JP2019137024A - スクリーンマスク用メッシュ、スクリーンマスク、及び印刷物の製造方法 - Google Patents

スクリーンマスク用メッシュ、スクリーンマスク、及び印刷物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マスク膜とメッシュとの接着強度を確保できるスクリーンマスク用メッシュ、スクリーンマスク、及び印刷物の製造方法を提供する。【解決手段】一形態にかかるスクリーンマスク用メッシュは、タングステン化合物を含む線材を複数列に配列して備え、塗布材を透過可能な孔を有し、前記線材の配列の間隔である目開きのバラつきが5%以上40%以下である。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、スクリーンマスク用メッシュ、スクリーンマスク、及び印刷物の製造方法に関する。
印刷手法の一つであるスクリーン印刷法は,線材で編成されたメッシュ上に樹脂組成物で形成されマスク膜を有するスクリーンマスクを用い、マスク膜に形成された開口パターンに対応する任意のパターンで塗布材を対象物に塗布することで印刷物を形成する方法である。このスクリーン印刷法は、例えば配線、電極、蛍光材料の印刷等、種々の印刷に用いられ、電子部品等を含む様々な分野で利用されている。例えばメッシュは線材が縦横に複数配列され編成されている。一般に、メッシュを構成する線材は間隔が均一になるように配列されている。
特開2013−169783号公報
このようなスクリーンマスクにおいて、マスク膜をメッシュに安定的に保持させることが求められている。
本発明の一形態にかかるスクリーンマスク用メッシュは、タングステン化合物を含む線材を複数配列して備え、塗布材料を透過可能な孔を有し、前記線材の配列の間隔である目開きのバラつきが5%以上40%以下である。
本発明の実施形態によれば、マスク膜とメッシュとの接着強度を確保できるスクリーンマスク用メッシュ、スクリーンマスク、及び印刷物の製造方法を提供できる。
第1実施形態にかかるスクリーン印刷装置の構成を示す平面図。 同スクリーン印刷装置の断面図。 同スクリーンマスクのメッシュの構成を示す平面図。 同実施形態にかかるスクリーンマスクの製造方法を示す説明図。 同スクリーンマスクのメッシュの目開きのバラつきと接着強度の関係を示す説明図。 同スクリーンマスクのメッシュの目開きのバラつきと接着強度、吐出量バラつき及び引張強度の関係を示す説明図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態にかかるスクリーン印刷装置10及びスクリーンマスク20について図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施形態に係るスクリーン印刷装置10をZ方向から見た平面図であり、図2はX方向から見た断面図である。図3はメッシュの構成を示す平面図である。図4はスクリーンマスク20の製造方法を示す説明図であり、スクリーンマスク20の断面の構成を示している。図5は本実施形態にかかるスクリーンマスク20の目開きのバラつきと接着強度の関係を示す説明図である。図6は、本実施形態にかかるスクリーンマスク20の目開きのバラつきと接着強度、吐出量バラつき、及び引っ張り強度の関係を示す説明図である。なお、各図では説明のため、適宜構成を拡大、縮小、省略して示している。図中矢印X,Y,Zは互いに直交する3方向をそれぞれ示しており、第1方向はY方向、第2方向はX方向である。
図1に示すように、スクリーン印刷装置10は、スクリーンマスク20と、スクリーンマスク20の印刷面側である一方の面(表面)に対向して印刷媒体30を保持する保持部材12と、スクリーンマスク20の印刷面側とは反対の他方の面(裏面)に当接した状態で移動可能に構成されたスキージ13と、スキージ13を移動させる移動手段と、スクリーンマスク20を印刷媒体30に対向して支持する支持手段と、を備える。
スクリーン印刷装置10は、印刷媒体30の表面に、各種印刷材料を所定のパターンで形成する。スクリーン印刷装置10は、例えば、チップ部品(コンデンサー、チップ抵抗、インダクター、サーミスター等)、タッチパネル、液晶基板(Liquid crystal display, LCD)シール、LTCC(Low Temperature Co−fired ceramics)基板、太陽電池用電極、その他の電子部品等の製造に用いられる。
スクリーンマスク20は、フレーム21と、フレーム21に張設されたメッシュ部22(スクリーンマスク用メッシュ)と、メッシュ部22に形成されたマスク膜23と、を備える。スクリーンマスク20において、印刷を行う際に印刷媒体30の表面に対向する側を表面とし、その反対側であって塗布材が供給される側を裏面とする。
