JP2008100842A - シート状食品の供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッカーに積層収容した海苔束の最下部の海苔Sを、吸引筺の上昇によって吸着し、吸引筺の下降位置にて、ベルトコンベアの受け渡す際に、海苔Sの損傷を防止する。
【解決手段】吸引筺3に両端を下側へ撓ませて吸着された海苔Sの下向き両端間の長さL1に対して、コンベアベルト41の幅長さL2を同程度或いはそれよりも少し小さくし、且つ海苔Sの下向き両端を持ち上げ気味に案内する案内受け部47を設けて、海苔Sの両端がベルトコンベアに干渉することを防止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、シート状海苔等のシート状食品を1枚づつ供給する、シート状食品の供給装置に関するものである。
図12乃至図14は、従来例のシート状食品の供給装置を示している(特許文献1)。
以下の説明では、シート状食品は「海苔」とし、シート状食品の供給装置は、単に「供給装置」と呼ぶ。
供給装置は、下面開口(22)のストッカー(2)と、該開口(22)の両側に配備した開閉可能な受け爪(7)(7)と、ストッカー(2)の下方にて昇降可能に配備された吸引筺(3)と、該吸引筺の下降位置に対応して配備されたベルトコンベア(4)とによって構成されている。
図13、図14に示す如く、吸引筺(3)は上面が吸着面となっており、ベルトコンベア(4)の搬送方向に沿う両側部は徐々に下側へ傾斜している。
吸引筺(3)は大口径フレキシブルチューブを含む吸引流路(50)を介してブロワー(5)に連繋され、該吸引流路(50)には弁装置(6)が配備されている。
弁装置(6)は、吸引流路(50)と直交する軸(68)を中心に回動する弁板(67)と、該弁板よりも上流側の吸引流路の壁面に設けられ弁板(67)とロッド(67a)で連結された開閉板(69)と、吸引筺(3)が下死点に達する際に開閉板(69)を開く開閉手段(69a)とによって構成される。開閉板(69)が開くと弁板(67)は閉じ、開閉板(69)が閉じると弁板(67)は開く。
ベルトコンベア(4)の上流側端部は常時吸引が利いており、吸引筺(3)による吸引から開放された海苔S1を、ベルトコンベア(4)で吸引しつつ吸引筺(3)から受け取ることができる。
図13に示す如く、板カム(82)によって揺動するレバー(88)の自由端と、受け爪(7)を具えた回転軸(71)上のレバー(72)とをロッド(87)で枢支連結し、板カム(82)の回転によって一方の受け爪(7)の開閉を行う。2つの受け爪(7)(7)は、同調して開閉する手段(図示せず)によって連繋されている。
ストッカー(2)に積層収容された海苔Sは、閉じ状態の受け爪(7)(7)によって支えられる(図14)。本明細書において、左右の受け爪(7)(7)が自由端を内向きに対向させて略水平状態となることを「閉じる」と言い、左右の受け爪が回転して下向き乃至外向きとなることを「開く」という。
吸引筺(3)の昇降と、受け爪(7)(7)の開閉によって、吸引筺(3)の昇降毎に最下部の海苔S1を吸引筺(3)上面に吸着して海苔束から引き離す(図13から図14)。
詳しくは、吸引筺(3)が上昇してストッカー(2)内の積層海苔Sを突き上げる際に、受け爪(7)(7)が回転して開き状態となる。吸引筺(3)の下降のタイミングに合わせて受け爪(7)(7)が閉じる。吸引筺(3)の上部吸着面は両側が下側へ徐々に傾斜しており、吸着された海苔S1の両端も該傾斜に沿って撓むから、吸引筺(3)及び吸引筺(3)に吸着された海苔S1の両端が受け爪(7)(7)と干渉することは防止される。
吸引筺(3)の下降位置にて弁装置(6)により、吸引筺(3)の吸引を解除し(図14)、ベルトコンベア(4)に海苔Sを受け渡して(図12)、海苔Sを1枚づつ供給できる。
上記従来の供給装置は、図13に示す如く、ストッカ(2)(2)、吸引筺(3)(3)は左右に2基づつ配備されて、海苔Sは、2列で供給できる様に構成されている。又、ベルトコンベア(4)のコンベアベルト(41)は、2列の海苔Sを載せて余裕のある幅長さに形成されている。
又、吸引筺(3)はクランク運動する昇降装置に連繋されている。
特公昭54−2743号公報
海苔S1は、吸引筺(3)の吸引が解除されても、瞬時にフラットな原形に復することはなく、海苔S1の下向き両端は、吸引筺(3)から離れるものの、下側へ撓み気味である。海苔S1の両端が下側へ撓んだままベルトコンベア(4)に吸着して受け渡されると、海苔S1の両端がコンベアベルト(41)やベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)に引っ掛かって、海苔S1が破損することがあった。
