JP6943831B2 - 嵌合構造 - Google Patents

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    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"

Description

本発明は、嵌合構造に関する。
長尺部材を基体に対して取り付ける構造としては、例えば長尺部材であるコントロールケーブルをブラケットに装着するケーブル端末構造が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−115958号公報
しかし、このような構造では、ブラケットの一部に設けられた切欠部にキャップのリング溝が挿入されることでブラケットとキャップが固定される。このため、ケーブルに加わる外力によっては、ケーブルが切欠き部から離脱してしまうので、ケーブルの移動を抑える部材を設けるなどの対応が必要となる。
本発明は、ブラケットからのキャップの離脱が抑制された嵌合構造を提供することを目的とする。
本発明の嵌合構造は、
長尺部材の端部に設けられるキャップ部材と、前記キャップ部材が嵌合するブラケットを備え、前記ブラケットと前記キャップ部材とにより基体の被取付部に取付けられる取付部が構成される嵌合構造であって、
前記キャップ部材は、キャップ本体と、前記ブラケットと嵌合する嵌合部と、前記被取付部に取付けられるキャップ部材側取付部を有し、
前記キャップ部材側取付部は、前記キャップ本体の軸周り方向に延びて設けられ、
前記ブラケットは、ブラケット本体と、前記キャップ部材が嵌合する被嵌合部と、前記被取付部に取付けられるブラケット側取付部とを有し、
前記取付部は、前記キャップ部材側取付部と前記ブラケット側取付部とにより構成され、
前記ブラケット側取付部は、前記ブラケットの前記被嵌合部に嵌合した前記キャップ部材の軸の周りの一方側に設けられ、
前記キャップ部材側取付部は、前記ブラケットの前記被嵌合部に嵌合した前記キャップ部材の軸に対して、前記ブラケット側取付部とは反対側に設けられている。
本発明によれば、ブラケットからのキャップの離脱が抑制された嵌合構造を実現できる。
本発明の実施の形態に係る嵌合構造を有するフューエルリッドを示す平面図である。 図1の嵌合構造の要部構成を示す断面図である。 同嵌合構造を備えるリッドオープナーの分解斜視図である。 同嵌合構造の要部構成を示す分解断面図である。 同嵌合構造を備えるリッドオープナーの正面図である。 同嵌合構造を備えるリッドオープナーの斜視図である。 キャップ部材が嵌合したブラケットの背面図である。 ブラケットの背面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態の嵌合構造は、長尺部材を基体に取り付ける構造であり、ブラケットに装着した長尺部材を、ブラケットを介して基体にブラケットから抜けないように取り付ける。
嵌合構造は、例えば、ブラケットを介した長尺部材の取付対象となる基体の取付部位(被取付部)が平面ではなく、曲面や角度の異なる2つの面の境界部分と重なる部位である場合等でも適用できる。この基体の取付部位が狭小箇所であっても取り付けることができる。
本実施の形態では、嵌合構造1の一つの適用例として図1に示すように、基体7の一例としてのフューエルインレットボックス(図示省略)に尿素リッド開閉用のリッドオープナー3を取り付けた構造を挙げて説明する。なお、本実施の形態では、リッドオープナー3は、フューエルインレットボックス内に配置され、スクリューキャップ44により閉塞された給油口の近傍に配置されている。
嵌合構造1は、別の構造に適用することもできる。嵌合構造1は、例えば、基体に、牽引可能な長尺部材を抜けないように簡易に取り付ける構造であれば、どのような構造に適用してもよい。例えば、嵌合構造1は、コントロールケーブルを牽引して操作対象を操作する操作レバーを、湾曲した箇所に取り付ける場合等に適用できる。
