JP2019164907A - リチウム金属二次電池 - Google Patents

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長 鈴木
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幸子 平林
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Abstract

【課題】サイクル特性に優れたリチウム金属二次電池を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一態様に係るリチウム金属二次電池は、正極と負極と非水電解質とを備え、充電時に前記負極上にリチウム金属が析出し、放電時にリチウム金属が溶解するリチウム金属二次電池であって、前記負極は負極集電体を含み、前記負極集電体は金属箔と前記金属箔の表面に平均粒径が1〜60nmである金属粒子を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、リチウム金属二次電池に関する。
負極にリチウム金属を使用するリチウム金属二次電池は、バックアップ用のコイン型電池などに主に使用されている。また、フランスでは車載用としても使用されている。
リチウム金属二次電池は、負極活物質にリチウムイオンを挿入、脱離することができる活物質を使用するリチウムイオン二次電池とは異なり、負極にリチウム金属が析出、溶解することで充放電を行う電池である。リチウム金属は最も卑な電位を有し、かつ、放電容量もリチウム1g当たり3862mAhと大きく、リチウム金属二次電池は高いエネルギー密度を実現できると期待されている。
リチウム金属二次電池は、充電時に負極にリチウム金属が析出する。リチウム金属は、析出開始点を根として樹枝(デンドライト)状に析出する場合がある。デンドライトは、放電時にデンドライトの根元の部分が先に溶解する場合がある。この場合、根元を失ったデンドライトは電解質中に浮遊し、導通が取れなくなる。電解質中に浮遊するリチウム金属は、導通が取れないため、以降の充放電には寄与することができない。その結果、リチウム金属二次電池の充放電容量が低減する(サイクル特性が劣化する)。また、デンドライトがセパレータを貫通し正極とショートすることにより、放電容量が得られなくなる場合があった。
特許文献1には、リチウム金属析出面が実質的に粒界のないアモルファス金属またはアモルファス合金とする方法が記載されている。
また特許文献2には、リチウム金属析出面が、金属または合金から形成され、平均粗さ(R)を10μm以下とする方法が記載されている。
特開2001−250559号公報 特開2001−243957号公報
しかしながら特許文献に開示されているような方法であっても、負極としてリチウム金属を用いた場合、実用化のレベルにまでリチウム金属のデンドライトの析出を十分に抑制し、電池の寿命を向上させることが困難であった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、サイクル特性に優れたリチウム金属二次電池を提供することを目的とする。
本発明者らは、金属箔と前記金属箔の表面に粒径が1〜60nmである金属粒子を有する負極集電体を用いることにより、サイクル特性に優れたリチウム金属二次電池を得ることができることを見出した。すなわち、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)第1の態様にかかるリチウム金属二次電池は、正極と負極と非水電解質とを備え、充電時に前記負極上にリチウム金属が析出し、放電時にリチウム金属が溶解し、前記負極は負極集電体を含み、前記負極集電体は金属箔と前記金属箔の表面に、粒径が1〜60nmである金属粒子を有する。
(2)上記態様にかかるリチウム金属二次電池において、前記金属粒子は、金、白金、すず、ニッケル、チタン、ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一つの金属粒子であってもよい。
(3)上記態様にかかるリチウム金属二次電池において、前記非水電解質がイオン液体を含んでもよい。
(4)上記態様にかかるリチウム金属二次電池において、前記イオン液体が、アミドアニオンを含んでもよい。
(5)上記態様にかかるリチウム金属二次電池において、前記アミドアニオンが、N(S OCF)、N(SOF)、CFCONSOCF、N(SO)、のうちのいずれかであってもよい。
上記態様に係るリチウム金属二次電池は、サイクル特性に優れる。
本実施形態にかかるリチウム金属二次電池の断面模式図である。 本実施形態にかかる負極集電体を模式的に示した図である。
以下、本実施形態について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[リチウム金属二次電池]
リチウム金属二次電池100は、主として、積層体30と電解質(図示せず)から構成され、積層体30を密閉した状態で収容する外装体50、及び積層体30に接続された一対の端子60、62を備えている。
