JP2019124394A - 送風システムおよび浴室乾燥機 - Google Patents

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浩治 熊谷
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Abstract

【課題】簡単な構成でダンパの位置を把握でき、ダンパの位置に起因した不具合の発生を防止できる送風システムを得ること。【解決手段】送風システムは、第1の吹出口に連通する第1風路を塞ぐ第1の位置から、第2の吹出口に連通する第2風路を塞ぐ第2の位置までの範囲の位置に、回転動作によって開度が調整されて第2の吹出口を開閉する回転ダンパ3と、回転ダンパ3の開度を変化させるステッピングモータ8と、送風部および回転ダンパ3の動作を制御する制御部と、を備える。また、送風システムは、既定の駆動出力で直流モータを運転させた場合のファンの回転数と回転ダンパ3の位置とが関連付けられた複数の基準情報を記憶する記憶部と、実運転時において既定の駆動出力で直流モータを運転させた場合のファンの実運転回転数を検出する回転数計測部38と、実運転回転数と基準情報とを用いて回転ダンパ3の位置を推定する推定部35と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、風路を切り替えるダンパを備えた送風システムおよび浴室乾燥機に関する。
浴室乾燥機においては、風路を切り替えるダンパを回転移動させるためにステッピングモータを使用している。しかしながら、このようなダンパの動作制御では、一般的にステッピングモータの位置情報のフィードバックが無い開ループ制御が行われており、実際にダンパが指令した指令どおりの位置に移動したかどうかが不明である。
このため、ダンパの位置を検出するために、特許文献1では、ヒータの近くの位置でヒータを挟んでむように設けられた第1温度センサおよび第2温度センサを備え、第1温度センサおよび第2温度センサで検知される温度の差が既定の値以上の場合にダンパの位置が異常であると判定する暖房装置が開示されている。すなわち、特許文献1の暖房装置は、ダンパの位置を検出するために専用の部品を追加して使用している。
特開2007−064567号公報
しかしながら、ダンパの位置を検出するために専用の部品を使用する場合には、配線および部品が増え、浴室乾燥機の構造が複雑化する、という問題があった。
また、ヒータといった熱源を備え、内部の風路をダンパによって切り替える浴室乾燥機では、ステッピングモータの故障または寿命により回転ダンパが浴室乾燥機の製品仕様どおりに動かない状態が生じ得ることがある。この場合には、暖房運転または乾燥運転といったヒータを通電させる運転を行った際に高温の空気が室内側に吹き出し、浴室乾燥機の製品筐体の変形または風量不足といった不具合が生じる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡単な構成でダンパの位置を把握でき、ダンパの位置に起因した不具合の発生を防止できる送風システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる送風システムは、空気が吸い込まれる吸気口と、吸気口から吸い込まれた空気が吹き出される吹出口である第1の吹出口および第2の吹出口と、が形成された本体と、本体内に設けられ、直流モータによってファンを回転させることで運転し、吸気口から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を第1の吹出口および第2の吹出口のうち少なくとも一方へ導く送風部と、を備える。また、送風システムは、第1の吹出口に連通する第1風路を塞ぐ第1の位置から、第2の吹出口に連通する第2風路を塞ぐ第2の位置までの範囲の位置に、回転動作によって開度が調整されて第2の吹出口を開閉する回転ダンパと、回転ダンパの開度を変化させるステッピングモータと、送風部および回転ダンパの動作を制御する制御部と、を備える。また、送風システムは、既定の駆動出力で直流モータを運転させた場合のファンの回転数と回転ダンパの位置とが関連付けられた複数の基準情報を記憶する記憶部と、実運転時において既定の駆動出力で直流モータを運転させた場合のファンの実運転回転数を検出する回転数計測部と、実運転回転数と基準情報とを用いて回転ダンパの位置を推定する推定部と、を備える。
本発明によれば、簡単な構成でダンパの位置を把握でき、ダンパの位置に起因した不具合の発生を防止できる送風システムが得られる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる送風システムの一例である浴室乾燥機を示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機の換気運転時の回転ダンパの位置を示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機の暖房運転時の回転ダンパの位置を示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機の機能構成を示す図 本発明の実施の形態1における処理回路のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるダンパ位置検出方法を説明するための送風システムの主要な構成の模式図 図6に示した送風システムにおいて、既定の駆動出力でDCモータを駆動してシロッコファンを運転させた場合の、風量−静圧特性と、風量−圧力損失特性と、風量−回転数特性との関係を示す特性図 本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機のダンパ位置検出動作の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機の基準情報取得動作の手順を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる送風システムおよび浴室乾燥機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる送風システムの一例である浴室乾燥機100を示す模式図である。