JP2019135363A - 油圧ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な強度が確保されたアームを備える油圧ショベルを提供すること。【解決手段】油圧ショベルは、アームと、前記アームの延設方向に沿って延設される側板と、前記アームの先端部に設けられ、前記側板に先端側から接合されたバケット連結部と、前記バケット連結部に設けられ、前記側板に対して交差する方向に沿って延設される円筒部と、前記バケット連結部において前記円筒部から後方側に向かって延設され、前記側板の先端縁部と接合される後端縁部を有する延設部と、を備える。前記側板の前記先端縁部及び前記延設部の前記後端縁部のそれぞれの形状は円弧形状である。【選択図】 図4

Description

本発明は、アームの先端部にバケットが取付けられた油圧ショベルに関する。
特許文献1には、油圧ショベルが開示されている。油圧ショベルは、ブームと、ブームの先端部に連結されるアームを備える。アームの先端部には、バケットが回動可能に取付けられている。アームの先端部には、バケット連結用ボス(バケット連結部)が設けられている。バケットは、バケット連結用ボスに挿入される連結ピンを介して、アームに対して取付けられている。バケット連結用ボスは、アームの側板に対して先端側に設けられ、側板とバケット連結用ボスとの間は、溶接されている。
実開平1−150649号公報
特許文献1の油圧ショベルでは、アームの先端部に取付けられたバケットによって掘削作業が行われる。このため、アームの先端部には、大きな衝撃力が作用する。このため、アームの強度が十分に確保されることが望まれている。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、アームの強度が確保された油圧ショベルを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の油圧ショベルは、先端側から後方側に向かって延設されるアームと、前記アームにおいて前記アームの延設方向に沿って延設される側板と、前記側板の先端を形成する先端縁部と、前記アームの先端部に設けられ、前記側板に先端側から接合されたバケット連結部と、前記バケット連結部に設けられ、前記側板に対して交差する方向に沿って延設される円筒部と、前記バケット連結部において前記円筒部から後方側に向かって延設され、前記側板の前記先端縁部と接合される後端縁部を有する延設部と、を備え、前記側板の前記先端縁部及び前記延設部の前記後端縁部のそれぞれの形状は円弧形状である。
本発明によれば、アームの強度が確保された油圧ショベルを提供することができる。
図1は、実施形態に係る油圧ショベルを概略的に示す図である。 図2は、実施形態に係る油圧ショベルのアームを概略的に示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る油圧ショベルのアームを幅方向の一方側から視た概略図である。 図4は、実施形態に係る油圧ショベルのアームの先端部を拡大して示す概略図である。 図5は、実施形態に係る油圧ショベルのアームのバケット連結用ボスを概略的に示す斜視図である。 図6は、実施形態に係る油圧ショベルのアームのバケット連結用ボスを部材ごとに分解して概略的に示す斜視図である。 図7は、実施形態に係る油圧ショベルのアームのバケット連結用ボスを構成するボス部材をアームの幅方向について内側から視た概略図である。 図8は、図7のA−A線断面図である。 図9は、図2乃至図4に示すアームとは別の種類のアームを概略的に示す斜視図である。 図10は、図9に示すアームを幅方向の一方側から視た概略図である。 図11は、図2乃至図4に示すアームの先端部を示す概略図である。 図12は、図2乃至図4に示すアーム及び図9乃至図10に示すアームとは別の種類のアームの先端部を示す概略図である。
図1は、本実施形態の油圧ショベル1を示す図である。油圧ショベル1は、走行体4と、旋回体5とを備える。旋回体5は、走行体4上に設けられ、走行体4に対して旋回(回転)可能である。
旋回体5は、運転室6と、エンジン室7と、カウンタウエイト8とを備える。エンジン室7は、運転室6とカウンタウエイト8との間に配置されている。
