JP2005112589A - シート状物品の供給装置 - Google Patents

シート状物品の供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005112589A
JP2005112589A JP2003350912A JP2003350912A JP2005112589A JP 2005112589 A JP2005112589 A JP 2005112589A JP 2003350912 A JP2003350912 A JP 2003350912A JP 2003350912 A JP2003350912 A JP 2003350912A JP 2005112589 A JP2005112589 A JP 2005112589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
suction
hopper
article
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003350912A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisamitsu Ishihara
久満 石原
Takashi Obata
隆 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP2003350912A priority Critical patent/JP2005112589A/ja
Publication of JP2005112589A publication Critical patent/JP2005112589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 シート状物品を損傷することなく、その取出し速度を高速化でき、しかも、ホッパからシート状物品を1枚ずつ確実に取出すことができるシート状物品の供給装置を提供することにある。
【解決手段】 シート状物品としての海苔シートの供給装置は、ホッパ10のホッパ出口16と搬送経路2との間に配置され、一方向に間欠回転可能な取出しロータ20を備え、取出しロータ20はその周方向に間隔を存して複数の吸着ヘッド60を有する。これら吸着ヘッド60は取出しロータ20の間欠回転に伴い、ホッパ出口16の下方に順次位置付けられ、そして、取出しロータ20の径方向に突没してホッパ10から海苔シートSを吸着して取出す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ホッパからシート状物品を1枚ずつ取出して搬送経路上に供給する供給装置に係わり、特に破損し易い海苔等のシート状物品に対して好適した供給装置に関する。
この種のシート状物品の供給装置は、例えば特許文献1,2にそれぞれ開示されており特許文献1の供給装置は、ホッパの出口に対して昇降する取出しヘッドを備え、この取出しヘッドはその吸着面にホッパ内の最下位にある海苔シートを吸着して取出し、そして、取り出した海苔シートを搬送経路としての搬送コンベア上に供給する。
一方、特許文献2の供給装置は、ホッパの出口の直下に回転可能に配置された円筒状の取出しロータを備え、この取出しロータはその回転に伴い、吸着面に海苔シートを吸着して取出し、取り出した海苔シートを搬送経路としてのバケットコンベア上に供給する。
特公昭54-4148号公報 特開平7-223746号公報
特許文献1の供給装置はその取出しヘッドの昇降毎に、ホッパから海苔シートを1枚ずつ取出して供給するため、その取出し(供給)速度を高速化することができない。
一方、特許文献2の供給装置はその取出しロータが回転するため、海苔シートの取出し(供給)速度を高速化できるものの、海苔シートの取出し時、取出しロータに吸着された海苔シートとホッパ内の次の海苔シートとが互いに擦れ合い、海苔シートに損傷を招き易い。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ホッパからのシート状物品の取出し(供給)を高速で行え、且つ、シート状物品を損傷することなく確実に1枚ずつ取出すことができるシート状物品の供給装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明はシート状物品を積層して収容し、下方に向けて開口したホッパ出口を有するホッパと、このホッパの下方を延び、前記シート状物品を搬送する搬送経路と、ホッパと搬送経路との間に設けられ、ホッパ出口からシート状物品を1枚ずつ取出し、取出したシート状物品を搬送経路の供給位置に供給する間欠回転可能な取出しロータとを備えたシート状物品の供給装置において、ホッパは、取出しロータの間欠回転方向でみてホッパ出口の前後縁をそれぞれ規定して積層状態のシート状物品を保持する一方、取出しロータの間欠回転に応じ上下に回動して開閉される底爪を有しており、取出しロータは、ロータ軸と、このロータ軸の外周面にその周方向に互いに離間して設けられ、取出しロータの間欠回転に伴ってロータ軸の周方向に沿って移動し、ホッパ出口及び搬送経路の供給位置に順次位置付けられる吸着面をそれぞれ有した複数の吸着ヘッドと、各吸着ヘッドにおける吸着面の吸着力を制御し、吸着ヘッドがホッパ出口に移動したときにはその吸着面にホッパ内の最下位のシート状物品を吸着して受け取らせ、吸着ヘッドが搬送経路の供給位置に移動したときにシート状物品に対する吸着を解除してシート状物品を搬送経路上に供給させるサクション制御手段と、ロータ軸の間欠回転に伴い吸着ヘッドがホッパ出口に対して接離方向に移動する際、吸着ヘッドとホッパ内の最下位のシート状物品との間に間隔を確保する間隔付与手段とを具備する(請求項1)。