又、弁装置(6)は、弁板(67)を閉じると同時に開閉板(69)が開いて、吸引筺(3)の吸引は瞬時に解除される。このため、吸引筺(3)上の海苔S1は、吸引による両端部の下向き力が瞬間的に開放される反動で、吸引筺(3)上で位置ずれを起こすことがある。この場合、海苔S1をベルトコンベア(4)に正しい姿勢で受け渡すことができず、ベルトコンベア(4)以後の後工程でトラブルが生じる虞れがある。
又、ストッカー(2)内の海苔Sを支える受け爪(7)(7)を、板カム(82)の回転で揺動するレバー(88)で開閉駆動すると、高速運転の場合、該レバー(88)上のカムローラ(89)を板カム(88)側に付勢するバネ(88a)が追従せずに、カムローラ(89)が板カム(88)から断続的に離れる、所謂カム飛び現象が生じる。この場合、受け爪(7)(7)の開閉のタイミングが狂ってしまい、受け爪(7)(7)が吸引筺(3)や海苔S1と干渉したり、積層海苔Sを支え損ねる等のトラブルを招来する。
又、上記カム飛びによって、カムローラ(89)が板カム(82)を断続的に叩く音や、前記弁装置(6)の開閉板(69)が閉じるときの衝突音によって運転音が高くなって騒音となり、作業環境を著しく悪化させる。
又、吸引筺(3)はクランク運動によって昇降するため、吸引筺(3)に停止時間がない。このため、吸引筺(3)が上昇した際に、ストッカー(2)内の海苔Sを確実に吸引するための時間を稼ぐため、及び吸引筺(3)が下降した際にベルトコンベア(4)に確実に海苔Sを受け渡すための時間を稼ぐために、吸引筺(3)の昇降ストロークを大きくしている。
このため、吸引筺(3)の上昇の都度、海苔束はストッカー(2)内で大きく跳ね上がって、海苔Sを傷めたり、海苔Sの粉を排出する問題がある。又、海苔Sを突き上げる際の音も大きくなる。
又、吸引筺(3)の昇降ストロークが大きいと、吸引筺(3)の単位時間当たりの昇降回数を増やすこと、即ち、単位時間当たりの海苔Sの供給量を増やすことが困難である。
本発明は上記問題を解決できる、海苔S等の供給装置を明らかにするものである。
請求項1は、下面開口(22)のストッカー(2)と、該開口(22)近傍の両側に配備した開閉可能な受け爪(7)(7)と、ストッカー(2)の下方にて昇降可能に配備された吸引筺(3)と、該吸引筺(3)の下降位置に対応して配備されたベルトコンベア(4)とによって構成され、ストッカー(2)に積層収容した海苔を、閉じ状態の受け爪(7)(7)によって支え、吸引筺(3)の昇降と、受け爪(7)(7)の開閉によって、吸引筺(3)の昇降毎に最下部の海苔を該吸引筺の上面に吸着して下降させ、待機するベルトコンベア(4)に受け渡して海苔を供給する装置において、吸引筺(3)の吸着面(34)は、ベルトコンベア(4)ヘの受渡し方向に沿う両端側が徐々に下側へ傾斜しており、海苔の両端側を下側へ撓ませ、且つ海苔の下向き両端間の長さL1が、コンベアベルト(41)の幅長さL2と同程度或いは該幅長さL2よりも大きくなる様に海苔を吸着でき、ベルトコンベア(4)の上流側端部は、コンベアベルト(41)上に海苔を吸着可能な様に吸引が利いており、ベルトコンベアの上流端の回転支持軸(42)の近傍には、吸引筺(3)の吸引から開放された海苔の両側縁を回転支持軸(42)より上位置に持ち上げる様に案内する案内受け部(47)が設けられている。
請求項2は、請求項1の供給装置において、ベルトコンベア(4)の上流端の回転支持軸(42)には、該コンベアベルト(41)の幅方向両側からはみ出して受けローラ(46)が配備され、該受けローラ(46)は外側へ向けて徐々に縮径し、該受けローラ(46)の外周面が海苔Sの両側縁を受ける案内受け部(47)となっている。
請求項3は、請求項1又は2の供給装置において、コンベアベルト(41)に吸引孔(41a)が開設され、回転支持軸(42)を部分的に包囲してカバー体(45)が回転支持軸(42)の回転を妨げない様に定位置に固定配備され、該カバー体(45)の上面にコンベアベルト(41)の吸引孔(41a)に重なり可能な吸引孔(45a)が開設され、カバー体(45)には吸引ダクトが連繋されている。
請求項4は、請求項3の供給装置において、ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)上には、ベルトコンベア(4)の幅中央に対応して案内ローラ(44)、該案内ローラの両側にカバー体(45)(45)、両カバー体(45)(45)の外側に受けローラ(46)(46)が、案内ローラ(44)の長さ中央に対して左右対称状に配備されている。
請求項5は、請求項1乃至4の供給装置において、吸引筺(3)は、ブロワー(5)に接続され内部が吸引流路(50)となった固定筺(50)を介してブロワー(5)に連繋され、吸引筺(3)は、該吸引流路(50)の吸込み口(50b)を開閉するシャッター板(36)及び該吸込み口(50b)に連通可能な開口(37)を具えており、吸引筺(3)の上昇によって該開口(37)を前記吸込み口(50b)に連通させ、吸引筺(3)が下降する際にシャッター板(36)は前記吸込み口(50b)を閉じていく。
