JP2020033133A - シート状部材取出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層された複数枚の板海苔Lから確実に1枚ずつ板海苔Lを分離して取り出すことができるようにする。【解決手段】海苔支持板14を支持位置にするとともに切替弁18を非付与位置にして吸着パッド11を上昇させて積層体を持ち上げる第1の制御、海苔支持板14を支持位置にしたままで切替弁18を付与位置にして吸着パッド11で最下部の板海苔Lを吸引して板海苔Lの両側を海苔支持板14の上面で屈曲させる第2の制御、切替弁18を付与位置にしたままで海苔支持板14を退避位置に移動させて吸着パッド11に板海苔Lの両側が下方に屈曲した形状に吸引させる第3の制御、切替弁18を付与位置にしたままで海苔支持板14を支持位置に移動させる第4の制御を順次実行する。【選択図】図14

Description

本発明は、シート状部材取出装置に関し、特に、積層された複数枚のシート状部材から1枚のシート状部材を分離して取り出す技術に関するものである。
米飯を所定形状に成形したおむすびに板海苔(海苔を漉いてシート状に乾燥させたもの)を直接巻き付けた、いわゆる直巻おむすびが知られている。直巻おむすびでは、搬送されたおむすびに板海苔を貼り付けて折り込む必要がある。そのため、板海苔をおむすびに供給処理するための装置が用いられている。
この取出装置は、積層された複数枚の板海苔で構成される積層体に対して、板海苔の吸引を行うパッドを下方から上昇させ、積層体の最下部に位置する板海苔を密着吸引し、吸引したまま下降することで他の板海苔と分離して取り出すものである。
なお、積層体から板海苔を取り出しておむすびに供給する装置としては、例えば、特許文献1(特開2004−073129号公報)や特許文献2(特開昭51−064271号公報)に記載されたものが知られている。
特開2004−073129号公報 特開昭51−064271号公報
ここで、シート状の板海苔には、1枚毎にコシの程度・反りの有無・密度に個体差があり、容易にパッドで吸着できないという問題や、重なり合った2枚の板海苔を同時に吸着してしまうという問題がある。
そして、このような問題は、板海苔だけではなく、屈曲可能なシート状部材に広く当てはまる問題である。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、積層された複数枚のシート状部材から確実に1枚ずつシート状部材を分離して取り出すことのできるシート状部材取出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のシート状部材取出装置は、積層された複数枚の屈曲可能なシート状部材で構成される積層体を収容する収容部と、前記積層体の下部を支持する支持位置と、前記支持位置から退避した退避位置とに移動可能な支持部材と、前記収容部の下方において昇降可能に設けられ、前記積層体の最下部のシート状部材を両側が下方に屈曲した形状に吸引する吸引手段と、吸引力を発生する吸引力発生手段と、前記吸引力発生手段の吸引力を前記吸引手段に付与する付与位置と前記吸引力発生手段の吸引力を前記吸引手段に付与しない非付与位置とに切替可能な切替手段と、前記支持部材を前記支持位置にするとともに前記切替手段を前記非付与位置にして前記吸引手段を上昇させて前記積層体を持ち上げる第1の制御、前記支持部材を前記支持位置にしたままで前記切替手段を前記付与位置にして前記吸引手段で最下部のシート状部材を吸引して当該シート状部材の両側を前記支持部材の上面で屈曲させる第2の制御、前記切替手段を前記付与位置にしたままで前記支持部材を前記退避位置に移動させて前記吸引手段に前記シート状部材の両側が下方に屈曲した形状に吸引させる第3の制御、前記切替手段を前記付与位置にしたままで前記支持部材を前記支持位置に移動させる第4の制御を順次実行する制御手段と、有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項1に記載の発明において、前記吸引手段で取り出された前記シート状部材の搬送開始位置と当該シート状部材の搬送完了位置との間に設置され、前記シート状部材を前記搬送開始位置から前記搬送完了位置へ走行可能に載置するレールと、前記レール上の前記シート状部材を前記搬送開始位置から前記搬送完了位置へと搬送する搬送体とをさらに有し、前記制御手段は、前記第4の制御の実行後、前記切替手段を前記非付与位置にして前記吸引手段を下降させて前記シート状部材を取り出し、当該シート状部材を前記レール上に落下させる第5の制