JP2019142196A - 防曇性反射防止フィルム - Google Patents

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Hiroshi Tashiro
寛 田代
服部 真士
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Abstract

【課題】防曇性、反射防止性を有し視認性に優れる防曇性反射防止フィルムを提供する。【解決手段】透明基材フィルム上に、防曇層と防曇低屈層がこの順で積層されており、前記の防曇層は、下記の(A)〜(C)を含有し、各成分の含有量が、(A)が65〜96質量%、(B)が3〜34質量%、および(C)0.1〜10質量%である防曇層用樹脂組成物(H)の硬化物からなる層であり、前記の防曇低屈層は、下記の(A)〜(D)を含有し、各成分の含有量が、(A)が65〜96質量%、(B)が3〜34質量%、(C)0.1〜10質量%であり、(A)〜(C)の合計100質量部に対して(D)が15〜35質量部である防曇低屈層用樹脂組成物(L)の硬化物からなる層であり、前記の防曇低屈層の表面粗さRaが0.003〜0.01μmである、防曇性反射防止フィルム。(A)2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレート(C)光重合開始剤(D)粒子径70〜115nmの中空微粒子【選択図】なし

Description

本発明は、ディスプレイ表面、またはディスプレイ前面板の裏面等に適用される、視認性に優れる防曇性反射防止フィルムに関する。
ディスプレイは、様々な状況下で使用され、その用途は多岐に渡っている。その使用環境によっては、例えば屋内にてディスプレイを使用する場合、蛍光灯からの反射光によって視認性が悪化するため、ディスプレイ表面に反射防止処理を施すといった対応がなされている。
また、浴室にてディスプレイを使用する場合、蒸気による曇りにより視認性が悪化するため、ディスプレイ表面に防曇処理を施すといった対応がなされている。
しかし、冬場などの寒い時期にディスプレイを使用する場合、蛍光灯からの反射光、並びに、結露による視認性の悪化が発生した場合、現状の技術では、反射防止処理、若しくは、防曇処理を選択するしかなく、視認性を完全に改善する手段はなかった。
この問題を解決するために、防曇性も兼ね備えた反射防止フィルムが提案されている。例えば、特許文献1には、基材上に、親水性層を2層重ね、最表面の親水層に低屈折率フィラーを含有させる技術が開示されている。この技術においては、親水性を維持するために、形成した最表面親水層が凹凸を有せず平滑を保つようにしているが、瞬間的な呼気防曇性は得られるものの、長時間の湿度に対する防曇性は十分では無かった。
反射防止性や視認性を損なわずに優れた防曇性を有する防曇性反射防止フィルムが求められているのである。
特開2017−114106号公報
本発明の目的とするところは、防曇性、反射防止性を有し視認性に優れる防曇性反射防止フィルムを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、親水性のモノまたはジ(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレートとを特定量組合せて防曇層用樹脂組成物とし、硬化層として用いることによって、上記の課題を解決することの知見を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は下記の〔1〕および〔2〕である。
〔1〕透明基材フィルム上に、防曇層と防曇低屈層がこの順で積層されており、
前記の防曇層は、下記の(A)〜(C)を含有し、各成分の含有量が、(A)が65〜96質量%、(B)が3〜34質量%、および(C)0.1〜10質量%である防曇層用樹脂組成物(H)の硬化物からなる層であり、
前記の防曇低屈層は、下記の(A)〜(D)を含有し、各成分の含有量が、(A)が65〜96質量%、(B)が3〜34質量%、および(C)0.1〜10質量%である(A)〜(C)の合計100質量部に対して、(D)が15〜35質量部である防曇低屈層用樹脂組成物(L)の硬化物からなる層であり、
前記の防曇低屈層の表面粗さRaが0.003〜0.01μmである、防曇性反射防止フィルム。
(A)2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート
(B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレート
(C)光重合開始剤
(D)粒子径70〜115nmの中空微粒子
