JP2007233320A - 防眩フィルム - Google Patents

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弘倫 三宅
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Abstract

【課題】透明フィルム表面に、硬化性、耐擦傷性、硬度、接着性、透明性等の基本的性能に加えて、優れた防眩効果を発揮し得る保護層が形成されてなる防眩フィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】透明フィルム表面に粒子含有保護層が積層されて構成される防眩フィルムであって、保護層が、平均粒径50〜600nmの凝集粒子を含む樹脂組成物を硬化させて得られる層であり、その表面において1〜3.2μmの最大高さ粗さRyを有し、かつ18%以上の写像性を有してなる防眩フィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、防眩フィルムに関し、より詳細には、透明フィルムに保護層を密着させた積層型の防眩フィルムに関する。
従来から、光学用途の成形材料として、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等が広く使用されている。例えば、光学用途としては、特に、プラズマ表示装置や、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、ビデオカメラ等の液晶表示装置等の各種ディスプレイへの適用が挙げられる。
このような光学用途に好適に用いるためには、より鮮明な画像を映し出すとともに、画面に入射又は画面から出射した光の反射、散乱等によって表示画像に生じるギラツキを抑制し、さらに、表示画像による光の干渉作用に起因して発生する、いわゆるニュートンリングと呼ばれる虹色のモアレ等を生じない等、さらなる高性能化が厳しく求められている。
そして、このような高性能化に対して、種々の反射防止処置及び防眩処置等が採られているが、それらの全ての要求を満足させるものは未だ得られていないのが現状である。
特開平8−12787号公報 特開平5−306378号公報 特開2002−275392号公報
本発明の目的は、透明フィルムの表面に優れた防眩効果を発揮し得る保護層が形成されてなる防眩フィルムを提供することを目的とする。
本発明者らは、いわゆる反射防止フィルム及び防眩フィルム等の種々の光学用途の成形材料の特性について鋭意研究を行ったところ、低複屈折、低吸湿、高透明性、高耐熱性等の基本的な特性を確保することに加えて、いわゆる白ぼけ及び/又は黒浮きというような部分的な表示むら又は背景画像の不鮮明な表示、ギラツキ及び/又はグレア等の不均一な表示、ニュートンリングという光の干渉作用という主に3種の不具合があり、それらをバランスよく解消することが必要であることを見出し、さらに、環状ポリオレフィンからなる透明フィルム表面に、特定の粒子を含有する特定の樹脂組成物を用いた保護層を被覆し、保護層を構成する粒子の平均粒径を調整することにより鮮明な画像を映し出し、保護層の表面における最大高さ粗さRyを調整することにより光の干渉を防止し、写像性を調整することによりギラツキ等の不均一な表示を防止するという、互いにトレードオフの関係となる3つの不具合を解消し得ることをも見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明によれば、透明フィルム(環状オレフィン系樹脂からなるものを除く)表面に粒子含有保護層が積層されて構成される防眩フィルムであって、保護層が、平均粒径50〜600nmの凝集粒子を含む樹脂組成物を硬化させて得られる層であり、その表面において1〜3.2μmの最大高さ粗さRyを有し、かつ18%以上の写像性を有してなる防眩フィルムが提供される。
本発明によれば、特定の粒子を樹脂組成物と組み合わせて用いて保護層を形成することにより、透明フィルムに対して、密着性を良好にして、ハードコート機能を付与すること
ができる。しかも、特定の平均粒径を有する凝集粒子を用いることによって透明性を確保し、いわゆる白ぼけ、黒浮きというような部分的な表示むらを防止しながら、透明性が高くなると発生しやすくなる光の干渉によるニュートンリングを有効に防止し、かつ、画像のちらつき、ギラツキという現象を防止した良好な写像性を十分に発揮させるという、互いにトレードオフの関係となる特性の全てを満足させることができる。
本発明の防眩フィルムは、主として、透明フィルムと保護層とが積層されて構成される。