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項2記載の発明において、前記制御手段は、前記第5の制御においては、前記切替手段を前記非付与位置にして前記吸引手段を下降させて前記シート状部材を取り出した後、前記切替手段を前記付与位置にして前記シート状部材を吸引して前記レール上に案内する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項2または3記載の発明において、前記制御手段は、前記第5の制御の実行後、前記切替手段を前記付与位置にして前記搬送体により前記シート状部材を前記搬送完了位置へ搬送させる第6の制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記切替手段は、前記付与位置では前記吸引力発生手段が前記吸引手段と連通する吸引経路を形成し、前記非付与位置では前記吸引力発生手段が大気吸引する吸引経路を形成する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明のシート状部材取出装置は、前記切替手段は、付与位置が、前記吸引手段に相対的に強い吸引力を付与する第1の付与位置と相対的に弱い吸引力を付与する第2の付与位置とにさらに切替可能とされ、前記制御手段は、前記第2の制御では、前記切替手段を前記第2の付与位置にし、前記第3および第4の制御では、前記切替手段を前記第1の付与位置にする、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項4記載の発明において、前記切替手段は、付与位置が、前記吸引手段に相対的に強い吸引力を付与する第1の付与位置と相対的に弱い吸引力を付与する第2の付与位置とにさらに切替可能とされ、前記制御手段は、前記第3〜前記第5の制御では前記切替手段を前記第1の付与位置にし、前記第2および前記第6の制御では前記切替手段を前記第2の付与位置にする、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項6または7記載の発明において、前記切替手段は、前記第1の付与位置では前記吸引力発生手段が前記吸引手段と連通する吸引経路を形成し、前記第2の付与位置では前記吸引力発生手段が前記吸引手段と連通するとともに大気吸引する吸引経路を形成し、前記非付与位置では前記吸引力発生手段が大気吸引する吸引経路を形成する、ことを特徴とする。
請求項9に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項1〜8の何れか一項に記載の発明において、前記吸引手段と前記吸引力発生手段との間には、吸引に伴う塵埃を捕捉するフィルタが配置されている、ことを特徴とする。
請求項10に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項1〜9の何れか一項に記載の発明において、前記吸引力発生手段は、気体を圧送するブロワである、ことを特徴とする。
請求項11に記載の本発明のシート状部材取出装置は、上記請求項1〜10の何れか一項に記載の発明において、前記シート状部材は、海苔を漉いてシート状に乾燥させた板海苔である、ことを特徴とする。
本発明によれば、最下部のシート状部材がこれより上に位置するシート状部材から強制的に分離されて吸引手段に吸引されるので、積層された複数枚のシート状部材から確実に1枚ずつシート状部材を分離して取り出すことが可能になる。
本発明の一実施の形態である海苔取出装置を備えた海苔巻きおむすび製造装置を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1のおむすび製造装置内に設けられた海苔取出装置を示す斜視図である。 図3の内部構造を示す側面図である。 図3の海苔取出装置の要部を示す斜視図である。 図3の海苔取出装置の海苔ホッパ、吸着パッドおよび海苔付パッドを抽出して示す斜視図である。 図6の側面図である。 本発明の一実施の形態である海苔取出装置に設けられた吸着パッドの吸引機構を示す説明図である。 図8の吸引機構を構成する切替弁の構造の切替位置を示す説明図である。 チャックによるおむすびの移載動作の一部を示す斜視図である。 チャックによるおむすびの移載動作の図10に続く斜視図である。 チャックによるおむすびの移載動作の図11に続く斜視図である。 (a)は海苔取出装置による海苔の取出動作の一工程を示す説明図、(b)はそれに対応した切替弁の切替位置を示す説明図である。 (a−1)〜(a−3)は海苔取出装置による海苔の取出動作の図13に続く工程を示す説明図、(b−1),(b−2)はそれに対応した切替弁の切替位置を示す説明図である。 (a−1),(a−2)は海苔取出装置による海苔の取出動作の図14に続く工程を示す説明図、(b)はそれに対応した切替弁の切替位置を示す説明図である。 (a)は海苔取出装置による海苔の取出動作の図15に続く工程を示す説明図、(b)はそれに対応した切替弁の切替位置を示す説明図である。 (a)は海苔取出装置による海苔の取出動作の図16に続く工程を示す説明図、(b)はそれに対応した切替弁の切替位置を示す説明図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の一部を示す斜視図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図18に続く斜視図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図19に続く斜視図である。 移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図20に続く斜視図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態である海苔取出装置を備えた海苔巻きおむすび製造装置を示す斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1のおむすび製造装置内に設けられた海苔取出装置を示す斜視図、図4は図3の内部構造を示す側面図、図5は図3の海苔取出装置の要部を示す斜視図、図6は図3の海苔取出装置の海苔ホッパ、吸着パッドおよび海苔付パッドを抽出して示す斜視図、図7は図6の側面図、図8は本発明の一実施の形態である海苔取出装置に設けられた吸着パッドの吸引機構を示す説明図、図9は図8の吸引機構を構成する切替弁の構造の切替位置を示す説明図、図10はチャックによるおむすびの移載動作の一部を示す斜視図、図11はチャックによるおむすびの移載動作の図10に続く斜視図、図12はチャックによるおむすびの移載動作の図11に続く斜視図、図13〜図17は海苔取出装置による海苔の取出動作の各工程とそれに対応した切替弁の切替位置とを連続的に示す説明図、図18は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の一部を示す斜視図、図19は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図18に続く斜視図、図20は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図19に続く斜視図、図21は移送部による海苔の貼り付けられたおむすびの次工程への移送動作の図20に続く斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態の海苔巻きおむすび製造装置は、シート状部材である板海苔L(図4等)を取り出してこれをおむすびR(図4等)に供給する海苔取出装置(シート状部材取出装置)M1と、所定形状に成形されたおむすびRを取り込んで整列するとともに海苔取出装置M1から供給された板海苔LをおむすびRに貼り付けるおむすび供給装置M2と、貼り付けられた板海苔LをおむすびRに巻き付ける海苔巻装置M3と、海苔巻装置M3で板海苔Lの巻き付けられたおむすびRを次工程に払い出す払出装置M4とを備えている。また、作業者が海苔巻きおむすび製造装置の動作設定を行う入力部1が設けられており、装置内には、作業者により設定された装置の動作を実行させるための図示しない制御部(制御手段)が設けられている。
ここで、板海苔Lとは、海苔を漉いてシート状に乾燥させたものを指し、所定の力を加えることで屈曲する。また、板海苔Lは、本実施の形態においては矩形に切断されている。なお、板海苔Lには、焼き海苔や味付け海苔なども含まれる。
図2において、海苔巻装置M3は、間欠回転する円形のテーブル30と、当該テーブル30の回転に合わせて所定の動作を行って板海苔Lを段階的におむすびRに巻き付ける折込型31とを備えている。また、払出装置M4は、板海苔Lの巻き付けられたおむすびRをテーブル30から取り出す取出部40と、取出部40で取り出されたおむすびRを次工程へと搬送する搬送部41とを備えている。
なお、海苔取出装置M1を備えた海苔巻きおむすび製造装置には、米飯を所定形状のおむすびRに成形しておむすび供給装置M2に送る米飯成形装置(図示せず)が接続される。但し、作業者がおむすびRをおむすび供給装置M2に直接持ち込む場合には、米飯成形装置は接続されない。
