JP2019136845A - 切削ブレードの整形方法 - Google Patents

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【課題】ドレッサーボードの節約が可能な切削ブレードの整形方法を提供する。【解決手段】切削ブレードの先端部の側面に傾斜を形成する切削ブレードの整形方法であって、溝の内部で露出したドレッサーボードの一方の側壁側に切削ブレードの先端部の一方の側面側が切り込むように切削ブレードを位置付けて、切削ブレードとドレッサーボードとを溝の長さ方向に沿って相対移動させることにより、切削ブレードの一方の側面側をドレッサーボードの一方の側壁側に切り込ませる第1の切削工程と、溝の内部で露出したドレッサーボードの他方の側壁側に切削ブレードの先端部の他方の側面側が切り込むように切削ブレードを位置付けて、切削ブレードとドレッサーボードとを溝の長さ方向に沿って相対移動させることにより、切削ブレードの他方の側面側をドレッサーボードの他方の側壁側に切り込ませる第2の切削工程と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物を切削する切削ブレードの整形方法に関する。
切削装置は、半導体ウェーハ、セラミックス基板、樹脂基板、ガラス基板などの板状の被加工物の切削加工に広く用いられている。例えば、電子デバイス等を含むデバイスチップを作製する際の半導体ウェーハの分割や、セラミックスコンデンサーシートの分割などは、切削装置を用いて行われる。切削加工は、切削装置のスピンドルの先端部に装着された円環状の切削ブレードを回転させ、被加工物に切り込ませることによって実施される。
切削加工には、加工の目的に応じて様々な形状の切削ブレードが用いられる。例えば、特許文献1には、半導体ウェーハの分割予定ライン(ストリート)に沿ってV字状の断面形状をもつ溝を形成するため、先端部の輪郭が溝の形状に対応するV字状の切削ブレードを用いる手法が開示されている。また、特許文献2には、セラミックスチップコンデンサーシートの表面にアライメントマークを表出させるため、先端部の輪郭がV字状の切削ブレードを用いて溝を形成する手法が開示されている。
上記のV字状の切削ブレードのように、幅方向に対して傾斜した面を先端部に含む切削ブレードは、例えば、先端部の輪郭が矩形状の切削ブレードを所定の条件でドレッサーボード(整形砥石)に切り込ませ、切削ブレードをその先端部に傾斜が形成されるように整形することによって得られる。
特開2009−105211号公報 特開2004−39906号公報
上記の切削ブレードの整形は、例えば、ドレッサーボードの表面に直線状の溝が形成されるように、切削ブレードでドレッサーボードを切削する工程を何度も繰り返すことによって行われる。そのため、切削ブレードの整形を行うと、ドレッサーボードの表面には多数の溝が形成され、溝が表面全域にわたって形成されたドレッサーボードは破棄される。よって、切削ブレードの整形には多くのドレッサーボードが費やされ、コストが増大するという問題があった。
また、上記の手法では、切削ブレードの先端部を整形する際、ドレッサーボードの表面にこの先端部が納まる深さの溝が形成されるように切削ブレードでドレッサーボードを切削する。そのため、整形時の切削ブレードの消耗が激しいという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、ドレッサーボードの節約が可能な切削ブレードの整形方法を提供することを課題とする。また、本発明は、切削ブレードの消耗が小さい切削ブレードの整形方法を提供することを課題とする。
本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物に切削加工を施す切削ブレードが装着される切削手段と、を備える切削装置を用いて、該切削ブレードの先端部の側面に傾斜を形成する切削ブレードの整形方法であって、ドレッサーボードを該チャックテーブルにより保持する保持工程と、該ドレッサーボードに直線状の溝を形成する溝形成工程と、該溝の内部で露出した該ドレッサーボードの一方の側壁側に該切削ブレードの先端部の一方の側面側が切り込むように該切削ブレードを位置付けて、該切削ブレードと該ドレッサーボードとを該溝の長さ方向に沿って相対移動させることにより、該切削ブレードの一方の側面側を該ドレッサーボードの一方の側壁側に切り込ませる第1の切削工程と、該溝の内部で露出した該ドレッサーボードの他方の側壁側に該切削ブレードの先端部の他方の側面側が切り込むように該切削ブレードを位置付けて、該切削ブレードと該ドレッサーボードとを該溝の長さ方向に沿って相対移動させることにより、該切削ブレードの他方の側面側を該ドレッサーボードの他方の側壁側に切り込ませる第2の切削工程と、を備え、該第1の切削工程及び該第2の切削工程により、該切削ブレードの先端部の一方の側面及び他方の側面に傾斜を形成する切削ブレードの整形方法が提供される。
