JP2019123141A - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの転送に際しエラーが発生した際に、装置の稼働状態を適切に決定することを可能にする。【解決手段】記録媒体に画像を形成するための画像データの転送が行われ、画像データの画像処理が行われる画像処理装置であって、画像データの転送を制御し、画像が形成されて出力された記録媒体の画像の読取結果を取得して画像の良否を判定可能な制御部を有し、制御部は、画像データの転送に際しエラーが発生した場合にエラーの種別を判断し、エラーの種別を第1の決定基準とし、画像の良否判定結果を第2の決定基準として、決定基準に応じて当該画像処理装置における処理内容を決定する。【選択図】図7

Description

この発明は、画像データが転送され画像データの処理を行う画像処理装置およびプログラムに関する。
従来、プリンタ等に用いられる画像処理装置では、画像データを転送して画像の処理を行っており、画像データの転送中におけるエラーが発生した場合、装置が動作を停止した後に管理者呼び出し(サービスコール)状態となり、復旧するまでに多大な時間がかかってしまうという問題がある。
これに対し、特許文献1では、画像形成装置に異常(異音)が発生した場合に、出力された印刷物の品質を検査し、品質に問題なければ画像形成装置の稼働を継続して長時間利用不可となる状況を低減するものが提案されている。
特開2016−114778号公報
しかし特許文献1では、装置の稼働を停止させるかを判断する手段が印刷物の品質検査結果であるため、本来装置を停止する必要がある異常だった場合にも装置を稼働させてしまい、装置の故障や寿命を縮めることになってしまう。
画像処理装置においても、画像データ転送中におけるエラーには、エラー発生後に動作継続不可能なものと動作継続可能なものがある。
動作継続不可能なエラーとは、データバスロックによるシステムハングなど、次のデータ転送が実行できない状態を指す。
また、動作継続可能なエラーとは、データ転送制御が最終的に完了しており次のデータ転送が可能な状態ではあるが、ノイズなどによってデータが正しく転送できていない可能性のある状態などをさす。
動作継続可能なエラー発生では、必ずしも出力結果画像に異常があるとは限らない。画像出力物として問題ない場合もある。例としてはエラーによって転送すべき画像データに異常が生じたとしても、原稿領域外である場合や、出力結果画像と本来出力されるべき画像との差異がないか、品質として問題とならない場合などが挙げられる。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、画像データの転送中などに発生するエラーなどに適切に対応することを可能とする画像処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置のうち、第1の形態は、記録媒体に画像を形成するための画像データの転送が行われ、前記画像データの画像処理が行われる画像処理装置であって、
前記画像データの転送を制御し、画像が形成されて出力された記録媒体の画像の読取結果を取得して前記画像の良否を判定可能な制御部を有し、
前記制御部は、前記画像データの転送に際しエラーが発生した場合にエラーの種別を判断し、前記エラーの種別を第1の決定基準とし、前記画像の良否判定結果を第2の決定基準として、前記決定基準に応じて当該画像処理装置における処理内容を決定する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記決定基準に応じて前記エラーに応答する処理内容を決定する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、エラーの種別によって、前記決定基準として、第1の決定基準と第2の決定基準の一方または両方が用いられる。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、当該画像処理装置における処理内容として、当該画像処理装置の稼働を継続するか停止するかを決定する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、エラーの種別が、当該画像処理装置の稼働を継続不可とするエラーである場合は、当該画像処理装置の稼働を停止する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、当該画像処理装置の稼働が継続可能であるかを、エラー発生後に正常復帰可能であるかによって判定する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記画像の良否判定結果が、少なくともエラーが発生した画像データにより形成された画像に対して判定された結果である。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、画像データの転送時のエラー内容から出力画像異常となる可能性がある領域を特定し、画像の良否判定において同領域を優先的に検査する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、エラーの種別が当該画像処理装置の稼働を継続可能とするエラーである場合は、少なくとも前記エラーが発生した前記画像データによって形成された画像の良否判定を行う。