JP2019126264A - 海苔供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】海苔を精度よくおむすびと位置合わせできるようにする。【解決手段】積層された複数枚の海苔Lで構成される海苔積層体LGを収容する海苔ホッパ10と、海苔積層体LGの下部を支持する支持位置と、支持位置から退避した退避位置とに移動可能な海苔支持板14と、海苔支持板14が退避位置のときに海苔積層体LGの最下部に位置する海苔Lを下方へ取り出す吸着パッド11と、吸着パッド11で取り出された海苔Lを搬送する搬送部12と、搬送部12で搬送された海苔Lの下面を吸着して持ち上げる海苔付パッド13とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、海苔供給装置に関し、特に、シート状の海苔とおむすびとの位置合わせ技術に関するものである。
米飯を所定形状に成形したおむすびにシート状の海苔を直接巻き付けた、いわゆる直巻おむすびが知られている。そして、直巻おむすびを製造する装置は、海苔をおむすびに供給する海苔供給装置と、海苔をおむすびに巻き付ける海苔巻付装置とで構成される。
ここで、海苔巻付装置で海苔を綺麗におむすびに巻き付けるために、海苔供給装置においては、海苔を精度よくおむすびと位置合わせしておくことが求められる。
おむすびに海苔を供給する海苔供給装置としては、例えば、特許文献1(特開2004−073129号公報)や特許文献2(特開2008−100843号公報)に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の海苔供給装置では、海苔送り円盤に形成された海苔収容ポケットに収容された海苔を海苔付けプッシャで打ち落とすようにして、海苔付け円盤のおむすび収容孔に収容されたおむすびの上面に接着している。
また、特許文献2に記載の海苔供給装置では、ストッカに積層収容された海苔を吸引筺で下方から一枚ずつ取り出し、側方に待機しているベルトコンベアに受け渡しておむすびへ供給している。
特開2004−073129号公報 特開2008−100843号公報
しかしながら、前者の海苔供給装置では、海苔とおむすびとをタイミングを合わせて搬送し、プッシャで海苔をおむすびに接着しているので、両者の搬送タイミングやプッシャの作動タイミングにより位置精度が不安定になる。
また、後者の海苔供給装置では、海苔を吸引筺からベルトコンベアに受け渡し、当該ベルトコンベアに載せて搬送しているので、受け渡し時における位置ずれやベルトコンベアでの搬送時における位置ずれにより、やはり位置精度が不安定になる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、シート状の海苔を精度よくおむすびと位置合わせすることのできる海苔供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の海苔供給装置は、積層された複数枚のシート状の海苔で構成される海苔積層体を収容する海苔収容部と、前記海苔積層体の下部を支持する支持位置と、前記支持位置から退避した退避位置とに移動可能な支持部材と、前記支持部材が前記退避位置のときに前記海苔積層体の最下部に位置する海苔を下方へ取り出す取出手段と、前記取出手段で取り出された前記海苔を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送された前記海苔の下面を吸着して持ち上げる持上手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項1に記載の発明において、前記搬送手段は、前記取出手段と前記持上手段との間に設けられ、前記海苔が両側を規制されながら走行するレールと、前記レールに載せられた前記海苔を前記取出手段から前記持上手段へと送る移送部と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項1または2記載の発明において、前記海苔は矩形シート状の形状を呈し、前記支持部材は、前記海苔収容部における前記海苔の短辺側に配置され、水平な支持位置と、当該支持位置から下方に回動した退避位置とに移動可能な海苔支持板であり、前記取出手段には、回動する前記支持部材との干渉を回避するとともに前記海苔の長辺側を斜め下方に屈曲させて吸着する傾斜部が形成されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