JP2019150747A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を可変にすることが可能で、かつトリガー部に加えられた不意の外力によって、液体が誤って噴出されるのを抑えることもできる。【解決手段】ノズル部材20と、トリガー部15の後方移動を規制するストッパ部材50と、ストッパ部材が装着された被装着部51と、を備え、ノズル部材は、噴出孔26aを囲い、かつ内側に外気を導入する外気導入孔37が形成された造泡筒33と、造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を変更する切替部34と、を備え、ストッパ部材は、被装着部に装着された装着部52を備え、装着部は、前後方向から見てC字状を呈し、被装着部に回転軸線O2回りに回転可能に嵌合され、ストッパ部材は、回転軸線回りに回転することにより、トリガー部の後方移動を規制する規制位置と、トリガー部の後方移動を許容する許容位置と、の間を移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来から、下記特許文献1に記載のトリガー式液体噴出器が知られている。このトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、噴出器本体の前方側に配置され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備える。
噴出器本体は、上下方向に延び、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、縦供給筒部の前方に配設され、縦供給筒部内の液体を噴出孔に導く射出筒部と、縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から射出筒部内を通じて噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備える。
ノズル部材は、射出筒部の前方に配設され、かつ内部が噴出孔に連通するノズル本体と、噴出孔の前方に配設されるとともに、噴出孔を囲い、かつ内側に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒と、噴出孔を開放可能に閉塞する蓋体と、を備える。
このトリガー式液体噴出器では、トリガー部を後方へ移動させると、液体が、縦供給筒部内、射出筒部内、噴出孔、および造泡筒内をこの順に通過する。この過程において、液体が造泡筒内を進入すると、外気が外気導入孔を通して造泡筒内に導入されることで、液体が、造泡筒内で外気と混合されて発泡し、泡状となって造泡筒の前端開口から噴出される。そして、不使用時には、蓋体により噴出孔を閉塞することで、トリガー部に不意の外力が加えられても、液体が噴出されることが抑えられる。
ところで、以上のように構成されたトリガー式液体噴出器では、造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の、例えば噴出範囲若しくは形状などの態様を可変にすることについての要望がある。
このような要望に応えるための構成として、ノズル部材に、造泡筒の前端開口の前方に位置して、前述の態様を変更する切替位置と、造泡筒の前端開口から離間する開放位置と、の間を移動可能に配設された切替部を備えさせることが考えられる。
特開2017−47350号公報
しかしながら、この場合、ノズル部材が切替部を備えるので、このノズル部材にさらに前述の蓋体も備えさせることは構造上困難になる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を可変にすることが可能で、かつトリガー部に加えられた不意の外力によって、液体が誤って噴出されるのを抑えることもできるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、前記ノズル部材は、前記射出筒部に連結され、かつ内部が前記噴出孔に連通する連結筒部を備えるノズル本体と、前記連結筒部の内側に配設され、前記射出筒部内と前記噴出孔との連通を遮断し、前記連結筒部の内圧が所定値を超えたときに、前記射出筒部内と前記噴出孔とを連通させる弁体と、前記噴出孔の前方に配設されるとともに、前記噴出孔を囲い、かつ内側に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒と、前記造泡筒の前端開口の前方に位置し、前記造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を変更する切替位置と、前記造泡筒の前端開口から離間する開放位置と、の間を移動可能に配設された切替部と、を備え、このトリガー式液体噴出器は、前記トリガー部に当接若しくは近接することで前記トリガー部の後方移動を規制する規制位置と、前記トリガー部から離れ、前記トリガー部の後方移動を許容する許容位置と、の間を移動可能に配設されたストッパ部材と、前記ストッパ部材が装着された被装着部と、を備え、前記ストッパ部材は、前記被装着部に装着された装着部を備え、前記装着部は、前後方向から見てC字状を呈し、前記被装着部に前後方向に延びる回転軸線回りに回転可能に嵌合され、前記ストッパ部材は、前記回転軸線回りに回転することにより、前記規制位置と前記許容位置との間を移動することを特徴とする。