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、エラーの種別が当該画像処理装置の稼働を継続可能とするエラーである場合は、エラーの種別と、少なくとも前記エラーが発生した前記画像データによって形成された画像の良否判定結果と、に基づいて当該画像処理装置の稼働を継続するか停止するかを決定可能とする。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記画像の良否判定結果が、画像異常である場合、ユーザーに画像異常の通知を行う。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、ユーザーに状況を通知する際に、当該画像処理装置を継続するか停止するかの操作入力を可能にする。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記画像の良否判定結果において、画像が正常である場合、当該画像処理装置の稼働を継続する決定を行う。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、画像データの転送時のエラーログを保存・蓄積可能である。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、蓄積されたエラーログデータを解析して診断を行い、エラー発生状況から当該画像処理装置の稼働を継続するか停止するかを判断する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、蓄積されたエラーログデータを解析して診断を行い、エラー発生頻度から装置の稼働を継続するか停止するかを判断する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、蓄積されたエラーログデータを解析して診断を行い、エラー発生時にログ情報をユーザーへ通知する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、画像データの転送時のエラーが発生していない状態で、画像の良否判定で画像が異常であるとする判定がなされた場合、画像処理装置の稼働を停止させず継続する。
本発明のプログラムの発明のうち、第1の形態は、記録媒体に画像を形成するための画像データの転送が行われ、前記画像データの画像処理が行われる画像処理装置を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
前記画像データの転送に際しエラーが発生した場合にエラーの種別を判断するステップと、
画像が形成されて出力された記録媒体の画像の読取結果を取得して前記画像の良否を判定可能なステップと、
前記エラーの種別を第1の決定基準とし、前記画像の良否判定結果を第2の決定基準として、前記決定基準に応じて当該画像処理装置における処理内容を決定するステップと、を有する。
本発明によれば、画像データの転送の際のエラーや、画像の良否判定結果に応じて、装置の稼働状態などを適切に設定することができる効果がある。
本発明の一実施形態の画像処理装置のブロック図を示す図である。 同じく、制御部のブロック図を示す図である。 同じく、画像データの転送状態を説明する図である。 同じく、画像データの転送においてエラーが発生した際に、画像処理装置の動作継続が不可能な例を説明する図である。 同じく、画像データの転送においてエラーが発生した際に、画像処理装置の動作継続が可能な例を説明する図である。 同じく、画像データの連想においてエラーが発生し、エラーが動作継続可能な種別である場合に、転送時のエラー内容から出力画像異常となる可能性がある領域を特定した状態を説明する図である。 同じく、画像データの転送にエラーが発生した際に実行される手順を示すフローチャートである。 同じく、エラーログを保存・蓄積してエラーログの解析、診断を行う手順を示すフローチャートである。 同じく、他例において画像データの転送にエラーが発生した際に実行される手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態の画像処理装置を説明する。
画像処理装置1は、図1に示すように、CPU10を有しており、該CPU10とCPU10で実行されるプログラムとによって、本発明の制御部100が構成されている。プログラムには、本発明のプログラムが含まれる。
画像処理装置1には、CPU10の他に、メモリ11、HDD12、操作表示部13、入出力部14を有している。各ブロックは共通バス15に接続されており、共通バス15を介して互いに通信が可能となっている。
メモリ11は、情報を格納することができ、プログラムや各種の設定値のほか、印刷用の画像データやジョブのデータ、画像読取部で取得した読取結果、正解画像のデータ、異常検知結果、エラーログなどの所望のデータが格納されている。メモリ11は、揮発メモリと不揮発メモリとを有するものとしてもよい。
HDD12は、同じく情報を格納することができ、プログラムや各種の設定値のほか、印刷用の画像データやジョブのデータ、画像読取部で取得した読取結果、正解画像のデータ、異常検知結果、エラーログなどの所望のデータを不揮発で格納することができる。
