JP2014161471A - ミストサウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室内をサウナ空間とするミストサウナ装置において、湿度の検知精度を高め、応答性のよい湿度制御を行う。
【解決手段】ミストサウナ装置において、浴室の相対湿度を検知する浴室相対湿度検知手段114と、相対湿度がミストサウナ装置の駆動状態により上昇方向か、下降方向か、平衡状態か判定を行う浴室湿度傾向判定手段3と、上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段114により検知した相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段4を備えたという構成にしたことにより、相対湿度を精度よく検知でき、応答性のよい湿度制御が可能なミストサウナ装置を得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室内をサウナ空間とするミストサウナ装置の相対湿度の検知方法に関するものである。
従来、この種のミストサウナ装置は、相対湿度の上昇、下降をみて湿度制御を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのミストサウナ装置について図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、浴室101の天井部102に設置されたミストサウナ装置103は、本体筐体104内に取り込むための吸い込み口105と、本体筐体104内で加熱した空気を浴室101内に吹き出すための吹き出し口106と、浴室101内の空気を循環させる送風手段としての循環ファン107と、この循環ファン107で循環送風する空気を暖める加熱手段108と、浴室101の空気を屋外へ排出する換気手段としての換気ファン109と、吹き出し口106から吹き出す空気の方向を調整する風向変更手段としてのルーバ110と、浴室101内に温水または冷水を噴霧するミスト噴霧手段111と、ミスト噴霧手段111に配管を介して温水または冷水を供給する温水/冷水供給手段112と、浴室101内の温度を検知する浴室温度検知手段113と、浴室101内の相対湿度を検知する浴室相対湿度検知手段114と、前記循環ファン107、加熱手段108、換気ファン109、ルーバ110、ミスト噴霧手段111を組み合わせて駆動する駆動手段115を備えている。
前記浴室温度検知手段113、浴室相対湿度検知手段114から検知した温度情報、湿度情報に応じて、湿度上昇用の組み合わせ、湿度下降用の組み合わせで駆動手段115により出力を可変することで、浴室101内の湿度制御を行っている。
特開2007−222439号公報
このような従来のミストサウナ装置において、浴室湿度検出手段は高分子抵抗式もしくは高分子容量式の湿度センサが用いられる。
前記湿度センサは図8に示すように浴室温度によって相対湿度が大きく変化するため特許文献1には詳細な記載はないが、何らかの温度補正が行われているのが一般的である。
しかし、同じ浴室温度であっても図9に示すように低湿度状態から高湿度状態に変化する場合と、高湿度状態から低湿度状態に変化する場合でおよそ3〜5%RHほどの差が生じるヒステリシス特性を有する。このヒステリシス特性の主要因は湿度センサの感湿素子の応答遅れによるものであり、いずれは平衡状態の特性に落ち着く。この湿度変化に対するヒステリシス特性を有するために湿度センサの出力変化と浴室温度だけでは少なくとも数%以上の出力変化が起きないと相対湿度が上昇であるか、下降であるかを判定することは困難である。従って確実に上昇である、下降であると判定されるまでに時間がかかってしまい、湿度制御の応答性が悪いという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、相対湿度の検知精度が高く、応答性のよい湿度制御が可能であるミストサウナ装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと、浴室内を相対湿度に応じて暖める加熱手段と、浴室内の空気を相対湿度に応じて排気する換気手段と、温水または冷水を浴室の相対湿度に応じて噴霧するミスト噴霧手段と、前記循環ファン、加熱手段、換気手段、ミスト噴霧手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転を行う駆動手段と、浴室内温度の検知を行う浴室温度検知手段と、浴室内相対湿度の検知を行う浴室相対湿度検知手段を備え、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるかを駆動状態によって判定する浴室湿度傾向判定手段と、浴室湿度傾向判定手段が上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと、浴室内を相対湿度に応じて暖める加熱手段と、浴室内の空気を相対湿度に応じて排気する換気手段と、温水または冷水を浴室の