フレーム21は、互いに平行な2対の辺を有し、例えば所望のサイズの方形の開口を備える枠状に構成される。フレーム21はメッシュ部22の外周縁を支持し、開口にメッシュ部22を張設する。本実施形態では一例として、フレーム21の開口部のY方向の寸法=275mm、X方向の寸法=275mm、とした。
またフレーム21は、所定量の塗布材をマスク膜23の裏面側に保持する枠としても機能する。フレーム21とメッシュ部22は、例えば合成ゴム系やシアノアクリレート系の接着剤により接合部で接合されている。
メッシュ部22は、伸び率の異なる内側のメインメッシュ26と外側のサポートメッシュ27とがUV硬化性の接着剤により接合部22aで固定されて接続されたいわゆるコンビネーション型である。メッシュ部22は、フレーム21の開口部分にマスク膜23を保持する。
メインメッシュ26は、正方形状又は長方形状に構成されている。本実施形態においては一例としてメインメッシュ26はY方向の寸法=220mm、X方向の寸法=200mmの長方形とした。
メインメッシュ26は、線材である経糸26aと緯糸26bとが編まれて形成された織物であり、線材が複数列に配列され、塗布材を透過可能に開口した透過部である孔部26cを多数有している。メインメッシュ26の経糸26aと緯糸26bは、例えばタングステン化合物を含む金属のワイヤなどで構成されている。経糸26aと緯糸26bは、それぞれ例えば図1中の矢印に沿うスキージ13の移動方向に対して、斜めに延びている。
メインメッシュ26は、経糸26a及び緯糸26bが、線径の直径=φ13μm、であり配列の密度が430本/inchに構成されている。
メインメッシュ26の緯糸26bの配列される間隔である目開きのバラつきが、5%以上40%以下であり、好ましくは10%以上30%以下に構成される。
本実施形態においてメインメッシュ26は経糸26aが所定のピッチで配列されている状態で、複数本の緯糸26bを、経糸26aに交差する方向に通し、緯糸26bが経糸26aの一方と他方を交互に通る様に編成している。したがって、緯糸26bは波状を呈し、経糸26aの方が緯糸26bよりも直線状に延びている。本実施形態においては、この波状を呈する緯糸26bの間隔のバラつきを、目開きのバラつきとしている。
ここで目開きとは線材の間隔の空間である透過部である孔部26cの幅であり、目開き規格は下記の式で表される。目開き測定は株式会社NikonのCNC画像測定システムVMR−6555を用いる。本実施形態においては、波状を呈する線材である緯糸26bの間隔を襷に100ヵ所測長し、規格値に対してのバラつきを%で表す。
目開き規格[mm]=25.4/メッシュ数[inch]−線径[mm]
…(式1)
またメインメッシュ26を構成する経糸26aと緯糸26bは表面粗さ(Ra)が0.1[μm]よりも大きく構成されている。表面粗さRaは、株式会社キーエンスのレーザー顕微鏡VK−8710を用いて線材と直交した向きに5um線粗さを5ヵ所測定し、平均とする。
サポートメッシュ27は、メインメッシュ26の外周に接着剤によって接合されている。サポートメッシュ27は、経糸27aと緯糸27bとが編まれて形成された織物であり、線材が複数列に配列されて構成されている。サポートメッシュ27は、メインメッシュ26よりも伸び率が低く構成されている。サポートメッシュ27の、経糸27aと緯糸27bとは、例えば、ステンレス等の金属のワイヤで構成されている。
サポートメッシュ27の外形はフレーム21の開口部分21aの形状に対応する形状であって、X方向の寸法とY方向の寸法が同等の正方形状に構成されている。サポートメッシュ27の外周が接着剤等によってフレーム21に接合され、支持されている。
マスク膜23は、光硬化性の樹脂組成物、例えばPVA、PVAc、シリコン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等からなる層である。マスク膜23は、メッシュ部22に形成され、フレーム21の開口部分に配されている。マスク膜23には、マスクレス露光によって、印刷用の所定の開口パターン23aが形成されている。開口パターン23aはメインメッシュ26部分に形成されている。開口パターン23aは、複数のモジュールパターン23bを有する。すなわち、マスク膜23の有効エリアA3において、同じモジュールパターン23bが縦方向及び横方向にそれぞれ複数、例えば30列及び40列で、マトリクス状に、配列されている。例えば各モジュールパターン23bはラインパターンである。本実施形態において、メインメッシュ26の外縁よりも内側にパターンが形成される有効エリアA3が規定され、その有効エリアA3の内側に、開口パターン23aが形成される。
マスク膜23は、開口パターン23aにおいて感光性樹脂が存在せず、メッシュ部22の孔部を通過して塗布材が裏面から表面へと透過可能な印刷部を構成する。マスク膜23の開口パターン23a以外であってメッシュ部22の孔部が感光性樹脂で塞がれた部位は、塗布材としてのインクを透過しない非印刷部を構成する。