具体的には、サクション制御手段は、各吸着ヘッドの吸着面にサクション圧を供給可能なサクション経路と、このサクション経路に設けられ、ロータ軸の間欠回転に応じてサクション経路を断続する吸着バルブとを含んでいる(請求項2)。
上述のサクション制御手段は各吸着ヘッドの吸着面に圧空を供給可能な圧空経路を更に含むことができ、この圧空経路は吸着ヘッドが供給位置に移動したときに圧空空路を開き、吸着ヘッドの吸着面に圧空を供給する(請求項3)。
上述の間隔付与手段は、取出しロータの間欠回転に応じて各吸着ヘッドをロータ軸の径方向に突没させる突没機構を含むことができ、この突没機構は吸着ヘッドがホッパ出口に移動したとき、その吸着ヘッドを突出させる(請求項4)。
この場合、各吸着ヘッドはその吸着面にシート状物品を取出しロータの周方向に沿い湾曲させて吸着し、ホッパ出口から取出す(請求項5)。
一方、取出しロータの各吸着ヘッドが突没しない場合、間隔付与手段は、底爪が上方に向けて回動する際に、ホッパ出口を通過してホッパ内に底爪を進入させ、ホッパ内にて積層状態にあるシート状物品を上方にリフトさせるリフト手段であり、この場合にも、各吸着ヘッドはその吸着面に、シート状物品を取出しロータの周方向に沿い湾曲させて吸着し、ホッパ出口から取出す(請求項6)。
好ましくは、リフト手段は、底爪を斜行させながら上下方向に回動させるリンク機構である(請求項7)。
更に、取出しロータは、吸着ヘッド間にてロータ軸の周方向に延びる円弧壁を更に含むことができ(請求項8)、そして、供給装置は、上述した底爪の上下位置を調整する調整機構を更に備えることができる(請求項9)。
請求項1の供給装置によれば、取出しロータの間欠回転に伴い、各吸着ヘッドがホッパ出口に位置付けられたとき、その吸着面にホッパ内の最下位にあるシート状物品が吸着され、そして、取出しロータの次の間欠回転に伴い、吸着したシート状物品がホッパ出口から取出される。この後、シート状物品を吸着した吸着ヘッドが供給位置に位置付けられると、シート状物品の吸着が解除され、シート状物品は搬送経路上に供給される。
上述したように取出しロータは複数の吸着ヘッドがホッパ出口に位置付けられる度に、その吸着ヘッドにシート状物品を吸着して取出すので、その取出し速度の高速化が図られる。また、ホッパからのシート状物品の取出しと、搬送経路へのシート状物品の供給とが並列的に行えるで、シート状物品の取出し(供給)を更に高速化できる。
取出しロータの間欠回転に伴い、吸着ヘッドがホッパ出口に向けて移動する際や、シート状物品を吸着した吸着ヘッドがホッパ出口から移動する際には、吸着ヘッドとホッパ出口との間に所望の間隔が確保されるので、吸着ヘッド自体や吸着ヘッドに吸着されたシート状物品がホッパ内のシート状物品に接触することはなく、シート状物品が損傷することはない。
請求項2の供給装置によれば、各吸着ヘッドへのサクション圧の供給が取出しロータの間欠回転に応じて切換え作動される吸着バルブにより制御されるので、吸着面へのシート状物品の吸着や、その吸着の解除、つまり、シート状物品の取出し及び供給を確実に行うことができる。
請求項3の供給装置によれば、吸着ヘッドが供給位置に位置付けられたとき、その吸着面に吸着バルブを通じて圧空が供給されるので、シート状物品は吸着ヘッドから確実に搬送経路上に供給される。
請求項4の供給装置によれば、各吸着ヘッドがロータ軸の径方向に突没可能であるので、吸着ヘッドはロータ軸の径方向内側に没した状態で、ホッパ出口に向けて移動することができる。従って、吸着ヘッドはホッパ内のシート状物品と擦れ合うことなくホッパ出口に位置付けられる。この後、吸着ヘッドはホッパ出口に向けて進出し、その吸着面にホッパ内の最下位のシート状物品を吸着することができる。
この後、吸着ヘッドは再び退避した状態で供給位置に向けて移動し、吸着したシート状物品がホッパ内の最下位のシート状物品と擦れ合うこともない。
請求項5の供給装置によれば、シート状物品を吸着した吸着ヘッドがホッパ出口からロータ軸の径方向内側に没するとき、ホッパの底爪は下方に回動して開かれた状態にあり、しかも、シート状物品は吸着ヘッドの吸着面に湾曲した状態で吸着されているので、吸着されたシート状物品が底爪と干渉することはない。この際、吸着ヘッドが没する際、ホッパ内にて積層状態にあるシート状物品は吸着ヘッドとともにホッパ内を一旦下降するが、これと同時に、ホッパの底爪が吸着されたシート状物品と干渉することなく上方に回動して閉じられる。これにより、底爪は積層状態のシート状物品を持ち上げてホッパ出口のレベルに保持し、ホッパ内の最下位のシート状物品と吸着ヘッドとの間に所望の間隔が再び確保される。
請求項6の供給装置によれば、リフト手段によりホッパの底爪がホッパ開口を通過し、ホッパ内に進入して、ホッパ内におけるシート状物品の積層体自体をホッパ出口からリフトさせる。このリフトにより、吸着ヘッドとホッパ内の最下位のシート状物品との間に所望の間隔が確保できる。この場合、吸着ヘッドはロータ軸の径方向に突没する必要がない。
請求項7の供給装置によれば、底爪が斜行しながらホッパ内に進入するので、シート状物品の積層体をリフトさせる際、この積層体に対する底爪の接触面積を広く確保することができ、積層体を安定してリフトさせることができる。
請求項8の供給装置によれば、吸着ヘッドにシート状物品が湾曲して吸着されたとき、円弧壁はシート状物品の過度の湾曲を防止する一方、ロータ軸の間欠回転時、吸着されたシート状物品が吸着ヘッドに巻き込まれるのを防止する。
請求項9の供給装置によれば、ホッパにおける底爪の上下位置を調整可能であるので、シート物品の性状やサイズに応じて、ホッパ出口に対して吸着ヘッドを最適な位置に位置付けることができる。
図1を参照すると、一実施例に係る供給装置を含む包装システムが概略的に示されており、この包装システムは一方向に水平に延びる搬送経路2を備える。搬送経路2の始端にはシート状物品としての海苔シートSのリザーバ4が配置され、リザーバ4から海苔シートSの束Bが供給装置6に供給される。