相対湿度に応じて噴霧するミスト噴霧手段と、前記循環ファン、加熱手段、換気手段、ミスト噴霧手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転を行う駆動手段と、浴室内温度の検知を行う浴室温度検知手段と、浴室内相対湿度の検知を行う浴室相対湿度検知手段を備え、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるかを駆動状態によって判定する浴室湿度傾向判定手段と、浴室湿度傾向判定手段が上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段を備えたという構成にしたことにより、浴室湿度傾向判定手段は、駆動状態から判断するので、例えば換気運転を2時間行った後、ミストサウナ運転を開始した場合、低湿度状態から高湿度状態への変化であることが予測できるので、浴室湿度傾向が上昇方向と判定できる。また、ミストサウナ運転を1時間行った後で乾燥運転を開始した場合、高湿度状態から低湿度状態への変化であることが予測できるので、浴室湿度傾向が下降方向と判定できる。浴室相対湿度補正手段は、浴室湿度傾向判定手段が上昇方向または下降方向と判定した場合に、浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度を補正する。従って、浴室湿度を精度よく検出でき、また相対湿度の変化が瞬時にわかるので、応答性のよい湿度制御が可能であるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1のミストサウナ装置の構成図 同ミストサウナ装置の制御ブロック図 運転モード毎の相対湿度の変化が認められる所定時間の図 浴室湿度傾向判定手段による判定内容を示す説明図 ミストサウナ運転での湿度制御による出力パターン例の図 乾燥運転での湿度制御による自動終了の説明図 従来のミストサウナ装置の構成図 湿度センサの温度に対する出力変化を示す温度特性図 湿度センサの湿度に対する出力変化を示すヒステリシス特性図
本発明の請求項1記載のミストサウナ装置は、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと、浴室内を相対湿度に応じて暖める加熱手段と、浴室内の空気を相対湿度に応じて排気する換気手段と、温水または冷水を浴室の相対湿度に応じて噴霧するミスト噴霧手段と、前記循環ファン、加熱手段、換気手段、ミスト噴霧手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転を行う駆動手段と、浴室内温度の検知を行う浴室温度検知手段と、浴室内相対湿度の検知を行う浴室相対湿度検知手段を備え、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるかを駆動状態によって判定する浴室湿度傾向判定手段と、浴室湿度傾向判定手段が上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段を備えたという構成を有する。これにより、浴室湿度傾向判定手段は、駆動状態から判断するので、浴室湿度傾向が上昇方向か、下降方向か、平衡状態かを判定でき、浴室相対湿度補正手段は、浴室湿度傾向判定手段が上昇方向または下降方向と判定した場合に、浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度を補正することとなるので、浴室相対湿度を精度よく検知でき、また相対湿度の変化が瞬時にわかるので、応答性のよい湿度制御が可能であるという効果を奏する。
また、前記浴室相対湿度補正手段は、前記浴室湿度傾向判定手段により上昇方向と判定した場合は浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度を平衡状態と判定されるまでは高めに補正し、下降方向と判定した場合は浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度を平衡状態と判定されるまでは低めに補正するという構成としたものである。これにより、浴室相対湿度補正手段は、浴室湿度傾向判定手段により上昇方向と判定した場合に、浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度は、実際より低く検知されているので、高めに補正する。また、下降方向と判定した場合に、浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度は、実際より高く検知されているので、低めに補正することとなるので、浴室相対湿度を精度よく検知できるという効果を奏する。
