JP2019135421A - 浴室暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量として低コストで浴室と他室の暖房を行うことができる浴室暖房装置を提供する。【解決手段】浴室BRの空気が循環する浴室循環路11に循環ファン2と浴室加熱部3とを設ける。浴室循環路11の連通口12に換気路13を接続する。他室DRの空気が循環する他室循環路22に換気ファン5と他室加熱部4とを設ける。他室循環路22は、他室吸込路と、他室吸込路の接続部から他室吹出路の接続部までの換気路と、他室吹出路とにより構成する。換気路13における他室吹出路17の接続部21の下流側に換気路開閉ダンパ23を設ける。換気ファン5を、換気路13における他室吸込路16の接続部20と他室吹出路17の接続部21との間に設置する。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室暖房装置に関する。
従来、浴室を暖房するために浴室の天井裏に浴室暖房装置が設置されるが、浴室だけでなく他室である脱衣室との2室の暖房を行うために、脱衣室用の暖房ユニットを備える浴室暖房装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
このものでは、浴室の天井裏に設置した浴室暖房装置が備える脱衣室用の暖房ユニットから温風ダクトを延ばし、この温風ダクトから脱衣室へ温風を供給することにより脱衣室の暖房が行われる。更に、浴室や脱衣室を換気するために共通の換気路と換気ファンとを備えている。
特開2005−90905号公報
しかし、上記従来の構成を採用すると、浴室暖房装置として1台であっても、他室である脱衣室用の暖房ユニットを備えるために実質的には2台の暖房装置と同様であり、換気路と換気ファンとを2室共通で用いても、浴室暖房用のファンと脱衣室暖房用のファンとが必要であることにより、装置構成が複雑となって大型化し、その重量も大となる。このため、浴室の天井裏に大きな設置スペースを確保する必要があるだけでなく、2台の暖房装置を浴室と他室とに設置するものと同様にコストが高い。
上記の点に鑑み、本発明は、小型軽量として低コストで浴室と他室の暖房を行うことができる浴室暖房装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、上流端が浴室内に開口した浴室吸込口に接続され、下流端が浴室内に開口した浴室吹出口に接続された浴室循環路と、浴室循環路内に設置され、浴室吸込口から取り込んだ空気を浴室吹出口へ送出する循環ファンと、浴室循環路内に設置され、循環ファンが取り込んだ浴室内の空気を加熱する浴室加熱部と、上流端が浴室循環路内に開口した連通口に接続され、下流端が屋外へ連通する排気口に接続された換気路と、換気路内に設置され、連通口を介して取り込んだ浴室内の空気を排気口へ送出する換気ファンと、上流端が他室に開口した他室吸込口に接続され、下流端が換気ファンより上流側の換気路に接続された他室吸込路と、上流端が換気ファンより下流側の換気路に接続され、下流端が他室に開口した他室吹出口に接続された他室吹出路と、他室吸込路、他室吸込路の接続部から他室吹出路の接続部までの換気路、及び、他室吹出路により構成された他室循環路と、他室循環路内に設置され、他室循環路内の空気を加熱する他室加熱部と、換気路における他室吹出路の接続部の下流側に設けられ、換気路を閉塞しているとき他室吹出路を開放し、換気路を開放しているとき他室吹出路を閉塞する換気路開閉ダンパとを備え、換気ファンは、換気路における他室吸込路の接続部と他室吹出路の接続部との間の他室循環路内に設置されていることを特徴とする。