供給装置6は海苔シートSを1枚ずつ搬送経路2上に供給し、供給された海苔シートSは搬送経路2上を包装セクション8に向けて移送される。この移送過程にて、海苔シートSは縦に分割され、そして、検査を受ける。分割された海苔シートSは包装セクション8にて個々にフィルム包装されて、おにぎり用の海苔包装品となり、この後、海苔包装品は所定の枚数毎に集積されて箱詰めされる。
図2を参照すると、上述した供給装置6がより具体的に示されており、この供給装置6は、搬送経路2の上方に配置されたホッパ10を有する。なお、図2から明らかなように搬送経路2はチェーンコンベア12に所定の間隔を存してプッシャ14を設けたバケットコンベアである。
ホッパ10は矩形のカラム形状をなし、リザーバ4から供給された海苔シート束Bをその上端開口から受け取って、その内部に海苔シートSを積層させる。より詳しくは、ホッパ10の下端開口、即ち、そのホッパ出口16は搬送経路2に沿う両縁がそれぞれ底爪18により形成されており、これら底爪18上に海苔シートSが堆積することになる。
なお、底爪18は上下方向への回動により開閉可能であるが、その開閉機構については後述する。
ホッパ10と搬送経路2との間には取出しロータ20が配置され、この取出しロータ20はロータ軸22を有する。ロータ軸22は搬送経路2に対して交差する方向に延び、図3に示されるように、その基端が吸着バルブ24のバルブ軸26の一端に連結されている。
バルブ軸26の他端はインデックスギヤボックス28に連結され、インデックスギヤボックス28は動力伝達経路からの回転動力を受けて、バルブ軸26を間欠的に回転させることができる。従って、ロータ軸22もまたバルブ軸26と一体にして間欠的に回転される。ここで、バルブ軸26及びロータ軸22の間欠回転方向は図2中の矢印CCで示す反時計方向、つまり、ロータ軸22の下部にて、その外周が搬送経路2の搬送方向と同一の方向に移動するように間欠回転される。なお、インデックスギヤボックス28は供給装置のフレーム30に支持されている。
バルブ軸26は一端が開口した中空形状をなし、その内部には仕切板32が設けられている。仕切板32はバルブ軸26の内部を円弧状をなす2つの弁室34に区画している。
更に、吸着バルブ24はバルブケーシング38を有し、このバルブケーシング38は軸受36を介してバルブ軸26に支持され、バルブ軸26を囲んでいる。バルブケーシング38はその上下に第1真空ポート40及びブローポート42を有し、第1真空ポート40は弁パッド44及び真空経路46を介して真空源(ブロア)に接続されており、圧空ポート42は圧空経路48を介して圧空源に常時接続されている。
また、バルブケーシング38にはバルブ軸26の間欠回転方向でみて、第1真空ポート40とブローポート42との間に第2真空ポート50を更に有し、この第2真空ポート50は真空経路52を介して同一の真空源に常時接続されている。なお、図2中に第2真空ポート50及び真空経路52は現れていない。
一方、バルブ軸26には2つの弁孔54を有し、これら弁孔54はバルブ軸26の直径方向に離間し、前述した弁室34にそれぞれ連通している。従って、バルブ軸26の間欠回転に伴い、各弁孔54、即ち、各弁室34はポート40,50,42に順次接続される。なお、弁パッド44は第1真空ポート40を開閉するものであるが、その開閉機構については後述する。
図3から明らかなように、前述したロータ軸22はその基端が開口した中空状をなし、その内部に仕切板56が設けられている。この仕切板56もまたロータ軸22内を2つの吸気室58に区画し、これら吸気室58はバルブ軸26の弁室34にそれぞれ常時連通した状態にある。
ロータ軸22の外側には一対の中空の吸着ヘッド60が設けられており、これら吸着ヘッド60はロータ軸22と一体にして間欠的に回転される。一対の吸着ヘッド60はロータ軸22の直径方向に離間し、その内部が接続管62を介して対応する吸気室58に常時連通している。ここで、各接続管62にはロータ軸22の外壁を摺動自在に貫通しており、これにより、各吸着ヘッド60はロータ軸22の径方向に突没自在である。
吸着ヘッド60はロータ軸22の軸線方向に延び、そして、ホッパ10の下方に位置する一端部の外面が吸着面64として形成されている。吸着面64には2つの溝66が形成され、これら溝66は吸着面64を3つの領域に分離している。
吸着面64の各領域には吸着孔68がそれぞれ形成され、これら吸着孔68は吸着ヘッド60の内部に連通し、且つ、ロータ軸22の周方向でみて、吸着面64の両縁部に分布されている。より詳しくは、図2から明らかなように、吸着面64の両縁部は円弧形状をなし、この円弧部にて各吸着孔68がそれぞれ開口している。即ち、吸着ヘッド60は横断面でみて蒲鉾形状をなし、その円弧状をなす両縁面にて各吸着孔68が開口している。
また、一対の吸着ヘッド60は複数の引っ張りコイルばね70を介して互いに連結されており、これら引っ張りコイルばね70は各吸着ヘッド60を互いに引き付けている。従って、図2及び図3では、各吸着ヘッド60が互いに引き付けられ、ロータ軸22側に向けて没した状態にある。この際、各吸着ヘッド60はクッション72(図3参照)を介してロータ軸22に当接している。
更に、図2に示されるように、ロータ軸22の外側には一対の円弧壁74が取付けられており、これら円弧壁74は一対の吸着ヘッド60間にそれぞれ配置され、ロータ軸22の周方向に延びている。従って、円弧壁74及び吸着ヘッド60は取出しロータ20の外周面を実質的に円筒形に形作っている。
図4に示されるように、吸着バルブ24側の吸着ヘッド60の端部にはその両側に溝型のスライドガイド76がそれぞれ設けられ、これらスライドガイド76にガイドレール78がそれぞれ嵌合されている。これらガイドレール78はロータ軸22のフランジ80にそれぞれ取付けられ、これらフランジ80はロータ軸22の基端に一体に形成されている。従って、前述した吸着ヘッド60の突没は、対応する側のスライドガイド76及びガイドレール78により円滑に案内される。
