JP2019121430A - 回転コネクタ装置及び回転コネクタ装置の組付構造 - Google Patents

回転コネクタ装置及び回転コネクタ装置の組付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ステアリングシャフトの回転軸と、回転コネクタ装置の中心軸とが偏心している場合であっても、前記固定体に対して前記回転体が滑らかに回転できる回転コネクタ装置を提供することを目的とする。【解決手段】車体に固定されるステータ30と、ステータ30と相対回転可能に組付けられたロテータ10と、ステータ30とロテータ10とで形成する収容空間Sに収容されたFFC100とで構成され、内周筒部12にステアリングシャフト200が挿通するように装着される回転コネクタ装置1は、ロテータ10に、ステアリングシャフト200の回転を伝達する偏心吸収部材40が備えられ、偏心吸収部材40は、弾性部材で構成され、固定側リング板51の中心軸Cxに対して回転軸Rxが偏心したステアリングシャフト200の回転を、中心軸Cxを回転軸Rxとした回転としてロテータ10に伝達すること【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、自動車等の車両に装着される回転コネクタ装置、及び前記回転コネクタ装置を車体に組み付ける回転コネクタ装置の組付構造に関する。
自動車等の車両本体に装着される回転コネクタ装置は、回転体と固定体とを相対回転自在に組み付けて構成しており、回転体と固定体との間に形成された環状の収容空間には、フレキシブルフラットケーブル(以下において、フラットケーブルという)が前記回転体の回転に合わせて巻き締め及び巻き戻るように収容されている。
このような回転コネクタ装置のひとつとして、例えば、第一回転体と、第一回転体とともに固定体を挟み込んで固定体に対して相対回転可能に構成された第二回転体とで回転体を構成するとともに、第一回転体と第二回転体との間に、径方向に沿った長穴及び切欠きを設けた中継弾性部材を介在させた回転コネクタ装置が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の回転コネクタ装置では、中継弾性部材に設けた長穴に対して第一回転体に設けられた突起が嵌め込まれるとともに、切欠きに対して第二回転体に設けられた突起が係止されるため、第一回転体の回転によるガタツキを中継弾性部材が吸収でき、第一回転体とともに固定体を挟み込む第二回転体を滑らかに回転させることができるとされている。
しかしながら、回転コネクタ装置を車体に装着した装着状態において、回転コネクタ装置の内部を挿通するステアリングシャフトの回転軸と、回転コネクタ装置の中心軸とが偏心することがあり、このような場合、特許文献1に開示の回転コネクタ装置であっても、前記固定体に対して前記回転体が滑らかに回転できないことや、前記固定体の一部における回動部が滑らかに回転することができないという問題があった。
特開2006−335318号公報
この発明は、上述した問題を鑑み、ステアリングシャフトの回転軸と、回転コネクタ装置の中心軸とが偏心している場合であっても、前記固定体に対して前記回転体が滑らかに回転でき、あるいは前記固定体の一部における回動部が滑らかに回転することができる回転コネクタ装置及び回転コネクタ装置の組付構造を提供することを目的とする。
この発明は、環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成され、前記内周筒部にステアリングシャフトが挿通するように装着される回転コネクタ装置であって、前記回転体に、前記ステアリングシャフトの回転を伝達する回転伝達機構が備えられ、該回転伝達機構は、弾性部材で構成され、前記固定側リング板の中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回転体に伝達することを特徴とする。
またこの発明は、環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成された回転コネクタ装置と、前記内周筒部に挿通させて前記回転体と一体として回転するステアリングシャフトとを組み付けた回転コネクタ装置の組付構造であって、前記回転体に、前記ステアリングシャフトの回転を伝達する回転伝達機構が備えられ、該回転伝達機構は、弾性部材で構成され、前記固定側リング板の中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回転体に伝達することを特徴とする。
前記回転体は、環状の回転側リング板および該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の回転側内周筒部で構成するロテータのみの構成や、該ロテータと組付けて一体として回転するスリーブを前記ロテータに組付けた構成を含む。
前記内周筒部は、例えば前記回転体がロテータとスリーブとで構成された場合における、ロテータの内周筒部のみならずスリーブの内周筒部も含む。
前記固定体は、前記固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定するステータや、ステータに組み付けた舵角センサを含めた構成、コンビネーションスイッチなどの車体の一部品を含む構成を含む。
前記回転伝達機構は、前記弾性部材として、例えば弾性を有するゴムなどの樹脂や、バネ材、金属板などを折り曲げるなどの形状を変化させることで弾性を持たせた弾性部材の他、前記弾性部材と非弾性部材とを組み合わせた構成の弾性部材も含む。
この発明により、前記ステアリングシャフトの前記回転軸と、前記回転コネクタ装置の中心軸とが偏心している場合であっても、前記ステアリングシャフトの回転に伴って、前記固定体に対して前記回転体がスムーズに回転することができる。
詳述すると、前記回転体に前記回転伝達機構が介在するため、前記ステアリングシャフトの回転は前記回転伝達機構を介して前記回転体に対して前記中心軸を回転中心とした回転として変換される。つまり中心軸に対する回転軸の偏心を吸収し、同軸回転として伝達される。
これにより、前記ステアリングシャフトの回転軸と前記回転コネクタ装置における中心軸とが偏心している場合であっても、回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転に伴って、前記回転体を前記固定体に対してスムーズに回転させることができる。
また、前記回転伝達機構が弾性変形することにより前記回転軸と前記中心軸との偏心を吸収でき、前記回転体が前記回転軸側に移動すること抑制できる。すなわち、前記回転側リング板と前記外周筒部との間に隙間が生じたりすることを防止でき、前記収容空間などへの異物の侵入を抑制して異音の発生や異物の噛み込み、フラットケーブルの損傷などを防止できる。
さらにまた、前記回転体が前記中心軸側に移動することを防止することで前記回転体の回転により前記回転体が他の部材と干渉して異音が発生することを防止できる。
この発明の態様として、前記回転伝達機構が、前記内周筒部の内周に設けられてもよい。