旋回体5には、ブーム9と、ブーム9の操作用のブームシリンダ10が取付けられている。ブームシリンダ10は、油圧シリンダである。ブーム9は、ブームシリンダ10が駆動されることにより、旋回体5に対して回動(起伏)する。
ブーム9の先端部には、アーム11と、アーム11の操作用のアームシリンダ12が取付けられている。アームシリンダ12は、油圧シリンダである。アーム11は、アームシリンダ12が駆動されることにより、ブーム9に対して回動する。
アーム11の先端部には、作業アタッチメントであるバケット13と、バケット13の操作用のバケットシリンダ14が取付けられている。バケットシリンダ14は、油圧シリンダである。バケット13は、バケットシリンダ14が駆動されることによりアーム11に対して回動する。
バケットシリンダ14とバケット13との間には、リンク機構15が設けられている。バケットシリンダ14とバケット13との間にリンク機構が設けられることにより、バケット13のアーム11に対する回動範囲が拡大する。
また、ブーム9、アーム11、バケット13、リンク機構15及び各油圧シリンダ(10、12、14)は、旋回体5と一緒に走行体4に対して旋回する。油圧ショベル1は、バケット13を用いて土砂などの掘削を行う油圧式作業車である。
図2及び図3は、アーム11を示す図である。図2及び図3に示すように、アーム11は、上板21と、一対の側板22と、下板24とを備える。上板21、側板22及び下板24のそれぞれは、アーム11の延設方向に沿って延設されている。上板(天板)21、側板22及び下板(腹板)24は、例えば、鋼製の板材である。アーム11は、上板21、側板22及び下板24を溶接することによって、箱形の形状(箱形構造体)に形成されている。また、図4は、アーム11の先端部を上板21及び下板24が取り外された状態で示す図である。図2乃至図4に示すように、上板21及び下板24は、アーム11の内部において対向している。また、一対の側板22は、互いに対して略平行であり、アーム11の内部において対向している。
ここで、アーム11の延設方向のうち、バケット13が取付けられる側、バケット13との連結部が設けられる側を先端側とする。また、アーム11の延設方向のうち、ブーム9が取付けられる側、すなわち、ブーム9との連結部が設けられる側を後方側とする。そして、アーム11の延設方向に対して垂直又は略垂直な方向のうち、側板22が向く方向をアーム11の幅方向とする。また、アーム11の延設方向に対して略垂直で、かつ、幅方向に対して略垂直な方向を、アーム11の上下方向とする。図3は、アーム11を幅方向の一方側から視た図である。
アーム11には、ブーム9との連結部であるブーム連結用ボス31が設けられている。ブーム連結用ボス31は、アーム11における後方側部位に設けられている。また、アーム11は、アームシリンダ12が取付けられるブラケット33と、バケットシリンダ14が取付けられるブラケット35を備える。
アーム11の先端部には、バケット13との連結部(バケット連結部)であるバケット連結用ボス(アタッチメント連結用ボス)37が設けられている。バケット13及びバケット連結用ボス37に連結ピン17が挿入されることにより、バケット13とアーム11とが連結される。バケット連結用ボス37は、側板22の先端縁部28のそれぞれに先端側から溶接(接合)されている。また、アーム11の先端部には、リンク機構15が連結されるリンク連結用ボス39が設けられている。リンク連結用ボス39は、バケット連結用ボス37よりも後方側に設けられている。
図5及び図6は、バケット連結用ボス37を示す図である。図5及び図6に示すように、バケット連結用ボス37は、円筒部45と、一対の延設部(フランジ部)46とを備える。バケット連結用ボス37は、強度の観点から、鋳造によって製造されるよりも、鍛造によって製造されることが好ましい。
円筒部45は、バケット連結用ボス37の先端部に設けられている。円筒部45は、両端が開口した円筒形状に形成されている。円筒部45には、バケット13とアーム11とを連結する連結ピン17が挿入される。円筒部45は、延設軸Rに沿って延設されている。延設軸(中心軸)Rは、円筒部45に挿入される連結ピン17の中心軸となる。また、延設軸Rは、側板22に対して交差する(垂直又は略垂直な)方向に沿って延設されている。円筒部45の延設軸Rは、アーム11の延設方向に対して垂直又は略垂直で、かつ、アーム11の幅方向に対して平行又は略平行となる。
