JP2020134104A - 浴室換気乾燥暖房機 - Google Patents

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浩治 熊谷
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Abstract

【課題】 従来、浴室内の換気、乾燥、暖房を行う機能を有する浴室換気乾燥暖房機において、筐体内が浴室から取り込んだ空気により高温多湿になった状態で周囲温度が低下した場合に、筐体内に設けられた風路切り替え用のダンパが凍結して開閉動作ができなくなることにより、浴室換気乾燥暖房機としての機能を十分に果たせなくなる恐れがあった。【解決手段】 本発明の浴室換気乾燥暖房機は、筐体内に、風路を切り替えるダンパと、ファンと、ヒータと、温度検知手段とを有し、温度検知手段により検知された温度が所定値未満のときに、ヒータおよびファンを運転し、温められた空気をダンパ部に送ることでダンパの凍結を防止する凍結防止運転を行うことを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、浴室換気乾燥暖房機内の風路を切り替えるダンパの凍結防止に関するものである。
従来より、浴室に対しては「冬場の寒い時期に入浴前の浴室を暖めておきたい(浴室内の暖房)」、「浴室内の湿気を排除し、カビの発生を抑制したい(浴室内の換気・乾燥)」、「浴室内で洗濯物を乾かしたい(浴室内衣類乾燥)」などの要望があり、それらの機能を備えた浴室換気乾燥暖房機が種々提案されてきている。
このような浴室換気乾燥暖房機には、浴室内の空気を吸い込んだ後、ヒータ部を通過させて温度を上げてから浴室内に戻す流路(循環用通路)と、湿気を帯びた空気を屋外に排出する流路(排気用通路)とを有し、これらの流路のいずれに空気を流すかをダンパで切り替える構造のものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−211961号公報
しかしながら、特許文献1に示されたような浴室換気乾燥暖房機においては、浴室の湿った空気を機器内部に吸い込むため通路内空気が高温多湿状態になり、その状態で製品本体の周囲温度が低下するとダンパ表面や通路内の壁に結露が生じ、周囲温度がさらに低下した場合にはダンパ表面あるいは通路内の壁の水分が凍結してダンパの開閉動作ができなくなることがある。
すなわち、浴室換気乾燥暖房機のダンパが凍結して、循環、排気の流路切り替えが不能となると、暖房したい場合に温かい空気が吹き出されなかったり、換気したい場合に湿気を帯びた空気が吹出口から戻ってきたりすることにもなりかねず、浴室換気乾燥暖房機としての機能を十分に果たせなくなる恐れがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ダンパの凍結を防止するための凍結防止運転機能を有する浴室換気乾燥暖房機を提供するものである。
この発明にかかる浴室換気乾燥暖房機は、筐体内に、風路を切り替えるダンパと、ファンと、ヒータと、温度検知手段とを有し、温度検知手段により検知された温度が所定値未満のときに、ヒータおよびファンを運転し、温められた空気をダンパ部に送ることでダンパの凍結を防止する凍結防止運転を行うことを特徴とする。
この発明の浴室換気乾燥暖房機は上記のように構成したので、製品本体の周囲温度が低下して凍結の恐れが生じた場合においても、ダンパの凍結を防止し、浴室換気乾燥暖房機としての機能が損なわれるのを防ぐことができる。
この発明の実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機を示す基本構成図である。 この発明の実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の換気運転時の状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の暖房運転時の状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の乾燥運転時の状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転の動作を説明するフローチャート図である。 この発明の実施の形態2にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転時の状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態3にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転時の状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態4にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転時の状態を示す説明図である。