図1では、本実施の形態1にかかる浴室乾燥機100の乾燥運転時の回転ダンパ3の位置を示している。図2は、本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機100の換気運転時の回転ダンパ3の位置を示す模式図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機100の暖房運転時の回転ダンパ3の位置を示す模式図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機100の機能構成を示す図である。なお、以下における上下方向は、浴室乾燥機100が浴室52に設置された場合の上下方向である。
本実施の形態1にかかる浴室乾燥機100は、浴室52の天井面51に設置される天井据付型の浴室乾燥機である。浴室乾燥機100は、通信線23によって通信可能に接続された本体21とコントロールスイッチ22とを備える。本体21は、浴室52内の天井面51に設置された本体ケース1の内部に、空気の流れを作る構成部として、送風部であるシロッコファン2と、シロッコファン2の駆動源であるファンモータ7と、本体ケース1の内部における風路の変更を行うための回転ダンパ3と、回転ダンパ3の開度を変化させるステッピングモータ8と、浴室乾燥機100全体の動作を制御する第1制御部32と、を備える。
本体ケース1には、空気が吸い込まれる吸気口と、吸気口から吸い込まれた空気が吹き出される吹出口である第1の吹出口および第2の吹出口とが形成されている。すなわち、本体ケース1には、浴室52の空気を本体ケース1内へ取り入れるための吸気口10と、シロッコファン2から吹き出される空気を浴室52内に吹き出す第1の吹出口である浴室内循環吹出口6と、が浴室乾燥機100が設置された際の下向きに、すなわち浴室52側となる下部に設けられている。また、本体ケース1には、本体ケース1においてシロッコファン2から送風される空気流の風路の下流には、屋外に連通した不図示の排気ダクトへ接続されてシロッコファン2から吹き出される空気を浴室52の外に吹き出す第2の吹出口である浴室外吹出口5が、本体21の側方に設けられている。
浴室乾燥機100では、ファンモータ7によりシロッコファン2を回転させることによって、吸気口10から浴室52の空気を本体ケース1内に吸い込み、本体ケース1内に吹き出す空気流を発生させて、換気風および循環風が作られる。浴室乾燥機100は、本体ケース1内に形成された、浴室52の換気、乾燥および暖房を行うための循環風路61と、浴室52の換気および乾燥を行なうための換気風路62とを有している。
循環風路61は、浴室内循環吹出口6への風路を画定する底板である循環オリフィス12と本体ケース1とによって形成され、シロッコファン2から吹き出される空気を浴室内循環吹出口6へ進行させる第1の風路である。すなわち、循環風路61は、吸気口10と浴室内循環吹出口6とを連通する。つまり、循環風路61は、吸気口10から本体21の内部空間を経て浴室内循環吹出口6に空気を導く風路である。
換気風路62は、シロッコファン2により送風された空気流を循環風路61から分岐した第2の吹出口である浴室外吹出口5へ進行させる第2の風路である。浴室外吹出口5には、シロッコファン2から送風される空気流が流れる。すなわち、換気風路62は、吸気口10と浴室外吹出口5とを連通し、吸気口10から本体21の内部空間を経て浴室外吹出口5に空気を導く風路である。
回転ダンパ3は、浴室外吹出口5および浴室内循環吹出口6の上流側に設けられ、シロッコファン2から送風される空気流を分岐させて本体ケース1の内部における風路の変更を行うダンパである。回転ダンパ3は、循環風路61と換気風路62とを切り替え、あるいは循環風路61と、換気風路62との中間の位置に調整して、排気と循環の風量のバランスを調整する。
回転ダンパ3は、基端部に設けられたダンパ回転軸13を中心として回転する。複数の歯車を組み合わせた減速機を介してダンパ回転軸13に接続された駆動部であるステッピングモータ8を回転させることにより回転ダンパ3の開度が変化し、回転ダンパ3が位置決めされる。回転ダンパ3の開度が調整されることにより、循環風路61の開度と換気風路62の開度とが調整される。また、回転ダンパ3は、循環風路61および換気風路62の一部を構成する。
回転ダンパ3は、下方向には、循環オリフィス12に接触して循環風路61の下流側を閉じ、循環風路61の上流側を浴室外吹出口5に連通させる位置まで回転可能である。また、回転ダンパ3は、上方向には、本体ケース1の天板1aに接触して換気風路62を閉じる位置まで回転可能である。すなわち、回転ダンパ3は、第1の吹出口である浴室内循環吹出口6に連通する第1の風路である循環風路61を塞ぐ第1の位置から、第2の吹出口である浴室外吹出口5に連通する換気風路62を塞ぐ第2の位置までの範囲の位置に、回転動作によって開度が調整されて第2の吹出口である浴室外吹出口5を開閉する。
