JP2019140779A - 3相誘導モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率で、且つ製造コストを抑えることができる3相誘導モータを提供する。【解決手段】コイルが巻回される複数のステータティース42及びステータスロット43を有するステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられ、ステータスロット43と径方向で対向する複数のロータスロット55が形成されたロータコア52を有するロータ4と、を備え、コイルは、通電によりステータ3に6極の磁界を形成するように結線されており、ステータスロット43の個数は、36個に設定されており、ロータスロット55の個数は、45個に設定されている。【選択図】図2
Description
本発明は、3相誘導モータに関するものである。
3相誘導モータは、ステータと、ステータに対して回転自在に支持されたロータと、を備えている。ステータは、略円筒状に形成され、内周面側に複数のステータスロットが周方向に等間隔で形成されている。これらステータスロットを介し、ステータに複数のコイルが巻回されている。コイルは、3相(U相、V相、W相)構造とされている場合が多い。
一方ロータは、回転軸線回りに回転する回転軸と、回転軸のステータに対応する位置に外嵌固定されている略円柱状のロータコアと、を備えている。ロータコアの外周面には、ステータスロットと径方向で対向するように複数のロータスロットが形成されている。各ロータスロットには、導電体で、且つ非磁性体(例えば、銅やアルミ合金)により形成されるロータバー(導体バー)が挿入されている。
一方ロータは、回転軸線回りに回転する回転軸と、回転軸のステータに対応する位置に外嵌固定されている略円柱状のロータコアと、を備えている。ロータコアの外周面には、ステータスロットと径方向で対向するように複数のロータスロットが形成されている。各ロータスロットには、導電体で、且つ非磁性体(例えば、銅やアルミ合金)により形成されるロータバー(導体バー)が挿入されている。
そして、各相のコイルに選択的に電流を供給するとステータに所定の一次側の鎖交磁束が形成される。この鎖交磁束がロータバーを通過することにより、ロータバーに2次電流が生じ、ロータコアに2次側の磁束が形成される。これら1次側の鎖交磁束と2次側の磁束によって、ロータが継続的に回転する。
ここで、このような3相誘導モータの振動、騒音の原因は、回転軸やステータ及びロータを収納するモータケースの偏芯によるところが大きい。また、他の要因としては、ステータスロットの個数とロータスロットの個数との組み合わせによって生じる振れ回り電磁力がある。
この振れ回り電磁力は、ステータとロータとの電気的、磁気的な平衡が崩れることにより生じる。このため、例えば、特許文献1では、ステータスロットに120度毎に同相となるようにコイルを巻回するとともに、ロータスロットの個数を、奇数を3倍した個数に設定した技術が開示されている。これによれば、3相誘導モータの振れ回り電磁力を、できる限り小さくすることができる。
この振れ回り電磁力は、ステータとロータとの電気的、磁気的な平衡が崩れることにより生じる。このため、例えば、特許文献1では、ステータスロットに120度毎に同相となるようにコイルを巻回するとともに、ロータスロットの個数を、奇数を3倍した個数に設定した技術が開示されている。これによれば、3相誘導モータの振れ回り電磁力を、できる限り小さくすることができる。
ところで近年、振動、騒音を抑え、さらに高トルク、高効率な3相誘導モータが求められている。
また、3相誘導モータは、極数及びステータスロット数が小さいほど製造コストを安価に抑えることができる。しかしながら、極数を小さくした場合、モータ体格が大きくなってしまう。一方、ステータスロット数を小さくした場合、毎極毎相のスロット数が小さくなるので、振動、騒音が大きくなってしまう。
また、3相誘導モータは、極数及びステータスロット数が小さいほど製造コストを安価に抑えることができる。しかしながら、極数を小さくした場合、モータ体格が大きくなってしまう。一方、ステータスロット数を小さくした場合、毎極毎相のスロット数が小さくなるので、振動、騒音が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率で、且つ製造コストを抑えることができる3相誘導モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る3相誘導モータは、コイルが巻回される複数のステータティース及びステータスロットを有するステータと、前記ステータに対して回転自在に設けられ、前記ステータスロットと径方向で対向する複数のロータスロットが形成されたロータコアを有するロータと、を備え、前記コイルは、通電により前記ステータに6極の磁界を形成するように結線されており、前記ステータスロットの個数は、36個に設定されており、前記ロータスロットの個数は、45個に設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率で、且つ製造コストを抑えることが可能な3相誘導モータを提供できる。
本発明に係る3相誘導モータは、前記ロータスロットは、前記ロータの回転軸線に対して捩れるように延在するスキュー角を有して形成されており、前記スキュー角は、8度に設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、さらに振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率な3相誘導モータを提供できる。
