JP7444145B2 - 制御装置、システム、車両、及び制御方法 - Google Patents

制御装置、システム、車両、及び制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、制御装置、システム、車両、及び制御方法に関する。
特許文献1には、ユーザのパーソナルデータを第三者に提供する際の、ユーザからの同意取得手続きに関する技術が開示されている。
特開2020-024511号公報
車両の状態をモニタして得られる車両データを第三者に提供する際に、車両データの提供について許諾を与える権限を有する権限者が、車両データの種類によって異なる場合がある。特許文献1に記載の技術では、車両データの提供を許諾したユーザが権限を有さなかった場合、第三者に車両データを提供することができず、データを有効に活用することができない。
本開示の目的は、車両データを有効に活用しやすくすることである。
本開示に係る制御装置は、
車両の状態をモニタして得られる車両データの種類に応じて、前記車両の運転者及び所有者のいずれか一方を、前記車両データを前記運転者及び前記所有者以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択し、選択された権限者に対して前記許諾を促す情報を通知する制御部を備える。
本開示に係る制御方法は、
制御装置により、車両の状態をモニタして得られる車両データの種類に応じて、前記車両の運転者及び所有者のいずれか一方を、前記車両データを前記運転者及び前記所有者以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択することと、
前記制御装置により、選択された権限者に対して前記許諾を促す情報を通知することと
を含む。
本開示によれば、車両データを有効に活用しやすくなる。
本開示の実施形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る第1端末装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る第2端末装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る第1端末装置又は第2端末装置の画面の例を示す模式図である。
以下、本開示の一実施形態について、図を参照して説明する。
各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。本実施形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
図1を参照して、本実施形態に係るシステム10の構成を説明する。
本実施形態に係るシステム10は、制御装置20と、少なくとも1台の第1端末装置30と、少なくとも1台の第2端末装置40とを備える。制御装置20は、ネットワーク50を介して、第1端末装置30及び第2端末装置40と通信可能である。
制御装置20は、データセンタなどの施設に設置される。制御装置20は、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバなどのコンピュータである。
第1端末装置30は、車両VHの運転者U1により利用される。第2端末装置40は、車両VHの所有者U2により利用される。第1端末装置30及び第2端末装置40は、それぞれ、例えば、携帯電話機、スマートフォン、又はタブレットなどのモバイル機器である。
車両VHは、例えば、例えば、ガソリン車、ディーゼル車、水素車、HEV、PHEV、BEV、又はFCEVなどの任意の種類の自動車である。「HEV」は、hybrid electric vehicleの略語である。「PHEV」は、plug-in hybrid electric vehicleの略語である。「BEV」は、battery electric vehicleの略語である。「FCEV」は、fuel cell electric vehicleの略語である。車両VHは、本実施形態では運転者U1によって運転されるが、任意のレベルで運転が自動化されていてもよい。自動化のレベルは、例えば、SAEのレベル分けにおけるレベル1からレベル5のいずれかである。「SAE」は、Society of Automotive Engineersの略語である。車両VHは、MaaS専用車両でもよい。「MaaS」は、Mobility as a Serviceの略語である。
ネットワーク50は、インターネット、少なくとも1つのWAN、少なくとも1つのMAN、又はこれらの任意の組合せを含む。「WAN」は、wide area networkの略語である。「MAN」は、metropolitan area networkの略語である。ネットワーク50は、少なくとも1つの無線ネットワーク、少なくとも1つの光ネットワーク、又はこれらの任意の組合せを含んでもよい。無線ネットワークは、例えば、アドホックネットワーク、セルラーネットワーク、無線LAN、衛星通信ネットワーク、又は地上マイクロ波ネットワークである。「LAN」は、local area networkの略語である。
図1を参照して、本実施形態の概要を説明する。