換気路における他室吸込路の接続部と他室吹出路の接続部との間の他室循環路内に換気ファンが設置されていることにより、換気運転と他室の暖房運転との両方で換気ファンを用いることができる。即ち、他室加熱部により他室循環路内の空気を加熱すると共に、換気路を閉塞した換気路開閉ダンパが他室吹出路を開放し、換気ファンが作動することにより、加熱された空気が他室吹出口へ向かって流れて他室の暖房が行われる。また、他室吹出路を閉塞した換気路開閉ダンパが換気路を開放し、換気ファンが作動することにより、空気が排気口へ向かって流れて浴室と他室との一方又は両方の換気が行われる。このように、本発明によれば、他室の暖房用のファンが不要となる。よって、装置を小型軽量とすることができ、設置時の施工が容易となると共に製造コストも安価に抑えることができる。
また、本発明において、他室加熱部は、換気路における他室吸込路の接続部と他室吹出路の接続部との間の他室循環路内に設置されていることを特徴とする。換気路における他室吸込路の接続部と他室吹出路の接続部との間の他室循環路内には、換気ファンが設置されているため、換気ファンを設置するためのスペースの近傍に他室加熱部を設置するスペースが確保しやすい。これにより、他室加熱部を換気ファンの近接位置に設けてコンパクトに構成することができ、また、大型化を防止しながら比較的大きな他室加熱部を設けて暖房能力を向上させることができる。
このとき、換気路は、換気路に流入した空気が他室加熱部を迂回して流れるバイパス路と、バイパス路を開閉するバイパス路開閉ダンパとを備えていることが好ましい。これにより、他室加熱部による空気の加熱が不要なときに、バイパス路を開放することで、換気路を流れる空気が他室加熱部を通過しないようにすることができる。
具体的には、換気路開閉ダンパを作動させて換気路を開放すると共に換気ファンを作動させることにより換気運転を実行する換気運転制御部を備え、換気運転制御部は、換気運転実行時に、バイパス路開閉ダンパを作動させてバイパス路を開放する。換気運転制御部が換気運転の際にバイパス路を開放させることにより、空気が他室加熱部を通過する場合に比べて圧力損失を小さくすることができる。よって、換気ファンの回転数を下げることが可能となり、換気ファンの回転数を下げることにより騒音の低減や電力消費を抑えることができる。更に、空気がバイパス路を通ることにより、空気に搬送された塵埃等の異物も空気と共にバイパス路に向かう。これにより、他室加熱部への塵埃等の異物の付着を軽減することができる。
また、本発明において、他室加熱部は、他室吹出路内に設置されていることを特徴とする。他室加熱部が他室吹出路内に設置されていることで、他室吹出路を閉塞した換気路開閉ダンパが換気路を開放し、換気ファンが作動する際には、空気は他室加熱部による抵抗を受けることなく換気路を通過する。これにより、換気路に他室加熱部を設けた場合に比べて圧力損失を小さくすることができる。よって、換気ファンの回転数を下げることが可能となり、換気ファンの回転数を下げることにより騒音の低減や電力消費を抑えることができる。更に、換気の際の空気に載って塵埃等の異物が換気路内を通過しても、他室吹出路内に設置されている他室加熱部には異物が接触し難い。よって、他室加熱部への塵埃等の異物の付着を軽減することができる。
また、本発明においては、連通口を開閉する連通口開閉ダンパと、換気ファンの作動中に他室加熱部を作動させることにより他室乾燥運転を実行する他室乾燥運転制御部とを備え、他室乾燥運転制御部は、他室乾燥運転実行時に、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を閉塞すると共に、換気路開閉ダンパを換気路の閉塞位置と他室吹出路の閉塞位置との間の中間位置に位置させて換気路と他室吹出路との両方を開放することが好ましい。
