JP2019159773A - データ配信制御装置、情報処理装置、及びデータ配信制御方法 - Google Patents

データ配信制御装置、情報処理装置、及びデータ配信制御方法 Download PDF

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吉之助 福原
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Abstract

【課題】ユーザーが意図しない個人情報の送信を防止できるデータ配信制御装置、情報処理装置及びデータ配信制御方法を提供する。【解決手段】データ配信制御装置10は、ユーザーデータ管理部50、要望値管理部52、データ照合部54、提供可否取得部56及びデータ送信制御部58を備える。ユーザーデータ管理部50は、車両の情報及び車両のユーザーの行動情報を含む収集データを管理する。要望値管理部52は、需要家によって要望されている収集データの要望値を管理する。データ照合部54は、収集データと要望値とを照合する。提供可否取得部56は、収集データに要望値と合致する要望合致データが含まれていた場合、その要望合致データの提供についてユーザーの可否を取得する。データ送信制御部58は、取得されたユーザーの可否に応じて、要望合致データを需要家へ送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、データ配信制御装置、情報処理装置、及びデータ配信制御方法に関する。
車両において採取された画像データを、当該車両とは関係の無い第三者に配信することで、その画像データを第三者が確認可能にした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−69917号公報
ところで、第三者に配信されるデータには、車両のユーザーのプライバシーに関する情報や個人に関する情報(以下、これらを「個人情報」と言う)が含まれている。しかしながら、従来の技術では、ユーザーの意図とは無関係に、第三者に個人情報が送信されている。
本発明は、ユーザーが意図しない個人情報の送信を防止できるデータ配信制御装置、情報処理装置、及びデータ配信制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、乗物の情報、及び、当該乗物のユーザーの行動情報を含むユーザー個人情報を管理するユーザーデータ管理部と、需要家によって要望されている前記ユーザー個人情報の要望値を管理する要望値管理部と、前記ユーザーデータ管理部に管理されているユーザー個人情報と、前記要望値管理部に管理されている要望値とを照合するデータ照合部と、前記データ照合部による照合の結果、前記ユーザー個人情報に前記要望値に合致する要望合致データが含まれていた場合、当該要望合致データの提供についての前記ユーザーの可否を取得する提供可否取得部と、前記提供可否取得部で取得された前記ユーザーの可否に応じて、前記要望合致データを前記需要家が取得可能に送信するデータ送信制御部と、を備えることを特徴とするデータ配信制御装置を提供する。
本発明は、上記データ配信制御装置において、前記要望値管理部は、前記要望合致データの提供に対して前記需要家が設定した対価を管理することを特徴とする。
本発明は、上記データ配信制御装置において、前記提供可否取得部は、前記対価を前記ユーザーに提示し、前記要望合致データの提供についての可否を前記ユーザーに問い合わせることを特徴とする。
本発明は、上記データ配信制御装置において、前記乗物は車両であり、前記ユーザー個人情報は、前記車両のイグニッションキーのオフからオンまでの期間を単位としてデータ化されていることを特徴とする。
本発明は、上記データ配信制御装置において、前記ユーザーの行動情報は、前記車両の位置情報を含む、ことを特徴とする。
本発明は、上記データ配信制御装置において、前記ユーザーの行動情報は、日時情報を含む、ことを特徴とする。
本発明は、上記のいずれかに記載のデータ配信制御装置による照合において特定された前記要望合致データの提供の可否を前記ユーザーが入力可能なインターフェース部と、前記インターフェース部への前記ユーザーの入力に基づいて、前記要望合致データの提供の可否を前記データ配信制御装置に送信する応答制御部と、を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
本発明は、乗物の情報、及び、当該乗物のユーザーの行動情報を含むユーザー個人情報を管理するユーザーデータ管理部を備えたデータ配信制御装置のデータ配信制御方法において、需要家によって要望されている前記ユーザー個人情報の要望値を取得するステップと、前記ユーザーデータ管理部に管理されているユーザー個人情報と、前記要望値とを照合するステップと、前記ユーザー個人情報に前記要望値に合致する要望合致データが含まれていた場合、当該要望合致データの提供についての前記ユーザーの可否を取得するステップと、前記ユーザーの可否に応じて、前記要望合致データを前記需要家が取得可能に送信するステップと、を備えることを特徴とするデータ配信制御方法を提供する。