本発明によれば、振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率で、且つ製造コストを抑えることが可能な3相誘導モータを提供できる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(3相誘導モータ)
図1は、第1実施形態における3相誘導モータ1の回転軸線Cに沿った断面図であり、この回転軸線Cを中心にして左半分と右半分とで切断面の面方向が異なっている。なお、以下の説明では、回転軸線C方向を単に軸方向、回転軸線C回りに回転する方向を周方向(回転方向)、軸方向及び周方向に直交する方向を径方向と称する。
同図に示すように、3相誘導モータ1は、モータケース2と、モータケース2内に収納されているステータ3、及びロータ4と、を主構成としている。
(3相誘導モータ)
図1は、第1実施形態における3相誘導モータ1の回転軸線Cに沿った断面図であり、この回転軸線Cを中心にして左半分と右半分とで切断面の面方向が異なっている。なお、以下の説明では、回転軸線C方向を単に軸方向、回転軸線C回りに回転する方向を周方向(回転方向)、軸方向及び周方向に直交する方向を径方向と称する。
同図に示すように、3相誘導モータ1は、モータケース2と、モータケース2内に収納されているステータ3、及びロータ4と、を主構成としている。
(モータケース)
モータケース2は、両端にそれぞれ開口部5a,5bを有する筒部5と、筒部5の一方(図1における下方)の開口部5aを閉塞するフロントブラケット6と、筒部5の他方(図1における上方)の開口部5bを閉塞するリアブラケット7と、を備えている。
モータケース2は、両端にそれぞれ開口部5a,5bを有する筒部5と、筒部5の一方(図1における下方)の開口部5aを閉塞するフロントブラケット6と、筒部5の他方(図1における上方)の開口部5bを閉塞するリアブラケット7と、を備えている。
筒部5の内周面に、ステータ3が内嵌固定されている。また、筒部5の外周面には、この外周面の全体に放熱フィン8が一体成形されている。
さらに、筒部5の一方の開口部5a側の端部には、外周部にフロント側雌ネジ部9が刻設されている。このフロント側雌ネジ部9は、筒部5とフロントブラケット6とを締結固定するためのものである。また、筒部5の他方の開口部5b側の端部には、外周部にリア側雌ネジ部22が刻設されている。このリア側雌ネジ部22は、筒部5とリアブラケット7とを締結固定するためのものである。
さらに、筒部5の一方の開口部5a側の端部には、外周部にフロント側雌ネジ部9が刻設されている。このフロント側雌ネジ部9は、筒部5とフロントブラケット6とを締結固定するためのものである。また、筒部5の他方の開口部5b側の端部には、外周部にリア側雌ネジ部22が刻設されている。このリア側雌ネジ部22は、筒部5とリアブラケット7とを締結固定するためのものである。
また、筒部5の一方の開口部5aには、段差により拡径形成されたフロント側インロー凹部10が形成されている。このフロント側インロー凹部10に、フロントブラケット6がインロー嵌合される。一方、筒部5の他方の開口部5bには、段差により拡径形成されたリア側インロー凹部23が形成されている。このリア側インロー凹部23に、リアブラケット7がインロー嵌合される。
筒部5の一方の開口部5aを閉塞するフロントブラケット6は、略円板状に形成されている。フロントブラケット6の筒部5側の一面6aには、フロント側インロー凸部11が突出形成されている。このフロント側インロー凸部11が、筒部5のフロント側インロー凹部10にインロー嵌合される。フロント側インロー凸部11の外周面には、Oリング12が装着されるOリング溝13が形成されている。このOリング12によって、筒部5とフロントブラケット6との間のシール性が確保される。
また、フロントブラケット6のフロント側インロー凸部11よりも外周側には、筒部5のフロント側雌ネジ部9に対応する位置に、ボルト挿通孔14が形成されている。このボルト挿通孔14に、フロントブラケット6の一面6aとは反対側の他面6bからボルト15が挿入され、このボルト15が筒部5のフロント側雌ネジ部9に螺入される。これにより、筒部5にフロントブラケット6が締結固定される。
フロントブラケット6の他面6bには、ボルト挿通孔14に対応する位置に、ザグリ部16が形成されている。このザグリ部16により、ボルト15の頭部がフロントブラケット6から突出してしまうことを防止できる。
フロントブラケット6の他面6bには、ボルト挿通孔14に対応する位置に、ザグリ部16が形成されている。このザグリ部16により、ボルト15の頭部がフロントブラケット6から突出してしまうことを防止できる。
また、フロントブラケット6の一面6aには、ステータ3やロータ4の一部が臨むフロント側収納凹部17が形成されている。このフロント側収納凹部17の径方向略中央には、筒部5側(ステータ3側)に向かって突出する軸受ボス部18が突出形成されている。この軸受ボス部18に、ロータ4の後述する回転軸51の一端側を回転自在に支持するための玉軸受19が設けられている。
また、フロントブラケット6の他面6bには、軸受ボス部18と同軸上に、この軸受ボス部18に連通する挿通孔20が形成されている。この挿通孔20を介して回転軸51の一端がフロントブラケット6の他面6bから突出している。さらに、フロントブラケット6の挿通孔20には、フロントブラケット6と回転軸51との間のシール性を確保するためのオイルシール21が設けられている。