他室加熱部が他室吹出路内に設置されていることで他室乾燥運転を効率よく行うことができる。即ち、他室乾燥運転を実行するとき、他室乾燥運転制御部は、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を閉塞し、換気路開閉ダンパを作動させて換気路と他室吹出路との両方を開放する。この状態で換気ファンが作動すると、他室の空気が他室吸込口から他室吸込路に入り、その後、換気路を流れると、空気の一部は他室吹出路へ向かい、残りは排気口へ向かう。このとき、換気路から排気口へ向かう空気は、他室加熱部によって加熱されることなく排出され、他室吹出路へ向かった空気のみが他室加熱部によって加熱される。これにより、他室加熱部の加熱によって生成された乾燥空気を、無駄なく他室に送り込むことができるので、他室乾燥運転を効率よく行うことができる。
また、浴室内の湿度を検出する湿度検出手段と、換気路開閉ダンパを作動させて換気路を開放すると共に換気ファンを作動させることにより換気運転を実行する換気運転制御部とを備え、換気運転制御部は、換気運転実行中に他室乾燥運転制御部による他室乾燥運転が実行されたとき、湿度検出手段による検出湿度が所定値以上の場合、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を閉塞し、湿度検出手段による検出湿度が所定値未満の場合、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を開放することが好ましい。
浴室の換気運転中に他室乾燥運転を行うとき、浴室の湿気が他室に流入してしまうことが考えられる。そこで、換気運転制御部は、湿度検出手段による浴室内の検出湿度が所定値以上の場合、連通口開閉ダンパの作動により連通口を閉塞し、浴室から換気路への湿気の移動を防止する。これにより、浴室の湿気が他室に流れ込むことを防止することができる。
一方、換気運転制御部は、湿度検出手段による浴室内の検出湿度が所定値未満の場合、連通口開閉ダンパの作動により連通口を開放するので、浴室の換気運転を実行しながら他室乾燥運転を実行することができる。
本発明の第1の実施形態の構成を模式的に示す説明図。 第1の実施形態における一部の変形例を示す説明図。 制御部の要部の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態の構成を模式的に示す説明図。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形態の浴室暖房装置1は、図1に模式的に示すように、家屋内で互いに隣接する浴室BRと脱衣室DRとの天井裏に設置されている。脱衣室DRは、本発明における他室に相当する。
浴室暖房装置1は、循環ファン2と、浴室暖房用放熱器3(浴室加熱部)と、脱衣室暖房用放熱器4(他室加熱部)と、換気ファン5とを備えている。
循環ファン2は、強制的に空気流を生成する。循環ファン2の上流側には、浴室BR内に向かって開口する浴室吸込口6と、浴室吸込口6から循環ファン2にかけての空気流を案内する浴室吸込路7とが設けられている。浴室吸込路7には、浴室BRから吸い込んだ空気の湿度を検出する湿度センサ8(湿度検出手段)が設けられている。
浴室暖房用放熱器3は、循環ファン2の上流側に設けられている。なお、浴室暖房用放熱器3及び脱衣室暖房用放熱器4には、図外の熱源機が弁装置等を介して接続されており、熱源機と浴室暖房用放熱器3及び脱衣室暖房用放熱器4のうちの少なくとも一方との間で熱媒(水、不凍液等)が循環される。
循環ファン2の下流には、浴室吹出路9が設けられている。浴室吹出路9の下流端には、浴室BRに向かって開口する浴室吹出口10が設けられている。そして、浴室吸込路7及び浴室吹出路9により浴室循環路11が形成されている。
浴室吹出路9には、連通口12を介して換気路13の上流端が接続されている。連通口12には、連通口12を開閉する連通口開閉ダンパ14が設けられている。換気路13の下流端は排気口15に接続されている。排気口15は、家屋の外壁Wを貫通して屋外へ向かって開口している。連通口開閉ダンパ14は、浴室暖房装置1の動作状態に応じて連通口12を開放又は閉塞する。