また、本発明において、該第1の切削工程と該第2の切削工程とを交互に実施してもよい。また、本発明において、該第1の切削工程を複数回連続して実施し、該切削ブレードの先端部の一方の側面に傾斜を形成した後に、該第2の切削工程を複数回連続して実施し、該切削ブレードの先端部の他方の側面に傾斜を形成してもよい。また、本発明において、該溝形成工程では、該切削ブレードを該チャックテーブルに保持された該ドレッサーボードに切り込ませることによって、該溝を形成してもよい。
本発明に係る切削ブレードの整形方法においては、1本の溝によって形成されたドレッサーボードの側壁に、切削ブレードの側面を複数回切り込ませて整形を行う。これにより、ドレッサーボードの表面に溝を形成する工程を繰り返して切削ブレードを整形する従来の手法と比較して、ドレッサーボードの表面の溝が形成される領域を縮小でき、ドレッサーボードを節約することができる。
また、上記の第1の切削工程及び第2の切削工程では、予めドレッサーボードに形成された溝に沿って切削ブレードを移動させ、切削ブレードの側面をドレッサーボードの側壁に接触させて切削ブレードの整形を行う。そのため、ドレッサーボードの表面に新たに溝を形成しながら切削ブレードを整形する従来の手法と比較して、切削ブレードの幅方向中央部がドレッサーボードを切削する量を抑え、切削ブレードの消耗を抑制できる。
切削装置の構成例を示す斜視図である。 切削手段の構成例を示す斜視図である。 ドレッサーボードがダイシングテープに貼付される様子を示す斜視図である。 ドレッサーボードがチャックテーブルによって保持された様子を示す断面図である。 ドレッサーボードに溝が形成される様子を模式的に示す斜視図である。 加工送りの様子を示す断面図である。 溝形成工程を経たドレッサーボードを示す斜視図である。 切削ブレードの先端部が整形される様子を模式的に示す斜視図である。 図9(A)、図9(B)、図9(C)は、切削ブレードの先端部とドレッサーボードに形成された溝とを拡大した拡大正面図である。 図10(A)、図10(B)、図10(C)は、切削ブレードの先端部とドレッサーボードに形成された溝とを拡大した拡大正面図である。 図11(A)、図11(B)、図11(C)は、切削ブレードの先端部とドレッサーボードに形成された溝とを拡大した拡大正面図である。 図12(A)、図12(B)、図12(C)は、切削ブレードの先端部とドレッサーボードに形成された溝とを拡大した拡大正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、本実施形態に係る切削ブレードの整形方法の実施に用いることが可能な切削装置の構成例について説明する。図1は、切削装置2の構成例を示す斜視図である。
切削装置2は、切削装置2を構成する各構成要素を支持する基台4と、基台4の上面側を覆うカバー6とを備える。カバー6の内部には、半導体ウェーハ、セラミックス基板、樹脂基板、ガラス基板などの板状の被加工物11に切削加工を施す切削手段(切削ユニット)8が収容されている。切削手段8は、切削手段移動機構(不図示)によって割り出し送り方向(Y軸方向)に移動する。
切削手段8の下方には、被加工物11を保持するためのチャックテーブル10が設けられている。チャックテーブル10は、例えば、チャックテーブル移動機構(不図示)によって加工送り方向(X軸方向)に移動し、回転機構(不図示)によって鉛直方向(Z軸方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。
基台4の角部には、カセットテーブル12が設置されている。カセットテーブル12の上面には、複数の被加工物11を収容可能なカセット14が載せられる。カセットテーブル12は、例えば、カセットテーブル移動機構(不図示)によって鉛直方向(Z軸方向)に移動し、被加工物11を適切に搬出、搬入できるようにカセット14の高さを調整する。
カバー6の側面6a側には、ユーザーインターフェースとなるタッチパネル式のモニター16が設けられている。このモニター16は、切削装置2の各部を制御する制御ユニット(不図示)等に接続されている。
図2は、切削手段8の構成例を示す斜視図である。切削手段8はスピンドルハウジング18を備え、スピンドルハウジング18中にはモータ(不図示)により回転駆動されるスピンドル20が収容されている。スピンドル20の先端部はスピンドルハウジング18の外部に露出しており、この先端部には、ボス部(凸部)24と固定フランジ26とを含むブレードマウント22がナット28によって装着されている。また、ボス部24には雄ねじ30が形成されている。
切削手段8には、被加工物11に切削加工を施す環状の切削ブレード32が装着される。切削ブレード32は、例えばその全体が金属又は樹脂によって形成された環状の切刃である。ブレードマウント22のボス部24を切削ブレード32の装着穴に挿入し、さらにボス部24を着脱フランジ34に挿入して、固定ナット36を雄ねじ30に螺合して締め付けることにより、切削ブレード32は固定フランジ26と着脱フランジ34とにより両側から挟まれてスピンドル20の先端部に固定される。
スピンドル20を回転させることにより切削ブレード32を回転させ、切削ブレード32をチャックテーブル10によって保持された被加工物11に切り込ませることにより、被加工物11の切削加工が行われる。
