JP2009261554A - サウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置 - Google Patents
サウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】浴室内をサウナ空間とするサウナ機能を搭載した浴室暖房乾燥換気装置において、換気量(風量)を一定に制御する機能に関するもので、目標風量変更時の使用者への違和感防止と目標風量への到達時間短縮を目的としている。
【解決手段】乾燥運転、暖房運転、換気運転、サウナ運転を行うサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置において、換気ファンを回転させるモータ5aと、目標風量とすべく回転数検出手段10、電圧検出手段11に基づき前記モータ5aへの指示電圧を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記モータ5aへの指示電圧を記憶する記憶手段14を備え、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、前記記憶手段14により記憶された指示電圧にて前記モータ5aを制御することにより、使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置を提供できる。
【選択図】図2
【解決手段】乾燥運転、暖房運転、換気運転、サウナ運転を行うサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置において、換気ファンを回転させるモータ5aと、目標風量とすべく回転数検出手段10、電圧検出手段11に基づき前記モータ5aへの指示電圧を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記モータ5aへの指示電圧を記憶する記憶手段14を備え、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、前記記憶手段14により記憶された指示電圧にて前記モータ5aを制御することにより、使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置を提供できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、浴室内をサウナ空間とするサウナ機能を搭載した浴室暖房乾燥換気装置において換気量(風量)を一定に制御する機能に関するものである。
従来、この種のサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置は、換気、循環の各々の風路内に換気用の換気ファン、循環用の循環ファンを備え、各々専用のモータによって回転し、また、循環風路内に加熱手段を備え、温水および冷水を噴射するミスト噴射手段を備え、循環ファン、加熱手段、換気ファン、ミスト噴射手段を組み合わせて駆動することにより、各運転、例えば、乾燥運転、暖房運転、換気運転、サウナ運転を行うようにしたものが知られている。
乾燥運転では、循環ファン、加熱手段、換気ファンが駆動され、加熱手段により浴室内の空気を加熱して循環ファンにより加熱された空気を浴室内に循環させながら、換気ファンにより浴室内の空気が換気風路内を通り、外部に排出され、暖房運転では、循環ファン、加熱手段が駆動され、加熱手段により浴室内の空気を加熱して循環ファンにより加熱された空気を浴室内に循環させることにより、浴室内の温度を上昇させ、換気運転では、換気ファンが駆動され、換気ファンにより浴室内の空気を排気し、サウナ運転では、暖房運転での循環ファン、加熱手段、換気ファン駆動に加え、ミスト噴射手段が駆動され、ミスト噴射により浴室内を加湿することにより浴室内をサウナ空間とするという各種の運転モードである。
また、浴室内の空気を外部に排出させるための風路である排気ダクトの長さや外風圧などにより圧力損失(圧損)が変化した場合でも換気量(風量)を確保するために、換気ファンにおいて換気量(風量)を一定に制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その浴室暖房乾燥装置の換気ファンの制御に関わる部分について図8、図9を参照しながら説明する。
図8に示すように、換気ファンを回転させるモータ101と、モータ101の回転数を検出する回転数検出手段102と、モータ101に流れる電流を検出する電流検出手段103と、回転数検出手段102が検出する回転数と電流検出手段103が検出する電流とに基づいてモータ101を制御する制御装置104とを備え、制御装置104は、回転数検出手段102が検出する回転数と電流検出手段103が検出する電流とから予め設定した周期の期間に換気される総換気量を求め、この総換気量とその周期の目標総換気量とを比較して過不足を求め、次の周期の期間の総換気量が前記目標総換気量にその過不足を加算した値となるように次の周期の期間だけ制御し、この制御を各周期毎に行っていく。