換気路13には、脱衣室吸込路16(他室吸込路)と脱衣室吹出路17(他室吹出路)とが接続されている。脱衣室吸込路16は、上流端が脱衣室DR内に向かって開口する脱衣室吸込口18(他室吸込口)に接続され、下流端が換気路13に接続されている。脱衣室吹出路17は、上流端が換気路13に接続され、下流端が脱衣室DR内に向かって開口する脱衣室吹出口19(他室吹出口)に接続されている。
換気路13には、脱衣室暖房用放熱器4と換気ファン5とが設けられている。脱衣室暖房用放熱器4は、換気ファン5の上流側に位置している。換気路13と脱衣室吸込路16(他室吸込路)との接続部(第1接続部20)は、脱衣室暖房用放熱器4の上流側に位置している。換気路13と脱衣室吹出路17(他室吹出路)との接続部(第2接続部21)は、換気ファン5の下流側に位置している。
そして、換気路13における第1接続部20から第2接続部21までを含む脱衣室吸込路16及び脱衣室吹出路17により(即ち、脱衣室吸込路16と、換気路13における第1接続部20と第2接続部21との間の部分と、脱衣室吹出路17とにより)脱衣室循環路22が形成されている。
換気路13における第2接続部21の下流側には、換気路開閉ダンパ23が設けられている。換気路開閉ダンパ23は、換気路13を開放しているとき、脱衣室吹出路17を閉塞し、換気路13を閉塞しているとき、脱衣室吹出路17を開放する。
また、換気路13には、第1接続部20と脱衣室暖房用放熱器4の間の換気路13から分岐して、脱衣室暖房用放熱器4と換気ファン5との間の換気路13に合流するバイパス路24が設けられている。バイパス路24には、バイパス路開閉ダンパ25が設けられている。
換気ファン5の作動により空気流が生成されているとき、バイパス路開閉ダンパ25がバイパス路24を開放すると、空気流は、脱衣室暖房用放熱器4を通過するよりも抵抗の低いバイパス路24に流入する。
なお、図1においては、バイパス路24の中途位置にバイパス路開閉ダンパ25が設けられている構成を示したが、これ以外に、図2に変形例を示すように、バイパス路開閉ダンパ26を換気路13とバイパス路24との境界(分岐部27)に設けて、換気路13とバイパス路24とで空気流の送り先を切り換えるようにしてもよい。即ち、図2の変形例によるバイパス路開閉ダンパ26は、バイパス路24を閉塞しているとき、換気路13の脱衣室暖房用放熱器4側を開放し、バイパス路24を開放しているとき、換気路13の脱衣室暖房用放熱器4側を閉塞する。
更に、図示しないが、バイパス路の他の変形例を挙げると、換気路13において、脱衣室暖房用放熱器4の上流側に換気ファン5が配設されている場合、バイパス路は、換気ファン5と脱衣室暖房用放熱器4の間の換気路13から分岐し、脱衣室暖房用放熱器4と第2接続部21の間の換気路13に合流するように設けられる。
次に、浴室暖房装置1による暖房運転、換気運転、及び乾燥運転について、図1及び図3を参照して説明する。浴室暖房装置1は、図3に示すように、各運転時に各部の制御を行うコントローラ28を備えている。
コントローラ28は、その機能として、浴室BR及び脱衣室DRの換気運転(24時間換気運転含む)を実行する換気運転制御部29、脱衣室暖房用放熱器4の凍結防止運転を実行する凍結防止運転制御部30、浴室BRの暖房運転を実行する浴室暖房運転制御部31、浴室BRの乾燥運転を実行する浴室乾燥運転制御部32、脱衣室DRの暖房運転を実行する他室暖房運転制御部33、脱衣室DRの乾燥運転を実行する他室乾燥運転制御部34を備えており、図外の浴室リモコンや脱衣室リモコン等の使用者による操作に応じて、予め記憶されたプログラムに従って制御を行う。
浴室BR及び脱衣室DRの換気運転を行うとき、換気運転制御部29は、連通口開閉ダンパ14により連通口12を開放し、バイパス路開閉ダンパ25(26)によりバイパス路24を開放し、換気路開閉ダンパ23により換気路13を開放する一方、換気路開閉ダンパ23により脱衣室吹出路17を閉塞する。そして、換気ファン5を作動させることにより、浴室吸込口6から吸い込まれた浴室BR内の空気と、脱衣室吸込口18から吸い込まれた脱衣室DR内の空気とが換気路13に入り、排気口15から屋外へ強制的に排出される。