本実施形態では、上記のような切削装置を用いて切削ブレード32の整形を行う。具体的には、切削ブレード32を整形するためのドレッサーボードをチャックテーブル10によって保持し、ドレッサーボードに直線状の溝を形成した後、この溝に沿って切削ブレード32をドレッサーボードに複数回切り込ませることにより、切削ブレード32の先端部の形状を修正する。以下、本実施形態に係る切削ブレードの整形方法の詳細を説明する。
<保持工程>
本実施形態では、まず、ドレッサーボードを切削装置2のチャックテーブル10によって保持する保持工程を実施する。図3は、ドレッサーボード13がダイシングテープ38に貼付される様子を示す斜視図である。まず、ダイシングテープ38の外周部に環状のフレーム40を貼付する。そして、切削ブレード32の整形に用いられる平板状のドレッサーボード13の裏面13b側をダイシングテープ38に貼付し、表面13a側が上方に露出した状態にする。
ドレッサーボード13は、例えばホワイトアランダム(WA)やグリーンカーボランダム(GC)等の砥粒を、樹脂やセラミックス等の結合材で固定することによって作製される。但し、ドレッサーボード13の材質、形状、構造等に制限はない。
その後、ダイシングテープ38に貼付されたドレッサーボード13を、切削装置2のチャックテーブル10によって保持する。図4は、ドレッサーボード13がチャックテーブル10によって保持された様子を示す断面図である。チャックテーブル10の上面は被加工物11を吸引保持する保持面10aとなっており、保持面10aはチャックテーブル10の内部に形成された吸引路を介して吸引源(不図示)に接続されている。
ドレッサーボード13をチャックテーブル10によって保持する際は、まず、ドレッサーボード13の表面13a側が上方に露出するようにダイシングテープ38をチャックテーブル10の保持面10aに接触させ、ダイシングテープ38の外周部に貼付されたフレーム40をクランプ42で固定する。この状態で、吸引源の負圧を保持面10aに作用させることにより、ドレッサーボード13がダイシングテープ38を介してチャックテーブル10に吸引保持される。
上記の工程により、ドレッサーボード13をチャックテーブル10によって保持することができる。なお、チャックテーブル10の代わりに、機械的な方法や電気的な方法等によってドレッサーボード13を保持するチャックテーブルを用いても良い。
<溝形成工程>
次に、ドレッサーボード13に直線状の溝を形成する溝形成工程を実施する。図5は、ドレッサーボード13に溝が形成される様子を模式的に示す斜視図である。
図5に示す切削ブレード32は、スピンドルハウジング18に装着されたホイールカバー44に覆われている。ホイールカバー44は、純水などの切削液が導入されるパイプ46と、このパイプ46と接続され、切削ブレード32の両側面(表面及び裏面)側に配置される一対のノズル48とを備える。パイプ46に導入された切削液は、一対のノズル48から切削ブレード32の両側面に向かって噴出される。
切削ブレード32をドレッサーボード13に切り込ませる際、ノズル48から切削液を切削ブレード32とドレッサーボード13との接触領域に供給することにより、切削ブレード32とドレッサーボード13とが冷却され、切削ブレード32とドレッサーボード13との間で生じる摩擦熱に起因する切削不良が抑制される。また、ドレッサーボード13等から発生する切削屑が、切削ブレード32とドレッサーボード13との接触領域外に排出される。
溝形成工程ではまず、切削手段8に備えられた切削ブレード32を回転させた状態で切削手段8を鉛直方向に降下させ、切削ブレード32をその下端がドレッサーボード13の表面13aよりも下方、且つ裏面13bよりも上方に位置するように、ドレッサーボード13の外側に配置する。その後、切削ブレード32とドレッサーボード13とを相対移動させる。具体的には、チャックテーブル10を加工送り方向、すなわち、保持面10aと平行でスピンドル20の軸心と垂直な方向に移動させる加工送りを行う。
図6は、加工送りの様子を示す断面図である。図6に示すように、切削ブレード32を矢印Aで示す方向に回転させた状態で、チャックテーブル10を矢印Bで示す方向(加工送り方向)に移動させる。これにより、ドレッサーボード13が切削ブレード32によって切削され、ドレッサーボード13の表面13a側には直線状の溝13cが形成される。
図7は、溝形成工程を経たドレッサーボード13を示す斜視図である。溝形成工程により、ドレッサーボード13の表面13側には、その幅が切削ブレード32の幅に概ね等しい直線状の溝13cが形成されている。また、ドレッサーボード13には、溝13cの内部で露出し、その高さが溝13cの深さと一致する一方の側壁(第1の側壁)13dと他方の側壁(第2の側壁)13eとが形成されている。
なお、図7には溝13cが1本形成されたドレッサーボード13を示しているが、切削ブレード32をドレッサーボード32に複数回切り込ませ、複数の溝13cを平行に形成してもよい。
また、上記では切削ブレード32によってドレッサーボード13に溝13cを形成する形態を示したが、予め溝が形成されたドレッサーボード13をチャックテーブル10によって保持してもよい。この場合、溝形成工程を省略できる。なお、ドレッサーボード13に予め形成する溝の幅は、例えば切削ブレード32の幅以上とすることができる。