吸気口10の上側には、送風部であるシロッコファン2およびシロッコファン2の駆動源であるファンモータ7が配置されている。送風部は、本体21内に設けられ、直流(Direct−Current:DC)モータであるファンモータ7によってシロッコファン2を回転させることで運転し、吸気口10から浴室52の空気を吸い込み、吸気口10から吸い込んだ浴室52の空気を浴室内循環吹出口6および浴室外吹出口5のうち少なくとも一方へ導く。
ファンモータ7の上側には、制御基板9が配置されている。制御基板9には、浴室乾燥機100の制御および電源に関わる構成部が実装されている。浴室乾燥機100は、電源に関わる構成部として、電源部31を備える。電源部31は、外部電源54である商用交流電源と電源線53により接続されている。電源部31は、外部電源54からブレーカ55を経由して供給される交流電源から、浴室乾燥機100の各構成部を動作させるための制御電源を生成し、浴室乾燥機100の各部に制御電源を供給する。なお、図1から図4においては、電源部31と各構成部を接続する一部の電源線の図示を省略している。
浴室乾燥機100は、浴室乾燥機100の制御に関わる構成部として、浴室乾燥機100の全体の制御を行う本体21の制御部である第1制御部32と、第1制御部32の制御に従ってファンモータ7に使用されるDCモータの駆動を制御するDCモータ駆動回路部33と、を備える。DCモータ駆動回路部33は、浴室乾燥機100が浴室52に設置された後の実運転時におけるシロッコファン2の実運転回転数を検出する回転数計測部38を備える。また、浴室乾燥機100は、必要なパルス信号をステッピングモータ8に送りステッピングモータ8の駆動を制御するモータ駆動制御部34と、実運転回転数と基準情報とを比較することで回転ダンパ3の位置を推定する推定部35と、コントロールスイッチ22との間で双方向通信を行う第1通信部36と、浴室乾燥機100の制御に関わる情報を記憶する第1記憶部37と、を備える。第1記憶部37は、浴室乾燥機100への通電が断電された場合でも、記憶された情報が消去されないように、不揮発性の記憶装置が使用される。実運転回転数と基準情報とについては後述する。
第1制御部32は、送風部および回転ダンパ3の制御を含む、浴室乾燥機100内の全体の制御を行う制御部である。第1制御部32は、コントロールスイッチ22から送信された浴室乾燥機100の運転の指示情報に従って、浴室乾燥機100の運転および停止を制御する。第1制御部32は、浴室乾燥機100の運転である、浴室52の空気を屋外に排出する換気運転と、浴室52の空気を循環させて浴室52に温風を送風する暖房運転と、浴室52への温風の送風および浴室52内の空気の排出を同時に行う乾燥運転とを制御する。第1制御部32は、コントロールスイッチ22から送信された運転の指示情報に従って、シロッコファン2の運転モードの切り替えおよびヒータ4の駆動を制御して浴室乾燥機100の運転を制御する。
回転数計測部38は、実運転時におけるシロッコファン2の実運転回転数r1を検出し、検出した実運転回転数r1の情報を推定部35に送信する。なお、一般的に、DCモータの駆動回路には回転数計測部38が設けられている。一般的にDCモータは、DCモータを駆動するための駆動回路を有しており、DCモータの駆動回路によって動作が制御される。本実施の形態1では、ファンモータ7に使用されるDCモータは、第1制御部32の制御に従って、DCモータ駆動回路部33によって動作が制御される。DCモータ駆動回路部33に設けられている回転数計測部38は、DCモータの動作を制御するために、実運転時にDCモータの回転数を検出する。DCモータの回転数は、DCモータに設けられたホール素子などを用いた、DCモータにおけるロータの位置検出によって得られる角速度を用いて検出できる。本実施の形態1において回転数計測部38は、シロッコファン2の実運転時にファンモータ7であるDCモータの回転数を検出することにより、実運転時におけるシロッコファン2の実運転回転数r1を検出する。なお、DCモータ駆動回路部33および回転数計測部38の配置位置は限定されず、ファンモータ7に内蔵されてもよい。
モータ駆動制御部34は、第1制御部32からの制御指令に基づいて、ステッピングモータ8にパルス信号を送る機能を有する。また、モータ駆動制御部34は、ステッピングモータ8の駆動角度を検出するパルス発振器から出力されるパルス信号に基づいて、ステッピングモータ8にパルス信号を送る機能を有する。モータ駆動制御部34は、ステッピングモータ8を移動させる位置に応じたパルス信号をステッピングモータ8に送る。
推定部35は、実運転時におけるシロッコファン2の実運転回転数r1と基準情報とを用いて、回転ダンパ3の位置を推定する。すなわち、推定部35は、浴室乾燥機100が浴室52に設置された後に、既定の駆動出力でファンモータ7を駆動してシロッコファン2を運転させた場合の実運転回転数r1と、複数の基準情報におけるシロッコファン2の回転数である基準回転数raと、を比較する。
基準情報は、回転ダンパ3の位置の推定および回転ダンパ3の位置の異常を判定するための基準値である。基準情報は、既定の駆動出力で送風部を運転させた場合のシロッコファン2の回転数と回転ダンパ3の位置との関係を示す情報である。回転ダンパ3の位置は、換気運転時における回転ダンパ3の位置を基準とする。回転ダンパ3の角度θは、換気運転時における回転ダンパ3の位置にあるとき0度である。すなわち、基準情報は、浴室乾燥機100の出荷前に、回転ダンパ3が基準角度θaの位置にある場合にファンモータ7を既定の駆動出力で運転させてシロッコファン2を運転した場合の、シロッコファン2の回転数である基準回転数raと基準角度θaとが関連付けられた情報である。基準情報は、基準角度θaを複数の角度に変化させて、各基準角度θaにおける基準回転数raが測定されている。