本実施形態では、車両VHの状態をモニタすることにより得られるデータが車両データVDとして取得される。取得された車両データVDは、例えばクラウドサーバに蓄積され、車両VHが売買される場合などに、潜在的な買主である第三者に提供される。車両データVDを第三者に提供する際には、個人情報保護の観点から、車両VHの運転者U1又は所有者U2の許諾が必要とされる。特に、車両VHの所有者U2が、車両VHを運転する運転者U1と異なる場合には、同一の車両VHについて得られた車両データVDであっても、車両データVDの種類によって、許諾権者が異なる場合がある。例えば、車両VHの移動中に得られた車両データVDの提供については、車両VHを運転する運転者U1の許諾が必要とされ、車両VHの移動中以外の期間に得られた車両データVDの提供については車両VHの所有者U2の許諾が必要とされる場合がある。車両VHの所有者U2と運転者U1とが異なる場合の例として、具体的には次のような場合が挙げられる。例えば、レンタカーサービス又はカーシェアサービス等のサービスの運営者が所有者U2として車両VHを所有し、サービスの利用者が運転者U1として車両VHを運転する場合が想定される。あるいは、夫が所有者U2として所有する車両VHを妻が運転者U1として運転する場合が想定される。
本実施形態に係るシステム10では、制御装置20が、車両VHの状態をモニタして得られる車両データVDの種類に応じて、車両VHの運転者U1及び所有者U2のいずれか一方を、車両データVDを運転者U1及び所有者U2以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択する。制御装置20は、選択された権限者に対して許諾を促す情報を通知する。
本実施形態によれば、車両データVDを第三者に提供することについての許諾を与える権限者が車両データVDの種類によって異なる場合に、車両データVDの種類に応じて権限者を選択し、権限者から許諾を取得することができる。よって、車両データVDの提供を許諾した者が権限者ではないために第三者に車両データVDを提供することができなくなるという事態を避けやすい。したがって、車両データVDを有効に活用しやすくなる。
図2を参照して、本実施形態に係る制御装置20の構成を説明する。
制御装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、入力部24と、出力部25とを備える。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。「CPU」は、central processing unitの略語である。「GPU」は、graphics processing unitの略語である。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。「FPGA」は、field-programmable gate arrayの略語である。専用回路は、例えば、ASICである。「ASIC」は、application specific integrated circuitの略語である。制御部21は、制御装置20の各部を制御しながら、制御装置20の動作に関わる処理を実行する。
記憶部22は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。「RAM」は、random access memoryの略語である。「ROM」は、read only memoryの略語である。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。「SRAM」は、static random access memoryの略語である。「DRAM」は、dynamic random access memoryの略語である。ROMは、例えば、EEPROMである。「EEPROM」は、electrically erasable programmable read only memoryの略語である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22には、制御装置20の動作に用いられるデータと、制御装置20の動作によって得られたデータとが記憶される。本実施形態において、記憶部22には、車両データVDが記憶されてもよい。
通信部23は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LANインタフェースである。通信部23は、制御装置20の動作に用いられるデータを受信し、また制御装置20の動作によって得られるデータを送信する。本実施形態において、通信部23は、第1端末装置30及び第2端末装置40と通信を行う。
入力部24は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又はマイクである。入力部24は、制御装置20の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部24は、制御装置20に備えられる代わりに、外部の入力機器として制御装置20に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。「USB」は、Universal Serial Busの略語である。「HDMI(登録商標)」は、High-Definition Multimedia Interfaceの略語である。
出力部25は、少なくとも1つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。「LCD」は、liquid crystal displayの略語である。「EL」は、electro luminescenceの略語である。出力部25は、制御装置20の動作によって得られるデータを出力する。出力部25は、制御装置20に備えられる代わりに、外部の出力機器として制御装置20に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