本発明に係るトリガー式液体噴出器によれば、トリガー部を後方へ移動させると、液体が、縦供給筒部内から射出筒部内を通して連結筒部の内部に供給され、連結筒部の内圧が所定値を超えたときに、弁体が作動して開き、射出筒部内と噴出孔とが連通することで、液体が噴出孔から噴出される。この液体が造泡筒内に進入すると造泡筒内が負圧になり、造泡筒に形成された外気導入孔から造泡筒内に外気が導入される。これにより、液体が、造泡筒内で外気と混合されて発泡し、泡状となって造泡筒の前端開口から噴出される。なお、液体の発泡は、特に、液体と外気との混合流体が造泡筒の内周面に衝突することにより発生する。
そして、切替部が開放位置に位置しているときには、造泡筒の前端開口から噴出された泡状の液体は、切替部に態様が変更されることなく噴出され、切替部が切替位置に位置しているときには、造泡筒の前端開口からの泡状の液体は、切替部により態様が変更された状態で噴出される。
また、トリガー部に加えられた不意の外力により誤って液体が噴出されるのを抑える誤噴出防止手段として、噴出孔を閉塞する蓋体ではなく、トリガー部に当接若しくは近接することでトリガー部の後方移動を規制するストッパ部材を備えるので、ストッパ部材を、造泡筒の前端開口の前方に位置する切替部から離れた位置に配設することが可能になり、ノズル部材が切替部を備えたとしても、前述の誤噴出防止手段を容易に配設することができる。
また、ストッパ部材が、前記回転軸線回りに回転することで、規制位置と許容位置との間を移動するので、誤噴出防止手段として蓋体に代えてストッパ部材を採用したことによる操作性の悪化を防ぐことができる。
ここで、前記トリガー機構は、前記トリガー部に連動して前後方向に移動するピストンと、前記ピストンが挿入され、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、前記被装着部は、前記噴出器本体と前記ノズル部材との連結部分に配設され、前記ストッパ部材は、前記規制位置に位置したときに、前記トリガー部に前記トリガー部の後方から当接若しくは近接し、かつ前記シリンダに前記シリンダの前方から当接若しくは近接する規制部を備えてもよい。
この場合、装着部の装着される被装着部が、噴出器本体とノズル部材との連結部分に配設され、規制部が、ストッパ部材が規制位置に位置したときに、トリガー部とシリンダとの前後方向の隙間部分に配設されるので、トリガー式液体噴出器の保管、若しくは陳列時等に、ストッパ部材がトリガー式液体噴出器から突出する等してかさ張るのを抑制することが可能になるとともに、ストッパ部材のコンパクト化を図ることができる。
また、前記ストッパ部材は、前記装着部と前記規制部とを連結する連結部を備え、前後方向から見て、前記規制部は、C字状を呈する前記装着部が開口する方向と逆向きに、前記連結部から突出してもよい。
この場合、前後方向から見て、C字状を呈する装着部が開口する開口方向と逆向きに、規制部が連結部から突出しているので、規制位置に位置するストッパ部材を、規制部が前記開口方向に移動するように前記回転軸線回りに回転させると、ストッパ部材は許容位置に向けて移動する。そして、許容位置に位置したストッパ部材を継続して同じ向きに前記回転軸線回りに回転させたときに、仮に、装着部と連結部との接続部分が、例えば噴出器本体若しくはノズル部材に引っ掛かり、ストッパ部材のこれ以上の回転が規制された状態で、さらに同じ向きの回転力を加えたとしても、前後方向から見て、前記開口方向と逆向きに、規制部が連結部から突出していることから、装着部には、被装着部を締め付けるように変形する力が加えられることとなり、ストッパ部材がこのトリガー式液体噴出器から離脱するのを防ぐことができる。
また、前記切替部は、前記切替位置に位置したときに、前記造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭めてもよい。
この場合、切替部が、切替位置に位置したときに、造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭めるので、操作性を向上することができる。
本発明によれば、造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を可変にすることが可能で、かつトリガー部に加えられた不意の外力によって、液体が誤って噴出されるのを抑えることもできる。
本発明に係る第1実施形態として示したトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器の一部拡大図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器を前方から見た図である。 図1および図2に示すトリガー式液体噴出器のストッパ部材の上面図である。 本発明に係る第2実施形態として示したトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図5に示すトリガー式液体噴出器を前方から見た図である。