記持上手段は、前記取出手段で取り出された前記海苔を前記搬送手段で搬送するときには、前記海苔を吸着するときよりも弱い吸引力となる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、おむすびを把持する把持手段をさらに有し、前記持上手段で持ち上げられた前記海苔は前記把持手段に把持された前記おむすびに貼り付けられる、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項5記載の発明において、前記把持手段は、前記おむすびの水平方向の向きを変更する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項5または6記載の発明において、前記海苔の貼り付けられた前記おむすびを次工程に移送する移送手段をさらに有する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明の海苔供給装置は、上記請求項7記載の発明において、前記持上手段には、上方に開いた複数の溝部が形成され、前記移送手段は、前記溝部に入り込んで前記おむすびおよび前記海苔を前記持上手段から受け取って次工程へ移動する移動テーブル、および前記移動テーブルに連動して前記おむすびを押しながら次工程へ移動する移動型を具備する、ことを特徴とする。
本発明によれば、海苔収容部に収容された海苔積層体の最下部のシート状の海苔を取出手段で取り出して持上手段へ搬送し、当該持上手段で海苔の下面を吸着して持ち上げておむすびに貼り付けるようにしている。
これにより、海苔は持上手段に吸着されることで位置ずれをおこすことなく持ち上げられるので、海苔をおむすびに貼り付けるときのよれやずれが抑制され、シート状の海苔を精度よくおむすびと位置合わせすることが可能になる。
本発明の一実施の形態である海苔供給装置を備えた海苔巻きおむすび製造装置を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1のおむすび製造装置内に設けられた海苔供給装置を示す斜視図である。 図3の内部構造を示す側面図である。 図3の海苔供給装置の要部を示す斜視図である。 図3の海苔供給装置の海苔ホッパ、吸着パッドおよび海苔付パッドを抽出して示す斜視図である。 図6の側面図である。 図3の海苔供給装置に設けられた集塵機を示す斜視図である。 チャックによるおむすびの移載動作の一部を示す斜視図である。 チャックによるおむすびの移載動作の図9に続く斜視図である。 チャックによるおむすびの移載動作の図10に続く斜視図である。 (a)〜(e)は海苔供給装置による海苔の供給動作を連続的に示す説明図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の一部を示す斜視図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図13に続く斜視図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図14に続く斜視図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図15に続く斜視図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態である海苔供給装置を備えた海苔巻きおむすび製造装置を示す斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1のおむすび製造装置内に設けられた海苔供給装置を示す斜視図、図4は図3の内部構造を示す側面図、図5は図3の海苔供給装置の要部を示す斜視図、図6は図3の海苔供給装置の海苔ホッパ、吸着パッドおよび海苔付パッドを抽出して示す斜視図、図7は図6の側面図、図8は図3の海苔供給装置に設けられた集塵機を示す斜視図、図9はチャックによるおむすびの移載動作の一部を示す斜視図、図10はチャックによるおむすびの移載動作の図9に続く斜視図、図11はチャックによるおむすびの移載動作の図10に続く斜視図、図12(a)〜(e)は海苔供給装置による海苔の供給動作を連続的に示す説明図、図13は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の一部を示す斜視図、図14は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