透明フィルムは、少なくとも透明性を備えた薄膜状のものであれば、特に限定されるものではなく、種々の材料を用いることができる。例えば、ポリエステル系ポリマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、不飽和ポリエステル系ポリマー、セルロース系ポリマー[例えば、セルロースアセテート(セルロースジアセテート、セルローストリアセテート等)、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート等のセルロースC1-5有機酸エステル、CMC(カルボキシメチルセルロース)、エチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロースエーテル類等]、ポリカーボネート系ポリマー、アクリル系ポリマー(例えば、ポリメチルメタクリレート等)、スチレン系ポリマー(例えば、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、スチレン・メタクリル酸メチル共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体等)、オレフィン系ポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、ただし、環状オレフィン系ポリマーは除く)、塩化ビニル系ポリマー(例えば、ポリ塩化ビニル)、アミド系ポリマー(例えば、ナイロンや芳香族ポリアミド等)、イミド系ポリマー、スルホン系ポリマー、ポリウレタン系ポリマー、熱可塑性ポリウレタン系ポリマー、ポリエーテル系ポリマー、ポリエーテルスルホン系ポリマー、ポリエーテルケトン系ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン系ポリマー、ポリフェニレンスルフィド系ポリマー、ビニルアルコール系ポリマー(例えば、ポリビニルアセタール等)、塩化ビニリデン系ポリマー、ビニルブチラール系ポリマー、アリレート系ポリマー、ポリオキシメチレン系ポリマー、エポキシ系ポリマー、ハロゲン含有ポリマー、シリコーンポリマー、有機酸ビニルエステル系樹脂(ポリ酢酸ビニル等)、エポキシ(メタ)アクリレート[エポキシシクロヘキセニル(メタ)アクリレート等のエポキシシクロC5-8アルケニ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等]、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ジアリルフタレート等が挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、柔軟性に富んだフィルムが好ましいが、ガラス板等の板状のフィルムであってもよい。
保護層は、その材料は特に限定されず、例えば、上述した透明フィルムに接着し、透明で、保護機能を付与し得る樹脂組成物によって形成されていることが好ましい。
例えば、メラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂等が挙げられる。また、これらの樹脂に、ポリアリレート系樹脂、スルホン系樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、ビニルピロリドン系樹脂、セルロース系樹脂、アクリロニトリル系樹脂等を混合して使用してもよい。あるいは、別の観点から、紫外線又は電子線により直接又は光重合開始剤の作用を受けて硬化する活性エネルギー線硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂と溶剤乾燥型樹脂との混合物、熱硬化性樹脂等が挙げられる。なかでも、活性エネルギー線硬化性樹脂が好ましい。
紫外線硬化性樹脂としては、例えば、アクリルウレタン系、ポリエステルアクリレート
系、エポキシアクリレート系、ポリオールアクリレート系、エポキシ樹脂等を挙げることができる。
アクリルウレタン系樹脂は、一般にポリエステルポリオールにイソシアネートモノマー又はプレポリマーを反応させ、さらに2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(以下アクリレートと記載した場合、メタクリレートを包含するものとする)、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等の水酸基を有するアクリレート系のモノマーを反応させることによって製造することができる(例えば、特開昭59−151110号等参照)。
ポリエステルアクリレート系樹脂は、一般にポリエステルポリオールに2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシアクリレート系のモノマーを反応させることによって製造することができる(例えば、特開昭59−151112号参照)。