基準情報は、浴室乾燥機100の出荷前にあらかじめ測定されて推定部35に記憶されている。推定部35は、回転ダンパ3の位置を複数の基準角度θaの位置に変化させて、測定された複数の基準情報を記憶している。暖房運転時の回転ダンパ3の位置、換気運転時の回転ダンパ3の位置、および乾燥運転時の回転ダンパ3の位置は、製品仕様として決定された固定の位置である。乾燥運転時の回転ダンパ3の位置は、暖房運転時と換気運転時との間の位置である。したがって、推定部35は、暖房運転時、換気運転時および乾燥運転時の基準情報を記憶している。なお、基準情報は、第1記憶部37に記憶されてもよい。
推定部35は、複数の基準情報のうちのどの基準情報の回転数に実運転回転数r1が一致するかにより、現在の回転ダンパ3の位置を推定することができる。すなわち、推定部35は、実運転回転数r1に一致する基準回転数raに関連付けられている基準角度θaの位置が、現在の回転ダンパ3の位置であると推定する。換言すると、推定部35は、実運転回転数r1に一致する基準回転数raが含まれている基準情報に含まれる基準角度θaの位置が、現在の回転ダンパ3の位置であると推定する。
そして、推定部35は、実運転回転数r1と基準情報の回転数とがあらかじめ決められた既定の条件を満たす場合に、回転ダンパ3が適正な位置に配置されており、回転ダンパ3の位置が正常であると判定することができる。すなわち、推定部35は、基準情報の回転数と実運転回転数r1とが一致する場合に回転ダンパ3が適正な位置に配置されており、回転ダンパ3の位置が正常であると判定することができる。また、推定部35は、基準情報の回転数と実運転回転数r1とが一致しない場合に、回転ダンパ3が適正な位置に配置されておらず、回転ダンパ3の位置が異常であると判定することができる。
また、既定の条件は、基準情報の回転数と実運転回転数r1とが一致することに限定されない。たとえば、既定の条件に、「r1<ra」の条件が用いられてもよい。「r1<ra」の条件は、推定部35が回転ダンパ3の位置が異常である場合を判定するための「異常状態の条件」として、あらかじめ決められて推定部35に記憶される。
また、浴室乾燥機100は、第1の風路を通って浴室内循環吹出口6から吹き出される空気である循環風を加熱するヒータ4を備える。ヒータ4は、正温度係数(Positive Temperature Coefficient:PTC)ヒータである。ヒータ4は、本体ケース1の内部における浴室内循環吹出口6の上部に配置されている。ヒータ4は、後述する電源部31から供給される制御電源によって駆動する。
浴室乾燥機100における浴室52側となる下側は、意匠パネル11で覆われている。
意匠パネル11における吸気口10の下側には、浴室52の空気を吸気口10へ取り入れるためのパネル吸気口11aが設けられている。意匠パネル11における浴室内循環吹出口6の下側には、浴室内循環吹出口6から吹き出された空気を浴室52内に吹き出すためのパネル吹出口11bが設けられている。
第1制御部32は、例えば、図5に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図5は、本発明の実施の形態1における処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。第1制御部32が図5に示す処理回路により実現される場合、第1制御部32は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、第1制御部32の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
また、モータ駆動制御部34と推定部35と第1通信部36との各々を、同様にプロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現されるように構成してもよい。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携してモータ駆動制御部34と推定部35と第1通信部36との各々の機能を実現してもよい。また、モータ駆動制御部34と推定部35と第1通信部36との各々の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
また、モータ駆動制御部34と推定部35と第1通信部36とのうちの1つの構成部を実現するためのプロセッサおよびメモリは、第1制御部32とモータ駆動制御部34と推定部35と第1通信部36とのうちの他の構成部を実現するプロセッサおよびメモリと同一であってもよいし、別のプロセッサおよびメモリであってもよい。
浴室乾燥機100は、通信線23を介して制御基板9に接続されたコントロールスイッチ22を有する。コントロールスイッチ22は、運転モードの設定、運転強度の設定およびタイマーの設定といった浴室乾燥機100の運転に関する各種の運転指令を受け付けて、第1制御部32に対して送信する。コントロールスイッチ22は、通信線23を介して本体21との間で通信を行って情報の送受信を行う第2通信部41と、設定操作を受け付ける操作部42と、浴室乾燥機100の運転状態といった各種情報を表示する表示部43と、浴室乾燥機100の設定操作に関する情報を記憶する第2記憶部44と、コントロールスイッチ22の動作を制御する第2制御部45と、を有している。第2通信部41と操作部42と表示部43と第2記憶部44と第2制御部45とは、互いに情報を送受信可能とされている。