更に、各吸着ヘッド60の端部にはローラ82がそれぞれ設けられている。これらローラ82はその吸着ヘッド60の両側のスライドガイド76間に配置され、且つ、吸着バルブ24に向けて、突出した状態で位置付けられている。
一方、ロータ軸22の基端の上下には押出し片84がそれぞれ配置されており、これら押出し片84は図5から明らかなように、吸着ヘッド60の間欠回転に伴うローラ84の回転軌跡よりも径方向内側に位置付けられ、回転軌跡の外側に向けて凸の円弧形状をなしている。従って、吸着ヘッド60がロータ軸22とともに間欠回転されても、吸着ヘッド60のローラ84は上下の押出し片84と干渉することなく、これら押出し片84の外側を移動可能である。
各押出し片84は拡開アーム86の先端にそれぞれ取付けられており、これら拡開アーム86の基端は対応するアーム軸88に取付けられている。これらアーム軸88は上下方向に離間し、取出しロータ20の側方をロータ軸22の軸線と平行に延びている。
具体的には、図6から明らかなように、各アーム軸88はスリーブ90に一対の軸受を介して回転自在に支持され、スリーブ90は前述したフレーム30を貫通した状態でフレーム30に支持されている。
図6でみて、上側のアーム軸88はスリーブ90からフレーム30の背面側に突出し、この突出端にカムレバー92の基端が取付けられている。カムレバー92は下方に向けて延び、その先端にカムローラ94が取付けられている。更に、カムレバー92とフレーム30との間には引っ張りコイルばね96が架け渡され、この引っ張りコイルばね96は図5でみて、カムレバー92を時計方向に回動付勢する。これにより、上側の拡開アーム86もまたアーム軸88を介して時計方向に回動付勢されている。
カムローラ94にはカムディスク98が転接しており、このカムディスク98はカム軸100に取付けられている。カム軸100は上下のアーム軸88間に配置され、これらアーム軸88と平行に延びている。カム軸100の一端はフレーム30に軸受を介して支持され、その他端側は軸受を介してサブフレーム102を貫通している。なお、サブフレーム102はフレーム30に対して上下のスペーサ104を介して取付けられ、フレーム30と平行に延びている。カム軸100はその他端に前述した動力伝達経路からの回転力を受けて一方向、即ち、図5に矢印Cで示す時計方向に回転される。
このようにしてカム軸100が回転されると、カムディスク98はカムローラ94、つまり、カムレバー92を反時計方向に引っ張りコイルばね96の付勢力に抗して回動させ、これに伴い、上側の拡開アーム86もまた押出し片84とともに上方に回動する。
この際、吸着ヘッド60が押出し片84の直上に位置付けられていると、押出し片84は吸着ヘッド60のローラ82に当接し、吸着ヘッド60をロータ軸22の径方向外側、つまり、上方のホッパ10に向け、引っ張りコイルばね70の付勢力に抗して突出させる。この後、カム軸100の回転が更に進むと、カムレバー92、つまり、上側の拡開アーム86は引っ張りコイルばね96の付勢力を受けて下方に回動し、これに伴い、吸着ヘッド60はロータ軸22の径方向内側の元の位置まで没する。
また、下側のアーム軸88もまた、そのスリーブ90からフレーム30の背面側に突出し、この突出端にもカムレバー106の基端が取付られている。このカムレバー106は上方に向けて延び、その先端にカムローラ108が取り付けられているとともに引っ張りコイルばね110により、図5でみて反時計方向に回動付勢されている。
カムローラ108にはカム軸100に取付けられたカムディスク112が転接されており、このカムディスク112の回転に伴い、カムローラ108、カムレバー106及びアーム軸88を介して、下側の拡開アーム86はその押出し片84とともに下方、即ち、搬送経路2に向けて回動する。この際、吸着ヘッド60が押出し片84の直下に位置付けられていると、押出し片84は吸着ヘッド60のローラ82を介して吸着ヘッド60をロータ軸22の径方向外側、つまり、搬送経路2に向けて突出させることになる。また、カム軸100の回転が更に進むと、吸着ヘッド60はロータ軸22の径方向でみて、その内側の元の位置まで没する。
上述したカム軸100は、ロータ軸22と共通の動力伝達経路からの回転動力を受けて回転されるので、上述した吸着ヘッド60の突没はロータ軸22の間欠回転に応じて実施される。
図7及び図8を参照すると、前述した吸着バルブ24における弁パッド44の開閉機構が示されている。この開閉機構は、弁パッド44をその下面に取付けたパッドプレート114を備え、このパッドプレート114はそのフレーム30側の基端が回動軸116に取付けられている。なお、回動軸116は回動自在に支持されている。
回動軸116の一端にはリンク118が取付けられており、このリンク118から図8から明らかなようにリンクロッド120がフレーム30を越えて延びている。このリンクロッド120の先端は三角形状のリンクプレート122に連結されており、リンクプレート122はピン124に取付けられている。このピン124は軸受ユニット146に回転自在に支持され、軸受ユニット146はサブフレーム102から延びるブラケット148に支持されている。
また、リンクプレート122からはリンクロッド150がサブフレーム102に沿って延び、リンクロッド150の先端にはリンクレバー152の上端が連結されている。このリンクレバー152はその基端がレバー軸154に回転自在に取付けられている。レバー軸154もまた、前述したカム軸100と同様にフレーム30及びサブフレーム102間を延び、これらフレーム間に支持されている。より詳しくは、図7から明らかなように、レバー軸154はカム軸100の下方に配置され、その側方を平行に延びている。