操作表示部13は、制御部100によって制御され、情報の表示および操作入力の受付を行う。例えば、エラーログの表示や、ユーザーに対する通知の表示、装置の稼働を継続するか、停止するかの操作入力の受け付けなどを行うことができる。なお、これらの表示や操作は、画像処理装置1外の表示部などで行ったり、音声によって通知したりするものであってもよい。
入出力部14は、データの入出力を行う装置であり、メモリ11やHDD12へのデータの入出力や、図示しない画像形成部や外部装置とのデータ通信を行う。
なお、画像形成部は、画像処理装置に含まれて画像形成装置を構成するものなどとしてもよく、また、画像形成部は、画像処理装置外にあって、互いに通信を行う構成としてもよい。
図示しない画像形成部は、用紙上に画像を形成する。画像形成部では、画像データに基づいて、感光体上に画像を形成して、用紙に転写し、その後、画像の定着がなされて出力される。なお、用紙は本発明の記録媒体に相当する。記録媒体は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックなどの他の材質からなるものであってもよい。
また、共通バス15には、IOなどを介して、画像読取部20が電気的に接続されている。画像読取部20は、画像が形成されて出力された用紙の画像を光学的に読み取り、読取画像データを取得する。読取結果は、メモリ11やHDD12などへと転送され、制御部100は、読取画像データを取得して画像の良否判定を行う。読取画像データは、本発明の読取結果に相当する。
図2に、制御部100を構成するブロック図を示す。
制御部100は、システム制御部101、画像処理部102、エラー検出処理部103、画像検査部104を有している。これらのブロックは、それぞれ制御部100で実行されるプログラムの実行処理の一部において実現されている。また、これらのブロックが、単独のCPUとプログラムによって個別に構成されるものであってもよい。
システム制御部101は、画像処理装置全体を制御するものであり、画像データの転送などの制御や、ユーザーへの通知、操作表示部13での表示や操作入力を制御する。さらに、エラー発生時や、画像不良時における画像処理装置の処理内容を決定し、決定された処理内容に基づいて画像処理装置の継続処理や停止処理などの処理を行う。
画像処理部102は、画像データの処理を行う。画像データの処理としては、入力された画像データのRIP処理や、色変換、書き込みタイミングの決定、書き込みデータの生成などの処理を行う。
エラー検出処理部103は、画像データの転送においてエラーが生じたことを把握し、エラー種別の判別を行う。エラーの種別は、システム制御部101に通知される。また、エラーログを作成し、メモリ11やHDD12に格納し、蓄積する。蓄積されたエラーログは、必要に応じてメモリ11やHDD12から読み出されてシステム制御部101に送信される。エラーの種別は、本発明における第1の決定基準に相当する。
システム制御部101では、蓄積されたエラーログを解析して診断を行い、画像処理装置の稼働を継続するか停止するかなどの処理内容の決定を行う。また、エラー発生時にエラーログを操作表示部13に表示するなどしてユーザーへの通知を行うことができる。
画像検査部104は、画像読取部で読み取られた読取結果を取得して、画像の良否を判定することができる。画像の良否判定は、読取結果の画像と正解画像とを対比して判定を行うことができる。正解画像としては、RIP処理された印刷画像データ用いるものであってもよく、また、プルーフ出力を読み取った読取結果を正解画像とするものであってもよい。画像の良否判定では、複数の項目において判定を行うようにしてもよく、状況に応じて異なる数の項目によって判定を行うようにしてもよい。例えば、画像データの転送でエラーが生じて、これに応じて画像の検査を行う場合には、より詳細な検査ができるように、通常よりは多くの項目や高い精度によって判定を行うようにすることができる。
判定では、読取結果の画像と正解画像とを対比して、差分が異常でないかによって良否判定を行うことができる。画像の良否判定結果は、本発明における第2の決定基準に相当する。
なお、画像処理装置1は、前記したように画像形成装置に含まれる構成としてもよく、また、画像処理装置外に設定されるものでもよい。さらにネットワークなどによって画像形成装置などと電気的に接続される外部装置とするものであってもよい。
次に、制御部100によって制御される画像データ転送の例を図3に基づいて説明する。
なお、転送に際し、送信側のデバイスをマスター、受信側のデバイスをスレーブとして説明する。
画像データの転送に際しては、図3の左上図に示すように、画像データと画像同期信号が、マスターからスレーブに並列して転送される。その信号パターンは、右上図に示されている。水平同期信号(HD)、垂直同期信号(VD)とともに、画像データ(DATA)が転送されている。
図3の下段には、スレーブ側からの受信通知を含む状態が示されている。左下図に示すように、画像データと画像同期信号が、マスターからスレーブに並列して転送され、スレーブからはマスターに対し、画像データの受信後、受信通知が転送されている。
信号パターンは、右下図に示されている。水平同期信号(HD)、垂直同期信号(VD)とともに、画像データが転送され、画像データの転送完了後に、スレーブからマスターに対し受信完了データ(DON)が送られている。