第2通信部41は、第1通信部36との間で双方向通信を行う。第2通信部41は、浴室乾燥機100の運転を遠隔制御するための、運転の指示情報を第2制御部45から受信する。第2通信部41は、受信した指示情報を浴室乾燥機100の第1通信部36に送信する。また、第2通信部41は、浴室乾燥機100の第1通信部36から各種情報を受信する。第2通信部41は、受信した情報を第2制御部45に送信する。
操作部42は、浴室乾燥機100の運転を遠隔制御するためのユーザインタフェースであり、ユーザーから浴室乾燥機100の運転についての指示を受け付ける。操作部42では、浴室乾燥機100の運転開始、浴室乾燥機100の運転停止、浴室乾燥機100の運転モードの選択、運転強度の設定、タイマーの設定およびフィルターメンテナンスサインの表示解除といった、浴室乾燥機100における運転に係わる様々な機能をユーザーが選択できるように構成されている。操作部42は、受け付けた各種情報を第2制御部45に送信する。
表示部43は、操作部42が受け付けた各種情報、およびフィルターメンテナンスサインといった各種情報を表示してユーザーに通知する。
第2記憶部44は、浴室乾燥機100への通電が断電された場合でも、記憶された情報が消去されないように、不揮発性の記憶装置が使用される。
第2制御部45は、操作部42から受信した指示情報に基づいてコントロールスイッチ22の動作を制御する。第2制御部45は、操作部42から受信した情報を、第2通信部41を介して浴室乾燥機100の第1通信部36に送信する。また、第2制御部45は、各種情報を表示部43に表示させる制御を行う。第2制御部45は、コントロールスイッチ22の制御に関する情報および第1記憶部37に記憶された情報を第2記憶部44に記憶させる制御を行う。
第2制御部45は、例えば、図5に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。第2制御部45が図5に示す処理回路により実現される場合、第2制御部45は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、第2制御部45の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
また、第2通信部41を、同様にプロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現されるように構成してもよい。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して第2通信部41の機能を実現してもよい。また、第2通信部41の各々の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。また、第2通信部41を実現するためのプロセッサおよびメモリは、第2制御部45を実現するプロセッサおよびメモリと同一であってもよいし、別のプロセッサおよびメモリであってもよい。
図6は、本発明の実施の形態1におけるダンパ位置検出方法を説明するための送風システムの主要な構成の模式図である。図6に示す模式図においては、風路74の一端側に、シロッコファン72とDCモータ73とを有する送風機71が設けられている。風路74の他端側に、ステッピングモータ76の駆動により回転して風路74の開度を変化させる回転ダンパ75が設けられている。図7は、図6に示した送風システムにおいて、既定の駆動出力でDCモータ73を駆動してシロッコファン72を運転させた場合の、風量−静圧特性と、風量−圧力損失特性と、風量−回転数特性との関係を示す特性図である。図7においては、静圧−風量特性曲線P、風路74での圧力損失特性曲線L1,L2,L3、回転数−風量特性曲線Rの例を示している。
図7に示すように、既定の駆動出力でDCモータ73を駆動してシロッコファン72を運転させた場合、風量が一定であれば風路74の圧力損失とDCモータ73の回転数は一意に決まる。DCモータ73は、負荷が一定であれば、駆動するためにDCモータ73に印加される電圧値によって回転数が決まるという特性を有している。すなわち、回転ダンパ3がある任意の位置にあって風路74の圧力損失が一定である状態であれば、DCモータ73に印加される電圧値によってシロッコファン72の回転数が決まる。すなわち、DCモータ73を既定の駆動出力で運転したとき、DCモータ73の負荷と回転数とは一意に決まることから、シロッコファン72を既定の駆動出力で運転させたとき、風路74に設置された回転ダンパ75の位置を変化させることで風路74の圧力損失が変化し、回転ダンパ75の位置毎にシロッコファン72の回転数が一意に決まる。
したがって、ある既定の駆動出力でDCモータ73を駆動したときのシロッコファン72の回転数と回転ダンパ75の位置との関係をあらかじめ取得しておく。そして、送風システムの実運転時に同既定の駆動出力でDCモータ73を駆動したときのシロッコファン72の回転数と、あらかじめ取得しておいた同既定の駆動出力でDCモータ73を駆動したときのシロッコファン72の回転数とを比較することで、回転ダンパ75の位置を推定して把握することができる。