制御装置20の機能は、本実施形態に係る制御プログラムを、制御部21としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、制御装置20の機能は、ソフトウェアにより実現される。制御プログラムは、制御装置20の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを制御装置20として機能させる。すなわち、コンピュータは、制御プログラムに従って制御装置20の動作を実行することにより制御装置20として機能する。
プログラムは、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体に記憶しておくことができる。非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体は、例えば、フラッシュメモリ、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又はROMである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記憶したSDカード、DVD、又はCD-ROMなどの可搬型媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。「SD」は、Secure Digitalの略語である。「DVD」は、digital versatile discの略語である。「CD-ROM」は、compact disc read only memoryの略語である。プログラムをサーバのストレージに格納しておき、サーバから他のコンピュータにプログラムを転送することにより、プログラムを流通させてもよい。プログラムをプログラムプロダクトとして提供してもよい。
コンピュータは、例えば、可搬型媒体に記憶されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。サーバからコンピュータへのプログラムの転送は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP型のサービスによって処理を実行してもよい。「ASP」は、application service providerの略語である。プログラムは、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものを含む。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
制御装置20の一部又は全ての機能が、制御部21としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、制御装置20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図3を参照して、本実施形態に係る第1端末装置30の構成を説明する。
第1端末装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、入力部34と、出力部35とを備える。
制御部31は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。専用回路は、例えば、ASICである。制御部31は、第1端末装置30の各部を制御しながら、第1端末装置30の動作に関わる処理を実行する。
記憶部32は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部32には、第1端末装置30の動作に用いられるデータと、第1端末装置30の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部33は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE、4G、若しくは5Gなどの移動通信規格に対応したインタフェース、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に対応したインタフェース、又はLANインタフェースである。「LTE」は、Long Term Evolutionの略語である。「4G」は、4th generationの略語である。「5G」は、5th generationの略語である。通信部33は、第1端末装置30の動作に用いられるデータを受信し、また第1端末装置30の動作によって得られるデータを送信する。
入力部34は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又はマイクである。入力部34は、第1端末装置30の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部34は、第1端末装置30に備えられる代わりに、外部の入力機器として第1端末装置30に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
出力部35は、少なくとも1つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部35は、第1端末装置30の動作によって得られるデータを出力する。出力部35は、第1端末装置30に備えられる代わりに、外部の出力機器として第1端末装置30に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