筒部5の他方の開口部5bを閉塞するリアブラケット7は、略円板状に形成された略円板状のブラケット本体24と、ブラケット本体24の筒部5とは反対側の他面24bに一体成形された配線部25と、を有している。
ブラケット本体24の筒部5側の一面24aには、リア側インロー凸部26が突出形成されている。このリア側インロー凸部26が、筒部5のリア側インロー凹部23にインロー嵌合される。リア側インロー凸部26の外周面には、Oリング27が装着されるOリング溝28が形成されている。このOリング27によって、筒部5とリアブラケット7との間のシール性が確保される。
ブラケット本体24の筒部5側の一面24aには、リア側インロー凸部26が突出形成されている。このリア側インロー凸部26が、筒部5のリア側インロー凹部23にインロー嵌合される。リア側インロー凸部26の外周面には、Oリング27が装着されるOリング溝28が形成されている。このOリング27によって、筒部5とリアブラケット7との間のシール性が確保される。
また、ブラケット本体24のリア側インロー凸部26よりも外周側には、筒部5のリア側雌ネジ部22に対応する位置に、ボルト座34が径方向外側に向かって突出形成されている。このボルト座34には、ボルト挿通孔29が形成されている。このボルト挿通孔29に、ブラケット本体24の他面24b側からボルト30が挿入され、このボルト30が筒部5のリア側雌ネジ部22に螺入される。これにより、筒部5にリアブラケット7が締結固定される。
また、ブラケット本体24の一面24aには、ステータ3やロータ4の一部が臨むリア側収納凹部31が形成されている。このリア側収納凹部31の径方向略中央には、筒部5側(ステータ3側)に向かって突出する軸受ボス部32が突出形成されている。この軸受ボス部32に、ロータ4の後述する回転軸51の他端を回転自在に支持するための玉軸受33が設けられている。
ブラケット本体24の他面24bに一体成形された配線部25は、軸方向からみて四角形の筒状に形成されている。配線部25には、ブラケット本体24とは反対側の開口部25aを閉塞するカバー38が設けられている。
また、配線部25には、ステータ3の後述するコイル44を所定の結線構造で結線するバスバー35が収容されている。バスバー35には、リード線36の一端が接続されている。リード線36の他端は、配線部25の側面25bに設けられたグロメット37を介して配線部25の外部に引き出され、不図示の電源に電気的に接続されている。なお、コイル44の結線構造の詳細については後述する。
また、配線部25には、ステータ3の後述するコイル44を所定の結線構造で結線するバスバー35が収容されている。バスバー35には、リード線36の一端が接続されている。リード線36の他端は、配線部25の側面25bに設けられたグロメット37を介して配線部25の外部に引き出され、不図示の電源に電気的に接続されている。なお、コイル44の結線構造の詳細については後述する。
(ステータ)
図2は、ステータ3とロータ4を軸方向からみた平面図である。
図1、図2に示すように、ステータ3は、略円筒状のステータコア41を有している。ステータコア41は、例えば複数の電磁鋼板を軸方向に沿って積層してなる。しかしながら、軟磁性粉を加圧成形することにより、ステータコア41を形成してもよい。このように構成されたステータコア41の外周面が、筒部5の内周面に嵌合されている。また、ステータコア41の軸方向両端には、各々外周縁がフロントブラケット6のフロント側インロー凸部11とリアブラケット7のリア側インロー凸部26とに当接されている。すなわち、ステータコア41は、筒部5の内周面に嵌合されて径方向の位置決めが行われている。また、ステータコア41は、フロント側インロー凸部11とリア側インロー凸部26とに挟持されて軸方向の位置決めが行われている。
図2は、ステータ3とロータ4を軸方向からみた平面図である。
図1、図2に示すように、ステータ3は、略円筒状のステータコア41を有している。ステータコア41は、例えば複数の電磁鋼板を軸方向に沿って積層してなる。しかしながら、軟磁性粉を加圧成形することにより、ステータコア41を形成してもよい。このように構成されたステータコア41の外周面が、筒部5の内周面に嵌合されている。また、ステータコア41の軸方向両端には、各々外周縁がフロントブラケット6のフロント側インロー凸部11とリアブラケット7のリア側インロー凸部26とに当接されている。すなわち、ステータコア41は、筒部5の内周面に嵌合されて径方向の位置決めが行われている。また、ステータコア41は、フロント側インロー凸部11とリア側インロー凸部26とに挟持されて軸方向の位置決めが行われている。
ステータコア41の内周面側には、回転軸線Cに向かって突出する36個のステータティース42が形成されている。各ステータティース42は、軸方向に沿って形成されている。また、各ステータティース42は、周方向に沿って等間隔に配置されている。さらに、周方向に隣接するステータティース42間に、それぞれステータスロット43が形成される。すなわち、ステータスロット43の個数も36個に設定されている。そして、これらステータスロット43を介し、各ステータティース42にコイル44が巻回されている。また、これらコイル44の端末部がバスバー35に接続されて、所定の結線構造でコイル44が結線される。以下、コイル44の結線構造について詳述する。
(コイルの結線構造)