この発明により、前記ステアリングシャフトの回転を前記内周筒部に設けられた前記回転伝達機構を介して前記回転体に直接伝達でき、前記ステアリングシャフトの回転に伴って前記回転体をよりスムーズに回転させることができる。これにより例えば、前記回転体が舵角センサやキャンセルカムと連結している場合には、精度よく前記回転体の回転を検知したり、ターンレバーを中立位置に確実に復帰させたりできる。
またこの発明の態様として、前記回転側リング板に、前記ステアリングシャフトに装着されるステアリングホイールに対して連結され、前記ステアリングシャフトの回転を、前記ステアリングホイールを介して前記回転体に伝達するトルク伝達部が備えられ、前記回転伝達機構が、前記トルク伝達部と前記ステアリングホイールとの間に介在し、前記中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングホイールの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回転体に伝達してもよい。
この発明によると、前記ステアリングシャフトに装着された前記ステアリングホイールに対して連結された前記回転伝達機構を介して前記トルク伝達部が連結されているため、前記中心軸に対して前記ステアリングシャフトの回転軸が偏心している場合であっても、前記ステアリングシャフトの回転が前記中心軸を回転中心とした回転として前記トルク伝達部を備えた前記回転体に伝達され、前記ステアリングシャフトの回転に伴って前記回転体をよりスムーズに回転させることができる。このため、前記中心軸を回転軸として前記回転体が回転でき、例えば舵角センサやキャンセルカムなどに精度よく回転を伝達できる。
またこの発明の態様として、前記固定体は、前記固定側リング板及び前記外周筒部を備えた第一固定体と、該第一固定体と固定されるとともに、前記回転体に対して相対回転可能な第二固定体とで構成されてもよい。
前記第二固定体は、例えば前記回転コネクタ装置を設置するコンビネーションスイッチや、ターンレバーを中立位置に回動復帰させるキャンセルカム、前記ステアリングシャフトの回転角度を検知する舵角センサなどを含む。
この発明により、前記第二固定体に対しても前記回転体をスムーズに回転させることができる。したがって、例えば前記第二固定体をキャンセルカムとした場合では、キャンセルカムに前記ステアリングシャフトの回転を精度よく例えば精度よく伝達できるため、ターンレバーを中立位置に精度よく復帰させたりすることができる。
またこの発明の態様として、前記第二固定体が、前記ステアリングシャフトの回転角を検知する舵角センサで構成されてもよい。
この発明により、前記ステアリングシャフトの回転角度を正確に検知することができる。したがって、例えばフロントライトの照射方向をステアリングシャフトの回転角度に合わせて変更する車種ではフロントライトを精度よく照射方向に照射できる。
またこの発明は、環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成され、前記内周筒部にステアリングシャフトが挿通するように装着される回転コネクタ装置であって、前記固定体に、前記固定側リング板の中心軸を中心として前記回転体の回転に伴って回動する回動部が備えられ、前記ステアリングシャフトと前記回動部との間に、前記ステアリングシャフトの回転を伝達する回転伝達機構が備えられ、該回転伝達機構は、弾性部材で構成され、前記中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回動部に伝達することを特徴とする。
さらにまたこの発明は、環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成された回転コネクタ装置と、前記内周筒部に挿通させて前記回転体と一体として回転するステアリングシャフトとを組み付けた回転コネクタ装置の組付構造であって、前記固定体に、前記固定側リング板の中心軸を中心として前記回転体の回転に伴って回動する回動部が備えられ、前記ステアリングシャフトと前記回動部との間に、前記ステアリングシャフトの回転を前記回転体又は前記固定体に伝達する回転伝達機構が備えられ、該回転伝達機構が、弾性部材で構成され、前記中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回動部に伝達することを特徴とする。
前記回動部は、前記中心軸を回転中心とした回転のみならず、前記中心軸を中心として枢動する部分も含むものとする。
この発明により、前記ステアリングシャフトの前記回転軸と、前記回転コネクタ装置の中心軸とが偏心している場合であっても、前記ステアリングシャフトの回転に伴って、前記固定体における前記回動部をスムーズに回動することができる。
詳述すると、前記固定体に備えられ、前記固定側リング板の中心軸を中心として前記回転体の回転に伴って回動する前記回動部と前記ステアリングシャフトとの間に前記回転伝達機構が介在するため、前記ステアリングシャフトの回転は前記回転伝達機構を介して前記回動部に対して前記中心軸を回転中心とした回転として変換され、つまり中心軸に対する回転軸の偏心を吸収し、同軸回転として伝達される。
これにより、前記ステアリングシャフトの回転軸と前記回転コネクタ装置における中心軸とが偏心している場合であっても、回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転に伴って、前記回動部を前記固定体に対してスムーズに回転させることができる。
またこの発明の態様として、前記固定体は、前記固定側リング板及び前記外周筒部を備えた第一固定体と、該第一固定体と固定されるとともに、前記回動部を有する第二固定体とで構成されるとともに、前記第二固定体に前記回動部が備えられ、前記回転伝達機構が、前記第二固定体と前記回動部との間に設けられてもよい。
前記第二固定体は、例えば前記回転コネクタ装置を設置するコンビネーションスイッチや、ターンレバーを中立位置に回動復帰させるキャンセルカム、前記ステアリングシャフトの回転角度を検知する舵角センサなどを含む。
この発明により、前記回転体の回転に伴って前記回動部をスムーズに回動することができる。したがって、例えば第二固定体をキャンセルカムとした場合ではキャンセルカムに前記ステアリングシャフトの回転を精度よく伝達できるため、ターンレバーを中立位置に精度よく復帰させたりすることができる。
またこの発明の態様として、前記第二固定体が、前記ステアリングシャフトの回転角を検知する舵角センサで構成されてもよい。
この発明により、前記ステアリングシャフトの回転角度を正確に検知することができる。したがって、例えばフロントライトの照射方向をステアリングシャフトの回転角度に合わせて変更する車種ではフロントライトを精度よく照射方向に照射できる。
またこの発明の態様として、前記回転伝達機構が、円環状に形成されるとともに、径外側に配置される外側円環部と、円環状に形成されるとともに、該外側円環部と同心の径内側に配置される内側円環部と、前記外側円環部と前記内側円環部とを連結するとともに、前記外側円環部の中心に対する前記内側円環部の中心の偏心を吸収する連結部材とで構成されてもよい。