このとき、バイパス路開閉ダンパ25(26)によりバイパス路24が開放されていることにより、換気ファン5によって生成される空気流は、通過抵抗の大きい脱衣室暖房用放熱器4を迂回して通過抵抗の小さいバイパス路24へ向かう。
このように、換気ファン5による空気流をバイパス路24へ送ることにより、換気の際の空気流の圧力損失を脱衣室暖房用放熱器4を通過させる場合に比べて小さくすることができる。よって、換気ファン5の回転数を下げることが可能となり、換気ファン5の回転数を下げることにより騒音の低減や電力消費を抑えることができる。更に、空気流がバイパス路24へ向かって流れて脱衣室暖房用放熱器4を迂回することにより、空気が搬送してくる塵埃等の異物が脱衣室暖房用放熱器4に付着し難い。
また、凍結防止運転制御部30は、脱衣室暖房用放熱器4や熱媒、熱媒の循環路の凍結を防止するため、外気温の低下を検出して脱衣室暖房用放熱器4に高温の熱媒を循環させる。このとき、換気運転制御部29が例えば24時間換気運転を実行している場合、バイパス路開閉ダンパ25(26)によりバイパス路24が開放されているので、空気流によって脱衣室暖房用放熱器4が冷却されてしまうことが防止でき、経済的である。
浴室BRの暖房運転では、浴室暖房運転制御部31は、連通口開閉ダンパ14により浴室循環路11と換気路13との連通を遮断すると共に、浴室暖房用放熱器3と循環ファン2とを作動させる。これにより浴室循環路11に温風が流れ、浴室BRの暖房が行われる。
脱衣室DRの暖房運転では、他室暖房運転制御部33は、連通口開閉ダンパ14により連通口12を閉塞すると共に、換気路開閉ダンパ23により脱衣室吹出路17を開放する一方、換気路13を閉塞する。更に、バイパス路開閉ダンパ25(26)によりバイパス路24を閉塞し、脱衣室暖房用放熱器4と換気ファン5とを作動させる。これにより脱衣室循環路22に温風が流れ、脱衣室DRの暖房が行われる。このとき、脱衣室循環路22における温風の循環に換気ファン5が用いられるので、脱衣室DRの暖房運転専用のファンが不要であり、小型軽量として低コストで脱衣室DRの暖房を行うことができる。
浴室BRの乾燥運転を行うとき、浴室乾燥運転制御部32は、連通口開閉ダンパ14により連通口12を開放し、換気路開閉ダンパにより換気路13を開放する一方、脱衣室吹出路17を閉塞する。次いで、循環ファン2と浴室暖房用放熱器3と換気ファン5とを作動させる。
これにより、浴室BRから浴室吸込口6に吸い込まれた湿気を含む空気の一部が、浴室暖房用放熱器3によって加熱されて乾燥空気として浴室吹出路9を介して浴室BRへ送られ、残りが湿気として換気路13を介して排気口15から排出される。
脱衣室DRの乾燥運転を行うとき、他室乾燥運転制御部34は、連通口開閉ダンパ14によって連通口12を閉塞し、バイパス路開閉ダンパ25(26)によりバイパス路24を閉塞し、換気路開閉ダンパ23を換気路13の閉塞位置と脱衣室吹出路17の閉塞位置との中間に位置させる。そして、脱衣室暖房用放熱器4と換気ファン5とを作動させる。
これにより、脱衣室DRから脱衣室吸込口18に吸い込まれた湿気を含む空気が、脱衣室暖房用放熱器4によって加熱された乾燥空気の一部が脱衣室吹出路17を介して脱衣室DRへ送られ、残りが換気路13を介して排気口15から排出される。
また、換気運転中に脱衣室DRの乾燥運転を行うとき、換気運転制御部29は、連通口開閉ダンパ14によって連通口12を開放した状態とするが、他室乾燥運転制御部34は、浴室BRに設置された湿度センサ8の検出湿度に応じて連通口開閉ダンパ14による連通口12の開閉を行う。