<整形工程>
次に、溝形成工程を経て得られたドレッサーボード13を用いて、切削ブレード32の先端部を整形する整形工程を実施する。図8は、切削ブレード32の先端部が整形される様子を模式的に示す斜視図である。
整形工程では、チャックテーブル10によって保持されたドレッサーボード13の溝13cの内部で露出した側壁に、回転する切削ブレード32の先端部の側面を切り込ませる。これにより、切削ブレード32の先端部の側面が摩耗し、その形状が修正される。
整形工程は、切削ブレード32の先端部の一方の側面側をドレッサーボード13の溝13cの内部で露出した一方の側壁に切り込ませる第1の切削工程と、切削ブレード32の先端部の他方の側面側をドレッサーボード13の溝13cの内部で露出した他方の側壁に切り込ませる第2の切削工程とを含む。
第1の切削工程及び第2の切削工程を実施することにより、切削ブレード32の先端部の両側面に傾斜が形成され、例えば径方向外側に向かって先細りとなる形状を有する切削ブレード32を得ることができる。以下、第1の切削工程及び第2の切削工程の詳細を説明する。
[第1の切削工程]
整形工程では、まず、切削ブレード32の先端部の一方の側面側をドレッサーボード13の側壁に切り込ませ、切削ブレード32の先端部の一方の側面の形状を修正する第1の切削工程を実施する。図9(A)、図9(B)、図9(C)は、第1の切削工程における、溝13cの長さ方向から見た切削ブレード32の先端部とドレッサーボード13に形成された溝13cとを拡大した拡大正面図である。なお、ここでは説明の便宜のため、溝13cの幅と切削ブレード32の厚さとを誇張して示している。
ドレッサーボード13は、溝13cの内部で露出し、その高さが溝13cの深さと一致する第1の側壁13dと第2の側壁13eとを含む。また、切削ブレード32は、径方向から見たときの両側面に相当する一方の側面(第1の側面)32aと他方の側面(第2の側面)32bとをその先端部に含む。
第1の切削工程では、まず、ドレッサーボード13に形成された溝13cの端部13f(図8参照)に切削ブレード32を配置する。なお、切削ブレード32は、その径方向が溝13cの長さ方向と概ね一致するように配置される。
ここで、図9(A)に示すように、切削ブレード32は径方向から見て第1の側面32aがドレッサーボード13の第1の側壁13d側と重畳し、第2の側面32bがドレッサーボード13の第2の側壁13e側と重畳しないように位置付けられる。このときの第1の側壁13dの上端と、第1の側面32aのうち該上端と高さが一致する領域との距離を、D11とする。また、切削ブレード32の下端32cは、ドレッサーボード13の裏面13bよりも上側に配置される。
その後、チャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第1の側面32a側がドレッサーボード13の第1の側壁13d側に切り込み、ドレッサーボード13の第1の側壁13d側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D11となる。
切削ブレード32の第1の側面32a側がドレッサーボード13の第1の側壁13d側に切り込むと、切削ブレード32の第1の側面32aが摩耗して形状が修正される。また、第1の側壁13d側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第1の側壁13gが形成される(図9(B)参照)。
次に、再度切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置し、切削ブレード32が第1の側壁13g側に切り込むように、同様の手順で切削を行う。但し、図9(B)に示すように切削ブレード32は、第1の側壁13gの上端と、第1の側面32aのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD12となるように位置付けられる。D12の値は、D11と同じであっても異なっていてもよい。例えば、D12はD11よりも大きい値に設定できる。
この状態で加工送りを行うと、切削ブレード32の第1の側面32a側が第1の側壁13g側に切り込み、ドレッサーボード13の第1の側壁13g側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D12となる。この切削により、切削ブレード32の第1の側面32a側の形状がさらに修正される。また、第1の側壁13g側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第1の側壁13hが形成される(図9(C)参照)。
その後、再度切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置し、切削ブレード32が第1の側壁13h側に切り込むように、同様の手順で切削を行う。但し、図9(C)に示すように切削ブレード32は、第1の側壁13hの上端と、第1の側面32aのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD13となるように位置付けられる。D13の値は、D11、D12と同じであっても異なっていてもよい。例えば、D13はD12よりも大きい値に設定できる。