本発明は、上記データ配信制御方法において、前記要望合致データの提供に対して前記需要家が対価を設定するステップを備えることを特徴とする。
本発明は、上記データ配信制御方法において、前記対価を前記ユーザーに提示し、前記要望合致データの提供についての可否を前記ユーザーに問い合わせ、当該問い合わせの回答に基づいて、前記ユーザーの可否を取得することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが意図しない個人情報の送信を防止できる。
本発明の実施形態に係るデータ配信システムの構成を模式的に示す図である。 車載システムの構成を車載器の構成とともに模式的に示す図である。 データ配信制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 要望値管理データベースの構成を示す模式図である。 データ配信システムの動作を示すシーケンス図である。 回答画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ配信システム1の構成を模式的に示す図である。
データ配信システム1は、複数の車両2の各々に搭載された車載器4と、データ配信制御装置10と、複数の需要家端末12と、を備え、これらが電気通信回線16に通信可能に接続される。電気通信回線16は、移動体通信を提供する移動体通信網(例えば携帯電話網)と、広域通信を提供する例えばインターネットと、を含む通信回線である。
車両2は、内燃機関エンジン、ハイブリッドエンジン、電動モーターなどの原動機の動力により走行する車である。本実施形態では、車両2は四輪自動車であるが、二輪自動車などの他の自動車でもよいし、自動車に限らず鉄道車両などの他の車でもよい。
車載器4は、車両2に搭載された情報処理装置であり、車両2から各種のデータを収集する機能を有した車載情報収集装置として構成されている。車載器4は、収集データ18として電気通信回線16を介してデータ配信制御装置10に送信する。また車載器4は、ユーザー操作インターフェースの一例であるタッチパネルディスプレイ5を備え、ユーザーU(例えば車両2の所有者)が操作可能に車両2に配設される。
データ配信制御装置10は、車載器4の各々から送信される収集データ18を、電気通信回線16を介して受信し、これらの収集データ18を管理する装置である。またデータ配信制御装置10は、収集データ18の中から需要家の要望に合致する要望合致データ19を抽出し、需要家端末12に電気通信回線16を介して要望合致データ19を配信する。
需要家端末12の各々は、収集データ18に含まれるデータを各種の目的で利用する需要家が当該データの配信を、電気通信回線16を介して受けるための通信端末である。需要家端末12には、ユーザー操作入力装置(例えばキーボードやタッチパネルディスプレイ)、表示装置、電気通信回線16に通信接続可能な通信装置を備えた、一般的なコンピューター(いわゆるPC)が用いられる。需要家は、例えば、車両2に関連するサービスを提供する会社や団体であり、例えば車両2の製造会社や、車両2の販売店、車両整備会社などが挙げられる。
図2は、車載システムの構成を車載器4の構成とともに模式的に示す図である。
車載システムは、車両2に設けられたシステムであり、CAN(Controller Area Network)20と、複数の電子制御ユニット22と、車載器4と、を備える。
CAN20は、車両用ネットワーク(車載ネットワークとも呼ばれる)の一例であり、CAN20には電子制御ユニット22、及び車載器4が接続され、これら電子制御ユニット22、及び車載器4がCAN通信プロトコルにしたがって通信する。
電子制御ユニット22は、いわゆる「ECU」と称される電子回路ユニットである。車両2が備える電子制御ユニット22としては、例えば、エンジンを含むパワートレインの動作を制御する電子回路ユニット、変速機を制御する電子回路ユニット、及び電装品を制御する電子回路ユニットなどが挙げられる。電装品には、例えばワイパー、ドアロック、ルームライト、ウィンカー、テールランプなどが挙げられる。
電子制御ユニット22の各々には固有の識別情報が割り当てられており、車載器4が、これらの識別情報を用いて個々の電子制御ユニット22と通信可能になっている。
車載器4は、制御部30と、位置検出部32と、計時部34と、CANインターフェース部36と、無線通信部38と、ユーザーインターフェース部39と、を備える。
制御部30は、CPUやMPU等のプロセッサと、RAMやROM等のメモリデバイスと、を備え、プロセッサが所定のコンピュータープログラムにしたがって動作することで、車載器4の各部を制御する。
位置検出部32は、GPS等の測位装置を備え、現在位置(経度・緯度の情報)を検出する。
計時部34は、計時回路を備え、現在時刻、及び日時を計時する。
CANインターフェース部36は、CAN20に接続するためのインターフェースである。
無線通信部38は、電気通信回線16に無線接続して通信する無線通信デバイスを備える。
