JP3162504U - 磁石式交流発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子から外部に引き出されるワイヤーハーネスの引出し部の位置がずれて、ワイヤーハーネスが回転子と干渉する状態が生じるのを防ぐこと。【解決手段】星形環状の固定子鉄心14の複数の突極部14bにそれぞれボビン16を介して巻回された複数の単位コイル15aを所定の相数の発電コイル15を構成するように結線してなる固定子11と磁石回転子12とを備えて、発電コイルから引き出されたワイヤーハーネス13が星形環状鉄心の一つの突極部に巻回された単位コイルの外周に縛りつけられた状態で外部に引き出された磁石式交流発電機において、ワイヤーハーネス13が縛りつけられた単位コイル15aが巻回されたボビン16の鍔部16bの外周面に、環状星形鉄心を構成する鋼板の板面と平行な平坦面16b2aが形成され、この平坦面にワイヤーハーネス13が添わせた状態で外部に引き出されている。【選択図】 図2

Description

本考案は、固定子鉄心として星形環状鉄心を用いた磁石式交流発電機に関するものである。
エンジンや風車などの原動機により駆動される交流発電機として、磁石式交流発電機が用いられている。磁石式交流発電機は、特許文献1に示されているように、環状の継鉄部から多数の突極部を放射状に突出させた構造を有する星形環状鉄心からなる固定子鉄心と、この固定子鉄心の複数の突極部にそれぞれボビンを介して巻回された複数の単位コイルとを有して、該複数の単位コイルが所定の相数の発電コイルを構成するように結線された固定子と、回転子ヨークに永久磁石を固定してなる磁石回転子とにより構成される。
この種の発電機においては、特許文献1にも示されているように、発電コイルの端末部に接続された複数のリード線が絶縁チューブ内に一括して収容されることによりワイヤハーネスが構成され、このワイヤハーネスが、固定子鉄心の一つの突極部に巻回されたコイルの外周に縛りつけられることにより固定子に対して固定されて外部に引き出される。
図6は、従来の磁石式交流発電機の固定子鉄心の多数の突極部のうちの2つの突極部をそれぞれの先端側から見た端面図である。同図において1は、鋼板の積層体からなる固定子鉄心の突極部、2は突極部1に一体に成形された樹脂製のボビンである。各突極部1は、継鉄部の外周から放射状に突出したコイル巻回部1aと、該コイル巻回部の先端に形成された磁極部1bとを有し、磁極部1bの先端には磁石回転子の磁極に対向させられる円筒面状の磁極面1b1が形成されている。
各突極部1に設けられたボビン2は、各突極部1のコイル巻回部1aの側面を覆うように形成されたコイル巻回用胴部2aと、コイルの巻き崩れを防止するためにコイル巻回用胴部2aの先端(各突極部の先端側に位置するコイル巻回用胴部の端部)から外方に(各突極部の突出方向と直角な方向に)張り出した鍔部2bとを一体に有している。
各ボビン2の先端に設けられた鍔部2bは、各ボビンが設けられた突極部に隣接する両側の突極部側に張り出した一対の極間張り出し部2b1,2b1と、固定子鉄心の軸線方向の両側(各ボビンが設けられた突極部の鋼板積層方向の両側)に張り出した一対の軸方向張出し部2b2,2b2とを一体に有している。各ボビンの鍔部の極間張出し部2b1,2b1は、それぞれの外縁部が固定子鉄心の軸線方向に沿って直線状に伸びる輪郭形状を有するように形成され、一対の軸方向張出し部2b2,2b2は、それぞれの外縁部が外側に凸な円形または楕円形の弧状の輪郭形状を有するように形成されている。
図6において、3は固定子から引き出されるワイヤハーネスを示している。図示の例では、1回路の3相交流出力を外部に取り出すための3本のリード線と、2回路の単相交流出力を外部に取り出すための4本のリード線とからなる合計7本のリード線4が絶縁チューブ5で一括して被覆されることによりワイヤーハーネス3が構成されている。ワイヤハーネス3の一端寄りの部分では、絶縁チューブ5が扁平な形状を呈するように成形されていて、この絶縁チューブの扁平な部分の内側に7本のリード線が整列させられた状態で収容されている。ワイヤハーネス3は、扁平に形成されたその一端寄りの部分が、固定子鉄心の一つの突極部1にボビン2を介して巻回された単位コイルの外周に糸やバンドで縛りつけられることにより固定子に対して固定される。一つの突極部1に巻かれた単位コイルの外周に縛りつけられたワイヤハーネス3は、該単位コイルが巻かれたボビン2の先端の鍔部2bの一方の軸方向張出し部2b2の外周面に添わせた状態で外部に引き出される。