前記連結部材は、弾性を有していればその素材は問わず、例えば樹脂製で構成されている場合や金属製で構成されている場合を含む。
また、前記連結部材は、例えば前記外側円環部の中心軸に沿って前記回転伝達機構を視た場合において、部分的に曲線状に構成された棒状体又は板状体で構成されるとともに、前記内側円環部と前記外側円環部とを一又は複数で連結する構成や、中空状の円形体や多角形体で構成されているとともに、前記内側円環部と前記外側円環部との間に一又は複数並べて前記内側円環部と前記外側円環部とを連結した構成、前記連結部材が中空状の円形体や多角形体で構成されているとともに、前記連結部材を前記内側円環部と前記外側円環部との間に配置され、かつ、前記連結部材と前記内側円環部及び前記外側円環部と別部材で連結する構成を含む。なお、前記連結部材が中空状の円形体や多角形体で構成されている場合には、前記連結部材を前記外側円環部の内周面の沿って並べる場合のみならず、適当な位置において前記連結部材を径方向に沿って配置する場合を含む。
この発明により、例えば前記内側円環部を前記ステアリングシャフトと固定し、前記外側円環部を前記回転体と固定した場合において、前記外側円環部に対する前記内側円環部の偏心を前記連結部材が吸収することができるため、前記回転体の中心軸に対して前記ステアリングシャフトの回転軸が偏心していても、前記ステアリングシャフトの回転軸を軸とした回転を、前記中心軸を軸とした回転として前記外側円環部に伝達することができる。
この発明の態様として、前記連結部材は、前記外側円環部と前記内側円環部とを放射線状に結ぶ複数の樹脂弾性材とで構成されてもよい。
この発明により、前記回転伝達機構を軽量化することができるため、前記回転コネクタ装置を軽量化することができる。また、前記回転伝達機構を金属製とするよりも製造コストを削減できる。
この発明により、ステアリングシャフトの回転軸と、回転コネクタ装置の中心軸とが偏心している場合であっても、前記固定体に対して前記回転体が滑らかに回転でき、あるいは前記固定体の一部における回動部が滑らかに回転することができる回転コネクタ装置及び回転コネクタ装置の組付構造を提供することができる。
回転コネクタ装置の概略斜視図。 回転コネクタ装置の概略分解斜視図。 偏心吸収部材の平面図。 偏心吸収部材を備えた回転コネクタ装置の説明図。 回転コネクタ装置にステアリングシャフトを組み付けた組付構造の断面図。 ステアリングシャフト及びロテータの回転の説明図。 ステアリングシャフト及びロテータの回転の説明図。 他の実施形態における回転コネクタ装置の断面図。 他の実施形態における回転コネクタ装置の分解斜視図。 他の実施形態における回転コネクタ装置にステアリングシャフトを組み付けた組付構造の断面図。
以下、回転コネクタ装置1及び回転コネクタ装置1をステアリングシャフト200に組み付けた回転コネクタ装置1の組付構造2について図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は回転コネクタ装置1の概略斜視図を示し、図2は回転コネクタ装置1の概略分解斜視図を示す。ここで、ステータ30に対するロテータ10の方向を上方とし、ステータ30に対するスリーブ20の方向を下方とする。また、図2の図面中において、回転コネクタ装置1の中心軸Cxを回転軸とした右回転方向を時計回り方向Rとし、左回転方向を反時計回り方向Lとする。
図3は回転コネクタ装置1を構成する偏心吸収部材40の平面図を示し、図4は回転コネクタ装置1の構造の説明図を示す。詳しくは、図4(a)は回転コネクタ装置1を上方から視た平面図を示し、図4(b)は図4(a)におけるA−A断面図を示す。図5は、回転コネクタ装置1をステアリングシャフト200に装着して構成される組付構造2におけるA−A断面図で示す。
なお、図4において回転コネクタ装置1の構造を明確にするためにフレキシブルフラットケーブル100を省略している。
組付構造2は、図1に示すように、ステアリングホイール300の操作による回転をステアリングギヤボックス(図示省略)に伝達するステアリングシャフト200に対して、回転コネクタ装置1を挿通させて構成されている。
このステアリングシャフト200は、上端に形成されたネジ部210と、ネジ部210とステアリングギヤボックスを連結するシャフト部220とシャフト部220を挿通させて保護するステアリングコラム230とで構成され、シャフト部220の車体側先端はステアリングギヤボックスと連結されている。
ネジ部210は、ステアリングホイールの挿通孔を貫通するとともに、回転自在に固定するための螺合部分であり、上方からステアリングホイール300を螺合により組み付けることで、ステアリングホイール300とステアリングシャフト200とを一体化する。
シャフト部220は、ネジ部210よりも拡径で中空状の円柱体であり、ステアリングホイール300の回転操作をステアリングギヤボックスに伝達するためのシャフトである。
ステアリングコラム230は、シャフト部220を回転自在に支持するとともに保護する筒状体で構成されている。
回転コネクタ装置1は、図1及び図2に示すように、ロテータ10と、ロテータ10の下方に位置してロテータ10と組み付けるスリーブ20と、ロテータ10とスリーブ20とで挟み込んで相対回転できるように組み付けたステータ30と、スリーブ20の内周側に固定された偏心吸収部材40と、ロテータ10とスリーブ20とで構成する収容空間Sに巻回されて収容されたフレキシブルフラットケーブル100(以下FFC100とする)とで構成される。
ロテータ10は、図2示すように、平面視中央部分に略円形の貫通孔を有する略環状の回転側リング板11と、回転側リング板11の内周縁から下方に向けて形成される内周筒部12とで一体に構成されており、回転側リング板11の上面には上方へ突出してコネクタとして機能するロテータ側コネクタ収容部13が設けられている。
内周筒部12は回転側リング板11の内周縁から下方に向けて延出した円筒体であり、内周筒部12の中央部分に図示しない被係合部が設けられている。また、下端側には外径側に突出したロテータ側内縁部12aが形成されている(図4参照)。
ロテータ側コネクタ収容部13は、収容空間Sに収容されたFFC100の一端に装着された接続コネクタを収容する収容部であり、ステアリングホイール300に配置されるホーンスイッチ、エアバッグユニットなどの外部機器の電気回路に接続されたケーブル(図示省略)のコネクタが外部から接続される。
このように構成されたロテータ10と組み付けられるスリーブ20は、図2に示すように、平面視中央部分において上下方向に貫通する貫通孔を有する略円筒体であり、上端面20aの内径側には、内周筒部12に設けた被係合部(図示省略)と係止可能な係合部(図示省略)が備えられ、ロテータ10とスリーブ20で上下方向から後述するステータ30を挟み込んで係合部と被係合部を係合させることで、ロテータ10をステータ30に対して回転可能にする。
また下端面20bには、後述するセンサ部63とステアリングシャフト200とで協働して舵角を検知するための検知用ピン21が、等間隔で複数本下方に向けて延出している。
ロテータ10に対して相対回転可能なステータ30は、図2に示すように、メインステータ50と舵角センサ60とで構成されている。