延設部46のそれぞれは、円筒部45から後方側に向かって延設されている。延設部46は、側板22に対して平行又は略平行な平板形状に形成されている。延設部46は、互いに対して対向する。延設部46の先端部は、円筒部45の外周面と連続している。延設部46は、後端縁部47を備える。後端縁部47は、延設部46の後方側の端部に設けられている。後端縁部47のそれぞれは、側板22の先端縁部28の一方に先端側から接合される。
また、バケット連結用ボス37は、一対のボス部材41と、ボス部材41の間に配置されるパイプ43とが接合されることにより形成されている。図7及び図8は、ボス部材41を示す図である。図7は、ボス部材41をアーム11の幅方向について内側から視た図であり、図8は、図7のA−A線断面図である。
ボス部材41のそれぞれは、円筒部45の一部を形成するリング部45Aと、延設部46を備える。円筒部45は、リング部45Aのそれぞれとパイプ43とによって形成されている。リング部45Aと延設部46は、鍛造等によって一体に形成されている。
パイプ43は、円筒形状に形成され、延設軸Rに沿って延設されている。また、パイプ43の内径は、ボス部材41における円筒部45の内径よりも大きく形成されている。
延設部46のそれぞれは、後端縁部47と、突出部51とを備える。図4に示すように、後端縁部47は、側板22の先端縁部28と対向及び接触している。アーム11の幅方向についての後端縁部47の寸法(厚さ)は、アーム11の幅方向についての側板22の寸法(厚さ)と同じ又は略同じである。
突出部51は、アーム11の幅方向について側板22の内側に位置する。突出部51は、後端縁部47から後方側に向かって突出している。また、突出部51の外向面52は、幅方向について外側を向き、側板22の先端部の内向面26と対向及び接触している。
側板22にバケット連結用ボス37を接合する際には、側板22の先端縁部28と延設部46の後端縁部47とが接触した状態で、側板22の先端縁部28と延設部46の後端縁部47との間においてアーム11の幅方向の外側から溶接が行われる。これにより、側板22の先端縁部28及び延設部46の後端縁部47の間の境界部分に、接合部(溶接部)50が形成される。
側板22の先端縁部28及び延設部46の後端縁部47のそれぞれは、円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状に形成されている。このため、側板22の先端縁部28及び延設部46の後端縁部47の間の境界部分に形成される接合部50は、円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状に形成される。接合部50の円弧形状の中心角は、鋭角であり、90°よりも小さい。また、接合部50では、円筒部45の延設軸Rからの距離がいずれの箇所でも一定となる。
次に、本実施形態の油圧ショベル1の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、バケット連結用ボス37は、円筒部45と延設部46を備え、円筒部45のリング部45Aと延設部46とは、鋳造などによって一体に形成されている。また、延設部46には、溶接用の後端縁部47が設けられている。そして、側板22にバケット連結用ボス37を溶接する際には、側板22の先端縁部28とバケット連結用ボス37の後端縁部47との間が溶接される。このため、本実施形態では、バケット連結用ボス37に延設部46を設けることにより、円筒部45に側板22を直接溶接することなく、バケット連結用ボス37と側板22との間を溶接することができる。延設部46と側板22との間で溶接を行うことにより、円筒部45に側板22を直接溶接した場合に比べて、接合部50の強度(溶接強度)が大きくなる。また、接合部50の強度が大きくなることにより、バケット連結用ボス37の円筒部45を小径化することが可能になる。これにより、バケット連結用ボス37及びアーム11の先端部の軽量化が可能になる。