図13に続く斜視図、図15は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図14に続く斜視図、図16は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図15に続く斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態の海苔供給装置を備えた海苔巻きおむすび製造装置は、おむすびR(図4等)に巻かれる海苔L(図4等)を供給する海苔供給機構M1と、所定形状に成形されたおむすびRを取り込んで整列するとともに海苔供給機構M1から供給された海苔LをおむすびRに貼り付けるおむすび供給機構M2と、貼り付けられた海苔LをおむすびRに巻き付ける海苔巻機構M3と、海苔巻機構M3で海苔Lの巻き付けられたおむすびRを次工程に払い出す払出機構M4とを備えている。また、作業者が海苔供給装置の動作設定を行う入力部1が設けられている。
そして、海苔供給機構M1とおむすび供給機構M2とにより、本実施の形態の海苔供給装置が構成されている。但し、海苔供給装置は、これらの2台の機構M1,M2で構成される必要はなく、少なくとも海苔供給機構M1を備えていればよい。
図2において、海苔巻機構M3は、間欠回転する円形のテーブル30と、当該テーブル30の回転に合わせて所定の動作を行って海苔Lを段階的におむすびRに巻き付ける折込型31とを備えている。また、払出機構M4は、海苔Lの巻き付けられたおむすびRをテーブル30から取り出す取出部40と、取出部40で取り出されたおむすびRを次工程へと搬送する搬送部41とを備えている。
なお、海苔供給装置を備えた海苔巻きおむすび製造装置には、米飯を所定形状のおむすびRに成形しておむすび供給機構M2に送る米飯成形機構(図示せず)が接続される。但し、作業者がおむすびRをおむすび供給機構M2に直接持ち込む場合には、米飯成形機構は接続されない。
さて、図3〜図7に示すように、海苔供給機構M1は、積層された複数枚の矩形シート状の海苔Lで構成される海苔積層体LGを収容する海苔ホッパ(海苔収容部)10と、海苔積層体LGの最下部に位置する海苔Lを吸着孔11aで吸着して下方へ取り出す昇降可能な吸着パッド(取出手段)11と、吸着パッド11で取り出された海苔Lを搬送する搬送部(搬送手段)12と、搬送部12によって搬送された海苔Lの下面を吸着して所定高さ(おむすびRに貼り付けられる高さ)まで持ち上げる昇降可能な海苔付パッド(持上手段)13とを備えている。また、海苔ホッパ10の下部には、海苔積層体LGの下部を支持する水平な支持位置と、当該支持位置から下方に回動して海苔積層体LGの支持を解除する解除位置とに移動可能な海苔支持板(支持部材)14が設けられており、前述した吸着パッド11は、海苔支持板14が解除位置になったときに海苔積層体LGの最下部に位置する海苔Lを取り出す。
なお、海苔ホッパ10に収容される海苔Lの形状は矩形に限定されるものではなく、シート状である限り、矩形以外の様々な形状であってもよい。また、海苔ホッパ10の海苔収容形状をフレキシブルにして、様々な形状の海苔Lに対応させるようにしてもよい。
さらに、図4に示すように、海苔付パッド13で持ち上げられた海苔LをおむすびRに貼り付けるために、おむすび供給機構M2のおむすびRを把持するチャック(把持手段)20が設けられている。
図5に詳しく示すように、搬送部12は、吸着パッド11と海苔付パッド13との間に設けられており、海苔Lが走行する一対のレール12aと、レール12aに載せられた海苔Lを押して吸着パッド11から海苔付パッド13へと送るスライダ(移送部)12bとを備えている。
そして、レール12aは、吸着パッド11や海苔付パッド13が下降した位置では上になり、これらが上昇した位置では下になる位置関係に設定されている。また、スライダ12bは、レール12aと平行に配置されたシリンダ12baと、シリンダ12baから出没するロッド12bbと、ロッド12bbの先端に取り付けられて海苔Lを吸着パッド11から海苔付パッド13へ向けて押す搬送アーム部材12bcとで構成されている。
そして、伸長したロッド12bbがシリンダ12ba内に没入する動作で搬送アーム部材12bcが移動することにより、海苔ホッパ10から取り出された海苔Lは、両側の自由な動きが規制されながら吸着パッド11からレール12a上を走行して海苔付パッド13の直上へと精度よく搬送される。