以下、この発明にかかる浴室換気乾燥暖房機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機を示す基本構成図である。また、図2−1、図2−2、図2−3は実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機のそれぞれ換気運転時、暖房運転時、乾燥運転時の状態を示す説明図であり、図3は実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転の動作を説明するフローチャート図である。
まず、図1を用いて実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の構成を説明する。図1において、屋内(浴室)と屋外とを隔てる壁13に開口部が設けられ、その開口部に浴室換気乾燥暖房機100が設置されている。浴室換気乾燥暖房機100の筐体6は、浴室側に吸込口1および吹出口2を有し、屋外側に排気口3を有する。また、吸込口1から排気口3に至る空気の流路である第1の風路としての排気風路4(一点鎖線で示した領域)が形成されており、排気風路4の途中から吹出口2に至る空気の流路である第2の風路としての循環風路5(二点鎖線で示した領域)が分岐、形成されている。
排気風路4から循環風路5に分岐する箇所にはダンパ7が設けられており、ダンパ7は、排気風路4と排気口3の外部とを連通させ、排気風路4と循環風路5との連通を遮蔽して、換気運転時の空気の流路を形成する第1のダンパ位置としての「排気位置」、排気風路4と排気口3の外部との連通を遮蔽し、排気風路4と循環風路5とを連通させて、暖房運転時の空気の流路を形成する第2のダンパ位置としての「循環位置」、排気風路4と排気口3の外部とを連通させるとともに排気風路4と循環風路5とをも連通させて、乾燥運転時の空気の流路を形成する第3のダンパ位置としての「中間位置」の三つの状態があり、そのうちの一状態を選択して、その位置に切り替えることが制御可能となっている。
排気風路4内にはファン8および温度検知手段としてのサーミスタ10が設けられ、循環風路5内にはヒータ9が設けられている。また、制御手段としての制御回路11が筐体6内に、表示手段としての表示器12が筐体6の浴室側の面に設けられている。
制御回路11は、ダンパ7、ファン8、ヒータ9、サーミスタ10、表示器12とそれぞれ信号線で接続されており、サーミスタ10から排気風路4内の温度情報を入手し、ダンパ7、ファン8、ヒータ9のそれぞれに制御指令、また表示器12に表示情報を出力することができる。なお、表示器12は浴室外たとえば脱衣場などに設置されていてもよい。
次に、図2−1を用いて実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の通常運転時における換気運転の動作を説明する。浴室内の換気を実施する際、浴室内の湿気を含んだ空気を屋外に排出するために、浴室換気乾燥暖房機100の制御回路11はダンパ7に対して排気風路4と排気口3の外部とを連通させ、排気風路4と循環風路5との連通を遮蔽する排気位置になるように指令を出す。また、ファン8に対し、運転(正転)の指令を出す。ファン8の運転とダンパ7の状態(排気位置)により、吸込口1→排気風路4→排気口3に至る空気の流れが発生する。すなわち、浴室内の湿気を含んだ空気は吸込口1から取り込まれ(吸込流14)、屋外に排出される(排気流15)。
