JP2005132434A - カートンシート供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カートンシート4の受け渡しの際にバキュームパッド20a、20bが擦れることを防止するとともに、回転移動手段8に追従して安定した移送を行う。
【解決手段】シートホッパ2内に収容されているカートンシート4を吸着して取り出し、吸着面を上方に向けて受渡手段(バキュームチャンバー)58に引き渡すカートンシート取り出し手段6と、回転移動手段8に設けられ、受渡手段58に支持されているカートンシート4を下側から吸着する吸着部40と、受渡手段58に支持されているカートンシート4をその前進方向へ向けて押し出すプッシャ部材46とを備えている。吸着部40がカートンシート4を吸着して前進する方向に向けて、その動作スピードに追従してプッシャ部材46がカートンシート4を押し出す。
【選択図】図1

Description

本発明はカートンシート供給装置に係り、特に、多数枚のカートンシートを重ね合わせて収容したホッパから一枚ずつ取り出し、下流側の回転式折り曲げ装置に供給するカートンシート供給装置に関するものである。
特許文献1に記載されたカートンシート供給装置は、上方のホッパー内に板状のカートン紙の山を貯留し、この山の一番底のカートン紙を、回転式紙フィーダーのバキュームパッドによって吸着して取り出して下部コンベヤに載せ、下部コンベヤは、取り出したカートン紙を頭上のホッパーから離れる方向に上部コンベヤとその下方に配置された固定支持台の間に送り込み、カートン紙はそこから回転式カートン紙折り曲げ機に送られるようになっている。
特開2002−308220号公報(第4−5頁、図1)
前記特許文献1に記載された発明の構成では、高速化を図る場合にはカートン紙を送る下部コンベヤおよび上部コンベヤを高速で走行させる必要があるが、スリップが生じてカートン紙の移送が回転体の作動に追従できないおそれがある。また、回転式紙フィーダーによって取り出したカートンシートを受け渡す際にも、走行中の下部コンベヤに引き渡すため、バキュームパッドの吸引が完全に解除されない状態でコンベヤによって引っ張られるため、バキュームパッドが擦れて劣化しやすく耐久性に問題を生ずる。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、高速化しても回転体の速度に追従させて受け渡しを行うことを可能にして受け渡し位置の安定化を図ることができるシート供給装置を提供することを目的とするものである。また、カートンシートの受け渡し時にバキュームパッドが擦れて傷むおそれのないカートンシート供給装置を提供することを目的とするものである。
本発明のカートンシート供給装置は、カートンシートを重ねて収容するシートホッパと、このシートホッパの先頭のカートンシートを吸着して取り出し、吸着した面を上方に向けて受渡手段に引き渡すシート取り出し手段と、前記受渡手段が支持しているカートンシートを下方から吸着する吸着部と、この吸着部を前進させる移動手段と、前記受渡手段上のカートンシートを移動手段による吸着部の前進方向に押し出すプッシャ手段とを備え、前記吸着部がカートンシートを吸着する際に、プッシャ手段がカートンシートを押し出すことで、前記移動手段による吸着部の前進にカートンシートを追従させることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記移動手段が、吸着部を回転移動させる回転移動手段であり、吸着部は回転の上昇端付近で受渡手段が支持しているカートンシートを吸着し、さらに前進されつつ下降されるとともに、前記プッシャ手段は、吸着部の進行方向後方側に、吸着部と一体にこの吸着部よりも上方へ突出して設けられたプッシャ部材を備えており、このプッシャ部材が、吸着部の前進に伴ってカートンシートの後端に当接して押し出すことを特徴とするものである。
本発明のカートンシート供給装置は、シート取り出し手段によって取り出したカートンシートを受け渡し手段に引き渡す際に、シート取り出し手段のバキュームパッドが擦れることがなく、また、吸着部の移動に追従させてスムーズにカートンシートを吸着することができる。
受け渡し手段に支持されているカートンシートを下面側から吸着する吸着部を、移動手段によって前進させ、その吸着部の前進スピードに追従してプッシャによってカートンシートを押し出すことにより、受け渡し位置の安定化を図るとともに、バキュームパッドが擦れることを防止するという目的を達成することができる。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係るカートンシート供給装置の正面図、図2はその側面図である。このカートンシート供給装置は、上方に設置されたシートホッパ2内に収容されている多数のカートンシート4を、取り出し手段6によって一枚ずつ取り出し、下方に設けられた回転移動手段8に引き渡して回転搬送する間に、カートンシート折り曲げ装置10によって折り曲げてカートンコンベヤ12に引き渡すようになっている。