第1端末装置30の機能は、本実施形態に係る第1端末プログラムを、制御部31としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、第1端末装置30の機能は、ソフトウェアにより実現される。第1端末プログラムは、第1端末装置30の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを第1端末装置30として機能させる。すなわち、コンピュータは、第1端末プログラムに従って第1端末装置30の動作を実行することにより第1端末装置30として機能する。
第1端末装置30の一部又は全ての機能が、制御部31としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、第1端末装置30の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図4を参照して、本実施形態に係る第2端末装置40の構成を説明する。
第2端末装置40は、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、入力部44と、出力部45とを備える。
制御部41は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。専用回路は、例えば、ASICである。制御部41は、第2端末装置40の各部を制御しながら、第2端末装置40の動作に関わる処理を実行する。
記憶部42は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部42は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部42には、第2端末装置40の動作に用いられるデータと、第2端末装置40の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部43は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE、4G、若しくは5Gなどの移動通信規格に対応したインタフェース、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に対応したインタフェース、又はLANインタフェースである。通信部43は、第2端末装置40の動作に用いられるデータを受信し、また第2端末装置40の動作によって得られるデータを送信する。
入力部44は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又はマイクである。入力部44は、第2端末装置40の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部44は、第2端末装置40に備えられる代わりに、外部の入力機器として第2端末装置40に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
出力部45は、少なくとも1つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部45は、第2端末装置40の動作によって得られるデータを出力する。出力部45は、第2端末装置40に備えられる代わりに、外部の出力機器として第2端末装置40に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
第2端末装置40の機能は、本実施形態に係る第2端末プログラムを、制御部41としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、第2端末装置40の機能は、ソフトウェアにより実現される。第2端末プログラムは、第2端末装置40の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを第2端末装置40として機能させる。すなわち、コンピュータは、第2端末プログラムに従って第2端末装置40の動作を実行することにより第2端末装置40として機能する。
第2端末装置40の一部又は全ての機能が、制御部41としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、第2端末装置40の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図5を参照して、本実施形態に係るシステム10の動作を説明する。この動作は、本実施形態に係る制御方法に相当する。
ステップS1において、制御装置20の制御部21は、車両VHの状態をモニタして得られる車両データVDの種類を判定する。車両データVDは任意の手順で取得されてよいが、例えば以下の手順で取得される。車両データVDは、車両VHに搭載された各種ECUとCANを介して通信を行う車載通信機により取得され、車載通信機からアップロードされてクラウドサーバに蓄積される。「ECU」は、Electronic Control Unitの略語である。「CAN」は、Controller Area Networkの略語である。制御装置20の制御部21は、通信部23を介して、クラウドサーバと通信を行い、クラウドサーバに蓄積された車両データVDを取得する。あるいは、車両データVDは、制御装置20の記憶部22に蓄積されてもよい。すなわち、制御装置20の制御部21は、記憶部22に蓄積された車両データVDを取得してもよい。
制御装置20の制御部21は、取得された車両データVDの種類を判定する。本実施形態において、車両データVDの種類には、車両VHの移動中に得られた第1車両データVD1及び車両VHの移動中以外の期間に得られた第2車両データVD2が含まれる。