さて、図3〜図7に示すように、海苔取出装置M1は、積層された複数枚の板海苔Lで構成される積層体LGを収容する海苔ホッパ(収容部)10と、海苔ホッパ10の下方に設けられて積層体LGの最下部に位置する板海苔Lを吸着孔11aで吸着して下方へ取り出す昇降可能な吸着パッド(吸引手段)11と、吸着パッド11で取り出された板海苔Lを搬送する搬送機構12と、搬送機構12によって搬送された板海苔Lの下面を吸着して所定高さ(おむすびRに貼り付けられる高さ)まで持ち上げる昇降可能な海苔付パッド13とを備えている。また、海苔ホッパ10の下部には、積層体LGの下部を支持する水平な支持位置と、下方に回動して支持位置から退避した退避位置とに移動可能な海苔支持板(支持部材)14が設けられており、前述した吸着パッド11は、海苔支持板14が退避位置になったときに積層体LGの最下部に位置する板海苔Lを取り出す。
なお、図3に示すように、海苔取出装置M1の下部には、装置内の塵埃(例えば海苔かすなど)を集めて取り除く集塵機15が設けられている。
ここで、海苔ホッパ10に収容される板海苔Lの形状は矩形に限定されるものではなく、シート状である限り、矩形以外の様々な形状であってもよい。また、海苔ホッパ10の海苔収容形状をフレキシブルにして、様々な形状の板海苔Lに対応させるようにしてもよい。
さらに、図4に示すように、海苔付パッド13で持ち上げられた板海苔LをおむすびRに貼り付けるために、おむすび供給装置M2のおむすびRを把持するチャック(把持手段)20が設けられている。
図5に詳しく示すように、搬送機構12は、一対のレール12aとスライダ(搬送体)12bとで構成されている。レール12aは、吸着パッド11で取り出された板海苔Lの搬送開始位置と海苔付パッド13で持ち上げられる板海苔Lの搬送完了位置との間に設けられており、板海苔Lを搬送開始位置から搬送完了位置へ走行可能に載置する。また、スライダ12bは、レール12aに載せられた板海苔Lを押して搬送開始位置から搬送完了位置へと搬送する。
レール12aは、吸着パッド11や海苔付パッド13の下降端位置では上になり、これらの上昇端位置では下になる位置関係に設定されている。また、スライダ12bは、レール12aと平行に配置されたシリンダ12baと、シリンダ12baから出没するロッド12bbと、ロッド12bbの先端に取り付けられて板海苔Lを吸着パッド11から海苔付パッド13へ向けて押す搬送アーム部材12bcとで構成されている。
そして、伸長したロッド12bbがシリンダ12ba内に没入する動作で搬送アーム部材12bcが移動することにより、海苔ホッパ10から取り出された板海苔Lは、両側の自由な動きが規制されながらレール12a上を走行して海苔付パッド13の直上へと精度よく搬送される。
なお、図示する場合には、吸着パッド11はレール12aの延在方向に沿った方向に設置されているが、水平方向に90°回転した方向、つまりレール12aの延在方向と直交する方向に設置されていてもよい。なお、後述する図15〜図17では、理解の便宜のために、吸着パッド11をレール12aの延在方向と直交する方向で示している。
図4および図7に示すように、海苔支持板14は、海苔ホッパ10における板海苔Lの短辺側に配置されており、前述した支持位置と退避位置とに回動する。また、吸着パッド11は、板海苔Lの搬送方向に沿って並列配置された所定の厚みの形状で構成され、前述のように回動する海苔支持板14との干渉を回避し、さらに板海苔Lの長辺側の両側を下方(図示する場合には、斜め下方)に屈曲させて吸着するための傾斜部11bが形成された形状となっている。
したがって、吸着パッド11が積層体LGの最下部の板海苔Lを吸着すると、この最下部の板海苔Lだけが、長辺側が下方に屈曲する。これにより、最下部の板海苔Lだけが吸着パッド11により取り出される。なお、取り出しの詳細については後述する。
なお、本願において「下方に屈曲」とは、斜め下方に屈曲していること、真下に屈曲していること、および途中が斜め下方に屈曲して端部が真下に屈曲していることの何れをも含む概念である。また、板海苔Lの短辺側の両側を下方に屈曲させてもよい。なお、板海苔Lが正方形の場合には任意の対向する2辺の両側を下方に屈曲させる。
ここで、吸着パッド11の吸引構造について、図8および図9を用いて説明する。
図8に示すように、本実施の形態の吸引構造では、気体を圧送することにより吸引力を発生するブロワ16が吸引力発生手段として用いられている。そして、吸着パッド11が(より詳しくは、吸着パッドに形成された吸着孔11aが)当該ブロワ16と接続されて吸引力が付与されることにより、板海苔Lが吸着パッド11に吸引される。また、吸着パッド11とブロワ16との間には、板海苔Lの吸引に伴う海苔かすなどの塵埃を捕捉するフィルタ17と、ブロワ16の吸着パッド11に対する吸引力を付与する位置(付与位置)と付与しない位置(非付与位置)とに切替可能な切替弁(切替手段)18とが、吸着パッド11からブロワ16へ至る吸引経路上に順次配置されている。