エポキシアクリレート系樹脂としては、エポキシアクリレートをオリゴマーとし、これに反応性希釈剤、光反応開始剤を添加し、反応させたものが挙げられる(例えば、特開平1−105738号参照)。この光反応開始剤としては、ベンゾイン誘導体、オキシムケトン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、チオキサントン誘導体等を使用することができる。
ポリオールアクリレート系樹脂としては、例えば、多官能アクリレート樹脂等が挙げられる。ここで、多官能アクリレート樹脂とは、分子中に2個以上のアクリロイルオキシ基及び/またはメタクロイルオキシ基を有する化合物である(例えば、特開2006−10923号参照)。
保護層を形成する材料の具体例としては、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、ネオペンチルグリコールPO変性ジアクリレート、EO変性ビスフェノールAジアクリレートのような2官能性アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート、PO変性グリセリントリアクリレート、トリヒドロキシエチルイソシアヌレートトリアクリレートのような多官能アクリレート等、NKオリゴEA6310、6320、6340、NKオリゴU4HA、NKオリゴU24A、NKオリゴMA6(新中村化学社製)、ビームセットBS700、BS550B、BS575、BS575CB,BS371、BS374、BS−EM60、BS−EM−90(荒川化学社製)、紫光UV6300B(日本合成化学社製)等が挙げられる。
なお、紫外線硬化型アクリレート樹脂は、後述するような光重合開始剤を添加してもよい。
また、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として、多官能アクリルモノマーを含有するもの、例えば、(A)表面張力が37mN/m以下であってアクリロイル基を3以上有する多官能モノマー(以下、(A)成分という)、(B)グリシジル(メタ)アクリレート系重合物にアクリル酸を付加反応させてなるポリマーアクリレート(以下、(B)成分という)、及び(C)任意にその他のアクリルオリゴマー(以下、(C)成分という)を特定量で配合してなる活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を用いてもよい。
(A)成分の表面張力は、十分な硬度及び密着性を得ることができるという観点から、37mN/m以下の範囲が適当であり、さらに30mN/m以上のものが好ましい。表面張力の測定は、協和CBVP式表面張力計を用いる垂直板法(wilhemy method)による
(A)成分の具体例としては、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、グリセリンプロピレングリコール付加物のトリアクリレート、トリメチロールプロパンプロピレングリコール付加物のトリアクリレート等が挙げられるが、硬化塗膜が高硬度となることから、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレートが好ましい。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中の(A)成分の配合量は、40〜60重量%(但し、(A)、(B)、(C)成分の合計が100重量%である。)であることが適当であり、50〜60重量%が好ましい。
(B)成分は、前記のように、グリシジル(メタ)アクリレート系重合物にアクリル酸を付加反応させてなるポリマーアクリレートである。エポキシ基に対するアクリル酸の付加量は、未反応のエポキシが組成物の安定性に悪影響を与えるため、1:1〜1:0.8程度が適当であり、1:1〜1:0.9程度が好ましい。
グリシジル(メタ)アクリレート系重合物としては、グリシジル(メタ)アクリレートの単独重合体、グリシジル(メタ)アクリレートとカルボキシル基を含有しない各種α,β−不飽和単量体との共重合体等が挙げられる。当該カルボキシル基を含有しないα,β−不飽和単量体としては、各種の(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等が例示できる。なお、グリシジル(メタ)アクリレートとカルボキシル基を含有しないα,β−不飽和単量体とを共重合させてグリシジル(メタ)アクリレート系重合物を得ようとする場合には、反応時に架橋が生じることなく、高粘度化やゲル化を有効に防止することができる。グリシジル(メタ)アクリレート系重合物の分子量は、硬化時のカール性の低減及びアクリル付加反応時のゲル化防止の観点より重量平均分子量5,000〜100,000程度であり、10,000〜50,000程度が好ましい。(B)成分中のグリシジル(メタ)アクリレートの使用割合は、保護層の硬度及びポリマーの移行性等を考慮して70重量%以上が適しており、75重量%以上が好ましい。