上記は、画像データの転送が正常に行われた状態を示している。以下に、画像データの転送にエラーがあり、エラー発生後に画像処理装置の動作継続不可能な例を図4に基づいて説明する。
左上図では、画像データの転送が画像同期信号と画像データとを平行して送る状態を示している。右上図では、HD信号、VD信号が有効のまま元に戻らず、バスロックした状態を示している。転送が終わらないため、タイムアウトによるエラーが発生している。
左下図では、画像データの転送に際し、スレーブから送信リクエストがあり、マスターから送信許可応答があって、マスターからスレーブへの画像データの転送が行われ、画像データの転送後、スレーブからマスターに受信通知が行われる。右下図では、スレーブから送信リクエストをした際に、マスターから応答(ACK)がなく、待ち状態でバスロックしたものである。転送が終わらないため、タイムアウトによるエラーが発生している。
これらの例は正常復帰は不可であり、動作継続を行うことができない。
上記の例では、画像データの転送においてエラーがあり、エラー発生後に画像処理装置の動作が継続不可能な例について説明したが、画像データの転送にエラーがあり、エラー発生後に画像処理装置の動作継続が可能な例を図5に基づいて説明する。
左上図では、画像データの転送が画像同期信号と画像データとを平行して送る状態を示している。右上図では、ノイズの影響による同期信号あるいは画像データに異常が発生している。同期信号の立ち下がりなどを検知してエラーが発生しているが、正常復帰可能であり動作継続が可能である。
左下図では、画像データの転送に際し、スレーブから送信リクエストがあり、マスターから送信許可応答があって、マスターからスレーブへの画像データの転送が行われ、画像データの転送後、スレーブからマスターに受信通知が行われる。エラーがあれば、エラー通知がスレーブからマスターに送られる場合がある。右下図では、ノイズの影響による画像データの異常が発生している。受信側(スレーブ)からデータエラーが発生し、エラー通知が送信側に通知される。正常復帰は可能であり動作継続が可能である。
なお、画像データの転送にエラーがあり、動作継続可能な場合は、画像データの転送時のエラー内容から出力画像異常となる可能性がある領域を特定することができる。
図6は、画像データの転送エラーの内容に基づいて、画像異常となる可能性がある画像領域AGを特定し、この画像領域を優先的に画像の検査を行うことができる。画像の領域は、右図に示すように1回のリクエストにおける転送単位で特定することができる。
優先的な検査では、その領域のみを画像検査するものとしてもよく、また、その領域における検査項目を多くしたり、検査精度を高めて検査を行うようにしてもよい。また、他の領域よりも先にその領域を検査して早めに、その領域について画像の良否結果が得られるようにしてもよい。
異常が発生した場合に印刷物の品質がどのように低下するかを予測することができず、通常は、品質検査は画一的なものであり、生産性や検査速度などの観点で異常発生時の検査精度を上げることができないが、上記方法によれば、異常発生領域における検査精度を上げて判定を行うことができる。
次に、画像データの転送にエラーがあった際に実行される手順について、図7のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部における制御によって実行される。なお、以下の手順は、画像データの転送単位で行うことができる。
手順開始に伴って、画像データの転送にエラーがあったかの判定がなされる(ステップs1)。エラーがなければ画像処理装置の稼働を継続し(ステップs6)、その後、手順を終了する。
画像データの転送にエラーがあった場合(ステップs1、Yes)、エラー種別の判定が行われる(ステップs2)。エラー種別は、予め想定されるエラーの種類を記憶部などの格納しておき、エラーが発生した際に、エラーの状況などによって対応するエラーの種別を決定することができる。なお、エラーが発生した際にエラーログを記憶部などに保存、蓄積するようにしてもよい。
次いで、エラーの種別によって、画像処理装置の稼働を継続できるかを判定する(ステップs3)。
エラーの種別と、稼働の継続可否は、関連付けて記憶部などに格納しておき、判定されたエラー種別によって稼働の継続可否を検索することができる。
エラーの種別に応じて装置の稼働が不可である場合(ステップs3、No)、画像処理装置の稼働を停止し(ステップs9)、手順を終了する。装置の稼働停止に際し、管理者やサービスマンに対するサービスコールなどを行うようにしてもよい。
エラーの種別に応じて装置の稼働が可である場合(ステップs3、Yes)、転送された画像データを含む画像データによって出力された用紙を、画像読取部20で読み取り、読取結果を制御部で取得して、画像の良否を判定する検査を行う(ステップs4)。
画像の検査は、前述したように、エラーがあった画像データについて、エラー内容から出力画像異常となる可能性がある領域を特定し、画像の良否判定において同領域を優先的に検査するようにしてもよい。
画像が正常である場合(ステップs5、No)、画像処理装置の稼働を継続し(ステップs6)、その後、手順を終了する。