この状態で加工送りを行うと、切削ブレード32の第1の側面32a側が第1の側壁13h側に切り込み、ドレッサーボード13の第1の側壁13h側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D13となる。この切削により、切削ブレード32の第1の側面32a側の形状がさらに修正される。
このように、切削ブレード32の第1の側面32a側をドレッサーボード13の側壁に切り込ませる第1の切削工程を繰り返すことにより、切削ブレード32の先端部の第1の側面32a側を整形し、切削ブレード32が径方向外側に向かって先細りになるように第1の側面32aに傾斜を形成することができる。
なお、第1の切削工程を実施する回数や切削ブレード32の切り込み幅に制限はなく、これらは切削ブレード32の第1の側面32a側が所望の形状に修正されるように適宜設定される。例えば、上記の切り込み幅D11、D12、D13での切削をそれぞれ複数回実施してもよく、この場合、切削の回数はそれぞれ自由に設定することができる。また、上記では切削ブレード32がドレッサーボード13の側壁に3種類の切り込み幅D11、D12、D13で切り込む例を説明したが、切り込み幅の種類の数は自由に設定できる。
[第2の切削工程]
次に、切削ブレード32の先端部の他方の側面側をドレッサーボード13の側壁に切り込ませ、切削ブレード32の先端部の他方の側面の形状を修正する第2の切削工程を実施する。図10(A)、図10(B)、図10(C)は、第2の切削工程における、溝13cの長さ方向から見た切削ブレード32の先端部とドレッサーボード13に形成された溝13cとを拡大した拡大正面図である。なお、第1の側壁13iは、上記の第1の切削工程が完了した後の第1の側壁に相当する。
第2の切削工程では、まず、ドレッサーボード13に形成された溝13cの端部13f(図8参照)に切削ブレード32を配置する。なお、切削ブレード32は、その径方向が溝13cの長さ方向と概ね一致するように配置される。
ここで、図10(A)に示すように、切削ブレード32は径方向から見て第1の側面32aがドレッサーボード13の第1の側壁13i側と重畳せず、第2の側面32bがドレッサーボード13の第2の側壁13e側と重畳するように位置付けられる。このときの第2の側壁13eの上端と、第2の側面32bのうち該上端と高さが一致する領域との距離を、D21とする。また、切削ブレード32の下端32cは、ドレッサーボード13の裏面13bよりも上側に配置される。
その後、チャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第2の側面32b側がドレッサーボード13の第2の側壁13e側に切り込み、ドレッサーボード13の第2の側壁13e側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D21となる。
切削ブレード32の第2の側面32b側がドレッサーボード13の第2の側壁13e側に切り込むと、切削ブレード32の第2の側面32bが摩耗して形状が修正される。また、第2の側壁13e側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第2の側壁13jが形成される(図10(B)参照)。
次に、再度切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置し、切削ブレード32が第2の側壁13j側に切り込むように、同様の手順で切削を行う。但し、図10(B)に示すように切削ブレード32は、第2の側壁13jの上端と、第2の側面32bのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD22となるように位置付けられる。D22の値は、D21と同じであっても異なっていてもよい。例えば、D22はD21よりも大きい値に設定できる。
この状態で加工送りを行うと、切削ブレード32の第2の側面32b側が第2の側壁13j側に切り込み、ドレッサーボード13の第2の側壁13j側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D22となる。この切削により、切削ブレード32の第2の側面32b側の形状がさらに修正される。また、第2の側壁13j側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第2の側壁13kが形成される(図10(C)参照)。
その後、再度切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置し、切削ブレード32が第2の側壁13k側に切り込むように、同様の手順で切削を行う。但し、図10(C)に示すように切削ブレード32は、第2の側壁13kの上端と、第2の側面32bのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD23となるように位置付けられる。D23の値は、D21、D22と同じであっても異なっていてもよい。例えば、D23はD22よりも大きい値に設定できる。