請求項6は、請求項1乃至4の何れかに記載の供給装置において、吸引筺(3)は吸引流路(50)を通じてブロワー(5)に連繋され、該吸引流路(50)には弁装置(6)が設けられ、該弁装置(6)は吸引流路(50)を遮断する際に流路面積を徐々に絞る絞り手段(66)が設けられている。
請求項7は、請求項6の供給装置において、弁装置(6)は、吸引流路(50)を横切る面内で弁板(64)を回転可能に配備し、該弁板(64)に吸引流路(50)の開き時間に対応する長さの開放孔(65)を弁板回転方向に開設し、該開放孔(65)の弁板反回転方向の終端側を徐々に狭めて絞り手段(66)と成している。
請求項8は、請求項1乃至7の何れかに記載の供給装置において、受け爪(7)は確動カム(8)によって駆動される。
請求項9は、請求項1乃至8の何れかに記載の供給装置において、吸引筺(3)は確動カム(8a)を用いた昇降駆動装置に連繋され、上昇端と下降端で停止時間を設けている。
請求項10は、請求項8又は9の海苔の供給吸装置において、確動カム(8)(8a)は共役カム(81)(81a)である。
請求項1の供給装置では、吸引筺(3)の上面に吸着されて両端が下側へ撓んだ海苔の両端間の長さL1は、コンベアベルト(41)の幅長さL2と同程度或いは該幅長さL2よりも大きくなっている。従って、吸引筺(3)が下降して、吸引筺(3)による海苔の吸引が開放され、該海苔がベルトコンベア(4)の上流端の吸引とコンベアベルト(41)の周回によってベルトコンベア(4)へ受渡しされる際、海苔S1がフラットな原形に復帰していなくても、海苔の両端の撓み部がコンベアベルト(41)の上流端に引っ掛かることを防止できる。しかも、ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)の近傍に設けた案内受け部(47)が、海苔の垂れ下がり両端を該回転支持軸(42)より上位置に持ち上げる様に案内するから、海苔がベルトコンベア(4)に受け渡される際に、海苔の両端が回転支持軸(42)に引っ掛かって破損することを確実に防止できる。
請求項2の供給装置では、ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)上に配備した受けローラ(46)の外周面を案内受け部(47)としているから、案内受け部(47)の取付けが簡単で、案内受け部(47)の取付けスペースの問題も生じない。
又、案内受け部(47)を回転支持軸(42)と一緒に回転させることができるから、案内受け部(47)と海苔との摩擦よる海苔の損傷を防止して、円滑に海苔を案内できる。
請求項3の供給装置では、ベルトコンベア(4)の吸引筺(3)側の回転支持軸(42)を部分的に包囲したカバー体(45)に、コンベアベルト(41)の吸引孔(41a)が重なり可能な吸引孔(45a)を開設して海苔S1を吸着するから、即ち、海苔をベルトコンベア(4)の最も上流側位置で吸着するから、海苔を吸引筺(3)からベルトコンベア(4)に確実に受け渡すことができる。
請求項4の供給装置では、ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)上には、ベルトコンベア(4)の幅中央に対応して案内ローラ(44)、該案内ローラの両側にカバー体(45)(45)、両カバー体(45)(45)の外側に受けローラ(46)(46)が、案内ローラ(44)の長さ中央に対して左右対称的に配備されているから、海苔を吸引筺(3)からベルトコンベア(4)に受け渡す際に、海苔の左右両側に海苔をベルトコンベア(4)上に引き込む均等な力が作用して、コンベアベルト(41)の周回方向に海苔を真直ぐに引き込むことができ、又、水平面内での海苔の姿勢を崩すことなく、円滑にベルトコンベア(4)へ受け渡すことができる。
請求項5の供給装置では、吸引筺(3)とブロワー(5)との間に大口径のフレキシブルチューブを設ける必要はなく、ブロワー(5)と吸引筺(3)との間の吸引流路(50)の容量を小さくできるので、ブロワー(5)の利きが良くなり、ブロワー(5)を小型化できる。
ブロワー(5)の小型化により、供給装置の製造コストの引き下げ、ブロワー(5)の運転音を小さくできる効果を奏する。
又、上記大口径のフレキシブルチューブを振り回すスペースを確保する必要もなく、この点でも供給装置の小型化に寄与できる。
請求項6の供給装置では、吸引筺(3)とブロワー(5)との間の吸引流路(50)に設けた弁装置(6)は、吸引流路(50)を遮断する際に、絞り手段(66)によってに流路面積を徐々に絞るから、吸引筺(3)に吸着された海苔に対する吸引は、徐々に解除される。
該海苔に対する吸引が瞬間的に解除された場合、海苔が吸引筺(3)上で跳ね上がり気味となり、吸引筺(3)上で海苔が位置ずれして、ベルトコンベア(4)への海苔の受け渡しに失敗したり、コンベアベルト(41)上で海苔が水平面内で位置ずれした状態となって、ベルトコンベア(4)より下流側で海苔に対する各種作業に支障を来す虞れがある。