図2−2は、実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の通常運転時における暖房運転の動作の説明図である。浴室内の暖房を実施する際、浴室内の空気を温めるために、浴室換気乾燥暖房機100の制御回路11はダンパ7に対して排気風路4と排気口3の外部との連通を遮蔽し、排気風路4と循環風路5とを連通させる循環位置になるように指令を出す。また、ファン8に対して運転(正転)の指令を出し、ヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。ファン8の運転とダンパ7の状態(循環位置)によって、吸込口1→排気風路4→循環風路5→吹出口2に至る空気の流れが発生し、また、ヒータ9の運転によって循環風路5を通過する空気が温められるので、吹出口2から温風が供給され(吹出流16)、浴室内を暖房することができる。
図2−3は、実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の通常運転時における乾燥運転の動作の説明図である。浴室内の乾燥、衣類乾燥を実施する際、浴室内の湿気を含んだ空気を屋外に排出し、かつ浴室内を温めるために、浴室換気乾燥暖房機100の制御回路11はダンパ7に対して排気風路4と排気口3の外部とを連通させるとともに排気風路4と循環風路5とをも連通させる中間位置になるように指令を出す。また、ファン8に対して運転(正転)の指令を出し、ヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。ファン8の運転とダンパ7の状態(中間位置)により、吸込口1→排気風路4→排気口3に至る空気の流れおよび吸込口1→排気風路4→循環風路5→吹出口2に至る空気の流れが発生する。これにより、浴室内の湿気を含んだ空気は屋外に排出されるとともに、ヒータ9の運転によって循環風路5を通過する空気が温められるので、吹出口2から浴室内に温風が供給される。この動作により、浴室内の乾燥あるいは浴室内の衣類乾燥が可能となる。
次に、実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転における動作を説明する。実施の形態1における凍結防止運転では、ダンパ7の位置が通常運転における暖房運転あるいは乾燥運転と同じであって、浴室換気乾燥暖房機内の空気の流路も同じになるので、図2−2および図2−3を用いて説明する。
図2−2において、サーミスタ10が排気風路4内の温度を検知し、制御回路11に送る。制御回路11はその検知温度が所定値(氷点あるいは氷点に対してあるマージンを見込んだ値)未満になった場合、ダンパ7が凍結する恐れがあると判断して、凍結防止運転を開始する。具体的には、ダンパ7に対し循環位置になるように指令を出すとともに、ファン8に対して運転(正転)の指令を出し、ヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。また、制御回路11は表示器12に対して凍結防止運転実施中を示す表示をONさせるように指令を出す。
これによって、吸込口1→排気風路4→循環風路5→吹出口2に至る空気の流れが発生する。循環風路5内を通過する空気がヒータ9によって温められ、吹出口2から浴室内に吹き出されるので、吸込口1から排気風路4内に取り込まれる空気も温かい空気となり、それがダンパ7付近を経由してから再び循環風路5に戻ることになる。すなわち、ダンパ7付近の空気の温度が上昇し、ダンパ7の凍結を防止することができる。
なお、凍結防止運転はサーミスタ10の検知温度に基づいて自動的に行われるので、ユーザの操作にかかわらず浴室換気乾燥暖房機のヒータに通電されて浴室内の温度が上昇することになるが、表示器12が凍結防止運転実施中を示す表示を行うように構成されているため、ユーザは凍結防止運転中であること(ヒータへの通電と浴室の温度上昇が機器の異常によるものではないこと)を認識することができる。
ダンパ7が中間位置をとる場合の凍結防止運転も同様である。
図2−3において、サーミスタ10が排気風路4内の温度を検知し、制御回路11に送る。制御回路11はその検知温度が所定値(氷点あるいは氷点に対してあるマージンを見込んだ値)未満になった場合、ダンパ7が凍結する恐れがあると判断して、凍結防止運転を開始する。具体的には、ダンパ7に対し中間位置になるように指令を出すとともに、ファン8に対して運転(正転)の指令を出し、ヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。また、制御回路11は表示器12に対して凍結防止運転実施中を示す表示をONさせるように指令を出す。