画像に異常がある場合、そのまま画像処理装置の稼働を停止する決定を行ってもよいが、この実施形態では、ユーザーに通知を行うものとしている(ステップs7)。通知は、画像処理装置に備える操作表示部への表示や、画像処理装置外の表示部への表示などによって行うことができる。通知に際しては、エラーの種別や、画像の異常を示す表示などを行うようにしてもよい。
通知後、ユーザーに装置を稼働するか停止するかを、操作表示部に表示するなどしてユーザーの操作入力を可能にする。停止の操作がなされたかを判定する(ステップs8)。停止である場合(ステップs8、Yes)、画像処理装置の稼働を停止し(ステップs9)、手順を終了する。停止でない場合(ステップs8、No)、装置の稼働を継続し(ステップs6)、手順を終了する。
画像データ転送中におけるエラーの類型を以下に判別して示すことができる。
(1)エラー発生後に動作継続不可能なもの(データバスのロック、システムハングなど)
(2)エラー発生後に動作継続可能なもので、出力物の画像に異常があるもの(転送制御は正常終了、データが異常など)
(3)エラー発生後に動作継続可能なもので、出力物の画像に異常がないもの(転送制御もデータも正常終了など)
上記手順では、画像転送エラー発生時、まず(1)と(2)(3)の判断を行い、(1)と判断されれば装置を停止状態(サービスコール(管理者/サービスマン呼び出し))にし、(2)(3)の場合は、出力部の画像が正常であるか、異常であるかによって適正な処理を行うことができる。
なお、上記手順では、エラー種別によって装置の継続が可能であるかの判定後に、恵贈可能である場合に、画像検査を行うものとしたが、上記判定の前に画像検査を行うものとしてもよい。
なお、エラーが発生した際には、エラーログを保存するのが望ましい。以下にエラーログを保存する手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
エラーの発生によって手順を開始し、エラーログを記憶部などに保存し、蓄積する(ステップs10)。エラーログの蓄積では、発生日付などと関連付けて保存する。
次いで、制御部においてエラーログの解析が行われる(ステップs11)。エラーログの解析は、エラーが発生した際に行うことができるが、エラーの内容によって行うようにしてもよい。例えば、装置の稼働を継続可能なエラーの場合に解析を行うようにしてもよく、エラーログの解析を行わない場合、そのまま手順を終了するようにしてもよい。
エラーの解析では、エラーの頻度などを解析する。
エラーの解析後、診断を行う(ステップs12)。診断では、エラーの頻度が所定基準に達しているか、エラーの発生状況が悪化する傾向にあるかなどを判定して、装置の稼働を継続するか、停止するかの決定を行うことができる。
診断後は、エラーログをユーザーに通知する。ユーザーは通知内容を確認して、手動で装置の稼働、停止を決定できるようにしてもよい。
通知後、装置の稼働を停止するかの判定を行う(ステップs14)。診断によって稼働、停止が決定されている場合や、ユーザーによって操作入力によって稼働、停止が決定されている場合などに応じて処理が行われる。
装置の稼働を停止しない場合(ステップs14、No)、稼働を継続する決定を行い(ステップs15)、その後、手順を終了する。
装置の稼働を停止する場合(ステップs14、Yes)、装置の稼働を停止する決定を行い(ステップs16)、その後、手順を終了する。
なお、図7の手順では、画像データの転送にエラーがない場合は、そのまま手順を終了するものとしたが、転送された画像データを含む画像データによって出力された用紙を、画像読取部20で読み取り、画像の良否を判定する検査を行うものとしてもよい。
この手順を図9に示す。なお、図7のフローチャートと同様の手順においては説明を省略する。
この例では、ステップs1では、エラーの発生がない場合(ステップs1、No)、画像検査の手順に進む(ステップs20)。画像検査の結果、異常があるかの判定を行う(ステップs21)。画像に異常がある場合(ステップs21、Yes)、ヤレ処理を行う(ステップs22)。ヤレ処理としては、ヤレ紙を通常紙と異なる排紙部に排紙したり、リカバリー印刷をしたりする。その後は、ステップs6に移行して装置の稼働継続を行い、その後、手順を終了する。
画像に異常がない場合(ステップs21、No)、そのままステップs6に移行して装置の稼働継続を行い、その後、手順を終了する。エラーがない場合に、画像に異常がある場合でも、装置の稼働を継続することで、生産性の低下を抑えることができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の技術的範囲は、上記実施形態で説明した内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは、上記実施形態の範囲を適宜変更することが可能である。
1 画像処理装置
11 メモリ
12 HDD
13 操作表示部
14 入出力部
15 共通バス
20 画像読取部
100 制御部
101 システム制御部
102 画像処理部
103 エラー検出処理部
104 画像検査部
AG 画像領域

Claims (19)

  1. 記録媒体に画像を形成するための画像データの転送が行われ、前記画像データの画像処理が行われる画像処理装置であって、
    前記画像データの転送を制御し、画像が形成されて出力された記録媒体の画像の読取結果を取得して前記画像の良否を判定可能な制御部を有し、