さらに、前記駆動状態とは運転停止、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転といった運転モードを指し、運転モード毎に相対湿度変化に対し変化が認められる所定時間の基準値を有し、前記浴室湿度傾向判定手段は運転モードの切り替え時に、切り替え前後の運転モードの組み合わせと、切り替え前の運転モードを所定時間以上運転したか前記基準値により判断し、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるか判定を行い、また、切り替え後の運転モードの運転時間が所定時間以上経過した場合は平衡状態と判定するという構成としたものである。これにより、切り替え前後の運転モードの組み合わせと、切り替え前の運転モードの運転時間により浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるか判定でき、また、切り替え後の運転モードが平衡状態になったか所定時間の経過でわかるので、運転モードの切り替え時に瞬時にして相対湿度の変化がわかり、また、切り替え後の平衡状態もわかるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、浴室101の天井部102に設置されたミストサウナ装置103は、本体筐体104内に取り込むための吸い込み口105と、本体筐体104内で加熱した空気を浴室101内に吹き出すための吹き出し口106と、浴室101内の空気を循環させる送風手段としての循環ファン107と、この循環ファン107で循環送風する空気を暖める加熱手段108と、浴室101の空気を屋外へ排出する換気手段としての換気ファン109と、吹き出し口106から吹き出す空気の方向を調整する風向変更手段としてのルーバ110と、浴室101内に温水または冷水を噴霧するミスト噴霧手段111と、ミスト噴霧手段111に配管を介して温水または冷水を供給する温水/冷水供給手段112と、浴室101内の温度を検知する浴室温度検知手段113と、浴室101内の相対湿度を検知する浴室相対湿度検知手段114と、運転動作や設定などの指示を行う遠隔操作装置1と、遠隔操作装置1の指示、浴室温度検知手段113、浴室相対湿度検知手段114の入力情報に応じて前記循環ファン107、加熱手段108、換気ファン109、ルーバ110、ミスト噴霧手段111を組み合わせて制御する制御手段2と、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるかを駆動状態によって判定する浴室湿度傾向判定手段3と、浴室湿度傾向判定手段3が上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段114により検知された相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段4を備えている。
遠隔操作装置1は、浴室101内や台所、脱衣室などに設けられた有線方式または電波や光、その他媒体を利用した無線方式の制御手段2と双方向に通信可能なリモコンで、各操作スイッチの操作により制御手段2に運転モードや温度設定、湿度設定、風向設定などの指令を行うこととなる。遠隔操作装置1には、換気運転モードを指令する換気運転スイッチ、涼風運転モードを指令する涼風運転スイッチ、乾燥運転モードを指令する乾燥運転スイッチ、暖房運転モードを指令する暖房運転スイッチ、ミストサウナ運転モードを指令するミストサウナ運転スイッチ、運転を停止する停止スイッチ、風向の設定を行う風向設定スイッチなどが設けられている。
換気運転は、循環ファン107を停止させ、加熱手段108を停止させるとともに、換気ファン109を作動させ、浴室101内から吸引した空気を排気ダクトを通して屋外に排気するようにしている。このため運転を継続すると相対湿度は下降する。
涼風運転は、加熱手段108を停止させ、循環ファン107を作動させるとともに、換気ファン109を作動させて、浴室101内の空気の一部を吸引して排気ダクトを通して屋外に排気させながら、吸い込み口105から吸い込まれた浴室101の空気が加熱手段108により加熱されることなく、循環ファン107により循環送風され、吹き出し口106から浴室101内に吹き出すようにしている。浴室101内の空気を循環させながら換気することになるので、相対湿度は換気運転よりも早く下降する。
乾燥運転は、前記循環ファン107を作動させ、浴室101内の温度が乾燥用の設定温度範囲に維持されるように、加熱手段108を作動させ、換気ファン109を作動させて、浴室101内の空気の一部を吸引して排気ダクトを通して屋外に排気させながら、吸い込み口105から吸い込まれた浴室101の空気が加熱手段108により加熱され、循環ファン107により循環送風され、吹き出し口106から浴室101内に吹き出すようにしている。浴室101内を温風で循環し乾燥させつつ、換気することになるので相対湿度は換気運転、涼風運転よりも早く下降する。
暖房運転は、換気ファン109を停止させ、循環ファン107を浴室101内に通風される空気の通風量が暖房用の通風量となるよう作動させるとともに、浴室101内の温度が設定温度に維持されるように、吸い込み口105から吸い込まれた浴室101の空気が加熱手段108により加熱され、循環ファン107により循環送風され、吹き出し口106から浴室101内に吹き出すようにしている。暖房運転が使用されるのは主に入浴前であり、浴槽にお湯張りがなされているため相対湿度は上昇方向である。
