成要素には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置が搭載された電子機器について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態を示す半導体装置の断面図、図3は放熱部材4を取り外した状態での上面図である。
図2は、可撓性回路基板3を図2が印刷された用紙に見立てた場合に、この紙面の表となる第1の面6の中央にデバイス1を配置し、これを囲むように支持体2を配置しておき、第1の面6を内側にして、紙面の上下をそれぞれ紙面の手前に曲げながらデバイス1、支持体2の上に重ねて包み込むことにより形成された第1実施形態の半導体装置を紙面と直交する方向へ切断した断面を示している。
図2に示す本発明の第1実施形態の半導体装置は、可撓性回路基板3の第1の面6に第1の外部電極7を備え、第1の面6と表裏の関係にある第2の面8に第2の外部電極9を備えている。また第1の面6に前記デバイス1、支持体2が搭載されている。
前記半導体装置は、さらに、前記開口部5を有する前記可撓性回路基板3と、前記デバイス1の周囲を囲むように配置され、前記可撓性回路基板3の前記開口部5に露出している支持体2と、前記可撓性回路基板3の第1の外部電極7と電気的に接続されたデバイス1と、前記放熱部材4と、前記可撓性回路基板3の内部配線3Aとで構成されている。前記内部配線3Aは、例えばCuのような電気伝導性および熱伝導性の良好な材料により構成され、前記デバイス1と放熱部材4の間にある導熱シート12を介して前記放熱部材4に熱伝導するとともに、前記開口部5で放熱部材4と接触することによっても熱伝導している。
ここで、前記放熱部材4は、所定形状の溝を設けることにより放熱面積を確保するヒートシンク部4aと、このヒートシンク部4aの下面に一体に設けられて高熱部分(図示の場合は支持体2)と接触する脚部4bとを有する。前記放熱部材4は一般的に用いられているヒートシンク(放熱器、放熱板)の他、導熱シート、導熱ゴム、または半導体装置を収容している筐体(一般に金属により構成され、収容された電子機器等からの熱により温度上昇し、大気と接触することにより放熱する)などを含むものとする。
また、図示例の可撓性回路基板3は、前記支持体2の対向する2辺に対応するそれぞれの端部寄りの所定領域で折り曲げて、前記デバイス1と支持体2とを上下から挟むことにより、包み込んだ構造になっている。より詳細には、可撓性回路基板3の所定領域で第1の面6が内側となるように折り曲げることにより、図2に示すように、デバイス1、支持体2を一枚の可撓性回路基板3が上下から挟んだ(包んだ)構造とされている。また、上面にある前記開口部5の部分で放熱部材4に接続または接触させており、さらに、前記開口部5で放熱部材4と可撓性回路基板3の内部配線3Aとを接触させることにより、半導体装置の実装面積を広げることなく、デバイス1から発生する熱を半導体装置の外部に効率よく逃がす効果を有している。
また前記可撓性回路基板3の第2の面8にある第2の外部電極9には、前記半導体装置が搭載される実装基板10との接続のための外部端子11が形成されており、外部端子11としては例えばSnを含んだ金属材料で構成されたいわゆる半田ボール等が好ましい。
上記では、半導体装置の形状としては半田ボールを使用しているが、表面実装型部品の形状であれば、対応できるのは言うまでもない。
また、図5は本発明の第1実施形態の半導体装置の変形例であり、この変形例の内部配線3Bは、図3の内部配線3Aと形状が異なっている。すなわち内部配線は、必ずしも、四角形でなくても、本発明の構成が実現できることは云うまでもない。
デバイス1としては例えば半導体ベアチップ、パッケージ化された電子部品、受動部品(コンデンサ、抵抗、インダクタ)などを用いることができる。
支持体2の材料としては、例えば金属(鉄、アルミニウム、アルミニウムを含んだ合金、NiとFeを含んだ合金、NiとCrを含んだ合金、Crを含んだ合金、銅)、シリコン、樹脂材料(ナイロン、PP、エポキシ樹脂、カーボン、アラミド樹脂)、雲母(マイカ)などを用いることができる。
図4に本実施形態の半導体装置における熱の伝導経路を示す。この図4を参照して、第1実施形態の作用について説明する。
前記デバイス1で発生した熱は、第1の経路として、前記デバイス1の表面と接触している前記可撓性回路基板3に伝わり、その後、前記可撓性回路基板3と接触している前記支持体2へと伝わる。また、第2の経路として、前記デバイス1で発生した熱が、前記デバイス1の表面と接触している前記可撓性回路基板3に伝わり、前記可撓性回路基板3に埋め込まれた銅等の熱電性の良い材料からなる前記内部配線3Aを伝わり、可撓性回路基板3の開口部5から露出する支持体2の部分(表面に可撓性回路基板3が覆われていない部分)を用いて、半導体装置の実装面積を広げることなく、効率よく体詰へ放熱することができる。
以上説明した第1実施形態によれば下記の効果を得ることができる。