この状態で加工送りを行うと、切削ブレード32の第2の側面32b側が第2の側壁13kに切り込み、ドレッサーボード13の第2の側壁13k側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D23となる。この切削により、切削ブレード32の第2の側面32b側の形状がさらに修正される。
このように、切削ブレード32の第2の側面32b側をドレッサーボード13の側壁に切り込ませる第2の切削工程を繰り返すことにより、切削ブレード32の先端部の第2の側面32b側を整形し、切削ブレード32が径方向外側に向かって先細りになるように第2の側面32bに傾斜を形成することができる。
なお、第2の切削工程を実施する回数や切削ブレード32の切り込み幅に制限はなく、これらは切削ブレード32の第2の側面32b側が所望の形状に修正されるように適宜設定される。例えば、上記の切り込み幅D21、D22、D23での切削をそれぞれ複数回実施してもよく、この場合、切削の回数はそれぞれ自由に設定することができる。また、上記では切削ブレード32がドレッサーボード13の側壁に3種類の切り込み幅D21、D22、D23で切り込む例を説明したが、切り込み幅の種類の数は自由に設定できる。
以上のように、第1の切削工程と第2の切削工程とを実施することにより、切削ブレード32の先端部の両側面に傾斜を形成できる。これにより、例えば先端部が径方向外側に向かって先細りとなる形状の切削ブレード32(先端部の輪郭が径方向から見てV字状、台形状の切削ブレード32など)を得ることができる。
なお、上記の整形工程では、1本の溝13cによって形成されたドレッサーボード13の側壁に対し、切削ブレード32の側面を複数回切り込ませて整形を行う。これにより、ドレッサーボード13の表面に溝を形成する工程を繰り返して切削ブレード32を整形する従来の手法と比較して、ドレッサーボード13の表面の溝が形成される領域を縮小でき、ドレッサーボード13を節約することができる。
また、第1の切削工程及び第2の切削工程では、予めドレッサーボード13に形成された溝13cに沿って切削ブレード32を移動させ、切削ブレード32の第1の側面32a側又は第2の側面32b側をドレッサーボード13と接触させる。そのため、ドレッサーボード13の表面に新たに溝を形成しながら切削ブレード32を整形する従来の手法と比較して、ドレッサーボード13の幅方向中央部がドレッサーボードを切削する量を抑え、整形工程における切削ブレード32の消耗を抑制できる。
また、上記の方法では、ドレッサーボード13に新たに溝を形成して切削ブレードを整形する場合と比較して、切削ブレード32によるドレッサーボード13の切削量を減らせるため、切削ブレード32とドレッサーボード13とを相対的に移動させる加工送りの速度を上げることができる。これにより、切削ブレードの整形に要する時間を短縮できる。
さらに、第1の切削工程及び第2の切削工程では、溝形成工程で切削ブレード32によって形成され、切削ブレード32に対応する形状を有する溝13cを用いることができる。これにより、切削ブレード32の第1の側面32a側及び第2の側面32b側を、ドレッサーボード13に均等に接触させて、切削ブレード32の整形を精度よく実施できる。
なお、上記では、第1の切削工程を複数回連続して実施し(図9(A)から図9(C))、切削ブレード32の第1の側面32aに傾斜を形成した後に、第2の切削工程を複数回連続して実施し(図10(A)から図10(C))、切削ブレード32の第2の側面32bに傾斜を形成する形態を示したが、切削の順序はこれに限定されない。例えば、第1の切削工程と第2の切削工程とを交互に実施することもできる。
また、上記では、1本の溝13cを用いて第1の切削工程と第2の切削工程とを実施する形態を示したが、切削ブレード32の整形に用いる溝13cの数に制限はない。例えば、ドレッサーボード13に溝13cを複数本形成し、一の溝13cを用いて第1の切削工程を複数回実施し、他の溝13cを用いて第2の切削工程を複数回実施することもできる。
<整形工程の変形例>
図9及び図10では、切削ブレード32の高さを一定にした状態で切削ブレード32をドレッサーボード13の側壁に複数回切り込ませる例について説明したが、第1の切削工程及び第2の切削工程ではそれぞれ、切削ブレード32の高さが異なる複数の切削を実施してもよい。以下、整形工程の変形例について説明する。
図11(A)、図11(B)、図11(C)は、第1の切削工程の変形例における、溝13cの長さ方向から見た切削ブレード32の先端部とドレッサーボード13に形成された溝13cとを拡大した拡大側面図である。図11(A)は、図9(A)と同様に、切削ブレード32をドレッサーボード13に形成された溝13cの端部13f(図8参照)に配置した様子を示す。