なお、フィルタ17は、図8に示すように吸着パッド11と切替弁18のとの間ではなく、切替弁18とブロワ16との間でもよい。つまり、フィルタ17は、吸着パッド11とブロワ16との間に設けられていればよい。
図9に示すように、切替弁18は、ブロワ16との接続孔18a−1が形成されたブロック18aと、吸着パッド11との接続孔18b−1および大気吸引孔18b−2が形成されたブロック18bと、2つのブロック18a,18bの間に配置されて吸引経路を切り替える切替孔18c−1が形成された切替ブロック18cとで構成されている。
切替ブロック18cは、例えば図示しないサーボモータや電磁弁などに駆動されて吸引経路が切り替わるようになっている。
つまり、図9(a)に示すように、切替孔18c−1が接続孔18a−1と接続孔18b−1とを連通させる位置になると、ブロワ16が吸着パッド11と連通する吸引経路を形成することにより、ブロワ16の吸引力を吸着パッド11に付与する付与位置になる。また、図9(b)に示すように、切替孔18c−1が接続孔18a−1と大気吸引孔18b−2とを連通させる位置になると、ブロワ16が大気を吸引する吸引経路を形成することにより、ブロワ16の吸引力を吸着パッド11に付与しない非付与位置になる。さらに、図9(c)に示すように、切替孔18c−1が接続孔18b−1および大気吸引孔18b−2に跨がった位置になり、接続孔18a−1とこれらの孔18b−1,18b−2とを連通させると、ブロワ16が吸着パッド11と連通するとともに大気を吸引する吸引経路を形成することにより、ブロワ16の吸引力を、図9(a)に示す場合よりも弱い吸引力として吸着パッド11に付与する付与位置になる。
このように、本願においては、切替弁18の付与位置が、図9(a)に示すように、吸着パッド11に相対的に強い吸引力を付与する第1の付与位置と、図9(c)に示すように、相対的に弱い吸引力を付与する第2の付与位置とに切替可能になっている。なお、以下の説明において、第1の付与位置と第2の付与位置とを区別しない場合には、付与位置とは、吸着パッド11に相対的に強い吸引力を付与する第1の付与位置をいう。
なお、切替弁18の付与位置については、本実施の形態のように吸着パッド11に相対的に弱い吸引力と強い吸引力を付与する2つの位置に切替可能になっている必要はなく、単一の強さの吸引力のみを付与する位置だけとなっていてもよい。
なお、図5および図6に示すように、海苔付パッド13にも吸着孔13aが形成されている。そして、板海苔Lの下面が海苔付パッド13に吸着されて所定の高さまで持ち上げられ、チャック20で把持されて待機しているおむすびRに貼り付けられる。
図1および図2において、おむすび供給装置M2は、前述したチャック20と、図示しない米飯成形装置からのおむすびRを取り込む取込コンベア21とを備えている。
図10〜図12に示すように、チャック20は、相互に開閉可能に設けられておむすびRの側面を把持する一対のチャック本体20aと、チャック本体20aを昇降および水平方向に回転させる昇降回転部20bと、チャック本体20aを取込コンベア21と海苔付パッド13に持ち上げられた板海苔Lとの間で往復移動させる駆動部(図示せず)とを備えている。
図10に示すように、チャック本体20aを駆動部により取込コンベア21上のおむすびRの取込位置まで移動させた後、図11に示すように、昇降回転部20bで下降させておむすびRを把持する。そして、図12に示すように、水平方向に回転が可能になったチャック本体20aを水平搬送させて海苔付パッド13の方向へと移動させながら水平方向に回転させておむすびRの向きを次工程(海苔巻装置M3により板海苔LをおむすびRに巻き付ける工程)に適した向きへと変更し、海苔付パッド13の直上で待機する。つまり、海苔付パッド13が上昇して板海苔Lが貼り付けられるのを待つ。
なお、次工程でのおむすびRの受け入れの向きによっては、おむすびRの向きを変える必要がない場合がある。このときには、チャック本体20aによるおむすびRの回転は行われないのはもちろんである。また、このような場合を想定して、チャック本体20aに、おむすびRの回転機能を設けないようにしてもよい。
そして、チャック本体20aによる把持動作でおむすびRの成形(予備的な成形)が行われるので、おむすびRを取り扱う際における形崩れが防止され、製品の品質向上を図ることができる。