特開昭63−249449号公報
従来の磁石式交流発電機では、ワイヤーハーネス3を、一つの単位コイルが巻回された突極部に取り付けられたボビンの鍔部2bの一方の軸方向張出し部2b2の弧状の外周面に添わせた状態で外部に引き出していたため、ワイヤハーネスを単位コイルの外周に縛りつけて固定する作業を行う際に、ワイヤハーネス3が軸方向張出し部2b2の外周面上で滑って、図7に示すようにワイヤハーネス3の引出し部の位置がずれることがあった。このようにワイヤハーネス3の引出し部の位置がずれると、固定子を回転子と組み合わせて磁石式交流発電機を組み立てた際に、ワイヤハーネスが回転子と干渉することがあり、ワイヤハーネス3の引出し部の位置がずれたままで回転子を回転させると、ワイヤハーネスが回転子により擦られて損傷したり断線したりする虞がある。
このような問題が生じるのを防ぐため、ワイヤハーネス3を固定する単位コイルの外周に台座となる部品を配置して、ワイヤハーネスをこの台座の上に載せた状態で単位コイルに縛りつけることが考えられるが、台座を設けると部品点数が増大するため、コストの上昇を招き、好ましくない。またコイルの巻き上がりの状態によっては、単位コイルの外周に台座をうまく配置することができないことがある。
また固定子鉄心の多数の突極部のうちの一つを、単位コイルを巻回しない空き突極部として、この空き突極部の先端にワイヤハーネスを固定するのに適した台座部を形成することも行われているが、このように空き突極部を設けると、固定子に設ける単位コイルの数が減少するため、発電機の出力が制限されるという問題が生じる。特に発電コイルを三相コイルとする場合には、一部の突極部を空き突極部とすると、三相の巻線バランスが崩れるため好ましくない。
本考案の目的は、固定子鉄心の一つの突極部のボビンに巻回されたコイルの外周にワイヤハーネスを縛りつけて固定する際に、ボビンの先端の鍔部の外周面にワイヤハーネスを安定に保持させることができるようにした磁石式交流発電機を提供することにある。
本考案は、多数枚の鋼板の積層体からなっていて環状の継鉄部の外周から多数の突極部を放射状に突出させた構造を有する固定子鉄心と該鉄心の複数の突極部にそれぞれボビンを介して巻回された複数の単位コイルとを有して、該複数の単位コイルが所定の相数の発電コイルを構成するように結線された固定子と、回転子ヨークの内周に永久磁石を取り付けてなる磁石回転子と、固定子の発電コイルの端末部に接続された複数のリード線を絶縁チューブで被覆してなるワイヤーハーネスとを備えた磁石式交流発電機を対象とする。
本考案が対象とする磁石式交流発電機においては、各単位コイルを巻回するボビンが、固定子鉄心の各突極部の先端側に位置する端部に鍔部を有し、ワイヤーハーネスは、固定子の一つの単位コイルの外周に縛りつけられることにより固定子に対して固定されて、一つの単位コイルが巻回されたボビンの先端の鍔部の外周面に添わせた状態で外部に引き出される。
本考案においては、ワイヤーハーネスが縛りつけられる一つの単位コイルが巻回されるボビンの鍔部の外周面のワイヤーハーネスが添わせて配置される部分に、固定子鉄心を構成する鋼板の板面と平行な平坦面が形成されている。
上記のように、ボビンの鍔部の外周面のワイヤーハーネスが添わせて配置される部分に平坦面を形成しておくと、ワイヤハーネスを単位コイルに縛りつける際に、ワイヤハーネスをボビンの鍔部の外周面に安定に保持することができ、ワイヤハーネスがボビンの鍔部の外周面に沿って滑るのを防ぐことができるため、ワイヤハーネスの引出し位置がずれるのを防ぐことができる。従って、固定子と回転子とを組み合わせた際にワイヤハーネスが回転子と接触するおそれがある不良品が製造されるのを防ぐことができる。