請求項6の供給装置は、前記の如く、吸引筺(3)上の海苔に対する吸引は、徐々に解除されるから、海苔が吸引筺(3)やベルトコンベア(4)上で位置ズレすることを防止しでき、上記問題の発生を防止できる。
請求項7の供給装置では、弁装置(6)は、吸引流路(50)を横切る面内回転可能に配備した弁板(64)に、吸引流路(50)の開き時間に対応する長さの開放孔(65)を弁板回転方向に開設し、該開放孔(65)の弁板反回転方向の終端側を徐々に狭めて絞り手段(66)と成しているから、弁板(64)を連続回転させて、吸引流路(50)の開放と遮断を断続的に切り替えできる。このため、弁装置(6)の動作において、衝撃音、叩き音の発生を抑えて、運転音を低くできる。
吸引筺(3)に作用する吸引力を、上記絞り手段(66)の働きによって徐々に弱めると、吸引筺(3)上に吸着されている海苔両端の下向き撓み部が、フラットな原形に復するのに時間が掛かる。
海苔の両端が下側へ撓んだまま、吸引筺(3)からベルトコンベア(4)へ海苔を受け渡すと、海苔がベルトコンベア(4)や回転支持軸(42)に引っ掛かって海苔が損傷することは述べたが、前記した海苔の両端を持ち上げ気味に案内する案内受け部(47)と、弁装置(6)の連続回転する弁板(64)上の開放孔(65)と該開放孔(65)の形状による絞り手段(66)との相乗効果により、弁装置(6)からの騒音発生の問題と、吸引筺(3)からベルトコンベア(4)への海苔の受け渡しの際の、海苔の損傷の問題を一挙に解決できたのである。
請求項8の供給装置では、受け爪(7)は確動カム(8)によって駆動されるから、高速運転においてもカム飛びの現象は生じず、受け爪(7)の開閉動作は、正確且つ安定するから、受け爪(7)が不規則な動きをして、海苔Sを引っ掛けたり、吸引筺(3)に干渉することはない。
請求項9の供給装置では、吸引筺(3)は確動カムを用いた昇降駆動装置に連繋され、上昇端と下降端で停止時間を設けているから、吸引筺(3)の上昇によってストッカー(7)内の海苔の束から最下部の海苔を確実に吸引でき、吸引筺(3)の下降によって該海苔をベルトコンベア(4)へ確実に受け渡すことができる。このため、海苔を確実に吸着するため、及び吸着した海苔を確実にベルトコンベア(4)へ受け渡すための時間稼ぎのために吸引筺(3)の昇降ストロークを長くする必要は無くなる。吸引筺(3)の昇降ストロークを必要最小限に短くできるから、吸引筺(3)の突き上げによる海苔の跳ね上がりを小さくして、海苔の傷みを防止できる。
又、吸引筺(3)の昇降ストロークを小さくすれば、単位時間当たりの吸引筺(3)の昇降回数、即ち、海苔の供給量を増やすことが容易となる。
請求項10の供給装置では、受け爪(7)や、吸引筺(3)を共役カム(81)(81a)で駆動するから、請求項8と同様の効果を奏する。受け爪(7)や吸引筺(3)を確動カムの一種である溝カムで駆動した場合、海苔の粉がカム溝に溜まってトラブルの原因となる。共役カム(81)ではその虞れはない。
図1乃至図4に示す実施例の供給装置は、前記従来の供給装置と基本構成は同じであって、下面開口(22)のストッカー(2)と、該開口(22)近傍の両側に配備した開閉可能な受け爪(7)(7)(図10参照)と、ストッカー(2)の下方にて昇降可能に配備された吸引筺(3)と、該吸引筺(3)の下降位置に対応して配備されたベルトコンベア(4)とを具えている。
ストッカー(2)内に積層収容した海苔Sを、閉じ状態の受け爪(7)(7)によって支え、吸引筺(3)の昇降と、受け爪(7)(7)の開閉によって、吸引筺(3)の昇降毎に最下部の海苔Sを該吸引筺の上面に吸着して下降させ、待機するベルトコンベア(4)に受け渡して海苔Sを供給する。
図2、図3に示す如く、基台(1)上にストッカー(2)(2)、吸引筺(3)(3)、ベルトコンベア(4)(4)が、夫々左右に2基づつ配備され、2列で海苔Sが供給される。
ストッカー(2)内に積層収容された海苔Sを支える一対の受け爪(7)(7)は、図10に示す如く、ストッカー(2)の下面開口(20)の左右両側に平行に配備した回動軸(71)(71)上に取り付けられ、一方の回動軸(71)が回動駆動機構(80)に連繋されている。
2つの受け爪(7)(7)は、同調して開閉する機構(図示せず)に連繋されている。
回動駆動機構(80)は、モータ駆動されるメイン回転軸(84)に固定された確動カム(8)、実施例では2枚の形状の異なる板カム(81a)(81b)からなる共役カム(81)と、該メイン回転軸(84)と平行に配備された回動シャフト(85)に固定され該共役カム(81)に接する2つのカムローラ(89)(89)を具えたレバー(88)と、該回動シャフト(85)に基端が固定され自由端がロッド(87)を介して前記受け爪(7)の回動軸(71)上のレバー(72)に枢支連結されたアーム(86)とによって構成される。
メイン回転軸(84)の1回転毎に、受け爪(7)(7)が1回開閉する。
