JP2019139976A - グロメット - Google Patents
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Abstract
Description
まず、特許文献1に記載されているグロメットの場合には、チューブがあり、このチューブの一端にはボディ側嵌合部が設けられていて、他端にはドア側嵌合部が設けられている。上記ボディ側嵌合部がボディのパネルに嵌合・固定され、上記ドア側嵌合部がドアのパネルに嵌合・固定される。そして、ボディとドアの間に上記チューブが配置される。このグロメット内にワイヤーハーネスが挿通される。
すなわち、従来のグロメットでも防水機能はあるが必ずしも十分ではないという問題があった。特に、車両の傾斜角度が大きくなると(例えば、35°以上)、ドアの隙間から浸入した水がグロメットの内部を介してボディ側に浸入してしまう恐れがあった。この点に関して詳しく説明する。
すなわち、特許文献1に記載されたグロメットの場合には、ドア側嵌合部がドアのパネルに固定されることにより、その開口部がドア内において開放された状態となる。一方、ドア内においては、窓ガラスとドアを構成するパネルとの間には隙間があり、この隙間を介して雨水等がドア内に浸入する。浸入した雨水はドア内で解放された上記ドア側嵌合部を介してグロメット内に浸入し、グロメット内を通って車体内に浸入してしまうことになる。このような可能性は車両の傾斜角度が大きくなればなるほど顕著である。
これは特許文献2に記載されたグロメットの場合も同じである。
又、請求項2によるグロメットは、請求項1記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素は上記車体側グロメット要素に対してオフセットされた状態で連設されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるグロメットは、請求項1又は請求項2記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素にはスリットが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるグロメットは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素の先端はテーパ状に斜めに切り落とされていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるグロメットは、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素には目印線が軸方向に延長・設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるグロメットは、請求項1〜請求項5の何れかに記載のグロメットにおいて、上記車体側グロメット要素は蛇腹状に構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるグロメットは、請求項1〜請求項6の何れかに記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素の上記車体側は蛇腹状に構成されているとともに反車体側は筒状に構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるグロメットは、請求項1〜請求項7の何れかに記載のグロメットにおいて、上記車体側グロメット要素の端には車体固定部が設けられていて、上記車体側グロメット要素と上記ドア側グロメット要素の境界にはドア固定部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2によるグロメットによると、請求項1記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素は上記車体側グロメット要素に対してオフセットされた状態で連設されているので、ワイヤーハーネスを車体側からドア側に掛けて無理なく設置することができる。
又、請求項3によるグロメットによると、請求項1又は請求項2記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素にはスリットが設けられているので、型を使用したグロメットの成形精度を高めることができる。
又、請求項4によるグロメットによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素の先端はテーパ状に斜めに切り落とされているので、ドア開放時におけるドア側グロメット要素の開口の拡径を防止してドア側グロメット要素のドアへの接触を防止して寿命の延長を図ることができる。
又、請求項5によるグロメットによると、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素には目印線が軸方向に延長・設置されているので、ワイヤーハーネス及びグロメット設置時の捩じれを防止することができる。
又、請求項6によるグロメットによると、請求項1〜請求項5の何れかに記載のグロメットにおいて、上記車体側グロメット要素は蛇腹状に構成されているので、ワイヤーハーネスを無理なく配置することができる。
又、請求項7によるグロメットによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載のグロメットにおいて、上記ドア側グロメット要素の上記車体側は蛇腹状に構成されているとともに反車体側は筒状に構成されているので、上記効果を高めることができる。
又、請求項8によるグロメットによると、請求項1〜請求項7の何れかに記載のグロメットにおいて、上記車体側グロメット要素の端には車体固定部が設けられていて、上記車体側グロメット要素と上記ドア側グロメット要素の境界にはドア固定部が設けられているので、グロメットの設置が容易である。