(B)成分の製造は、公知の共重合方法を適用できる。グリシジル(メタ)アクリレート系重合体の製造は、この単量体、重合開始剤、必要により連鎖移動剤及び溶剤を反応容器に仕込み、窒素気流下に80〜90℃、3〜6時間程度の条件にて行うことが適切である。こうして得られたグリシジル(メタ)アクリレート系重合体とアクリル酸とを開環エステル化反応させて、(B)成分を収得できるが、通常は、アクリル酸自体の重合を防止するために酸素気流下に行うのがよく、また反応温度は100〜120℃、反応時間は5〜8時間程度が適切である。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中の(B)成分の配合量は、10〜60重量%(但し、(A)、(B)、(C)成分の合計が100重量%である。)であることが適しており、20〜50重量%が好ましい。
(C)成分の具体例としては、多官能ポリエステルアクリレート、多官能ウレタンアクリレート、エポキシアクリレートが挙げられる。なかでも、硬化塗膜の耐擦傷性、強靭性等の観点から、多官能ウレタンアクリレートが好ましい。例えば(a)ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートと分子内に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物とのウレタン反応生成物、(b)分子内に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物にポリオール、ポリエステル又はポリアミド系のジオールを反応させて付加体を合成した後、残ったイソシアネート基にヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートを付加させる反応生成物等が挙げられる(例えば、特開2002−275392号参照)。
多官能ウレタンアクリレートは、ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートと2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネート化合物とからなるウレタン反応生成
物である。ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートとしては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が好ましい。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中の(C)成分の配合量は、0〜50重量%(但し、(A)、(B)、(C)成分の合計が100重量%である)が適している。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、個別用途に応じて、その粘度を調整するために有機溶剤を配合できる。有機溶剤は、透明フィルムを溶解しないものが適当であり、例えば、エステル系溶剤、アルコール溶剤、ケトン系溶剤が好ましい。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を硬化させるために用いる活性エネルギー線としては、例えば、紫外線、電子線等のいずれでもよい。電子線等により樹脂組成物を硬化させる場合には光重合開始剤は不要であるが、紫外線により硬化させる場合には、樹脂組成物100重量部に対し、通常、光重合開始剤1〜15重量部程度を含有させることが好ましい。光重合開始剤としては、樹脂の組成等によって適宜選択することができ、例えば、アセトフェノン類(例えば、2,2−ジメトキシアセトフェノン等)、ベンゾイン類(例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等)、ベンゾフェノン類(例えば、ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン類)、α−アミロキシムエステル、ホスフィンオキシド類(例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド等)、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタセロン化合物、オニウム塩類、ボレート塩類、活性エステル類(例えば、1,2−オクタンジオン等)、活性ハロゲン類、無機錯体、
クマリン類(例えば、3−ケトクマリン等)、ベンゾインスルホン酸エステル等から適宜選択して用いることができる。また、光増感剤を混合して用いてもよい。光増感剤としては、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホソフィン等が挙げられる。特に、上記(A)〜(C)成分からなる樹脂組成物においては、ダロキュアー1173、イルガキュアー651、イルガキュアー184、イルガキュアー907、イルガキュアー754(いずれもチバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、ベンゾフェノン等の各種の公知のものを使用できる。