図2に示す如く、前記2つの吸引筺(3)(3)は共通のダクト(31)上に突設され、ダクト(31)は左右の端部を基台(1)上の縦ガイド条(33)(33)にスライド可能に係合している。ダクト(31)は前記メイン回転軸(84)の回転によって動作するクランク機構等による昇降駆動装置(32)に連繋され、吸引筺(3)は真直に昇降する。
図6に示す如く、吸引筺(3)は、従前と同様にして、上面が多数の吸引孔(34b)を有す吸着面(34)となっている。吸着面(34)の左右両端部(ベルトコンベア(4)へ海苔Sを受け渡す方向に沿う両端部)は、徐々に下側へ傾斜している。実施例では吸着面(34)の両側傾斜面(34a)(34a)は略円弧状に傾斜している。
図7に示す如く、ストッカー(2)に積層収容した海苔Sを、吸引筺(3)が上昇して最下部の海苔S1を吸着した状態において、海苔S1の下向き両端間の長さL1は、ベルトコンベア(4)のコンベアベルト(41)の幅長さL2と同程度或いは該幅長さL2よりも大きくなる様に、吸引筺(3)の幅長さが決められている。
実施例では、海苔Sの下向き両端間の長さL1が12cmに対して、コンベアベルト(41)の幅長さL2は10.5cmである。L1に対してL2は+1cmから−3cmが許容範囲である。L2がそれ以上大きいと、海苔Sの両端部が後記するベルトコンベア(4)の吸引筺(3)側上流端或いはベルトコンベア(4)の吸引筺(3)側の回転支持軸(42)に引っ掛かる虞れがある。L2がそれ以上に小さいと、コンベアベルト(41)に海苔Sを載せた際に、ベルトの両側縁からの海苔Sのはみ出し量が大きくなって、海苔Sの搬送が安定しない問題がある。
L1に対して、L2が1〜2cm程度小さい場合に、吸引筺(3)からベルトコンベア(4)への海苔Sの受け渡しが最も円滑に且つベルトコンベア(4)によって海苔Sを安定して搬送できる。
図2、図5、図8に示す如く、吸引筺(3)はダクト(31)及び大口径のフレキシブルチューブを含む吸引流路(50)を通じて第1ブロワー(5)に連繋され、該吸引流路(50)には弁装置(6)が設けられる。
弁装置(6)は、吸引流路(50)を横切って設けた扁平カバー体(61)と、該扁平カバー体(61)内で吸引流路(50)と直交する面内で回転可能に配備された円形の弁板(64)と、該弁板(64)の中心を貫通し、前記メイン回転軸(84)とベルト伝達された従動回転軸(60)とによって構成される。
弁板(64)には開放孔(65)が開設されている。開放孔(65)が吸引流路(50)と重なっている状態で、吸引流路(50)は開かれ、開放孔(65)が吸引流路(50)から外れている状態で吸引流路(50)は閉じられる。
開放孔(65)は、吸引筺(3)が上昇してストッカー(2)の海苔束の下面に当たる前後から、吸引筺(3)が下降端に達するまでの間だけ、吸引流路(50)を開放する様に、弁板(64)の回転方向に延びる長孔である。
前記メイン回転軸(84)の一回転毎に、吸引流路(50)が一回開く。
図9に示す如く、弁装置(6)には、吸引流路(50)を遮断する際に流路面積を徐々に絞る絞り手段(66)が設けられている。
実施例では、弁板(64)の該開放孔(65)の孔形状を弁板反回転方向の終端側を徐々に狭めることにより絞り手段(66)としている。
平行2連のベルトコンベア(4)は、両各吸引筺(3)の昇降移行路の前方に配備されている。ベルトコンベア(4)は搬送面が、吸引筺(3)の下死点と同じ高さ或いはそれよりも少し高くなる様に、且つベルトコンベア(4)の上流端が吸引筺(3)の昇降移行路に近接する様に前方に向けて略水平に配備されている。
ベルトコンベア(4)の上流端は、下記の構成により常時吸引力が作用している。
図6、図7に示す如く、ベルトコンベア(4)の上流側の回転支持軸(42)上には、ベルトコンベア(4)の幅中央に対応して案内ローラ(44)、該案内ローラの両側にカバー体(45)(45)、両カバー体(45)(45)の外側に受けローラ(46)(46)が、案内ローラ(44)の長さ中央に対して左右対称になる様に配備されている。
案内ローラ(44)の長さ中央には周溝(44a)が開設されている。
上記案内ローラ(44)に案内されて周回するコンベアベルト(41)の周回路の内側にて、該上流側の回転支持軸(42)に接近して扁平ダクト(43)が配備され、該扁平ダクトに第2ブロワー(48)が連繋される。
前記カバー体(45)(45)は、回転支持軸(42)を該軸(42)の回転に支障のない様に、軸(42)の長さ方向を部分的に360°包囲している。各カバー体(45)は前記扁平ダクト(43)に固定され、該扁平ダクト(43)内に連通している。
カバー体(45)の、吸引筺(3)の昇降移行路に向く面は、回転支持軸(42)を半径中心とする円弧面に形成され、該円弧面は前記案内ローラ(44)より僅か小径であり、コンベアベルト(41)との摩擦を軽減している。
カバー体(45)の上面に吸引孔(45a)が開設されている。
受けローラ(46)は、カバー体(45)側から外側に徐々に小径になる様に形成されている。
実施例の受けローラ(46)は円錐台状に形成され、外周はテーパ面となっているが、円弧状に縮径してもよい。受けローラ(46)のカバー体(45)側の最大径は案内ローラ(44)の外径と同じ或いは少し小さい。