リンクレバー152の中間にはカムローラ156が回転自在に取り付けられ、そして、リンクレバー152とサブフレーム102との間に引っ張りコイルばね158が架け渡されている。この引っ張りコイルばね158は図7でみて、リンクレバー152を時計方向に回動付勢している。
更に、リンクレバー152のカムローラ156にはカムディスク160が転接しており、このカムディスク160はカム軸100に取付けられている。従って、カム軸100の回転に伴ってカムディスク160が回転されると、カムディスク160はカムレバー152を往復回動させる。このカムレバー152の往復回動は前述したリンクロッド150、リンクプレート122、リンクロッド120、リンク118及び回動軸116を介してパッドプレート114、即ち、弁パッド44に伝達され、これにより、弁パッド44はその回動軸116を中心として上下に回動し、吸着バルブ24の第1真空ポート40を開閉する。
上述したように、第1真空ポート40はカム軸100に取付けられたカムディスク160の回転に基づいて開閉されるので、ここでの開閉もまたロータ軸22の間欠回転に応じて実施される。
次に、図9を参照すると、ホッパ10の周辺が詳細が示されている。
ホッパ10は左右のホッパ支持枠162にブラケット164を介して支持され、これらホッパ支持枠162は上下のクロスバー166を介して相互に連結されている。
そして、ホッパ支持枠162は上下の取付けねじ168を介して前述したフレーム30に取付けられている。ここで、これら取付けねじ168が挿通されるホッパ支持枠162の長孔170は上下方向に延び、これにより、ホッパ支持枠162、つまり、ホッパ10の配置レベルを長孔170の分だけ上下方向に調整可能となっている。
前述したホッパ出口16にて、その左右の底爪18はそれぞれ図9に示されているようにブラケットを介して回動軸172,174に取付けられている。これら回動軸172,174はホッパ支持枠162のブラケット164に回動自在に支持され、ホッパ10の側方をフレーム30に向けて延びている。
より詳しくは、図10に示されるように、回動軸172,174には複数の底爪18が取付けられており、図示の実施例の場合、底爪18は左右に3つずつ設けられている。
フレーム30側の回動軸172,174の端部にはリンク176,178がそれぞれ取付けられ、これらリンク176,178はリンクロッド180を介して相互に連結されている。
一方、回動軸172の近傍からは回動軸172と同軸にして連結軸182がフレーム30に向けて延び、より詳しくは、図8から明らかなように、連結軸182はフレーム30を越えてサブフレーム102まで延び、ホッパ支持枠162に2つのブラケット184を介して支持されている。
回動軸172側の連結軸182の一端にはリンク186が取付けられており、このリング186は連結ピン188介してリング176に連結されている。従って、連結軸182の回動は、リンク186,176を介して回動軸172に伝達される一方、リンクロッド180を介して回動軸174にも伝達される。
一方、連結軸182の他端はサブフレーム102に取付けられているが、この取付け位置は、前述したホッパ支持枠162に対する調整機構と同様な機構の採用により、図8に示す長孔183の分だけ上下方向に調整可能である。従って、ホッパ10の配置レベルが調整されても、回動軸172及び連結軸182は互いに同軸上に配置される。
更に、連結軸182にはリンク188が取付けられており、このリンク188はサブフレーム102側に位置付けられている。リンク188からはリンクロッド190がサブフレーム102に沿って延び、このリンクロッド190の先端はカムレバー192の上端に連結されている。カムレバー192の基端は前述したレバー軸154に回動自在に支持さている。カムレバー192は前述したカムレバー152と同様に、その中間にカムローラ194が回転自在に取付けられ、そして、カムレバー192とサブフレーム102との間に引っ張りコイルばね196が架け渡されている。
カムローラ194にはカムディスク198が転接しており、このカムディスク198もまたカム軸100に取付けられている。従って、カム軸100の回転に伴い、カムディスク198及びカムローラ194を介してカムレバー192は往復回動され、この往復回動はリンク188を介して連結軸182に伝達される。
そして、前述したように連結軸182の回動は左右の回動軸172,174に伝達されるので、これら回動軸172,174の往復回動に伴い、前述したホッパ出口16における左右の底爪18が上下方向に回動、つまり、開閉される。
ここでも、左右の底爪18の開閉はカム軸100の回転によりもたらされるので、ロータ軸22、即ち、取出しロータ20の間欠回転、より具体的には吸着ヘッド60の突没に応じた実施されることになる。
図11を参照すると、前述したロータ軸22の間欠回転に連動する吸着ヘッド60の突没動作、吸着バルブ24、つまり、その弁パッド44の開閉動作、並びに、左右の底爪18の開閉動作のタイミングがより明瞭に示されている。
先ず、ロータ軸22が図11(a)に示す回転位置あるとき、一対の吸着ヘッド60は左右の位置にあり、このとき、弁パッド44は第1真空ポート40を閉じている。この場合、図11(a)でみて左側の吸着ヘッド60の吸気室58は吸着バルブ24の第2真空ポート50に連通してサクション圧の供給を受けており、これにより、吸着ヘッド60はその吸着面64、つまり、吸着孔68にホッパ10から取出した海苔シートSを既に吸着した状態にある。
図11(a)に示す状態からロータ軸22が図11(b)に示す状態を経て図11(c)に示す回転位置まで間欠回転されると、海苔シートSを吸着した吸着ヘッド60は搬送経路2に対向する下位置に位置付けられると同時に、搬送経路2に向けて突出する。この際、吸着バルブ24においては、そのバルブ軸26の一方の孔54が圧空ポート42に連通し、下位置の吸着ヘッド60の吸気室58は圧空の供給を受ける。この結果、吸着ヘッド60の吸気孔68からの圧空の吹き出しにより、吸着ヘッド60から海苔シートSが離れ、海苔シートSは搬送経路2上、つまり、供給位置にあるプッシャ14間に供給される。