また、総換気量は、図9に示すようなモータ101の回転数Nとモータ101の電流Iとモータ101への指示電圧VSPと換気風量Qと静圧(外風圧)Pとモータ101に印加される印加電圧E(交流入力から整流平滑回路により変換されたほぼ一定の直流電圧)との関係を予め求めておいたデータテーブルをマイクロコンピュータのROM領域やEEPROMなどのメモリ105を参照する事で求める。
さらに、運転開始時や運転が切り換って目標とする風量が変更となった際には静圧がゼロのときの風量Qa0を目標として設定し、対応する指示電圧G1を出力する。
また、モータの電流Iの代わりにモータの印加電圧V(指示電圧に応じて可変する直流電圧)で制御を行うものが知られている。説明は電流から電圧に代えただけで同様であるため省略するが、先に説明したものが一般にPWM駆動方式、後者はPAM駆動方式と呼ばれるものである。
特開2004−340490号公報
このような従来の浴室暖房乾燥装置では、運転開始時や運転が切り換って目標とする風量が変更となった際には、特定の静圧(ゼロ)のときの風量を目標として設定し、対応する指示電圧を出力するため、例えば設定風量の低い運転から設定風量の高い運転に切り換えた際、一時的に設定風量の低い運転よりも低くなるような運転となったり、同様に設定風量の高い運転から設定風量の低い運転に切り換えた際、一時的に設定風量の高い運転よりも高くなるような運転となる場合が生じ、使用者に違和感を抱かせるという課題がある。
また、運転が切り換わる度に特定の静圧(ゼロ)のときの風量を目標として設定するので目標風量に到達するまで時間がかかるという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用者に違和感を抱かせることなく、目標風量に到達するまでの時間を短くすることができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置を提供することを目的としている。
本発明のサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置は上記目的を達成するために、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンおよび加熱手段と、浴室内の空気を排気する換気ファンと、温水および冷水を噴射するミスト噴射手段および前記循環ファン、加熱手段、換気ファン、ミスト噴射手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、サウナ運転を行うサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置において、前記換気ファンを回転させるモータと、前記モータへ各運転に応じて目標風量を指示する風量指示手段と、前記モータの動作状態を検出する動作状態検出手段と、前記目標風量となるまで、または、目標風量を維持すべく、前記動作状態検出手段が検出する動作状態に基づき前記モータへの指示電圧を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記指示電圧のうち最新の指示電圧を記憶する記憶手段を備え、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、前記記憶手段により記憶された最新の指示電圧にて前記モータを制御することを特徴としたものである。
この手段により再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
また、第2の課題解決手段は、制御手段は、各運転開始から所定時間経過後、記憶手段によりモータへの指示電圧を記憶することを特徴としたものである。
この手段により前記モータへの指示電圧の記憶をほぼ安定する所定時間後から行うことにより、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
また、第3の課題解決手段は、制御手段は、風量指示手段で指示された目標風量に到達または維持している場合に記憶手段によりモータへの指示電圧を記憶することを特徴としたものである。
この手段により前記モータへの指示電圧の記憶を目標風量達して維持している状態時のみ行うことにより、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
また、第4の課題解決手段は、制御手段は、運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶手段により記憶された指示電圧と現在の指示電圧を比較し、目標風量が上昇する際には高い方の指示電圧、目標風量が下降する際には低い方の指示電圧を指示電圧とすることを特徴としたものである。
この手段により運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧、現在の指示電圧のうち目標風量の上昇、下降の目的に合致する指示電圧で運転することにより、使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
また、第5の課題解決手段は、目標風量に対応させてモータに印加されている電圧を検出する電圧検出手段と前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを特徴としたものである。