このときのドレッサーボード13の表面13aから切削ブレード32の下端32cまでの距離をD31とする。D31は、ドレッサーボード13の厚み未満の値に設定される。この状態でチャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第1の側面32a側が第1の側壁13dに切り込み、ドレッサーボード13の第1の側壁13d側が切削される。
なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D11となる。また、第1の側壁13d側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第1の側壁13gが形成される(図11(B)参照)。
次に、図11(B)に示すように、第1の側壁13gの上端と、第1の側面32aのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD12、切削ブレード32の下端32cからドレッサーボード13の表面13aまでの距離がD32となるように、切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置する。なお、D32はD31よりも小さい値であり、切削ブレード32の下端32cは、図11(A)よりも上側に配置される。
この状態でチャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第1の側面32a側のうち、ドレッサーボード13の表面13aよりも下方に位置する領域が第1の側壁13gに切り込み、ドレッサーボード13の第1の側壁13g側が切削される。
なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D12となる。また、第1の側壁13g側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第1の側壁13hが形成される(図11(C)参照)。
次に、図11(C)に示すように、第1の側壁13hの上端と、第1の側面32aのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD13、切削ブレード32の下端32cからドレッサーボード13の表面13aまでの距離がD33となるように、切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置する。なお、D33はD32よりも小さい値であり、切削ブレード32の下端32cは、図11(B)よりも上側に配置される。
この状態でチャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第1の側面32a側のうち、ドレッサーボード13の表面13aよりも下方に位置する領域が第1の側壁13hに切り込み、ドレッサーボード13の第1の側壁13h側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D13となる。
その後、第1の切削工程と同様にして第2の切削工程を実施する。図12(A)、図12(B)、図12(C)は、第2の切削工程の変形例における、溝13cの長さ方向から見た切削ブレード32の先端部とドレッサーボード13に形成された溝13cとを拡大した拡大側面図である。図12(A)は、図10(A)と同様に、切削ブレード32をドレッサーボード13に形成された溝13cの端部13f(図8参照)に配置した様子を示す。なお、第1の側壁13iは、上記の第1の切削工程が完了した後の第1の側壁に相当する。
このときのドレッサーボード13の表面13aから切削ブレード32の下端32cまでの距離をD41とする。D41は、ドレッサーボード13の厚み未満の値に設定される。この状態でチャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第2の側面32b側が第2の側壁13eに切り込み、ドレッサーボード13の第2の側壁13e側が切削される。
なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D21となる。また、第2の側壁13e側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第2の側壁13jが形成される(図12(B)参照)。
次に、図12(B)に示すように、第2の側壁13jの上端と、第2の側面32bのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD22、切削ブレード32の下端32cからドレッサーボード13の表面13aまでの距離がD42となるように、切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置する。なお、D42はD41よりも小さい値であり、切削ブレード32の下端32cは、図12(A)よりも上側に配置される。
この状態でチャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第2の側面32b側のうち、ドレッサーボード13の表面13aよりも下方に位置する領域が、第2の側壁13jに切り込み、ドレッサーボード13の第2の側壁13j側が切削される。
なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D22となる。また、第2の側壁13j側が切削されることにより、ドレッサーボード13には新たに第2の側壁13kが形成される(図12(C)参照)。
次に、図12(C)に示すように、第2の側壁13kの上端と、第2の側面32bのうち該上端と高さが一致する領域との距離がD23、切削ブレード32の下端32cからドレッサーボード13の表面13aまでの距離がD43となるように、切削ブレード32を端部13f(図8参照)に配置する。なお、D43はD42よりも小さい値であり、切削ブレード32の下端32cは、図12(B)よりも上側に配置される。
この状態でチャックテーブル10を加工送りし(図6参照)、切削ブレード32とドレッサーボード13とを溝13cの長さ方向に沿って相対的に移動させる。これにより、切削ブレード32の第2の側面32b側のうち、ドレッサーボード13の表面13aよりも下方に位置する領域が、第2の側壁13kに切り込み、ドレッサーボード13の第2の側壁13k側が切削される。なお、このときドレッサーボード13に切り込まれる切削ブレード32の領域の幅(切り込み幅)は、D23となる。
以上のように、第1の切削工程及び第2の切削工程において、切削ブレード32の高さが異なる複数の切削を実施することにより、切削ブレード32の下側ほど切削が施される回数が増し、側面32a及び側面32bに傾斜を容易に形成することができる。
なお、切削ブレード32の下端32cからドレッサーボード13の表面13aまでの距離は、切削ブレード32の両側面に所望の傾斜が形成されるように、適宜設定される。また、図11及び図12ではそれぞれ、切削ブレード32の下端32cからドレッサーボード13の表面13aまでの距離を2回変更する例を示したが、該距離の変更回数は自由に設定できる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 切削装置
4 基台
6 カバー
6a 側面
8 切削手段
10 チャックテーブル
10a 保持面
12 カセットテーブル
14 カセット
16 モニター
18 スピンドルハウジング
20 スピンドル
22 ブレードマウント
24 ボス部
26 固定フランジ
28 ナット
30 雄ねじ
32 切削ブレード
32a 一方の側面(第1の側面)
32b 他方の側面(第2の側面)
32c 下端
34 着脱フランジ
36 固定ナット
38 ダイシングテープ
40 フレーム
42 クランプ
44 ホイールカバー
46 パイプ
48 ノズル
11 被加工物
13 ドレッサーボード
13a 表面
13b 裏面
13c 溝
13d 一方の側壁(第1の側壁)
13e 他方の側壁(第2の側壁)
13f 端部
13g 一方の側壁(第1の側壁)
13h 一方の側壁(第1の側壁)
13i 一方の側壁(第1の側壁)
13j 他方の側壁(第2の側壁)
13k 他方の側壁(第2の側壁)

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物に切削加工を施す切削ブレードが装着される切削手段と、を備える切削装置を用いて、該切削ブレードの先端部の側面に傾斜を形成する切削ブレードの整形方法であって、
    ドレッサーボードを該チャックテーブルにより保持する保持工程と、
    該ドレッサーボードに直線状の溝を形成する溝形成工程と、
    該溝の内部で露出した該ドレッサーボードの一方の側壁側に該切削ブレードの先端部の一方の側面側が切り込むように該切削ブレードを位置付けて、該切削ブレードと該ドレッサーボードとを該溝の長さ方向に沿って相対移動させることにより、該切削ブレードの一方の側面側を該ドレッサーボードの一方の側壁側に切り込ませる第1の切削工程と、
    該溝の内部で露出した該ドレッサーボードの他方の側壁側に該切削ブレードの先端部の他方の側面側が切り込むように該切削ブレードを位置付けて、該切削ブレードと該ドレッサーボードとを該溝の長さ方向に沿って相対移動させることにより、該切削ブレードの他方の側面側を該ドレッサーボードの他方の側壁側に切り込ませる第2の切削工程と、を備え、
    該第1の切削工程及び該第2の切削工程により、該切削ブレードの先端部の一方の側面及び他方の側面に傾斜を形成することを特徴とする切削ブレードの整形方法。
  2. 該第1の切削工程と該第2の切削工程とを交互に実施することを特徴とする請求項1記載の切削ブレードの整形方法。
  3. 該第1の切削工程を複数回連続して実施し、該切削ブレードの先端部の一方の側面に傾斜を形成した後に、該第2の切削工程を複数回連続して実施し、該切削ブレードの先端部の他方の側面に傾斜を形成することを特徴とする請求項1記載の切削ブレードの整形方法。
  4. 該溝形成工程において、該切削ブレードを該チャックテーブルに保持された該ドレッサーボードに切り込ませることによって、該溝を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の切削ブレードの整形方法。
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