図1〜図4に示す嵌合構造1のリッドオープナー3は、フューエルインレットボックスに取り付けられる装置として、長尺部材2(図2及び図3参照)の端部22に設けられるキャップ部材5と、キャップ部材5が嵌合するブラケット6とを備える。
嵌合構造1では、これらブラケット6とキャップ部材5とにより構成される取付部4が、基体7の被取付部72に取付けられることにより、リッドオープナー3が、フューエルインレットボックスに取り付けられている。本実施の形態では、凹状のフューエルインレットボックスにおいて、導出孔74が形成された底面部と、この底面部から立ち上がる一側面部とで形成された湾曲した角部が、基体7の被取付部72に該当する。
[長尺部材2]
長尺部材2は、例えば、ロッド、ケーブル等の長尺の部材であれば、断面等の形状は、どのようなものでもよい。本実施の形態では、長尺部材2は、アウターケーシング23内にインナーケーブル21(図2、図3及び図5参照)が摺動自在に内挿されたケーブルである。本実施の形態では、長尺部材2は、インナーケーブル21の端部22(ケーブルエンド)がリッドオープナー3に接続し、アウターケーシング23の端部がキャップ部材5と接続する。端部22は、キャップ部材5内で移動自在に、キャップ部材5から抜けないように配置されている。アウターケーシング23の端部がキャップ部材5を介してブラケット6に接続する。ブラケット6にアウターケーシング23の端部が接続することにより、操作レバーであるリッドオープナー3に対するアウターケーシング23の端部の位置が決められる。これにより、長尺部材2の配置が決められることになる。
長尺部材2は、本実施の形態では、端部22が操作ハンドル32に接続されており、操作ハンドル32の操作(矢印方向の操作)により、長尺部材2の他端部に接続された尿素リッド(図示省略)の開閉機構を介して、尿素リッドを開閉させる。
[キャップ部材5]
キャップ部材5は、筒状部材であり、長尺部材2の端部22を覆うように設けられ、ブラケット6に嵌合する。キャップ部材5は、長尺部材2の端部22をブラケット6に対して、外れないように取り付ける。本実施の形態においては、キャップ部材5にアウターケーシング23が接続することにより、インナーケーブル21の端部22が所定の範囲でキャップ部材5の内側に位置することとなる。そのため、キャップ部材5がブラケットに取り付けられることにより、インナーケーブル21の端部22はブラケット6に対して、所定の範囲において位置することとなる。
キャップ部材5は、キャップ本体52と、ブラケット6と嵌合する嵌合部54と、被取付部72に取り付けられるキャップ部材側取付部56と、案内部58とを有する。
キャップ本体52は、有底筒状の部材であり、キャップ本体52の底部52aには貫通孔が設けられ、この貫通孔を介して、長尺部材2が導出される。キャップ本体52の底部52aには、アウターケーシング23が内側で嵌合する、端部に開口を有する突出部が設けられている。この突出部の開口より挿入されたアウターケーシングの端部は、外周面が突出部の内周面に当接し、突出部と嵌合する。
キャップ本体52には、長尺部材2のアウターケーシング(図示省略)が固定される。キャップ本体52内には、アウターケーシング内を摺動するインナーケーブル21の端部22が、配置されている。インナーケーブル21は、底部52aにおいて、キャップ本体52に対して軸方向Cに摺動自在とされている。インナーケーブル21の端部22が配置されるキャップ本体52の内側空間には、キャップ本体52内を摺動自在に摺動端部材31が配置されている。摺動端部材31は、端部22に接続する。摺動端部材31は、キャップ本体52内での円滑に移動する。また、摺動端部材31は、キャップ本体52内においてコイルバネ等の付勢部材8の一端部を受ける受け部として機能する。摺動端部材31は、付勢部材8により、一端側に設けられた嵌合部54の側から底部52a側に付勢されている。なお、付勢部材8の他端部は、底部52aと軸C方向で対向する端面部666の裏面側に当接するように配置されてもよい。