これによって、吸込口1→排気風路4→循環風路5→吹出口2に至る空気の流れと、吸込口1→排気風路4→排気口3に至る空気の流れとが発生する。循環風路5内を通過する空気がヒータ9によって温められ、吹出口2から浴室内に吹き出されるので、吸込口1から排気風路4内に取り込まれる空気も温かい空気となり、それがダンパ7付近を経由してから再び循環風路5に戻る流れと、排気口3から屋外に排出される流れとに分かれる。すなわち、ダンパ7付近の空気の温度が上昇し、ダンパ7の凍結を防止することができる。
次に、浴室換気乾燥暖房機の通常運転および凍結防止運転の制御の流れを、図3のフローチャートを用いて説明する。
浴室換気乾燥暖房機の運転開始後、制御回路11は現在の運転モードが「凍結防止運転」であるか否かを判定する(ステップS1)。なお、運転モードには、通常運転である「換気運転」、「暖房運転」、「乾燥運転」、および「凍結防止運転」などがあるものとする。「凍結防止運転」は、後述するステップS4で設定され、ステップS12で解除される。通常運転の各運転モードは操作部(図示せず)でユーザにより設定、切り替えが可能である。運転開始直後の運転モードは通常運転のうちのいずれかであり、凍結防止運転中ではないものとする。ステップS1での判定で、凍結防止運転中でない(NO)ならばステップS2に進み、凍結防止運転中である(YES)ならばステップS10に進む。
ステップS2で、サーミスタ10によって得られた排気風路4内の検知温度が所定値未満であるか否かを判定する。検知温度が所定値未満でない(NO)ならば凍結の恐れはないと判断し、ステップS3で通常運転(換気、暖房、乾燥のいずれか)を実行し、ステップS1に戻る。
ステップS2で検知温度が所定値未満である(YES)ならば、凍結の恐れがあると判断して、ステップS4に進み、運転モードを「凍結防止運転」に設定する。凍結防止運転の具体的な運転内容をステップS5〜S9で説明する。まず、ステップS5で、ダンパ7が排気位置であるか否かを判定する。制御回路11は、自身がダンパ7に対して位置の指令を出しているのでダンパ位置の判定が可能である。ダンパ7が排気位置である(YES)ならば、ダンパ7を中間位置に移動(ステップS6)し、ステップS7に進む。ダンパ7が排気位置でない(NO)、すなわち循環位置あるいは中間位置ならば、ダンパ7の位置をそのままにしてステップS7に進む。
ステップS7でヒータ9を運転(通電)させ、ステップS8でファン8を運転(正転)させる。また、ステップS9で表示器12の凍結防止運転実施中を示す表示をONさせ、ステップS1に戻る。
これにより、浴室換気乾燥暖房機100は、ダンパが循環位置もしくは中間位置、ヒータが運転(通電)、ファンが運転(正転)の凍結防止運転状態となる。
ステップS1で凍結防止運転中である(YES)と判定された場合(ステップS4〜S9の実行後の状態)は、ステップS10に進む。ステップS10ではサーミスタ10によって得られた排気風路4内の検知温度が所定値以上であるか否かを判定する。検知温度が所定値以上でない(NO)ならば、まだ凍結防止運転を継続する必要があるとして、ステップS1に戻る。
検知温度が所定値以上である(YES)ならば、ステップS11に進み、その状態が所定時間継続したか否かを判定する。ステップS11で、検知温度が所定値以上である状態が所定時間継続していない(NO)ならば、まだ凍結の恐れが残っているとして凍結防止運転の状態を保ち、ステップS1に戻る。
ステップS11で、検知温度が所定値以上である状態が所定時間継続(YES)したならば、凍結の恐れがなくなったと判断して、ステップS12に進み、運転モードを凍結防止運転前の状態に戻す。すなわち、凍結防止運転を解除する。具体的には、ステップS13で、ヒータ、ファン、ダンパ位置をそれぞれ凍結防止運転前の状態に戻す。次に、ステップS14で、表示器12の凍結防止運転実施中を示す表示をOFFさせ、ステップS1に戻る。
以上により、制御回路11は浴室換気乾燥暖房機100の通常運転および凍結防止運転の制御を行う。
実施の形態1では上記のように構成したので、浴室換気乾燥暖房機はダンパの凍結が懸念されるような低温状態になった際に自動的に凍結防止運転を開始して、ダンパの凍結を防止することが可能である。すなわち、凍結によって浴室換気乾燥暖房機の機能が損なわれることを防止する。
また、自動的に凍結防止運転が開始されても、ユーザは表示器により凍結防止運転中であることを認識することができる。
実施の形態2.