図4および図7に示すように、海苔支持板14は、海苔ホッパ10における海苔Lの短辺側に配置されており、前述した支持位置と解除位置とに回動する。また、吸着パッド11は、海苔Lの搬送方向に沿って並列配置された所定の厚みの形状で構成され、前述のように回動する海苔支持板14との干渉を回避し、さらに海苔Lの長辺側を斜め下方に屈曲させて吸着するための傾斜部11bが形成された台形の形状に形成されている。
したがって、海苔支持板14が解除位置に回動し、吸着パッド11が海苔積層体LGの最下部の海苔Lを吸着すると、この最下部の海苔Lだけが、長辺側が斜め下方に屈曲する。その後、海苔支持板14が支持位置に戻ると、当該海苔支持板14は、最下部の海苔Lを除いた海苔積層体LGを支持することになるので、吸着パッド11は最下部の海苔Lだけを確実に取り出すことができ、取出エラー(海苔Lを同時に複数枚取り出してしまうというエラー)を低減することができる。
さて、図5および図6に示すように、海苔付パッド13にも吸着孔13aが形成されている。そして、海苔Lの下面が海苔付パッド13に吸着されて所定の高さまで持ち上げられ、チャック20で把持されて待機しているおむすびRに貼り付けられる。
海苔付パッド13は、吸着パッド11から海苔付パッド13へと海苔Lを搬送するときにも吸着孔13aによる吸引状態を維持しており、その吸引力は、海苔Lを吸着するときよりも弱くなるように設定されている。これにより、レール12a上を走行する海苔Lには下方への弱い力が与えられ続けるので、レール12aからの浮き上がりが防止されて安定した走行が可能になる。
なお、海苔付パッド13には、上方に開いた複数の溝部13bが形成されている。この溝部13bは、櫛歯状の移動テーブル22a(図3、図13〜図16)が入り込むためのものであり、詳細は後述する。
図3に示すように、海苔供給機構M1の下部には、装置内の塵埃(例えば海苔かすなど)を集めて取り除く集塵機(集塵手段)15が設けられている。図8に示すように、集塵機15は、装置内の空気を図示しない排気ファンにより排出することでフィルタ15aaで塵埃を捕捉する集塵部15aと、集塵部15aで捕捉された塵埃を貯留する集塵ボックスとで構成されている。
そして、集塵機15の排気ファンにより、海苔Lを搬送する導線よりも下方側に空気の流れが形成されるので、海苔Lの搬送時に発生する海苔かすなどが集塵される。さらに、吸着パッド11の吸着孔11aと海苔付パッド13の吸着孔13aでも海苔かすなどが吸引されるので、海苔供給機構M1の内部は清浄な状態に保たれるようになっている。
図1および図2において、おむすび供給機構M2は、前述したチャック20と、図示しない米飯成形機構からのおむすびRを取り込む取込コンベア21とを備えている。
図9〜図11に示すように、チャック20は、相互に開閉可能に設けられておむすびRの側面を把持する一対のチャック本体20aと、チャック本体20aを昇降および水平方向に回転させる昇降回転部20bと、チャック本体20aを取込コンベア21と海苔付パッド13に持ち上げられた海苔Lとの間で往復移動させる駆動部(図示せず)とを備えている。
図9に示すように、チャック本体20aを駆動部により取込コンベア21上のおむすびRの取込位置まで移動させた後、図10に示すように、昇降回転部20bで下降させておむすびRを把持する。そして、図11に示すように、水平方向に回転が可能になったチャック本体20aを水平搬送させて海苔付パッド13の方向へと移動させながら水平方向に回転させておむすびRの向きを次工程(海苔巻機構M3により海苔LをおむすびRに巻き付ける工程)に適した向きへと変更し、海苔付パッド13の直上で待機する。つまり、海苔付パッド13が上昇して海苔Lが貼り付けられるのを待つ。
なお、次工程でのおむすびRの受け入れの向きによっては、おむすびRの向きを変える必要がない場合がある。このときには、チャック本体20aによるおむすびRの回転は行われないのはもちろんである。また、このような場合を想定して、チャック本体20aに、おむすびRの回転機能を設けないようにしてもよい。
そして、チャック本体20aによる把持動作でおむすびRの成形(予備的な成形)が行われるので、おむすびRを取り扱う際における形崩れが防止され、製品の品質向上を図ることができる。