必要に応じて、上記以外の各種添加剤、例えば、重合禁止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、光安定剤、溶剤、消泡剤、レベリング剤等を配合してもよい。
活性エネルギー線硬化性樹脂に混合して使用される溶剤乾燥型樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、セルロース系樹脂が挙げられる。具体的には、ニトロセルロース、アセチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、エチルヒドロキシエチルセルロース等が例示される。
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラニン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、ケイ素樹脂、ポリシロキサン樹脂、ビニルエステル樹脂、熱硬化性ポリイミド樹脂、熱硬化性ポリアミドイミド等が挙げられる。また、必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤等をさらに添加して使用してもよい。
保護層に含有する粒子は、特に限定されるものではないが、例えば、通常フィラーとして用いられるもののいずれでもよく、カーボンブラック、銅、ニッケル、銀、鉄又はこれらの複合粉;酸化亜鉛、酸化錫、酸化チタン、一酸化錫、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化アルミニウム、シリカ(ヒュームドシリカ、溶融シリカ、沈降性シリカ、超微粉無定形シリカ、結晶シリカ、無水珪酸等)等の金属酸化物;炭酸カルシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の金属炭酸塩;窒化硼素、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等の金属窒化物、SiC等の金属炭化物;
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物;ほう酸アルミニウム、チタン酸バリウム、リン酸カルシウム、珪酸カルシウム、クレー、石膏、硫酸バリウム、マイカ、ケイソウ土、白土、タルク、ゼオライト、顔料等が挙げられる。なかでも、シリカが好ましい。具体的には、日本アエロジル株式会社製のアエロジル50、90G、130、200、200V、200CF、300、380、R972、R972V、R974、RX200、R202、R805、R812S、OX50等が挙げられる。
保護層の形成の際に用いる粒子の一次平均粒径は、特に限定されるものではなく、例えば、1nm〜100nm程度、1nm〜50nm程度、さらに1nm〜25nm程度のものが適当である。
一方、形成後の保護層における粒子は、二次、三次以上の凝集粒子の形態を示しており、その平均粒径は、50〜600nm程度であることが好ましく、特に、50〜400nm程度、さらに50〜200nm程度であることがより好ましい。このような平均粒径を有することにより、樹脂組成物の透明性を確保して、ヘイズ値を適切な値に調節することができる。これにより、いわゆる白ぼけ、黒浮き等、黒の背景画像の表面に本発明の防眩フィルムを配置した場合に、黒の背景画像にぼやけた白っぽい部分が生じることを有効に防止することができ、背景画像を鮮明に映し出すことができる。
保護層は、通常、液状又は懸濁状の上述した活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中に、粒子を混合し、均一に粒子が分散するように攪拌・混合される。この際、攪拌方法、攪拌速度、攪拌力、攪拌時間等の公知のパラメーターを調整することにより、粒子の分布や凝集状態をコントロールすることができ、原料として用いた一次粒子とは異なる所定の粒径を有する二次粒子等の凝集粒子を形成し、さらにその一部は、二次粒子が部分的に崩れて又は凝集して、三次粒子等を形成することとなる。本発明においては、保護層を形成する前及び形成工程中における粒子の粒径にかかわらず、保護層が完成された状態において、平均粒径が上述した範囲であることが好ましい。但し、ここでの保護層が完成された状態の平均粒径とは活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中における値とする。この時、平均粒径(d:流体力学的直径)とは、光子相関法で求めた自己相関関数よりキュムラント法で求めた値を意味する。自己相関関数は、散乱強度の時間変化から直接求めることができ、二次の自己相関関数 G2(τ)は次式で表される。