また、おむすびRの水平方向の向きを変更するようにしているので、取込コンベアで搬送されるときのおむすびRの向きと次工程に送り込むときのおむすびRの向きとを一致させる必要がなくなる。つまり、本実施の形態のように三角形のおむすびRを取り扱う場合、例えばおむすびRの搬送方向先端が頂部になるようにしておく必要がなくなる。よって、上流接続機である米飯成形装置から取込コンベア21へ取り込むときのおむすびRの向きが特定の方向に限定されないため、おむすびRをどのような向きに成形する米飯成形装置であっても適用可能になり、汎用性が向上する。
次に、海苔取出装置M1による海苔の取出動作について図13〜図17を用いて説明する。ここで、図13〜図17は海苔取出装置による海苔の取出動作の各工程とそれに対応した切替弁の切替位置とを連続的に示す説明図である。なお、海苔の取り出しは、以下に説明する構成要素の動作が制御部により制御されることにより実行される。
先ず、図13(a)に示すように、海苔支持板14を支持位置(積層体LGの下部を支持する位置)にするとともに、図13(b)に示すように、切替弁18を非付与位置(ブロワ16の吸引力を吸着パッド11に付与しない位置)にしておき、吸着パッド11を上昇させて積層体LGを持ち上げる(第1の制御)。
次に、図14(a−1)に示すように、海苔支持板14を支持位置にしたままで、図14(b−1)に示すように、切替弁18を第2の付与位置(吸着パッド11に相対的に弱い吸引力を付与する位置)に切り替えて吸着パッド11で最下部の板海苔Lを徐々に吸引して当該板海苔Lの両側を海苔支持板14の上面で屈曲させる(第2の制御)。すなわち、海苔支持板14は支持位置にあるので、板海苔Lの全体が吸着パッド11に倣うように吸着されるのではなく、その両側は海苔支持板14の上面に接触して屈曲する。この海苔支持板14の上面での屈曲により、最下部の板海苔Lと最下部から2枚目の板海苔Lとの間に隙間が形成されるので、その隙間をきっかけにして、最下部の板海苔Lがこれより上に位置する板海苔Lから強制的に分離される。また、海苔支持板14が支持位置になっているので、吸着パッド11にある吸着孔11aの下の部分では板海苔Lを吸引しないことからそれだけ吸引力が弱くなり、この点でも複数枚の板海苔Lが吸着パッド11に同時に吸引されることが防止される。
さて、このようにして吸着パッド11で最下部の板海苔Lだけを分離して吸引したならば、図14(b−2)に示すように、切替弁18を第1の付与位置(吸着パッド11に相対的に強い吸引力を付与する位置)に切り替え、図14(a−2)に示すように、海苔支持板14を退避位置(支持位置から退避した位置)に移動させ、吸着パッド11に板海苔Lの両側が下方に屈曲した形状に吸引させる(第3の制御)。
そして、依然として切替弁18を付与位置にしたままで、図14(a−3)に示すように、海苔支持板14を再び支持位置に移動させる(第4の制御)。これにより、吸着パッド11には、最下部の板海苔Lだけが確実に吸着されることになる。
このような第1〜第4の制御によれば、最下部の板海苔Lがこれより上に位置する板海苔Lから強制的に分離されて吸着パッド11に吸引されるので、積層された複数枚の板海苔Lから確実に1枚ずつ板海苔Lを分離して取り出すことが可能になる。
なお、第2の制御においては、切替弁18を第1の付与位置にして実行してもよい。これは、吸着対象である板海苔Lの状態(コシの強さや乾燥の程度など)によっては、相対的に強い吸引力で吸引しても、最下部の板海苔Lだけを他の板海苔Lから分離させることができるからである。
さて、第4の制御において最下部の板海苔Lを吸着したならば、図15(b)に示すように、切替弁18を再び非付与位置に切り替える。これにより、図15(a−1)に示すように、吸着パッド11による吸引が解かれた板海苔Lは元の略平板状の形状に戻る。そして、図15(a−2)に示すように、吸着パッド11を下降させることで板海苔Lを海苔ホッパ10から取り出し、レール12a上に自由落下させる(第5の制御)。
ここで、第5の制御においては、切替弁18を非付与位置にしたままでもよいが、図16に示すように、吸着パッド11を下降させて板海苔Lを海苔ホッパ10から取り出した後に(図16(a))、切替弁18を付与位置に切り替え(図16(b))、板海苔Lを吸引してレール12a上に案内するようにしてもよい。このようにすれば、自由落下させる場合と異なり、板海苔Lをレール12a上の適正な載置位置に確実に落下させることができる。