第一の効果は可撓性回路基板の開口部に露出している支持体を放熱部材に直接接続することにより、デバイスで発生した熱の放熱性を高めることができる。
第二の効果は放熱性を高めることにより、熱問題で使用が難しい装置にも搭載可能な半導体装置を提供することができる。
第三の効果は実装面積が少なくなることにより、小型化が必要な装置にも搭載可能な半導体装置を提供することができる。
第四の効果は可撓性回路基板の開口部に露出している内部配線を放熱部材に直接接続することにより、デバイスで発生した熱の放熱性を高めることができる。
次に、図6〜図13を参照して、第1実施形態の半導体装置の製造方法の一例を説明する。
本発明の半導体装置を製造するために、図6に示すようなデバイス1(外形サイズ:約13mm×13mm×高さ0.7mm)を1個と図7に示すような中心に穴が開いている支持体2(外形サイズ:約23mm×17mm×厚さ0.7mm)を1個と図8に示すような、例えば、第1絶縁層13、第2絶縁層14、第3絶縁層15からなる配線層数が2層の可撓性回路基板3(外形サイズ:約17mm×36mm×厚さ0.14mm)を1個と、本発明の半導体装置の外部端子として用いる半田ボールとして、直径約0.8mmのSnAgCuはんだボールを約100個用意した。本例では、可撓性回路基板3については2層構成で説明しているが、配線層数が1層または、3層以上の多層の可撓性回路基板3でも構成できることは言うまでもない。
また、図9は可撓性回路基板3を上面から見た図である。
また、図8に示すように可撓性回路基板3の第1の面6にはあらかじめ支持体2の表面およびデバイス1の表面と接着させる箇所に対応する部分に接着層として厚さ約25μmの熱可塑性の接着シート16を貼っておいた。熱可塑性樹脂には、約150℃で接着できる材料を用いた。
先ず初めに、可撓性回路基板3の第一の面6の第1の外部電極7上にフラックスまたはクリーム半田を塗布し、フリップチップ実装マウンター、およびチップマウンターを用いて、デバイス1、支持体2を可撓性回路基板3に仮搭載をした。図10は以上の工程までの断面図、図11は以上の工程までの上面図になる。
次に、半導体装置を180℃に加熱したヒーターステージ上に吸着固定させ、加圧ツールを用いて可撓性回路基板3を支持体2の2辺の辺17で折り曲げ、デバイス1と支持体2の表面に接着させ、デバイス1と支持体2の周りに可撓性回路基板3を接着させた図12のようなパッケージを作製した。
このようにして作製したパッケージの外部電極に、半導体装置の外部端子となるはんだボールをフラックスで仮搭載した後、リフロー炉に投入してはんだ接続を行い、図13に示すパッケージを完成させた。
その後、導熱シート12を配置し、可撓性回路基板3の開口部5の部分を通して見える支持体2と放熱部材4とを接触させ、図2の第1実施形態に示すような半導体装置を完成させた。
次に、完成した半導体装置はマウンターを用いて、実装基板10に搭載し、リフロー装置を用いて、これらの半導体装置を実装基板10とはんだ接続させた。
以上、本発明の実施例について述べたが、本名発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施しえるのは言うまでも無いことである。
(第2実施形態)
図14は、本発明の第2実施形態を示す半導体装置の断面図である。なお第1実施形態と共通の構成には同一符号を付し、説明を簡略化する。
図14に示す本発明の第2実施形態の半導体装置は、第1の面6に第1の外部電極7を有し、第2の面8に第2の外部電極9を有し、開口部5が設けられた可撓性回路基板3と、デバイス1の周囲を囲むように配置され可撓性回路基板3の開口部5と、開口部18に露出しているデバイス1と、可撓性回路基板3の第1の外部電極7と電気的に接続されたデバイス1と放熱部材4と、開口部5および開口部18を介して放熱部材4と接触している可撓性回路基板3の内部配線3Aとで構成されている。
前記放熱部材4は、ヒートシンク部4aの下面に設けられた端部の脚部4bに加え、中央にも脚部4cを有している。
また可撓性回路基板3の第2の面8にある第2の外部電極9には、実装基板10との接続のための外部端子11が形成されている。
このように放熱部材4の中央の脚部4b、4cを開口部5の間だけでなく、デバイス1の上部にある開口部18の部分からデバイス1、および、内部配線3Aに接触させることにより、デバイス1から発生する熱を半導体装置の外部に効率よく逃がすことができる。すなわち、本実施形態では、より多くの放熱ルート(熱伝導経路)を設けることによって放熱効率を高めることができる。
また、図14の第2実施形態では、放熱部材4とデバイス1、支持体2、可撓性回路基板3との間には、図2に示す第1実施形態で用いられていた導熱シート12を介在させていないが、第1実施形態と同様に導熱シート12を介在ざせる構造にすることができるのは言うまでもない。
(第3実施形態)