この手段により再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
また、第6の課題解決手段は、目標風量に対応させてモータに流れる電流を検出する電流検出手段と前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを特徴としたものである。
この手段により再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
本発明によれば、運転開始時や運転が切り換って目標とする風量が変更となった際には、記憶した指示電圧にて起動することにより使用者に違和感を抱かせることのなく運転することができるという効果のあるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置を提供できる。
また、記憶した指示電圧、つまり目標風量近くの指示電圧にて起動することにより、目標風量に到達するまでの時間を短くすることができるという効果のあるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンおよび加熱手段と、浴室内の空気を排気する換気ファンと、温水および冷水を噴射するミスト噴射手段および前記循環ファン、加熱手段、換気ファン、ミスト噴射手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、サウナ運転を行うサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置において、前記換気ファンを回転させるモータと、前記モータへ各運転に応じて目標風量を指示する風量指示手段と、前記モータの動作状態を検出する動作状態検出手段と、前記目標風量となるまで、または、目標風量を維持すべく、前記動作状態検出手段が検出する動作状態に基づき前記モータへの指示電圧を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記指示電圧のうち最新の指示電圧を記憶する記憶手段を備え、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、前記記憶手段により記憶された最新の指示電圧にて前記モータを制御することを特徴としたものであり、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、制御手段は、各運転開始から所定時間経過後、記憶手段によりモータへの指示電圧を記憶することを特徴としたものであり、前記モータへの指示電圧の記憶をほぼ安定する所定時間後から行うことにより、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、制御手段は、風量指示手段で指示された目標風量に到達または維持している場合に記憶手段によりモータへの指示電圧を記憶することを特徴としたものであり、前記モータへの指示電圧の記憶を目標風量達して維持している状態時のみ行うことにより、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、制御手段は、運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶手段により記憶された指示電圧と現在の指示電圧を比較し、目標風量が上昇する際には高い方の指示電圧、目標風量が下降する際には低い方の指示電圧を指示電圧とすることを特徴としたものであり、運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧、現在の指示電圧のうち目標風量の上昇、下降の目的に合致する指示電圧で運転することにより、使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、目標風量に対応させてモータに印加されている電圧を検出する電圧検出手段と前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを特徴としたものであり、前記動作状態検出手段は、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータに印加されている電圧を検出する電圧検出手段とからなることを特徴としたものであり、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、目標風量に対応させてモータに流れる電流を検出する電流検出手段と前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを特徴としたものであり、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、サウナ機能付き浴室暖房乾燥装置本体1は、循環ファン2、加熱手段3、ミスト噴射手段4と、換気ファン5と、それらを組み合わせて駆動する制御部6から構成されている。サウナ機能付き浴室暖房乾燥装置本体1の側面には、加熱手段3の下流側に浴室換気吸い込み口である連通口7を介して換気ファンユニット8に連結されている。