また、おむすびRの水平方向の向きを変更するようにしているので、取込コンベアで搬送されるときのおむすびRの向きと次工程に送り込むときのおむすびRの向きとを一致させる必要がなくなる。つまり、本実施の形態のように三角形のおむすびRを取り扱う場合、例えばおむすびRの搬送方向先端が頂部になるようにしておく必要がなくなる。よって、上流接続機である米飯成形機構から取込コンベア21へ取り込むときのおむすびRの向きが特定の方向に限定されないため、おむすびRをどのような向きに成形する米飯成形機構であっても適用可能になり、汎用性が向上する。
次に、海苔供給装置による海苔の供給動作について図12を用いて説明する。なお、図12においては、おむすびRを把持しているチャック20の図示は省略されている。
先ず、図12(a)に示すように、吸着状態になった吸着パッド11を上昇させて当該吸着パッド11で海苔積層体LGを持ち上げておき、海苔積層体LGを支持している海苔支持板14を支持位置から解除位置へと回動させる。
すると、図12(b)に示すように、海苔ホッパ10に収容された海苔積層体LGの最下部に位置する海苔Lだけが吸着パッド11に吸着され、その長辺側が下方に屈曲した形状になる。このような形状に海苔Lを吸着した状態で吸着パッド11を下降させ、海苔支持板14を解除位置から支持位置へと回動させる。
そして、図12(c)に示すように、吸着パッド11の下降途中で吸着状態を解除する。これにより、吸着パッド11で取り出された海苔Lがレール12a上に載せられる。さらに、海苔Lを海苔付パッド13へ搬送するのに先立って、海苔付パッド13を弱い吸引力にする。
次に、図12(d)に示すように、スライダ12bの搬送アーム部材12bcで、レール12a上の海苔Lを吸着パッド11から海苔付パッド13へと搬送する。なお、このとき、海苔付パッド13は弱い吸引力となっているので、海苔Lは浮き上がりが防止された状態でレール12a上を走行することができ、海苔付パッド13の直上へと精度よく搬送される。
続いて、図12(e)に示すように、海苔付パッド13を強い吸引力にして上昇させ、当該海苔付パッド13で海苔Lの下面を吸着して所定の高さ(おむすびRに貼り付けられる高さ)まで持ち上げる。これにより、チャック20(図4)に把持されて待機しているおむすびRに海苔Lが貼り付けられる。また、搬送アーム部材12bcは、吸着パッド11側に戻る。
なお、海苔Lが貼り付けられたならば、チャック20はおむすびRを放して上昇し、再び取込コンベア21のおむすびRの取込位置まで戻る。したがって、海苔付パッド13の上に、海苔LとおむすびRとが載ることになる。
このように、本実施の形態によれば、海苔ホッパ10に収容された海苔積層体LGの最下部のシート状の海苔Lを吸着パッド11で取り出して海苔付パッド13へ搬送し、当該海苔付パッド13により海苔Lの下面を吸着して持ち上げ、おむすびRに貼り付けるようにしている。したがって、海苔Lは海苔付パッド13に吸着されることで位置ずれをおこすことなく持ち上げられるので、海苔LをおむすびRに貼り付けるときのよれやずれが抑制され、シート状の海苔Lを精度よくおむすびRと位置合わせすることが可能になる。
さて、海苔Lの貼り付けられたおむすびRは、図13〜図16に示すように、移送部(移送手段)22により、次工程である海苔巻機構M3に移送される。
これらの図面において、移送部22は、櫛歯状の移動テーブル22aおよび移動テーブル22aに連動する移動型22bとからなる。移動テーブル22aは、前述した海苔付パッド13に形成された溝部13bに入り込み、海苔Lの貼り付けられたおむすびRを海苔付パッド13から受け取って次工程へ移動する。また、移動型22bは、おむすびRを押しながら次工程へと移動する。
すなわち、図13に示すように、移動テーブル22aを海苔付パッド13の溝部13bに入り込ませておき、図14に示すように、移動型22bをおむすびRの後部に下降させる。そして、図15に示すように、移動型22bで海苔Lの貼り付けられたおむすびRを押しながら移動テーブル22aに移し替える。その後、図16に示すように、移動テーブル22aと移動型22bが同時に移動しながら次工程(具体的には、おむすびRに海苔Lを巻き付けるための円形のテーブル30)へと移送する。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態の海苔供給装置では、チャック20でおむすびRを待機させておいて、そこに海苔付パッド13に吸着された海苔Lを下方から押し当てて貼り付けていたが、海苔付パッド13に海苔Lの下面を吸着させておき、その海苔Lの上にチャック20でおむすびRを載せて貼り付けるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、移送部としてのスライダ12bにより、レール12aに載せられた海苔Lを押して吸着パッド11から海苔付パッド13へと送っているが、海苔Lを吸着パッド11から海苔付パッド13へと送ることができる限り、移送部としては様々な構造を用いることができ、例えば、移送部としてプロファイル付のタイミングベルトで送るようにしてもよい。