図3は、ステータティース42を展開してコイル44の結線構造を説明するための図である。なお、図3において、各ステータティース42に周方向に沿って順番に番号を付して説明する。
同図に示すように、コイル44は、重ね巻方式によりステータティース42に巻回され、いわゆるスター結線構造により結線されている。すなわち、例えば、36番ステータティース42と1番ステータティース42との間のステータスロット43と、5番ステータティース42と6番ステータティース42との間のステータスロット43と、の間に、コイル44が巻回されている。このコイル44が巻回される2つのステータスロット43の間には、4個のステータスロット43が存在している。そして、このように巻回されたコイル44は、一方の端末部がU相のバスバー35Uに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続され、U相コイル44Uを構成している。
図3は、ステータティース42を展開してコイル44の結線構造を説明するための図である。なお、図3において、各ステータティース42に周方向に沿って順番に番号を付して説明する。
同図に示すように、コイル44は、重ね巻方式によりステータティース42に巻回され、いわゆるスター結線構造により結線されている。すなわち、例えば、36番ステータティース42と1番ステータティース42との間のステータスロット43と、5番ステータティース42と6番ステータティース42との間のステータスロット43と、の間に、コイル44が巻回されている。このコイル44が巻回される2つのステータスロット43の間には、4個のステータスロット43が存在している。そして、このように巻回されたコイル44は、一方の端末部がU相のバスバー35Uに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続され、U相コイル44Uを構成している。
このようなU相コイル44Uは、1つのステータティース42を挟んで周方向に並んで配置されている。そして、6つのU相コイル44Uが形成されている。各U相コイル44Uは、一方の端末部がU相のバスバー35Uに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続されている。
また、例えば、2番ステータティース42と3番ステータティース42との間のステータスロット43と、7番ステータティース42と8番ステータティース42との間のステータスロット43と、の間に、コイル44が巻回されている。このコイル44が巻回される2つのステータスロット43の間には、4個のステータスロット43が存在している。そして、このように巻回されたコイル44は、一方の端末部がW相のバスバー35Wに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続され、W相コイル44Wを構成している。
このようなW相コイル44Wは、1つのステータティース42を挟んで周方向に並んで配置されている。そして、6つのW相コイル44Wが形成されている。各W相コイル44Wは、一方の端末部がW相のバスバー35Wに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続されている。
また、例えば、4番ステータティース42と5番ステータティース42との間のステータスロット43と、9番ステータティース42と10番ステータティース42との間のステータスロット43と、の間に、コイル44が巻回されている。このコイル44が巻回される2つのステータスロット43の間には、4個のステータスロット43が存在している。そして、このように巻回されたコイル44は、一方の端末部がV相のバスバー35Vに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続され、V相コイル44Vを構成している。
このようなV相コイル44Vは、1つのステータティース42を挟んで周方向に並んで配置されている。そして、6つのV相コイル44Vが形成されている。各V相コイル44Vは、一方の端末部がV相のバスバー35Vに接続され、他方の端末部が中性点バスバー35Mに接続されている。
また、各相のバスバー35U,35W,35Vに、それぞれリード線36(図1参照)の一端が接続されている。そして、各相のバスバー35U,35W,35Vに選択的に電流を供給することにより、ステータコア41に、6極の磁界が形成される。
(ロータ)
図1、図2に示すように、ロータ4は、ステータ3の径方向内側に、回転軸線Cと同軸上に配置されている。ロータ4は、回転軸51と、回転軸51のステータコア41に対応する位置に外嵌固定されたロータコア52と、を有している。回転軸51は、回転軸線Cと同軸上に配置され、フロントブラケット6、及びリアブラケット7に、それぞれ玉軸受19,33を介して回転軸線C回りに回転自在に支持されている。
また、回転軸51の他端には、ボルト53によって略円板状の軸受押さえ54が締結固定されている。軸受押さえ54は、外周部がリアブラケット7の玉軸受33の内輪に当接している。これにより、回転軸51から玉軸受33の抜けが防止される。この結果、回転軸51が軸方向にずれてしまうのを防止できる。
図1、図2に示すように、ロータ4は、ステータ3の径方向内側に、回転軸線Cと同軸上に配置されている。ロータ4は、回転軸51と、回転軸51のステータコア41に対応する位置に外嵌固定されたロータコア52と、を有している。回転軸51は、回転軸線Cと同軸上に配置され、フロントブラケット6、及びリアブラケット7に、それぞれ玉軸受19,33を介して回転軸線C回りに回転自在に支持されている。