〔2〕2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)は、下記の、(A−1)、(A−2)および(A−3)からなる群から選ばれる少なくとも1種である、前記の〔1〕に記載の防曇性反射防止フィルム。
(A−1)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
(A−2)水酸基含有ジ(メタ)アクリレート
(A−3)親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレート
なお、本明細書中における「○○〜△△」の記載は、別途記載が無い場合、上限と下限とを含む数値範囲を意味する。すなわち、「○○〜△△」は「○○以上、△△以下」を意味する。
本発明の防曇性反射防止フィルムでは、呼気防曇性のみならず35℃蒸気防曇性に優れる。また、防曇性を悪化させることなく、むしろ、優れた35℃蒸気防曇性を発現しながら、反射防止性を付与することが出来る。
本発明の防曇性反射防止フィルムは、透明基材フィルムの片面に、防曇層用樹脂組成物(H)の硬化物からなる防曇層が積層され、さらにこの防曇層上に、防曇低屈層用樹脂組成物(L)の硬化物からなる防曇低屈層が積層された構成である。以下に、この防曇性反射防止フィルムの構成要素について順に説明する。
<透明基材フィルム>
透明基材フィルムは、例えば、ポリエステル樹脂やポリカーボネート樹脂、トリアセチルセルロース樹脂、ノルボルネン系樹脂、シクロオレフィン樹脂からなるフィルムを使用できる。ポリエステル樹脂からなるフィルムとしては東レ(株)製PETフィルム(ルミラーU−403)、ポリカーボネート樹脂からなるフィルムとしては帝人化成(株)製ポリカーボネートフィルム(PC−2151)、トリアセチルセルロース樹脂からなるフィルムとしては富士フイルム(株)製トリアセチルセルロースフィルム(フジタック)、ノルボルネン系樹脂からなるフィルムとしてはJSR(株)製アートンフィルム、シクロオレフィン樹脂からなるフィルムとしては日本ゼオン(株)製ゼオノアフィルム(ZF14,ZF16)等が挙げられる。透明基材フィルムの膜厚は通常25〜400μm程度、好ましくは50〜254μm程度、より好ましくは60〜120μm程度である。
<防曇層>
防曇層は、防曇性能を発現するために、水分子を吸収する機能を備え、かつ、耐擦傷性や表面硬度といった物理強度を付与するための層である。
防曇層は、防曇層用樹脂組成物(H)を乾燥・硬化することで形成され、防曇層用樹脂組成物(H)は、2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)、(B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレート、(C)光重合開始剤を含有する樹脂組成物である。
<2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)>
本発明に用いる親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)は、2官能以下、すなわち1分子中の(メタ)アクリロイル基の数が1または2であるので、これを重合して得られるポリマーセグメントは、水分子と親和性を有しながら、防曇層内で緩やかな架橋構造が形成され、水分子と親和性のある官能基が水分子を吸着/保持するに適切な塗膜構造を提供することが可能となる。
本発明に用いる親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)としては、(A−1)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド、(A−2)水酸基含有ジ(メタ)アクリレートおよび(A−3)親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種である、親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)が好ましく挙げられる。なお、本明細書では、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレートおよびメタクリレートを指す。
(A−1)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド(A−1)とは、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリルアミド化合物である。ヒドロキシル基の数は特に限定されないが、1以上が好ましく、2以上有することも可能である。ヒドロキシル基の数がこの範囲内であれば、水分子を吸着/保持しすぎることがなく、適切な塗膜構造を提供することができる。アルキル基の炭素数は1〜6が好ましく、より好ましくは1〜3であり、さらに好ましくは1〜2である。アルキル基の炭素数がこの範囲内であれば、親水性を維持することができ、水分子をうまく吸着/保持することができる。