メインステータ50は、上面の開口した有底略円筒体であり、下面を構成する固定側リング板51と、外周面を構成する略円筒状の外周筒部52と、ステータ30から外側に突出したステータ側コネクタ収容部53とで一体に構成されている。
固定側リング板51は、外径が回転側リング板11の外周径より僅かに大きく、内径が内周筒部12の内径と略同じである円環形状をした板状体であり、底面側には後述する外周保護部62に設けた係止部(図示省略)に係止される被係止部(図示省略)が設けられている。なお、固定側リング板51の内周縁部をステータ側内縁部51aとする(図4参照)。
外周筒部52は、固定側リング板51の外周縁からは上方に立設した外周壁である。
ステータ側コネクタ収容部53は、ステータ30の所定の位置から径外側に向けて張り出した上下方向に長い直方体形状の筐体であり、FFC100の他端側を収容可能な収容部を構成している。このステータ側コネクタ収容部53は、図示しないステアリングコラムカバー内において車体側の電気回路から引き出したケーブルに接続される接続コネクタとFFC100の他端とを接続可能に構成されている。
第二固定体に対応する舵角センサ60は、上面が開口するとともにリング状の底面を有する筒状体であり、円環状の板状体で構成された底面部61と、外周壁を形成する外周保護部62とで構成され、底面部61にはロテータ10の回転に伴って回転する検知用ピン21を検知するセンサ部63を備えている。
底面部61はスリーブ20の外径よりも一回り大きな外径を有するとともに、スリーブ20の内径と略同形の内径を有する貫通孔を有する円環状の板状体である。この舵角センサ60の上面部分には、2つのセンサ部63が設けられている。なお、2つのセンサ部63は、底面部61の中心軸を対称軸として回転対称の位置に配置されている。
外周保護部62は、底面部61の外周縁から上方に向けて立設された外周壁であり、検知用ピン21の底面側に設けられた図示しない係止部と係止して固定される被係止部(図示省略)が設けられている。
底面部61に設けられたセンサ部63は、ロテータ10及びステータ30などが組付けられた回転コネクタ装置1において、検知用ピン21と対向する位置に配置された検知センサであり、検知用ピン21が通過できるように径方向周王部分に窪みが形成されている。また、センサ部63の内部に図示しない検出器が内蔵されている。また、凹部の内径側を形成する第一壁部63aには発光素子(図示省略)が設けられ、凹部の外径側を形成する第二壁部63bには受光素子(図示省略)が発光素子と対向するように設けられている。
偏心吸収部材40は、図3に示すように、中央にシャフト部220の外径と略同一の内径を有する筒状体であり、外周部分を形成する外側円環部41と、内周部分を形成する内側円環部42と、外側円環部41と内側円環部42とを連結する弾性片43とで構成される。
外側円環部41は、スリーブ20の内径と略同一の外径を有した、板厚の薄い筒状体であり、可撓性の低い樹脂で形成されている。
内側円環部42は、外側円環部41の内径側において外側円環部41と所定の間隔を隔てて配置された板厚の薄い筒状体であり、シャフト部220の外径と略同一の内径を有している。また内側円環部42は、外側円環部41と同様に、可撓性の低い樹脂で形成されている。
この外側円環部41と内側円環部42は、図3に示すように、平面視において同心となるように配置された径の異なる円筒体であり、外側円環部41及び内側円環部42の中心軸の中心として内側円環部42から外側円環部41に向けて放射線状に広がるように設けられた複数本の弾性片43で連結されている。
連結部材の具体例の一つに対応する弾性片43は、内側円環部42から外径側に向けて突出する直線部43aと、直線部43aの外径端部から時計回り方向Rに向けて湾曲した湾曲部43bとで一体構成された弾性片である。
このように構成されたロテータ10及びスリーブ20、ステータ30は、図4(a)及び図4(b)に示すように、ステータ側内縁部51aをロテータ側内縁部12aと上端面20aとで挟み込むとともに、スリーブ20に設けられた係合部(図示省略)と内周筒部12に設けた被係合部(図示省略)とを係合することにより、ステータ30に対してロテータ10及びスリーブ20が回転可能な回転コネクタ装置1を構成する。また、舵角センサ60に設けた被係止部が、スリーブ20の底面に設けられた図示しない係止部と係止されることにより、メインステータ50と舵角センサ60とが固定されている。
なお、ロテータ10がステータ30に対して時計回り方向R及び反時計回り方向Lに同回転数だけ回転できる中立状態において、ロテータ側コネクタ収容部13とステータ側コネクタ収容部53とは反対側に配置されている。また、上述のようにスリーブ20の内径には偏心吸収部材40が固定されている(図4(a)
参照)。
このようにロテータ10及びスリーブ20をステータ30に組付けた回転コネクタ装置1は、ロテータ10の回転側リング板11および内周筒部12と、ステータ30の固定側リング板51および外周筒部52とでFFC100を収容する収容空間Sを形成する(図4(b)参照)。
このFFC100は、図2に示すように、収容空間Sにおける巻回状態において径外側から径内側に向かって、4本のフラットケーブル(第1ダミーフラットケーブル、シールドフラットケーブル、伝送路フラットケーブル、及び第2ダミーフラットケーブル)を重ね合わせて構成し、ステータ30に対するロテータ10の相対回転に合わせてFFC100が時計回りR及び反時計回りLに巻き締め及び巻き戻りするように、FFC100は収容空間Sに巻回されて収容されている。
なお、本実施形態においてFFC100の枚数を4枚としているが、4枚に限定されるわけではなく、FFC100の枚数および構成は、適宜変更できる。
このように構成された回転コネクタ装置1は、図5に示すように、ロテータ10がステータ30に対して中立位置で固定されている状態で回転コネクタ装置1をステアリングシャフト200の上方から下方に向けて下すことで、ステアリングシャフト200を内周筒部12に挿通させて組付構造2とすることができる。
ここで偏心吸収部材40は、外側円環部41がスリーブ20の内径と等しい外径を有するとともに、所定の間隔を隔てた外側円環部41と内側円環部42とを弾性体である弾性片43を介して一体に構成されていることから、内側円環部42の内径側にシャフト部220を圧入させることとで、弾性片43が弾性変形してステアリングシャフト200をスリーブ20に対して一体的に固定できる。
なお、本実施形態において、偏心吸収部材40は内径がシャフト部220の外径と略同一の構成としているが、シャフト部220の回転をスリーブ20に伝達できるのであれば、例えば偏心吸収部材40の内周壁とシャフト部220の外周壁とを互いに噛み合う歯車で構成するなど、その構成は適宜変更できる。
次に、図6及び図7に基づいて、組付構造2におけるステアリングシャフト200の回転と、ステータ30に対するロテータ10の相対回転について説明する。
ここで図6及び図7は、組付構造2におけるロテータ10及びステアリングシャフト200の回転を説明する説明図を示す。