ユーザーインターフェース部39は、ユーザー操作を入力可能にする入力装置としての機能、及び、各種操作画面やメッセージ等を表示するGUI(Graphical User Interface)を表示する表示装置としての機能を備えるものであり、上述したタッチパネルディスプレイ5を備える。
また制御部30は、コンピュータープログラムを実行することで、データ収集制御部40、収集データ送信制御部42、及び応答制御部44の機能を実現する。
データ収集制御部40は、CANインターフェース部36を介して電子制御ユニット22の各々と通信し、これらの電子制御ユニット22からデータを取得することで、車両2から各種のデータを収集する。収集されたデータは、制御部30が備えるメモリデバイスや、車載器4に設けられた記憶装置(HDDやSDDなどのディスクドライブ)に格納される。
データ収集制御部40は、車両2のイグニッションキーがオンからオフになるまでの期間を1ドライブの単位とし、収集されたデータを、1ドライブ単位ごとに収集データ18としてデータ化する。この収集データ18には、1ドライブの期間における任意のタイミングでの走行時間、走行距離、燃費、イグニッションオン、及びオフの各々の場所と日時、車両2で生じた故障を識別する故障コード、ワーニングランプの点灯、故障コードが発生したタイミング又はワーニングランプが点灯したタイミングの前後数秒間の車両状態情報などが含まれる。車両状態情報は、車両2の状態を示す情報であり、電子制御ユニット22の各々から取得可能な各種情報である。また、車両2が電動自動車、又はハイブリッド自動車である場合、収集データ18には、走行に伴う電力消費量や、バッテリーの残電気量なども含まれる。
収集データ18の情報は、位置検出部32、計時部34、及び電子制御ユニット22の各々から得られるデータから直接、或いは、当該データをデータ収集制御部40が解析、加工することで得られる。1ドライブ分の収集データ18は、例えばイグニッションキーがオフになるオフタイミングでデータ収集制御部40によって生成されメモリデバイス等に格納される。
ここで、収集データ18のうち、車両2で生じた故障を識別する故障コードや、ワーニングランプ点灯履歴、車両状態情報などは、車両2の情報であり、ユーザーUとは関係がない情報と言える。これに対し、車両2のイグニッションオン、及びオフの各々の場所と日時、走行時間、走行距離などの情報は、そのときのユーザーUの行動を示す行動情報でもある。このような行動情報は、それ単独では、ユーザーUを識別できない情報であるものの、例えば車両2などの他の情報と照らし合わせることで、ユーザーUの識別が可能になる情報であり、いわゆる個人情報に該当する。
したがって、収集データ18は、車両2の情報と、ユーザーUの行動情報とを含む、いわゆるユーザー個人情報でもある。
なお、データ収集制御部40は、これらの情報の他にも、任意の情報を収集してもよい。
位置検出装置を有するナビゲーション装置などの他の車載装置や電子制御ユニット22がCAN20に接続されている場合、データ収集制御部40は、それらの車載装置や電子制御ユニット22から現在位置を取得してもよい。この場合において、車載器4のユーザーインターフェース部39が他の車載装置の機能を操作するための操作インターフェースを兼ねてもよい。
収集データ送信制御部42は、所定の送信タイミングで、収集データ18をメモリデバイス等から読み出し、無線通信部38の通信により、この収集データ18をデータ配信制御装置10に送信する。収集データ18は、上述の通り、1ドライブごとのデータとして記録されており、収集データ18の送信時には、未送信状態の収集データ18が全て送信される。送信タイミングは任意であり、イグニッションキーのオンタイミングやオフタイミングといった特定のタイミング、或いは車載器4が動作可能な任意のタイミングに収集データ18が送信される。
応答制御部44は、データ配信制御装置10からの通信に応答する。データ配信制御装置10からの通信には、ユーザーUへの問い合わせ要求する後述の問合せメッセージ70(図1)の受信がある。応答制御部44は、問合わせメッセージ70を受信した場合、問合せメッセージ70に基づいてユーザーインターフェース部39に回答画面47を表示する。回答画面47には、問合せメッセージ70の問い合わせ内容をユーザーUに提示し、当該問い合わせに対するユーザーUの回答を受け付ける画面である。ユーザーUが回答画面47に回答を入力した場合、応答制御部44は、この回答内容を示す回答データ21(図1)を、無線通信部38の通信により、データ配信制御装置10に送信する。
図3は、データ配信制御装置10の機能的構成を示すブロック図である。
データ配信制御装置10は、ユーザーデータ管理部50と、要望値管理部52と、データ照合部54と、提供可否取得部56と、データ送信制御部58と、を備えている。データ配信制御装置10には、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのデータ格納装置と、電気通信回線16に接続可能な通信デバイスと、を備えたサーバーコンピューターが用いられている。そしてプロセッサがメモリデバイスに記憶されているソフトウェアプログラムを実行することで、図3に示す各機能が実現される。なお、データ配信制御装置10の各機能が複数台のサーバーコンピューターに分けて実現されてもよい。