積層体30は、一対の正極10、負極20がセパレータ18を挟んで対向配置されたものである。正極10は、板状(箔状)の正極集電体12上に正極合剤層14が設けられたものである。負極20は、板状(箔状)の負極集電体22上にリチウム金属層24が設けられたものである。正極合剤層14及びリチウム金属層24がセパレータ18の両側にそれぞれ接触している。電解質は、正極、負極及びセパレータに含浸されている。正極集電体12及び負極集電体22の端部には、それぞれ端子60、62が接続されており、端子60、62の端部はケース50の外部にまで延びている。
以下、正極10及び負極20を総称して、電極と言い、正極集電体12及び負極集電体22を総称して集電体と言う。
<負極>
負極20は、集電体とリチウム金属とを有する。リチウム金属は、初期充電前に存在しない場合もある(リチウム金属が初期充電前に存在しない場合、電池は放電状態なので電池の製造時に安全である)。充電時には集電体の表面にリチウム金属が析出し、放電時には表面に析出したリチウム金属が溶出する。すなわち、充電時には集電体とリチウム金属とを含むものが負極20となる。また放電に寄与するリチウム金属量が不足することに備え、初期充電前に集電体の一部にリチウム金属箔を設けてもよい。
図2は、本実施形態にかかる負極集電体22を模式的に示した図である。図2に示すように負極集電体22は、金属箔22a表面に金属粒子70を有する。
金属箔22aは、電気伝導性に優れる金属により構成されている。電気伝導性に優れる金属としては、銅、チタン、ニッケル、アルミニウム、鉄、ステンレス、白金、金等及びこれらの合金を用いることができる。
金属粒子の平均粒径は、1nm〜60nmであることが好ましい。金属粒子の平均粒径が1nm〜60nmであると、サイクル特性向上の効果が出やすい。なお、金属粒子の平均粒径とは、金属粒子の表面に沿った方向における直径であり、厚み方向の直径ではない。
また、金属粒子の平均粒径は、1〜40nmであることがより好ましい。金属粒子の平均粒径が1nm〜40nmであると、サイクル特性向上の効果がより出やすい。
金属粒子の平均粒径は、200個の金属粒子の平均粒径であり、SEM(走査型電子顕微鏡)またはTEM(透過型電子顕微鏡)を用いた金属粒子を観察した画像を、画像解析ソフトウェアで算出する。平均粒径は、円相当径で算出する。円相当径とは、粒子の投影面積と等しい面積をもつ円の直径であり、下式(1)で求められるDである。200個の金属粒子について円相当径を計測し、その200個の平均値を金属粒子の平均粒径とした。平均粒径の計測には、ナノシステム株式会社の画像解析ソフトNS2K−Proを使用した。
πD/4=S・・・(1)
ここで、Sは金属粒子の投影面積である。
負極集電体22が表面に金属粒子70を有すると、リチウム金属二次電池100のサイクル特性が向上する。この理由は明確ではないが、以下のような現象が起きているのではないと考えられる。
リチウム金属二次電池100を充電すると、外部電源より負極集電体22の金属箔22aに電子が注入される。次に、前記電子はさらに前記金属箔上の金属粒子70に注入される。
一方、電解質中に存在するリチウムイオンは正の電荷を帯びているため、電子が注入された金属粒子70の表面に引き寄せられ吸着する。金属粒子の粒径は、ナノメーターと非常に小さいため、その表面に吸着したリチウムイオンの拡散障壁が小さいと考えられる。拡散障壁が小さいので、吸着したリチウムイオンは金属粒子の表面を自由に拡散することができ、お互いになるべく離れるように吸着する。次に、そのリチウムイオンは、金属粒子に注入された電子を受け取ってリチウム金属となる。リチウムイオンはお互いに離れて存在していたので、リチウム金属もお互いに離れて存在しデンドライトの生成は抑制される。
金属粒子としては、金、白金、すず、ニッケル、チタン、ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも1つが好ましい。
金属粒子70は、スパッタ法、蒸着法、レーザーアブレーション法、静電噴霧法、気相化学反応法で前記負極集電体上に付着させてもよい。スパッタ法を用いると、簡便に平滑または凹凸のある基板であっても、その表面に緻密で基板に対する密着性の良いナノサイズの金属(金、白金、すず、ニッケル、チタン、ジルコニウムなど)の粒子を極薄く付着させることが可能である。
<正極>
正極10は、正極集電体12と、その一面に設けられた正極活物質層14とを有する(図1参照)。正極集電体12は、導電性を有する材料により構成されていればよく、例えば、アルミニウム、チタン、ステンレス、ニッケル等の金属箔を用いることができる。
正極活物質層14に用いる正極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンとリチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、PF )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能な活物質を用いることができる。