以下、図1から図4を参照し、この発明の実施の形態について説明する。この実施形態に係るトリガー式液体噴出器1は、液体が収容された図示しない容器体に装着されるとともに、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部12を有する噴出器本体11と、液体を噴出する噴出孔26aが形成されたノズル部材20と、を備える。
ここで、本実施形態では、縦供給筒部12の中心軸線O1に沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って容器体側を下側、その反対側を上側という。上下方向から見て、縦供給筒部12に対してノズル部材20が位置している側を前側、その逆側を後側という。上下方向から見て、前後方向に直交する方向を左右方向という。
噴出器本体11には、上下方向に延びる縦供給筒部12と、縦供給筒部12の前方に配設され、縦供給筒部12内の液体を噴出孔26aに導く射出筒部13と、縦供給筒部12の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部15を有するトリガー機構Tと、縦供給筒部12、射出筒部13および後述するシリンダ14aを上方、後方および左右方向から一体に覆うカバー体Cと、が備えられている。
縦供給筒部12は、大径部12aと、大径部12aから上方に延びる小径部12bと、を備える多段の筒状に形成されている。大径部12aには、容器体の口部に装着される装着筒部16が取り付けられている。小径部12b内には、パイプ17が嵌合されている。パイプ17の下端開口部は、装着筒部16が口部に取り付けられたときに容器体内の底部に位置する。小径部12bの上端部内には、吸い上げ弁18が配設されている。吸い上げ弁18は、後述するシリンダ14a内が加圧されたときに閉弁してパイプ17内と射出筒部13内との連通を遮断させ、減圧されたときに開弁してパイプ17内と射出筒部13内とを連通させる。
射出筒部13は、縦供給筒部12から前方に向けて延設され、内側が縦供給筒部12の内部に連通している。
トリガー部15は、射出筒部13から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されている。トリガー部15は、上方から下方に向かうに従い漸次、前方に向けて延びている。
トリガー機構Tは、トリガー部15の後方への移動によって、液体を縦供給筒部12内から射出筒部13内に導入させるとともに、射出筒部13内から噴出孔26a側に向けて流通させる。トリガー機構Tは、トリガー部15に連動して前後方向に移動するピストン14bと、ピストン14bが挿入され、かつ内部が縦供給筒部12内に連通したシリンダ14aと、トリガー部15を前方に付勢する弾性部材43と、を備える。
シリンダ14aは、前後方向に延設され前方に向けて開口している。シリンダ14aは、縦供給筒部12とは別体に形成されていて、縦供給筒部12の前面に組み付けられている。シリンダ14a内には、その前端開口から後方に向けてピストン14bが前後摺動可能に嵌合されている。シリンダ14aの前端開口縁と、トリガー部15の後部と、の間に、前後方向の隙間が設けられている。ピストン14bの前端にはトリガー部15が連結され、トリガー部15の前後動に伴ってピストン14bがシリンダ14aに対して前後動させられることにより、シリンダ14aの内圧が加圧および減圧される。シリンダ14a、ピストン14b、およびトリガー部15それぞれの左右方向の中央部の位置は互いに一致している。
弾性部材43は、射出筒部13を左右方向に挟み込むように一対配置されている。各弾性部材43の上端部は、射出筒部13側に固定され、各弾性部材43の下端部は、トリガー部15に固定されている。
ノズル部材20は、噴出器本体11の前方側に配設されている。噴出孔26aは、前方に向けて開口している。
以下、前後方向から見て、噴出孔26aの中心軸線O2に交差する方向をノズル径方向といい、中心軸線O2回りに周回する方向をノズル周方向という。
図2に示されるように、ノズル部材20は、射出筒部13に連結され、かつ内部が噴出孔26aに連通する連結筒部21を備えるノズル本体22と、連結筒部21の内側に配設され、射出筒部13内と噴出孔26aとの連通を遮断し、連結筒部21の内圧が所定値を超えたときに、射出筒部13内と噴出孔26aとを連通させる弁体23と、弁体23を前方付勢するコイルスプリング32と、噴出孔26aの前方に配設されるとともに、噴出孔26aを囲う造泡筒33と、造泡筒33の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭める切替部34と、を備える。
ここで、射出筒部13の前側部分の外周面に、ノズル嵌合筒部19が嵌合されており、連結筒部21はこのノズル嵌合筒部19を介して射出筒部13に連結されている。
ノズル嵌合筒部19は、中心軸線O2に直交する面に沿って延びる基板19aと、この基板19aの後面から後方に向けて突出し射出筒部13に外嵌された第1嵌合筒19bと、基板19aの前面から前方に向けて突出し連結筒部21内に嵌合された第2嵌合筒19cと、基板19aの前面において第2嵌合筒19cの内側に位置する部分から前方に向けて突出したシリンダ筒19dと、基板19aの前面においてシリンダ筒19dの内側に位置する部分から前方に向けて突出したガイド突起19eと、を備える。