キャップ本体52は、底部52aにより、摺動端部材31の他端部側への移動を規制する。キャップ本体52は、摺動端部材31及び長尺部材2の端部22をキャップ本体52の他端側から抜けないものとしている。キャップ本体52は、一端側で開口する開口部の周縁部に嵌合部54が設けられている。
嵌合部54は、ブラケット6の被嵌合部に嵌合して、キャップ部材5をブラケット6に嵌合させる。嵌合部54は、本実施の形態では、被嵌合部が備える被嵌合固定部69に嵌合して、キャップ部材5をブラケット6に固定する。
嵌合部54は、被嵌合固定部69との嵌脱が容易となるように形成されていることが好ましい。嵌合部54は、本実施の形態では、キャップ部材5をブラケット6に形成された挿入孔68に挿入することが可能に形成され、挿入孔68内に配置された被嵌合固定部69に嵌合する。
嵌合部54と被嵌合固定部69は、キャップ部材5のブラケット6の挿入孔68に対する挿脱により、嵌脱自在に構成されている。例えば、嵌合部54と被嵌合固定部69とはスナップフィットで嵌脱自在に構成される。キャップ部材5をブラケット6の挿入孔68に押し込むことで、キャップ部材5がブラケット6に嵌合する。本実施の形態では、被嵌合固定部69をブラケット6の挿入孔68の内周面に形成した凸部とし、キャップ本体52を樹脂材料で形成し、嵌合部54を爪部として構成している。この爪部は、キャップ部材5をブラケット6の挿入孔68に挿入した際に、弾性変形によりブラケット6の凸部に嵌脱するように構成されている(図4及び図6参照)。
キャップ部材側取付部56は、被取付部72に接続して、キャップ部材5が被取付部72に取付けられた状態とする。キャップ部材側取付部56は、ブラケット側取付部622とともに、基体7の被取付部72に取り付けられる取付部4を構成する。取付部4は、ブラケット6とキャップ部材5が基体7に取り付けられる際に、被取付部72と接触する。
キャップ部材側取付部56は、キャップ本体52の外周において軸周り方向に延びて設けられている。
キャップ部材5とブラケット6とが基体7に取り付けられた際に、キャップ部材側取付部56は、キャップ部材5がブラケット6に嵌合した状態で、キャップ部材5の軸方向においてブラケット6と基体7に挟まれた状態で配置される。キャップ部材側取付部56がブラケット6と基体7に挟まれることで、キャップ部材5は軸方向への移動が規制される。
キャップ部材側取付部56は、ブラケット6の挿入孔68の縁部682(図4及び図8参照)に当接する面と、この面と反対側の面であり、基体7に当接する面とを有する。なお、縁部682は、ブラケット6において挿入孔68の開口縁部の一部に、キャップ部材側取付部56が嵌まる凹状に形成される。
キャップ部材側取付部56は、本実施の形態では、キャップ本体52の外周に、キャップ本体52の軸に対して傾斜して、キャップ本体52の軸周り方向に延在する。
キャップ部材側取付部56は、キャップ本体52の外周においてU字状に形成されたリブ状部材であり、内部に被嵌合固定部69を有する挿入孔68の開口縁部に嵌合する。
キャップ部材側取付部56は、キャップ部材5において、キャップ部材5が挿入孔68に嵌合した際に、キャップ本体の軸Cに対してブラケット側取付部622とは反対側となるように設けられている。キャップ部材側取付部56は、キャップ本体の軸Cを挟みブラケット側取付部622とは反対側に配置される。キャップ部材側取付部56は、キャップ部材5の外周の周回り方向の全周に設けられてもよいが、本実施の形態では、キャップ部材5の外周の半周程度に設けられている。
案内部58は、キャップ本体52の外周に突設され、キャップ部材5が挿入孔68に嵌合した際に、挿入孔68の内周壁に形成された係合溝662と係合する。
案内部58は、本実施の形態では、キャップ本体52の外周面において挿入孔68への挿入方向に延在する突条部である。