一方、他方の吸着ヘッド60はホッパ出口16の直下に上位置に位置付けられると同時に、ホッパ出口16に向けて突出し、ホッパ10内の最下位にある海苔シートSに接触する。このとき、吸着バルブ24においてはそのバルブ軸26の他方の弁孔54が第1真空ポート40に連通するとともに、弁パッド44が第1真空ポート40を開く。それ故、上位置の吸着ヘッド60の吸気室58はサクション圧の供給を受け、ホッパ出口16ではその左右の底爪18が下方に回動して開かれる。
これにより、ホッパ10内にて積層状態にある海苔シートSは吸着ヘッド60に支持され、最下位の海苔シートSがその吸着面64に吸着される。この際、最下位の海苔シートSの両側縁は左右の底爪18から自由状態にあり、そして、吸着面64の吸着孔68は吸着面64の両側の円弧縁に配置されているので、海苔シートSの両縁は湾曲して吸着される。
従って、この後、図11(d)に示されるように上下の吸着ヘッド60が元の状態に没し、これと同時に左右の底爪18が上方に回動して閉じる際、上側の吸着ヘッド60に吸着された海苔シートSの両縁が底爪18と干渉することはない。
また、上位置の吸着ヘッド60が没する際、これに伴ってホッパ10内の積層状態の海苔シートSは下降するが、しかしながら、この下降は底爪18の上方の回動により阻止され、この結果、上位置の吸着ヘッド60はホッパ10から1枚の海苔シートSを確実に取出す。
また、下位置の吸着ヘッド60が没する際にも、その吸着孔68からは圧空が吹き出されているので、海苔シートSは吸着ヘッド60から分離され、搬送経路2上に確実に供給される。
この後、ロータ軸22、つまり、取出しロータ20の間欠回転に伴い、図11(a)の状態に復帰する。
上述の説明から明らかなように、各吸着ヘッド60はロータ軸22の間欠回転に伴ってホッパ出口16に順次移動する度に突没し、ホッパ出口16から海苔シートSを取出すので、海苔シートSの取出し速度を容易に高速化することができる。
また、吸着ヘッド60がホッパ出口16に向けて移動する際や、上位置にある吸着ヘッド60がホッパ出口16から移動する際には、吸着ヘッド60はロータ軸22側に没した状態にあるので、吸着ヘッド60とホッパ出口16との間に所望の間隔が十分に確保される。
従って、吸着ヘッド60の吸着面64がホッパ10内にて最下位にある海苔シートSと擦れ合ったり、また、吸着ヘッド60に既に吸着された海苔シートSが最下位の海苔シートSと擦れ合ったりすることはない。この結果、ホッパ10から海苔シートSを損傷させず、その品質を維持した状態で取出すことができる。
更に、吸着ヘッド60に吸着された海苔シートSはロータ軸22の回転方向でみて、その前縁部及び後縁部が取出しロータ20の外周に沿うように湾曲されているので、この後、ホッパ10の左右の底爪18が上方に回動して閉じると同時に、吸着ヘッド60が上位置からロータ軸22側に没する際、海苔シートSの前記縁部と底爪18との間の干渉を避けることができる。従って、海苔シートSの縁部に欠け等の損傷が生じることもない。また、この際には、左右の底爪18がホッパ10内にて積層状態にある海苔シートSを吸着ヘッド60に吸着された海苔シートSから分離するように働くので、吸着ヘッド60はホッパ10から海苔シートSを1枚ずつ確実に取出すことができる。
一方、吸着バルブ24の切換え作動、つまり、その弁パッド44による第1真空ポート40の開閉はロータ軸22の間欠回転に応じて実施され、しかも、ホッパ10、つまり、その左右の底爪18におけるレベル位置が上下方向に調整可能であるから、上位置にて突出した吸着ヘッド60に対して、ホッパ10内における最下位の海苔シートSを最適な位置に位置付けことができる。それ故、海苔シートSの品種やその湿度、また、そのサイズ等に起因して海苔シートSに曲り具合が変動しても、吸着ヘッド60の吸着面64に適切なタイミングでサクション圧を供給することができるとともに、最下位の海苔シートSに対して吸着面64を適切な位置に位置付けることができる。この結果、吸着ヘッド60はホッパ10内の最下位の海苔シートSを確実に吸着することができ、その汎用性に優れたものとなる。
また、海苔シートSを吸着した吸着ヘッド60が搬送経路2側の下位置に移動したとき、下位置の吸着ヘッド60は搬送経路2に向けて突出し、そして、その吸着面64の吸着孔68から圧空が吹き出されるので、吸着されていた海苔シートSはその吸着ヘッド60から搬送経路2上に確実に供給される。
更に、海苔シートSのサイズが吸着ヘッド60よりも十分に大きく、海苔シートSの前後の端縁は吸着ヘッド60からはみ出しても、取出しロータ20の周方向でみて、吸着ヘッド60間には円弧壁74が配置されているので、はみ出し部分は円弧壁74にそれぞれ支持される。従って、取出しロータ20の間欠回転速度が高速化されても、海苔シートSのはみ出し部分が吸着ヘッド60に巻き付いてしまうこともなく、海苔シートSの中垂れや、その折れを確実に防止することができる。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
具体的には、取出しロータ20の吸着ヘッド60は必ずしも突没される必要はなく、前述したホッパ10の左右の底爪の形態を変更するだけでも、ホッパ出口16と吸着ヘッド60との間に所望の間隔を確保することができる。
例えば、図12に示される各底爪200は前述した底爪18のように単なる板状ではなく、その先端が屈曲されている。この場合、左右の底爪200がホッパ10内に向けて回動して閉じたとき、これら底爪200の先端はホッパ出口16を通過してホッパ10内に進入し、積層状態にある海苔シートSを上方に持ち上げる。従って、上位置にある吸着ヘッド60と最下位の海苔シートSとの間に所望の間隔Dを確保することができ、底爪200の開閉機構は積層状態にある海苔シートSのためのリフト手段を構成する。