即ち、他室乾燥運転制御部34は、湿度センサ8の検出湿度が所定値以上である場合、連通口開閉ダンパ14によって連通口12を閉塞した状態を維持して、上述の乾燥運転を実行する。また、他室乾燥運転制御部34は、湿度センサ8の検出湿度が所定値未満である場合、連通口開閉ダンパ14によって連通口12を開放した状態を維持して、上述の乾燥運転を実行する。このようにすることにより、浴室BRの湿気を含んだ空気流の脱衣室DRへの流入を防止することができる。
なお、第1の実施形態においては、図1に示すように、脱衣室暖房用放熱器4が換気路13における第1接続部20と第2接続部21との間に設けらているものを示したが、脱衣室暖房用放熱器4の設置位置は、これに限らない。そこで、第2の実施形態について図4を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一構成の部分については、図4において図1と同じ符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、第2の実施形態による浴室暖房装置35においては、脱衣室暖房用放熱器36が脱衣室吹出路37に設けられている。脱衣室暖房用放熱器36を脱衣室吹出路37に設けることにより、換気運転の際に換気路13で換気ファン5によって生成される気流が脱衣室暖房用放熱器36を通過することがない。これにより、換気の際の空気流の圧力損失を低減することができる。よって、換気ファン5の回転数を下げることが可能となり、換気ファン5の回転数を下げることにより騒音の低減や電力消費を抑えることができる。更に、換気運転の際に空気が搬送してくる塵埃等の異物が脱衣室暖房用放熱器36に付着することもない。
更に、第2の実施形態による浴室暖房装置35においても、図3に示す他室乾燥運転制御部34によって脱衣室DRの乾燥運転を行うとき、換気路開閉ダンパ23を換気路13の閉塞位置と脱衣室吹出路37の閉塞位置との中間に位置させ、換気ファン5と脱衣室暖房用放熱器36とを作動させる。
これにより、図4に示すように、脱衣室DRから脱衣室吸込口18に吸い込まれた湿気を含む空気の一部が脱衣室吹出路37を介して脱衣室DRへ送られ、残りが換気路13を介して排気口15から排出される。このとき、脱衣室暖房用放熱器36が脱衣室吹出路37に設けられていることにより、脱衣室暖房用放熱器36によって生成した乾燥空気を全て脱衣室DRに供給することができる。従って、第1の実施形態の構成を採用した場合よりも効率よく脱衣室DRの乾燥運転を行うことができる。
なお、第1の実施形態の構成を採用した場合には脱衣室DRの乾燥運転を行わず、第2の実施形態の構成を採用した場合にのみ脱衣室DRの乾燥運転を実行するようにしてもよい。
また、24時間換気運転中に凍結防止運転を行うときにも、換気路開閉ダンパ23によって脱衣室吹出路37を閉塞すれば、換気中の空気流が脱衣室暖房用放熱器36に接触することがなく、脱衣室暖房用放熱器36が空気流により冷却されるのを防止することができる。
更に、第1の実施形態において図1に示したバイパス路24及びバイパス路開閉ダンパ25(26)が、第2の実施形態による浴室暖房装置35においては不要となる。これにより、構造を一層簡単にして小型軽量することができる。
なお、上記の各実施形態においては、他室として脱衣室DRを挙げて説明したが、脱衣室DR以外の他室であっても本発明を採用して上記と同様の効果を得ることができる。
BR…浴室、DR…脱衣室(他室)、1,35…浴室暖房装置、2…循環ファン、3…浴室暖房用放熱器(浴室加熱部)、4,36…脱衣室暖房用放熱器(他室加熱部)、5…換気ファン、6…浴室吸込口、10…浴室吹出口、11…浴室循環路、12…連通口、13…換気路、15…排気口、16…脱衣室吸込路(他室吸込路)、17,37…脱衣室吹出路(他室吹出路)、18…脱衣室吸込口(他室吸込口)、19…脱衣室吹出口(他室吹出口)、20…第1接続部(換気路における他室吸込路の接続部)、21…第2接続部(換気路における他室吹出路の接続部)、22…脱衣室循環路(他室循環路)、23…換気路開閉ダンパ、24…バイパス路、25,26…バイパス路開閉ダンパ、29…換気運転制御部、14…連通口開閉ダンパ、34…他室乾燥運転制御部、8…湿度センサ(湿度検出手段)。