案内部58は、キャップ部材5を挿入孔68に挿入する際に、係合溝662に係合し、キャップ部材5の挿入孔68内への挿入を案内する。また、案内部58は、係合溝662に係合することにより、挿入孔68に対するキャップ本体52の軸C周りの回転を規制する。これにより、ブラケット6へのキャップ部材5の取り付けの際の位置決めとなり、キャップ本体52はブラケット6に対して軸C周りの回転が規制される。係合溝662は、挿入孔68の軸方向に延びる側面が設けられ、案内部58には、この側面と摺接する摺動面とが設けられ、この側面と摺動面とが当接することにより、キャップ本体52のブラケット6に対して軸C周りの回転が規制される。
[ブラケット6]
ブラケット6は、キャップ部材5とともに長尺部材2を基体7に取り付ける。
ブラケット6は、基体7の被取付部72に沿う形状を有する。ブラケット6は、被取付部72が平面であっても、また、曲面、或いは2つの平面が交わる屈曲面であっても、長尺部材2の端部22に設けられたキャップ部材5を基体7から離脱しないように、取り付けることができる。
ブラケット6は、被取付部72において、導出孔74から長尺部材2が導出される面部と、その面部と角度が異なる面部との間の角部に取り付けられる。
ブラケット6は、被取付部72に沿って取り付けられるブラケット本体61と、内部に被嵌合固定部69を有する挿入孔68と、キャップ部材側取付部56とともに被取付部72に取付けられる取付部4を構成するブラケット側取付部622とを有する。本実施の形態では、被嵌合固定部69を含む挿入孔68全体で、被嵌合部を形成する。本実施の形態では、被嵌合部の挿入孔68にキャップ部材5が嵌合して、キャップ部材5の嵌合部54が被嵌合部の被嵌合固定部69に嵌合することにより、キャップ部材5がブラケット6に嵌合した状態で固定される。
本実施の形態のブラケット6は、キャップ部材5が基体7に取り付けて操作ハンドル32によりインナーケーブル21を牽引可能な状態で、操作ハンドル32を保持する。
ブラケット本体61は、被取付部72の形状に対応した形状を有する。
ブラケット本体61は、本実施の形態では、取り付けられる角部に沿うように、フューエルインレットボックスの底面上に、底面に沿って配置される第1板状部62と、第1板状部62の一端側から湾曲して延在する第2板状部64とを有する。
ブラケット6には、第1板状部62と第2板状部64との湾曲する接続部分に、基体7端部22側の面(「裏面」)に開口して挿入孔68が凹状に形成されている。
挿入孔68内の被嵌合固定部69は、キャップ部材5の嵌合部54と嵌合することにより、キャップ部材5をブラケット6のブラケット本体61に貫通させた状態で取り付ける。なお、被嵌合固定部69は、キャップ部材5の嵌合部54と嵌合する形状であればどのように形成されてもよい。
挿入孔68は中空の台部66により形成される。
台部66は、ブラケット6の裏面側に開口する中空部を有し、この中空部により挿入孔68が形成されている。台部66において中空部を囲む内周面に被嵌合固定部69が設けられている。
台部66は、ブラケット6の表面側において、第1板状部62から第1板状部62と第2板状部64との接続部分及び第2板状部64に亘る部位から突出して設けられている。
ブラケット6の表面側において、台部66の第2板状部64の延出方向に沿って突出する端面部666には、貫通孔668が形成されている。
貫通孔668には、操作ハンドル32の軸部33が摺動可能に挿通されている。
台部66は、軸部33を軸C方向、つまり、第2板状部64に沿う方向に移動自在に案内する。第2板状部64は、平面状に延びる部位が、挿入孔68の軸方向に延びている。
ここで、第2板状部64に沿う方向とは、本実施の形態では、リッドオープナー3が取り付けられる基体7としてのフューエルインレットボックスの一側面に沿う方向である。