コンベアベルト(41)は、裏面の幅中央に全周に亘って凸条(41b)が形成され、該凸条(41b)が前記案内ローラ(44)の周溝(44a)に嵌まることにより、コンベアベルト(41)の蛇行が防止される。
コンベアベルト(41)の両側縁寄りには、該ベルトの周回中に、前記カバー体(45)上面の吸引孔(45a)に重なり可能な吸引孔(41a)がベルトの周回方向に密なるピッチで開設されている。
コンベアベルト(41)を前記案内ローラ(44)にセットした状態で、コンベアベルト(41)の両側縁から受けローラ(46)(46)の殆んど全体がはみ出す。該受けローラ(46)(46)は、後記の如く、吸引筺(3)がコンベアベルト(41)へ受け渡される海苔Sの垂れ下がり両端を、ベルトコンベア(4)の該回転支持軸(42)より高く持ち上げる様に案内する役割を成す案内受け部(47)となる。
ベルトコンベア(4)の運転中は、カバー体(45)に吸引が作用している。
然して、上記本願発明の供給装置は、ストッカー(2)に積層収容した海苔Sを、閉じ状態の受け爪(7)(7)によって支える。
吸引筺(3)の昇降と、受け爪(7)(7)の開閉によって、吸引筺(3)の昇降毎に最下部の海苔Sを吸引筺(3)上面に吸着して海苔束から引き離す。
吸引筺(3)の下降位置にて弁装置(6)により、吸引筺(3)の吸引を解除し、ベルトコンベア(4)に海苔Sを受け渡して、海苔Sを1枚づつ供給できる。
受け爪(7)は共役カム(81)によって駆動されるから、カムローラ(89)のカム飛びの現象は生じず、受け爪(7)の開閉動作は、正確且つ安定するから、受け爪(7)が不規則な動きをして、海苔Sを引っ掛けたり、吸引筺(3)に干渉することはない。
吸引筺(3)の上面に吸着されて両端が下側へ撓んだ海苔Sの両端間の長さL1は、コンベアベルト(41)の幅長さL2と同程度或いは該幅長さL2よりも大きくなっている。従って、下降位置の吸引筺(3)の吸引が解除されて、ベルトコンベア(4)の上流端の吸引によって海苔S1がベルトコンベア(4)へ受渡しされる際、前記海苔S1がフラットな原形に復帰していなくても、海苔S1の両端の撓み部がコンベアベルト(41)の上流端に引っ掛かって海苔S1が破損することを防止できる。
又、ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)の近傍に設けた案内受け部(47)が、海苔Sの垂れ下がり両端を該回転支持軸(42)より内位置に持ち上げる様に案内するから、海苔Sがベルトコンベア(4)に受け渡される際に、海苔Sの両端が回転支持軸(42)に引っ掛かって破損することを確実に防止できる。
ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)上に配備した受けローラ(46)の外周面が案内受け部(47)となっているから、案内受け部(47)の取り付けが簡単で、案内受け部(47)の取付けスペースの問題も生じない。
又、案内受け部(47)を回転支持軸(42)と一緒に回転させることができるから、案内受け部(47)と海苔Sの摩擦による海苔Sの損傷も防止できる。
ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)を部分的に包囲したカバー体(45)に、コンベアベルト(41)の吸引孔(41a)が重なり可能な吸引孔(45a)を開設して海苔Sをコンベアベルト(41)へ吸着するから、海苔Sは、ベルトコンベア(4)の最も上流側位置で吸着されることになる。このため、海苔Sを吸引筺(3)からベルトコンベア(4)に確実に受け渡すことができる。
ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)上には、ベルトコンベア(4)の幅中央に対応して案内ローラ(44)、該案内ローラの両側にカバー体(45)(45)、両カバー体(45)(45)の外側に受けローラ(46)(46)が位置して、案内ローラ(44)の長さ中央に対して左右対称に構成されているから、海苔Sを吸引筺(3)からベルトコンベア(4)に受け渡す際に、海苔Sの左右両側に海苔Sをベルトコンベア(4)上に引き込む均等な力が作用して、コンベアベルト(41)の周回方向に海苔Sを真直ぐに引き込むことができ、又、水平面内での海苔Sの姿勢を崩すことなく、円滑に受け渡すことができる。
吸引筺(3)とブロワー(5)との間の吸引流路(50)に設けた弁装置(6)は、弁板(64)を連続回転させて吸引流路(50)の開閉を断続的に行うから、弁装置(6)の動作において、衝撃音、や叩き音の発生を抑え、運転音を低くできる。
又、弁板(64)に開設した開放孔(65)の反回転側を徐々に狭めて、吸引流路(50)を閉じる際に、流路面積を徐々に絞る様にしたため、吸引筺(3)に吸着された海苔Sに対する吸引は、徐々に解除される。