シートホッパ2は、前面の取り出し口2aを斜め下方に向けた状態で、機枠14の上部に傾斜して配置されており、その前面取り出し口2aが開放し、周囲の枠2bの先端に設けられた複数の係合爪2cによって、内部に収容したカートンシート4を保持するとともに、容易に取り出せるようにしている。
シートホッパ2内に収容されているカートンシート4は、後に説明するカートンシート折り曲げ装置10によって折り曲げられ、内部に物品が充填された後カートンに成形されるようになっている。このカートンシート4は、カートンに成形された後に底面4a、前後の壁面4b、4cおよび天面4dを構成する各面と、これら各面4a、4b、4c、4dの左右にそれぞれ接続されている左右の側壁やフラップ等を有しており、この実施の形態では、底面4aに対しその両側に位置する前後の壁面4b、4cを直立した状態に折り曲げて、その内部に物品を収容できるようにする。カートンシート4は、図1に示すように、長手方向を横に向けた状態でシートホッパ2内に収容される。
前記シートホッパ2の取り出し口2aの斜め下方側には、シートホッパ2内に収容されたカートンシート4を一枚ずつ取り出すシート取り出し手段6が設置されている。このシート取り出し手段6は、水平な軸16に中央部が連結された二本の平行なロッド18と、これらロッド18の両端にそれぞれ取り付けられた、二組の吸着手段20、22を構成する4個のバキュームパッド20a、20b、22a、22bとを備えている。これらのバキュームパッド20a、0b、22a、22bは、前記ロッド18および水平軸16等の内部に設けられたバキューム通路を介してバキューム源(図示せず)に接続されており、所定の位置でバキュームが作用して前記カートンシート4を吸着し、また、所定の位置でバキュームが遮断されてこのカートンシート4を離すようになっている。
前記ロッド18が取り付けられている水平軸16は、回転ドラム24の外周寄りに取り付けられており、この回転ドラム24が回転すると、ロッド18および吸着手段20、22(バキュームパッド20a、20b、22a、22b)が全体として回転ドラム24とともに回転(公転)する。また、前記回転ドラム24の内部には、図示しない遊星歯車機構が設けられており、回転ドラム24の回転に伴って、前記ロッド18が水平軸16を中心に回転(自転)するようになっている。前記ロッド18の両端に取り付けられている各吸着手段20、22は、従来周知のように、回転ドラム24の回転による公転および自転の合成によって、図2中に一点鎖線Sで示す軌跡で移動する。
前記シートホッパ2からカートンシート4を取り出すシート取り出し手段6の下方に、この取り出し手段6からカートンシート4を受け取って回転搬送する回転移動手段8が設けられている。この回転移動手段8は、水平な中央軸26を中心に回転する円板28の外周寄りに等間隔で設けられた6個のカートンシート保持手段30を備えている。なお、カートンシート保持手段30の数は6個に限るものではなく、適宜設定しうることは言うまでもない。
回転円板28の外周寄りに、この円板28を貫通してブッシュ32が固定され、このブッシュ32内にベアリングを介して回転軸36が回転自在に支持されており、この回転軸36の先端部側に前記カートンシート保持手段30が設けられている。回転軸36の先端部寄りに、この回転軸36と直交する方向を向いた2本の取付けプレート38が固定され、これら取付けプレート38にそれぞれ2個のバキュームパッド40aが取り付けられている。各カートンシート保持手段30は、これら4個のバキュームパッド40aからなる吸着部40によってカートンシート4を吸着保持する。これらバキュームパッド40aは、ロータリジョイント42、配管44、前記回転軸36の内部および取付けプレート38の内部の通路等を介してバキューム源およびエア源に接続されており、カートンシート4を吸着する際にはバキュームを作用させ、カートンシート4を離す際には、バキュームを遮断するとともにエアを吹き出すようになっている。また、前記4個のバキュームパッド40aの進行方向後方側(図1の右側)に、直立したプッシャ部材(プッシャ手段)46が設けられている。このプッシャ部材46は、上端が前記バキュームパッド40aの吸着面よりも上方に突出している。