Claims (7)

  1. 上流端が浴室内に開口した浴室吸込口に接続され、下流端が浴室内に開口した浴室吹出口に接続された浴室循環路と、
    浴室循環路内に設置され、浴室吸込口から取り込んだ空気を浴室吹出口へ送出する循環ファンと、
    浴室循環路内に設置され、循環ファンが取り込んだ浴室内の空気を加熱する浴室加熱部と、
    上流端が浴室循環路内に開口した連通口に接続され、下流端が屋外へ連通する排気口に接続された換気路と、
    換気路内に設置され、連通口を介して取り込んだ浴室内の空気を排気口へ送出する換気ファンと、
    上流端が他室に開口した他室吸込口に接続され、下流端が換気ファンより上流側の換気路に接続された他室吸込路と、
    上流端が換気ファンより下流側の換気路に接続され、下流端が他室に開口した他室吹出口に接続された他室吹出路と、
    他室吸込路、他室吸込路の接続部から他室吹出路の接続部までの換気路、及び、他室吹出路により構成された他室循環路と、
    他室循環路内に設置され、他室循環路内の空気を加熱する他室加熱部と、
    換気路における他室吹出路の接続部の下流側に設けられ、換気路を閉塞しているとき他室吹出路を開放し、換気路を開放しているとき他室吹出路を閉塞する換気路開閉ダンパとを備え、
    換気ファンは、換気路における他室吸込路の接続部と他室吹出路の接続部との間の他室循環路内に設置されていることを特徴とする浴室暖房装置。
  2. 請求項1記載の浴室暖房装置において、
    他室加熱部は、換気路における他室吸込路の接続部と他室吹出路の接続部との間の他室循環路内に設置されていることを特徴とする浴室暖房装置。
  3. 請求項2記載の浴室暖房装置において、
    換気路は、換気路に流入した空気が他室加熱部を迂回して流れるバイパス路と、バイパス路を開閉するバイパス路開閉ダンパとを備えていることを特徴とする浴室暖房装置。
  4. 請求項3記載の浴室暖房装置において、
    換気路開閉ダンパを作動させて換気路を開放すると共に換気ファンを作動させることにより換気運転を実行する換気運転制御部を備え、
    換気運転制御部は、換気運転実行時に、バイパス路開閉ダンパを作動させてバイパス路を開放することを特徴とする浴室暖房装置。
  5. 請求項1記載の浴室暖房装置において、
    他室加熱部は、他室吹出路内に設置されていることを特徴とする浴室暖房装置。
  6. 請求項5記載の浴室暖房装置において、
    連通口を開閉する連通口開閉ダンパと、
    換気ファンの作動中に他室加熱部を作動させることにより他室乾燥運転を実行する他室乾燥運転制御部とを備え、
    他室乾燥運転制御部は、他室乾燥運転実行時に、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を閉塞すると共に、換気路開閉ダンパを換気路の閉塞位置と他室吹出路の閉塞位置との間の中間位置に位置させて換気路と他室吹出路との両方を開放することを特徴とする浴室暖房装置。
  7. 請求項6記載の浴室暖房装置において、
    浴室内の湿度を検出する湿度検出手段と、
    換気路開閉ダンパを作動させて換気路を開放すると共に換気ファンを作動させることにより換気運転を実行する換気運転制御部とを備え、
    換気運転制御部は、換気運転実行中に他室乾燥運転制御部による他室乾燥運転が実行されたとき、湿度検出手段による検出湿度が所定値以上の場合、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を閉塞し、湿度検出手段による検出湿度が所定値未満の場合、連通口開閉ダンパを作動させて連通口を開放することを特徴とする浴室暖房装置。
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