図1に示すように、サウナ機能付き浴室暖房乾燥装置本体1は、循環ファン2、加熱手段3、ミスト噴射手段4と、換気ファン5と、それらを組み合わせて駆動する制御部6から構成されている。サウナ機能付き浴室暖房乾燥装置本体1の側面には、加熱手段3の下流側に浴室換気吸い込み口である連通口7を介して換気ファンユニット8に連結されている。
循環ファン2は、クロスフローファンやシロッコファンなどである。ファンを回転させることで、吸い込み口を通して浴室内の空気を吸引し、加熱手段3、ミスト噴射手段4で加熱、加湿された空気を吹き出し口を通して浴室内に吹き出す方向に取り付けられており、制御手段6により制御することで通風量が変化することとなる。
加熱手段3は、給湯装置などを介して温水の循環供給を受ける熱交換器を利用するもの、あるいは、PTCヒータなどのヒータであり、吸い込み口を通して浴室内の空気を吸引し、吹き出し口を通して吹き出す空気を、循環ファン2により通風が行われることにより、通風される空気を加熱する。
ミスト噴射手段4は水道や給湯装置などにより供給された水または温水を、噴射ノズルなどにより微細化して浴室内に噴射することで浴室内の加湿を行う。
換気ファン5は、ファンを回転させるモータ5aを搭載している。
また、モータ5aへ各運転に応じて目標風量を指示する風量指示手段(図示せず)と、前記モータ5aの動作状態を検出する動作状態検出手段(後述する)と、前記目標風量となるまで、または、目標風量を維持すべく、前記動作状態検出手段が検出する動作状態に基づき前記モータ5aへの指示電圧を制御する制御手段6とを備え、前記制御手段6は、前記指示電圧のうち最新の指示電圧を記憶する記憶手段14を備えている。
制御手段6は、マイクロコンピュータなどを利用した制御基板により、遠隔操作装置(図示せず)からの入力情報、循環ファン2、換気ファン5のファン回転数情報や、浴室内温度、噴射水温などの温度情報を入力とし、それらの情報に応じて循環ファン2、加熱手段3、ミスト噴射手段4と、換気ファン5などを運転モードや運転状態に応じてリレーの開閉やオンオフ信号、回転数指令信号などを出力することで各々動作させる。
換気ファンユニット8は、換気ファン5が内蔵され、連通口7を浴室の吸い込み口として浴室内の空気を吸い込み、連結された排気ダクト9を介して屋外へ排出する。図中の白抜き点線の矢印は気流を示す。
次に、換気ファン5を回転させるモータ5aの制御系の構成について図2の制御ブロック図を参照しながら説明する。図に示すように、制御手段6は、制御装置13と前記記憶手段14で構成され、前記動作状態検出手段は、モータ5aの回転数を検出する回転数検出手段10と、モータ5aに印加されている電圧を検出する電圧検出手段11を構成している。
電源回路12から電圧の供給を受けている制御装置13は、目標風量と電圧検出手段11と回転数検出手段10の検出信号に応じて、記憶手段14に記憶しているデータテーブルにより決定されるモータ指示電圧を出力し、出力されたモータ指示電圧に基づき、PAM駆動回路15に整流平滑回路16を介して供給されている直流電圧に振幅変調をすることによりモータ5aへ印加する電圧を制御するものである。
電源回路12は、AC電源から所定の直流電圧にし、制御装置13に供給する。
制御装置13は、例えばマイクロコンピュータなどであり、脱衣所などに設けた操作部(図示せず)の操作や運転状態により、モータ5aの制御を行う。
記憶手段14は、マイクロコンピュータのROM領域やEEPROMなどの記憶媒体に後述する図4乃至図6に示すモータ5aを制御するためのデータテーブルを記憶している。
整流平滑回路16は、AC電源の交流電圧を直流電圧にし、PAM駆動回路15に供給する。一般に、PAM駆動ではスイッチング電源などで低圧に変換して用いられる。
上記構成において、モータ5aの制御動作について、図3のフローチャート、図4乃至図6の各データテーブルを参照しながら説明する。
まず、図3に示すように、ステップS001において、脱衣所などに設けた操作部(図示せず)の操作や外部のスイッチ操作(図示せず)により運転開始または/および目標風量が変更されたかを判定し、目標風量の変更があった際にはステップS002において、変更前に対し、新たに設定した目標風量が上昇したかを判定する。上昇したと判定した場合にはステップS003において、図4に示す各目標風量Qに対するモータ指示電圧記憶値Vのデータテーブルから新たに設定した目標風量に対応して記憶している指示電圧を参照し、目標風量変更前の現在の指示電圧に対して高いかを判定し、高いと判定した場合にはステップS004において、新たに設定した目標風量に対応して記憶している指示電圧を選択し、同じまたは、低いと判定した場合には目標風量変更前の現在の指示電圧を選択する。なお、図4のデータテーブルの目標風量QはQ0<Q1<Q2・・・である。また、モータ指示電圧記憶値Vは、一度も運転していなければ初期値としてV0<V1<V2・・・となる値をもっているので、目標風量が上昇したと判断した場合には、前記ステップS003では、新たに設定した目標風量に対して記憶している指示電圧は目標風量設定前の現在の指示電圧に対して高くなりステップS004へ進むこととなる。