例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiaNiCoMn(0.1<a<1.1、x+y+z+b=1、0≦x<1、0<y<1、0≦z<1、0≦b<1、MはAl、Mg、Nb、Ti、Cu、Zn、Crより選ばれる1種類以上の元素)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV、LiVOPO)、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn、Fe、Mg、Nb、Ti、Al、Zrより選ばれる1種類以上の元素又はVOを示す)、チタン酸リチウム(LiTi12)、等のリチウム含有金属酸化物、MoS、TiS、V、MnO、FeF、FeOF、α−Fe、Fe(SO、CuO、Biなどのリチウム非含有金属酸化物、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセンなどの導電性高分子、黒鉛などの炭素材料が挙げられる。
また正極活物質層14は、導電助剤を有していてもよい。導電助剤としては、例えば、黒鉛、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラフェン等の炭素材料及びそれらの混合物、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセンなどの導電性高分子、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。正極活物質のみで十分な導電性を確保できる場合は、正極活物質層14は導電助剤を含んでいなくてもよい。
また正極活物質層14は、バインダーを含む。バインダーは、公知のものを用いることができる。例えば、ポリふっ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフッ素樹脂、アクリル酸(共)重合体等が挙げられる。
<セパレータ>
セパレータ18は、電気絶縁性の多孔質構造から形成されていればよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン及びこれらの混合物の多孔質膜の単層体、積層体、ポリふっ化ビニリデン多孔質膜、またはセルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる不織布等が挙げられる。
<電解質>
電解質は、正極、負極及びセパレータに含浸される。電解質には、リチウム塩を含む非水電解質溶液を使用することができる。
非水電解質溶液は、非水溶媒に電解質塩が溶解されている。非水溶媒としては常温溶融塩(イオン液体とも呼ぶ)、高蒸気圧溶媒(高蒸気圧溶媒は、20℃における蒸気圧が1kPa以上である溶媒である)、環状カーボネートと、鎖状カーボネートと、を含有してもよい。イオン液体は、カチオンとアニオンの組合せによって得られる100℃未満でも液体状の塩である。イオン液体は、イオンのみからなる液体であるため、静電的な相互作用が強く、不揮発性、不燃性と言う特徴を有する。電解質としてイオン液体を用いたリチウム金属二次電池100は、安全性に優れる。また、高濃度の電解質塩を含む非水電解質溶液でもよい。ここで高濃度とは例えば2M(備考:M=moldm−3)以上である。イオン液体を含む非水電解質または高濃度の電解質塩を含む非水電解質は、室温付近の粘度が3mPa・s以上であってもよい。
イオン液体は、カチオン成分とアニオン成分とを含む液体である。カチオン成分としては、窒素を含む窒素系カチオン、リンを含むリン系カチオン、硫黄を含む硫黄系カチオンを含むことができる。これらのカチオン成分は1種を単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。窒素系カチオンの例としては、イミダゾリウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、ピリジニウムカチオン、アゾニアスピロカチオンなど鎖状または環状のアンモニウムカチオンを挙げることができる。リン系カチオンの例としては、鎖状または環状のホスホニウムカチオンが挙げられる。硫黄系カチオンの例としては、鎖状または環状のスルホニウムカチオンが挙げられる。
アニオン成分としては、AlCl 、NO 、NO 、I、BF 、PF 、AsF 、SbF 、NbF 、TaF 、F(HF) 、p−CHPhSO 、CHCO 、CFCO 、CHSO 、CFSO 、(CFSO、CCO、CSO 、(FSO(ビス(フルオロスルホニル)アミド)、(CFSO(ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド)、(CSO(ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド)、(CFSO)(CFCO)N((トリフルオロメタンスルホニル)(トリフルオロメタンカルボニル)イミド)、(CN)(ジシアノイミド)等が挙げられる。これらのアニオン成分は1種を単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。
