JP2018108544A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることができるトリガー式液体噴出器を提供する。【解決手段】トリガー部51の後方への移動によって、液体を縦供給筒部10内から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に流通させるトリガー式液体噴出器1であって、噴出器本体2は、縦供給筒部10内を通して、容器体A内から射出筒部11内およびシリンダ53内へ液体が流通するのを許容し、かつ縦供給筒部10内を通して、射出筒部11内およびシリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを遮断する逆止弁36と、ピストンガイド62内と容器体A内とを連通する回収通路43と、を備え、ピストンガイド62には、ピストン本体部72内とピストンガイド62内とを連通する連通開口部62aが形成され、ピストンガイド62の外周面には、凹部91および凸部のうちの少なくとも一方が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、噴出器本体は、上下方向に延在し、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、縦供給筒部の前方に配設され、縦供給筒部内の液体を噴出孔に導く射出筒部と、縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から射出筒部内を通じて噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器が知られている。
特開2011−177630号公報
しかしながら、前記従来のトリガー式液体噴出器では、例えば落下等により、トリガー部が後方に向けて勢いよく牽引された場合等に、シリンダ内の圧力が急激に上昇すると、ノズル部が噴出器本体から脱離等したり、トリガー部とピストンとの連結部分等に大きな力がかかることで破損したりするおそれがあった。
そこで本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることができるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、前記トリガー機構は、前記トリガー部の前後動に伴って前後動させられるピストンと、前記ピストンの前後動に伴って内部が加圧および減圧させられるとともに、前方に向けて開口し、かつ内部が前記縦供給筒部内と連通するシリンダと、を有し、前記シリンダは、その内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイドを備え、前記ピストンは、後方に向けて開口し、その内部に前記ピストンガイドが挿入されるとともに、前記トリガー部が連結された筒状のピストン本体部と、外周面が前記シリンダの内周面に全周にわたって当接し、かつ内周面が前記ピストンガイドの外周面に全周にわたって当接する摺動筒部と、を備え、前記噴出器本体は、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記射出筒部内および前記シリンダ内へ液体が流通するのを許容し、かつ前記縦供給筒部内を通して、前記射出筒部内および前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを遮断する逆止弁と、前記ピストンガイド内と前記容器体内とを連通する回収通路と、を備え、前記ピストンガイドには、前記ピストン本体部内と前記ピストンガイド内とを連通する連通開口部が形成され、前記ピストンガイドの外周面には、凹部および凸部のうちの少なくとも一方が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、トリガー部を後方に移動させ、ピストンをシリンダに対して後退移動させると、ピストンの摺動筒部のうち、外周面がシリンダの内周面に、内周面がピストンガイドの外周面に、それぞれ当接した状態で後方に向けて移動し、ピストンとシリンダとの間の液体が加圧される。この際、逆止弁によって、射出筒部内およびピストン内から容器体内への液体の流入が遮断される。したがって、この加圧された液体が、シリンダ内から縦供給筒部内を通して射出筒部内に流入し、射出筒部内からノズル部に至り、噴出孔から噴射される。
ここで、ピストンガイドの外周面に、凹部および凸部のうちの少なくとも一方が形成されているので、ピストンガイドの外周面と摺動筒部の内周面との間に、互いに弱く当接する部分(以下、弱圧部という)が形成される。例えば、ピストンガイドの外周面に凹部が形成されている場合には、ピストンガイドの外周面のうち、凹部が位置する部分と、摺動筒部の内周面と、の間が弱圧部となる。また、ピストンガイドの外周面に凸部が形成されている場合には、ピストンガイドの外周面のうち、凸部と周方向に隣接する部分と、摺動筒部の内周面と、の間が弱圧部となる。
このため例えば、トリガー部が後方に向けて勢いよく牽引され、シリンダ内、射出筒部内、およびノズル部内等の圧力が急激に上昇すると、シリンダ内の液体が、前記弱圧部を通して、ピストンガイドの外周面と摺動筒部の内周面との間を通り抜け、ピストン本体部内に流入する。そしてこの液体は、ピストンガイドの連通開口部内を通してピストンガイド内に流入し、回収通路を通して容器体内に戻される。これにより、急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることができる。