第1車両データVD1は、車両VHの走行に伴って変化する値を記録したデータである。第1車両データVD1には、例えば、車両VHの衝突履歴、使用履歴、又は走行距離を示すデータが含まれる。衝突履歴は、車両VHの障害物等の任意の物体への衝突の記録である。車両VHの衝突は任意の手順で検出されてよいが、例えば、車両VHに搭載された衝突検知センサにより検出される。衝突検知センサは、ECUの一種である。車両VHの衝突は、車両VHに搭載された振動センサからの信号に基づいて検出されてもよい。振動センサは、ECUの一種である。あるいは、車両VHの衝突は、車両VHに搭載されたドライブレコーダ等の車載撮像装置により撮影された画像を解析することにより検出されてもよい。車載撮像装置は、ECUの一種である。使用履歴は、車両VHの使用状況の記録である。例えば、車両VHの走行履歴に基づいて算出された燃費値、単位期間当たりの平均運転日数、又は単位走行当たりの平均走行距離が使用履歴として記録される。走行距離は、例えば、車両VHに搭載された走行距離計から取得される。あるいは、走行距離は、例えば、車両VHの走行履歴に基づいて算出されてもよい。制御装置20の制御部21は、車両VHの走行履歴に基づいて算出された走行距離からとの差分が閾値以上であった場合に、走行距離計の巻き戻しがあったと判定してもよい。
第2車両データVD2は、車両VHを利用する上での影響を判定するための部品又はシステムの状況に関するデータである。具体的には、第2車両データVD2は、車両VHのエンジン、モータシステム、トランスミッション、ブレーキ、バッテリ等の稼働状態を示すデータである。第2車両データVD2には、車両VHの整備履歴を示すデータ又は故障診断用のデータが含まれる。車両VHの整備履歴には、例えば、車両VHに対して行われた各種点検の種類、点検が行われた時期、タイヤ、エンジンオイル、オイルフィルタ、及びブレーキパッド等の消耗部品の交換の記録が含まれる。車両VHの故障診断用のデータは、例えば、CANを介した車載ネットワークを利用して行われるECU間通信で送受信されるデータを利用して故障診断を行う「ダイアグ通信」により取得されるデータである。
制御装置20の制御部21は、取得された車両データVDを解析して、車両データVDが第1車両データVD1及び第2車両データVD2のいずれであるかを判定する。
ステップS2において、制御装置20の制御部21は、ステップS1で判定された車両データVDの種類に応じて、車両VHの運転者U1及び所有者U2のいずれか一方を、車両データVDを運転者U1及び所有者U2以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択する。具体的には、車両データVDの種類が第1車両データVD1である場合には、制御部21は、権限者として運転者U1を選択する。例えば、車両データVDが車両VHの衝突履歴であった場合に、車両VHの衝突に関与しているのは所有者U2ではなく運転者U1であると考えられる。よって、制御部21は、車両VHの衝突履歴を第三者に提供することについて許諾を与える権限者として運転者U1を選択する。あるいは、車両データVDの種類が第2車両データVD2である場合には、制御部21は、権限者として所有者U2を選択する。例えば、車両データVDが車両VHの整備履歴を示すデータであった場合に、整備を行うのは運転者U1ではなく所有者U2であると考えられる。よって、制御部21は、車両VHの整備履歴を第三者に提供することについて許諾を与える権限者として所有者U2を選択する。
一例として、ステップS2において、車両データVDの種類が第1車両データVD1であり、権限者として運転者U1が選択された場合について説明する。
ステップS3において、制御装置20の制御部21は、ステップS2で選択された権限者に対して、許諾を促す情報RD1を通知する。具体的には、制御部21は、ステップS2において権限者として選択された運転者U1に許諾を促す情報RD1を通信部23を介して第1端末装置30に送信する。
本実施形態では、許諾を促す情報RD1として、「車両データの提供に同意しますか?」というメッセージが送信される。図6の例では、第1端末装置30の制御部31は、通信部33を介して制御装置20からメッセージを受信し、受信されたメッセージをディスプレイなどの出力部35に出力させる。本実施形態では、第1端末装置30の制御部31は、許諾を促す情報RD1の内容を、出力部35に相当するディスプレイに表示させるが、制御部31は、許諾を促す情報RD1の内容を、出力部35に相当するスピーカから音声で出力させてもよい。
本実施形態において、許諾を促す情報RD1は任意のタイミングで送信される。例えば、許諾を促す情報RD1は、運転者U1が車両VHのエンジン又はモータなどの動力源を始動させてから停止するまでの1トリップごとに送信される。
ステップS4において、運転者U1により許諾を与える操作が行われた場合には、第1端末装置30の制御部31は、その操作を入力部34で受け付ける。図6の例では、第1端末装置30の入力部34としてのタッチスクリーン上で、表示された「はい」をタッチする操作が運転者U1により行われると、第1端末装置30の制御部31は、この操作を、運転者U1が許諾を与える操作として受け付ける。運転者U1は、タッチスクリーンをタッチする代わりに、第1端末装置30の入力部34としてのマイクを介して音声による入力を行ってもよい。第1端末装置30の制御部31は、運転者U1が許諾を与えたことを示す許諾データPD1を生成する。第1端末装置30の制御部31は、生成した許諾データPD1を、通信部33を介して制御装置20に送信する。一方、許諾を与える操作が運転者U1により行われなかった場合には、図5のフローが終了する。図6の例では、タッチスクリーン上で、表示された「いいえ」をタッチする操作が運転者U1により行われると、図5のフローが終了する。