2(τ)=1+β|G1(τ)|2
(式中、G1(τ)は一次の自己相関関数、βは定数である)
粒子が単分散の場合、G1(τ)は単一指数減衰曲線となり、 減衰定数Γを用いて次のように表される。
1(τ)=exp(−Γτ)
ln(G1(τ))=−Γτ
また、Γは、拡散係数Dを用いて次のように表される。
Γ=q2
q= (4πn0/λ0 )・sin(θ/2)
(式中、qは散乱ベクトル、n0は溶媒の屈折率、λ0はレーザー光の波長である)
平均粒径dは、アインシュタイン・ストークスの式を用いて、拡散係数Dから求めることができる。
d= kT/3πη0
(式中、dは平均粒径、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、η0は溶媒の粘度である

この平均粒径は、例えば、大塚電子製のFPAR−1000によって測定することがで
きる。
また、粒子は、形成後の保護層において、平均粒径が小さいことにより、保護層における透明性を確保することができる一方、ところどころに比較的大きな粒子を分散させることによって、ニュートンリングを有効に防止しながら、ギラツキを最小限に止めることができる。特に、タッチパネル等の表示装置に適用され、本発明の防眩フィルムの表面にさらにフィルム等が積層される場合において、そのフィルムとの接触によって発生するニュートンリングをより有効に防止することができる。
粒子は、保護層において、保護層の全重量に対して10〜30%程度含まれることが好ましく、17〜22%であることがより好ましい。これにより、白ぼけ、黒浮き等のむらを防止することができ、背景画像を鮮明に表示することができる。加えて、アンチニュートンリング性と、ギラツキをも防止し、3種のバランスを適切に調整することが可能となる。
保護層は、その表面の最大高さ粗さRy(μm)が、1.0〜5μm程度、1.0〜4μm程度、特に1.0〜3.2程度、1.8〜3.2程度、2.0〜3.2程度、2.0〜2.6程度がより好ましい。このような最大高さ粗さに調整することにより、上述した粒子の平均粒径及び/又は比較的大きな粒子の含有割合等と相まって、アンチニュートンリング性を有効に発揮させることができる。表面高さ粗さRyは、JIS B0601’94に規定されている基準長さにおける輪郭曲線の山高さの最大値と谷深さの最大値との和である。最大高さ粗さRyは、例えば、表面粗さ形状測定機、ハンディサーフE−35A(東京精密社製)を用いて測定することができる。
例えば、上述した表面高さ粗さ(Ry)を実現するために、たとえば、形成後の保護膜において、最大粒径Rmが、通常30μm程度以下、好ましくは20μm程度以下、特に10μm程度以下であることが好ましい。また、別の観点から、粒子は、1300nm以上の粒径を有する粒子が、全粒子中の1.5〜7%であることが好ましく、さらに1.5〜5%、特に2.0〜5%であることが好ましい。このように、特定の比較的大きな粒径のものがこの範囲内で含有されることにより、上述したニュートンリング発生をより確実に防止することができる。さらに、比較的大きな粒径の粒子は、後述するギラツキ防止にも有効となるが、あまり大きな粒子が多く含まれる場合には、かえってギラツキを顕在化させることがあるため、上述した粒子の範囲内で、アンチニュートンリングとギラツキ防止との効果を最大限に発揮させるようにバランスすることができる。
保護層は、写像性が5%程度以上であることが好ましく、さらに、10%程度以上、18%程度以上、20%程度以上、30%程度以上、40%程度以上、45%程度以上であることが好ましい。ここで写像性とは、いわゆるギラツキ、つまり、光散乱等によって、観測者に生ずる不快感の程度を表わす指標となるものであり、この値が大きい場合に、写像性が良好であり、ギラツキ等が発生しにくいことを意味する。具体的には、所定幅のスリット(間隔)を有する光学くしにおけるスリットを通過する光の割合を示すものであり、例えば、写像性測定機ICM−1T(スガ試験機製)を用いて測定することができる。本発明においては、光学くしの間隔は0.5mmに設定されたものが用いられている。なお、このギラツキは、通常、均一な粒径を有する粒子の中に比較的大きな粒径の粒子を点在させて保護層を形成する場合に出現し易い。よって、これを防止するために、比較的大きな粒径の粒子を含まず、小さな粒径の粒子を均一に分散させることが考えられる。しかし、この場合には、ニュートンリングが生じやすくなる。従って、両者の発生を最小限に止めるようなパラメータのバランスが必要となり、本発明では、粒子の平均粒径、保護層における最大高さ粗さRyとともに、この写像性を調節することにより、これら互いにトレードオフとなる要因のすべてを満足させることができる。