固定子鉄心の各突極部に設けられた各ボビンの鍔部は、隣接する両側の突極部側に張り出した一対の極間張出し部と、固定子鉄心の軸線方向の両側に張り出した軸方向張出し部とを一体に有する形状に形成するのが好ましい。この場合、各単位コイルの巻き崩れを防ぐため、固定子鉄心の複数の突極部にそれぞれ設けられるボビンの鍔部の一対の軸方向張出し部のうち、ワイヤハーネスが添わせて配置される軸方向張出し部以外の他のすべての軸方向張出し部の外周面には、外側に凸な弧状の輪郭形状を持たせておくのが好ましい。
以上のように、本考案によれば、ボビンの鍔部の外周面のワイヤーハーネスが添わせて配置される部分に平坦面を形成したので、ワイヤハーネスを単位コイルに縛りつける際に、ワイヤハーネスをボビンの鍔部の外周面に安定に保持することができ、ワイヤハーネスを一つの単位コイルの外周に縛りつける作業を行う際に、ワイヤハーネスがボビンの鍔部の外周面に沿って滑って、ワイヤハーネスの引出し位置がずれるのを防ぐことができる。従って、固定子と回転子とを組み合わせた際にワイヤハーネスが回転子と接触するおそれがある不良品が製造されるのを防ぐことができ、製品の歩留まりを向上させることができる。また固定子と回転子とを組み合わせた際にワイヤハーネスが回転子と接触するおそれをなくすことができるため、信頼性を高めることができる。
本考案の一実施形態の構成を示した正面図である。 図1のII−II線断面図である。 本実施形態で用いる固定子鉄心の正面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 本実施形態において、ワイヤハーネスが縛りつけられる単位コイルが巻かれる突極部とその両側の突極部とを先端側から見て示した拡大端面図である。 従来の磁石式交流発電機において、ワイヤハーネスが縛りつけられる単位コイルが巻かれる突極部と隣接する突極部とを先端側から見て示した拡大端面図である。 従来の磁石式交流発電機においてワイヤハーネスの引出し部の位置がずれた状態を示した突極部の拡大端面図である。
以下、図1ないし図5を参照して、本考案の一実施形態の構成を詳細に説明する。図1及び図2に示されているように、本実施形態に係わる磁石式交流発電機10は、固定子11と、磁石回転子12と、固定子から引き出されたワイヤハーネス13とにより構成されている。
固定子11は、固定子鉄心14と、固定子鉄心14に巻回された発電コイル15とからなっている。固定子鉄心14は、多数枚の鋼板の積層体からなっていて、図3及び図4に示されているように、環状の継鉄部14aの外周から多数の(図示の例では18個の)突極部14b,14b,…を放射状に突出させた構造を有している。各突極部14bは、継鉄部14aの外周から放射状に突出したコイル巻回部14b1と、該コイル巻回部の先端に形成された磁極部14b2とを一体に有し、磁極部14b2の先端には磁石回転子の磁極に対向させられる円筒面状の磁極面が形成されている。
固定子鉄心14には、各突極部14bを覆うように形成された絶縁樹脂製のボビン16と、発電コイルの端末部とワイヤハーネス13を構成するリード線の一端とが接続される複数の端子金具17を保持した絶縁樹脂製の端子保持部18とが一体化された状態で取り付けられている。
各ボビン16は、各突極部14bのコイル巻回部14b1の側面を覆うように形成されたコイル巻回用胴部16aと、コイルの巻崩れを防ぐためにコイル巻回用胴部16aの先端部及び後端部にそれぞれ形成された鍔部16b及び16cとを一体に有している。図5に示されているように、各ボビンの先端側の鍔部(各突極部の先端側に位置する鍔部)16bは、隣接する両側の突極部側に張り出した一対の極間張出し部16b1,16b1と、固定子鉄心の軸線方向の両側に張り出した軸方向張出し部16b2,16b2とを一体に有しており、各ボビン16の先端側の鍔部16bの極間張出し部2b1,2b1は、それぞれの外縁部が固定子鉄心の軸線方向に沿って直線状に伸びる輪郭形状を有するように形成されている。