ユーザーデータ管理部50は、車載器4の各々から通信デバイスで受信した収集データ18を管理する。具体的には、ユーザーデータ管理部50は、データ格納装置に収集データ18を蓄積する。
またユーザーデータ管理部50は、ユーザー管理データベース59に基づいて、ユーザーUを管理する。ユーザー管理データベース59は、データ格納装置に格納されたデータである。ユーザー管理データベース59には、ユーザーUと、車両2及び車載器4と、当該車両2から収集された収集データ18と、が対応付けられており、収集データ18の送信元の車両2や車載器4、ユーザーUが特定可能になっている。ユーザー管理データベース59が管理する車載器4の情報には、電気通信回線16を通じて各種データをデータ配信制御装置10から送信するためのアドレスも含まれている。
要望値管理部52は、収集データ18を利用する需要家によって要望されているデータの要望値を管理するものであり、係る管理を要望値管理データベース60に基づいて行う。
図4は、要望値管理データベース60の構成を示す模式図である。
要望値管理データベース60は、需要家情報62と、要望値情報64と、対価情報66とを紐付けて管理するデータであり、データ格納装置に格納されている。
需要家情報62は、需要家に関する情報である。需要家情報62は、需要家を識別する需要家識別情報(例えば名称など)と、要望合致データ19の配信先を示す配信先情報と、を少なくとも含む。要望合致データ19の配信形態は、需要家が需要家端末12を用いて要望合致データ19を取得可能になる形態であれば任意である。例えば、電子メールによる送信、FTPによる転送、所定のWEBサイトからのダウンロード、需要家に紐付いたクラウドストレージへのアップロード、といった配信形態が挙げられる。配信先情報には、配信形態に基づいて、要望データの送信先のアドレスが格納される。需要家は、このアドレスに配信された要望合致データ19を、需要家端末12を用いて取得し、適宜な用途に利用する。
要望値情報64は、需要家が要望している要望値の情報である。要望値情報64には、収集データ18の中から要望のデータを抽出可能にする抽出条件が用いられる。抽出条件は、車両2の車種や、走行距離、走行時間、走行期間、走行地域、故障コード、ワーニングランプの点灯といった、収集データ18が含み得る任意の情報を適宜に組み合わせて設定される。抽出条件の設定により、ある車種について、例えば寒期や寒冷地での故障発生状況や、走行時間や走行距離ごとの故障発生状況などのデータを需要家が取得できるようになる。
対価情報66は、収集データ18の提供に対して需要家がユーザーUに与える対価の情報である。対価は、抽出条件ごと、すなわち要望データの内容ごとに需要家によって適宜に設定される。対価には、車両2の買替や整備、点検などに利用可能なクーポン(割引券)、ノベルティグッズの引換券といった、任意の価値が設定される。
図3に戻り、データ照合部54は、収集データ18と要望値情報64とを照合し、要望データを抽出する。具体的には、データ照合部54は、収集データ18の中から要望値情報64の抽出条件に該当するデータを要望データとして抽出する。要望データの抽出は、一定時間ごとや、所定数の収集データ18が新規に蓄積されたタイミングといった適宜のタイミングで実行される。
提供可否取得部56は、データ照合部54による照合の結果、要望データが抽出された場合、この要望データの需要家への提供の可否を、ユーザーUから取得する。すなわち、提供可否取得部56は、要望データを含む収集データ18の送信元の車載器4のアドレスを、ユーザー管理データベース59に基づいて特定する。次いで、提供可否取得部56は、需要家への提供の可否の問合せメッセージ70を生成し、この問合せメッセージ70を、車載器4のアドレス宛てに送信する。問合せメッセージ70は、需要家に提供されるデータの内容(例えば要望値情報64の内容)と、需要家の名称と、データ提供によって需要家から与えられる対価と、を含み、対価の情報は、要望値管理データベース60に基づいて特定される。
また提供可否取得部56は、問合せメッセージ70に対するユーザーUの応答を管理する。すなわち、提供可否取得部56は、問合せメッセージ70に対するユーザーUの回答を示す回答データ21を車載器4から電気通信回線16を通じて受信し、当該回答データ21に基づいて要望データの提供可否を管理する。
問合せメッセージ70の送信タイミングは任意であり、要望データがデータ照合部54によって抽出されるごとに、適宜のタイミングで送信される。
また問合せメッセージ70に対する回答を取得するタイミングも任意であり、問合せメッセージ70の送信から回答を得るまでの間にタイムラグがあってもよい。