これらのうち、第2嵌合筒19c、シリンダ筒19dおよびガイド突起19eは、中心軸線O2と同軸に配置されている。基板19aのうち、射出筒部13の前端開口と対向する位置に液体流出孔19fが形成され、この液体流出孔19fを通して射出筒部13内とシリンダ筒19d内とが連通している。基板19aには、第2嵌合筒19cの内周面とシリンダ筒19dの外周面との間の隙間と、トリガー式液体噴出器1の外部と、を連通する外気出入孔19gが形成されている。基板19aの前面、およびカバー体Cの上部の前端縁それぞれの前後方向の位置は互いに同等になっている。
ノズル本体22は、連結筒部21と、連結筒部21をノズル径方向の外側から囲うノズル外筒22aと、連結筒部21の内側に配置されるとともに後述する弁本体23aの前端部23eが着座させられる環状の弁座板24を有する弁座部25と、弁座板24から後方に突出し第2嵌合筒19cの前端部内に嵌合された摺動筒部30と、弁座板24から前方に突出したノズルチップ28と、弁座板24から前方に突出しノズルチップ28をノズル径方向の外側から囲うキャップ装着筒部31と、弁座板24から前方に突出しキャップ装着筒部31をノズル径方向の外側から囲う被覆筒部29と、を備える。
ノズル外筒22a、弁座板24、ノズルチップ28、摺動筒部30、キャップ装着筒部31および被覆筒部29は、中心軸線O2と同軸に配置されている。
連結筒部21およびノズル外筒22aの各後端開口縁は、基板19aの前面、およびカバー体Cの上部の前端縁より前方に位置している。連結筒部21の後端開口縁は、ノズル外筒22aの後端開口縁より後方に位置している。これにより、連結筒部21の後端部(以下、被装着部という)51は、ノズル外筒22a、およびカバー体Cに対して外部に露呈している。被装着部51の外周面は、中心軸線O2を中心とする円形状に形成されている。被装着部51は、噴出器本体11とノズル部材20との連結部分に位置している。連結筒部21の外周面は、前後方向の全長にわたって、中心軸線O2を中心とする円形状に形成されている。
弁座部25は、弁座板24から後方に向けて突出した弁座摺動筒35を備える。弁座摺動筒35は、中心軸線O2と同軸に配置されるとともに、摺動筒部30よりも小径に形成されている。弁座摺動筒35には、ノズル径方向に貫き、かつ後方に向けて開口した連通孔35aがノズル周方向に間隔をあけて複数形成されている。
キャップ装着筒部31内には、ノズルチップ28の前端面を前方から覆うノズルキャップ26が嵌合されている。ノズルキャップ26の前壁に、噴出孔26aが形成されている。
ノズルチップ28の外周面には、前後方向における全長にわたって延びるノズル連通溝27が形成されている。ノズル連通溝27は、噴出孔26aと弁座板24の内側とを連通する。
被覆筒部29の前端開口縁における上下両端部には、後方に向けて窪む切り欠き部29a、29bが形成されている。図3に示されるように、これらの切り欠き部29a、29bのうち、被覆筒部29の上端部に位置する上切り欠き部29aの左右方向の大きさは、被覆筒部29の下端部に位置する下切り欠き部29bの左右方向の大きさよりも大きい。
図2に示されるように、弁体23は、第2嵌合筒19cの内側に、中心軸線O2と同軸に配置されている。
弁体23は、前端が閉塞され後端が開放された筒状の弁本体23aと、この弁本体23aの外周面における前後方向の中間部分からノズル径方向の外側に向けて突出したフランジ部23bと、このフランジ部23bの前面から前方に向けて突出したシール筒部23cと、を備える。
弁本体23aの前端部23eは、弁座摺動筒35内を前後方向に摺動可能に配設されている。弁本体23aの前端部23eは、前端から後方に向かうに従い漸次拡径している。弁本体23aの後端部は、シリンダ筒19d内に前後方向に摺動可能に嵌合されている。弁本体23aのうち、フランジ部23bに前側から連なる部分に、ノズル周方向に間隔をあけて複数の貫通孔23dが形成されている。
シール筒部23cは、前方に向かうに従い漸次拡径している。シール筒部23cは、弁座摺動筒35の外周面と摺動筒部30の内周面との間に配置され、摺動筒部30内に前後方向に摺動可能に嵌合されている。シール筒部23c内は、弁体23が弁座板24に着座したとき、および弁座板24から離間したときの別を問わず常に、前記連通孔35aおよび前記貫通孔23dを通して弁本体23a内と連通する。
コイルスプリング32は、弁本体23aの内側に配置されている。コイルスプリング32の内側には、ガイド突起19eが挿入されている。コイルスプリング32は、弁体23を前方に付勢して弁本体23aの前端部23eを弁座板24に着座させる。これにより、弁体23は、連結筒部21の内側に前方付勢状態で前後動可能に配設される。
造泡筒33は、弁座板24よりも前方に位置している。造泡筒33は、キャップ装着筒部31に外嵌されている。造泡筒33の外径は、被覆筒部29の内径よりも小さく、造泡筒33の外周面と被覆筒部29の内周面との間には、環状空間が設けられている。