さて、第5の制御において板海苔Lをレール12a上に落下させたならば、図17(b)に示すように、切替弁18を、吸着パッド11に相対的に弱い吸引力を付与する付与位置(第2の付与位置)にして、図17(a)に示すように、吸着パッド11で周囲の空気を吸引した状態にしておいて、スライダ12bにより板海苔Lを搬送完了位置へ搬送させる(第6の制御)。これにより、レール12a上を走行する板海苔Lには下方への弱い力が与えられ続けるので、レール12aからの浮き上がりが防止されて平らな形状に矯正され、安定した走行が可能になる。
なお、前述のように、切替弁18は、単一の強さの吸引力のみを付与する付与位置となっていてもよい。この場合には、第6の制御での切替弁18の付与位置は、図9(a)に示す付与位置つまり第1の付与位置になる。
さて、板海苔Lの貼り付けられたおむすびRは、図18〜図21に示すように、移送部22により、次工程である海苔巻装置M3に移送される。
これらの図面において、移送部22は、櫛歯状の移動テーブル22aおよび移動テーブル22aに連動する移動型22bとからなる。移動テーブル22aは、前述した海苔付パッド13に形成された溝部13bに入り込み、板海苔Lの貼り付けられたおむすびRを海苔付パッド13から受け取って次工程へ移動する。また、移動型22bは、おむすびRを押しながら次工程へと移動する。
すなわち、図18に示すように、移動テーブル22aを海苔付パッド13の溝部13bに入り込ませておき、図19に示すように、移動型22bをおむすびRの後部に下降させる。そして、図20に示すように、移動型22bで板海苔Lの貼り付けられたおむすびRを押しながら移動テーブル22aに移し替える。その後、図21に示すように、移動テーブル22aと移動型22bが同時に移動しながら次工程(具体的には、おむすびRに板海苔Lを巻き付けるための円形のテーブル30)へと移送する。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態では、搬送機構としてのスライダ12bにより、レール12aに載せられた板海苔Lを押して吸着パッド11から海苔付パッド13へと送っているが、板海苔Lを吸着パッド11から海苔付パッド13へと送ることができる限り、搬送機構としては様々な構造を用いることができ、例えば、プロファイル付のタイミングベルトで送るようにしてもよい。
また、吸引力発生手段としては本実施の形態のブロワ16に限定されるものではなく、気体にエネルギーを与え低圧から高圧へ送り出す様々な送風機、圧縮機、排風機などを適用することができる。
さらに、切替弁18の構造は本実施の形態に示すものに限定されるものではなく、ブロワ16の吸引力を吸着パッド11に付与する付与位置と付与しない非付与位置とに切替可能となっている限り、様々な構造を採用することができる。
以上においては、本発明のシート状部材取出装置を、板海苔を取り出すための海苔取出装置に適用した場合で説明されている。しかしながら、板海苔はシート状部材の一例に過ぎず、板海苔以外のシート状に形成されて屈曲可能な様々な部材(食材に限定されない)の取出装置に適用することが可能である。
1 入力部
10 海苔ホッパ(収容部)
11 吸着パッド(吸引手段)
11a 吸着孔
11b 傾斜部
12 搬送機構
12a レール
12b スライダ(搬送体)
12ba シリンダ
12bb ロッド
12bc 搬送アーム部材
13 海苔付パッド
14 海苔支持板(支持部材)
15 集塵機
16 ブロワ(吸引力発生手段)
17 フィルタ
18 切替弁(切替手段)
18a,b ブロック
18a−1,18b−1 接続孔
18b−2 大気吸引孔
18c 切替ブロック
18c−1 切替孔
20 チャック(把持手段)
20a チャック本体
20b 昇降回転部
21 取込コンベア
22 移送部
22a 移動テーブル
22b 移動型
30 テーブル
31 折込型
40 取出部
41 搬送部
L 板海苔(シート状部材)
LG 積層体
M1 海苔取出装置(シート状部材取出装置)
M2 供給装置
M3 海苔巻装置
M4 払出装置
R おむすび

Claims (11)

  1. 積層された複数枚の屈曲可能なシート状部材で構成される積層体を収容する収容部と、
    前記積層体の下部を支持する支持位置と、前記支持位置から退避した退避位置とに移動可能な支持部材と、
    前記収容部の下方において昇降可能に設けられ、前記積層体の最下部のシート状部材を両側が下方に屈曲した形状に吸引する吸引手段と、
    吸引力を発生する吸引力発生手段と、
    前記吸引力発生手段の吸引力を前記吸引手段に付与する付与位置と前記吸引力発生手段の吸引力を前記吸引手段に付与しない非付与位置とに切替可能な切替手段と、