このため、吸引流路(50)が瞬間的に解除されると生じる問題、即ち、海苔Sが吸引筺(3)上で跳ね上がり気味となり、吸引筺(3)上で海苔Sが位置ずれして、ベルトコンベア(4)への海苔Sの受け渡しに失敗したり、コンベアベルト(41)上で海苔Sが水平面内で位置ずれした状態となって、ベルトコンベア(4)より下流側で海苔Sに対する各種作業に支障を来す問題を解決できる。
実施例では、吸引筺(3)に対する第1ブロワー(5)と、ベルトコンベア(4)の扁平ダクト(43)に対する第2ブロワー(48)は別物であるが、共通のダクトで実施することができる。但し、扁平ダクト(43)に常時吸引を利かせる関係上、共通のブロワーは多段ブロワーを採用することになり、多段ブロワーは大型となり、供給装置の大型化とコスト高を招来する。
図11は、吸引筺(3)の昇降駆動装置(32)の他の実施例及び吸引筺(3)と第1ブロワー(5)の他の実施例の連繋方式を示している。図11では吸引筺(3)は一基だけ表す。
昇降駆動装置(32)は、確動カム(8a)、実施例では共役カム(81a)の回転により回動する回動軸(81b)にレバー(81c)を固定し、該レバー(81c)の自由端と、吸引筺(3)をリンク(81d)によって枢支連結して形成される。レバー(81c)の自由端の昇降により、吸引筺(3)も昇降する。
共役カム(81a)は、吸引筺(3)の上昇端及び下降端にて、吸引筺(3)が短時間停止する様に形成されている。実施例の停止時間は、共役カム(81a)の回転角度にして約15°である。
第1ブロワー(5)に接続された固定筺(50a)内が吸引流路(50)となっており、弁装置(6)は、該吸引流路(50)の吸込み口(50b)、吸引筺(3)に設けられ該吸込み口(50b)を開閉するシャッター板(36)及び該吸込み口(50b)に連通可能な開口(37)とによって構成され、吸引筺(3)の上昇によって該開口(37)を前記吸込み口(50b)に連通させ、吸引筺(3)が下降する際にシャッター板(36)が前記吸込み口(50b)を閉じていく。
実施例では、固定筺(50a)の吸込み口(50b)は縦長の楕円形であり、吸引筺(3)の開口(37)は該楕円形吸込み口(50b)に収まる大きさの円形である。
吸引筺(3)が上昇端に位置している状態で、吸引筺(3)の開口(37)は、固定筺(50a)の吸込み口(50b)の上部に完全に重なっており、吸引筺(3)が下降し初めてからも吸引筺(3)の開口(37)と固定筺(50a)の吸引流路(50a)の完全な重なり状態は短時間維持され、吸引筺(3)が下降端に達したときにも、吸引筺(3)の開口(37)と固定筺(50a)の吸込み口(50b)は僅か連通しているが、吸引筺(3)に海苔を吸引されるだけの吸着力は生じない。
従って、海苔が吸引筺(3)に吸着されて、ベルトコンベア(4)に受け渡されるまでは、海苔が吸引筺(3)からずり落ちたりすることない。
楕円形の吸込み口(50b)と円形の開口(37)のズレによる吸引通路(50)の開閉は、吸引流路(50)を遮断する際に流路面積を徐々に絞る効果を有するが、必要に応じて、吸込み口(50b)の下部側の幅を徐々に狭くする等により、絞り効果を更に高めることができる。
上記した図11に示す実施例の場合、吸引筺(3)とブロワー(5)との間に大口径のフレキシブルチューブは存在せず、ブロワー(5)と吸引筺(3)との間の吸引流路(50)の容量を小さくできたので、ブロワー(5)の利きが良くなり、ブロワー(5)を小型できる。ブロワー(5)の小型化によりブロワー(5)の運転音を小さくできる。
又、吸引筺(3)の昇降によって大口径のフレキシブルチューブの振り回を可能にするスペースを確保する必要がなく、供給装置の小型化に寄与できる。
吸引筺(3)は確動カム(8a)を用いた昇降駆動装置(32)に連繋され、上昇端と下降端で停止時間を設けているから、吸引筺(3)の上昇によってストッカー(7)内の海苔束から最下部の海苔Sを確実に吸引でき、吸引筺(3)の下降によって該海苔をベルトコンベア(4)へ確実に受け渡すことができる。このため、吸引筺(3)の昇降ストロークを短くできる。従って、吸引筺(3)の突き上げによる海苔の跳ね上がりを小さくして、海苔の傷みを防止できる。
又、吸引筺(3)の昇降ストロークを小さくすれば、単位時間当たりの吸引筺(3)の昇降回数、即ち、海苔の供給量を増やすことができる。
本発明は、熨し鯣、おぼろ昆布をシート状に形成したもの等、シート状海苔以外のシート状食品の供給に実施できるのは勿論である。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
海苔S(海苔)供給装置の側面が概略図である。 同上の正面概略図である。 同上の平面概略図である。 図2A−A線に沿う平面概略図である。 図1B−B線に沿う平面概略図である。 下降位置の吸引筺とベルトコンベアの上流側の斜面図である。 図6C−C線に沿う断面図である。 弁装置の斜面図である。 弁板の正面図である。 受け爪の回動駆動機構の斜面図である。 吸引筺の昇降駆動装置の他の実施例および吸引筺とブロワーの他の実施例の連繋方式を示す斜視図である。 従来例の供給装置の側面図である。 同上の正面図である。 同上の供給装置において、吸引筺上の海苔に対する吸引を解除した状態の説明図である。