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド(A−1)として具体的には、例えば、ヒドロキシメチルアクリルアミド、ヒドロキシメチルメタクリルアミド、1−ヒドロキシエチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリルアミド、1,2−ジヒドロキシエチルアクリルアミド、1−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、1,2−ジヒドロキシエチルメタクリルアミド、3−ヒドロキシプロピルアクリルアミド、3−ヒドロキシプロピルメタクリルアミド、4−ヒドロキシブチルアクリルアミド、4−ヒドロキシブチルメタクリルアミド、5−ヒドロキシペンチルアクリルアミド、5−ヒドロキシペンチルメタクリルアミド、6−ヒドロキシヘキシルアクリルアミド、6−ヒドロキシヘキシルメタクリルアミド等が挙げられ、好ましくは、ヒドロキシメチルアクリルアミド、ヒドロキシメチルメタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド等が挙げられる。
(A−2)水酸基含有ジ(メタ)アクリレート
水酸基含有ジ(メタ)アクリレート(A−2)とは、各アクリレートの結合部分に水酸基を有する化合物である。水酸基の数は特に限定されないが、1以上が好ましく、2以上有することも可能である。水酸基の数がこの範囲内であれば、水分子を吸着/保持しすぎることなく、適切な塗膜構造を提供することができる。
水酸基含有ジ(メタ)アクリレート(A−2)として具体的に、例えば、具体的に、EO変性1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ビスプロペン酸[1,6−ヘキサンジイルビス[オキシ(2−ヒドロキシ−3,1−プロパンジイル)]]、2-ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタアクリレート等が挙げられ、好ましくはEO変性1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ビスプロペン酸[1,6−ヘキサンジイルビス[オキシ(2−ヒドロキシ−3,1−プロパンジイル)]]が挙げられる。
(A−3)親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレート
親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレート(A−3)とは、親水性のポリマーを主鎖や置換基として含有するジ(メタ)アクリレート化合物である。親水性ポリマーセグメントとしては、ポリエチレングリコール、親水性のポリエステル、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン等が挙げられ、分子量としては、例えば40〜1200g/molが好ましく、100〜600g/molより好ましく、200〜4500g/molが特に好ましい。親水性ポリマーセグメントの分子量がこの範囲内であれば、ジ(メタ)アクリレートに親水性を付与することができ、水分子をうまく吸着/保持でき、適切な塗膜構造を提供することができる。
親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレート(A−3)として具体的には、例えば、ポリエチレングリコールジアクリレート(n=4)、ポリエチレングリコールジアクリレート(n=9)、ポリエチレングリコールジアクリレート(n=14)、ポリエチレングリコールジアクリレート(n=23)等のポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート;カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール変性ビスフェノールAジアクリレート等のポリエステル含有ジ(メタ)アクリレートが挙げられ、好ましくはポリエチレングリコールジアクリレート(n=9)、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールが挙げられる。
<(B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレート>
(A)以外の多官能(メタ)アクリレート(B)は、防曇層に塗膜強度を付与するために用いられ、例えば、多官能(メタ)アクリレート、多官能ウレタン(メタ)アクリレート、多官能エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられ、親水性(メタ)アクリルアミドや親水性(メタ)アクリレート、および、水分子との親和性から、多官能ウレタン(メタ)アクリレートが特に好ましい。