データ送信制御部58は、提供可否取得部56で取得されたユーザーUの回答に応じて、要望合致データ19を需要家端末12に電気通信回線16を通じて配信する。すなわち、要望合致データ19の提供をユーザーUが同意する旨の回答が提供可否取得部56で得られている場合、データ送信制御部58は、要望値管理データベース60に基づいて、要望合致データ19の配信先情報を特定し、当該配信先情報が示す配信先に、要求データを送信する。
図5は、データ配信システム1の動作を示すシーケンス図である。
なお、データ配信制御装置10のユーザー管理データベース59には、車両2や車載器4の情報が既に登録されており、また要望値管理データベース60には、需要家情報62が既に登録されているものとする。
需要家は、収集データ18に含まれるデータの利用を希望する場合、需要家端末12を操作して、その利用の目的を踏まえた適切な要望値と、この要望値を満たすデータの提供に対して妥当な対価とを入力する(ステップS1)
例えば、車両2の製造業者が当該車両2の寒冷地での故障状況を調査し、開発等に役立てるために収集データ18を利用する場合、要望値には、車両2の車種や、寒冷地を特定する情報(例えば経度・緯度)、寒気を特定する情報(例えば日時)などが設定される。なお、データ配信制御装置10に既に登録されている要望値、及び対価を変更、又は削除する場合も、ステップS1の操作が行われる。
需要家端末12は、要望値、及び対価が入力されると、これら要望値、及び対価をデータ配信制御装置10に送信する(ステップS2)。
データ配信制御装置10は、要望値及び対価を需要家端末12から受信した場合(ステップS3:YES)、この要望値、及び対価を、要望値管理データベース60に記録する(ステップS4)。
一方、車載器4は、CAN20に接続された電子制御ユニット22の各々から各種のデータを収集する(ステップS5)。データの収集動作は、少なくとも車両2のイグニッションキーがオンの間、継続的に行われる。その後、イグニッションキーオフになり、1ドライブの期間が終了した場合(ステップS6:YES)、車載器4は、1ドライブ期間の間に収集したデータを1つに纏めた収集データ18にデータ化し、データ配信制御装置10に送信する(ステップS7)。
上述の通り、収集データ18には、車両2の情報(故障コードや、ワーニングランプの点灯履歴、車両状態情報など)が含まれており、これらの情報が自動で収集され、データ配信制御装置10に送信され蓄積される。これらの収集データ18を需要家が利用可能になることで、需要家は、この収集データ18に基づいて、車両2の現状把握や、故障発生時の原因分析などを効率的に行うことができるようになる。
データ配信制御装置10は、車載器4から収集データ18を受信した場合(ステップS4:YES)、ユーザーデータ管理部50が収集データ18をデータ格納装置に収集データ18を蓄積し、また、収集データ18に関する情報をユーザー管理データベース59に記録して、当該収集データ18を管理する(ステップS9)。
次いで、データ配信制御装置10では、データ照合部54が収集データ18と、要望値との照合を実行する(ステップS10)。なお、照合の実行は、無駄な照合動作を減らすために、新規の収集データ18が蓄積されたこと、新規の要望値が登録されたこと、又は、既存の要望値が変更されたこと、のいずれか1つ以上を満足する場合に行われることが好ましい。
データ照合部54による照合の結果、要望値に合致する要望合致データ19が収集データ18に含まれていた場合(ステップS11:YES)、提供可否取得部56は、この要望合致データ19の需要家への提供可否をユーザーUに問合せる(ステップS12)。具体的には、提供可否取得部56は、問合せメッセージ70を生成し、当該問合せメッセージ70を車載器4に送信する。問合せメッセージ70の生成に際し、提供可否取得部56は、要望値管理データベース60を参照して需要家の情報、この需要家に提供されるデータの内容、このデータの提供によって需要家から与えられる対価を取得し、これらの情報を問合せメッセージ70に含める。
車載器4は、問合せメッセージ70を受信した場合、すなわちデータ配信制御装置10から提供可否問合せを受けた場合(ステップS13:YES)、応答制御部44が回答画面47をタッチパネルディスプレイ5に表示する(ステップS14)。
図6は、回答画面47の一例を示す図である。
回答画面47には、提供先表示エリア80と、提供内容表示エリア82と、特典表示エリア84と、回答エリア86とが設けられている。
提供先表示エリア80は、収集データ18(要望合致データ19)の提供先となる需要家を表示するエリアである。提供内容表示エリア82は、提供先に提供される収集データ18の内容(すなわち要望合致データ19の内容)を表示するエリアである。また特典表示エリア84は、提供内容表示エリア82に示された内容の収集データ18をユーザーUが提供先(需要家)に提供することで得られる特典である上記対価を表示するエリアである。回答エリア86は、データ提供に同意するか否かをユーザーUが回答するためのエリアであり、ユーザー操作可能な「はい」ボタン86Aと、「いいえ」ボタン86Bとが設けられている。