造泡筒33の内周面には、ノズル径方向の内側に突出する係止突起36が形成されている。係止突起36は、造泡筒33の全周にわたって間隔をあけて複数配置されている係止突起36は、キャップ装着筒部31の前端開口縁に、前側から当接している。
造泡筒33には、内側に外気を導入する外気導入孔37が形成されている。外気導入孔37は、造泡筒33をノズル径方向に貫いている。外気導入孔37は、キャップ装着筒部31よりも前側に位置している。外気導入孔37の前端縁は、係止突起36の前端縁よりも前側に位置している。外気導入孔37は、造泡筒33に全周にわたって間隔をあけて複数配置されている。
切替部34は、造泡筒33の前端開口の前方に位置し、造泡筒33の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を変更する切替位置と、造泡筒33の前端開口から離間する開放位置と、の間を移動可能に配設されている。本実施形態では、切替部34は、切替位置に位置したときに、造泡筒33の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭める。切替部34は、ノズル本体22に、前方に向けて回動可能に連結されており、切替部34が切替位置に位置したときに、後述する本体部38の後面が、造泡筒33の前端開口縁に当接し、切替部34が、前方に向けて回動して開放位置に位置すると、後述する本体部38の後面は、造泡筒33の前端開口からの液体が衝突しない位置に退避する。
切替部34は、被覆筒部29内に嵌合する本体部38と、本体部38から上方に突出し上切り欠き部29a内に配置された連結片39と、本体部38から下方に突出し下切り欠き部29b内に配置された操作片40と、を備える。
本体部38は、中心軸線O2に直交する面に沿って延びる板状に形成されている。本体部38の後面は、造泡筒33の前端開口縁に当接している。本体部38に、前後方向に開口する通過孔41が形成されている。通過孔41の後部41aの内周面は、造泡筒33の内周面に段差なく連なっている。通過孔41の前部41bの内周面は、前方に向かうに従い漸次、ノズル径方向の外側に向けて延びている。通過孔41の後部41aの内径は、前後方向の全長にわたって同等になっている。通過孔41の前部41bにおける後端部の内径は、通過孔41の後部41aの内径より大きい。通過孔41における後部41aおよび前部41bそれぞれの前後方向の長さは互いに同等になっている。通過孔41の前後方向の長さは、造泡筒33の内周面のうち、キャップ装着筒部31の前端開口縁より前方に位置する部分の前後方向の長さと同等になっている。
連結片39は、被覆筒部29に、左右方向に延びる回動軸L回りに回動可能に連結されている。連結片39における左右方向の両端部は、上切り欠き部29aを画成する内面のうち、左右方向で互いに対向する両端面に各別に連結されている。
操作片40は、被覆筒部29から下方に突出している。操作片40の左右方向の大きさは、下切り欠き部29bの左右方向の大きさと同等になっている。操作片40は、下切り欠き部29b内に着脱可能に嵌合されている。
そして本実施形態では、トリガー式液体噴出器1は、前記被装着部51に装着されたストッパ部材50を備える。ストッパ部材50は、トリガー部15に当接若しくは近接することでトリガー部15の後方移動を規制する規制位置と、トリガー部15から離れ、トリガー部15の後方移動を許容する許容位置と、の間を移動可能に配設されている。
ストッパ部材50は、被装着部51に装着された装着部52を備える。
装着部52および被装着部51は、図1および図2に示されるように、トリガー部15の上部より前方で、かつトリガー部15の下部より後方に位置している。装着部52は、前後方向から見てC字状を呈し弾性変形可能なリング状に形成されている。装着部52は、図3に示されるように、前方から見て右側に開口したC字状を呈する。なお、装着部52は、前方から見て左側に開口したC字状を呈してもよい。装着部52は、中心軸線O2回りに180°を超える角度範囲にわたって延びている。装着部52は、被装着部51に前後方向に延びる回転軸線回りに回転可能に嵌合されている。この回転軸線は中心軸線O2と一致している。なお、前記回転軸線は、中心軸線O2に対してずれていてもよい。
装着部52は、ノズル外筒22aの後端開口縁と、基板19aの前面、およびカバー体Cの上部の前端縁と、の間に配設されている。装着部52は、ノズル外筒22aの後端開口縁、基板19aの前面、およびカバー体Cの上部の前端縁に当接若しくは近接している。
ストッパ部材50は、前記規制位置に位置したときに、トリガー部15にトリガー部15の後方から当接若しくは近接し、かつシリンダ14aにシリンダ14aの前方から当接若しくは近接する規制部53を備える。