多官能(メタ)アクリレート(B)の(メタ)アクリロイル基の官能基数としては、2官能以上が用いられ、好ましくは2〜6官能、より好ましくは、2〜4官能、特に好ましくは2〜3官能が用いられる。
官能基数がこの範囲内であれば、塗膜の架橋密度が高くなり過ぎず、その結果、水分子を防曇層内に取り込む能力が十分に備わる。
<(C)光重合開始剤>
光重合開始剤としては、光ラジカル重合開始剤、光カチオン重合開始剤、光アニオン重合開始剤等があげられる。光ラジカル重合開始剤は、反応時間を短縮する際に用いることが好ましく、光カチオン重合開始剤、光アニオン重合開始剤は、硬化収縮を小さくする際に用いることが好ましい。
<その他の成分>
防曇層用樹脂組成物(H)には、その他の成分を配合することができる。その他の成分としては、金属酸化物、光増感剤、安定化剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、密着性向上剤等が用いられる。
<防曇層用樹脂組成物(H)の組成>
防曇層用樹脂組成物(H)においては、各成分の含有量は、2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)が65〜96質量%、(B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレートが3〜34質量%、(C)光重合開始剤が0.1〜10質量%である。
2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)の含有量は、好ましくは80〜96質量%であり、より好ましくは85〜96質量%である。
2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)が65質量%未満の場合、防曇性が発現し難く、96質量%を超えると塗膜強度が弱くなる。
多官能(メタ)アクリレート(B)の含有量は、好ましくは4〜20質量%であり、より好ましくは5〜15質量%である。
多官能(メタ)アクリレート(B)が3質量%未満の場合、耐湿熱信頼性に乏しく、塗膜強度が弱くなる。一方、34質量%を超えると、防曇性が低下する。
光重合開始剤(C)の含有量は、好ましくは0.3〜8質量%であり、より好ましくは0.4〜6質量%である。
光重合開始剤(C)の含有量が0.1質量%未満の場合、塗膜の強度不足となる傾向が見られ、10質量%を超えると防曇性が低下する傾向が見られる。
防曇層用樹脂組成物(H)は、系を均一にし、塗工を容易にするために有機溶媒で希釈して使用してもよい。そのような有機溶媒としては、アルコール系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、エーテルエステル系溶剤、ケトン系溶剤、およびリン酸エステル系溶剤が挙げられる。
本発明において、防曇層の乾燥硬化後の膜厚は、好ましくは1〜50μmであり、より好ましくは5〜45μm、特に好ましくは7〜40μmである。膜厚がこの範囲であれば、十分な防曇性を得ることが出来、深部までの硬化が達せられ、十分な塗膜強度が得られる。
<防曇低屈層>
防曇低屈層は、防曇性能を発現するために、水分子の防曇層への浸透を調整する機能を備え、かつ、下地層と干渉し、反射防止機能を付与するための層であり、防曇低屈層用樹脂組成物(L)を乾燥・硬化することで形成される。防曇低屈層の硬化後の膜厚は、50〜150nmの範囲内において、最小反射率が最小となるように設定される。防曇低屈層の厚みが上記の範囲内であれば、最小反射率が高くなり過ぎることがなく好適に使用できる。
防曇低屈層用樹脂組成物(L)は、前記の防曇層用樹脂組成物(H)にさらに、中空粒子(D)を含有する樹脂組成物である。
本発明に用いる中空粒子(D)の粒子径は70〜115nmであり、好ましくは70〜100nmであり、特に好ましくは70〜80nmである。中空粒子(D)の粒子径が小さすぎると、表面に形成される微細凹凸形状が小さくなり、最小反射率が高くなってしまう。一方、粒子径が大きすぎると、ヘイズが高くなる傾向があり、視認性の悪化につながる。
本発明に用いる中空粒子(D)としては、中空シリカ微粒子、中空樹脂微粒子が挙げられ、防曇低屈層の屈折率が1.20〜1.46の範囲となるように選択すればよい。
防曇低屈層用樹脂組成物(L)には、その他の成分を配合することができる。その他の成分としては、金属酸化物、光増感剤、安定化剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、密着性向上剤等が用いられる。
<防曇低屈層用樹脂組成物(L)の組成>