また、前記凹部および前記凸部のうちの少なくとも一方は、前記ピストンガイドの外周面に、周方向に間隔をあけて複数形成されてもよい。
この場合には、ピストンガイドの外周面と摺動筒部の内周面との間に、前記弱圧部を複数形成することが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、前記噴出器本体は、前記噴出孔を通した外部と前記ノズル部内との連通を遮断する遮断手段を備えてもよい。
この場合には、遮断手段により噴出孔を通した外部とノズル部内との連通が遮断されている場合に、例えばトリガー部が後方に向けて勢いよく牽引されると、特にシリンダ内の圧力が高まりやすくなっているにもかかわらず、このように上昇したシリンダ内の圧力を低下させることができる。
本発明によれば、急激に上昇したシリンダ内の圧力を低下させることができる。
本発明の第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器の前後方向に沿う縦断面図である。 本発明のピストンガイドにおけるシリンダ軸に直交する横断面図のうち、(a)第1実施形態、(b)第2実施形態、および(c)第3実施形態を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器1について説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、トリガー式液体噴出器1は、液体が収容された容器体Aに装着される噴出器本体2と、噴出器本体2に配設され、液体を噴射する噴出孔4が形成されたノズル部3と、を備えている。また、噴出器本体2は、容器体A内の液体を吸上げる縦供給筒部10と、縦供給筒部10内の液体を噴出孔4に導く射出筒部11と、を備えている。
ここで、以下の説明において、縦供給筒部10の中心軸線O1に沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線O1に直交する方向を軸径方向といい、軸径方向のうちの一方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。また、前後方向のうち、縦供給筒部10から射出筒部11が延びる方向を前側といい、その反対方向を後側という。
縦供給筒部10は、外筒12と、外筒12内に嵌合される内筒13と、を備えている。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配設され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下端部とを連結する環状連結部12cと、小径部12bの上端部を閉塞する天壁部12dと、を備えている。
天壁部12dは、後述する逆止弁36の上方を覆っている。小径部12bの下端部は、環状連結部12cよりも下方に突出している。
内筒13は、外筒12の大径部12aが外嵌された大径部13aと、大径部13aの上方に配設され、かつ大径部13aよりも縮径した小径部13bと、大径部13aの上端部と小径部13bの下端部とを連結するフランジ部13cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。小径部13bの上側の部分には、小径部13bよりもさらに外径の小さい縮径部13gが形成されている。縮径部13gの上端部のうち、前側の部分には、上方及および前方に向けて開口する切り欠き部13fが形成されている。
内筒13の小径部13b内には、容器体A内に配設され、かつ容器体Aの図示しない底部に下端開口が位置するパイプ15の上部が嵌合されている。小径部13b内が、容器体A内の液体を噴出器本体2内に供給する供給通路L1とされている。
内筒13のフランジ部13cは、外筒12の環状連結部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12の環状連結部12cよりも下方に位置している。
内筒13の大径部13aにおいて、外筒12の大径部12aから下方に突出した部分には、その軸径方向の外側に向けて突出する環状の鍔部13dが形成されている。鍔部13dは、容器体Aの口部A1に装着(例えば螺着)される装着キャップ14の上端部内に配設され、装着キャップ14の上端部をその軸線回りに回転自在に係止する。鍔部13dは、装着キャップ14と容器体Aの口部A1における上端開口縁とにより上下方向に挟まれる。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の中心軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後側に偏心している。
内筒13の内周面のうち、パイプ15の上端よりも上方に位置する部分には、内側に向けて突出する環状のテーパ筒部35が形成されている。
テーパ筒部35は、下方に向かうに従って漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の逆止弁36が配設されている。
逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面から離反することで、縦供給筒部10内を通して、容器体A内から射出筒部11内および後述するシリンダ53内へ液体が流通するのを許容する。また、逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面に着座することで、縦供給筒部10内を通して、射出筒部11内およびシリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを遮断する。図示の例では、逆止弁36は供給通路L1内のうち、テーパ筒部35よりも上方に位置する下流側の空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する上流側の空間と、を連通および遮断する。
図1に示すように、射出筒部11よりも下方に位置する部分には、前方に向けて突出するシリンダ用筒部40が外筒12と一体に形成されている。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、外筒12における環状連結部12cと一体に形成されている。
射出筒部11は、縦供給筒部10から前方に向けて突出し、後端部が縦供給筒部10における上端部の前側に接続されている。射出筒部11の内部は、外筒12に形成され、内筒13の縮径部13gにおける外周面に向けて開口する吐出孔16を通じて縦供給筒部10内に連通している。射出筒部11の上面には、水平板状の上板部材84が取り付けられている。
噴出器本体2は、縦供給筒部10の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部51を有し、トリガー部51の後方への移動によって、液体を縦供給筒部10内から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて流通させるトリガー機構50を備えている。
トリガー機構50は、トリガー部51の前後動に伴って前後動させられるピストン52と、ピストン52の前後動に伴って内部が加圧および減圧させられるとともに、前方に向けて開口するシリンダ53と、を有している。
以下の説明において、シリンダ53の中心軸線をシリンダ軸O2という。また、前後方向から見てシリンダ軸O2と直交する方向をシリンダ径方向(径方向)といい、シリンダ軸O2回りに周回する方向をシリンダ周方向という。
トリガー機構50はさらに、トリガー部51を前方に付勢する弾性板部54と、縦供給筒部10および射出筒部11の全体を、少なくとも上方および左右方向から覆うカバー体55と、を備えている。
シリンダ53は、縦供給筒部10から前方に突出している。シリンダ53には、シリンダ53内と縦供給筒部10内とを連通する連通孔66が形成されている。連通孔66は、シリンダ53の後壁部61に形成されている。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後方開口部を塞ぐ後壁部61と、シリンダ53の内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイド62と、を備えている。
外筒部60は、シリンダ用筒部40の内側に嵌合されている。シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が設けられている。
外筒部60には、外筒部60の内側と隙間S2とを連通させる第1通気孔63が形成されている。外筒12の環状連結部12cには、上記隙間S2と、外筒12の環状連結部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1と、を連通させる第2通気孔64が形成されている。さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔65が形成されている。
ピストンガイド62は、後壁部61のシリンダ径方向の中央部から、前方に向けて突設されている。ピストンガイド62は、前端が閉塞されるとともに、後端が後方に向けて開口しており、この開口部内に、シリンダ用筒部40における後壁であって、外筒12の小径部12bから前方に向けて突設された嵌合筒部41が嵌合されている。ピストンガイド62の前端壁には、この前端壁を貫通し、後述するピストン本体部72内とピストンガイド62内とを連通する連通開口部62aが複数形成されている。なお、連通開口部62aとしては、このような構成に限られず、ピストンガイド62の内周面と同径をなしてもよい。
ピストンガイド62の外周面における後端部には、環状の窪み部62bが形成されている。
連通孔66は、シリンダ53の後壁部61のうち、ピストンガイド62の上方に位置する部分を前後方向に貫いている。図示の例では、後壁部61における連通孔66の開口周縁部に、後方に向けて突出する突出筒部67が形成されており、この突出筒部67が、外筒12の小径部12bに形成された貫通孔内に嵌合されている。この貫通孔は、内筒13の縮径部13gにおける外周面に向けて開口している。
縦供給筒部10のうち、外筒12の内周面と、内筒13の縮径部13gにおける外周面と、の間には連絡通路L2が形成されている。連絡通路L2は、外筒12に形成された吐出孔16を通して射出筒部11内に連通している。また、連絡通路L2は、切り欠き部13fを通して、小径部13b内の供給通路L1と連通している。
また、縦供給筒部10における外筒12の小径部12bの内周面と、内筒13の小径部13bの外周面と、の間のうち、前側の部分には、嵌合筒部41内と、内筒13の第3通気孔65内と、を連通する接続通路42が形成されている。そして、嵌合筒部41内、接続通路42、および第3通気孔65は、ピストンガイド62内と容器体A内とを連通し、供給通路L1および連絡通路L2とは異なる通路である回収通路43を構成している。