以上の説明の海苔供給装置では、三角形のおむすびに海苔を貼り付ける場合が示されているが、俵形のおむすびなど、様々な形状のおむすびが適用可能である。
10 海苔ホッパ(海苔収容部)
11 吸着パッド(取出手段)
11a 吸着孔
11b 傾斜部
12 搬送部(搬送手段)
12a レール
12b スライダ(移送部)
12ba シリンダ
12bb ロッド
12bc 搬送アーム部材
13 海苔付パッド(持上手段)
13a 吸着孔
13b 溝部
14 海苔支持板(支持部材)
15 集塵機(集塵手段)
15a 集塵部
15aa フィルタ
20 チャック(把持手段)
20a チャック本体
20b 昇降回転部
21 取込コンベア
22 移送部(移送手段)
22a 移動テーブル
22b 移動型
30 テーブル
31 折込型
40 取出部
41 搬送部
L 海苔
LG 海苔積層体
M1 海苔供給機構
M2 おむすび供給機構
M3 海苔巻機構
M4 払出機構
R おむすび

Claims (8)

  1. 積層された複数枚のシート状の海苔で構成される海苔積層体を収容する海苔収容部と、
    前記海苔積層体の下部を支持する支持位置と、前記支持位置から退避した退避位置とに移動可能な支持部材と、
    前記支持部材が前記退避位置のときに前記海苔積層体の最下部に位置する海苔を下方へ取り出す取出手段と、
    前記取出手段で取り出された前記海苔を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された前記海苔の下面を吸着して持ち上げる持上手段と、
    を有することを特徴とする海苔供給装置。
  2. 前記搬送手段は、
    前記取出手段と前記持上手段との間に設けられ、前記海苔が両側を規制されながら走行するレールと、
    前記レールに載せられた前記海苔を前記取出手段から前記持上手段へと送る移送部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の海苔供給装置。
  3. 前記海苔は矩形シート状の形状を呈し、
    前記支持部材は、前記海苔収容部における前記海苔の短辺側に配置され、水平な支持位置と、当該支持位置から下方に回動した退避位置とに移動可能な海苔支持板であり、
    前記取出手段には、回動する前記支持部材との干渉を回避するとともに前記海苔の長辺側を斜め下方に屈曲させて吸着する傾斜部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の海苔供給装置。
  4. 前記持上手段は、前記取出手段で取り出された前記海苔を前記搬送手段で搬送するときには、前記海苔を吸着するときよりも弱い吸引力となる、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の海苔供給装置。
  5. おむすびを把持する把持手段をさらに有し、
    前記持上手段で持ち上げられた前記海苔は前記把持手段に把持された前記おむすびに貼り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の海苔供給装置。
  6. 前記把持手段は、前記おむすびの水平方向の向きを変更する、
    ことを特徴とする請求項5記載の海苔供給装置。
  7. 前記海苔の貼り付けられた前記おむすびを次工程に移送する移送手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項5または6記載の海苔供給装置。
  8. 前記持上手段には、上方に開いた複数の溝部が形成され、
    前記移送手段は、前記溝部に入り込んで前記おむすびおよび前記海苔を前記持上手段から受け取って次工程へ移動する移動テーブル、および前記移動テーブルに連動して前記おむすびを押しながら次工程へ移動する移動型を具備する、
    ことを特徴とする請求項7記載の海苔供給装置。
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