尚、図2に示すように、サイドドア5の外側パネル5aには、浸入した雨水等を外部に排出するための排出穴12が形成されている。
尚、上記車体側グロメット要素13と上記ドア側グロメット要素15は樹脂の一体成形品である。
上記サイドドア5の内側にはスイッチ台23が設置されていて、このスイッチ台23上には各種スイッチ25、27、29、31が設置されている。
又、上記ドア側グロメット要素15の筒状部15bの先端開口43は斜めに切り落とされたような形状になっている。
又、上記ドア側グロメット要素15の筒状部15bの先端には舌片45が設けられている。又、上記インナープレート19の先端にも舌片47が設けられている。
又、上記ドア側グロメット要素15には目印線49が設けられている。
まず、サイドドア5が閉じられている場合と開放されている場合のそれぞれについて説明する。
上記サイドドア5が閉じられている場合には、図2、図3、図10に示すような状態にある。すなわち、車体側グロメット要素13に対してドア側グロメット要素15が略90°折り曲げられた状態になる。これに対して、上記サイドドア5が開放された場合には、図11に示すような状態になる。すなわち、車体側グロメット要素13に対してドア側グロメット要素15が真っ直ぐに延長された状態になる。何れの場合にも、車体側グロメット要素13からドア側グロメット15側に向けて下り勾配の状態となり、ワイヤーハーネス11が無理なく延長・配設される。
まず、サイドドア5内に浸入した雨水51のグロメット7内ひいては車体3内への浸入を防止することができる。これは、サイドドア5内にドア側グロメット要素15を設けたからであり、仮に、雨水51が浸入しても上記ドア側グロメット要素15の外側を伝わって下方に落下して排出穴12を介して外部に排出されるからである。
又、上記ドア側グロメット要素15はサイドドア5の回動中心側から外側に向かって下り勾配で設けられているので、上記効果をより高いものとすることができ、例えば、車両10の傾斜角度が35°以上になっても所望の防水機能を提供することができる。
又、車体側グロメット要素13に対してドア側グロメット要素15が下方にオフセットされた状態で設けられているので、ワイヤーハーネス9をより自然な形で車体3側からドア5側に延長させることができる。
又、ドア側グロメット要素15の筒状部15bの開口12は斜めに切り落とされた形状になっているので、サイドドア5を開放したときワイヤーハーネス11の屈曲による開口12の拡開を抑制することができ、それによって、グロメット9とサイドドア5の外側パネル5a、内側パネル5bとの接触を防止することができ、グロメット9の寿命の延長を図ることができる。
又、ドア側グロメット要素15にはスリット41が形成されているので、成形精度を高めることができる。すなわち、スリット41を介して外側の型本体と内側の中子を一体化させることができ、中子を所定の軸心位置に精度良く配置することができるからである。
又、ドア側グロメット要素15には目印線49が設けられているので、グロメット9、ワイヤーハーネス11を取り付ける際に、グロメット9を誤って捩じってしまうようなことを防止することができる。
例えば、前記一実施の形態では、ドア側グロメット要素を蛇腹部と筒状部とから構成したがそれに限定されるものではなく、全て蛇腹状部にしても良い。
その他図示した構成はあくまで一例でありそれに限定されるものではない。
3 車体
5 サイドドア(ドア)
7 リアドア(ドア)
9 グロメット
11 ワイヤーハーネス
13 車体側グロメット要素
15 ドア側グロメット要素
17 車体固定部
21 ドア固定部
41 スリット
Claims (8)
- 車両の車体側に設置され可撓性を備えた車体側グロメット要素と、
上記車体に開閉自在に取り付けられたドア側に上記車体側グロメット要素と連設された状態で設置され可撓性を備えたドア側グロメット要素と、
を具備したことを特徴とするグロメット。 - 請求項1記載のグロメットにおいて、
上記ドア側グロメット要素は上記車体側グロメット要素に対してオフセットされた状態で連設されていることを特徴とするグロメット。 - 請求項1又は請求項2記載のグロメットにおいて、
上記ドア側グロメット要素にはスリットが設けられていることを特徴とするグロメット。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載のグロメットにおいて、
上記ドア側グロメット要素の先端はテーパ状に斜めに切り落とされていることを特徴とするグロメット。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のグロメットにおいて、
上記ドア側グロメット要素には目印線が軸方向に延長・設置されていることを特徴とするグロメット。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載のグロメットにおいて、
上記車体側グロメット要素は蛇腹状に構成されていることを特徴とするグロメット。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載のグロメットにおいて、
上記ドア側グロメット要素の上記車体側は蛇腹状に構成されているとともに反車体側は筒状に構成されていることを特徴とするグロメット。 - 請求項1〜請求項7の何れかに記載のグロメットにおいて、
上記車体側グロメット要素の端には車体固定部が設けられていて、上記車体側グロメット要素と上記ドア側グロメット要素の境界にはドア固定部が設けられていることを特徴とするグロメット。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021241178A1 (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール |
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-
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