そこで、浴室乾燥機100においては、上述したように基準情報が浴室乾燥機100の出荷前にあらかじめ測定されて推定部35に記憶されている。そして、推定部35が、実運転時におけるシロッコファン2の実運転回転数r1と基準情報とを比較することで、回転ダンパ3の位置を推定する。すなわち、推定部35が、浴室乾燥機100が浴室52に設置された後に、既定の駆動出力でファンモータ7を駆動してシロッコファン2を運転させた場合の実運転回転数r1と、基準情報におけるシロッコファン2の回転数である基準回転数raと、を比較する。これにより、浴室乾燥機100は、回転ダンパ3の位置を推定して把握することができる。そして、推定部35は、実運転回転数r1と基準情報の回転数とが既定の条件を満たす場合に、回転ダンパ3の位置が正常であるか否かを判定することができる。
基準情報は、実際の製品の動作仕様によって異なる。したがって、推定部35における回転ダンパ3がどのあたりの位置にあるかの判定、または回転ダンパ3が指令された指令通りの位置にあるかの判定、および回転ダンパ3の位置が異常であるかの判定は、実際の製品毎に固有の基準情報によって使い分ければよい。
つぎに、浴室乾燥機100のダンパ位置検出動作について説明する。以下では、浴室乾燥機100が乾燥運転を実施する場合を例に説明する。図8は、本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機100のダンパ位置検出動作の手順を示すフローチャートである。浴室乾燥機100の運転が開始されると、ステップS10において第1制御部32は、コントロールスイッチ22を介して運転が指示された運転種別を判定する。すなわち、第1制御部32は、浴室乾燥機100の運転種別が、換気運転と暖房運転と乾燥運転とのうちのいずれの運転であるかを判定する。
ここで、判定された運転種別が「乾燥運転」である場合、ステップS20において第1制御部32は、循環風路61と換気風路62の風量をたとえば50対50の割合で確保するために、回転ダンパ3の角度を乾燥運転時の既定の角度θ1に変更する制御を行う。すなわち、第1制御部32は、回転ダンパ3の角度を既定の角度θ1に変更する制御信号をモータ駆動制御部34に送信する。ここで、浴室乾燥機100の運転開始時においては、回転ダンパ3は、換気運転時の位置、循環オリフィス12に接触して循環風路61の下流側を閉じ、循環風路61の上流側を浴室外吹出口5に連通させる位置にあるものとする。
モータ駆動制御部34は、第1制御部32から受信した制御信号に従って、回転ダンパ3を角度θ1の位置に移動させるために必要なパルス信号をステッピングモータ8に送信する。ステッピングモータ8は、モータ駆動制御部34から受信したパルス信号に従って回転移動し、回転ダンパ3が角度θ1の位置で停止する。
なお、判定された運転種別が「乾燥運転」ではない場合は、既定の他の処理に移る。ただし、以後の処理は「乾燥運転」に限ったものではなく、運転種別が換気運転または暖房運転である場合でも、同様の処理が行われてもよい。
つぎに、ステップS30において第1制御部32は、シロッコファン2を既定の駆動出力、たとえばデューティー比がA%の駆動出力条件で運転させる。
シロッコファン2は、第1制御部32の制御により動作し、吸気口10から空気を吸い込む。吸い込まれた空気は、循環風路61および換気風路62を通じて、浴室内循環吹出口6および浴室外吹出口5から送り出される。
シロッコファン2から送風が行われると、ステップS40において回転数計測部38は、実運転時におけるシロッコファン2の実運転回転数r1を検出し、検出した実運転回転数r1の情報を推定部35に送信する。
回転数計測部38から実運転回転数r1の情報を受信すると、ステップS50において推定部35は、受信した実運転回転数r1の情報と、記憶している基準情報とを比較することで回転ダンパ3の位置を推定する。すなわち、推定部35は、既定の駆動出力、すなわちデューティー比:A%の駆動出力でシロッコファン2を運転させた場合の基準情報におけるシロッコファン2の回転数である基準回転数raと、実運転回転数r1と、を比較する。そして、推定部35は、実運転回転数r1が基準回転数ra未満であるか否か、すなわち「r1<ra」の条件を満たすか否かを判定する。「r1<ra」の条件は、浴室乾燥機100において、回転ダンパ3の位置が異常である場合を判定するための「異常状態の条件」としてあらかじめ決められて推定部35に記憶されている条件の一例である。
実運転回転数r1が基準回転数ra未満である場合、すなわちステップS50においてYesの場合は、ステップS60において推定部35は、回転ダンパ3の位置が正常である、すなわち回転ダンパ3が角度θ1の位置にあると判定する。すなわち、推定部35は、回転ダンパ3の位置が正常である、すなわち回転ダンパ3が角度θ1の位置にあると推定する。そして、推定部35は、回転ダンパ3の位置が正常である旨の判定結果である正常情報を第1制御部32に送信する。
回転ダンパ3の位置が正常である旨の正常情報を推定部35から受信すると、ステップS70において第1制御部32は、そのまま浴室乾燥機100の運転を継続させる制御を行う。
一方、実運転回転数r1が基準回転数ra以上である場合、すなわちステップS50においてNoの場合は、ステップS80において推定部35は、回転ダンパ3の位置が異常である、すなわち回転ダンパ3が角度θ1の位置にないと判定する。すなわち、推定部35は、回転ダンパ3の位置が異常である、すなわち回転ダンパ3が角度θ1の位置にないと推定する。そして、推定部35は、回転ダンパ3の位置が異常である旨の判定結果である異常情報を第1制御部32に送信する。