また、延設部46には、突出部51が設けられている。突出部51は、延設部46の後端縁部47よりも後方側まで延設されている。また、突出部51は、接合部50よりもアーム11の幅方向について内側に配置されている。このため、延設部46の後端縁部47と側板22の先端縁部28との間をアーム11の幅方向の外側から溶接して接合部50を形成する際に、突出部51は、溶接での裏当て材(補強板)と同様に機能する。したがって、本実施形態では、突出部51が設けられていることにより、裏当て材(補強板)等の新たな部材を設けることなく、バケット連結用ボス37の側板22に対する溶接を、容易に、かつ、確実に行うことができる。
また、油圧ショベル1は、アーム11の先端部に取付けられたバケット13を用いて、土砂等の掘削作業を行う。このため、アーム11の先端部には、バケット13との連結に用いられる連結ピン17を介して、アーム11の後方側部位やブーム9よりも大きな衝撃力が作用する。このため、アーム11の先端部に形成される接合部50には、大きな衝撃力が作用する。
例えば、作業時において、バケット連結用ボス37の円筒部45に、アーム11の延設方向に沿うピン荷重F1(図3参照)が作用することがある。ここで、ピン荷重F1は、アーム11の延設方向に沿ってアーム11の先端部を後方側へ押圧する圧縮荷重である。ピン荷重F1は、バケット連結用ボス37の先端部から後方側へ伝達され、接合部50を介して、側板22に伝達される。
本実施形態では、接合部50は、アーム11の上下方向に対して垂直な直線形状ではなく、円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状に形成されている。このため、接合部50では、バケット連結用ボス37と側板22との接触面は、アーム11の上下方向に対して垂直な直線形状ではなく、円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状となる。また、接合部50では、バケット連結用ボス37は、アーム11の延設方向とは異なる方向を含む複数の方向から側板22に当接する。このため、接合部50においてバケット連結用ボス37から側板22にピン荷重F1が伝達される際には、ピン荷重F1は、アーム11の延設方向とは異なる方向を含む複数の方向へ分散される。これにより、接合部50が真直ぐである場合に比べて、側板22に伝達されるピン荷重F1のうちアーム11の延設方向に沿う力が小さくなる。すなわち、接合部50が円弧形状に形成されていることにより、接合部50が真直ぐである場合に比べて、側板22に伝達される圧縮力が低減される。側板22に伝達される圧縮力が低減されることにより、側板22での座屈の発生が防止される。そして、側板22での座屈の発生が防止されることにより、アーム11の強度が向上する。また、アーム11の強度が向上することにより、円筒部45を小さくした場合でも、アーム11の強度を確保することが可能になり、円筒部45の小径化が可能になる。
また、作業時において、上下方向に沿うピン荷重F2(図3参照)が、バケット連結用ボス37の円筒部45に作用することがある。この場合、アーム11には、ピン荷重F2によって、ブーム9との連結部(31、33)を支点としてアーム11を曲げようとする曲げ荷重が作用する。そして、アーム11の先端部の接合部50では、ブーム9との連結部(31、33)からの距離が大きいため、アーム11の後方側部位に比べて、ピン荷重F2によって作用する曲げ荷重が大きくなる。接合部50では、ピン荷重F2によって作用する曲げ荷重は、バケット連結用ボス37を側板22に対して上下方向について移動させようとするせん断力として作用する。
本実施形態では、接合部50は、アーム11の上下方向に対して垂直な直線形状ではなく、円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状に形成されている。このため、本実施形態では、接合部50において側板22とバケット連結用ボス37との接触面は、ピン荷重F2によって接合部50に作用するせん断力(曲げ荷重)の作用方向に対して、沿わない。また、接合部50では、バケット連結用ボス37は、アーム11の延設方向とは異なる方向を含む複数の方向から側板22に当接する。したがって、接合部50が円弧形状に形成されていることにより、接合部50が真直ぐに形成された場合に比べて、接合部50に作用するせん断力が低減され、せん断力によってバケット連結用ボス37が側板22に対して移動することが抑制される。