実施の形態1にかかる浴室換気乾燥暖房機では、ヒータ9で温めた空気を吹出口2から浴室内に単純に吹き出す構成とした。実施の形態2にかかる浴室換気乾燥暖房機では、吹出口2に風向切替手段を設けた構成としたものである。
図4は、この発明の実施の形態2にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転時の状態を示す説明図である。
まず、実施の形態2にかかる浴室換気乾燥暖房機の構成について説明する。
図4において、浴室換気乾燥暖房機200の吹出口2部には風向切替手段17が設けられている。風向切替手段17は制御回路11と信号線で接続されており、制御回路11からの指令により、例えば吹出口2からの気流が浴室内に水平に吹き出されるように風向を定める位置、あるいは吹出口2からの気流が吸込口1側に向かって吹き出されるように風向を定める位置(図4に示した上向きに傾いた状態)などを選択し、切り替えることができるものとする。なお、図4では、風向切替手段17として1枚のダンパ形状のもので例示したが、複数枚のルーバ状のものであってもよい。
その他の構成は実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
次に、実施の形態2における浴室換気乾燥暖房機の動作について説明する。
実施の形態2において、制御回路11は、凍結防止運転の際に、吹出口2部の風向切替手段17を例えば図4に示したような吸込口1側に向かって傾けた位置になるように指令を出す。また、ダンパ7に対して循環位置になるように指令を出し、ファン8に対して運転(正転)の指令を出すとともにヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。
これによって、浴室内の空気は吸込口1から浴室換気乾燥暖房機200の排気風路4内に取り込まれ、ヒータ9で温められたのちに、吹出口2から浴室内に戻される。ここで、吹出口2部の風向切替手段17が浴室換気乾燥暖房機200の吸込口1の方向に傾いた状態となっているため、吹出口2から吹き出された空気は吸込口1側に向かって流れる。ファン8は正回転を続けているので、吹出口2から吸込口1側に吹き出された空気はショートサーキットの状態となって再び吸込口1から浴室換気乾燥暖房機200の排気風路4内に取り込まれる。すなわち、ヒータ9で温められた空気がすぐに排気風路4内に戻ってくるため、ダンパ7部の周辺温度が短時間で上昇することになり、凍結防止に対してより有効である。
なお、実施の形態2における浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転でのダンパ7の位置は上述した循環位置に限らず、中間位置であってもよい。
また、実施の形態2における浴室換気乾燥暖房機の通常運転時の風向切替手段17の位置は、水平方向あるいは下向きとしておくのがよい。通常運転での吹出口2からの吹き出しは浴室内の暖房あるいは乾燥を目的としているため、浴室内に広く行き渡らせる必要があり、ショートサーキット状態を避けることが望ましい。
実施の形態2では上記のように構成されているため、浴室換気乾燥暖房機はダンパの凍結が懸念されるような低温状態になった際に自動的に凍結防止運転を開始し、ダンパの凍結を防止することが可能である。すなわち、凍結によって浴室換気乾燥暖房機の機能が損なわれることを防止する。
また、ヒータで温められた空気をすぐに排気風路内に戻すことができる構成としているので、ダンパ部の周辺温度を短時間で上昇させ、より有効な凍結防止運転を実現できる。
実施の形態3.