回転ダンパ3の位置が異常である旨の異常情報を推定部35から受信すると、ステップS90において第1制御部32は、回転ダンパ3の位置が異常であるため浴室乾燥機100を異常停止させる制御を行う。
なお、上記においては、「異常状態の条件」として「r1<ra」の条件を示したが、「異常状態の条件」はこれに限定されない。すなわち、「異常状態の条件」は、想定する回転ダンパ3の位置によって適切な条件が設定されればよい。
ヒータとしてPTCヒータを備える浴室乾燥機では、ステッピングモータの故障または寿命により回転ダンパが浴室乾燥機の製品仕様どおりに動かない状態が生じ得る。この場合には、暖房運転または乾燥運転といったPTCヒータを通電させる運転を行った際に高温の空気が室内側に吹き出し、浴室乾燥機の製品筐体の変形または風量不足といった不具合が生じる場合がある。
上述したように浴室乾燥機100も、ヒータ4としてPTCヒータを備える。しかしながら、浴室乾燥機100は、上述したダンパ位置検出方法により回転ダンパ3の位置を把握することができる。そして、浴室乾燥機100は、回転ダンパ3があるべき所望の位置に回転ダンパ3が無いと判定された場合に運転を停止させることで、本体ケース1の変形などの不具合を防止することができる。
一方、製品が設置されて動作する際には、排気の風路は配管によって圧力損失が変わるため、設置状況により不定である場合がある。このため、浴室乾燥機100の設置後の最初の運転時における運転結果の情報により基準情報を取得することが好ましい。すなわち、浴室乾燥機100の設置後の最初の運転時にシロッコファン2を既定の駆動出力で運転させながら、回転ダンパ3を動作させ、回転ダンパ3の所望の位置における基準情報を記憶する一連の基準情報取得動作を、浴室乾燥機100の設置後の最初の運転時に自動で行う、または基準情報取得動作を実施するための基準情報取得動作モード機能を持たせるとよい。これにより、実運転時における回転ダンパ3の位置をより正確に把握することが可能となる。
つぎに、回転ダンパ3の所望の位置における基準情報を記憶する一連の基準情報取得動作を、基準情報取得動作モード機能により実施する場合について説明する。図9は、本発明の実施の形態1にかかる浴室乾燥機100の基準情報取得動作の手順を示すフローチャートである。まず、浴室乾燥機100の設置後の最初の運転時に、ステップS110において第1制御部32、回転数計測部38および推定部35は、基準情報取得動作を指示する取得動作指示情報をコントロールスイッチ22から受信する。
取得動作指示情報を受信すると、ステップS120において第1制御部32は、回転ダンパ3を、基準情報を取得する既定の位置である角度θcの位置に移動させる制御を行う。すなわち、第1制御部32は、回転ダンパ3の角度を既定の角度θcに変更する制御信号をモータ駆動制御部34に送信する。また、第1制御部32は、角度θcの情報を推定部35に送信する。
モータ駆動制御部34は、第1制御部32から受信した制御信号に従って、回転ダンパ3を角度θcの位置に移動させるために必要なパルス信号をステッピングモータ8に送信する。ステッピングモータ8は、モータ駆動制御部34から受信したパルス信号に従って回転移動し、回転ダンパ3が角度θcの位置で停止する。
つぎに、ステップS130において第1制御部32は、シロッコファン2を既定の駆動出力、たとえばデューティー比がA%の駆動出力条件で運転させる。
シロッコファン2から送風が行われると、ステップS140において回転数計測部38は、シロッコファン2の運転回転数rcを検出し、検出した運転回転数rcの情報を推定部35に送信する。このときの運転回転数rcが、上述した基準情報の基準回転数raとなる。
角度θcの情報および運転回転数rcを受信すると、ステップS150において推定部35は、角度θcを基準角度θaとし、運転回転数rcを基準情報の基準回転数raとして、基準回転数raと基準角度θaとを関連付けて、角度θcの位置での回転ダンパ3の基準情報として記憶する。
つぎに、ステップS160において第1制御部32は、基準情報が取得されていない他の回転ダンパ3の位置である基準情報の未記憶位置があるか否かを判定する。
基準情報の未記憶位置がある場合、すなわちステップS160においてYesの場合は、第1制御部32はステップS120に戻って、まだ基準情報が取得されていない、基準情報を取得する既定の位置である角度θcの位置に移動させる制御を行う。
基準情報の未記憶位置がない場合、すなわちステップS160においてNoの場合は、一連の基準情報取得動作が終了する。
なお、上記においては、一連の基準情報取得動作を基準情報取得動作モード機能により実施する場合について説明したが、一連の基準情報取得動作を浴室乾燥機100の設置後の最初の運転時に自動で行うことも可能である。
また、推定部35が基準情報を日時情報と関連付けて記憶することで、基準情報がいつ取得されて記憶された情報であるか、すなわち浴室乾燥機100の出荷前に取得された情報であるか、または浴室乾燥機100の設置後に取得されて記憶されたものであるかを判別することが可能である。
上述したように、本実施の形態にかかる浴室乾燥機100では、浴室乾燥機100が浴室52に設置された後に、既定の駆動出力でファンモータ7を駆動してシロッコファン2を実運転させた場合の実運転回転数r1と、基準情報におけるシロッコファン2の回転数である基準回転数raと、を推定部35が比較する。これにより、推定部35は、回転ダンパ3の位置を推定して把握することができる。そして、推定部35は、実運転回転数r1と基準情報の回転数とがあらかじめ決められた既定の条件を満たす場合に、回転ダンパ3の位置が正常であるか否かを判定することができる。