このように、接合部50がバケット連結用ボス37の円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状に形成されていることにより、接合部50に作用するせん断力に対する接合部50の接合強度が向上する。
図9及び図10は、図2乃至図4に示すアーム11とは別の種類のアーム11を示す図である。図9及び図10に示すアーム11は、図2乃至図4に示すアーム11に対して、強度、延設方向についての長さ、側板22の厚さなどが異なる。
本実施形態では、アーム11の先端形状に関係なく接合部50を同一の形状に形成することができるため、例えば図9及び図10に示すアーム11のような、図2乃至図4に示すアーム11とは別の種類のアーム11を用いた場合でも、同一形状のバケット連結用ボス37を使用することができる。このため、多種類のアーム11に対してのバケット連結用ボス37の共通使用が可能となる。これにより、多種類のアーム11のそれぞれに対応したバケット連結用ボス37を用いる場合に比べて、設計、強度計算、応力解析、及び金型製造等にかかる費用等を削減することができる。
図11は、図2乃至図4に示すアーム11の先端部を示す図である。また、図12は、図2乃至図4に示すアーム11及び図9乃至図10に示すアーム11とは別の種類のアーム11の先端部を示す図である。図12に示すアーム11は、図11に示すアーム11に対して、上板21と下板24の間の角度θが異なる。図12のアーム11では、図11のアーム11に比べて、上板21と下板24との間の角度θが小さい。したがって、図12のアーム11では、図11のアーム11に比べて、接合部50が形成する円弧形状の中心角αが小さい。
本実施形態では、接合部50は、円筒部45の延設軸Rを中心とする円弧形状に形成されている。このため、本実施形態では、図11のアーム11と図12のアーム11との間において接合部50が形成する円弧形状の中心角αが変化することにより、下板24と接合部50との接触部分P1における接合部50の接線L1の、延設軸Rに対する位置関係が変化する。そして、図11のアーム11と図12のアーム11との間において、接触部分P1における接合部50の接線Lと下板24との間の角度β1の変化が、小さくなる。
すなわち、本実施形態では、接合部50が円弧形状に形成されていることにより、接合部50が直線形状に形成された場合に比べて、アーム11の種類によって上板21と下板24の間の角度θが変化しても、接触部分P1における、下板24と接合部50との間の角度β1の変化(差)を小さくすることができる。同様に、アーム11の種類によって上板21と下板24の間の角度θが変化しても、上板21と接合部50との接触部分P2における、上板21と接合部50(接線L2)との間の角度β2の変化(差)を小さくすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…油圧ショベル、4…走行体、5…旋回体、9…ブーム、11…アーム、13…バケット、21…上板、22…側板、24…下板、28…先端縁部、37…バケット連結用ボス、45…円筒部、46…延設部、47…後端縁部、50…接合部、51…突出部。

Claims (3)

  1. 先端側から後方側に向かって延設されるアームと、
    前記アームにおいて前記アームの延設方向に沿って延設される側板と、
    前記側板の先端を形成する先端縁部と、
    前記アームの先端部に設けられ、前記側板に先端側から接合されたバケット連結部と、
    前記バケット連結部に設けられ、前記側板に対して交差する方向に沿って延設される円筒部と、
    前記バケット連結部において前記円筒部から後方側に向かって延設され、前記側板の前記先端縁部と接合される後端縁部を有する延設部と、を備え、
    前記側板の前記先端縁部及び前記延設部の前記後端縁部のそれぞれの形状は円弧形状である、
    油圧ショベル。
  2. 前記円弧形状は、前記バケット連結部の前記円筒部の延設軸を中心とする円弧形状である、請求項1の油圧ショベル。
  3. 前記延設部において前記アームの幅方向について前記後端縁部よりも内側に設けられ、前記後端縁部に対して後方側へ突出する突出部をさらに備える、請求項1の油圧ショベル。
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