図15は、本発明の第3実施形態を示す半導体装置の断面図である。図15に示す本発明の第3実施形態の半導体装置は、第1の面6に第1の外部電極7を有し、また第2の面8に第2の外部電極9を有し、開口部5が設けられた可撓性回路基板3を有する。この半導体装置は、さらに、デバイス1の周囲を囲むように配置され可撓性回路基板3の開口部5に露出している支持体2と、可撓性回路基板3の第1の外部電極7と電気的に接続されたデバイス1と放熱部材4と、開口部5で放熱部材4と接触している可撓性回路基板3の内部配線3Aとを備えた構成とされている。
このように開口部5を実装基板11側にして、開口部5で、内部配線3Aと放熱部材4の脚部4bとを接続させ、また、支持体2と実装基板11を放熱部材4とで接続することにより、半導体装置の高さを方向への寸法を大きくすることなくデバイス1の発熱を外部に効率よく放熱する効果を有している。
さらに放熱部材4と内部配線3Aとを接触させることにより、デバイス1から発生する熱を半導体装置の外部へのより多くの放熱ルート(熱伝導経路)を設けることにより放熱効率を高めることができる。
図16に本実施形態の半導体装置における熱の流路を示す。デバイス1で発生した熱は、デバイス1の表面と接触している可撓性回路基板3に伝わり、その後、可撓性回路基板3と接触している支持体2、内部配線3Aへと伝わり、最終的に可撓性回路基板3の開口部5の支持体2の部分(表面に可撓性回路基板3が覆われていない部分)と内部配線3Aの部分に接触している放熱部材4を通り、実装基板10に放熱することができる。
(第4実施形態)
図17は、本発明の第4実施形態を示す半導体装置の断面図である。
図17に示す本発明の第1の実施形態の半導体装置では、第1の面6に第1の外部電極7があり、第2の面8に第2の外部電極9があり、開口部5が設けられた可撓性回路基板3と、デバイス1の周囲を囲むように配置され可撓性回路基板3の開口部5に露出している支持体2と、可撓性回路基板3の第1の外部電極7と電気的に接続されたデバイス1と放熱部材4と、開口部5で放熱部材4と接触している可撓性回路基板3の内部配線3Aとで構成されている。
このように、開口部5をデバイス1と実装基板10側の間に設けることにより、内部配線3Aと放熱部材4を接続させ、また、デバイス1と実装基板10を放熱部材4とで接続することとで、半導体装置の高さを方向への寸法を大きくすることなくデバイス1で発生した熱を外部に効率よく放熱する効果を有している。
さらに放熱部材4を内部配線3Aに接触させることにより、デバイス1から発生する熱を半導体装置の外部へより多くの放熱ルート(熱伝導経路)を設けることにより放熱効率を高めることができる。
本実施形態における放熱経路については、第3実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
(第5実施形態)
図18は、本発明の第5実施形態を示す半導体装置の断面図である。
図18に示す本発明の第1の実施形態の半導体装置では、第1の面6に第1の外部電極7があり、第2の面8に第2の外部電極9があり、開口部5が設けられた可撓性回路基板3と、デバイス1の周囲を囲むように配置され可撓性回路基板3の開口部5に露出している支持体2と、可撓性回路基板3の第1の外部電極7と電気的に接続されたデバイス1と放熱部材4と、開口部5で放熱部材4と接触している可撓性回路基板3の内部配線3Aで構成されている。
このように開口部5をデバイス1及び支持体2と実装基板11側の間に設けることにより、内部配線3Aと放熱部材4を接続させ、また、デバイス1及び支持体2の両方で実装基板11と放熱部材4とへ接続することができ、半導体装置の高さを上げることなくデバイス1の発熱を外部に効率よく放熱する効果を有している。
さらに放熱部材4と内部配線3Aに接触させることにより、デバイス1から発生する熱を半導体装置の外部へのより多くの放熱ルート(熱伝導経路)を設けることにより放熱効率を高めることができる。
本実施形態における放熱経路については、前述の各実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
(第6実施形態)
図19は、本発明の第6実施形態を示す半導体装置の断面図である。
図19に示す本発明の第6実施形態の半導体装置では、第1の面6に第1の外部電極7があり、第2の面8に第2の外部電極9があり、開口部5が設けられた可撓性回路基板3と、デバイス1の周囲を囲むように配置され可撓性回路基板3の開口部5に露出している支持体2と、可撓性回路基板3の第1の外部電極7と電気的に接続されたデバイス1と放熱部材4とデバイス1と放熱部材4の間にある導熱シート12と、開口部5で放熱部材4と接触している可撓性回路基板3の内部配線3Aとで構成されている。
このように開口部5を上面部及び下面部の両方に設け、その上面の開口部5の部分で放熱部材4と支持体2、下面の開口部5の部分で支持体2と実装基板11側と放熱部材4とで接続することにより、半導体装置の高さ寸法を大きくすることなくデバイス1の熱を外部に効率よく放熱することができる。
さらに放熱部材4へと内部配線3Aを接触させることにより、デバイス1から発生する熱を半導体装置の外部へのより多くの放熱ルート(熱伝導経路)を設けることにより放熱効率を高めることができる。