    前記支持部材を前記支持位置にするとともに前記切替手段を前記非付与位置にして前記吸引手段を上昇させて前記積層体を持ち上げる第1の制御、前記支持部材を前記支持位置にしたままで前記切替手段を前記付与位置にして前記吸引手段で最下部のシート状部材を吸引して当該シート状部材の両側を前記支持部材の上面で屈曲させる第2の制御、前記切替手段を前記付与位置にしたままで前記支持部材を前記退避位置に移動させて前記吸引手段に前記シート状部材の両側が下方に屈曲した形状に吸引させる第3の制御、前記切替手段を前記付与位置にしたままで前記支持部材を前記支持位置に移動させる第4の制御を順次実行する制御手段と、
    を有することを特徴とするシート状部材取出装置。
  2. 前記吸引手段で取り出された前記シート状部材の搬送開始位置と当該シート状部材の搬送完了位置との間に設置され、前記シート状部材を前記搬送開始位置から前記搬送完了位置へ走行可能に載置するレールと、
    前記レール上の前記シート状部材を前記搬送開始位置から前記搬送完了位置へと搬送する搬送体とをさらに有し、
    前記制御手段は、前記第4の制御の実行後、前記切替手段を前記非付与位置にして前記吸引手段を下降させて前記シート状部材を取り出し、当該シート状部材を前記レール上に落下させる第5の制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材取出装置。
  3. 前記制御手段は、前記第5の制御においては、前記切替手段を前記非付与位置にして前記吸引手段を下降させて前記シート状部材を取り出した後、前記切替手段を前記付与位置にして前記シート状部材を吸引して前記レール上に案内する、
    ことを特徴とする請求項2記載のシート状部材取出装置。
  4. 前記制御手段は、前記第5の制御の実行後、前記切替手段を前記付与位置にして前記搬送体により前記シート状部材を前記搬送完了位置へ搬送させる第6の制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項2または3記載のシート状部材取出装置。
  5. 前記切替手段は、
    前記付与位置では前記吸引力発生手段が前記吸引手段と連通する吸引経路を形成し、前記非付与位置では前記吸引力発生手段が大気吸引する吸引経路を形成する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のシート状部材取出装置。
  6. 前記切替手段は、付与位置が、前記吸引手段に相対的に強い吸引力を付与する第1の付与位置と相対的に弱い吸引力を付与する第2の付与位置とにさらに切替可能とされ、
    前記制御手段は、前記第2の制御では、前記切替手段を前記第2の付与位置にし、前記第3および第4の制御では、前記切替手段を前記第1の付与位置にする、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材取出装置。
  7. 前記切替手段は、付与位置が、前記吸引手段に相対的に強い吸引力を付与する第1の付与位置と相対的に弱い吸引力を付与する第2の付与位置とにさらに切替可能とされ、
    前記制御手段は、前記第3〜前記第5の制御では前記切替手段を前記第1の付与位置にし、前記第2および前記第6の制御では前記切替手段を前記第2の付与位置にする、
    ことを特徴とする請求項4記載のシート状部材取出装置。
  8. 前記切替手段は、
    前記第1の付与位置では前記吸引力発生手段が前記吸引手段と連通する吸引経路を形成し、前記第2の付与位置では前記吸引力発生手段が前記吸引手段と連通するとともに大気吸引する吸引経路を形成し、前記非付与位置では前記吸引力発生手段が大気吸引する吸引経路を形成する、
    ことを特徴とする請求項6または7記載のシート状部材取出装置。
  9. 前記吸引手段と前記吸引力発生手段との間には、吸引に伴う塵埃を捕捉するフィルタが配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のシート状部材取出装置。
  10. 前記吸引力発生手段は、気体を圧送するブロワである、
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のシート状部材取出装置。
  11. 前記シート状部材は、海苔を漉いてシート状に乾燥させた板海苔である、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のシート状部材取出装置。
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