したがって、本実施の形態にかかる浴室乾燥機100は、回転ダンパ3の位置を検出するために温度センサといった専用の部品を追加することなく、簡単な構成で且つ安価に回転ダンパの位置を把握でき、回転ダンパの位置に起因した不具合の発生を防止できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 本体ケース、2,72 シロッコファン、3,75 回転ダンパ、4 ヒータ、5 浴室外吹出口、6 浴室内循環吹出口、7 ファンモータ、8 ステッピングモータ、9 制御基板、10 吸気口、11 意匠パネル、11a パネル吸気口、11b パネル吹出口、12 循環オリフィス、13 ダンパ回転軸、21 本体、22 コントロールスイッチ、23 通信線、31 電源部、32 第1制御部、33 DCモータ駆動回路部、34 モータ駆動制御部、35 推定部、36 第1通信部、37 第1記憶部、38 回転数計測部、41 第2通信部、42 操作部、43 表示部、44 第2記憶部、45 第2制御部、51 天井面、52 浴室、53 電源線、54 外部電源、55 ブレーカ、61 循環風路、62 換気風路、71 送風機、73 DCモータ、74 風路、76 ステッピングモータ、100 浴室乾燥機、101 プロセッサ、102 メモリ。

Claims (6)

  1. 空気が吸い込まれる吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた空気が吹き出される吹出口である第1の吹出口および第2の吹出口と、が形成された本体と、
    前記本体内に設けられ、直流モータによってファンを回転させることで運転し、前記吸気口から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記第1の吹出口および前記第2の吹出口のうち少なくとも一方へ導く送風部と、
    前記第1の吹出口に連通する第1風路を塞ぐ第1の位置から、前記第2の吹出口に連通する第2風路を塞ぐ第2の位置までの範囲の位置に、回転動作によって開度が調整されて前記第2の吹出口を開閉する回転ダンパと、
    前記回転ダンパの開度を変化させるステッピングモータと、
    前記送風部および前記回転ダンパの動作を制御する制御部と、
    既定の駆動出力で前記直流モータを運転させた場合の前記ファンの回転数と前記回転ダンパの位置とが関連付けられた複数の基準情報を記憶する記憶部と、
    実運転時において前記既定の駆動出力で前記直流モータを運転させた場合の前記ファンの実運転回転数を検出する回転数計測部と、
    前記実運転回転数と前記基準情報とを用いて前記回転ダンパの位置を推定する推定部と、
    を備えることを特徴とする送風システム。
  2. 前記推定部は、前記基準情報の回転数と前記実運転回転数とを用いて前記回転ダンパの位置の異常を判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の送風システム。
  3. 前記基準情報は、前記送風システムの設置後の最初の運転時における運転結果の情報であること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の送風システム。
  4. 浴室内の空気が吸い込まれる吸気口と、前記吸気口から吸い込まれた浴室の空気が前記浴室内に吹き出される浴室内循環吹出口と前記吸気口とを連通する循環風路と、前記吸気口から吸い込まれた浴室の空気が前記浴室の外部に吹き出される浴室外吹出口と前記吸気口とを連通する換気風路と、が形成された本体と、
    前記本体内に設けられ、直流モータによってファンを回転させることで運転し、前記吸気口から前記浴室の空気を吸い込み、前記吸気口から吸い込んだ前記浴室の空気を前記浴室内循環吹出口および浴室外吹出口のうち少なくとも一方へ導く送風部と、
    前記循環風路を塞ぐ第1の位置から前記換気風路を塞ぐ第2の位置までの範囲の位置に、回転動作によって開度が調整されて前記浴室外吹出口を開閉する回転ダンパと、
    前記回転ダンパの開度を変化させるステッピングモータと、
    前記送風部および前記回転ダンパの動作を制御する制御部と、
    既定の駆動出力で前記直流モータを運転させた場合の前記ファンの回転数と前記回転ダンパの位置とが関連付けられた複数の基準情報を記憶する記憶部と、
    実運転時において前記既定の駆動出力で前記直流モータを運転させた場合の前記ファンの実運転回転数を検出する回転数計測部と、
    前記実運転回転数と前記基準情報とを用いて前記回転ダンパの位置を推定する推定部と、
    を備えることを特徴とする浴室乾燥機。
  5. 前記推定部は、前記基準情報の回転数と前記実運転回転数とを用いて前記回転ダンパの位置の異常を判定し、
    前記制御部は、前記回転ダンパの位置が異常であると判定された場合に、前記浴室乾燥機を停止させること、
    を特徴とする請求項4に記載の浴室乾燥機。
  6. 前記基準情報は、前記浴室乾燥機の設置後の最初の運転時における運転結果の情報であること、
    を特徴とする請求項4または5に記載の浴室乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102095201B1 (ko) * 2019-06-25 2020-03-31 김영덕 유체 라인 히팅 자켓

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