本実施形態における放熱経路については、各実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
(第7実施形態)
図20は、本発明の第7実施形態を示す半導体装置の断面図である。
図20に示す本発明の第7実施形態の半導体装置では、本発明の第1実施形態と第3実施形態3で説明した半導体装置を用い、同一の半導体装置または異なる種類の半導体装置を組み合わせて複数積層した3次元実装構造になっている。
本構造とすることにより、半導体装置を並列に2次元実装した場合と比較して実装面積を削減することができ、且つ放熱効率の優れた半導体装置を得ることができる。
また、図の説明は割愛するが、図20の第7実施形態と同様に、第1、第2実施形態のいずれかを上側に、第3から第5実施形態のいずれかを下側にし、複数積層した同様の組み合わせの3次元実装構造にすることができるのは、言うまでもない。
(第8実施形態)
また、図の説明は割愛するが、これまでに述べた本発明の半導体装置を用いて電子機器を組み立てれば、従来よりも放熱効果が高くなるため低コストで、動作温度が問題になりやすい小型の電子機器に組み込むことができる。なお、本願明細書において、電子機器とは、プリント回路基板、プリント回路基板を搭載した大規模LSIのみならず、これらを一部に備えた電子機器を包含するものとする。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
本発明は、半導体装置、LSI、あるいはこれらを利用した多くの電子機器で使用することが考えられるが、例えば、特に小型化、高集積化の必要がある、家庭用ゲーム機、医療機器、ワークステーション、サーバー、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション、携帯電話、ロボットなどが好適である。
1 デバイス
2 支持体
3 可撓性回路基板
3A 3B 内部配線
4 放熱部材
4a ヒートシンク部
4b 4c 脚部
5 開口部
6 第1の面
7 第1の外部電極
8 第2の面
9 第2の外部電極
10 実装基板
11 外部端子(はんだボール)
12 導熱シート
13 第1絶縁層
14 第2絶縁層
15 第3絶縁層
16 接着シート

Claims (10)

  1. 少なくともデバイス、該デバイスの近傍に設けられていて、該デバイスより熱伝導性が高い支持体、可撓性回路基板を有し、前記可撓性回路基板が前記デバイスおよび支持体の少なくとも一部分を包んでいる半導体装置であって、
    前記可撓性回路基板は、前記支持体、デバイスの少なくともいずれかが露出する開口部を有し、前記開口部に前記可撓性回路基板に含まれる内部配線が露出していることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記可撓性回路基板の開口部に露出している前記支持体および前記可撓性回路基板の開口部に露出している内部配線と放熱部材が接触していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記開口部に前記デバイス、支持体の少なくともいずれかが露出していることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の半導体装置。
  4. 前記開口部に露出している、デバイス、支持体、内部配線の少なくともいずれかと放熱部材とが接触していることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 実装基板側で前記可撓性回路基板の開口部に露出している前記支持体および前記内部配線が放熱部材を介して前記実装基板と接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 実装基板側で前記可撓性回路基板の開口部に露出している前記デバイスおよび内部配線が放熱部材を介して前記実装基板と接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 実装基板側で前記可撓性回路基板にある開口部に露出しているデバイス及び支持体および内部配線が放熱部材で前記実装基板と接触している請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置のうち、同一または異なる種類を組み合わせて複数積層したことを特徴とする半導体装置。
  9. 前記支持体がFe、NiとFeを含んだ合金、アルミニウム、アルミニウムを含んだ合金、銅、NiとCrを含んだ合金、Crを含んだ合金、シリコン、樹脂材料、雲母、マイカのうちいずれかの材料で構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 請求項1から9のうちいずれかに記載の半導体装置を搭載した電子機器。
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