JP2019132083A - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上記課題を解決する車両用ドアハンドル装置は、車両ドアに取り付けられるように構成されるケースと、前記ケースに回動可能に支持されるドアハンドルと、を備え、前記ドアハンドルは、前記ケースに回動可能に支持される回動部と、前記回動部から前記車両ドアの外方に延びるハンドルと、前記回動部から前記車両ドアの内方に延びるレバーと、を有し、前記ケースは、前記レバーが挿入される貫通孔が形成される貫通部を有し、前記貫通部は、前記レバーに接触することで前記ドアハンドルの回動範囲を規定する一対の側壁と、前記一対の側壁の間に前記貫通孔が形成されるように前記一対の側壁を連結する一対の連結壁と、を含んで構成される。
例えば、一対の側壁が平行に延びる変更例のケースを想定すると、一対の側壁の延びる方向において、一対の側壁の間隔が一定となる。このため、変更例のケースにおいて、レバーの回動範囲を確保しようとすると、一対の側壁の間隔を大きくしたり、一対の側壁の肉厚を薄くしたりする必要が生じる。この点、上記構成のケースは、一対の側壁が基端から先端に向かうに連れて離れる方向に延びるため、上記変更例のケースにおける問題点が生じることを抑制できる。
上記構成によれば、一対の連結壁の間隔を回動軸線の周方向において一定とする場合に比較して、一対の連結壁の中央部の間隔が狭くなる点で、貫通孔を介して車両ドアの外側から内側に走行風及び異物などが進入しにくくなる。また、一対の連結壁の間隔を回動軸線の周方向において一定とする場合に比較して、一対の連結壁の両端部の間隔が広くなることで、一対の側壁及び一対の連結壁が交差する隅部に大きなR形状を設けやすくなる。つまり、車両用ドアハンドル装置は、ケースの設計及び製造の自由度を高くできる。
図2(a),(b)に示すように、ドアハンドル装置20は、利用者が把持するドアハンドル30と、ドアハンドル30を回動可能に支持するケース40と、ドアハンドル30を中立位置に付勢するスプリング21(図7参照)と、ドアハンドル装置20に形成される開口を塞ぐ遮蔽部材22と、を備える。また、ドアハンドル装置20は、伝達部材13とドアハンドル30を連結する連結部材23と、ケース40及びアウタパネル14の間に設けられるシール部材24と、を備える。なお、ドアハンドル装置20において、少なくともドアハンドル30及びケース40は、樹脂成形により形成される。このため、ドアハンドル30及びケース40には、ヒケ及びソリなどの成形不良が生じないように、適宜に肉抜き及び肉盗みを設けることが好ましい。
(1)利用者がドアハンドル30を第1回動方向R1及び第2回動方向R2に操作すると、ドアハンドル30のレバー33が伝達部材13を引くことで、利用者の操作力が全閉ロック111及び全開ロック112に伝達する。その結果、スライドドア10が全閉位置に位置する場合には、スライドドア10が全閉位置から開方向に移動可能となり、スライドドア10が全開位置に位置する場合には、スライドドア10が全開位置から閉方向に移動可能となる。また、利用者がドアハンドル30に対する操作を終えると、ドアハンドル30の回動によって変形するスプリング21の弾性力により、ドアハンドル30が中立位置に復帰する。
・ドアハンドル装置20は、図9(a),(b)に示す変更例としてもよい。詳しくは、ドアハンドル装置20は、図9(a)に示すように、一対の側壁51A,52Aを連結する連結壁53Aを備えるドアハンドル装置20Aとしてもよいし、図9(b)に示すように、一対の側壁51B,52Bを連結する連結壁53Bを備えるドアハンドル装置20Bとしてもよい。変更例に係るドアハンドル装置20A,20Bにおいても、上記実施形態の効果(1)を得ることができる。なお、図9(a),(b)には、1つの連結壁53A,53Bのみしか図示されていないが、ドアハンドル装置20A,20Bは一対の連結壁を備えるものとする。
・ドアハンドル装置20は、遮蔽部材22を有しなくてもよい。この場合、一対の連結壁53,54は、インナパネルなどスライドドア10の構成部材と接触しない範囲で内方X1に延ばすことが好ましい。言い換えれば、一対の連結壁53,54の先端面は、回動軸線RXを中心とする円弧面56でなくてもよい。
Claims (6)
- 車両ドアに取り付けられるように構成されるケースと、
前記ケースに回動可能に支持されるドアハンドルと、を備え、
前記ドアハンドルは、前記ケースに回動可能に支持される回動部と、前記回動部から前記車両ドアの外方に延びるハンドルと、前記回動部から前記車両ドアの内方に延びるレバーと、を有し、
前記ケースは、前記レバーが挿入される貫通孔が形成される貫通部を有し、
前記貫通部は、前記レバーに接触することで前記ドアハンドルの回動範囲を規定する一対の側壁と、前記一対の側壁の間に前記貫通孔が形成されるように前記一対の側壁を連結する一対の連結壁と、を含んで構成される
車両用ドアハンドル装置。 - 前記一対の側壁は、その基端から先端に向かうに連れて互いに離れる方向に延びる
請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置。 - 前記回動部は、前記ドアハンドルの回動軸線を中心とする円筒状の外周面を有し、
前記レバーは、前記一対の側壁の各々と接触する一対の接触平面を有し、
前記一対の接触平面は、前記回動部を挟むように前記外周面から前記外周面の接線方向に延びるとともに、前記レバーの基端から先端に向かうに連れて互いに近付く方向に延びる
請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置。 - 前記貫通孔の前記内方の開口を覆うように前記レバーに設けられる遮蔽部材を備え、
前記一対の連結壁の先端面は、前記ドアハンドルの回動軸線を中心とする円弧面であり、
前記回動軸線から前記円弧面までの距離は、前記回動軸線から前記遮蔽部材までの距離よりも短い
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置。 - 前記一対の側壁の各々は、前記レバーに接触する規制面を有し、
前記規制面は、前記一対の側壁の基端よりも先端に近い位置に形成される
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置。 - 前記一対の連結壁の間隔は、前記ドアハンドルの回動軸線の周方向における両端部よりも中央部の方が狭い
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110409940A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-05 | 宁波华德汽车零部件有限公司 | 一种电子解锁机械式汽车门拉手 |
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JP2005264525A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ドアハンドル装置 |
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CN110409940B (zh) * | 2019-08-30 | 2024-03-26 | 宁波华德汽车零部件有限公司 | 一种电子解锁机械式汽车门拉手 |
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