カートンシート保持手段30の前記回転円板28を貫通している回転軸36は、前記バキュームパッド40aが取り付けられている側と逆の端部(図2の右側の端部)に、小ギヤ48が固定されている。また、回転円板28の回転中心である水平な中央軸26の同位置にも固定ギヤ50が設けられている。中央軸26の固定ギヤ50と回転軸36の小ギヤ48との間に、固定ギヤ50に噛み合う小ギヤ52および、2つの大ギヤ54、56が、それぞれ前記回転円板28に固定された支持軸52a、54a、56aを介して回転自在に支持されており、これら各ギヤ50、52、54、56、48が順次噛み合っている。水平な中央軸26の周囲を回転円板28が回転すると、前記固定ギヤ50に噛み合う内側の小ギヤ52が回転移動し、この内側小ギヤ52に順次噛み合う2つの大ギヤ54、56および回転軸36の小ギヤ48が順次回転し、回転軸36に取り付けられているバキュームパッド40aが、図1に示すように水平な姿勢を維持したまま、また、プッシャ部材46が直立した姿勢を維持したまま回転する。
回転移動手段8に設けられたカートンシート保持手段30が、取り出し手段6からカートンシート4を受け取るカートンシート保持位置A(この実施例では、回転移動する経路の頂点付近)には、取り出し手段6からカートンシート保持手段30に受け渡されるカートンシート4を一時保持する受渡手段としてのバキュームチャンバー58が設けられている。このバキュームチャンバー58は、上面にバキューム孔が形成されており、受け取ったカートンシート4を吸着して保持することができる。前記取り出し手段6がシートホッパ2から取り出したカートンシート4の端部を一時このバキュームチャンバー58に載せ、その後、回転してきたカートンシート保持手段30がこのカートンシート4を保持して搬送する。なお、バキュームチャンバー58は、回転移動していくカートンシート保持手段30のバキュームパッド40aおよびプッシャ部材46が干渉しないように、これらバキュームパッド40aの移動経路とプッシャプ部材46の移動経路の間に2本設けられている。
回転移動手段8に設けられたカートンシート保持手段30が、取り出し手段6からカートンシート4を受け取ってカートンシート保持位置Aから、回転しつつ下降する際のカートンシート4の移動経路の途中に、カートンシート保持手段30に保持されているカートンシート4を折り曲げて物品を収容できる状態にするカートンシート折り曲げ装置10が配置されている(図1参照)。このカートンシート折り曲げ装置10は、前記カートンシート保持手段30に設けられた吸着部40の4個のバキュームパッド40aによって吸着されているカートンシート4の底面4aと、この底面4aよりも移動方向の前方側に位置している前壁4bとの間の罫線(折り目)を折り曲げる昇降式折り曲げ機構(折り曲げ手段)60と、昇降式折り曲げ機構60よりも回転移動手段8に近い側に設けられて、前記カートンシート4の底面4aと、この底面4aよりも進行方向後方側に設けられている後壁4cとの間の罫線を折る円弧状の固定ガイド62とを備えている。
前記昇降式折り曲げ機構60は、カートンシート保持手段30の吸着部40に保持されて回転移動するカートンシート4の、移動方向両側にそれぞれ配置された上下のスプロケット64と、上下のスプロケット64にそれぞれ掛け回された一対のチェーン66と、これら両側チェーン66間に等間隔で取り付けられた複数本(この実施例では3本)の罫線折り曲げバー(棒状部材)68を備えている。これらチェーン66は、前記回転移動手段8に近い側(図1の右側)が下降し、遠い側(図1の左側)が上昇するように上下に走行する。なお、両側のチェーン66の間隔は、回転搬送されるカートンシート4の幅よりも広く、カートンシート4が移動中にこれらチェーン66およびスプロケット64に干渉しないことは言うまでもない。
前記昇降式折り曲げ機構60および固定の折り曲げガイド62によって折り曲げられたカートンシート4は、カートンコンベヤ12に受け渡されて搬送され、搬送中に内部に物品が挿入された後、カートンに成形される。このカートンコンベヤ12の上流端は、前記昇降式折り曲げ機構60および折り曲げガイド62が設けられている位置の下方に配置されており、この位置で受け渡しが行われる。このカートンコンベヤ12は、複数のスプロケット70(他方は図示せず)間に掛け回された両側一対のチェーン72と、これら両チェーン72に一定の間隔で取り付けられている前後の支持爪74、76とを有している。これら前後の支持爪74、76の間の空間(バケット)に折り曲げられたカートンシート4を挿入し、各カートンシート4を前後から挟持して搬送する。