マスク膜23が形成されたメッシュ部22は、例えばスキージ13による押圧力によって撓み変形し、押圧力が解除されることで復元するように、弾性変形可能に構成されている。マスク膜23の開口パターン23aに塗布材が保持された状態で、メッシュ部22の弾性変形によりマスク膜23が印刷媒体30に接離することで、塗布材が開口パターン23aから印刷媒体30に転写される。
スキージ13は例えばウレタンゴム・シリコンゴム・合成ゴム・金属・プラスチック等の材料から、例えば薄い板状に構成される。例えば、スキージ13は先端の厚みが低減するように面取りされている。スキージ13はフレーム21に対して往復移動可能に構成されている。例えばスキージ13は移動方向と直交する方向においてマスク膜23の領域の全長にわたる長さを有して構成される。スキージ13の先端部分がスクリーンマスク20の裏面に当接し、表側に押しつけられた状態で、Y方向に沿う移動方向に移動することで、マスク膜23の全面を押圧し、塗布材が予め充填された開口パターン23aから塗布材を表側に押し出す。
支持手段は、印刷媒体30に対して所定の間隔G1を開けて平行に、フレーム21を支持する。移動手段は、スキージ13を所定の速度で第1方向に沿って移動させる。
次に、本実施形態にかかるスクリーン印刷装置10を用いたスクリーン印刷方法により印刷物を製造する印刷物の製造方法について、図1乃至図3を参照して説明する。まず、スクリーンマスク20の表面側を保持部材12で保持された印刷媒体30の表面に対向させて配置する。
そして、高粘度のペースト状の塗布材をスクリーンマスク20の裏面側、すなわち、印刷媒体30とは反対側の面から供給し、塗布材を開口パターン23a内に充填させる。
次に、スクリーンマスク20の裏面、すなわち印刷面側とは反対側の面に、スキージ13を配置する。このとき、例えばスキージ13を、印刷媒体30の表側の面に対して所定の角度で配置する。そして、スキージ13をメッシュ部22及びマスク膜23の裏面において、所定の印圧で印刷媒体30側に向けて押しつけながら、Y方向に沿って、所定の速度で移動させる。
スキージ13は、例えばマスク膜23の裏面全面にわたる領域でマスク膜23を押圧する。スキージ13の押圧により、マスク膜23は押圧される部分が表側に変位するように変形し、印刷媒体30に当接する。スキージ13が通過した塗布材が開口パターン23aから印刷媒体30側に押し出される。
スキージ13が通過した後、マスク膜23及びメッシュ部22が復元するように変形して印刷媒体30から離れるとともに、一部の塗布材が印刷媒体30上に転写されて残ることで、印刷媒体30上にパターン印刷がなされ、印刷物が完成する。ここでは、開口パターン23aとして複数の同じモジュールパターン23bを同時に描画し、印刷後に印刷物を切断して分割することで、同じモジュールパターン23bを有する複数の印刷物が製造される。なお塗布材は、例えば金属材や樹脂材などを含む各種材料であり、印刷対象の種類、例えば、電子部品、ディスプレイ、等によって、多様な材料が用いられる。
印刷時にはX方向に長いスキージ13を、Z方向に押し付けながら、Y方向に所定量移動させる。この移動と押しつけによってメッシュ部22が変形して伸びる。
次に、本実施形態にかかるスクリーンマスク20の製造方法について説明する。図4は、スクリーンマスク20の製造方法を示す説明図である。
マスク材となる乳剤Pmは、光硬化性の樹脂であり、たとえばポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、シリコン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等を包含する液体である。
まず、フレーム21の枠内にメッシュ部22を略平面となるように取り付ける。この状態で、乳剤Pmをメッシュ部22上に塗布する塗布処理を行う。塗布処理の際には、メッシュ部22を略鉛直方向となるように設置した状態で、乳剤Pmが収容された供給用のバケットを用いて、メッシュ部22の表面に塗布する(ST1)。
このとき、所定位置に配置されたバケットを下方から上方に向けて移動させ、バケットの縁で乳剤Pmを平らにならしながら塗布することで、メッシュ部22上に、乳剤Pmが平板状に形成される。このとき、塗布する回数に応じて厚さが変わるため、必要に応じて複数回塗布を繰り返す。また、乾燥後に膜厚を測定し場合によっては追加で塗布することもある。本実施形態では乾燥後に乳厚が10μm程度となるように乳剤Pmの厚さを設定する。
次に、ST2に示すように、所定のパターンに対応するマスクパターンが形成されたフォトマスクマスク25を用い、あるいはマスクを用いないマスクレス露光により、露光処理を行う。具体的には、所定の露光パターン領域に、乳剤Pmの表面側を紫外線ランプや紫外線LED等の照射ヘッド28に向けて配置し、照射ヘッド28により光を照射させ、乳剤Pmの表面を照らす露光処理を行う(ST3)。