なお、回収通路43としては、このような態様に限られず、例えばシリンダ53に形成される等、縦供給筒部10とは異なる部分に形成されてもよい。
ピストン52は、後方に向けて開口し、かつ内部にピストンガイド62が挿入されるピストン本体部72と、ピストン本体部72の後端部から、そのシリンダ径方向の外側に向けて突出する摺動筒部73と、を備えている。ピストン52は、シリンダ軸O2と同軸上に配設され、シリンダ53内の液体を縦供給筒部10内および射出筒部11内へと供給する。
ピストン本体部72の内周面は、ピストンガイド62の外周面とシリンダ径方向に隙間をあけて対向している。ピストン本体部72の前端部には、トリガー部51に連結される円柱状の連結部70が形成されている。連結部70は、ピストン本体部72よりも小径とされている。
摺動筒部73は、ピストンガイド62に前後方向に摺動自在に嵌合されている。これにより、シリンダ53内において、摺動筒部73よりも後側に位置する部分に、縦供給筒部10における連絡通路L2から連通孔66を通して液体が流入される貯留室53aが形成されている。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方および後方に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成されている。摺動筒部73は、外周面がシリンダ53の内周面に全周にわたって当接し、かつ内周面がピストンガイド62の外周面に全周にわたって当接している。
摺動筒部73のうち、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが、シリンダ53の外筒部60の内周面に当接している。
ピストン52の連結部70は、後述する連結軸86を介してトリガー部51に連結されている。これにより、ピストン52は、トリガー部51とともに弾性板部54の付勢力によって前方に付勢されているとともに、トリガー部51の後方への揺動に伴って後方に移動してシリンダ53内に押し込まれる。
また、トリガー部51が最前方揺動位置(最前進位置)にあるときに、ピストン52の摺動筒部73は第1通気孔63を閉塞している。そして、トリガー部51の後方への揺動によってピストン52が所定量だけ後方移動したときに、摺動筒部73が第1通気孔63を開放する。これにより、容器体Aの内部は、第3通気孔65、第2通気孔64および第1通気孔63を通じて外部に連通する。
ところで、トリガー部51を最初に操作する場合には、後述する蓄圧弁124に、後方に向けて空気の圧力を作用させることで、蓄圧弁124を後退させて噴出孔4を開放し、貯留室53a内の空気を排出させる必要がある。しかしながら、蓄圧弁124に作用する後方に向けた空気の圧力が所定の圧力を下回ると、後述するコイルスプリング225の前方付勢力によって蓄圧弁124が前進し、噴出孔4が閉塞され、空気の排出が停止する。このため貯留室53a内に空気が残存しやすい。そこで本実施形態では、下記のように貯留室53a内と容器体A内とを連通させて、貯留室53a内に残存した空気を容器体A内に排出可能としている。
すなわち、トリガー部51が最後方揺動位置に位置し、ピストン52が最後方移動位置に移動した状態では、摺動筒部73の内周面の後端部が、ピストンガイド62の窪み部62bと前後方向に同等の位置に位置する。このとき、貯留室53a内とピストン本体部72内とが、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間を通して連通する。
これにより、貯留室53a内が、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、連通開口部62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に連通する。以上により、トリガー部51を最初に操作する場合に、貯留室53a内の空気を容器体A内に効率よく排出することができる。
また、貯留室53a内に内容物が満たされている場合には、トリガー部51を最後方揺動位置まで揺動させた際に貯留室53a内に残圧が生じて、この残圧によって噴出孔4から内容物が不意に吐出される「液だれ」が発生する場合がある。本実施形態によれば、貯留室53a内に残圧が生じても、この残圧をピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、連通開口部62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に回収することができるため、残圧による噴出孔4からの液だれを抑制し、液切れを良くすることができる。
トリガー部51は、左右方向から見た側面視で後方に向けて凹状に湾曲する前面を有する主板部材80と、主板部材80の左右の側縁部から後方に向けて起立する一対の側板部材81と、を備えている。
一対の側板部材81の上端部には、射出筒部11の側方に至るまで上方に延出し、射出筒部11を左右方向から挟み込む一対の連結板82が形成されている。一対の連結板82には、左右方向の外側に向けて回転軸部83が突設されている。これら回転軸部83は、射出筒部11の上方を覆う上板部材84に設けられた軸受け部に回動可能に支持されている。これにより、トリガー部51は、回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能とされている。