以上の構成に係るカートンシート供給装置の作動について、前記図1、図2およびこのカートンシート供給装置の作動を順次示す図3ないし図14により説明する。カートンシート4は、長手方向を横に向け(図1参照)、多数枚重ね合わせた状態でシートホッパ2内に収容されている。シートホッパ2はその取り出し口2a(図2の左下)を斜め下方に向けてやや傾斜して配置されており、この取り出し口2aから一枚ずつカートンシート4が取り出される。
シートホッパ2の取り出し口2aの斜め下方には、カートンシート取り出し手段6が配置されている。このカートンシート取り出し手段6は、二本のロッド18の両端にそれぞれ取り付けられたバキュームパッド20a、20b、22a、22bからなる二組の吸着手段20、22を有しており、回転ドラム24の矢印R1方向(図2参照)への回転に伴って、これら二組の吸着手段20、22が図2の一点鎖線Sに示す軌跡で移動する。回転ドラム24が矢印R1方向に回転して、一方の吸着手段20のバキュームパッド20a、20bが、シートホッパ2の下面側の取り出し口2aに面している最も下側のカートンシート4に接触すると(図2に示す状態)、図示しないバキューム源からのバキュームが作用し、そのカートンシート4を吸着する。
シートホッパ2内のカートンシート4を吸着した前記吸着手段20(バキュームパッド20a、20b)は、シートホッパ2の取り出し口2aから、図2の右下側の移動経路Sを通って移動する。吸着手段20がシートホッパ2の開口部2aから移動を開始すると、バキュームパッド20a、20bが吸着しているカートンシート4がシートホッパ2から取り出される。
図2に示すように、斜め上方を向いた状態でカートンシート4を吸着して取り出した吸着手段20は、前述のように、図2の右下側の移動経路Sを通ってほぼ真下を向いた状態になり(図3に符号4Aで示すカートンシート4を吸着している吸着手段20参照)、この吸着手段20は次第に下降して下方のバキュームチャンバー58に接近し(図4および図5参照)、最も下降した位置まで移動して、バキュームチャンバー58上にカートンシート4(4A)を載せる(図6参照)。従って、カートンシート4の受け渡し手段であるバキュームチャンバー58にカートンシート4を引き渡す位置では、取り出し手段6のバキュームパッド20a、20bが吸着している面が上方を向いている。
バキュームチャンバー58には常時弱いバキュームが作用しており、カートンシート4の端部側を吸着するだけで確実に支持することができる。前記カートンシート取り出し手段6の吸着手段20は、吸着していたカートンシート4(4A)をバキュームチャンバー58上に載せると、バキュームが遮断され、このカートンシート4(4A)を離して上昇する(図7参照)。一方、バキュームチャンバー58の下方に設置されている回転移動手段8の回転により、カートンシート保持手段30が下方側から上昇しつつ前進して、前記バキュームチャンバー58に支持されているカートンシート4の下面側に次第に接近してくる。
カートンシート保持手段30に設けられた吸着部40のバキュームパッド40aがカートンシート4(4A)を吸着する位置の直前まで接近してくると、このバキュームパッド40aの後方に一体に取り付けられているプッシャ部材46がカートンシート4(4A)の前進方向(カートンシート保持手段30に吸着保持されて前進する方向)後方側の端部に当接し係合する(図8参照)。このプッシャ部材46は、吸着部40よりも上方へ突出しているので、バキュームパッド40aによって吸着するよりも先にカートンシート4(4A)を押し出すようになっている。
カートンシート保持手段30がさらに前進および上昇を続けて、カートンシート保持手段30の後方側に設けられているプッシャ部材46が、バキュームチャンバー58に支持されているカートンシート4(4A)を前方へ押し出し始める(図9参照)。プッシャ部材46によってカートンシート4(4A)を前方へ移動させつつ、バキュームパッド40aがカートンシート4(4A)の下面側に吸着する(図10参照)。カートンシート保持手段30のバキュームパッド40aによって吸着される際には、このカートンシート4(4A)は、カートンシート取り出し手段6からバキュームチャンバー58に引き渡された位置(図6の位置)から前進して、吸着部40が前進する動作スピードに追従してこれと等速で移動しており、バキュームパッド40aは、追従移動するカートンシート4(4A)の底面4aを吸着する。
カートンシート保持手段30の前進に伴って、バキュームパッド40aに吸着されているカートンシート4(4A)も前進し、その先端が昇降式折り曲げ機構60の内部に挿入されていく(図11参照)。カートンシート保持手段30の前進によって、バキュームパッド40aに吸着されるとともにプッシャ部材46に後端部を押されているカートンシート4(4A)は、バキュームチャンバー58から離れるとともに、先端がさらに昇降式折り曲げ機構60の内部に挿入されていく(図12および図13参照)。