アニオン成分は、イミドのアニオンを含むことが好ましい。この場合、リチウムイミド塩との親和性が向上する。また、アニオン成分がイミドのアニオンを含む場合は、カチオン成分は窒素系カチオンであることが好ましく、特にピペリジニウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、アゾニアスピロカチオンであることが好ましい。
環状カーボネートは、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどを用いることができる。
鎖状カーボネートは、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等が挙げられる。その他、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、アセトニトリルなどを混合して使用してもよい。
非水溶媒中の環状カーボネートと鎖状カーボネートの割合は体積にして1:9〜1:1にすることが好ましい。
(外装体)
外装体50は、その内部に正極、負極、セパレータ及び電解質を密封する。外装体50は、電解質の外部への漏出や、外部からのリチウム金属二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。
例えば、外装体50として、図1に示すように、金属箔52を樹脂フィルム54で両側からラミネートしたラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミニウム箔、ステンレス箔を、外側の樹脂フィルム54の材料としては融点の高い樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)等が好ましく、内側の樹脂フィルム54の材料としてはポリエチレン、ポリプロピレン等が好ましい。
(端子)
端子60、62は、アルミニウム、ニッケル等の導電助剤料から形成されている。端子60、62を正極10、負極20にそれぞれ溶接し、正極10と負極20との間にセパレータ10を挟んだ状態で、電解質と共に外装体50内に挿入し、外装体50の開口部をシールする。
上述のように、本実施形態にかかるリチウム金属二次電池は、負極を構成する集電体が金属粒子を有する。そのため、金属粒子がリチウム金属の局所的な析出を抑制し、デンドライトの形成を抑制する。そのため、放電時に電解液中に浮遊し、以降の充放電に寄与できなくなるリチウムデンドライトの発生が抑制され、リチウム金属二次電池のサイクル特性が向上する。
[リチウム金属二次電池の製造方法]
本実施形態にかかるリチウム金属二次電池100の製造方法について説明する。まず正極10及び負極20を作製する。
正極10は、正極集電体12上に正極活物質を含む塗料を塗布、乾燥して作製する。正極活物質を含む塗料は、正極活物質、バインダー及び溶媒を含み、必要に応じて導電助剤が混合されている。溶媒には、例えば、水、N−メチル−2−ピロリドン等を用いることができる。
塗料における正極活物質、導電助剤、バインダーの構成比率は、質量比で80wt%〜98wt%:0.1wt%〜10wt%:0.1wt%〜10wt%であることが好ましい。これらの質量比は、全体で100wt%となるように調整される。塗料を構成する成分の混合方法は特に制限されず、混合順序もまた特に制限されない。
そして作製した塗料を、正極集電体22に塗布する。塗布方法としては、特に制限はなく、通常電極を作製する場合に採用される方法を用いることができる。例えば、スリットダイコート法、ドクターブレード法が挙げられる。
続いて、正極集電体12に塗布された塗料中の溶媒を除去する。除去方法は特に限定されない。例えば、塗料が塗布された正極集電体12を、80℃〜150℃の雰囲気下で乾燥させればよい。そして、正極集電体12上に正極活物質層14が形成された正極10が得られる。続いて、正極をロールプレスして所定の密度にする。
負極20は、集電体22として用いる金属箔22aを準備する。金属箔22aは、市販のものを利用できる。準備した金属箔22aの表面に金属粒子70を設ける。金属粒子70は、種々の方法で設けることができる。例えば、スパッタ法、蒸着法、レーザーアブレーション法、静電噴霧法、気相化学反応法を用いてもよい。
次いで作製した正極10と負極20とをセパレータ18を介して積層し外装体50内に封入し、次に電解質を外装体50内に封入する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組みあわせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
(実施例1)