そしてユーザーUは、収集データ18の提供先、提供内容、及び特典を回答画面47の表示から把握し、データ提供に同意する(データ提供を許可する)場合は、回答エリア86の「はい」ボタン86Aを操作し、データ提供に同意しない(データ提供を許可しない)場合は、「いいえ」ボタン86Bを操作する。
上述の通り、収集データ18は、車両2の情報と、ユーザーUの行動情報とを含むユーザー個人情報であり、回答画面47が表示されることで、ユーザーUは、収集データ18のうちのどのような個人情報が、どこに提供されるかを把握し、特典を踏まえて、データ提供の可否を判断し、意図したデータ提供のみを許可できる。
図5に戻り、応答制御部44は、回答エリア86に対するユーザー操作を受け付けると(ステップS15)、回答結果(データ提供の可否)を示す回答データ21をデータ配信制御装置10に送信する(ステップS16)。
データ配信制御装置10は、車載器4から回答データ21を受信した場合(ステップS17)、ユーザーUの回答結果に応じて、データ送信制御部58が要望合致データ19を送信する。
すなわち、ユーザーUがデータ提供を許可している場合(ステップS18:YES)、データ送信制御部58は、要望値管理データベース60の配信先情報で指定されたアドレスに要望合致データ19を送信する(ステップS19)。これにより、需要家が需要家端末12を通じて要望合致データ19を受け取り可能になる。
一方、ユーザーUがデータ提供を許可していない場合(ステップS18:NO)、データ送信制御部58は要望合致データ19の送信を行わない。これにより、ユーザーUが意図しないデータ提供が行われることが確実に阻止される。
なお、ユーザーUがデータ提供を許可しなかった場合、データ配信制御装置10は、要望合致データ19について、ユーザーUがデータ提供を許可しなかった旨を需要家端末12に送信し、需要家に通知してもよい。これにより、需要家は、要望合致データ19の有無の状況を把握し、また対価の見直しを図ることができる。
データ配信制御装置10は、図5に示す処理を繰り返し実行しており、要望合致データ19が新たに抽出されるごとに、ユーザーUへの要望合致データ19の提供の問い合わせが行われ、ユーザーUの回答に応じて、需要家に要望合致データ19が提供される。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果を奏する。
本実施形態では、データ配信制御装置10は、要望値に合致する要望合致データ19が収集データ18に含まれていた場合、当該要望合致データ19の提供についてのユーザーUの可否に応じて、要望合致データ19を需要家端末12に送信する。
これにより、ユーザーUが許可している場合に、ユーザー個人情報でもある要望合致データ19が送信されるので、ユーザーUが意図しないデータ送信を防止できる。
本実施形態では、データ配信制御装置10は、要望合致データ19の提供に対して需要家が設定した対価を管理するので、需要家は、データ提供に見合った対価をデータ配信制御装置10に登録し、管理させることができる。
本実施形態では、データ配信制御装置10は、対価をユーザーUに送信し、当該対価がユーザーUに提示された状態で要望合致データ19の提供についての可否をユーザーに問い合わせ可能にする。
これにより、ユーザーUは、対価を踏まえて、データ提供の可否を判断することができる。
本実施形態では、収集データ18は、車両2のイグニッションキーのオフからオンまでの期間を単位としてデータ化されている。
すなわち、イグニッションキーのオフからオンまでの期間、すなわち1回のドライブ期間(乗車・運転期間)を単位とし、そのドライブ期間における任意タイミングのデータ群が1つの収集データ18にデータ化される。
これにより、需要家は、ドライブ期間単位で要望値を設定することで、そのドライブ期間の間に収集された任意のタイミングのデータ群を取得し利用できる。
なお、1回のドライブ期間(乗車・運転期間)を単位として収集データ18がデータ化される限りにおいて、収集データ18のデータ化は、車両2のイグニッションキーのオン/オフごとに必ずしも行われる必要はない。例えば、運転者がドライブしている間、車両2の一時停車中にイグニッションキーをオン/オフした場合などには、このオン/オフに合わせて収集データ18をデータ化しなくてもよい。
本実施形態では、収集データ18は、車両2の位置情報を含むので、需要家は、任意の位置や地理的範囲を走行した車両2についての収集データ18を取得して利用できる。
本実施形態では、収集データ18は、日時情報を含むので、需要家は、任意の時刻や時期に走行した車両2についての収集データ18を取得して利用できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、車載器4は、ユーザーUが所持する電子機器から当該ユーザーUに関する情報を取得し、収集データ18に含めてもよい。電子機器は、例えば携帯電話機や、スマートフォン、モバイルPC、携帯型ミュージックプレーヤー、スマートウォッチなどである。ユーザーUに関する情報は、例えば性別や年齢、趣味・興味に関する情報などである。ユーザーUに関する情報が収集データ18に含められることで、需要家は、収集データ18に基づいて、どのようなユーザーUが、どのような車両2を、どのように利用しているかを把握し、マーケティングに活かすことができる。