実施の形態1あるいは2にかかる浴室換気乾燥暖房機では、凍結防止運転時にファン8を正転(通常運転時と同じ方向に回転)させる構成とした。実施の形態3にかかる浴室換気乾燥暖房機では、凍結防止運転時にファン8を逆回転させるものである。
図5はこの発明の実施の形態3にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転時の状態を示す説明図である。
実施の形態3にかかる浴室換気乾燥暖房機の構成については実施の形態1と同じ構成なので説明を省略する。
次に、実施の形態3における浴室換気乾燥暖房機の動作について、図5を用いて説明する。
実施の形態3において、制御回路11は、凍結防止運転の際に、ダンパ7に対して循環位置になるよう指令を出し、ヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。また、ファン8に対しては通常運転時とは逆方向に回転するように指令を出す。
これによって、浴室内の空気は吹出口2から浴室換気乾燥暖房機300の循環風路5内に取り込まれ(吸込流18)、ヒータ9で温められたのちに、排気風路4内を通過して吸込口1から浴室内に戻される(吹出流19)。すなわち、ヒータ9で温められた空気は浴室を経由してからではなく、そのまますぐにダンパ7部を通過させるので、ダンパ7部の周辺温度が短時間で上昇することになり、凍結防止に対してはさらに有効となる。
実施の形態3では上記のように構成されているため、浴室換気乾燥暖房機はダンパの凍結が懸念されるような低温状態になった際に自動的に凍結防止運転を開始し、ダンパの凍結を防止することが可能である。すなわち、凍結によって浴室換気乾燥暖房機の機能が損なわれることを防止する。
また、ヒータで温められた空気をすぐにダンパ部に送る構成としているので、ダンパ部の周辺温度を短時間で上昇させ、さらに有効な凍結防止運転を実現できる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3にかかる浴室換気乾燥暖房機では、凍結防止運転時にファン8を運転して、空気流を発生させる構成とした。実施の形態4にかかる浴室換気乾燥暖房機では、ファン8を停止させた状態で凍結防止運転を行うものである。
図6はこの発明の実施の形態4にかかる浴室換気乾燥暖房機の凍結防止運転時の状態を示す説明図である。
まず、実施の形態4にかかる浴室換気乾燥暖房機の構成の構成について説明する。
図6において、浴室換気乾燥暖房機400の吹出口2部には吹出口開閉手段としての吹出口ダンパ20が設けられている。吹出口ダンパ20は制御回路11と信号線で接続されており、制御回路11からの指令により、吹出口2を開閉することができるものとする。なお、図6では、吹出口開閉手段として1枚のダンパ形状である吹出口ダンパ20で例示したが、複数枚のルーバ状の開閉手段を用いてもよい。
その他の構成は実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
次に、実施の形態4における浴室換気乾燥暖房機の動作について説明する。
実施の形態4において、制御回路11は、凍結防止運転の際に、ダンパ7に対して循環位置になるように指令を出し、吹出口ダンパ20に対して閉じた状態になるよう指令を出した上で、ヒータ9に対して運転(通電)の指令を出す。また、ファン8に対しては停止の指令を出す。
このため、浴室換気乾燥暖房機400内には空気流が発生していない状態となる。また、浴室換気乾燥暖房機400の吹出口2および排気口3は閉じられた状態となっている。この状態では、ヒータ9で温められた循環風路5内の空気は、浴室換気乾燥暖房機400の吹出口2および排気口3から筐体外に流れ出ることができず、また流入する空気もないので、循環風路5内、ダンパ7付近から排気風路4内のあたりに留まることになる。すなわち、ダンパ7部の周辺は温められた空気21で満たされるため、凍結防止に対して有効である。
実施の形態4では上記のように構成されているため、浴室換気乾燥暖房機はダンパの凍結が懸念されるような低温状態になった際に自動的に凍結防止運転を開始し、ダンパの凍結を防止することが可能である。すなわち、凍結によって浴室換気乾燥暖房機の機能が損なわれることを防止する。
また、ヒータで温められた空気でダンパ部の周辺を満たす構成としたので、さらに有効な凍結防止運転を実現できる。さらに、ファン8を停止させることによる消費電力の抑制も効果としてあげられる。
なお、実施の形態1〜4では浴室と屋外との間の壁に取り付けるタイプの浴室換気乾燥暖房機を例として説明したが、浴室の天井裏に設置し屋外への排気をダクト接続によって行うタイプの浴室換気乾燥暖房機においても、周囲温度の低下による凍結の恐れがあり得るため、本発明内容を適用することが可能である。