まず正極を準備した。正極活物質としてNCA(組成式:Li1.0Ni0.78Co0.19Al0.03)、導電助剤としてカーボンブラック、バインダーとしてPVDFを準備した。これらを溶媒中で混合し、塗料を作製し、アルミニウム箔からなる正極集電体上に塗布した。正極活物質と導電助剤とバインダーの質量比は、95:2:3とした。塗布後に、溶媒は乾燥して除去した。その後所定密度になるように正極をロールプレスした。
次いで負極を準備した。負極は、集電体として銅箔を用いた。前記銅箔表面に金からなる金属粒子をスパッタ法で厚み5nmになるように付着させた。SEM(走査型電子顕微鏡)、TEM(透過型電子顕微鏡)及びXRF(蛍光X線分析装置)で分析したところ、銅箔上に金が析出しており、平均粒径は1nmであり、付着量は片面0.11μmol/cmであった。
前記正極及び前記負極を、それらの間にポリエチレン微多孔膜からなるセパレータを挟んで積層し、積層体を得た。正極、負極には、それぞれ、外部引き出し端子としてアルミニウム箔(幅4mm、長さ40mm、厚み80μm)、ニッケル箔(幅4mm、長さ40mm、厚み80μm)を超音波溶接した。この外部引き出し端子には、あらかじめ無水マレイン酸をグラフト化したポリプロピレン(PP)を巻き付け熱接着させた。これは外部端子と外装体とのシール性を向上させるためである。電池外装体はアルミニウムラミネート材料からなり、その構成は、PET(12)/Al(40)/PP(50)のものを用意した。PETはポリエチレンテレフタレート、PPはポリプロピレンである。かっこ内は各層の厚み(単位はμm)を表す。なおこの時PPが内側となるように製袋した。電解質として、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(LiTFSA):リチウムビス(フルオロスルホニル)アミド(LiFSA):N−メチル−N−プロピルピロリジニウムビス(フルオロスルホニル)アミド(P13−FSA)=0.4:0.6:1.0モル比の混合溶液を準備した。前記積層体を前記電池外装体に入れ、これに適当量の電解質を注入した後、電池外装体を真空ヒートシールし、リチウム金属二次電池を作製した。そして得られたリチウム金属二次電池の充放電サイクル試験を行った。充放電条件は、下記の通りである。
上記で得られたリチウム金属二次電池の充放電サイクル試験を行った。充放電条件は、次の通りである。充放電温度は25℃で行った。第1サイクルの充電は、電流0.1Cで上限電圧4.4Vまで充電し、4.4Vに到達後は充電電流が0.05Cになるまで定電圧充電を行った(いわゆる定電流定電圧充電法である)。第1サイクルの放電は、電流0.1Cで下限電圧2.5Vまで定電流放電を行った。第2サイクル以降の充電は、電流0.2Cで上限電圧4.4Vまで充電し、4.4Vに到達後は充電電流が0.05Cになるまで定電圧充電を行った。第2サイクル以降の放電は、電流0.1Cで下限電圧2.5Vまで定電流放電を行った。
サイクル試験は100サイクル行い、100サイクル後の容量維持率を表2に示した。容量維持率は、下式(2)に示すように第1サイクルの放電容量に対する第100サイクルの放電容量の百分率である。
100サイクル後の容量維持率(%)=(第100サイクルの放電容量)/(第1サイクルの放電容量)×100・・・(2)
また、上記のnC(シー)は、公称容量を1/n時間で放電する電流である。
(実施例2)
金を銅箔上に厚み10nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は2.0nmであり、付着量は片面0.13μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例3)
金を銅箔上に厚み25nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は7.5nmであり、付着量は片面0.16μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例4)
金を銅箔上に厚み50nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は10nmであり、付着量は片面0.31μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例5)
金を銅箔上に厚み100nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は25.5nmであり、付着量は片面0.45μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例6)
金を銅箔上に厚み200nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は40nmであり、付着量は片面0.83μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例7)