規制部53は、装着部52に対して後側の下方に位置している。規制部53は、トリガー部15の後部と、シリンダ14aの前端開口縁と、の間に配設されている。規制部53は、表裏面が上下方向を向く板状に形成されている。規制部53は、図4に示されるように、上下方向から見て、一対の辺が前後方向に延び、かつ残り一対の辺が左右方向に延びる矩形状を呈する。規制部53の側面のうち、前方を向く前面がトリガー部15に当接若しくは近接し、後方を向く後面がシリンダ14aの前端開口縁に当接若しくは近接している。前方から見て、規制部53の左右方向の中央部は、トリガー部15およびシリンダ14aそれぞれの左右方向の中央部に対して右側にずれている。なお、前方から見て、規制部53の左右方向の中央部を、トリガー部15およびシリンダ14aそれぞれの左右方向の中央部に対して左側にずらしてもよい。
ストッパ部材50は、装着部52と規制部53とを連結する連結部54を備える。連結部54は、装着部52から下方に向けて延びる第1連結部55と、規制部53から前方に向けて延びる第2連結部56と、を備える。
第1連結部55は、装着部52において、ノズル周方向の両端部のうち下側に位置する端部から下方に向けて延びている。第1連結部55は、トリガー部15の上部より前方で、かつトリガー部15の下部より後方に位置している。第1連結部55は、前方から見てトリガー部15より右側に位置している。第1連結部55および装着部52の各前面は互いに段差なく連なり、第1連結部55および装着部52の各後面も互いに段差なく連なっている。第1連結部55は上下方向に真直ぐ延びている。
第2連結部56は、第1連結部55の下端部から後方に向けて延びている。第2連結部56は、前方から見て規制部53における右側の端部に連結されている。第2連結部56は、前方から見てトリガー部15より右側に位置している。第2連結部56の前後方向の長さは、第1連結部55の上下方向の長さより短い。第2連結部56の上下方向の大きさは、規制部53の厚さより小さい。第2連結部56は前後方向に真直ぐ延びている。
第1連結部55と第2連結部56との接続部分には、前方から見て左側に向けて突出し、トリガー部15に対してトリガー部15の右側から当接する支持部50aが形成されている。支持部50aは、第1連結部55の後面および第2連結部56の上面に跨って一体に形成されている。支持部50aは、前方から見て左側を向く平面を有する。
以上より、ストッパ部材50は、前記許容位置側から前記規制位置に到達したときに、トリガー部15に当接することで、これ以上の移動が規制される支持部50aを備える。なお、支持部50aを有しないストッパ部材50を採用してもよい。
ここで、前述したように、前方から見て、装着部52が、右側に開口したC字状を呈し、第1連結部55が、装着部52において、ノズル周方向の両端部のうち下側に位置する端部から下方に向けて延び、第2連結部56が、第1連結部55の下端部から後方に向けて延び、かつ規制部53における右側の端部に連結されている。したがって、図3に示されるように、前後方向から見て、規制部53は、C字状を呈する装着部52が開口する方向と逆向きに、連結部54から突出している。つまり、ストッパ部材50は、前方から見てS字状を呈する。
以上の構成において、液体を噴出するときには、まず、ストッパ部材50を、前方から見て、中心軸線O2を中心に反時計回りに回転させて、規制部53を、トリガー部15の後部と、シリンダ14aの前端開口縁と、の間から退避させる(許容位置)。
その後、弾性部材43を弾性変形させながら、トリガー部15を後方に移動させ、ピストン14bをシリンダ14aに対して後退移動させると、シリンダ14a内が加圧されてシリンダ14a内の内容物が縦供給筒部12内を上昇しようとする。これにより、吸い上げ弁18が閉弁されパイプ17内と射出筒部13内との連通が遮断されるとともに、射出筒部13内が加圧され液体流出孔19fを通して弁体23における弁本体23aおよびシール筒部23cの各内部(連結筒部21の内部)に供給され、弁本体23aおよびシール筒部23cの各内部が所定値まで加圧される。
ここで、シール筒部23cの内径が、弁本体23aの内径よりも大きくなっているので、弁本体23aおよびシール筒部23cの各内圧が所定値を超えると、これら23c、23aの受圧面積の差によって弁体23がコイルスプリング32の前方付勢力に抗して後退移動させられ、弁本体23aの前端部23eが弁座板24から離間する。これにより、射出筒部13の内部と噴出孔26aとが、液体流出孔19f、弁本体23aおよびシール筒部23cの各内部、弁座板24の内側、およびノズルチップ28のノズル連通溝27を通して連通し、液体が噴出孔26aから造泡筒33内に噴出される。
このとき造泡筒33内が負圧になり、造泡筒33内に外気導入孔37を通して外気(空気)が導入され、液体が、造泡筒33内で外気と混合されて発泡して泡状となり、造泡筒33の前端開口から噴出される。なお、噴出孔26aから造泡筒33内に噴出される液体は、霧状になっており、例えば、この霧状の液体が造泡筒33内で造泡筒33の内周面に衝突し、液体の流れが乱れることで外気と撹拌されて泡状になる。
そして、弁本体23aおよびシール筒部23cの各内圧が下がると、コイルスプリング32の前方付勢力により弁体23が前進移動させられる。すると、弁本体23aの前端部23eが弁座板24に着座して、射出筒部13の内部と噴出孔26aとの連通が遮断される。その後、弾性部材43の弾性復元力に基づいてトリガー部15を前方に復元移動させ、ピストン14bをシリンダ14aに対して前進移動させると、シリンダ14a内が減圧されて負圧化する。これにより、吸い上げ弁18が開弁されパイプ17内と射出筒部13内とが連通され、容器体内の液体がパイプ17を通してシリンダ14a内に流入する。