ミストサウナ運転は、換気ファン109を停止させ、循環ファン107を浴室101内に通風される空気の通風量がミストサウナ用の通風量となるよう作動させるとともに、浴室101内の温度が設定温度に維持されるように、吸い込み口105から吸い込まれた浴室101の空気が加熱手段108により加熱され、循環ファン107により循環送風され、吹き出し口106から浴室101内に吹き出すようにしている。また、ミスト噴霧手段111を作動させることにより加湿され、浴室101内に吹き出すようにしている。浴室101内へ直接加湿を行っているため相対湿度は上昇する。
制御手段2は、マイクロコンピュータなどを利用した制御基板により、図2に示すように循環ファン107、加熱手段108、換気ファン109、ルーバ110、ミスト噴霧手段111の動作指示を作成する運転指令作成手段5と、運転指令作成手段5からの運転指示をリレーのON/OFFや角度指示電圧、回転数指令電圧などに変換して、循環ファン107、加熱手段108、換気ファン109、ルーバ110、ミスト噴霧手段111を駆動する駆動手段115と、前記浴室相対湿度検知手段114の温度依存性を補正する温度補正手段6と、前記浴室湿度傾向判定手段3と、前記浴室相対湿度補正手段4と、運転モードと運転時間を管理する駆動状態管理手段7から構成される。
浴室湿度傾向判定手段3は、図3に示す運転モード毎の相対湿度の変化が認められる所定時間の基準値を有しており、後述する駆動状態管理手段7から得られる前回の運転モード、前回の運転時間、今回の運転モード、今回の運転時間から図4に示す運転モードの切り替え時と、切り替え後において所定時間以上経過したか前記基準値により判断し、相対湿度の変化が上昇方向、下降方向、平衡状態の判定を行う。
浴室相対湿度補正手段4は、前記浴室湿度傾向判定手段3の判定結果である相対湿度変化の上昇方向、下降方向、平衡状態に応じて、上昇方向であれば高めに補正、下降方向であれば低めの補正、平衡状態であれば補正なしという処理である。後述の温度補正手段6、浴室湿度傾向判定手段3、浴室相対湿度補正手段4を経て、浴室湿度が検知される構成となっている。
運転指令作成手段5は、遠隔操作装置1の操作により指示された運転モード、温度設定、湿度設定、風向設定と、浴室温度検知手段113から検知される浴室温度、前記浴室相対湿度検知手段114から後述する温度補正手段6、浴室湿度傾向判定手段3、浴室相対湿度補正手段4を介して検知される浴室湿度に応じて、前記循環ファン107、加熱手段108、換気ファン109、ルーバ110、ミスト噴霧手段111の動作指示を作成する。動作指示とは循環ファン107への回転数指令、加熱手段108への動作指令、換気ファン109への回転数指令、ルーバ110への風向角度指令、ミスト噴霧手段111への動作指令のことである。
温度補正手段6は、浴室温度検知手段113から検知される浴室温度、浴室相対湿度検知手段114から検知される浴室湿度から図8に示すように浴室温度に応じた浴室湿度データが用意される。
駆動状態管理手段7は、前回の運転モード、前回の運転時間、今回の運転モード、今回の運転時間の管理を行う。遠隔操作装置1の運転モード指示を受けて運転モードの移行を監視する運転移行管理手段(図示せず)が運転モード移行の発生を検知すると、今回から前回へ運転モードと運転時間をマイクロコンピュータの内蔵RAMなどへ保存し、今回の運転モードが更新され、今回の運転時間の計測が運転時間計測手段(図示せず)により開始され、他の運転モードへ変更されるまで随時加算される処理となっている。
循環ファン107は、クロスフローファンやシロッコファンなどである。
加熱手段108は、給湯装置などを介して温水の循環供給を受ける熱交換器を利用するもの、あるいは、PTCヒータなどのヒータで構成する。
換気ファン109は、シロッコファンなどである。
ルーバ110は、吹き出し口106付近に浴室101内への風向を調節するための風向変更手段として備えられ、ルーバ110を任意の角度に移動するステッピングモータ(図示せず)により角度調節が可能となっている。
ミスト噴霧手段111は、配管を介してノズル部分へ温水/冷水供給手段112により供給される温水/冷水を断続する開閉弁から構成され、開閉弁の開閉によりミスト噴霧のON/OFFが制御される。
温水/冷水供給手段112は、給湯装置などである。
浴室温度検知手段113は、温度に対して抵抗値が変化するサーミスタやリニア抵抗器及び白金測温抵抗体などの温度センサ、または、2種類の異なる金属線を先端で接合し、両端の温度差に応じて発生する微弱な電圧を利用した熱電対である。
浴室相対湿度検知手段114は、高分子抵抗式もしくは高分子容量式の湿度センサである。
浴室湿度傾向判定手段3の判定内容について、図3、図4を参照しながら説明する。
図3は、運転モード毎の相対湿度の変化が認められる所定時間の基準値を示している。所定時間が運転モード毎に異なるのは先述したように運転モードによって駆動される内容により相対湿度の変化度合いが異なるからである。