別の例として、ステップS2において、車両データVDの種類が第2車両データVD2であり、権限者として所有者U2が選択された場合について説明する。
ステップS3において、制御装置20の制御部21は、ステップS2で選択された権限者に対して、許諾を促す情報RD2を通知する。具体的には、制御部21は、ステップS2において権限者として選択された所有者U2に許諾を促す情報RD2を通信部23を介して第2端末装置40に送信する。
本実施形態では、許諾を促す情報RD2として、「車両データの提供に同意しますか?」というメッセージが送信される。図6の例では、第2端末装置40の制御部41は、通信部43を介して制御装置20からメッセージを受信し、受信されたメッセージをディスプレイなどの出力部45に出力させる。本実施形態では、第2端末装置40の制御部41は、許諾を促す情報RD2の内容を、出力部45に相当するディスプレイに表示させるが、制御部41は、許諾を促す情報RD2の内容を、出力部45に相当するスピーカから音声で出力させてもよい。
本実施形態において、許諾を促す情報RD2は任意のタイミングで送信される。例えば、許諾を促す情報RD2は、所有者U2が車両VHを購入したタイミングで送信される。
ステップS4において、所有者U2により許諾を与える操作が行われた場合には、第2端末装置40の制御部41は、その操作を入力部44で受け付ける。図6の例では、第2端末装置40の入力部44としてのタッチスクリーン上で、表示された「はい」をタッチする操作が所有者U2により行われると、第2端末装置40の制御部41は、この操作を、所有者U2が許諾を与える操作として受け付ける。所有者U2は、タッチスクリーンをタッチする代わりに、第2端末装置40の入力部44としてのマイクを介して音声による入力を行ってもよい。第2端末装置40の制御部41は、所有者U2が許諾を与えたことを示す許諾データPD2を生成する。第2端末装置40の制御部41は、生成した許諾データPD2を、通信部43を介して制御装置20に送信する。一方、所有者U2により許諾を与える操作が行われなかった場合には、図5のフローが終了する。図6の例では、タッチスクリーン上で、表示された「いいえ」をタッチする操作が所有者U2により行われると、図5のフローが終了する。
制御装置20の制御部21は、ステップS4において、運転者U1により第1端末装置30を介して許諾を与える操作が行われるか、あるいは、所有者U2により第2端末装置40を介して許諾を与える操作が行われると、ステップS5において、車両データVDを第三者に対して開示する制御を行う。具体的には、制御装置20の制御部21は、ステップS5において、第1端末装置30から送信された許諾データPD1又は第2端末装置40から送信された許諾データPD2を通信部23を介して受信すると、車両データVDを第三者に対して開示する制御を行う。車両データVDの第三者に対する開示は任意の方法で行われてよい。例えば、制御装置20の制御部21は、車両データVDをウェブサーバにインターネット上で公開させることにより、車両データVDの第三者に対する開示を実施する。あるいは、制御装置20の制御部21は、出力部25としてのディスプレイに車両データVDを表示させることにより、車両データVDの第三者に対する開示を実施してもよい。
以上述べたように、制御装置20の制御部21は、車両VHの状態をモニタして得られる車両データVDの種類に応じて、車両VHの運転者U1及び所有者U2のいずれか一方を、車両データVDを運転者U1及び所有者U2以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択する。制御装置20の制御部21は、選択された権限者に対して許諾を促す情報を通知する。制御装置20の制御部21は、運転者U1により第1端末装置30を介して許諾を与える操作が行われると、車両データVDを第三者に対して開示する制御を行う。あるいは、制御装置20の制御部21は、所有者U2により第2端末装置40を介して許諾を与える操作が行われると、車両データVDを第三者に対して開示する制御を行う。
本実施形態によれば、車両データVDを第三者へ提供する際に、提供の許諾を与える権限を有する者が車両データVDの種類によって異なる場合であっても、権限者からの許諾を確実に得ることができる。その結果、車両データVDの提供を許諾した者が権限を有さないために車両データVDの提供ができなくなるという事態を避けやすい。よって、車両データVDを有効に活用しやすくなる。
本実施形態の一変形例として、ステップS2において権限者として運転者U1が選択された場合に、制御装置20の制御部21は、ステップS3において許諾を促す情報RD1を第1端末装置30に送信する代わりに、車両VHに搭載された車載表示装置に送信してもよい。車載表示装置は、制御装置20と通信可能である。車載表示装置は、例えば、カーナビゲーション装置である。本実施形態において、車載表示装置は、車両VHのダッシュボードに設置される。車載表示装置は、出力部として、例えば、ディスプレイ又はスピーカを備える。車載表示装置は、入力部として、例えば、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン又はマイクを備える。車載表示装置は、入力部を介して運転者U1の入力操作を受け付ける。