トリガー部51には、主板部材80を前後方向に貫通する開口部51aが形成されているとともに、開口部51aの周縁部から後方に向けて延びるように連結筒85が形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51とピストン52とは、互いに連結されている。
なお、ピストン52の連結部70は、連結軸86に対してその軸線回りに回動可能とされ、かつ上下方向で所定量だけ移動可能に連結されている。これにより、トリガー部51の前後方向への揺動に伴って、ピストン52は前後移動可能とされている。
上板部材84の左右両側には、左右方向から見た側面視で前方に凸の円弧状に形成され、かつ射出筒部11の下方まで延びる上記弾性板部54がそれぞれ一体的に形成されている。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で互いに同心の円弧状に形成され、前後に並ぶ一対の板ばねを備えている。
一対の板ばねのうち、前側に位置する板ばねが主板ばね54aとされ、後側に位置する板ばねが副板ばね54bとされている。
これら主板ばね54aおよび副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部材81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
トリガー部51の主板部材80の上端部は、弾性板部54の付勢によって後述する連結部材20の当接部20gに対して後方から当接している。これにより、トリガー部51は最前方揺動位置に位置決めされている。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
なお、係止片54dは、トリガー部51が後方に引かれた場合であっても、ポケット部81aから上方に抜け出しつつもトリガー部51が最後方揺動位置(最後方移動位置)に至るまでポケット部81aへの係合状態を維持する。
連結部材20は、射出筒部11の前端開口部よりも前側に位置し、前端開口部に対して対向配置された対向板部21と、対向板部21から後方に向けて延び、射出筒部11に外嵌された第1筒部22と、対向板部21から前方に向けて延びる第2筒部23と、を備えている。
第2筒部23は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。対向板部21のうち、第2筒部23の内側に位置する部分には、射出孔25が形成されている。射出孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。また、第2筒部23の内側には、射出孔25と噴出孔4とを連通する連通路237が形成されている。これにより、第2筒部23の内部は、連通路237および射出孔25を通して射出筒部11の内部に連通している。
ノズル部3は噴出器本体2よりも前方側に配置され、噴出孔4が形成されたノズル体220を備えている。ノズル体220には、前後方向に延在し、かつ第2筒部23に外嵌された外嵌筒部221と、外嵌筒部221の前端を閉塞するとともに中央に噴出孔4が形成されたノズル壁部222と、ノズル壁部222の後側に画成された蓄圧室223と、蓄圧室223に収容された蓄圧弁124および金属製のコイルスプリング225と、が備えられている。ノズル体220は、外嵌筒部221が連結部材20の第2筒部23に外嵌されたことにより、連結部材20を介して射出筒部11に連結される。
蓄圧弁124は、コイルスプリング225により前方に付勢されて、ノズル壁部222における後面に形成された弁座部224に着座し、噴出孔4を閉塞する。蓄圧弁124の後半部には小径ピストン部124aが形成され、蓄圧弁124の前半部には大径ピストン部124bが形成されている。蓄圧弁124は、射出孔25および連通路237から導入される液体の圧力を両ピストン部124a、124bに作用させる。この圧力が一定以上となると、両ピストン部124a、124bの受圧面積の差により蓄圧弁124が後退し、噴出孔4を開放する。
そして本実施形態では、図1および図2(a)に示すように、ピストンガイド62の外周面に、シリンダ径方向の内側に向けて窪む第1凹部91が形成されている。第1凹部91は周方向に間隔をあけて複数形成されている。複数の第1凹部91の周長は、互いに同等となっている。
図示の例では、シリンダ軸O2に直交するピストンガイド62の横断面視において、シリンダ軸O2をシリンダ径方向に挟む位置に各別に配置された一組の第1凹部91が、周方向に等間隔をあけて二組配設されている。周方向で互いに隣り合う第1凹部91同士の間の間隔は、第1凹部91の周長より2倍以上長くなっている。第1凹部91のシリンダ径方向の深さは、第1凹部91の周長よりも小さくなっている。
前記横断面視において、第1凹部91は、ピストンガイド62の外周面よりも曲率の大きな曲線状を呈し、ピストンガイド62の外周面と段差なく連なっている。
第1凹部91のうち、最もシリンダ径方向の内側に位置する部分から、シリンダ軸O2までのシリンダ径方向の距離は、ピストンガイド62に嵌合されていない状態での摺動筒部73の内周面におけるシリンダ径方向の内端部Mから、シリンダ軸O2までのシリンダ径方向の距離よりも大きくなっている。
摺動筒部73の前記内端部Mの外径は、ピストンガイド62の外径よりも小さくなっている。第1凹部91のうち、ピストンガイド62の外周面がなす仮想線Lから、最もシリンダ径方向に離れた位置までのシリンダ径方向の距離は、摺動筒部73の前記内端部Mから、仮想線Lまでのシリンダ径方向の距離よりも小さくなっている。