この場合、図示の状態から底爪200が下方に回動して開かれると、積層状態の海苔シートSは吸着ヘッド60上に降下し、その最下位の海苔シートSが湾曲して吸着される。この後、左右の底爪200は吸着された海苔シートSと干渉することなく上方に回動して閉じられ、これに伴い、積層状態の海苔シートSは再び元の位置まで持ち上げられることになる。
なお、底爪200が平坦なプレートからなる場合、底爪200の回動中心はホッパ出口16によりも下方に位置付けられる。
一方、図13に示される各底爪202はリフト手段の一部を構成する平行リンク204の先端にそれぞれ取付けられている。左右の底爪202が上方に向けて回動して閉じる際、これら底爪202は図13から明らかなように斜行しながら上昇し、ホッパ出口16の上方位置にて互いに同一の水平面上に位置付けられる。そして、下方に向けて回動して開かれるときにはホッパ10外の吸着ヘッド60と干渉しない位置まで退避する。
上述した底爪202にあっても、積層状態の海苔シートSをホッパ出口16からリフトさせることができ、また、底爪202は最下位の海苔シートSに対して面接触することから、積層状態の海苔シートSを安定してリフトさせることができ、底爪200に比べて海苔シートSを損傷することが少ない。
なお、底爪200,202の何れも、ロータ軸22の間欠回転に応じて開閉されることは言うまでもない。
更に、本発明はその取出しロータが吸着ヘッドを3つ以上備えていてもよいし、海苔シートに限らず、種々のシート状物品にも同様にして適用可能である。
一実施例の供給装置を備えた包装システムの概略図である。 図1の供給装置を一部破断して示した図である。 図2の取出しロータの縦断面である。 図3の取出しロータの平面図である。 吸着ヘッドを突没する拡開アーム及びその周辺の機構を示した図である。 図5の機構の断面図である。 図3の吸着バルブを示した横断面図である。 図2の底爪及び図7の弁パッドのための開閉機構をそれぞれ示した図である。 図2のホッパ及び底爪の周辺を詳細に示した図である。 図9のホッパの平面図である。 弁パッドの開閉タイミング及び吸着ヘッドの突没タイミングを示した図である。 変形例の底爪を示した図である。 他の変形例の底爪を示した図である。
符号の説明
10 ホッパ
18 底爪
20 取出しロータ
22 ロータ軸
24 吸着バルブ
26 バルブ軸
40 第1真空ポート(サクション手段)
42 圧空ポート(圧空手段)
44 弁パッド(開閉機構)
60 吸着ヘッド
64 吸着面
68 吸着孔
72 円弧壁
86 拡開アーム(突没機構)
72,74 回動軸(開閉機構)
162 ホッパ支持枠
170 長孔(調整機構)
200 底爪(リフト手段)
202 底爪(リフト手段)

Claims (9)

  1. シート状物品を積層して収容し、下方に向けて開口したホッパ出口を有するホッパと、
    前記ホッパの下方を延び、前記シート状物品を搬送する搬送経路と、
    前記ホッパと前記搬送経路との間に設けられ、前記ホッパ出口からシート状物品を1枚ずつ取出し、取出したシート状物品を前記搬送経路の供給位置に供給する間欠回転可能な取出しロータとを備え、
    前記ホッパは、前記取出しロータの間欠回転方向でみて前記ホッパ出口の前後縁をそれぞれ規定して積層状態の前記シート状物品を保持する一方、前記取出しロータの間欠回転に応じ上下方向に回動して開閉される底爪を有しており、
    前記取出しロータは、
    ロータ軸と、
    前記ロータ軸の外周面にその周方向に互いに離間して設けられ、前記取出しロータの間欠回転に伴って前記ロータ軸の周方向に沿って移動し、前記ホッパ出口及び前記搬送経路の前記供給位置に順次位置付けられる吸着面をそれぞれ有した複数の吸着ヘッドと、
    前記各吸着ヘッドにおける前記吸着面の吸着力を制御し、吸着ヘッドが前記ホッパ出口に移動したときにはその吸着面に前記ホッパ内の最下位のシート状物品を吸着して受け取らせ、吸着ヘッドが前記搬送経路の前記供給位置に移動したときにはシート状物品に対する吸着を解除して前記シート状物品を前記搬送経路上に供給させるサクション制御手段と、
    前記取出しロータの間欠回転に伴い前記吸着ヘッドが前記ホッパ出口に対して接離方向に移動する際、前記吸着ヘッドと前記ホッパ内の最下位のシート状物品との間に間隔を確保する間隔付与手段と
    を具備したことを特徴とするシート状物品の供給装置。
  2. 前記サクション制御手段は、前記各吸着ヘッドの前記吸着面にサクション圧を供給可能なサクション経路と、前記サクション経路に設けられ、前記取出しロータの間欠回転に応じて前記サクション経路を断続する吸着バルブとを含むことを特徴とする請求項1に記載のシート状物品の供給装置。
  3. 前記サクション制御手段は、前記各吸着ヘッドの前記吸着面に圧空を供給可能な圧空経路を更に含み、
    前記吸着バルブは、前記吸着ヘッドが前記供給位置に移動したときに前記圧空経路を開き、前記吸着ヘッドの吸着面に圧空を供給することを特徴とする請求項2に記載のシート状物品の供給装置。
  4. 前記間隔付与手段は、前記取出しロータの間欠回転に応じて前記各吸着ヘッドを前記ロータ軸の径方向に突没させる突没機構を含み、
    前記突没機構は前記吸着ヘッドが前記ホッパ出口に移動したとき、その吸着ヘッドを突出させることを特徴とする請求項2又は3に記載のシート状物品の供給装置。
  5. 前記各吸着ヘッドはその吸着面にシート状物品を前記取出しロータの周方向に沿い湾曲させて吸着し、前記ホッパ出口から取出すことを特徴とする請求項4に記載のシート状物品の供給装置。