本変形例において、ステップS4における運転者U1が許諾を与える操作は車載表示装置を介して行われる。本変形例では、制御装置20の制御部21は、許諾を促す情報RDとして送信された「車両データの提供に同意しますか?」というメッセージを、図6に示す例と同様に、車載表示装置の出力部としてのディスプレイ上に表示させる。制御部21は、許諾を促す情報RD1の内容を、車載表示装置の出力部としてのスピーカから音声で出力させてもよい。運転者U1は、車載表示装置の入力部としてのタッチスクリーン上で、表示された「はい」をタッチすることにより許諾を与える操作を行う。運転者U1は、タッチスクリーンをタッチする代わりに、車載表示装置の入力部としてのマイクを介して音声による入力を行ってもよい。ステップS3において、運転者U1により車載表示装置を介して許諾を与える操作が行われると、車載表示装置により運転者U1が許諾を与えたことを示す許諾データPD1が生成される。制御装置20の制御部21は、ステップS5において、車載表示装置から許諾データPD1を通信部23を介して受信すると、車両データVDを第三者に対して開示する制御を行う。一方、運転者U1により許諾を与える操作が行われなかった場合には、図5のフローが終了する。すなわち、車載表示装置のタッチスクリーン上で、表示された「いいえ」をタッチする操作が運転者U1により行われると、図5のフローが終了する。
本変形例によれば、運転者U1にとっての操作性が向上する。また、運転者U1が第1端末装置30を有していない場合であっても、運転者U1に許諾を促すことができる。また、運転者U1がメッセージに気づきやすくなる。その結果、運転者U1の許諾が得られやすくなり、車両データVDを更に有効に活用しやすくなる。
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の2つ以上のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の2つ以上のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
例えば、本実施形態において、ステップS3において送信される許諾を促す情報RD1又はRD2には、許諾を与えた者に対して付与されるインセンティブを示す情報が更に含まれてよい。具体的には、制御装置20の制御部21は、許諾を促す情報RD1又はRD2として、「車両データの提供に同意しますか?同意してくださった方にポイントをプレゼント!」というメッセージを、通信部23を介して送信してもよい。許諾を与えた者に付与されるインセンティブは、例えば、許諾を与えた者が何らかの商品を買うとき、若しくは何らかのサービスを受けるときに利用可能なポイント、又は目的地で利用可能なクーポンである。インセンティブを付与することにより、更に許諾が得られやすくなり、車両データVDを更に有効に活用しやすくなる。
本実施形態の一変形例として、制御装置20の制御部21は、許諾を促す情報RD1を1トリップごとに送信する代わりに、1日ごと又は1か月ごとなど、一定の単位期間ごとに送信してもよい。この場合、制御装置20の制御部21は、運転者U1による許諾を与える操作が、単位期間中に少なくとも1回行われたことをもって、当該単位期間内であれば、運転者U1から再度許諾を得ることなく、車両データVDを第三者に対して開示する制御を行ってもよい。その結果、運転者U1は、何度も許諾を与える操作を行う必要がなくなり、運転者U1に対する負荷が軽減される。よって、更に許諾が得られやすくなり、車両データVDを更に有効に活用しやすくなる。
本実施形態の一変形例として、制御装置20の制御部21は、許諾を促す情報RD2を所有者U2が車両VHを購入したタイミングで送信するだけでなく、1日ごと又は1か月ごとなど、一定の単位期間ごとに送信してもよい。この場合、例えば、所有者U2が車両VHを購入したタイミングで許諾を与える操作を行う機会を意図せず逃してしまった場合であっても、所有者U2は後から許諾を与えることが可能になる。すなわち、所有者U2から許諾を得る機会を増やすことができる。よって、更に許諾が得られやすくなり、車両データVDを更に有効に活用しやすくなる。
10 システム
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 出力部
30 第1端末装置
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 出力部
40 第2端末装置
41 制御部
42 記憶部
43 通信部
44 入力部
45 出力部
50 ネットワーク
VH 車両
U1 運転者
U2 所有者

Claims (20)

  1. 車両の状態をモニタして得られる車両データの種類に応じて、前記車両の運転者及び所有者のいずれか一方を、前記車両データを前記運転者及び前記所有者以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択し、選択された権限者に対して前記許諾を促す情報を通知する制御部を備える、制御装置。
  2. 前記車両データの種類には、前記車両の移動中に得られた第1車両データ及び前記車両の移動中以外の期間に得られた第2車両データが含まれ、