また、回転軸51の他端には、ボルト53によって略円板状の軸受押さえ54が締結固定されている。軸受押さえ54は、外周部がリアブラケット7の玉軸受33の内輪に当接している。これにより、回転軸51から玉軸受33の抜けが防止される。この結果、回転軸51が軸方向にずれてしまうのを防止できる。
ロータコア52も、ステータコア41と同様、例えば複数の電磁鋼板を軸方向に沿って積層してなる。しかしながら、軟磁性粉を加圧成形することにより、ロータコア52を形成してもよい。ロータコア52の径方向中心には、軸方向に貫通する貫通孔52aが形成されている。この貫通孔52aに、回転軸51が圧入されている。これにより、回転軸51と一体となってロータコア52が回転する。なお、ロータコア52に回転軸51を挿入する場合、接着剤等でロータコア52と回転軸51とを一体化させる。
また、ロータコア52の外径は、このロータコア52の外周面とステータコア41の内周面との間に微小隙間が形成されるように設定される。この微小隙間はできる限り小さいことが望ましい。
さらに、ロータコア52の外周面には、45個のロータスロット55が周方向に等間隔で形成されている。ロータスロット55は、軸方向からみて径方向に長く形成され、且つ軸方向に沿って形成されている。そして、ロータスロット55は、径方向でステータスロット43と対向している。
さらに、ロータコア52の外周面には、45個のロータスロット55が周方向に等間隔で形成されている。ロータスロット55は、軸方向からみて径方向に長く形成され、且つ軸方向に沿って形成されている。そして、ロータスロット55は、径方向でステータスロット43と対向している。
図1に詳示するように、このように構成されたロータスロット55には、ロータバー56が挿入されている。ロータバー56は、銅やアルミ合金等の導電体で、且つ非磁性体により形成される。
ロータバー56の軸方向の長さは、ロータコア52の軸方向の長さよりも長く設定されている。このため、ロータコア52のロータスロット55にロータバー56を挿入した状態では、ロータコア52の軸方向両端からロータバー56の軸方向両端が突出している。これら突出したロータバー56の軸方向両端は、それぞれ略円環状の短絡環57によって連結されている。
ロータバー56の軸方向の長さは、ロータコア52の軸方向の長さよりも長く設定されている。このため、ロータコア52のロータスロット55にロータバー56を挿入した状態では、ロータコア52の軸方向両端からロータバー56の軸方向両端が突出している。これら突出したロータバー56の軸方向両端は、それぞれ略円環状の短絡環57によって連結されている。
短絡環57は、例えば、アルミダイキャストによって略円環状に形成されており、ロータコア52の軸方向両端に配置されている。このため、短絡環57に連結されたロータバー56は、ロータコア52に固定される。なお、短絡環57の材料は、ロータバー56の材料と同一であることが望ましい。このように構成することで、ロータバー56と短絡環57との間の抵抗を極力減少させることができる。
このような構成のもと、各相のバスバー35U,35W,35Vを介して各相コイル44U,44W,44Vに選択的に電流を供給すると、ステータコア41に、6極の磁界が形成されるように鎖交磁束が生じる。この鎖交磁束は、ロータコア52に流れる。すると、ロータコア52に設けられているロータバー56に2次電流が発生する。そして、この2次電流によって、ロータコア52に2次側の磁束が形成される。これらステータコア41側の1次側の鎖交磁束とロータコア52の2次側の磁束とによって、ロータコア52に回転トルクが発生する。これにより、ロータ4が継続的に回転する。
ここで、3相誘導モータ1は、ステータ3に形成されているステータスロット43の個数が36個に設定されている。また、ロータ4に形成されているロータスロット55の個数が45個に設定されている。この結果、3相誘導モータ1を駆動した際の振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率を実現している。以下、このことについて詳述する。
(解析結果)
図4は、縦軸をモータトルク(図4では、単にトルクとしている)[N・m]とし、横軸をロータスロット55の個数(図4では、ロータスロット数としている。以下の図でも同様)としたときのモータトルクの変化を示すグラフである。
なお、図4では、3相誘導モータ1にかかる負荷が高負荷の場合と低負荷の場合とで比較している(以下の図も同様)。また、以下の図において、高負荷及び低負荷を、すべり度合で示している。すなわち、無負荷時のロータ4の回転数に対して、実際のロータ4の回転数の減少率をすべり度合で示している。以下の図中、すべり0.03は、低負荷を示し、すべり0.10は、高負荷を示している。
また、図4では、振動、騒音の大きさをバブル径で示している。すなわち、バブル径が大きいほど、振動、騒音が大きくなる。
図4は、縦軸をモータトルク(図4では、単にトルクとしている)[N・m]とし、横軸をロータスロット55の個数(図4では、ロータスロット数としている。以下の図でも同様)としたときのモータトルクの変化を示すグラフである。
なお、図4では、3相誘導モータ1にかかる負荷が高負荷の場合と低負荷の場合とで比較している(以下の図も同様)。また、以下の図において、高負荷及び低負荷を、すべり度合で示している。すなわち、無負荷時のロータ4の回転数に対して、実際のロータ4の回転数の減少率をすべり度合で示している。以下の図中、すべり0.03は、低負荷を示し、すべり0.10は、高負荷を示している。