図6及び図7について詳述すると、図6(a)、図6(c)、図7(a)、及び図7(c)は、ステアリングシャフト200に回転コネクタ装置1を挿通させて組付けた組付構造2の概略平面図を示し、図6(b)、図6(d)、図7(b)、及び図7(d)は、それぞれ図6(a)、図6(c)、図7(a)、及び図7(c)における平面図に対応するA−A断面図を示している。
図6(a)及び(b)は中立位置における回転コネクタ装置1でのステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1の中心軸Cxの位置関係を示し、図6(c)及び(d)はステアリングシャフト200を時計回り方向Rに90度回転させた状態におけるステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1の中心軸Cxの位置関係を示す。
また、図7(a)及び(b)はステアリングシャフト200を時計回り方向Rに180度回転させた状態におけるステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1の中心軸Cxの位置関係を示し、図7(c)及び(d)はステアリングシャフト200を時計回り方向Rに270度回転させた状態におけるステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1の中心軸Cxの位置関係を示す。
なお、図6及び図7における平面図では、弾性片43を省略することで偏心吸収部材40の構造を簡略化している。また、回転コネクタ装置1の構造を明確にするためにフレキシブルフラットケーブル100を省略している。
組付構造2において、図6(a)に示すように、回転コネクタ装置1が中立状態、すなわち、ロテータ10がステータ30に対して時計回り方向R及び反時計回り方向Lに同回転数だけ回転できる状態において、ステアリングシャフト200の回転軸Rxは、回転コネクタ装置1の中心軸Cxに対してステータ側コネクタ収容部53側に偏心している。
この状態で回転軸Rxを回転軸としてステアリングシャフト200を時計回り方向Rに90度回転させた場合、図6(c)及び(d)に示すように、ステータ側コネクタ収容部53が図6(c)中の下方となるように回転コネクタ装置1を配置した状態において、上面側から視て中心軸Cxの左方側に回転軸Rxが配置される。
同様に、図7(a)及び(b)と図7(c)及び(d)に示すように、回転軸Rxを回転軸としてステアリングシャフト200を時計回り方向Rに180度、270度回転させた場合、それぞれ中心軸Cxの上方側に回転軸Rxが、中心軸Cxの左方側に回転軸Rx配置される。
このように、回転軸Rxは中心軸Cxに対して偏心しているため、回転軸Rxを回転軸として回転させることで、回転軸Rxは中心軸Cxを中心とした円軌道Oを描くように動くこととなる。
ここで、偏心吸収部材40は弾性片43がスリーブ20に対して固定されているとともに、弾性変形してシャフト部220と固定されているため、回転軸Rxを回転軸としたステアリングシャフト200の回転が、中心軸Cxを回転中心とした偏心吸収部材40の回転として伝達される。すなわち、偏心吸収部材40は回転軸Rxを回転中心としたステアリングシャフト200の回転を、中心軸Cxを回転中心とした回転としてスリーブ20に伝達することができる。
このため、スリーブ20の下端面20bに設けられた検知用ピン21が中心軸Cxを回転中心にスムーズに回転できるため、検知用ピン21がスムーズにセンサ部63に通過することとなる。これにより、第一壁部63aに設けた発光素子(図示省略)からの照射された光が遮光されることとなり、この光信号の変化に基づいて、センサ部63の内部に設けられた検出器がスリーブ20の回転情報を検出し、ステアリングシャフト200の回転角度を検知して、スリーブ20の舵角を精度よく検出できる。
このように環状の固定側リング板51及び固定側リング板51の外周縁に形成された円筒状の外周筒部52を備え、車体に固定されるステータ30と、環状の回転側リング板11及び回転側リング板11の内周縁に形成された円筒状の内周筒部12を備え、ステータ30と相対回転可能に組付けられたロテータ10と、ステータ30とロテータ10とで形成する収容空間Sに収容され、一方の端部がステータ30に固定され、他方の端部がロテータ10に固定される導体を有するFFC100とで構成され、内周筒部12にステアリングシャフト200が挿通するように装着される回転コネクタ装置1は、ロテータ10に、ステアリングシャフト200の回転を伝達する偏心吸収部材40が備えられ、偏心吸収部材40は、弾性部材で構成され、固定側リング板51の中心軸Cxに対して回転軸Rxが偏心したステアリングシャフト200の回転を、中心軸Cxを回転軸Rxとした回転としてロテータ10に伝達することにより、ステアリングシャフト200の回転軸Rxと、回転コネクタ装置1の中心軸Cxとが偏心している場合であっても、ステアリングシャフト200の回転に伴って、ステータ30に対してロテータ10がスムーズに回転することができる。
詳述すると、ロテータ10に偏心吸収部材40が介在するため、ステアリングシャフト200の回転は偏心吸収部材40を介してロテータ10に対して中心軸Cxを回転中心とした回転として変換され、つまり中心軸Cxに対する回転軸Rxの偏心を吸収し、同軸回転として伝達される。
これにより、ステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1における中心軸Cxとが偏心している場合であっても、偏心吸収部材40が偏心したステアリングシャフト200の回転に伴って、ロテータ10をステータ30に対してスムーズに回転させることができる。
また、偏心吸収部材40が弾性変形することにより回転軸Rxと中心軸Cxとの偏心を吸収できるため、ロテータ10が回転軸Rx側に移動すること抑制できる。すなわち、回転側リング板11と外周筒部52との間に隙間が生じたりすることを防止でき、収容空間Sなどへの異物の侵入を抑制して異音の発生や異物の噛み込み、FFC100の損傷などを防止できる。
さらにまた、ロテータ10が中心軸Cx側に移動することを防止することで、ロテータ10の回転による他の部材との干渉を防止し、異音が発生することを防止できる。
また、偏心吸収部材40が、内周筒部12の内周に設けられていることにより、ステアリングシャフト200の回転を内周筒部12に設けられた偏心吸収部材40を介してロテータ10に直接伝達でき、ステアリングシャフト200の回転に伴ってロテータ10をよりスムーズに回転させることができる。これにより例えば、ロテータ10が舵角センサやキャンセルカムと連結している場合には、精度よくロテータ10の回転を検知したり、ターンレバーを中立位置に確実に復帰させたりできる。
また、偏心吸収部材40が、円環状に形成され、径外側に配置される外側円環部41と、円環状に形成され、外側円環部41と同心の径内側に配置される内側円環部42と、外側円環部41と内側円環部42とを連結するとともに、外側円環部41の中心に対する内側円環部42の中心の偏心を吸収する弾性片43とで構成されることにより、内側円環部42と固定されるステアリングシャフト200の回転軸Rxと、外側円環部41に固定されるスリーブ20の中心軸Cxとが偏心していても、弾性片43がその偏心を吸収できる。すなわちスリーブ20の中心軸Cxに対してステアリングシャフト200の回転軸Rxが偏心していたとしても、ステアリングシャフト200の回転軸Rxを軸とした回転を、中心軸Cxを軸とした回転として外側円環部41(スリーブ20)に伝達することができる。