また、本実施形態では、トリガー式液体噴出器1が、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通を遮断する遮断手段としての蓋部226を備えている。蓋部226は、ノズル部3に配設され、噴出孔4を前方から開閉自在に閉塞する。蓋部226の上端部は、ノズル壁部222に、左右方向に延びる開閉軸176回りに回転自在に装着されている。蓋部226は、開閉軸176回りの前方に向けて回転することで、噴出孔4を開放する。
なお、遮断手段としては、蓋部226に限られず、例えば連結部材20およびノズル部3の周方向の相対位置を切り替えることで、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通を遮断するような構成等であってもよい。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1の作用について説明する。
トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して後方に引くと、トリガー部51の後方移動に伴ってピストン52が後退するので、シリンダ53の貯留室53a内の液体が、連通孔66内、および連絡通路L2、を通して射出筒部11内に導入される。このとき、逆止弁36が閉弁され、射出筒部11内と容器体A内との供給通路L1を通した連通が遮断されるとともに、射出筒部11内が加圧され、射出孔25を通して蓄圧弁124における小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各内部も加圧される。
この際、大径ピストン部124bの内径は、小径ピストン部124aの内径よりも大きくなっているので、これら小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各受圧面積の差によって、蓄圧弁124には後方に向けた圧力が作用する。この圧力が所定の圧力以上になると、蓄圧弁124がコイルスプリング225の前方付勢力に抗して後退させられ、蓄圧弁124の前端部が弁座部224から離間することにより、射出筒部11の内部と噴出孔4とが、射出孔25、連通路237、蓄圧弁124の内部、および蓄圧弁124の前端部と弁座部224との間の隙間を通して連通し、噴出孔4から液体が噴射される。
トリガー部51を引く操作を止めると、貯留室53a内から縦供給筒部10の連絡通路L2を通した射出筒部11内への液体の供給が停止される。このとき、コイルスプリング225の前方付勢力により蓄圧弁124が前進し、蓄圧弁124の前端部が弁座部224に着座してこれを閉塞し、射出筒部11の内部と噴出孔4との連通を遮断させる。
そして、弾性板部54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて元の位置に復帰するので、これに伴ってピストン52が前進する。そのため、貯留室53a内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10の供給通路L1に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、逆止弁36を押し上げて開弁させ、連絡通路L2を通して貯留室53a内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、ピストンガイド62の外周面に、第1凹部91が形成されているので、ピストンガイド62の外周面のうち、第1凹部91が位置する部分と摺動筒部73の内周面との間が弱圧部Wとなる。
このため例えば、トリガー部51が後方に向けて勢いよく牽引され、逆止弁36よりも下流側に位置するシリンダ53内、射出筒部11内、およびノズル部3内等の圧力が急激に上昇すると、この圧力が弱圧部Wに加わることで弱圧部Wが開放され、シリンダ53内の液体が、前記弱圧部Wを通して、ピストンガイド62の外周面と摺動筒部73の内周面との間を通り抜け、ピストン本体部72内に流入する。そしてこの液体は、ピストンガイド62の連通開口部62aを通してピストンガイド62内に流入し、回収通路43を通して容器体A内に戻される。これにより、急激に上昇したシリンダ53内の圧力を低下させることができる。
また、このような弱圧部Wが、ピストンガイド62の外周面と、摺動筒部73の内周面と、の間のうち、周方向の一部に形成されるので、シリンダ53内の液体の圧力が集中して弱圧部Wに加わりやすくなり、弱圧部Wを容易に開放させることができる。
なお、ピストンガイド62の外周面と、摺動筒部73の内周面と、は、シリンダ53内で急激な圧力の上昇がない場合には、弱圧部Wも含めて全周にわたって互いに密に当接している。
また、第1凹部91が、ピストンガイド62の外周面に、周方向に間隔をあけて複数形成されているので、ピストンガイド62の外周面と摺動筒部73の内周面との間に、前記弱圧部Wを複数形成することが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、トリガー式液体噴出器1が、噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通を遮断する蓋部226を備えているので、遮断手段により噴出孔4を通した外部とノズル部3内との連通が遮断されている場合に、例えばトリガー部51が後方に向けて勢いよく牽引されると、特にシリンダ53内の圧力が高まりやすくなっているにもかかわらず、このように上昇したシリンダ53内の圧力を低下させることができる。