防曇低屈層用樹脂組成物(L)は、前記の防曇層用樹脂組成物(H)すなわち(A)〜(C)の合計100質量部に対して、中空粒子(D)を15〜35質量部、好ましくは20〜30質量部配合される。中空粒子(D)の含有量が、(A)〜(C)の合計100質量部に対して15質量部未満の場合、表面に形成される微細凹凸形状が小さくなり、最小反射率が高くなる傾向となる。さらに、防曇低屈層が、防曇低屈層を透過し防曇層に浸透する水分子の量を調整する、調整層としての機能がなくなり、防曇性が低下する傾向が見られる。一方、35質量部を超えて配合した場合、防曇低屈層が、水分子の透過を妨げるバリア層として機能し、防曇性が極端に低下する。
防曇低屈層用樹脂組成物(L)は、系を均一にし、塗工を容易にするために有機溶媒で希釈して使用してもよい。そのような有機溶媒としては、アルコール系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、エーテルエステル系溶剤、ケトン系溶剤、およびリン酸エステル系溶剤が挙げられる。
本発明において、防曇層低屈層の乾燥硬化後の膜厚は、好ましくは70〜140nmであり、より好ましくは80〜110nmである。膜厚がこの範囲であれば、反射率及びヘイズの小さい防曇性反射防止フィルムが得られる。
防曇層低屈層において、中空粒子(D)の粒子径と乾燥後の膜厚の関係については特に限定されないが、最小反射率が最小となるように設定することができる。例えば、乾燥後の膜厚と中空粒子(D)の粒子径との比(乾燥後の膜厚/中空粒子(D)の粒子径)としては、好ましくは0.9〜1.5であり、より好ましくは1.0〜1.4であり、特に好ましくは1.1〜1.3である。
防曇層低屈層において、中空粒子(D)の粒子径と乾燥後の膜厚の関係を、上記範囲とすることで、反射率及びヘイズの小さい防曇性反射防止フィルムが得られる。
硬化された防曇低屈層の防曇層とは反対側表面の表面粗さRaは、0.003〜0.01μmであり、好ましくは0.005〜0.008である。このように、防曇低屈層の最表面に微細凹凸を形成することで、表面粗さRaが0.003未満の場合よりも、最小反射率を低下させることが可能となる。
表面粗さRaが0.003μm未満の場合、表面に形成される微細凹凸形状が小さくなり、最小反射率が高くなる傾向となり、さらに、微細凹凸に起因した表面積が小さくなり、防曇層へ浸透する水分量が少なくなり、防曇性が低下する傾向となる。
Raが0.01μmより大きい場合は、ヘイズが高くなる傾向があり、視認性の悪化につながる。
なお、本明細書における「表面粗さRa」は、JIS B0601−2013で定義される「算術平均粗さRa」を意味する。
<防曇性反射防止フィルムの形成>
防曇層は、防曇層用樹脂組成物(H)を透明基材フィルム上へ塗布し、必要に応じて乾燥した後に、活性エネルギー線照射により硬化することで形成される。なお、透明基材フィルム上には、必要に応じて、密着性や干渉縞対策として易接着層やプライマー層を塗布していてもよい。
防曇低屈層は、防曇低屈層用樹脂組成物(L)を防曇層上へ塗布し、必要に応じて乾燥した後に、活性エネルギー線照射により硬化することで形成される。
防曇層用樹脂組成物(H)、防曇低屈層用樹脂組成物(L)の塗布方法としては、特に制限されず、例えば、ロールコート法、スピンコート法、ディップコート法、スプレーコート法、バーコート法、ナイフコート法、ダイコート法、インクジェット法、グラビアコート法等、公知のいかなる塗布方法も採用できる。
活性エネルギー線としては、UV(紫外線)やEB(電子線)などが挙げられる。光照射量は、300〜2500mJ/cm程度必要であり、窒素雰囲気下においては、光照射量を、100mJ/cm程度まで少なくすることが可能となる。
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。
〔防曇層用樹脂組成物の調製〕
防曇層用樹脂組成物は、表1、2に示す組成のように混合し、固形分濃度が50質量%となるようにMEKを混合して防曇層用塗液得た。表1、2中に示す各具体的材料は、次の通りである。
(A)(メタ)アクリロイル基が2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート、
(A−1)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
A−1−1:ヒドロキシエチルアクリルアミド
A−1−2:ヒドロキシエチルメタクリルアミド
A−1−3:ヒドロキシメチルアクリルアミド
A’−1−1:ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム 「ラピゾールA80」(日油(株))
A’−1−2:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート
(A−2)水酸基含有ジ(メタ)アクリレート
A−2−1:EO変性1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 「RCC13−361」(サンノプコ(株))
A−2−2:ビスプロペン酸[1,6−ヘキサンジイルビス[オキシ(2−ヒドロキシ−3,1−プロパンジイル)]]
(A−3)親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレート
A−3−1:ポリエチレングリコールジアクリレート(n=9) 「ライトアクリレート 9EG−A」(共栄社化学(株))
A−3−2:3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオナートの6−ヘキサノリド付加重合物(重合度1−7)とアクリル酸とのエステル化物(カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコール) 「カラヤッドHX−620」日本化薬(株)
(B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレート、
B−1:ウレタンアクリレート UV−7630B、 分子量(Mw)2200、官能基数6 日本合成化学工業(株)製
B−2:ウレタンアクリレート UV−7550B、 分子量(Mw)2400、官能基数3 日本合成化学工業(株)製
(C)光重合開始剤、
C−1:「IRGACURE184」、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製
Figure 2019142196
Figure 2019142196
〔防曇低屈層用樹脂組成物の調製〕
防曇低屈層用樹脂組成物は、表3、4に示す組成のように混合し、固形分濃度が5質量%となるようにMEKを混合して防曇層用塗液得た。表3、4中に示す各具体的材料は、次の通りである。
(D)粒子径70〜115nmの中空微粒子
D−1−1:粒子径70nmの中空シリカ微粒子 スルーリア5320 日揮触媒化成(株)
D−1−2:粒子径110nmの中空樹脂微粒子 XX−47V 積水化成品工業(株)
D’−1−1:粒子径60nmの中空シリカ微粒子 スルーリア4320 日揮触媒化成(株)
Figure 2019142196
Figure 2019142196
<防曇性反射防止フィルムの製造>
(実施例1−1)
TACフィルム[商品名:TG60UL,膜厚:60μm、富士フイルム(株)製]の一方面に、防曇層用樹脂組成物(H−1)を固形分濃度50%となるように溶媒(メチルエチルケトン)を混合した防曇層用塗液をバーコーターにて硬化後の膜厚が25μmとなるように塗布し、乾燥後、120W高圧水銀灯にて400mJの紫外線を照射して硬化させることにより防曇層を作製した。続いて、前記の防曇層上に、防曇低屈層用樹脂組成物(L−1)を固形分濃度5%となるように溶媒(メチルエチルケトン)を混合した防曇低屈層用塗液をバーコーターにて硬化後の膜厚が90nmとなるように塗布し、乾燥後、120W高圧水銀灯にて400mJの紫外線を照射して硬化させることにより実施例1−1の防曇性反射防止フィルムを作製した。
(実施例1−2〜1−11、比較例1−1〜1−26)
防曇層用樹脂組成物、および防曇低屈層用樹脂組成物、各層の膜厚を表5、6、7、8に記載した材料、膜厚とした以外は、実施例1−1と同様にして、防曇性反射防止フィルムを作製した。得られた防曇性反射防止フィルムについて、最小反射率、ヘイズ、表面粗さ Ra、呼気防曇性、35℃防曇性、耐湿熱性、耐擦傷性を下記方法で評価した。
[最小反射率]
防曇性反射防止フィルムの裏面反射を防ぐため、裏面をサンドペーパーで粗し、黒色塗料で塗り潰したものを分光光度計[日本分光(株)製、商品名:U−best560]により、光の波長380nm〜780nmの5°、−5°正反射スペクトルを測定した。得られた反射スペクトルより、最小反射率(%)を読み取った。
[ヘイズ値]
ヘイズメーター〔日本電色工業(株)製、NDH2000〕を使用し、光学特性としてのヘイズ値(%)を測定した。
[表面粗さ Ra]
作製した防曇性反射防止フィルムの防曇低屈層表面を、表面粗さ測定器[(株)小坂研究所製、型名Surfcorder SE500]を用い走査範囲4mm、走査速度0.2mm/sの条件にて、JIS B0601−2013の規定に準拠して算術平均粗さRa(表面粗さRa)(μm)を測定した。
[呼気防曇性]
温度23±3℃、相対湿度50±10%の環境下、作製した防曇性反射防止フィルムの防曇低屈層表面に息を吹きかけ、防曇低屈層表面の曇りの状態を目視によって判定した。
◎:曇らない
○:一瞬曇りが観察される
△:一部、曇りが観察される
×:全面に、曇りが観察される