なお、弾性片43は、弾性を有していればその素材は問わず、本実施例のように樹脂製であってもよいし、例えばアルミやステンレスのような金属製であってもよい。
また、弾性片43は、外側円環部41と内側円環部42とを放射線状に結ぶ複数の樹脂弾性材であることより、弾性片43同士の間隔を中空状とするとことができるため、偏心吸収部材40を軽量化することができる。したがって、回転コネクタ装置1を軽量化することができる。また、偏心吸収部材40を金属製とするよりも製造コストを削減することができる。
また本実施形態では偏心吸収部材40を内周筒部12に固定しているが、例えば図8に示す他の実施形態のように、ステアリングシャフト200に取付けて固定するステアリングホイール300と連結するトルク伝達部70を回転側リング板11に設けた回転コネクタ装置1xとすることができる。
以下、回転コネクタ装置1xについて、図8に基づいて簡単に説明する。
図8は回転コネクタ装置1xにおけるA−A断面図を示す。なお、図8中の回転コネクタ装置1xにおいて回転コネクタ装置1と同じ構成については、同じ付番を付しその説明を省略する。また、ステアリングシャフト200と連結するステアリングホイール300に関しては破線で表示し、回転コネクタ装置1x及びその周辺の構造を明確にする。
回転コネクタ装置1xは、図8に示すように、ロテータ10xと、スリーブ20と、ステータ30と、偏心吸収部材40xとで構成されており、図8において図示しないFFC100がロテータ10とステータ30とで形成される収容空間Sに収容されている。
ロテータ10xは、回転側リング板11に対応する回転側リング板11xと内周筒部12とで構成されており、回転側リング板11にはロテータ側コネクタ収容部13が設けられるとともに、円環状に形成されたトルク伝達部70が設けられている。
トルク伝達部70は、回転側リング板11の上面から立設された円柱体であり、トルク伝達部70の外周面には偏心吸収部材40xが固定されている。なおトルク伝達部70は、中心軸Cxを対称軸として回転対称となる位置に配置されている。
偏心吸収部材40xは、後述する回転伝達部320に設けられた挿通部321の内径と等しい外径の外側円環部41xと、トルク伝達部70の外径と同径の内側円環部42xと、外側円環部41xと内側円環部42xとを連結する弾性片43とで構成されている。なお、偏心吸収部材40xは、内径及び外径が異なる以外は偏心吸収部材40と同じように構成されている。すなわち、偏心吸収部材40xは偏心吸収部材40を縮小した形状で構成されている。
ステアリングシャフト200と固定されるステアリングホイール300は、ステアリングシャフト200に固定される本体部310と、本体部310の下方側から突出する回転伝達部320とで構成されている。
この回転伝達部320は、ステアリングホイール300をステアリングシャフト200に固定した状態において、トルク伝達部70が立設されている位置に対応した位置に設けられており、下端側には外側円環部41xと同じ内径で構成された挿通部321が形成されている。
このステアリングホイール300を中立位置におけるステアリングシャフト200に固定した状態において、トルク伝達部70に固定された偏心吸収部材40xが挿通部321に嵌合して固定される。これにより、ステアリングホイール300の回転を偏心吸収部材40及びトルク伝達部70を介して回転側リング板11に伝達することができる。
このように、回転側リング板11xに、ステアリングシャフト200に装着されるステアリングホイール300に対して連結され、ステアリングシャフト200の回転を、ステアリングホイール300を介してロテータ10に伝達するトルク伝達部70が備えられ、偏心吸収部材40xが、トルク伝達部70とステアリングホイール300との間に介在し、中心軸Cxに対して回転軸Rxが偏心したステアリングホイール300の回転を、中心軸Cxを回転軸Rxとした回転としてロテータ10に伝達されることにより、すなわち、ステアリングシャフト200に装着されたステアリングホイール300に対して連結された偏心吸収部材40を介してトルク伝達部70が連結されているため、中心軸Cxに対してステアリングシャフト200の回転軸Rxが偏心している場合であっても、ステアリングシャフト200の回転が中心軸Cxを回転中心とした回転としてトルク伝達部70を備えたロテータ10xに伝達され、ステアリングシャフト200の回転に伴ってロテータ10xをよりスムーズに回転させることができる。このため、中心軸Cxを回転軸Rxとしてロテータ10が回転できる。
また、ステータ30は、固定側リング板51及び外周筒部52を備えたメインステータ50と、メインステータ50と固定されるとともに、ロテータ10に対して相対回転可能な舵角センサ60とで構成されることにより、舵角センサ60に対してもロテータ10をスムーズに回転させることができる。
また、舵角センサ60は、ステアリングシャフト200の回転角を検知することにより、ステアリングシャフト200の回転角度を正確に検知することができる。したがって、例えばフロントライトの照射方向をステアリングシャフト200の回転角度に合わせて変更する車種ではフロントライトを精度よく照射方向に照射できる。
また、本実施形態における回転コネクタ装置1では、偏心吸収部材40を内周筒部12に固定しているが、例えば図9及び図10に示す実施形態のように、ステータ30に対して偏心吸収部材40を設けた回転コネクタ装置1yとすることができる。
以下、回転コネクタ装置1yについて、図9及び図10に基づいて簡単に説明する。
図9は回転コネクタ装置1yの概略分解斜視図を示し、図10は回転コネクタ装置1yをステアリングシャフト200に装着させた組付構造2yにおけるA−A断面図を示す。なお、回転コネクタ装置1yにおいて回転コネクタ装置1と同じ構成については、同じ付番を付しその説明を省略する。
回転コネクタ装置1yは、図9及び図10に示すように、ロテータ10yと、ステータ30と、偏心吸収部材40と、回動部80とで構成されており、FFC100がロテータ10yとステータ30とで形成される収容空間Sに収容されている。
ロテータ10xは、ロテータ10とほぼ同様の構成であるが、固定側リング板51を内周筒部12の下端部に設けた挟持部12bで挟持することで、ロテータ10とステータ30とを相対回転可能に組付けることができる。
ステータ30を構成する舵角センサ60yは、回動部80を内部に備える舵角センサであり、センサ部63yが外周保護部62の内周面側と対向して2つ設けられていることを除けば舵角センサ60と同じ構成である。なお、第一壁部63aは上方側に、第二壁部63bは下方側に設けられている。
回動部80は内径が偏心吸収部材40の外径と等しい円筒体であり、内部に偏心吸収部材40を固定することができる。また、回動部80外周壁から外形方向に検知凸部81が複数本等間隔で突出している。この検知凸部81は、第一壁部63aと第二壁部63bとの間を通過可能に構成されている。