(第2実施形態)
次に、図2(b)を参照して、本発明の第2実施形態に係るトリガー式液体噴出器について説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2(b)に示すように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器では、ピストンガイド62Bの外周面に、シリンダ径方向の内側に向けて窪む第2凹部92が形成されている。前記横断面視において、第2凹部92は、ピストンガイド62の外周面と同心円形状を呈している。第2凹部92の周端部は、シリンダ径方向の外側に向かうに従い漸次、周方向の外側に向けて延びている。
(第3実施形態)
次に、図2(c)を参照して、本発明の第3実施形態に係るトリガー式液体噴出器について説明する。なお、この第3実施形態においては、第1実施形態および第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2(c)に示すように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器では、ピストンガイド62の外周面に、シリンダ径方向の外側に向けて突出する凸部93が形成されている。前記横断面視において、凸部93は、ピストンガイド62の外周面よりも曲率の小さな曲線状を呈している。凸部93のシリンダ径方向の大きさは、凸部93の周長よりも小さくなっている。凸部93は、ピストンガイド62の外周面と段差なく連なっている。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、ピストンガイド62の外周面に、凸部93が形成されているので、ピストンガイド62の外周面のうち凸部93と周方向に隣接する部分と摺動筒部73の内周面との間が弱圧部Wとなる。これにより、前述の作用効果を奏功させることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態においては、第1凹部91、第2凹部92、および凸部93のうちの少なくとも一方が、ピストンガイド62の外周面に、周方向に間隔をあけて複数形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。凹部および凸部のうちの少なくとも一方は、1つだけ形成されてもよいし、凹部と凸部とがそれぞれ形成されてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 トリガー式液体噴出器
2 噴出器本体
4 噴出孔
3 ノズル部
10 縦供給筒部
11 射出筒部
36 逆止弁
43 回収通路
50 トリガー機構
51 トリガー部
52 ピストン
53 シリンダ
62 ピストンガイド
62a 連通開口部
72 ピストン本体部
73 摺動筒部
91 第1凹部
92 第2凹部
93 凸部
A 容器体
L 仮想線

Claims (3)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を噴射する噴出孔が形成されたノズル部と、を備え、
    前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に配設され、前記縦供給筒部内の液体を前記噴出孔に導く射出筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えたトリガー式液体噴出器であって、
    前記トリガー機構は、前記トリガー部の前後動に伴って前後動させられるピストンと、前記ピストンの前後動に伴って内部が加圧および減圧させられるとともに、前方に向けて開口し、かつ内部が前記縦供給筒部内と連通するシリンダと、を有し、
    前記シリンダは、その内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイドを備え、
    前記ピストンは、後方に向けて開口し、その内部に前記ピストンガイドが挿入されるとともに、前記トリガー部が連結された筒状のピストン本体部と、
    外周面が前記シリンダの内周面に全周にわたって当接し、かつ内周面が前記ピストンガイドの外周面に全周にわたって当接する摺動筒部と、を備え、
    前記噴出器本体は、前記縦供給筒部内を通して、前記容器体内から前記射出筒部内および前記シリンダ内へ液体が流通するのを許容し、かつ前記縦供給筒部内を通して、前記射出筒部内および前記シリンダ内から前記容器体内へ液体が流通するのを遮断する逆止弁と、
    前記ピストンガイド内と前記容器体内とを連通する回収通路と、を備え、
    前記ピストンガイドには、前記ピストン本体部内と前記ピストンガイド内とを連通する連通開口部が形成され、
    前記ピストンガイドの外周面には、凹部および凸部のうちの少なくとも一方が形成されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記凹部および前記凸部のうちの少なくとも一方は、前記ピストンガイドの外周面に、周方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記噴出孔を通した外部と前記ノズル部内との連通を遮断する遮断手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。
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