しかし、実際には、この種の換気装置は、換気ファン5はダクトで配管されて空気を屋外へ排出する構成となっており、施工状態により目標風量を確保するためには指示電圧を初期の指示電圧に対して高くしなければない。本実施の形態でもまずは、初期の指示電圧によって動作させているが、その後後述するステップS012のように指示電圧を補正し、目標風量が得られたところで、その指示電圧を更新することになる。その結果、目標風量の大小関係に対して記憶されている指示電圧の大小関係が逆転することが発生する。そして、そのような場合は、新たに設定した目標風量が増加しているにもかかわらず記憶している指示電圧が低くなってしまうことになり、現在の指示電圧をそのまま選択して補正を加えながら目標風量に近づけていった方が、モータ5aの切り替わりがスムースになる。
逆に新たに設定した目標風量が下降したと判定した場合にはステップS005おいて、新たに設定した目標風量に対して記憶している指示電圧を参照し、目標風量変更前の(現在の)指示電圧に対して低いかを判定し、低いと判定した場合にはステップS004において、記憶している指示電圧を選択し、同じまたは、高いと判定した場合には目標風量変更前の現在の指示電圧を選択する。
ステップS006以降は、目標風量になるように制御する処理であり、ステップS006において、所定時間X秒毎に補正するための判定を行い、X秒経過しない間は待機、X秒経過した際にはX秒のタイマを再スタートさせ、次のステップS007へ進む。所定時間X秒については、例えば1乃至5秒程度であり、風量を一定に制御する際にハンチングなどにより使用者に違和感を生じない、過度な補正が継続しない範囲であればよい。
ステップS007において、目標風量に到達し、安定状態かを判定し、安定状態にあると判定した場合には、ステップS008において、図4のデータテーブルの現在設定している目標風量Qに対するモータ指示電圧記憶値Vを記憶し、次のステップS009へ進む。目標風量に到達し、安定状態かの判定条件については、目標回転数と現在回転数の回転数差Δnが所定範囲内にあるか否かで判定する。所定範囲については、目標と現在の回転数差Δnが小さい範囲、例えば0〜5r/min程度が望ましい。
ステップS009において、回転数検出手段10により現在の回転数を検出し、電圧検出手段11によりモータ5aへの印加電圧を検出する。検出した印加電圧の値から、ステップS010において、図5に示す現在設定している目標風量Qにおけるモータ印加電圧Eに対する目標回転数Nのデータテーブルから目標回転数を参照する。なお、図5のデータテーブルの目標風量QはQa<Qb・・・、印加電圧EはEa0<Ea1<・・・、Eb0<Eb1<・・・、目標回転数NはNa0<Na1<・・・、Nb0<Nb1<・・・である。次にステップS011において、目標回転数と回転数検出手段により検出された現在回転数の差Δnを算出する。
ステップS012において、図6に示すステップS011で算出した目標と現在の回転数差Δnに対するモータ指示電圧の補正量ΔVのデータテーブルから補正量ΔVを決定し、ステップS013において、回転数差Δnが0以上か否かで、補正量ΔVの加算、減算を判定し、0以上であればステップS014において、現在の指示電圧から補正量ΔVを減算し、回転数差Δnが0未満であればステップS015において、現在の指示電圧に補正量ΔVを加算し、再度ステップS001に戻り、運転終了まで繰り返し行う。なお、図6のデータテーブルの回転数差ΔnはΔn0<Δn1<Δn2・・・、補正量ΔVはΔV0<ΔV1<ΔV2・・・である。
以上のように、換気ファンの制御動作とすることにより、再度運転開始による目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
また、運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧、現在の指示電圧のうち目標風量の上昇、下降の目的に合致する指示電圧で運転することにより、使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置が得られる。
なお、実施の形態1では、浴室の換気のみを対象としたが、図7に示すような複数の吸い込み口7a、7bを有する換気ユニット8を用い、脱衣室やトイレなど複数の対象室からダクトを接続して換気を行うものとしてもよく、その作用効果に差異は生じない。
なお、実施の形態1では、動作状態検出手段を電圧検出手段11が検出するモータ5aへの印加電圧と回転数検出手段10が検出する回転数とにより行うものとしたが、電流検出手段(図示せず)が検出するモータ5aに流れる電流と回転数検出手段10が検出する回転数とにより構成し、風量一定の制御を行うものとしてもよく、その作用効果に差異は生じない。
また、その際は図5のデータテーブルが現在設定している目標風量Qにおけるモータ電流Iに対する目標回転数Nのデータテーブルとなる。
なお、実施の形態1では、図3のステップS008において、目標風量に到達し、安定状態かの判定条件について目標回転数と現在回転数の回転数差が所定範囲か否かで判定するとしたが、設置した使用者の環境において静圧の変動は少ないため、静圧の高いところでもほぼ風量が一定となる所定時間Y秒経過後、例えば30秒経過後としてもよく、その作用効果に差異は生じない。