なお、車載器4は、ユーザーUによって選択又は許可された情報のみを電子機器から取得する構成であってもよい。
また車載器4が電子機器からデータを取得する手法には、例えばケーブル接続や無線通信接続などの任意の手法を用いることができる。
また例えば、データ配信制御装置10は、問合せメッセージ70を、車載器4ではなく、ユーザーUに紐付いた所定のアドレスに送信してもよい。この所定のアドレスには、電子メールアドレスや、SNSのアカウントなどを用いることができる。この場合において、ユーザーUは、例えばスマートフォンやPCなどの電子機器を用いて、所定のアドレスに届いた問合せメッセージ70を確認し、適宜の手法により、データ提供の可否をデータ配信制御装置10に回答する。この手法としては、例えば、問合せメッセージ70への返信メッセージや、回答入力のためのホームページにアクセスして回答を入力する手法、回答入力機能を有した所定アプリケーションプログラムを電子機器に実行させることで回答を入力する手法などがある。
また例えば、データ配信制御装置10における収集データ18の蓄積には、ブロックチェーン技術を用いこともできる。
具体的には、1つの収集データ18を1ブロックとしたブロックチェーンデータが車載器4ごとに規定され、データ配信制御装置10は、ある車載器4から収集データ18を受信するごとに、その車載器4のブロックチェーンデータの末端に、その収集データ18を連結する。収集データ18の蓄積にブロックチェーン技術を用いることで、個々の収集データ18の信頼性が高められる。また、収集データ18のブロックチェーンデータは、複数のコンピューターによって分散記憶されてもよく、これにより、収集データ18のバックアップが容易となり、また消失リスクを低減できる。
さらに、ブロックチェーンデータに新たな収集データ18が連結されるごとに、複数のコンピューターの間でブロックチェーンデータの正当性の確認が行われるので、収集データの改ざんが防止される。
なお、ブロックチェーンデータには、収集データ18に限らず、需要家端末12への情報の提供履歴を含めてもよい。この提供履歴には、例えば、データ配信制御装置10が行った提供可否の問合せ(図5:ステップS12)の履歴や、ユーザーUが行った回答の履歴(図5:ステップS15、S16)、データ配信制御装置10が行った要望合致データ19の送信履歴(図5:ステップS19)などが挙げられる。これらの情報がブロックチェーンデータに連結されるタイミングは任意であるが、記録の元となる事象が発生するごとに、逐次に連結されることが好ましい。提供履歴がブロックチェーンデータに含まれることで、データ配信システム1は、収集データ18の提供に関する活動を、改ざんや消失等のリスクを抑えて記録しておくことができる。
また例えば、データ配信制御装置10は、1又は複数台のサーバーコンピューターで実現される構成に限らず、車載器4、及び需要家端末12との間で電気通信回線16を通じて通信可能なサーバーコンピューターのバックエンドの装置として構成してもよい。
また例えば、車載器4は、例えばナビゲーション装置や、オーディオ装置といった車載装置であってもよい。
また例えば、スマートフォンやタブレットPC等の任意の情報処理装置がデータ通信可能に車載器4と接続される場合、当該情報処理装置が、収集データ18の送信に係る車載器4の全部又は一部の機能(例えばユーザーインターフェース部39や応答制御部44など)を備えてもよい。なお、情報処理装置は、いわゆるコンピューターを有し、ユーザー操作入力装置(例えばキーボードやタッチパネルディスプレイ)、表示装置(液晶パネルや有機ELパネル)、CPUやMPUなどのプロセッサ、RAMやROMなどのメモリデバイス、HDDやSSDなどのストレージ装置、周辺機器の接続インターフェース回路、電気通信回線16に無線接続する無線通信装置などを備える。
本発明は、車両2に限らず、例えば飛行機や船舶、自走式装置といった任意の乗物に適用することができる。
1 データ配信システム
2 車両(乗物)
4 車載器(情報処理装置)
5 タッチパネルディスプレイ
10 データ配信制御装置
12 需要家端末
16 電気通信回線
18 収集データ(ユーザー個人情報)
19 要望合致データ
21 回答データ
30 制御部
32 位置検出部
34 計時部
38 無線通信部
39 ユーザーインターフェース部(インターフェース部)
40 データ収集制御部
42 収集データ送信制御部
44 応答制御部(送信部)
47 回答画面
50 ユーザーデータ管理部
52 要望値管理部
54 データ照合部
56 提供可否取得部
58 データ送信制御部
62 需要家情報
64 要望値情報
66 対価情報
70 問合せメッセージ
U ユーザー
本発明は、上記データ配信制御装置において、前記乗物は車両であり、前記ユーザー個人情報は、前記車両のイグニッションキーのオンからオフまでの期間を単位としてデータ化されていることを特徴とする。