金を銅箔上に厚み300nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は50nmであり、付着量は片面1.2μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例8)
金を銅箔上に厚み400nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、金の平均粒径は60nmであり、付着量は片面1.6μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例9)
白金を銅箔上に厚み5nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径は1nmであり、付着量は片面0.037μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例10)
白金を銅箔上に厚み10nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径は5nmであり、付着量は片面0.042μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例11)
白金を銅箔上に厚み25nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径は7.5nmであり、付着量は片面0.092μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例12)
白金を銅箔上に厚み50nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径は10nmであり、付着量は片面0.28μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例13)
白金を銅箔上に厚み100nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径は15nmであり、付着量は片面0.39μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例14)
白金を銅箔上に厚み200nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径20nmであり、付着量は片面0.82μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例15)
白金を銅箔上に厚み300nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径25nmであり、付着量は片面1.2μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(実施例16)
白金を銅箔上に厚み400nmになるようにスパッタさせたこと以外は実施例1と同様に行った。この銅箔をSEM、TEM及びXRFで分析したところ、白金の平均粒径30nmであり、付着量は片面1.6μmol/cmであった。その他は実施例1と同様に行い、リチウム金属二次電池を作製及び評価した。
(比較例1)
比較例1では、金属粒子を金属箔上に設けなかった。これ以外は実施例1と同様に行いリチウム金属二次電池を作製及び評価した。その結果を表2に示す。
Figure 2019164907
実施例1〜16は、金属粒子を有さない比較例1よりもいずれも容量維持率が優れていた。また金属粒子の粒径が、1nm〜40nmであるものは特に容量維持率が優れていた。
10…正極、12…正極集電体、14…正極活物質層、18…セパレータ、20…負極、22…負極集電体、22a・・・金属箔、24…負極活物質層、30…積層体、50…外装体、52…金属箔、54…樹脂フィルム、62…正極端子、60…負極端子、70・・・金属粒子、100…リチウム金属二次電池

Claims (5)

  1. 正極と負極と非水電解質とを備え、充電時に前記負極上にリチウム金属が析出し、放電時にリチウム金属が溶解するリチウム金属二次電池であって、前記負極は負極集電体を含み、前記負極集電体は金属箔と前記金属箔の表面に平均粒径が1〜60nmである金属粒子を有するリチウム金属二次電池。
  2. 前記金属粒子は、金、白金、すず、ニッケル、チタン、ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む請求項1に記載のリチウム金属二次電池。
  3. 前記非水電解質がイオン液体を含む請求項1または2に記載のリチウム金属二次電池。
  4. 前記イオン液体が、アミドアニオンを含む請求項3に記載のリチウム金属二次電池。
  5. 前記アミドアニオンが、N(SOF)、N(SOCF、N(SO 、CFCONSOCFのうちのいずれかである請求項4に記載のリチウム金属二次電池。
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