なお、実施の形態1では、図4のデータテーブルにおいて、各目標風量Qに対するモータ指示電圧記憶値Vのデータテーブルとしたが、各目標風量Qは運転モードや設定により決定されるものであるため、運転モードや設定毎にモータ指示電圧記憶値Vを割り当ててもよく、その作用効果に差異は生じない。
本発明にかかるサウナ機能付き浴室暖房乾燥装置では、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶された指示電圧で運転することにより使用者への違和感を防止でき、また、目標風量への到達時間を短縮することができるものであり、浴室のみに限らず、屋内にて換気を行う空気調和機への用途にも適用できる。
1 サウナ機能付き浴室暖房乾燥装置本体
2 循環ファン
3 加熱手段
4 ミスト噴射手段
5 換気ファン
5a モータ
6 制御手段
7 連通口
8 換気ファンユニット
9 排気ダクト
10 回転数検出手段
11 電圧検出手段
12 電源回路
13 制御装置
14 記憶手段
15 PAM駆動回路
16 整流平滑回路
101 モータ
102 回転数検出手段
103 電流検出手段
104 制御装置
105 メモリ(記憶手段)
2 循環ファン
3 加熱手段
4 ミスト噴射手段
5 換気ファン
5a モータ
6 制御手段
7 連通口
8 換気ファンユニット
9 排気ダクト
10 回転数検出手段
11 電圧検出手段
12 電源回路
13 制御装置
14 記憶手段
15 PAM駆動回路
16 整流平滑回路
101 モータ
102 回転数検出手段
103 電流検出手段
104 制御装置
105 メモリ(記憶手段)
Claims (6)
- 浴室内の空気を循環するための循環風路内に設けた循環ファンおよび加熱手段と、浴室内の空気を排気する換気ファンと、温水および冷水を噴射するミスト噴射手段および前記循環ファン、加熱手段、換気ファン、ミスト噴射手段を組み合わせて駆動し、乾燥運転、暖房運転、換気運転、サウナ運転を行うサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置において、前記換気ファンを回転させるモータと、前記モータへ各運転に応じて目標風量を指示する風量指示手段と、前記モータの動作状態を検出する動作状態検出手段と、前記目標風量となるまで、または、目標風量を維持すべく、前記動作状態検出手段が検出する動作状態に基づき前記モータへの指示電圧を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記指示電圧のうち最新の指示電圧を記憶する記憶手段を備え、再度運転開始または/および運転切り換えによる目標風量変更の際には、前記記憶手段により記憶された最新の指示電圧にて前記モータを制御することを特徴とするサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置。
- 制御手段は、各運転開始から所定時間経過後、記憶手段によりモータへの指示電圧を記憶することを特徴とする請求項1記載のサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置。
- 制御手段は、風量指示手段で指示された目標風量に到達または維持している場合に記憶手段によりモータへの指示電圧を記憶することを特徴とする請求項1記載のサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置。
- 制御手段は、運転切り換えによる目標風量変更の際には、記憶手段により記憶された指示電圧と現在の指示電圧を比較し、目標風量が上昇する際には高い方の指示電圧、目標風量が下降する際には低い方の指示電圧を指示電圧とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置。
- 動作状態検出手段は、目標風量に対応させてモータに印加されている電圧を検出する電圧検出手段と前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを特徴とする請求項1記載のサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置。
- 動作状態検出手段は、目標風量に対応させてモータに流れる電流を検出する電流検出手段と前記モータの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを特徴とする請求項1記載のサウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置。
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JP2008113571A JP2009261554A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | サウナ機能付き浴室暖房乾燥換気装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2008
- 2008-04-24 JP JP2008113571A patent/JP2009261554A/ja active Pending
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