また、図4では、振動、騒音の大きさをバブル径で示している。すなわち、バブル径が大きいほど、振動、騒音が大きくなる。
同図に示すように、ロータスロット55の個数が45個のとき、振動、騒音を抑えつつ、高トルクを得られることが確認できる(図4中、2点鎖線で囲む箇所を参照)。
図5は、縦軸をモータ効率(図5では、単に効率としている)[%]とし、横軸をロータスロット55の個数としたときのモータ効率の変化を示すグラフである。
同図に示すように、ロータスロット55の個数が45個のとき、高いモータ効率を得られることが確認できる(図5中、2点鎖線で囲む箇所を参照)。
同図に示すように、ロータスロット55の個数が45個のとき、高いモータ効率を得られることが確認できる(図5中、2点鎖線で囲む箇所を参照)。
図6は、縦軸を振回り電磁力[N]とし、横軸をロータスロット55の個数としたときの振回り電磁力の変化を示すグラフである。
なお、振回り電磁力とはラジアル方向に発生する電磁力であり、振回り電磁力が小さいほど3相誘導モータ1を駆動した際の騒音が小さくなる。
また、図6において、振回り電磁力Fxyは、
Fxy=√(x2+y2)・・・(1)
を満たすものとした。
なお、振回り電磁力とはラジアル方向に発生する電磁力であり、振回り電磁力が小さいほど3相誘導モータ1を駆動した際の騒音が小さくなる。
また、図6において、振回り電磁力Fxyは、
Fxy=√(x2+y2)・・・(1)
を満たすものとした。
同図に示すように、ロータスロット55の個数が45個のとき、振回り電磁力が小さいことが確認できる(図6中、2点鎖線で囲む箇所を参照)。
このように、上述の第1実施形態では、3相誘導モータ1は、ステータ3に形成されているステータスロット43の個数が36個に設定されている。また、ロータ4に形成されているロータスロット55の個数が45個に設定されている。このため、3相誘導モータ1を駆動した際の振動、騒音を抑えつつ、高トルク化、高効率化できる。
また、3相誘導モータ1は、通電によりステータ3(ステータコア41)に6極の磁界が形成されるようにコイル44を結線している。これに加え、ステータスロット43の個数を36個に設定し、3相誘導モータとしては少ない個数に設定している。このように、極数及びステータスロット43の個数を抑えることにより、3相誘導モータ1の製造コストを安価に抑えることができる。
また、3相誘導モータ1は、通電によりステータ3(ステータコア41)に6極の磁界が形成されるようにコイル44を結線している。これに加え、ステータスロット43の個数を36個に設定し、3相誘導モータとしては少ない個数に設定している。このように、極数及びステータスロット43の個数を抑えることにより、3相誘導モータ1の製造コストを安価に抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、図1を援用し、図7〜図12に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する。
本第2実施形態において、3相誘導モータ201は、モータケース2と、モータケース2内に収納されているステータ3、及びロータ204と、を主構成としている点、ステータ3に形成されているステータスロット43の個数が36個に設定されている点、ロータ204のロータコア252に形成されているロータスロット255の個数が45個に設定されている点、ステータ3の各相コイル44U,44W,44Vに選択的に電流を供給することにより、ステータコア41に6極の磁界が形成される点等の基本的構成は、前述の第1実施形態と同様である。
次に、図1を援用し、図7〜図12に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する。
本第2実施形態において、3相誘導モータ201は、モータケース2と、モータケース2内に収納されているステータ3、及びロータ204と、を主構成としている点、ステータ3に形成されているステータスロット43の個数が36個に設定されている点、ロータ204のロータコア252に形成されているロータスロット255の個数が45個に設定されている点、ステータ3の各相コイル44U,44W,44Vに選択的に電流を供給することにより、ステータコア41に6極の磁界が形成される点等の基本的構成は、前述の第1実施形態と同様である。
(ロータ)
図7は、ロータ204の側面図である。
ここで、同図に示すように、第1実施形態と第2実施形態との相違点は、第1実施形態のロータスロット55は、軸方向に沿って形成されているのに対し、第2実施形態のロータスロット255は、回転軸線Cに対して捩れるように延在するスキュー角θを有して形成されている点にある。スキュー角θは、8度に設定されている。
図7は、ロータ204の側面図である。
ここで、同図に示すように、第1実施形態と第2実施形態との相違点は、第1実施形態のロータスロット55は、軸方向に沿って形成されているのに対し、第2実施形態のロータスロット255は、回転軸線Cに対して捩れるように延在するスキュー角θを有して形成されている点にある。スキュー角θは、8度に設定されている。
(解析結果)
次に、第2実施形態におけるロータ204を用いた場合の、3相誘導モータ201の解析結果について説明する。
まず、3相誘導モータ201の騒音の成分分析を実施する。
