JP2019125727A - 点火コイルおよび点火コイルへの高圧コードの接続方法 - Google Patents

点火コイルおよび点火コイルへの高圧コードの接続方法 Download PDF

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匠 高澤
Takumi Takazawa
匠 高澤
大保 米林
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大保 米林
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Abstract

【課題】円筒部から高圧コードが抜けないようにするための従来のものでは、円筒部の一部を塑性変形させているが、その際に、加熱することなく塑性変形させているので、塑性変形させた部分に内部応力が残留し、経年変化によって、塑性変形させた部分が元の状態に復元しようとする。そのため、円筒部に対する高圧コードの拘束力が低下し、円筒部から高圧コードが脱落してしまうおそれが生じる。【解決手段】円筒部の周壁の少なくとも1か所を加熱することによって変形可能状態にして高圧コードの被覆に向かって押し込んで変形させ、その変形した部分を高圧コードの被覆に食い込ませて高圧コードが円筒部から抜け出ないようにした。【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばガスバーナの近傍に設けられた点火プラグに高圧電力を供給する高圧コードを、高圧電力を発生させる点火コイルに接続する接続方法、および高圧コードが接続された点火コイルに関する。
上述のような点火コイルでは、樹脂製のケーシングを備えており、そのケーシングには円筒部が設けられている。そしてその円筒部内には円筒部の中心部分に金属製の出力端子が設けられている。点火プラグなどにこの点火コイルからの高圧電力を供給する高圧コードは、この円筒部に差し込まれると、高圧コードの芯線に出力端子が突き刺さって、高圧コードの芯線と出力端子とが電気的に接続される。
ただし、そのままでは、高圧コードに対して円筒部から引き抜く方向の力が作用すると、高圧コードは容易に円筒部から抜け出てしまう。このため、従来は接着剤を用いて円筒部と高圧コード等を接着していたが、接着剤を硬化させるのに長時間を有し、生産性を損なうため、円筒部に高圧コードを差し込んだ状態で円筒部の側面に外力を作用させて塑性変形させ、円筒部の一部を高圧コードの被覆に食い込ませていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−172510号公報(図2)
上記従来のものでは、円筒部の一部を塑性変形させる際に、その塑性変形させる部分を加熱することなく塑性変形させているので、塑性変形させた部分に内部応力が残留し、経年変化によって、塑性変形させた部分が元の状態に復元しようとする。すると、円筒部に対する高圧コードの拘束力が低下し、円筒部から高圧コードが脱落してしまうおそれが生じる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、経年変化によっても、高圧コードが円筒部から脱落するおそれのない点火コイルおよびその点火コイルに対して高圧コードを接続する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明による点火コイルは、樹脂製のケーシングを有し、このケーシングに高圧コードが挿入される円筒部が設けられ、この円筒部内に設けた出力端子と高圧コードの芯線とが電気的に接続された状態で高圧コードが円筒部に固定された点火コイルにおいて、円筒部の側面の少なくとも1か所が加熱により変形可能となった状態で高圧コードの被覆に向かって変形され、この変形された部分が高圧コードの被覆に食い込んで高圧コードが上記円筒部から抜け出さないようにしたことを特徴とする。
上記構成では、円筒部の一部のうち、高圧コードの被覆に食い込む部分には、内部応力が残留しないので、経年変化によっても、その食い込んだ部分が元の状態、すなわち外側に復元するおそれがない。
なお、上記円筒部の外表面のうち、上記変形された部分と変形されていない部分とがなだらかに連続するように整形することが望ましい。
また、上記課題を解決するために本発明による点火コイルへの高圧コードの接続方法は、点火コイルに形成された樹脂製の円筒部に高圧コードを挿入し、この円筒部内に設けられた出力端子と高圧コードの芯線とを電気的に接続した状態で、円筒部の周壁の少なくとも1か所を加熱することによって変形可能状態にして高圧コードの被覆に向かって押し込んで変形させ、その変形した部分を高圧コードの被覆に食い込ませて高圧コードが円筒部から抜け出ないようにしたことを特徴とする。
同じく、上記変形させた部分とその変形させた部分に隣接する変形されていない部分とを共に加熱し、両部分がなだらかに連続するように整形することが望ましい。
以上の説明から明らかなように、本発明は、円筒部を変形させる際に、変形させる部分を加熱し変形可能状態にしているので、変形させた後で変形させた部分に内部応力が残留しない。そのため、時間が経過しても、変形させた部分が元の状態に戻ることがなく、長期間にわたって高圧コードを円筒部に確実に保持させ続けることができる。
円筒部がかしめられた状態を示す斜視図 円筒部のカシメ工程を示す断面図 円筒部の他のカシメ工程の第1工程を示す断面図 図3の第1工程に続く第2工程を説明する斜視図
図1および図2を参照して、1は点火コイルの本体であり、外側は樹脂製のケーシング11で覆われている。このケーシング11には出力端子14を内部に備えた円筒部2と、外部から供給される低電圧電力の入力部である入力端子につながる入力開口部12とが設けられている。
円筒部2はケーシング11の一部であるから、円筒部2は樹脂で形成されている。そのため、加熱されると可塑性が増加し、変形しやすくなる。そして、変形した状態のまま冷却すれば、その変形されたままの形状を保持する。
そこで、円筒部2に高圧コード3を挿入し、高圧コード3の芯線(図示せず)が出力端子14に対し電気的に接続された状態で、円筒部2の外壁部分(カシメ部分21)を対向する一対のカシメジグ4で挟み、カシメジグ4の先端が接触している部分を加熱して可塑性を増加させた状態で、カシメジグ4で円筒部2を挟んで、円筒部2の内周面が高圧コード3の被覆に食い込むようにした。これにより、高圧コード3に対して円筒部2から引き抜く方向の力が作用しても、円筒部2の内周面が高圧コード3の被覆に食い込んでいるので、高圧コード3の引き抜きを防止することができる。
高圧コード3の引き抜きを防止することを目的とするならば、カシメジグ4による変形だけで十分であるが、そのままでは、カシメジグ4によって変形された部分が傷のように見えるおそれがある。そこで、別途の整形用ジグ5によってカシメジグ4によって変形された部分をなだらかに整形するようにした。
なお上記カシメジグ4および整形用ジグ5は、共に超音波溶着機のホーンに接続されており、超音波振動により円筒部2の一部を局所的に加熱するようにしたが、カシメジグ4や整形用ジグ5を、インパルスヒータなどで加熱するようにしてもよい。
ところで、上述の実施の形態では、円筒部2の途中部分を変形させたが、図3に示すように、円筒部2の上端部22の一部を変形させるようにしてもよい。
この場合には、カシメジグ6で上端部22を加熱溶融し、さらにその状態のままカシメジグ6を下降させ、変形部23を形成するようにした。ただし、この実施の形態の場合でも、変形部23が傷のように見えるおそれがあるので、図4に示すように、カシメジグ6による変形が完了した後で、変形部23をなだらかな変形部24に整形する適宜の整形用ジグで整形した。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
1 点火コイル
2 円筒部
3 高圧コード
4 カシメジグ
5 整形用ジグ
6 カシメジグ
11 ケーシング
14 出力端子
22 上端部