端子保持部18は、固定子鉄心14の継鉄部14aの軸線方向の一端側の端面及び他端側の端面のそれぞれの一部を覆うように形成されてボビン16と一体化されている。端子保持部18により保持される複数(本実施形態では7個)の端子金具17は、発電コイルの複数の端末部とワイヤハーネス13を構成する複数のリード線との間を接続するために設けられている。各端子金具17は、固定子鉄心14の継鉄部14aを鋼板積層方向に貫通して設けられた孔内を通して、継鉄部14aの軸線方向(鋼板の積層方向)の一端側と他端側との間を延びるように設けられて、各端子金具17の一端及び他端がそれぞれ継鉄部14aの軸線方向の一端側の端面及び他端側の端面を覆うように設けられた端子保持部18を貫通して外部に導出されている。各端子金具17を貫通させるために継鉄部14aに設けられた各貫通孔内には絶縁樹脂が充填されて、この絶縁樹脂により、端子金具17が固定子鉄心14に対して絶縁されている。また図示の例では、発電コイルの各端末部とワイヤハーネス13の各リード線との間を接続する端子金具17の他に、発電コイルの結線が変更される場合に備えて4個の予備の端子金具17′が設けられ、これらの予備の端子金具が端子保持部18に保持されている。
固定子鉄心14の各突極部14bに取り付けられたボビン16には、単位コイル15aが巻回され、18個の突極部14bにそれぞれ巻回された単位コイル15aが渡り線を通して結線されることにより、一つの三相発電コイルと、2つの単相発電コイルとが形成されている。三相発電コイルの三相の出力端子を構成する3つの端末部は、固定子鉄心14の軸線方向の一端側(図2において固定子鉄心14の左端側)で、7個設けられた端子金具17の内の3つの端子金具の一端に半田付けされている。また2つの単相発電コイルの出力端子を構成する4つの端末部が、他の4つの端子金具の一端に半田付けされている。
ワイヤハーネス13は、1回路の3相交流出力を外部に取り出すための3本のリード線と、2回路の単相交流出力を外部に取り出すための4本のリード線とからなる合計7本のリード線20(図5参照)を絶縁チューブ21内に収容することにより構成されている。ワイヤハーネス13の一端寄りの部分では、絶縁チューブ21が扁平な形状を呈するように成形されていて、この絶縁チューブの扁平な部分の内側に7本のリード線20が整列させられた状態で収容されている。ワイヤハーネス13は、扁平に形成されたその一端寄りの部分が、固定子鉄心14の一つの突極部14bにボビン16を介して巻回された単位コイル15aの外周に糸やバンドからなる緊締手段22で縛りつけられることにより固定子に対して固定される。
一つの突極部14bに巻かれた単位コイル15aの外周に縛りつけられたワイヤハーネス13は、該単位コイル15aが巻かれたボビン16の先端の鍔部16bの一方の軸方向張出し部16b2の外周面に添わせた状態で外部に引き出される。本実施形態では、図5に示されているように、一つの単位コイル15aが巻回されたボビン16の鍔部の一方の軸方向張出し部16b2の外周面の、ワイヤハーネス13が沿わせて配置される部分が、固定子鉄心14を構成する鋼板の板面と平行な平坦面16b2aとなっている。ワイヤハーネス13が縛り付けられる単位コイルが巻回されたボビンの鍔部16bの他方の軸方向張出し部16b2の外周面及び他のすべてのボビン16の鍔部の一対の軸方向張出し部16b2のそれぞれの外周面はすべて外側に凸な弧状の輪郭形状を呈するように形成されている。
ワイヤハーネス13の固定子11と反対側の端末部にはコネクタ25が接続され、このコネクタ25が負荷につながる他のコネクタに接続される。
固定子11は、その中心軸線(固定子鉄心14の中心軸線)をエンジンなどの原動機の回転軸の中心軸線に一致させ、かつワイヤハーネス13を原動機側に位置させた状態で配置されて、固定子鉄心14の継鉄部14aを鋼板積層方向に貫通した状態で設けられた取り付け孔14cに挿入されたボルトを原動機のケーシング等に設けられたネジ孔にねじ込むことにより原動機に固定される。
磁石回転子12は、鉄等の強磁性体によりカップ状に形成された回転子ヨーク31と、回転子ヨーク31の周壁部31aの内周に固定された永久磁石32とにより構成される。永久磁石32は、所定の極数の回転子磁極を構成するように着磁されている。回転子ヨーク31の底壁部31bの中央部にはボス部31cが形成され、固定子鉄心14の継鉄部14aの内側に配置された原動機の回転軸がボス部31cに嵌着されることにより、磁石回転子12が原動機に取り付けられる。このように磁石回転子が原動機に取り付けられた状態で、永久磁石32により形成された回転子磁極が、固定子鉄心14の突極部14bの先端の磁極部14b2に所定のギャップを介して対向させられる。図2に示されているように、ワイヤハーネス13は、磁石回転子12のヨーク31の周壁部の開口端との間に所定の隙間を形成した状態で固定子11から外部に引出される。