    前記制御部は、前記画像データの転送に際しエラーが発生した場合にエラーの種別を判断し、前記エラーの種別を第1の決定基準とし、前記画像の良否判定結果を第2の決定基準として、決定基準に応じて当該画像処理装置における処理内容を決定する画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記決定基準に応じて前記エラーに応答する処理内容を決定する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、エラーの種別によって、前記決定基準として、第1の決定基準と第2の決定基準の一方または両方が用いられる請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、当該画像処理装置における処理内容として、当該画像処理装置の稼働を継続するか停止するかを決定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、エラーの種別が、当該画像処理装置の稼働を継続不可とするエラーである場合は、当該画像処理装置の稼働を停止する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、当該画像処理装置の稼働が継続可能であるかを、エラー発生後に正常復帰可能であるかによって判定する請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記画像の良否判定結果が、少なくともエラーが発生した画像データにより形成された画像に対して判定された結果である請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御部は、画像データの転送時のエラー内容から出力画像異常となる可能性がある領域を特定し、画像の良否判定において同領域を優先的に検査する請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御部は、エラーの種別が当該画像処理装置の稼働を継続可能とするエラーである場合は、少なくとも前記エラーが発生した前記画像データによって形成された画像の良否判定を行う請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記制御部は、エラーの種別が当該画像処理装置の稼働を継続可能とするエラーである場合は、エラーの種別と、少なくとも前記エラーが発生した前記画像データによって形成された画像の良否判定結果と、に基づいて当該画像処理装置の稼働を継続するか停止するかを決定可能とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記制御部は、前記画像の良否判定結果が、画像異常である場合、ユーザーに画像異常の通知を行う請求項10記載の画像処理装置。
  12. 前記制御部は、ユーザーに状況を通知する際に、当該画像処理装置を継続するか停止するかの操作入力を可能にする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 前記制御部は、前記画像の良否判定結果において、画像が正常である場合、当該画像処理装置の稼働を継続する決定を行う請求項10〜12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記制御部は、画像データの転送時のエラーログを保存・蓄積可能である請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記制御部は、蓄積されたエラーログデータを解析して診断を行い、エラー発生状況から当該画像処理装置の稼働を継続するか停止するかを判断する請求項14記載の画像処理装置。
  16. 前記制御部は、蓄積されたエラーログデータを解析して診断を行い、エラー発生頻度から装置の稼働を継続するか停止するかを判断する請求項14または15に記載の画像処理装置。
  17. 前記制御部は、蓄積されたエラーログデータを解析して診断を行い、エラー発生時にログ情報をユーザーへ通知する請求項14〜16のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記制御部は、画像データの転送時のエラーが発生していない状態で、画像の良否判定で画像が異常であるとする判定がなされた場合、画像処理装置の稼働を停止させず継続する請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. 記録媒体に画像を形成するための画像データの転送が行われ、前記画像データの画像処理が行われる画像処理装置を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
    前記画像データの転送に際しエラーが発生した場合にエラーの種別を判断するステップと、
    画像が形成されて出力された記録媒体の画像の読取結果を取得して前記画像の良否を判定可能なステップと、
    前記エラーの種別を第1の決定基準とし、前記画像の良否判定結果を第2の決定基準として、決定基準に応じて当該画像処理装置における処理内容を決定するステップと、を有するプログラム。
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