この実施例に係るカートンシート折り曲げ装置10では、回転移動手段8と昇降式折り曲げ機構60は同期して駆動されており、カートンシート保持手段30によってカートンシート4が前進されて、前端側が昇降式折り曲げ機構60の内部に次第に挿入されていくときに、このカートンシート4よりも上方に位置している罫線折り曲げバー68の一方(図12中に符号68Aで示す罫線折り曲げバー68参照)が下降し、他方68Bは上昇しており、さらに、カートンシート4の下方に位置している他の罫線折り曲げバー68Cは、下降側(図の右側)から上方側へ移行して上昇を開始している(図12および図13参照)。
バキュームチャンバー58から離れて完全にカートンシート保持手段30の吸着部40によって保持された状態になったカートンシート4(4A)は、カートンシート保持手段30の回転移動により、前記カートンシート保持位置Aから前進するとともに下降を開始し、先端部側が昇降式折り曲げ機構60の内部にさらに挿入されていく(図14参照)。このカートンシート保持手段30の移動とともに、昇降式折り曲げ機構60の3本の罫線折り曲げバー68も移動をしており、下降中の罫線折り曲げバー68(68A)が次第にカートンシート4の上面に接近し、下方の罫線折り曲げバー68(68C)もカートンシート4の下面側を上昇している(図3および図4中に符号4Bで示すカートンシート4参照)。
カートンシート保持手段30の回転移動によって前進および下降を続けるカートンシート4(4B)に対して、上方から下降中の罫線折り曲げバー68(68A)が次第に接近し上面に当接する(図5参照)。上方の罫線折り曲げバー68(68A)がカートンシート4(4B)の上面に当接した後、わずかに遅れて下方から上昇してきた罫線折り曲げバー68(68C)が、カートンシート4(4B)の前記上方の罫線折り曲げバー68(68A)の当接位置よりも進行方向前方側に当接し、カートンシート4(4B)のバキュームパッド40aによって吸着されている部分に近い側を下方へ押すとともに、その位置よりも先端側を押し上げることによりカートンシート4(4B)を折り曲げる(図6参照)。この実施例では、カートンシート4を折り曲げる時点で、上方から下降する罫線折り曲げバー68がカートンシート4の底面4aと前方壁面4bとの間の罫線付近に当接するように、回転移動部材8と昇降式折り曲げ機構60の動作が設定されており、前記罫線が折り曲げられる。
カートンシート保持手段30の回転移動によるカートンシート4(4B)の前進および下降と、昇降式折り曲げ機構60の罫線折り曲げバーの一方68(68A)の下降と他方(68C)の上昇とにより、カートンシート4(4B)は次第に深く折り曲げられる(図7および図8参照)。カートンシート4(4B)の折り曲げを開始した時点(図6参照)では、上方から下降してくる罫線折り曲げバー68(68A)が、カートンシート4(4B)の底面4aと前方壁面4bとの間の罫線付近に当接して押し下げることにより、罫線の位置を正確に折り曲げることができる。その後、カートンシート4(4B)の上面に当接している罫線折り曲げバー68(68A)の当接位置が次第に底面4a側(図の右側)に移動して行き、この罫線折り曲げバー68(68A)によって上方から押さえつつ、上昇する罫線折り曲げバー68(68C)によって上方へ折り上げるようになっている。なお、一旦折り曲げを開始した後は、上方の罫線折り曲げバー68(68A)はカートンシート4(4B)の上面側を押圧していればよく、前記罫線の位置から離れても何ら問題は生じない。
カートンシート4(4B)が前記のように罫線で折り曲げられつつ前進および下降を続けると、次に、バキュームパッド40aによって吸着されている底面4aよりも進行方向後方側に位置している後方壁面4cが、固定折り曲げガイド62に当接し次第に折り曲げられる(図9ないし図11参照)。
カートンシート4(4B)がさらに前進および下降をすると、上昇している罫線折り曲げバー68(68C)によって押し上げられていた前方壁面4bおよび天面4dが、その罫線折り曲げバー68(68C)から外れてほぼ直立した状態になる(図12参照)。上昇する罫線折り曲げバー68(68C)によって折り曲げられる最終段階では、カートンシート4(4B)の底面4aと前方壁面4bとの間の罫線が90度よりも深く折り曲げられるので(図11の状態)、前記罫線折り曲げバー68(68C)から開放された後も、カートンシート4(4B)はほぼ90度を維持した状態になっている(図13および図14参照)。