そして、ストッパ部材50を、前方から見て、中心軸線O2を中心に時計回りに回転させて、規制部53を、トリガー部15の後部と、シリンダ14aの前端開口縁と、の間に進入させ、トリガー部15の後部、およびシリンダ14aの前端開口縁に当接若しくは近接させる(規制位置)。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、切替部34が開放位置に位置しているときには、造泡筒33の前端開口から噴出された泡状の液体は、切替部34により噴出範囲が狭められることなく噴出され、切替部34が切替位置に位置しているときには、造泡筒33の前端開口からの泡状の液体は、切替部34により噴出範囲が狭められた状態で噴出される。このように、切替部34が、切替位置に位置したときに、造泡筒33の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭めるので、トリガー式液体噴出器1の操作性を向上させることができる。
また、トリガー部15に加えられた不意の外力により誤って液体が噴出されるのを抑える誤噴出防止手段として、噴出孔26aを閉塞する蓋体ではなく、トリガー部15に当接若しくは近接することでトリガー部15の後方移動を規制するストッパ部材50を備えるので、ストッパ部材50を、造泡筒33の前端開口の前方に位置する切替部34から離れた位置に配設することが可能になり、ノズル部材20が切替部34を備えたとしても、前述の誤噴出防止手段を容易に配設することができる。
また、ストッパ部材50が、中心軸線O2回りに回転することで、規制位置と許容位置との間を移動するので、誤噴出防止手段として蓋体に代えてストッパ部材50を採用したことによる操作性の悪化を防ぐことができる。
また、装着部52の装着される被装着部51が、噴出器本体11とノズル部材20との連結部分に配設され、規制部53が、ストッパ部材50が規制位置に位置したときに、トリガー部15とシリンダ14aとの前後方向の隙間部分に配設されるので、トリガー式液体噴出器1の保管、若しくは陳列時等に、ストッパ部材50がトリガー式液体噴出器1から突出する等してかさ張るのを抑制することが可能になるとともに、ストッパ部材50のコンパクト化を図ることができる。
また、前後方向から見て、C字状を呈する装着部52が開口する開口方向と逆向きに、規制部53が連結部54から突出しているので、規制位置に位置するストッパ部材50を、規制部53が前記開口方向に移動するように中心軸線O2回りに回転させると、ストッパ部材50は許容位置に向けて移動する。そして、許容位置に位置したストッパ部材50を継続して同じ向きに中心軸線O2回りに回転させたときに、仮に、装着部52と連結部54との接続部分が、例えば噴出器本体11若しくはノズル部材20に引っ掛かり、ストッパ部材50のこれ以上の回転が規制された状態で、さらに同じ向きの回転力を加えたとしても、前後方向から見て、前記開口方向と逆向きに、規制部53が連結部54から突出していることから、装着部52には、被装着部51を締め付けるように変形する力が加えられることとなり、ストッパ部材50がこのトリガー式液体噴出器1から離脱するのを防ぐことができる。
ところで、シリンダ14aには、容器体内の液体がパイプ17を通してシリンダ14a内に流入するのにともない、容器体内に外気を導入する導入通路の開口14cが形成されている。この開口14cは、前方端に位置するピストン14bにより閉塞されている。したがって、ピストン14bが後方移動して開口14cが開放された状態で、トリガー式液体噴出器1および容器体が上下反転などすると、容器体内の液体が導入通路を通って開口14cから外部に漏出する。このような問題は、例えば、トリガー式液体噴出器1および容器体が、他の商品とともにレジ袋などに入れられて運んでいるときに生ずる場合があると考えられる。
しかしながら、本実施形態では、規制位置に位置するストッパ部材50により、トリガー部15の後方移動が規制されていることから、このような液体の漏出を防ぐことができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のストッパ部材150では、図5および図6に示されるように、前後方向から見て、C字状を呈する装着部152が開口する方向と同じ向きに、規制部153が連結部154から突出している。装着部152は、前方から見て左側に開口したC字状を呈し、規制部153は、前方から見て連結部154から左側に突出している。規制部153は、装着部152に対して後側の下方に位置している。
本実施形態では、規制位置に位置するストッパ部材150を、規制部153が前記開口方向とは逆向きに移動するように中心軸線O2回りに回転させると、ストッパ部材150は許容位置に向けて移動する。