1 吸込口、2 吹出口、3 排気口、4 排気風路、5 循環風路、6 筐体、7 ダンパ、8 ファン、9 ヒータ、10 サーミスタ、11 制御回路、12 表示器、13 壁、14、18 吸込流、15 排気流、16、19 吹出流、17 風向切替手段、20 吹出口ダンパ、21 温められた空気、100、200、300、400 浴室換気乾燥暖房機

Claims (7)

  1. 吸込口、吹出口、および排気口と、前記吸込口から前記排気口に至る第1の風路と、前記第1の風路の途中から分岐して前記吹出口に至る第2の風路と、を有する筐体と、
    前記分岐部に設けられ、前記第1の風路と前記第2の風路との連通を遮蔽するとともに前記第1の風路と前記排気口の外部とを連通させる第1のダンパ位置と、前記第1の風路と前記排気口の外部との連通を遮蔽するとともに前記第1の風路と前記第2の風路とを連通させる第2のダンパ位置とで切り替え可能なダンパと、
    前記第1の風路内に設けられたファンと、
    前記第2の風路内に設けられたヒータと、
    前記第1の風路内に設けられた温度検知手段と、
    前記ファンと前記ヒータと前記ダンパの運転を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段による検知温度が所定値未満のときに、前記ヒータおよび前記ファンを運転し、前記ヒータによって温めた空気をダンパ部に送ることで前記ダンパの凍結を防止する凍結防止運転を行う
    ことを特徴とする浴室換気乾燥暖房機。
  2. 前記ダンパは、前記第1の風路が前記第2の風路および前記排気口の外部のいずれとも連通する第3のダンパ位置への切り替えも可能であり、
    前記制御手段は、前記ダンパを前記第2のダンパ位置または前記第3のダンパ位置に制御し、前記ファンの運転により前記吸込口から前記第1の風路、前記第2の風路を経由して前記吹出口に至る空気流を発生させて凍結防止運転を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥暖房機。
  3. 前記吹出口に風向切替手段をさらに備え、
    前記制御手段は、凍結防止運転時における前記吹出口からの空気流が前記吸込口側に向かうように前記風向切替手段の角度を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の浴室換気乾燥暖房機。
  4. 前記制御手段は、前記ダンパを前記第2のダンパ位置に制御し、前記ファンを通常運転時とは逆回転で運転し、前記吹出口から前記第2の風路、前記第1の風路を経由して前記吸込口に至る空気流を発生させて凍結防止運転を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥暖房機。
  5. 吸込口、吹出口、および排気口と、前記吸込口から前記排気口に至る第1の風路と、前記第1の風路の途中から分岐して前記吹出口に至る第2の風路と、を有する筐体と、
    前記分岐部に設けられ、前記第1の風路と前記第2の風路との連通を遮蔽するとともに前記第1の風路と前記排気口の外部とを連通させる第1のダンパ位置と、前記第1の風路と前記排気口の外部との連通を遮蔽するとともに前記第1の風路と前記第2の風路とを連通させる第2のダンパ位置とで切り替え可能なダンパと、
    吹出口部に設けられ、前記吹出口の外部と前記第2の風路との連通を遮蔽または開放に切り替え可能な吹出口開閉手段と、
    前記第1の風路内に設けられたファンと、
    前記第2の風路内に設けられたヒータと、
    前記第1の風路内に設けられた温度検知手段と、
    前記ファンと前記ヒータと前記ダンパと前記吹出口開閉手段の運転を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段による検知温度が所定値未満のときに、前記吹出口開閉手段を遮蔽位置とし、前記ダンパを前記第2のダンパ位置とし、前記ファンを停止し、前記ヒータを運転することで、前記ダンパの凍結を防止する凍結防止運転を行う
    ことを特徴とする浴室換気乾燥暖房機。
  6. 前記制御手段は、凍結防止運転時に、前記温度検知手段による検知温度が前記所定値以上である状態が所定時間以上経過した場合に、凍結防止運転を終了する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の浴室換気乾燥暖房機。
  7. 表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、凍結防止運転時に、前記表示手段に凍結防止運転中であることを表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の浴室換気乾燥暖房機。
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