なお、端面部666と操作ハンドル32の把持部34との間には、軸部33が挿通されたリング状の緩衝材65が配置されている。緩衝材65は、本実施の形態では、ゴムパッキン等の弾性部材であり、外部から貫通孔668を介して内部への水侵入を防ぐ。また、緩衝材65は、把持部34と端面部666との直接的な接触を防止する。
操作ハンドル32は、ユーザが把持して牽引可能な把持部34と、把持部34から突出する軸部33とを有する。
軸部33は、貫通孔668を介して台部66内から延出するように設けられている。軸部33の先端に設けられた端部が挿入孔68において嵌合したキャップ部材5の内側空間に存在する状態で、軸部33はブラケット6より延出する。挿入孔68に嵌合するキャップ部材5のキャップ本体52内で、軸部33の先端の係合部332が、長尺部材2の端部22に結合した摺動端部材31の突起312と係合されている(図2及び図6参照)。係合部332と摺動端部材31の突起312との係合は、操作ハンドル32の操作によってインナーケーブル21の端部22が連結する摺動端部材31が移動し、付勢部材8の付勢力による摺動端部材31の移動と共に軸部33が移動すれば、係合構造が限定されるものではない。インナーケーブル21の端部22は、摺動端部材31と嵌合して設けられている。本実施の形態においては、摺動端部材31は、軸方向の一方側にインナーケーブル21の端部22が嵌合する嵌合孔が設けられ、軸方向の他方側にはインナーケーブル21が延出する延出口が設けられている。インナーケーブル21は、摺動端部材31の径方向の中央に設けられた延出口から延出している。摺動端部材31は、付勢部材8の端部と接続する座部と、インナーケーブル21と接続するケーブル接続部と、操作ハンドル32とハンドルと接続するハンドル接続部とを有している。摺動端部材31は、操作ハンドル32の操作によって移動するとともに、インナーケーブル21が移動し、付勢部材8が弾性変形する。
本実施の形態では、係合部332は、軸方向と直交する方向に開口して、インナーケーブル21を導出した状態で端部22を収容するように形成されている。
また、把持部34は、台部66の端面部666と対向して配置されている。把持部34は、軸部33の移動に伴い、第2板状部64の表面に沿って移動自在であり、把持部34を端面部666から離間する方向(図1及び図2に示す矢印方向)に牽引可能である。この牽引により、台部66内の軸部33は、貫通孔668から外方へ、第2板状部64の表面に沿って移動する。この移動により、先端の係合部332を介して接続された長尺部材2を付勢部材8の付勢力に抗して、把持部34の移動方向に牽引できる。
ブラケット側取付部622は、ブラケット6を基体7に取り付ける。
ブラケット側取付部622は、キャップ部材5を嵌合したブラケット6を基体7に取り付けることにより、キャップ部材側取付部56が基体7からのキャップ部材5の離脱を抑制した状態で、ブラケット6を基体7に固定する。
ブラケット側取付部622は、基体7の被取付部72に面接触して、取り付けられる。
ブラケット側取付部622は、ブラケット6の挿入孔68に嵌合したキャップ部材5の軸Cの周りの一方側に設けられ、軸Cに対して、キャップ部材側取付部56とは反対側に設けられる。
すなわち、ブラケット側取付部622とキャップ部材側取付部56とは、ブラケット6の挿入孔68に嵌合したキャップ部材5の軸Cに対して互いに反対の位置に配置される。
本実施の形態では、ブラケット側取付部622は、嵌合部54と被嵌合固定部69とが嵌合した状態、つまり、キャップ部材5が被嵌合部であるブラケット6の挿入孔68に嵌合して固定された状態で、キャップ部材側取付部56とによりキャップ部材5の軸Cを挟む位置に配置されている。
具体的には、ブラケット側取付部622は、取付穴63を有し、第1板状部62の裏面に、面状に形成されている。
ブラケット側取付部622は、挿入孔68を挟み、キャップ部材側取付部56とは反対側の部位、本実施の形態では、第1板状部62の他端側角部に設けられている。