図8は、ロータスロット255のスキュー角θを0度に設定し、ロータ204の回転数を2750[rpm]として3相誘導モータ201を駆動した場合において、縦軸を騒音[db]とし、横軸を周波数[Hz]としたときの騒音の変化を示すグラフである。
同図に示すように、騒音の成分分析を実施したところ、騒音の主成分が51次であることが確認できる(図8中、2点鎖線で囲む箇所を参照)。これは、一般的にステータスロット43の個数とロータスロット255の個数とに起因するスロット高調波の影響でステータ3を振動させるスロット高調波の基本周波数fsを示す次式と一致する。
次に、第2実施形態におけるロータ204を用いた場合の、3相誘導モータ201の解析結果について説明する。
まず、3相誘導モータ201の騒音の成分分析を実施する。
図8は、ロータスロット255のスキュー角θを0度に設定し、ロータ204の回転数を2750[rpm]として3相誘導モータ201を駆動した場合において、縦軸を騒音[db]とし、横軸を周波数[Hz]としたときの騒音の変化を示すグラフである。
同図に示すように、騒音の成分分析を実施したところ、騒音の主成分が51次であることが確認できる(図8中、2点鎖線で囲む箇所を参照)。これは、一般的にステータスロット43の個数とロータスロット255の個数とに起因するスロット高調波の影響でステータ3を振動させるスロット高調波の基本周波数fsを示す次式と一致する。
すなわち、kを整数とし、Nsをステータスロット43の個数とし、Nrをロータスロット255の個数とし、Pを3相誘導モータの極対数とし、sを3相誘導モータのスリップとしたとき、スロット高調波の基本周波数fsは、
fs={k(NsorNr)+2P/(1−s)}n・・・(2)
を満たす。
本第2実施形態では、ロータスロット255の個数が45個であり、極対数は3極(極数:6極)であるので、スロット高調波の基本周波数fsは、51次となる。
fs={k(NsorNr)+2P/(1−s)}n・・・(2)
を満たす。
本第2実施形態では、ロータスロット255の個数が45個であり、極対数は3極(極数:6極)であるので、スロット高調波の基本周波数fsは、51次となる。
次に、ロータスロット255にスキュー角θを付けた場合について解析する。
図9は、ロータスロット255のスキュー角θを4度に設定し、ロータ204の回転数を2750[rpm]として3相誘導モータ201を駆動した場合において、縦軸を騒音[db]とし、横軸を周波数[Hz]としたときの騒音の変化を示すグラフである。
図10は、ロータスロット255のスキュー角θを8度に設定し、ロータ204の回転数を2750[rpm]として3相誘導モータ201を駆動した場合において、縦軸を騒音[db]とし、横軸を周波数[Hz]としたときの騒音の変化を示すグラフである。
図9は、ロータスロット255のスキュー角θを4度に設定し、ロータ204の回転数を2750[rpm]として3相誘導モータ201を駆動した場合において、縦軸を騒音[db]とし、横軸を周波数[Hz]としたときの騒音の変化を示すグラフである。
図10は、ロータスロット255のスキュー角θを8度に設定し、ロータ204の回転数を2750[rpm]として3相誘導モータ201を駆動した場合において、縦軸を騒音[db]とし、横軸を周波数[Hz]としたときの騒音の変化を示すグラフである。
図9に示すように、スキュー角θを4度に設定した場合、騒音の主成分となる51次が低減できないことが確認できる。
これに対し、図10に示すように、スキュー角θを8度に設定した場合、騒音の主成分となる51次が低減できることが確認できる。
これに対し、図10に示すように、スキュー角θを8度に設定した場合、騒音の主成分となる51次が低減できることが確認できる。
図11は、縦軸を、3相誘導モータ201を駆動した際の音圧[dBA]とし、横軸をロータ204の回転数[rpm]としたときの音圧の変化を示すグラフであって、スキュー角θが0度、4度、8度、及び10度の場合を比較している。
同図に示すように、スキュー角θが8度と10度の場合に、音圧が低減することが確認できる。
同図に示すように、スキュー角θが8度と10度の場合に、音圧が低減することが確認できる。
図12は、縦軸をモータトルク(図11では、単にトルクとしている)[N・m]とし、横軸をロータ204の回転数[rpm]としたときのモータトルクの変化を示すグラフであって、スキュー角θが0度、4度、8度、及び10度の場合を比較している。
同図に示すように、スキュー角θを8度に設定した場合、モータトルクの減少は確認できないが、スキュー角θを10度に設定してしまうと、モータトルクが僅かに減少してしまうことが確認できる。すなわち、図11に示すように、スキュー角θが10度の場合も、音圧を低減できるものの、モータトルクまで減少してしまう。
同図に示すように、スキュー角θを8度に設定した場合、モータトルクの減少は確認できないが、スキュー角θを10度に設定してしまうと、モータトルクが僅かに減少してしまうことが確認できる。すなわち、図11に示すように、スキュー角θが10度の場合も、音圧を低減できるものの、モータトルクまで減少してしまう。
このため、上述の第2実施形態では、ロータコア252に形成されるロータスロット255を、スキュー角θが8度になるように形成している。よって、上述の第1実施形態と同様の効果に加え、さらに振動、騒音を抑えつつ、高トルク、高効率な3相誘導モータ201を提供できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、モータケース2は、両端にそれぞれ開口部5a,5bを有する筒部5と、筒部5の一方の開口部5aを閉塞するフロントブラケット6と、筒部5の他方の開口部5bを閉塞するリアブラケット7と、により構成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、モータケース2の構成は任意とすることができる。