このように構成された回転コネクタ装置1yは、ロテータ10とステータ30とを相対回転可能に組付けるとともに、スリーブ20の底面に設けられた図示しない係止部が舵角センサ60に設けた被係止部(図示省略)に係止されることで、メインステータ50と舵角センサ60とが固定されている。
この舵角センサ60の内部に備えられた回動部80には、中央をステアリングシャフト200(シャフト部220)が挿通される偏心吸収部材40が固定されるとともに、回動部80の検知凸部81がセンサ部63を挿通するように配置されている。
このように構成された回転コネクタ装置1yはステアリングシャフト200に組み付けることで(すなわち組付構造2yは)、ステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1yの中心軸Cxとが偏心している場合であっても、ステアリングシャフト200が挿通される偏心吸収部材40を介してステアリングシャフト200の回転を、中心軸Cxを回転軸とした回転として回動部80にスムーズに伝達することができる。
このように、環状の固定側リング板51及び固定側リング板51の外周縁に形成された円筒状の外周筒部52を備え、車体に固定されるステータ30と、環状の回転側リング板11y及び回転側リング板11yの内周縁に形成された円筒状の内周筒部12を備え、ステータ30と相対回転可能に組付けられたロテータ10yと、ステータ30とロテータ10とで形成する収容空間Sに収容され、一方の端部がステータ30に固定され、他方の端部がロテータ10yに固定される導体を有するFFC100とで構成され、内周筒部12にステアリングシャフト200が挿通するように装着される回転コネクタ装置1yであって、ステータ30に、固定側リング板51の中心軸Cxを回転中心としてロテータ10の回転に伴って回動する回動部80が備えられ、ステアリングシャフト200と回動部80との間に、ステアリングシャフト200の回転を伝達する偏心吸収部材40が備えられ、偏心吸収部材40は、弾性部材で構成され、中心軸Cxに対して回転軸Rxが偏心したステアリングシャフト200の回転を、中心軸Cxを回転軸Rxとした回転として回動部80に伝達することにより、ステアリングシャフト200の回転軸Rxと、回転コネクタ装置1の中心軸Cxとが偏心している場合であっても、ステアリングシャフト200の回転に伴って、ステータ30における回動部80がスムーズに回動することができる。
詳述すると、ステータ30に備えられ、固定側リング板51の中心軸Cxを回転中心としてロテータ10yの回転に伴って回動する回動部80とステアリングシャフト200との間に偏心吸収部材40が介在するため、ステアリングシャフト200の回転は偏心吸収部材40を介して回動部80に対して中心軸Cxを回転中心とした回転として変換され、つまり中心軸Cxに対する回転軸Rxの偏心を吸収し、同軸回転として伝達される。
これにより、ステアリングシャフト200の回転軸Rxと回転コネクタ装置1yにおける中心軸Cxとが偏心している場合であっても、回転軸Rxが偏心したステアリングシャフト200の回転に伴って、回動部80をステータ30に対してスムーズに回転させることができる。
また、ステータ30は、固定側リング板51及び外周筒部52を備えたメインステータ50と、メインステータ50と固定されるとともに、回動部80を有する舵角センサ60yとで構成されるとともに、舵角センサ60yに回動部80が備えられ、偏心吸収部材40が、ロテータ10と回動部80との間に設けられることにより、ロテータ10の回転に伴って回動部80をスムーズに回動することができる。
また、舵角センサ60yが、ステアリングシャフト200の回転角を検知するように構成されていることにより、ステアリングシャフト200の回転角度を正確に検知することができる。したがって、例えばフロントライトの照射方向をステアリングシャフト200の回転角度に合わせて変更する車種ではフロントライトを精度よく照射方向に照射できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
固定体は、ステータ30に対応し、
回転体は、ロテータ10に対応し、
回転伝達機構は、偏心吸収部材40に対応し、
第一固定体は、メインステータ50に対応し、
第二固定体は、舵角センサ60に対応し、
連結部材及び樹脂弾性材は、弾性片43に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
上述の回転コネクタ装置1x、1yにおける構成は、回転軸Rxを回転軸としたステアリングシャフト200の回転をロテータ10に精度よく伝達し、ロテータ10をスムーズに回転させる場合や、舵角センサ60などに回転を伝達する効果を奏するのであれば、適宜組み合わせることができる。
例えば、回転コネクタ装置1及び回転コネクタ装置1xにおけるロテータ10は、スリーブ20と協働してステータ30に対して回転可能に組付ける構成としているが、ロテータ10yで示すように、環状の回転側リング板11および回転側リング板11の内周縁に形成された円筒状の回転側内周筒部で構成するロテータのみの構成としてもよい。
またステータ30は、固定側リング板51及び固定側リング板51の外周縁に形成された円筒状の外周筒部52を備え、車体に固定するステータとしているが、ステータに組み付けた舵角センサを含めた構成やコンビネーションスイッチなどの車体の一部品を含む構成としてもよい。
また偏心吸収部材40は、外側円環部41と内側円環部42と弾性片43とで構成されているが、必ずしもこの構成である必要はなく、例えば偏心吸収部材40の代わりの弾性部材としては、弾性を有するゴムなどの樹脂や、バネ材、金属板などを折り曲げるなどの形状を変化させ弾性を持たせた弾性部材、弾性部材と非弾性部材とを組み合わせた構成としてもよい。
また弾性片43の形状や構成を適宜変更しても構わない。
さらにまた、弾性片43は、偏心吸収部材40を中心軸Cxに沿って視た場合において、部分的に曲線状に構成された湾曲部43bと直線状に構成された直線部43aとで構成されているが、例えば、弾性片43を中空状の円形状や多角形状の弾性部で構成し、複数の弾性部を外側円環部41と内側円環部42との間に配置して連結する構成でもよく、また、上述の弾性部及び他の部材を介して外側円環部41と内側円環部42とを連結する構成でもよい。
また、上述の弾性部は、外側円環部41の内周面及び内側円環部42の外周面に沿って並べて配置してもよく、適当な位置において径方向に沿って配置してもよい。
また舵角センサ60は、舵角センサとしているが、これに限定されず、例えば回転コネクタ装置1を設置するコンビネーションスイッチや、ターンレバーを中立位置に回動復帰させるキャンセルカムなどとしてもよい。
また舵角センサ60を代わりに、例えばキャンセルカムとした場合、キャンセルカムにステアリングシャフト200の回転を精度よく伝達できるため、ターンレバーを中立位置に精度よく復帰させることができる。
1、1x、1y 回転コネクタ装置
2 組付け構造
10 ロテータ
11 回転側リング板