露光処理によって、露光パターン領域の部位に対応して、乳剤Pmの紫外線が照射された部分が紫外線によって硬化する。
露光処理後、エッチング処理として、水や溶剤により、乳剤Pmの表面側を洗い流す。この処理によって、ST4に示すように、乳剤Pmの未硬化部分が洗い流される。すなわち、乳剤Pmの層において、未硬化領域は全て洗い流され、厚み方向において表面側から裏面側まで貫通する開口パターン23aが形成される。以上により乳剤Pmから、所定の形状の開口パターン23aを有するマスク膜23が形成される。
以上のように構成されたメッシュ部22及びスクリーンマスク20によれば、メッシュ部22の目開きのバラつきを5%以上とすることで、乳剤の接着性を高めることができ、マスク膜23の保持性を向上できる。
図5は、本実施形態にかかるスクリーンマスク20において、目開きのバラつきと接着強度(ピール強度)の関係を示すグラフである。
図5においてピール強度とは、目開きのバラつきを5%、10%、20%、30%、40%とした複数のサンプルについて、JISK6854に準ずる180°剥離強度試験による接着強度[N/cm]をそれぞれ示す。
図5によれば、目開きのバラつきが大きい方が、ピール強度が向上することがわかる。
すなわち、メッシュ部22を構成する線材として、タングステンの化合物を用いた場合、目開きのバラつきが大きいほうが緯糸26bの波状の湾曲の振幅が大きくなり、乳剤を保持しやすいことが1つの理由として挙げられる。
また、上記実施形態においては目開きのバラつきを40%以内としたことで吐出量のバラつきを抑えることができる。図6はスクリーンマスク20の目開きのバラつきと接着強度(ピール強度)、吐出バラつき、および引張強度、の関係を示すグラフである。
図6によれば、目開きのバラつきが大きい方が吐出量のバラつきが大きくなり、メッシュとしての引っ張り強度も弱くなることが分かる。すなわち、目開きのバラつきが大きいほうが緯糸26bの波状の湾曲の振幅が大きくなるため吐出量の変動が大きく、またメッシュ部22としての線材の配列が不均一であるため変形しやすくなる。したがって、本実施形態においては目開きのバラつきを40%以下に抑えることにより、吐出量の精度や引っ張り強度を確保することができる。
また、本実施形態によれば、線材としての経糸26a及び緯糸26bの表面粗さ(Ra)を0.1以上にすることにより、印刷時のスキージの移動の際の抵抗を低く抑えることができる。
さらに、スクリーンマスク20の表面粗さを0.1以上に構成したことにより、メッシュ部22の反射率を低くすることで、露光時のハレーションを抑制することができる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
なお、上記実施形態では、いわゆるコンビネーション型のメッシュを例示したがこれに限定されるものではない。例えば、メッシュは、1種類のメインメッシュのみで構成されていてもよい。
この他、上記実施形態に例示された各構成要素を削除してもよく、各構成要素の形状、構造、材質等を変更してもよい。上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
10…スクリーン印刷装置、12…保持部材、13…スキージ、20…スクリーンマスク、21…フレーム、21a…開口部分、22…メッシュ部(スクリーンマスク用メッシュ)、22a…接合部、23…マスク膜、23a…開口パターン、23b…モジュールパターン、25…フォトマスクマスク、26…メインメッシュ、26a…経糸、26b…緯糸、26c…孔部、27…サポートメッシュ、27a…経糸、27b…緯糸、28…照射ヘッド、30…印刷媒体、A3…有効エリア、G1…間隔。

Claims (4)

  1. タングステン化合物を含む線材を複数列に配列して備え、塗布材を透過可能な孔を有し、前記線材の配列の間隔である目開きのバラつきが5%以上40%以下である、スクリーンマスク用メッシュ。
  2. 前記線材の表面粗さ(Ra)が0.1[μm]より大きい、請求項1記載のスクリーンマスク用メッシュ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスクリーンマスク用メッシュと、
    前記スクリーンマスク用メッシュに設けられ,開口パターンを有するマスク膜と、を備えるスクリーンマスク。
  4. 請求項3に記載のスクリーンマスクの前記マスク膜に、塗布材を保持させ、前記マスク膜の前記開口パターンから、前記マスク膜の印刷面側に対向配置された印刷媒体に、前記塗布材を塗布する、ことを特徴とする印刷物の製造方法。
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