    前記制御部は、前記車両データの種類が前記第1車両データである場合には前記運転者を、前記車両データの種類が前記第2車両データである場合には前記所有者を、前記権限者として選択する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1車両データには、前記車両の衝突履歴、使用履歴、又は走行距離を示すデータが含まれる、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記第2車両データには、前記車両の整備履歴を示すデータ又は故障診断用のデータが含まれる、請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記運転者に利用される第1端末装置と通信する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記権限者として前記運転者が選択された場合に、前記許諾を促す情報を前記通信部を介して前記第1端末装置に送信する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記運転者により前記第1端末装置を介して前記許諾を与える操作が行われると、前記車両データを前記第三者に対して開示する制御を行う、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記車両に搭載された車載表示装置と通信する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記権限者として前記運転者が選択された場合に、前記許諾を促す情報を前記通信部を介して前記車載表示装置に送信する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記運転者により前記車載表示装置を介して前記許諾を与える操作が行われると、前記車両データを前記第三者に対して開示する制御を行う、請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記所有者に利用される第2端末装置と通信する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記権限者として前記所有者が選択された場合に、前記許諾を促す情報を前記通信部を介して前記第2端末装置に送信する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記所有者により前記第2端末装置を介して前記許諾を与える操作が行われると、前記車両データを前記第三者に対して開示する制御を行う、請求項9に記載の制御装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記運転者に利用される第1端末装置であって、前記制御装置と通信を行う第1端末装置と、
    前記所有者に利用される第2端末装置であって、前記制御装置と通信を行う第2端末装置と
    を備えるシステム。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記車両に搭載された車載表示装置であって、前記制御装置と通信を行う車載表示装置と、
    前記所有者に利用される第2端末装置であって、前記制御装置と通信を行う第2端末装置と
    を備えるシステム。
  13. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の制御装置を搭載した車両。
  14. 制御装置により、車両の状態をモニタして得られる車両データの種類に応じて、前記車両の運転者及び所有者のいずれか一方を、前記車両データを前記運転者及び前記所有者以外の第三者に提供することについての許諾を与える権限者として選択することと、
    前記制御装置により、選択された権限者に対して前記許諾を促す情報を通知することと
    を含む制御方法。
  15. 前記車両データの種類には、前記車両の移動中に得られた第1車両データ及び前記車両の移動中以外の期間に得られた第2車両データが含まれ、
    前記選択することは、前記車両データの種類が前記第1車両データである場合には前記運転者を、前記車両データの種類が前記第2車両データである場合には前記所有者を、前記権限者として選択することを含む、請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記第1車両データには、前記車両の衝突履歴、使用履歴、又は走行距離を示すデータが含まれる、請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記第2車両データには、前記車両の整備履歴を示すデータ又は故障診断用のデータが含まれる、請求項15又は請求項16に記載の制御方法。
  18. 前記制御装置により、前記権限者として前記運転者が選択された場合に、前記許諾を促す情報を、前記運転者に利用される第1端末装置に送信することを更に含む、請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の制御方法。
  19. 前記制御装置により、前記権限者として前記運転者が選択された場合に、前記許諾を促す情報を、前記車両に搭載された車載表示装置に送信することを更に含む、請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の制御方法。
  20. 前記制御装置により、前記権限者として前記所有者が選択された場合に、前記許諾を促す情報を、前記所有者に利用される第2端末装置に送信することを更に含む、請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の制御方法。
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