保護層は、ヘイズ値が12%程度以下であることが好ましく、さらに、10%程度以下がより好ましく、5%以下とすることが特に好ましい。ヘイズ値は、曇価ともよばれ、曇り具合、拡散度合いを表す。この値を上述した範囲に設定することにより、いわゆる白ボケを防止することが可能となる。なお、ヘイズ値は、保護層に含有される粒子の平均粒径、粒度分布等と関連する。よって、上述した平均粒径及び/又は比較的大きな粒子の含有割合と相まって、背景画像をより鮮明に映し出すことができる。
本発明の保護層は、上述したように、樹脂組成物に粒子を混合し、任意に適当な有機溶媒等を用いて、液状又は懸濁液状に調製し、これを透明フィルムに塗布/乾燥し、活性エネルギー線を照射することにより、形成することができる。活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の塗工方法としては、バーコーター塗工、エアナイフ塗工、グラビア塗工、グラビアリバース塗工、リバースロール塗工、リップ塗工、ダイ塗工、ディップ塗工、オフセット印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等種々の方法を採用することができる。活性エネルギー線の照射は、特に限定されず、用いる樹脂組成物の組成、活性エネルギー線の種対、樹脂組成物の厚み等に応じて、当該分野で公知の方法によって、適宜調整して行うことができる。保護層の膜厚は特に限定されないが、通常、1〜20μm程度であることが好ましく、1〜10μm程度であることがより好ましく、さらに好ましくは1〜5μm程度である。
本発明の防眩フィルムは、透明フィルムの粒子含有保護層が形成されている面と反対面に、さらに上述した活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(任意に上述したフィラーを含有してもよい)からなる裏面保護層が形成されていることが好ましい。この場合に裏面保護層の膜厚は、特に限定されるものではなく、上述した保護層と同様の膜厚が挙げられる。このように両面に保護層を設けることにより、フィルムの反りを防止することができる。
また、保護層の表面は、鉛筆硬度をHB以上、さらに、F以上、H以上とすることが好ましい。これにより、保護層として十分な表面硬度を維持することができる。さらに、保護層の表面を500g荷重にてスチールウールで10往復擦りつけた際に生じる傷が10本以下であることが好ましく、傷が全く生じないことが表面硬度の点で特に好ましい。
また、透明フィルム上に、粒子含有保護層を介して(及び/又は上述した裏面保護層を介して)、さらに導電層又は偏向板が形成されていてもよい。これらを形成することにより、本発明の防眩フィルムにさらなる機能を付与することができ、種々の用途に利用することが可能になる。
導電層は、光学用途に用いられる材料及び態様であればどのようなものであってもよく、特に透明であることが好ましい。例えば、インジウム・スズ複合酸化物(ITO)、スズ酸化物、金、銀、パラジウム、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、チタン、コバルト、錫等により形成することができる。これらは、例えば、スパッタ法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等のPVD法、CVD法、塗工法、印刷法等により形成することができる。導電層を形成する前に、透明性や光学特性等を向上させるために、アンダーコート層等を設けてもよいし、密着性を向上させるために、例えば、アンダーコート層とフィルムとの間に単一の金属元素又は2種以上の金属元素の合金からなる金属層を設けてもよい。金属層は、シリコン、チタン、錫又は亜鉛等により形成することができる。
偏向板は、光学用途に用いられるものであればどのようなものであってもよい。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムにヨウ素や染料等を吸着させて延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビ
ニルの脱塩酸処理物等が挙げられる。
本発明の防眩フィルムを、例えば、タッチパネル用に用いる場合には、ITOによる導電層、粒子含有保護層、透明フィルム、粒子含有又は非含有保護層、接着層、偏向板をこの順に、あるいは、ITOによる導電層、粒子含有保護層、透明フィルム、粒子含有又は非含有保護層、接着層、液晶層をこの順に積層して用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。「部」はいずれも重量基準である。
実施例1、2
紫外線硬化性樹脂組成物(酢酸エチルにより固形分を80%になるよう調整、ビームセット371、荒川化学社製)65.1部
メチルエチルケトン(MEK) 25.8部
シリカ(アエロジル(平均粒径:約12nm)、日本アエロジル社製)9.17部
上記の成分を、攪拌用オープンドラム(内側直径約40cm、内側高さ58cm)に配合し、直径約11cmの羽で、150分間、ディスパー攪拌した。その後、MEKで希釈し、固形分40%の保護層用の塗料を得た。