  6. 前記間隔付与手段は、前記底爪が上方に向けて回動する際に、前記ホッパ出口を通過して前記ホッパ内に前記底爪を進入させ、前記ホッパ内にて積層状態にあるシート状物品を上方にリフトさせるリフト手段であり、
    前記各吸着ヘッドはその吸着面にシート状物品を前記取出しロータの周方向に沿い湾曲させて吸着し、前記ホッパ出口から取出すことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート状物品の供給装置。
  7. 前記リフト手段は、前記底爪を斜行させながら上下方向に回動させるリンク機構であることを特徴とする請求項6に記載のシート状物品の供給装置。
  8. 前記取出しロータは、前記吸着ヘッド間にて前記ロータ軸の周方向に延びる円弧壁を更に含むことを特徴とする請求項5又は6に記載のシート状物品の供給装置。
  9. 前記底爪の上下位置を調整する調整機構を更に備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のシート状物品の供給装置。
JP2003350912A 2003-10-09 2003-10-09 シート状物品の供給装置 Pending JP2005112589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003350912A JP2005112589A (ja) 2003-10-09 2003-10-09 シート状物品の供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003350912A JP2005112589A (ja) 2003-10-09 2003-10-09 シート状物品の供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005112589A true JP2005112589A (ja) 2005-04-28

Family

ID=34542335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003350912A Pending JP2005112589A (ja) 2003-10-09 2003-10-09 シート状物品の供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005112589A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195493A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Koyo Autom Mach Co Ltd 枚葉ラベルの供給装置
CN109866962A (zh) * 2018-08-08 2019-06-11 珠海市商劲智能机械设备有限公司 取料翻转结构、转移装置及全自动取送料设备
CN110790008A (zh) * 2019-11-19 2020-02-14 北京石晶光电科技股份有限公司 一种水晶片自动上料系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195493A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Koyo Autom Mach Co Ltd 枚葉ラベルの供給装置
CN109866962A (zh) * 2018-08-08 2019-06-11 珠海市商劲智能机械设备有限公司 取料翻转结构、转移装置及全自动取送料设备
CN110790008A (zh) * 2019-11-19 2020-02-14 北京石晶光电科技股份有限公司 一种水晶片自动上料系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4753780B2 (ja) 包装機の給袋装置
US7335148B2 (en) Method and apparatus for manufacturing a bag equipped with spouts
JP4798799B2 (ja) 版給排装置及びそれを用いた刷版作成装置
JP2007126208A (ja) 袋詰め包装機
JP4565486B2 (ja) トレー供給方法及びトレー供給装置
RU2008114343A (ru) Устройство для раскрытия картонных коробок различной формы
JP2005112589A (ja) シート状物品の供給装置
JP2009196757A (ja) 箱の解体装置付き棒状物品の供給機
JP2005271970A (ja) カートン取出供給装置
JP2007168874A (ja) シート取出装置及び梱包装置
JP4475129B2 (ja) シート状物品の取り出し装置
JP4626198B2 (ja) 容器供給装置
JP4821172B2 (ja) 容器供給装置
JP2005343509A (ja) フィルム嵌挿装置
JP4130618B2 (ja) 画像形成装置用給紙装置
JP4392535B2 (ja) ブランクシートの供給装置
JP2005132435A (ja) カートンシート折り曲げ装置
CN210653769U (zh) 一种可实现开盒、封盒的包装设备
JP4345006B2 (ja) ブランクシートの折曲げ搬送装置
CN104325720B (zh) 具有接盒装置的拼灰板机
JP2005132434A (ja) カートンシート供給装置
KR102349904B1 (ko) 위치 제어의 정확성을 기반으로 한 고속 김 공급장치
CN211943935U (zh) 一种出纸机构及具有该出纸机构的工件包覆装置
JP7307316B2 (ja) ブランクシートの取出し装置
JPH11227730A (ja) ラベル開口装置及びそのラベル開口装置を用いたロータリ型ラベル嵌挿装置