次に図4について説明する。図4は運転モードの切り替え時と、切り替え後の相対湿度の変化が上昇方向、下降方向、平衡状態の判定を行う組み合わせである。ここでいう平衡状態というのは図9の実線で示した本来の特性になるということである。まず、運転モードの切り替え時について一例を挙げながら説明する。換気運転からミストサウナ運転を行った場合、切り替え時は運転モードの前回、今回と前回運転時間が所定時間以上だったかどうかで判定される。換気運転を所定時間(30分)以上行った場合は相対湿度の変化が認められ、浴室に直接加湿する運転であるミストサウナ運転であるので、図9のような低湿度から高湿度の変化であると予測できるため上昇方向と判定される。下降方向、平衡状態の場合も同様の考え方で判定するので詳細な説明は省略する。次に、運転モードの切り替え後について説明する。前回換気運転30分以上行ってからミストサウナ運転への移行の場合、ミストサウナ運転の所定時間(10分)未満は前回次第となり、従って上昇方向と判定される。所定時間(10分)以上経過すると、浴室相対湿度検知手段114の感湿素子の反応が追いつくため相対湿度の変化は平衡状態にあると判定される。
次に、浴室相対湿度補正手段4について説明する。浴室湿度傾向判定手段3の判定結果である相対湿度変化の上昇方向、下降方向、平衡状態に応じて上昇方向であれば高めに補正、下降方向であれば低めの補正、平衡状態であれば補正なしという処理であり、補正値については図9に示す相対湿度変化に対するヒステリシス特性3〜5%RH、切り替え時の浴室相対湿度検知手段114の応答遅れが解消されればよいので、上昇方向と判定された場合は、運転モード毎の相対湿度の変化が認められる所定時間内は一律3%RHの加算とし、下降方向と判定された場合は、運転モード毎の相対湿度の変化が認められる所定時間内は一律3%RHの減算とする。
次に、浴室相対湿度補正手段4により補正された浴室湿度を使った湿度制御の一例としてミストサウナ運転での湿度制御について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように遠隔操作装置1の操作により決定される目標浴室温度、目標浴室湿度に応じて運転指令作成手段5により、循環ファン107の目標回転数、加熱手段108のON/OFF、換気ファン109の目標回転数の出力パターンが決定される。目標浴室温度は加熱手段108のONと循環ファンの回転数の増減により浴室に送風する熱量で制御している。浴室湿度はミスト噴霧手段111のON/OFFの割合で制御している。また、目標浴室湿度に応じて循環ファン107の目標回転数が若干異なるのは加湿された空気の温度分布の良さを活かすためにできるだけ早く均一に循環させるためであり、騒音に感じない範囲での制御が望ましい。このデータテーブルに従って制御することにより目標とする温度、湿度で制御されることとなる。図5で決定される目標に対し、目標浴室温度と浴室温度検知手段113により検知された浴室温度の差に応じて、例えば浴室温度の方が低い場合は、循環ファン107への回転数指令電圧を上げる、逆に高い場合は循環ファン107への回転数指令電圧を下げるといったフィードバック制御がなされることで、目標浴室温度へ近づけることとなる。また、目標浴室湿度と浴室相対湿度検知手段114、温度補正手段6、浴室湿度傾向判定手段3、浴室相対湿度補正手段4により検知された浴室湿度との差に応じて、例えば浴室湿度の方が低い場合は、ミスト噴霧手段111へのON/OFFの割合を上げる、逆に高い場合はミスト噴霧手段111へのON/OFFの割合を下げるといったフィードバック制御がなされることで、目標浴室湿度へ近づけることとなる。
また、別の事例として乾燥運転での浴室乾燥状態を検知して自動で終了する例について、図6を参照しながら説明する。図6に示すように、乾燥運転を開始すると相対湿度が低下していき、ある相対湿度でほぼ一定になることが実験により分かっている。概ね30〜40%RHで一定となる。その変化を利用して、相対湿度が40%RH未満となった場合にT分間監視するタイマをスタートさせる。T分間40%RH未満の状態が継続したら浴室は乾燥していると判断し、制御手段2の運転指令作成手段5を介して運転停止動作を行うことで自動終了することとなる。T分については20分〜40分が望ましい。また、ルーバ110は浴室内に温風が効率よく循環する角度に設定されていることが望ましい。