[35℃蒸気防曇性]
温度23±3℃、相対湿度50±10%の環境下、温度35℃の湯浴の水面から10cmの位置に、防曇性反射防止フィルムの防曇低屈層表面が湯浴側となるように設置し、防曇低屈層表面の曇りの状態を目視によって判定した。
○:フィルム設置後、60秒以上曇りが生じない
△:フィルム設置後、60秒未満の間に曇りが生じない
×:フィルム設置後、直ちに曇りが観察される
[耐湿熱性]
温度60℃、相対湿度95%の恒温試験層内に1000時間、防曇性反射防止フィルムを静置した後、温度23±3℃、相対湿度50±10%の環境下に24時間静置した。その後、外観を目視にて評価した。
○:異常なし
×:異常あり
[耐擦傷性]
防曇低屈層表面に対し、#0000のスチールウールに70gfの荷重をかけて、ストローク幅25mm、速度30mm/secで10往復摩擦したあとの表面を目視で観察し、以下の基準に基づき評価した。本願の目的に供するには、評価は○以上が必要である。なお、スチールウールは、約10mmφにまとめ、表面が均一になるようにカットし、摩擦して均したものを使用した。
◎:傷なし
○:傷が1〜10本
×:傷が11本以上
Figure 2019142196
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<結果の考察>
表5の結果から、実施例1−1〜1−11は、最小反射率、ヘイズ、呼気防曇性、35℃防曇性、耐湿熱性、耐擦傷性に優れる結果となった。
一方、表6の結果から、比較例1−1は、防曇層用樹脂組成物中の(A)の含有量が少なく、防曇性が悪い結果となった。比較例1−2は、防曇層用樹脂組成物中の(A)の含有量が多く、耐湿熱性、耐擦傷性が悪い結果となった。比較例1−3は、防曇層用樹脂組成物中の(B)の含有量が多く、防曇性が悪い結果となった。比較例1−4は、防曇層用樹脂組成物中の(B)の含有量が少なく、耐湿熱性、耐擦傷性が悪い結果となった。比較例1−5は、防曇層用樹脂組成物中の(C)の含有量が少なく、耐湿熱性、耐擦傷性が悪い結果となった。比較例1−6は、防曇層用樹脂組成物中の(A)の成分が本願請求項の範囲と異なり、耐湿熱性が悪い結果となった。比較例1−7は、防曇低屈層用樹脂組成物中の(D)の成分が少なく、最小反射率が高く視認性に劣り、かつ、防曇性が悪い結果となった。比較例1−8は、防曇低屈層用樹脂組成物中の(D)の成分が多く、防曇性に劣る結果となった。比較例1−9は、防曇低屈層用樹脂組成物中の(D)が本願請求項の範囲外であることから、最小反射率が高く視認性に劣り、かつ、防曇性が悪い結果となった。比較例1−10は、防曇層用樹脂組成物中の(A)の成分が本願請求項の範囲と異なり、防曇性が悪い結果となった。
表7の結果から、比較例1−11〜1−18は、防曇低屈層がないことから、最小反射率が高く視認性に劣り、かつ、35℃蒸気防曇性が悪い結果となった。
表8の結果から、比較例1−19〜1−26は、防曇層がないことから、呼気防曇性、35℃蒸気防曇性が悪い結果となった。

Claims (2)

  1. 透明基材フィルム上に、防曇層と防曇低屈層がこの順で積層されており、
    前記の防曇層は、下記の(A)〜(C)を含有し、各成分の含有量が、(A)が65〜96質量%、(B)が3〜34質量%、および(C)0.1〜10質量%である防曇層用樹脂組成物(H)の硬化物からなる層であり、
    前記の防曇低屈層は、下記の(A)〜(D)を含有し、各成分の含有量が、(A)が65〜96質量%、(B)が3〜34質量%、および(C)0.1〜10質量%である(A)〜(C)の合計100質量部に対して、(D)が15〜35質量部である防曇低屈層用樹脂組成物(L)の硬化物からなる層であり、
    前記の防曇低屈層の表面粗さRaが0.003〜0.01μmである、防曇性反射防止フィルム。
    (A)2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート
    (B)(A)以外の多官能(メタ)アクリレート
    (C)光重合開始剤
    (D)粒子径70〜115nmの中空微粒子
  2. 2官能以下の親水性(メタ)アクリルアミドまたは親水性(メタ)アクリレート(A)は、下記の、(A−1)、(A−2)および(A−3)からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の防曇性反射防止フィルム。
    (A−1)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
    (A−2)水酸基含有ジ(メタ)アクリレート
    (A−3)親水性ポリマーセグメント含有ジ(メタ)アクリレート

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