Claims (4)

  1. 樹脂製のケーシングを有し、このケーシングに高圧コードが挿入される円筒部が設けられ、この円筒部内に設けた出力端子と高圧コードの芯線とが電気的に接続された状態で高圧コードが円筒部に固定された点火コイルにおいて、円筒部の側面の少なくとも1か所が加熱により変形可能となった状態で高圧コードの被覆に向かって変形され、この変形された部分が高圧コードの被覆に食い込んで高圧コードが上記円筒部から抜け出さないようにしたことを特徴とする点火コイル。
  2. 上記円筒部の外表面のうち、上記変形された部分と変形されていない部分とがなだらかに連続するように整形されていることを特徴とする請求項1に記載の点火コイル。
  3. 点火コイルに形成された樹脂製の円筒部に高圧コードを挿入し、この円筒部内に設けられた出力端子と高圧コードの芯線とを電気的に接続した状態で、円筒部の周壁の少なくとも1か所を加熱することによって変形可能状態にして高圧コードの被覆に向かって押し込んで変形させ、その変形した部分を高圧コードの被覆に食い込ませて高圧コードが円筒部から抜け出ないようにしたことを特徴とする点火コイルへの高圧コードの接続方法。
  4. 上記変形させた部分とその変形させた部分に隣接する変形されていない部分とを共に加熱し、両部分がなだらかに連続するように整形したことを特徴とする請求項3に記載の点火コイルへの高圧コードの接続方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004172510A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Rb Controls Co 点火コイルおよび点火コイルへの高圧コードの接続方法
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