このような構成によれば、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと、浴室内を相対湿度に応じて暖める加熱手段と、浴室内の空気を相対湿度に応じて排気する換気手段と、温水または冷水を浴室の相対湿度に応じて噴霧するミスト噴霧手段111と、前記循環ファン107、加熱手段108、換気ファン109、ミスト噴霧手段111を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転を行う駆動手段115と、浴室内温度の検知を行う浴室温度検知手段113と、浴室内相対湿度の検知を行う浴室相対湿度検知手段114を備え、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるかを駆動状態によって判定する浴室湿度傾向判定手段3と、浴室湿度傾向判定手段3が上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段114により検知された相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段4を備えたことにより、浴室湿度傾向判定手段3は、駆動状態から判断するので、浴室湿度傾向が上昇方向か、下降方向か、平衡状態かを判定でき、浴室相対湿度補正手段4は、浴室湿度傾向判定手段3が上昇方向または下降方向と判定した場合に、浴室相対湿度検知手段114により検知された相対湿度を補正することとなり、浴室相対湿度を精度よく検知でき、また相対湿度の変化が瞬時にわかるので、応答性のよい湿度制御が可能とすることができる。
なお、実施の形態において、浴室相対湿度補正手段4の補正について運転モード毎の所定時間内は一律3%の加減補正としたが、経過時間に応じて補正値が小さくなるようにする方がより望ましい。
なお、実施の形態において、浴室湿度をミスト噴霧手段111のON/OFFの割合で制御するとしたが、温水/冷水供給手段112に温度調節弁(図示せず)を設け、ミスト噴霧温度による制御としてもよく、その作用効果に差異を生じない。
本発明にかかるミストサウナ装置は、浴室相対湿度を精度よく検知でき、また相対湿度の変化が瞬時にわかるので、応答性のよい湿度制御を可能とするものであるので、浴室のみに限らず、ビニルハウスなど屋内にて湿度制御が必要とされる箇所への空気調和装置や湿度制御装置等として有用である。
1 遠隔操作装置
2 制御手段
3 浴室湿度傾向判定手段
4 浴室相対湿度補正手段
5 運転指令作成手段
6 温度補正手段
7 駆動状態管理手段
101 浴室
102 天井部
103 ミストサウナ装置
104 本体筐体
105 吸い込み口
106 吹き出し口
107 循環ファン
108 加熱手段
109 換気ファン
110 ルーバ
111 ミスト噴霧手段
112 温水/冷水供給手段
113 浴室温度検知手段
114 浴室相対湿度検知手段
115 駆動手段

Claims (3)

  1. 浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンと、浴室内を相対湿度に応じて暖める加熱手段と、浴室内の空気を相対湿度に応じて排気する換気手段と、温水または冷水を浴室の相対湿度に応じて噴霧するミスト噴霧手段と、前記循環ファン、加熱手段、換気手段、ミスト噴霧手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転を行う駆動手段と、浴室内温度の検知を行う浴室温度検知手段と、浴室内相対湿度の検知を行う浴室相対湿度検知手段を備え、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるかを駆動状態によって判定する浴室湿度傾向判定手段と、浴室湿度傾向判定手段が上昇方向または下降方向と判定した場合に浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度に補正を行う浴室相対湿度補正手段を備えたことを特徴とするミストサウナ装置。
  2. 前記浴室相対湿度補正手段は、前記浴室湿度傾向判定手段により上昇方向と判定した場合は、浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度を平衡状態と判定されるまでは高めに補正し、下降方向と判定した場合は、浴室相対湿度検知手段により検知された相対湿度を平衡状態と判定されるまでは低めに補正することを特徴とする請求項1に記載のミストサウナ装置。
  3. 前記駆動状態とは運転停止、乾燥運転、暖房運転、換気運転、涼風運転、ミストサウナ運転といった運転モードを指し、運転モード毎に相対湿度変化に対し変化が認められる所定時間の基準値を有し、前記浴室湿度傾向判定手段は運転モードの切り替え時に、切り替え前後の運転モードの組み合わせと、切り替え前の運転モードが前記所定時間以上運転したか前記基準値により判断し、浴室内相対湿度が上昇方向にあるか、下降方向にあるか、平衡状態にあるか判定を行い、また、切り替え後の運転モードの運転時間が前記所定時間以上経過した場合は平衡状態と判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のミストサウナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018166678A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 大阪瓦斯株式会社 浴室暖房乾燥機

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