本実施形態のように、ボビン16の鍔部16bの外周面のワイヤーハーネス13が添わせて配置される部分に平坦面16b2aを形成しておくと、ワイヤハーネス13を単位コイルに縛りつける際に、ワイヤハーネス13をボビン16の鍔部の外周面に安定に保持することができるため、ワイヤハーネス13がボビンの鍔部の外周面に沿って滑るのを防ぐことができる。従って、ワイヤハーネス13の引出し位置がずれるのを防ぐことができ、固定子と回転子とを組み合わせた際にワイヤハーネス13が回転子と接触するおそれがある不良品が製造されるのを防ぐことができる。
上記の実施形態では、固定子鉄心の軸線方向の一端側で発電コイルの端末部と端子金具との接続を行い、固定子鉄心の軸線方向の他端側でワイヤハーネスのリード線と端子金具との接続を行うとしたが、本考案は上記のように構成する場合に限定されるものではなく、固定子鉄心の軸線方向の同じ側で、発電コイルの端末部と端子金具との接続及びワイヤハーネスのリード線と端子金具との接続を行うようにすることもできる。
上記の実施形態では、ワイヤハーネスが7本のリード線を有しているが、ワイヤハーネスを構成するリード線の数は発電コイルの相数や回路数により適宜に設定されるものである。
11 固定子
12 磁石回転子
13 ワイヤハーネス
14 固定子鉄心
14a 継鉄部
14b 突極部
16 ボビン
16a コイル巻回用胴部
16b 鍔部
16b1 鍔部の極間張出し部
16b2 鍔部の軸方向張出し部
16b2a 平坦面
17 端子金具
18 端子保持部
22 紐やバンド等からなる緊締手段
20 ワイヤハーネスを構成するリード線
21 絶縁チューブ
31 回転子ヨーク
32 永久磁石

Claims (2)

  1. 多数枚の鋼板の積層体からなっていて環状の継鉄部の外周から多数の突極部を放射状に突出させた構造を有する固定子鉄心と該鉄心の複数の突極部にそれぞれボビンを介して巻回された複数の単位コイルとを有して、該複数の単位コイルが所定の相数の発電コイルを構成するように結線された固定子と、回転子ヨークの内周に永久磁石を取り付けてなる磁石回転子と、前記固定子の発電コイルの端末部に接続された複数のリード線を絶縁チューブで被覆してなるワイヤーハーネスとを備え、前記各単位コイルが巻回された各ボビンは前記固定子鉄心の各突極部の先端側に位置する端部に鍔部を有し、前記ワイヤーハーネスは、前記固定子の一つの単位コイルの外周に縛りつけられることにより前記固定子に対して固定されて、該ワイヤハーネスが前記一つの単位コイルが巻回されたボビンの先端の鍔部の外周面に添わせた状態で外部に引き出されている磁石式交流発電機において、
    前記ワイヤーハーネスが縛りつけられる一つの単位コイルが巻回されるボビンの鍔部の外周面の前記ワイヤーハーネスが添わせて配置される部分に、前記固定子鉄心を構成する鋼板の板面と平行な平坦面が形成されていること、
    を特徴とする磁石式交流発電機。
  2. 前記固定子鉄心の各突極部に設けられた各ボビンの鍔部は、隣接する両側の突極部側に張り出した一対の極間張出し部と、前記固定子鉄心の軸線方向の両側に張り出した軸方向張出し部とを一体に有し、
    前記ワイヤハーネスが添わせて配置されるボビンの鍔部の外周面は、前記ワイヤハーネスが縛りつけられた単位コイルが巻回されたボビンの一対の軸方向張出し部のうちの一方の外周面であり、
    前記ワイヤハーネスが添わせて配置されるボビンの鍔部の他方の軸方向張出し部の外周面及び他のすべてのボビンの鍔部の一対の軸方向張出し部のそれぞれの外周面は、外側に凸な弧状の輪郭形状を有するように形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の磁石式交流発電機。
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