カートンシート4の前進下降に伴って後方壁面4cを上方へ折り曲げていく固定折り曲げガイド62は円弧状をしているので、カートンシート4は後方壁面4cがこの折り曲げガイド62によって次第に深く折り曲げられつつガイドされて下降する(図3ないし図5のカートンシート4(4C)参照)。カートンシート4(4C)を保持しているカートンシート保持手段30が下降していく経路の下方側には、カートンコンベヤ12の上流端が配置されており、カートンシート保持手段30に保持されているカートンシート4(4C)は、カートンコンベヤ12の前後の係合爪74、76間の空間(バケット)に挿入される。カートンコンベヤ12の前方の係合爪74が通過した後、カートンシート保持手段30が下降してカートンシート4(4C)がその前方係合爪74の後方側に入り(図4および図5のカートンシート4(4C)参照)、続いて、上流側スプロケット70の周囲を回転してきた後方係合爪76が次第に追いつき(図5参照)、前後の係合爪74、76間に、前後の壁面4b、4cが直立した状態でカートンシート4(4C)を保持して搬送する(図6参照)。その後、下流側に設けられた図示しない充填ポジションで、カートンシート4の底面4a上に物品が載せられた後、天面(蓋)4dおよびフラップ等が折り込まれてカートンが成形される。なお、前記実施例では、プッシャ手段46をカートンシート保持手段30に一体に設けていたが、必ずしも一体である必要はなく、別体として、バキュームチャンバー58の近傍に設けたエアシリンダやチェーン、ベルト等に取り付けてカートンシート4を押し出し可能に構成しても良い。
カートンシート供給装置の正面図である。(実施例1) カートンシート供給装置の側面図である。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図である。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図3の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図4の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図5の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図6の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図7の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図8の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図9の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図10の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図11の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図12の次の工程を示す。 カートンシートの供給および折り曲げ工程を順次示す図であり、図13の次の工程を示す。
符号の説明
2 シートホッパ
4 カートンシート
6 シート取り出し手段
8 移動手段(回転移動手段)
40 吸着部
46 プッシャ手段(プッシャ部材)
58 受渡手段(バキュームチャンバー)

Claims (2)

  1. カートンシートを重ねて収容するシートホッパと、このシートホッパの先頭のカートンシートを吸着して取り出し、吸着した面を上方に向けて受渡手段に引き渡すシート取り出し手段と、前記受渡手段が支持しているカートンシートを下方から吸着する吸着部と、この吸着部を前進させる移動手段と、前記受渡手段上のカートンシートを移動手段による吸着部の前進方向に押し出すプッシャ手段とを備え、
    前記吸着部がカートンシートを吸着する際に、プッシャ手段がカートンシートを押し出すことで、前記移動手段による吸着部の前進にカートンシートを追従させることを特徴とするカートンシート供給装置。
  2. 前記移動手段が、吸着部を回転移動させる回転移動手段であり、吸着部は回転の上昇端付近で受渡手段が支持しているカートンシートを吸着し、さらに前進されつつ下降されるとともに、前記プッシャ手段は、吸着部の進行方向後方側に、吸着部と一体にこの吸着部よりも上方へ突出して設けられたプッシャ部材を備えており、このプッシャ部材が、吸着部の前進に伴ってカートンシートの後端に当接して押し出すことを特徴とする請求項1に記載のカートンシート供給装置。
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