本実施形態では、収集データ18は、車両2のイグニッションキーのオンからオフまでの期間を単位としてデータ化されている。
すなわち、イグニッションキーのオンからオフまでの期間、すなわち1回のドライブ期間(乗車・運転期間)を単位とし、そのドライブ期間における任意タイミングのデータ群が1つの収集データ18にデータ化される。
これにより、需要家は、ドライブ期間単位で要望値を設定することで、そのドライブ期間の間に収集された任意のタイミングのデータ群を取得し利用できる。
なお、1回のドライブ期間(乗車・運転期間)を単位として収集データ18がデータ化される限りにおいて、収集データ18のデータ化は、車両2のイグニッションキーのオン/オフごとに必ずしも行われる必要はない。例えば、運転者がドライブしている間、車両2の一時停車中にイグニッションキーをオン/オフした場合などには、このオン/オフに合わせて収集データ18をデータ化しなくてもよい。

Claims (10)

  1. 乗物の情報、及び、当該乗物のユーザーの行動情報を含むユーザー個人情報を管理するユーザーデータ管理部と、
    需要家によって要望されている前記ユーザー個人情報の要望値を管理する要望値管理部と、
    前記ユーザーデータ管理部に管理されているユーザー個人情報と、前記要望値管理部に管理されている要望値とを照合するデータ照合部と、
    前記データ照合部による照合の結果、前記ユーザー個人情報に前記要望値に合致する要望合致データが含まれていた場合、当該要望合致データの提供についての前記ユーザーの可否を取得する提供可否取得部と、
    前記提供可否取得部で取得された前記ユーザーの可否に応じて、前記要望合致データを前記需要家が取得可能に送信するデータ送信制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ配信制御装置。
  2. 前記要望値管理部は、前記要望合致データの提供に対して前記需要家が設定した対価を管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信制御装置。
  3. 前記提供可否取得部は、
    前記対価を前記ユーザーに提示し、前記要望合致データの提供についての可否を前記ユーザーに問い合わせる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ配信制御装置。
  4. 前記乗物は車両であり、
    前記ユーザー個人情報は、前記車両のイグニッションキーのオフからオンまでの期間を単位としてデータ化されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデータ配信制御装置。
  5. 前記ユーザーの行動情報は、前記車両の位置情報を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ配信制御装置。
  6. 前記ユーザーの行動情報は、日時情報を含む、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のデータ配信制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のデータ配信制御装置による照合において特定された前記要望合致データの提供の可否を前記ユーザーが入力可能なインターフェース部と、
    前記インターフェース部への前記ユーザーの入力に基づいて、前記要望合致データの提供の可否を前記データ配信制御装置に送信する応答制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 乗物の情報、及び、当該乗物のユーザーの行動情報を含むユーザー個人情報を管理するユーザーデータ管理部を備えたデータ配信制御装置のデータ配信制御方法において、
    需要家によって要望されている前記ユーザー個人情報の要望値を取得するステップと、
    前記ユーザーデータ管理部に管理されているユーザー個人情報と、前記要望値とを照合するステップと、
    前記ユーザー個人情報に前記要望値に合致する要望合致データが含まれていた場合、当該要望合致データの提供についての前記ユーザーの可否を取得するステップと、
    前記ユーザーの可否に応じて、前記要望合致データを前記需要家が取得可能に送信するステップと、
    を備えることを特徴とするデータ配信制御方法。
  9. 前記要望合致データの提供に対して前記需要家が対価を設定するステップを備える
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ配信制御方法。
  10. 前記対価を前記ユーザーに提示し、前記要望合致データの提供についての可否を前記ユーザーに問い合わせ、当該問い合わせの回答に基づいて、前記ユーザーの可否を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ配信制御方法。
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