符号の説明
2 ストッカー
22 開口
3 吸引筺
34 吸着面
4 ベルトコンベア
41 コンベアベルト
42 回転支持軸
43 扁平ダクト
44 案内ローラ
45 カバー体
46 受けローラ
47 案内受け部
48 第2ブロワー
5 第1ブロワー
6 弁装置
61 扁平カバー体
64 弁板
65 開放孔
66 絞り手段
7 受け爪
8 確動カム

Claims (10)

  1. 下面開口(22)のストッカー(2)と、該開口(22)近傍の両側に配備した開閉可能な受け爪(7)(7)と、ストッカー(2)の下方にて昇降可能に配備された吸引筺(3)と、該吸引筺(3)の下降位置に対応して配備されたベルトコンベア(4)とによって構成され、ストッカー(2)に積層収容したシート状食品を、閉じ状態の受け爪(7)(7)によって支え、吸引筺(3)の昇降と、受け爪(7)(7)の開閉によって、吸引筺(3)の昇降毎に最下部のシート状食品を該吸引筺の上面に吸着して下降させ、待機するベルトコンベア(4)に受け渡してシート状食品を供給する装置において、吸引筺(3)の吸着面(34)は、ベルトコンベア(4)ヘの受渡し方向に沿う両端側が徐々に下側へ傾斜しており、シート状食品の両端側を下側へ撓ませ、且つシート状食品の下向き両端間の長さL1が、コンベアベルト(41)の幅長さL2と同程度或いは該幅長さL2よりも大きくなる様にシート状食品を吸着でき、ベルトコンベア(4)の上流側端部は、コンベアベルト(41)上にシート状食品を吸着可能な様に吸引が利いており、ベルトコンベアの上流端の回転支持軸(42)の近傍には、吸引筺(3)の吸引から開放されたシート状食品の両側縁を回転支持軸(42)より上位置に持ち上げる様に案内する案内受け部(47)が設けられている、シート状食品の供給装置。
  2. ベルトコンベア(4)の上流端の回転支持軸(42)には、該コンベアベルト(41)の幅方向両側からはみ出して受けローラ(46)が配備され、該受けローラ(46)は外側へ向けて徐々に縮径し、該受けローラ(46)の外周面がシート状食品の両側縁を受ける案内受け部(47)となっている、請求項1に記載のシート状食品の供給装置。
  3. コンベアベルト(41)に吸引孔(41a)が開設され、回転支持軸(42)を部分的に包囲してカバー体(45)が回転支持軸(42)の回転を妨げない様に定位置に固定配備され、該カバー体(45)の上面にコンベアベルト(41)の吸引孔(41a)に重なり可能な吸引孔(45a)が開設され、カバー体(45)には吸引ダクトが連繋されている、請求項1又は2に記載のシート状食品の供給装置。
  4. ベルトコンベア(4)の回転支持軸(42)上には、ベルトコンベア(4)の幅中央に対応して案内ローラ(44)、該案内ローラの両側にカバー体(45)(45)、両カバー体(45)(45)の外側に受けローラ(46)(46)が、案内ローラ(44)の長さ中央に対して左右対称状に配備されている、請求項3に記載のシート状食品の供給装置。
  5. 吸引筺(3)は、ブロワー(5)に接続され内部が吸引流路(50)となった固定筺(50)を介してブロワー(5)に連繋され、吸引筺(3)は、該吸引流路(50)の吸込み口(50b)を開閉するシャッター板(36)及び該吸込み口(50b)に連通可能な開口(37)を具えており、吸引筺(3)の上昇によって該開口(37)を前記吸込み口(50b)に連通させ、吸引筺(3)が下降する際にシャッター板(36)は前記吸込み口(50b)を閉じていく、請求項1乃至4の何れかに記載のシート状食品の供給装置。
  6. 吸引筺(3)は吸引流路(50)を通じてブロワー(5)に連繋され、該吸引流路(50)には弁装置(6)が設けられ、該弁装置(6)は吸引流路(50)を遮断する際に流路面積を徐々に絞る絞り手段(66)が設けられている、請求項1乃至4の何れかに記載のシート状食品の供給装置。
  7. 弁装置(6)は、吸引流路(50)を横切る面内で弁板(64)を回転可能に配備し、該弁板(64)に吸引流路(50)の開き時間に対応する長さの開放孔(65)を弁板回転方向に開設し、該開放孔(65)の弁板反回転方向の終端側を徐々に狭めて絞り手段(66)と成している、請求項6に記載のシート状食品の供給装置。
  8. 受け爪(7)は確動カム(8)によって駆動される、請求項1乃至7の何れかに記載のシート状食品の供給装置。
  9. 吸引筺(3)は確動カム(8a)を用いた昇降駆動装置(32)に連繋され、上昇端と下降端で停止時間を設けている、請求項1乃至8の何れかに記載のシート状食品の供給装置。
  10. 確動カム(8)(8a)は共役カム(81)(81a)である、請求項8又は9に記載のシート状食品の供給装置。
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