ブラケット側取付部622は、本実施の形態では、被取付部72であるフューエルインレットボックスの底面に面接触した状態で、取付穴63を挿通するネジなどの止着部材48を介して固定される。ブラケット側取付部622とキャップ部材側取付部56とは、基体7の被取付部72に対する当接部分を形成し、ブラケット6が基体7に固定された際に、被取付部72のブラケット6側の面と当接する。キャップ部材5は、ブラケット側取付部622とキャップ部材側取付部56とに挟まれた位置に存在するため、ブラケット6が基体7に固定されることで基体7に対して安定に固定される。また、操作ハンドル32の軸部33の側面が貫通孔668の開口端部と当接し、摺動端部材31の外周面がキャップ部材5の内周面と摺接するので、操作ハンドル32はブラケット6に対して安定して摺動することができる。そのため、操作ハンドル32は、基体7に対して安定した移動をすることができる。
[嵌合構造1の効果]
図1及び図2に示す嵌合構造1は、キャップ部材5をブラケット6に嵌合したリッドオープナー3を、基体7としてのフューエルインレットボックスの湾曲した凹状の底部の角部を被取付部72として取り付けた構造である。キャップ部材5は、基体7の底面の導出孔74から裏面側に突出した状態で取り付けられている。
ブラケット6の第1板状部62は、フューエルインレットボックスの底面に沿って配置され、第2板状部64は、フューエルインレットボックスの一側面に沿って配置される。
長尺部材2の端部22に設けられたキャップ部材5は、ブラケット6の第1板状部62と第2板状部64との接合部分である湾曲部分に形成された挿入孔68に挿入されることによりブラケット6に嵌合している。
キャップ部材5とブラケット6は取付部4を介して被取付部72に取り付けられている。取付部4は、ブラケット6の被嵌合固定部69を含む被嵌合部に嵌合したキャップ部材5の軸Cに対して、互いに反対の位置にあるキャップ部材側取付部56とブラケット側取付部622とにより構成されている。
キャップ部材側取付部56は、キャップ部材5の軸Cに対して、フューエルインレットボックスの一側面に沿う第2板状部64側で、軸C方向でブラケット6と基体7とに面接触して挟持された状態で配置され、軸C方向で離脱することがない。キャップ部材5は、キャップ部材側取付部56が基体7によって押圧された状態で、ブラケット6によって支持される。
一方、ブラケット側取付部622は、キャップ部材5の軸Cに対して、フューエルインレットボックスの底面に沿う第1板状部62に設けられ、フューエルインレットボックスの底面に面接触して止着部材48を介して固定されている。
これにより、キャップ部材5は、ブラケット6から離脱が抑制された状態で固定される。また、ブラケット6とともに取り付けられる基体7の被取付部72の導出孔74から離脱することがない。キャップ部材側取付部56とブラケット側取付部622とは、軸部33の軸方向と垂直方向における操作ハンドル32に力がかかる方向に設けられている。
キャップ部材側取付部56は、キャップ本体52の外周に、キャップ本体52の軸に対して傾斜して、キャップ本体52の軸周り方向にU字状に延在するリブ状部材である。このキャップ部材側取付部56が、被嵌合固定部69を有する挿入孔68の開口縁部に嵌合することにより、案内部58の有無に関わらず、キャップ部材5がブラケット6に対して軸C周りに回転すること防止する。これにより、キャップ部材5がブラケット6に対して回転することにより発生する摩擦により、双方の部材同士が削れることがなく、部材同士間のがたつきの発生を防止できる。
本実施の形態では、フューエルインレットボックスの一側面に沿うように配置される第2板状部64は第1板状部62から屈曲するように設けられ、キャップ部材側取付部56は、第1板状部62側から第2板状部64側に向かって、軸C周り方向に延びて設けられている。