12 内周筒部
30 ステータ
40 偏心吸収部材
41 外側円環部
42 内側円環部
43 弾性片
50 メインステータ
51 固定側リング板
52 外周筒部
60 舵角センサ
70 トルク伝達部
80 回動部
100 FFC
200 ステアリングシャフト
S 収容空間

Claims (12)

  1. 環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、
    環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、
    前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成され、
    前記内周筒部にステアリングシャフトが挿通するように装着される回転コネクタ装置であって、
    前記回転体に、前記ステアリングシャフトの回転を伝達する回転伝達機構が備えられ、
    該回転伝達機構は、弾性部材で構成され、前記固定側リング板の中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回転体に伝達する
    回転コネクタ装置。
  2. 前記回転伝達機構が、前記内周筒部の内周に設けられた
    請求項1に記載の回転コネクタ装置。
  3. 前記回転側リング板に、前記ステアリングシャフトに装着されるステアリングホイールに対して連結され、前記ステアリングシャフトの回転を、前記ステアリングホイールを介して前記回転体に伝達するトルク伝達部が備えられ、
    前記回転伝達機構が、
    前記トルク伝達部と前記ステアリングホイールとの間に介在し、前記中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングホイールの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回転体に伝達する
    請求項1に記載の回転コネクタ装置。
  4. 前記固定体は、
    前記固定側リング板及び前記外周筒部を備えた第一固定体と、
    該第一固定体と固定されるとともに、前記回転体に対して相対回転可能な第二固定体とで構成された
    請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載の回転コネクタ装置。
  5. 前記第二固定体が、前記ステアリングシャフトの回転角を検知する舵角センサで構成された
    請求項4に記載の回転コネクタ装置。
  6. 環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、
    環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、
    前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成され、
    前記内周筒部にステアリングシャフトが挿通するように装着される回転コネクタ装置であって、
    前記固定体に、前記固定側リング板の中心軸を中心として前記回転体の回転に伴って回動する回動部が備えられ、
    前記ステアリングシャフトと前記回動部との間に、前記ステアリングシャフトの回転を伝達する回転伝達機構が備えられ、
    該回転伝達機構は、弾性部材で構成され、前記中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回動部に伝達する
    回転コネクタ装置。
  7. 前記固定体は、
    前記固定側リング板及び前記外周筒部を備えた第一固定体と、
    該第一固定体と固定されるとともに、前記回動部を有する第二固定体とで構成されるとともに、前記第二固定体に前記回動部が備えられ、
    前記回転伝達機構が、前記第二固定体と前記回動部との間に設けられた
    請求項6に記載の回転コネクタ装置。
  8. 前記第二固定体が、前記ステアリングシャフトの回転角を検知する舵角センサで構成された
    請求項7に記載の回転コネクタ装置。
  9. 前記回転伝達機構が、
    円環状に形成されるとともに、径外側に配置される外側円環部と、
    円環状に形成されるとともに、該外側円環部と同心の径内側に配置される内側円環部と、
    前記外側円環部と前記内側円環部とを連結するとともに、前記外側円環部の中心に対する前記内側円環部の中心の偏心を吸収する連結部材とで構成された
    請求項1乃至請求項8のうちのいずれかに記載の回転コネクタ装置。
  10. 前記連結部材は
    前記外側円環部と前記内側円環部とを放射線状に結ぶ複数の樹脂弾性材とで構成された
    請求項9に記載の回転コネクタ装置。
  11. 環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、
    環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、
    前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成された回転コネクタ装置と、
    前記内周筒部に挿通させて前記回転体と一体として回転するステアリングシャフトとを組み付けた回転コネクタ装置の組付構造であって、
    前記回転体に、前記ステアリングシャフトの回転を伝達する回転伝達機構が備えられ、
    該回転伝達機構は、弾性部材で構成され、前記固定側リング板の中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回転体に伝達する
    回転コネクタ装置の組付構造。
  12. 環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部を備え、車体に固定される固定体と、
    環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部を備え、前記固定体と相対回転可能に組付けられた回転体と、
    前記固定体と前記回転体とで形成する収容空間に収容され、一方の端部が前記固定体に固定され、他方の端部が前記回転体に固定される導体を有するフレキシブルフラットケーブとで構成された回転コネクタ装置と、
    前記内周筒部に挿通させて前記回転体と一体として回転するステアリングシャフトとを組み付けた回転コネクタ装置の組付構造であって、
    前記固定体に、前記固定側リング板の中心軸を中心として前記回転体の回転に伴って回動する回動部が備えられ、
    前記ステアリングシャフトと前記回動部との間に、前記ステアリングシャフトの回転を前記回転体又は前記固定体に伝達する回転伝達機構が備えられ、
    該回転伝達機構が、弾性部材で構成され、
    前記中心軸に対して回転軸が偏心した前記ステアリングシャフトの回転を、前記中心軸を回転軸とした回転として前記回動部に伝達する
    回転コネクタ装置の組付構造。
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