得られた塗料をグラビアリバース法にて、表1に示す各種透明フィルム(膜厚約100μm)に、塗布量8g/m2にて塗布した。80℃で60秒間乾燥し、150mJ/cm2の紫外線を照射し、硬化させて、膜厚4μmの保護層を有する防眩フィルムを形成した。
比較例1、2
実施例1の各成分をロールミルにて30〜45分間攪拌した以外は、実施例1と同様に塗料を調製し、これを用いて表に示す各種フィルムに、膜厚4μmの保護層を有する防眩フィルムを形成した。
比較例3、4
実施例1の配合成分を210分時間、シリカが過分散になるように攪拌した以外は、実施例1と同様に塗料を調製し、これを用いて表に示す各種フィルムに、膜厚4μmの保護層を有する防眩フィルムを形成した。
得られた防眩フィルムについて、以下の評価を行った。その結果を表にそれぞれ示す。(平均粒径)
大塚電子製FPAR−1000を用いて測定し、キュムラント解析により平均粒径を算出した。
(最大粒径)
大塚電子製FPAR−1000を用いて測定し、キュムラント解析により最大粒径を算出した。
(ヘイズ値の測定)
JIS−K7361−1(ISO13468−1)に準拠して、日本電色工業(株)製NDH2000のヘイズメータを用いて測定し、以下の式で算出した。
ヘイズ値(%)=拡散透過率(%)/全光線透過率(%)
(白ぼけ評価)
保護層の裏面に黒テープを貼り、3波長蛍光灯で、目視により観察し、◎は表面の白さは殆どない、○は表面の白さは少しあるが、実用上問題ない、△は表面が明らかに白いとして評価した。
(最大高さ粗さRyの測定)
ISO’’97/JIS ’01に準拠して、最大高さ粗さ形状測定機(東京精密株式
会社製HANDYSURF E−35A)を用いて測定した。
(アンチニュートンリング性の評価)
3波長の蛍光灯の下、黒い台紙の上にガラス板を乗せ、コーティング面を指で押し当てた時の干渉ムラを目視により観察し、◎は干渉ムラが全く見られない、○は干渉ムラが少し見える、△は干渉ムラが見えるとして評価した。
(写像性の評価)
光学くしとして、0.5mmの間隔を有するものを、写像性測定機ICM−1T(スガ試験機製)に適用して、光学くしの間隔から透過する光(%)を測定した。
(ギラツキ評価)
ギラツキ評価は、解像度、水平1280ドット、垂直1024ラインのディスプレイを用いて、画像のギラツキ性を目視で観察し、◎ギラツキが殆どない、○はギラツキが少しある、△はギラツキがあるとして評価した。
(密着性評価)
JIS碁盤目テープ法(25碁盤目)に準じて、カッターを用いて保護層に2mm角の碁盤目25個を形成し、その領域をセロファンテープ剥離し、残った碁盤目の数で評価した。○は25/25、×は23/25以下とした。
(耐スチールウール性評価)
1cm角の#0000スチールウールに500gの荷重をかけ、可動距離2cmにて10往復後の表面の傷つき程度を目視観察し、○は表面に全くキズがない、×は4本以上キズがあるとして評価した。
Figure 2007233320
本発明は、種々の光学装置において、具体的には、ワープロ、コンピュータ、テレビ、ディスプレイパネル、携帯電話等の各種のディスプレイ、液晶表示装置等に用いる偏光板の表面、タッチパネル表面、透明プラスチック類からなるサングラスレンズ、度つきめがねレンズ、カメラのファインダーレンズ等の光学レンズ、各種計器の表示部、自動車、電車等の窓ガラス、光学フィルター、機能性フィルム等に対する防眩フィルムとして用いることができる。

Claims (6)

  1. 透明フィルム(環状オレフィン系樹脂からなるものを除く)表面に粒子含有保護層が積層されて構成される防眩フィルムであって、
    保護層が、平均粒径50〜600nmの凝集粒子を含む樹脂組成物を硬化させて得られる層であって、
    その表面において1〜3.2μmの最大高さ粗さRyを有し、かつ5%以上の写像性を有してなることを特徴とする防眩フィルム。
  2. 保護層は、12%以下のヘイズ値を示す請求項1に記載の防眩フィルム。
  3. 保護層は、1300nm以上の粒径を有する粒子を全粒子中の1.5〜7%含有して形成されてなる請求項1又は2に記載の防眩フィルム。
  4. 保護層は、粒子を全保護層に対して10〜30重量%含有して形成されてなる請求項1〜3のいずれか1つに記載の防眩フィルム。
  5. 透明フィルムの粒子含有保護層が形成されている面と反対面に、さらに裏面保護層が形成されてなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の防眩フィルム。
  6. 透明フィルム上に、粒子含有保護層を介して、さらに導電層又は偏向板が形成されてなる請求項1〜5のいずれか1つに記載の防眩フィルム。

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