例えば、上述の実施形態では、モータケース2は、両端にそれぞれ開口部5a,5bを有する筒部5と、筒部5の一方の開口部5aを閉塞するフロントブラケット6と、筒部5の他方の開口部5bを閉塞するリアブラケット7と、により構成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、モータケース2の構成は任意とすることができる。
また、上述の実施形態では、ステータ3の極数を6極とするべく、図3に示すように、ステータコア41にコイル44を巻回し、各コイル44を結線する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ステータ3の極数が6極であれば、さまざまなコイル44の巻回構造、結線構造を採用することができる。例えば、コイル44の結線構造を、スター結線からデルタ結線に変更することも可能である。
1,201…3相誘導モータ
3…ステータ
4,204…ロータ
42…ステータティース
43…ステータスロット
44…コイル
52,252…ロータコア
55,255…ロータスロット
θ…スキュー角
3…ステータ
4,204…ロータ
42…ステータティース
43…ステータスロット
44…コイル
52,252…ロータコア
55,255…ロータスロット
θ…スキュー角
Claims (2)
- コイルが巻回される複数のステータティース及びステータスロットを有するステータと、
前記ステータに対して回転自在に設けられ、前記ステータスロットと径方向で対向する複数のロータスロットが形成されたロータコアを有するロータと、
を備え、
前記コイルは、通電により前記ステータに6極の磁界を形成するように結線されており、
前記ステータスロットの個数は、36個に設定されており、
前記ロータスロットの個数は、45個に設定されている
ことを特徴とする3相誘導モータ。 - 前記ロータスロットは、前記ロータの回転軸線に対して捩れるように延在するスキュー角を有して形成されており、
前記スキュー角は、8度に設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の3相誘導モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018021385A JP2019140779A (ja) | 2018-02-08 | 2018-02-08 | 3相誘導モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018021385A JP2019140779A (ja) | 2018-02-08 | 2018-02-08 | 3相誘導モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019140779A true JP2019140779A (ja) | 2019-08-22 |
Family
ID=67694604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018021385A Pending JP2019140779A (ja) | 2018-02-08 | 2018-02-08 | 3相誘導モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019140779A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10285889A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | かご形誘導電動機の回転子およびその製造方法 |
JP2002044893A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Hitachi Ltd | 回転電機またはリニアモータおよびその固定子 |
CN103647386A (zh) * | 2013-11-30 | 2014-03-19 | 重庆市乐尔佳机械有限公司 | 一种超高能效1500瓦6极三相异步电动机 |
JP2017112687A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 株式会社豊田自動織機 | 誘導モータ |
DE102016203568A1 (de) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | Robert Bosch Gmbh | Asynchronmaschine |
-
2018
- 2018-02-08 JP JP2018021385A patent/JP2019140779A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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A02 | Decision of refusal |
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