本実施形態では、前後方向から見て、C字状を呈する装着部152が開口する方向と同じ向きに、規制部153が連結部154から突出しているので、装着部152を被装着部51に装着するのと同時に、規制部153を、トリガー部15の後部と、シリンダ14aの前端開口縁と、の間に配設することが可能になり、ストッパ部材150を容易にトリガー式液体噴出器2に組み付けることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、装着部52、152が弾性変形可能に形成された構成を示したが、剛体のリング状であってもよい。
また、前記実施形態では、被装着部51が、連結筒部21の後端部に配設された構成を示したが、これに限らず例えば、ノズル外筒22a、ノズル嵌合筒部19の第2嵌合筒19c、若しくはカバー体C等に配設してもよい。
また、規制部53は、トリガー部15の後部に限らず、前部若しくは側部に当接若しくは近接してもよい。また、規制部53は、シリンダ14aに限らず、装着筒部16、縦供給筒部12、若しくは容器体などに当接若しくは近接してもよい。
また、弁体23を有しないノズル部材20を採用してもよい。
また、切替部34の形態は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。例えば、前記実施形態では、切替部34は、切替位置に位置したときに、造泡筒33の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭めたが、これに限らず例えば、噴出形状を変更するなどしてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2 トリガー式液体噴出器
11 噴出器本体
12 縦供給筒部
13 射出筒部
14a シリンダ
14b ピストン
15 トリガー部
20 ノズル部材
21 連結筒部
22 ノズル本体
23 弁体
26a 噴出孔
33 造泡筒
34 切替部
37 外気導入孔
50、150 ストッパ部材
51 被装着部
52、152 装着部
53、153 規制部
54、154 連結部
O2 中心軸線(回転軸線)
T トリガー機構

Claims (4)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
    前記ノズル部材は、
    前記射出筒部に連結され、かつ内部が前記噴出孔に連通する連結筒部を備えるノズル本体と、
    前記連結筒部の内側に配設され、前記射出筒部内と前記噴出孔との連通を遮断し、前記連結筒部の内圧が所定値を超えたときに、前記射出筒部内と前記噴出孔とを連通させる弁体と、
    前記噴出孔の前方に配設されるとともに、前記噴出孔を囲い、かつ内側に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒と、
    前記造泡筒の前端開口の前方に位置し、前記造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の態様を変更する切替位置と、前記造泡筒の前端開口から離間する開放位置と、の間を移動可能に配設された切替部と、を備え、
    このトリガー式液体噴出器は、
    前記トリガー部に当接若しくは近接することで前記トリガー部の後方移動を規制する規制位置と、前記トリガー部から離れ、前記トリガー部の後方移動を許容する許容位置と、の間を移動可能に配設されたストッパ部材と、
    前記ストッパ部材が装着された被装着部と、を備え、
    前記ストッパ部材は、前記被装着部に装着された装着部を備え、
    前記装着部は、前後方向から見てC字状を呈し、前記被装着部に前後方向に延びる回転軸線回りに回転可能に嵌合され、
    前記ストッパ部材は、前記回転軸線回りに回転することにより、前記規制位置と前記許容位置との間を移動することを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記トリガー機構は、
    前記トリガー部に連動して前後方向に移動するピストンと、
    前記ピストンが挿入され、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を有し、
    前記被装着部は、前記噴出器本体と前記ノズル部材との連結部分に配設され、
    前記ストッパ部材は、前記規制位置に位置したときに、前記トリガー部に前記トリガー部の後方から当接若しくは近接し、かつ前記シリンダに前記シリンダの前方から当接若しくは近接する規制部を備えることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記ストッパ部材は、前記装着部と前記規制部とを連結する連結部を備え、
    前後方向から見て、前記規制部は、C字状を呈する前記装着部が開口する方向と逆向きに、前記連結部から突出していることを特徴とする請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記切替部は、前記切替位置に位置したときに、前記造泡筒の前端開口から噴出される泡状の液体の噴出範囲を狭めることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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