これにより、長尺部材2に軸C方向の外力が掛かり、キャップ部材5にその外力が伝達される場合でも、フューエルインレットボックスの底面に固定されるブラケット側取付部622と、軸Cに対してブラケット側取付部622とは反対側のキャップ部材側取付部56を介して、フューエルインレットボックスの一側部に沿う第2板状部64とで、その外力を受けることができる。
本実施の形態では、操作ハンドル32を引くことにより長尺部材2が付勢部材8の付勢力に抗して、軸C方向(図1及び図2に示す矢印方向)に牽引される。これにより、長尺部材2が軸C方向の端部22側に牽引されて、ブラケット6に対して、軸Cを挟み、ブラケット側取付部622側、及び、キャップ部材側取付部56側のうちの少なくとも一方側に荷重が掛かる場合でも、好適に受けて長尺部材2を保持することができる。
また、ブラケット側取付部622とキャップ部材側取付部56とが、ブラケット6の被嵌合部(実施の形態では挿入孔68)に嵌合したキャップ部材5の軸Cを挟むように、キャップ部材5の軸Cに対して互いに反対側に設けられている。これによりリッドオープナー3の基体7における取付部位が狭小箇所であっても、長尺部材2の端部22に設けられたキャップ部材5をブラケット6から離脱しないように取り付けることができる。
なお、本実施の形態の嵌合構造1は、基体7にリッドオープナー3を後付けする構造においても適用可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る嵌合構造は、ブラケットからのキャップの離脱が抑制された嵌合構造を実現できる効果を有し、特に、フューエルインレットボックスに尿素用のリッドオープナーを取り付ける構造に用いるものとして有用である。
1 嵌合構造
2 長尺部材
3 リッドオープナー
4 取付部
5 キャップ部材
6 ブラケット
7 基体
8 付勢部材
21 インナーケーブル
22 端部
23 アウターケーシング
31 摺動端部材
32 操作ハンドル
33 軸部
34 把持部
44 スクリューキャップ
48 止着部材
52 キャップ本体
52a 底部
54 嵌合部
56 キャップ部材側取付部
58 案内部
61 ブラケット本体
62 第1板状部
63 取付穴
64 第2板状部
65 緩衝材
66 台部
68 挿入孔(被嵌合部)
69 被嵌合固定部(被嵌合部)
72 被取付部
74 導出孔
332 係合部
312 突起
622 ブラケット側取付部
662 係合溝
666 端面部
668 貫通孔
682 縁部

Claims (2)

  1. 長尺部材の端部に設けられるキャップ部材と、前記キャップ部材が嵌合するブラケットを備え、前記ブラケットと前記キャップ部材とにより基体の被取付部に取付けられる取付部が構成される嵌合構造であって、
    前記キャップ部材は、キャップ本体と、前記ブラケットと嵌合する嵌合部と、前記被取付部に取付けられるキャップ部材側取付部を有し、
    前記キャップ部材側取付部は、前記キャップ本体の軸周り方向に延びて設けられ、
    前記ブラケットは、ブラケット本体と、前記キャップ部材が嵌合する被嵌合部と、前記被取付部に取付けられるブラケット側取付部とを有し、
    前記取付部は、前記キャップ部材側取付部と前記ブラケット側取付部とにより構成され、
    前記ブラケット側取付部は、前記ブラケットの前記被嵌合部に嵌合した前記キャップ部材の軸の周りの一方側に設けられ、
    前記キャップ部材側取付部は、前記ブラケットの前記被嵌合部に嵌合した前記キャップ部材の軸に対して、前記ブラケット側取付部とは反対側に設けられ、且つ、前記ブラケットの前記被嵌合部に前記キャップ部材が嵌合した際に、前記ブラケットと前記基体とにより軸方向で挟持される、
    嵌合構造。
  2. 前記キャップ部材側取付部は、前記キャップ本体の軸に対して傾斜して前記キャップ本体の軸周り方向に延びて設けられている、
    請求項1記載の嵌合構造。
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