JP2019120174A - Egr付エンジン - Google Patents

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【課題】エンジンケースの構造やEGRパイプの取り直しなど総合的に見直して工夫することにより、EGRパイプが冷却され易く、かつ、エンジン長の増大も抑制可能となるように改善されたEGR付エンジンを提供する。【解決手段】EGRガスgを吸気経路5に導くためのEGRパイプ6が、エンジンケースk内の冷却水路wに臨む状態でエンジンケースkを通して配管され、EGRパイプ6の周長又は表面積を増大させてなる冷却促進手段Dが設けられているEGR付エンジン。冷却促進手段Dは、EGRパイプ6に異形パイプ8Aを用いることにより構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、排気再循環であるEGR(Exhaust Gas Recirculation)を備えたディーゼルエンジンなど、EGR付エンジンに関するものである。
EGR付エンジンにおいては、排気ガス中の窒素酸化物の低減や部分負荷時の燃費向上のために、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気マニホルドなどの吸気経路に戻して再度吸入させている。このEGR付エンジンとしては、特許文献1において開示されたものなどが知られている。
従来のEGR付エンジンでは、EGRガスを流すEGRパイプを、エンジンケースにおけるシリンダヘッドの横外方を迂回させて吸気側に配管させる構造が採られていた。特許文献1のものでは、その図3に示されるように、排気マニホルド(13)と吸気マニホルド(14)とを連通するEGRパイプ(15)は、シリンダヘッド(12)の横外方を通して迂回配管されている。
特開2014−190171号公報 特開2010−236397号公報
従来のEGR付エンジンは、高温になるEGRパイプがエンジンの横外方を通して配管されるため、エンジン全長が長くなる不利があった。EGRパイプは高温になるので、周囲に放熱用の隙間を確保することからも、寸法増が避けられない。また、エンジンレイアウトの都合により、EGRパイプはエンジンのフライホイール側の横外方に通されるため、冷却風による空冷作用を享受し難い不利もあった。
とりわけ、特許文献2において開示されるエンジンのように、直列多気筒エンジンのフライホイール側の横外方にEGRパイプより嵩張るEGRクーラ(15)が配置されている構造では、前述の各不利がさらに顕著になるものであった。
本発明の目的は、エンジンケースの構造やEGRパイプの取り直しなど総合的に見直して工夫することにより、EGRパイプが冷却され易く、かつ、エンジン長の増大も抑制可能となるように改善されたEGR付エンジンを提供する点にある。
本発明は、EGR付エンジンにおいて、
EGRガスgを吸気経路5に導くためのEGRパイプ6が、エンジンケースk内の冷却水路wに臨む状態で前記エンジンケースkを通して配管され、
前記EGRパイプ6の周長又は表面積を増大させてなる冷却促進手段Dが設けられていることを特徴とする。
第2の本発明は、本発明のEGR付エンジンにおいて、
前記冷却促進手段Dは、前記EGRパイプ6に異形パイプ8Aを用いることにより構成されていることを特徴とする。
第3の本発明は、第2の本発明のEGR付エンジンにおいて、
前記異形パイプ8Aは、断面形状が花弁形状を呈するものに形成されていることを特徴とする。
第4の本発明は、第2の本発明のEGR付エンジンにおいて、
前記異形パイプ8Aは、断面形状が前記冷却水路wの側に突出する張出し部22を有するものに形成されていることを特徴とする。
第5の本発明は、本発明のEGR付エンジンにおいて、
前記冷却促進手段Dは、配列された複数のパイプ24又は外パイプ8内に複数の内パイプ23が内蔵されてなる複合パイプ8Bを設けてなる前記EGRパイプ6により構成されていることを特徴とする。
第6の本発明は、本発明〜第5の本発明のいずれかのEGR付エンジンにおいて、
前記エンジンケースkの端部であるケース端部2Aが部分的に外方に膨出されており、前記ケース端部2Aの外方への膨出部分7に前記EGRパイプ6が通されていることを特徴とする。
第7の本発明は、本発明〜第6の本発明のいずれかのEGR付エンジンにおいて、
前記エンジンケースkはシリンダヘッド2であることを特徴とする。
本発明によれば、EGRパイプをエンジンケース内部を通してあるので、外部に配管する場合に比べてエンジン長を短くすることができる。そして、EGRパイプはエンジンケース内の冷却水路に臨んでいるから、冷却水によるEGRパイプの冷却が可能となり、高温となるEGRパイプを既存の設備を用いて効率良く冷却できるようになる。
加えて、冷却促進手段によってEGRパイプの周長又は表面積を増大させてあるので、パイプ内を流れるEGRガスや冷却水とEGRパイプとの接触面積や熱伝導容積が増えるようになり、EGRパイプ、ひいてはEGRガスの冷却作用が促進され、より効率よく冷却することが可能になる。
その結果、エンジンケースの構造やEGRパイプの取り直しなど総合的に見直して工夫することにより、EGRパイプがより効率よく冷却されようにしながら、エンジン長の増大も抑制可能となるように改善されたEGR付エンジンを提供することができる。
EGRパイプ付近の構造を示すシリンダヘッド端部の横断断面図 EGRパイプ付近の構造を示すシリンダヘッド端部の縦断断面図 EGRパイプを示す側面図 EGRパイプの各部を示し、(a)図3の矢視Xによる正面図、(b)は図3のY−Y線での断面図 シリンダヘッド端部の断面構造を横方向から示す概略図 EGRパイプを備えるシリンダヘッド端部を示す概略の斜視図 EGRパイプの別断面形状を示し、(a)は5溝形、(b)は3溝形、(c)は五星形 EGRパイプの別断面形状を示し、(a)は六星形、(b)は八星角形、(c)は一部突出形 冷却促進手段の別構造を示し、(a)はパイプインパイプ構造、(b)は複数パイプ構造
以下に、本発明によるEGR付エンジンの実施の形態を、産業用エンジンの場合について、図面を参照しながら説明する。なお、エンジンケースkとは、シリンダヘッド2やシリンダ部1Aなどを含む概念である。また、エンジンケースkの排気マニホルド4側を左、吸気マニホルド5側を右とする。
図6に示されるように、立形の産業用エンジンEにおいて、シリンダブロック1の上部であるシリンダ部1Aの上にシリンダヘッド2が組付けられ、シリンダヘッド2の上にシリンダヘッドカバー3が組付けられている。シリンダヘッド2の左右の一端側には排気マニホルド4が組付けられ、他端側には吸気マニホルド5が組付けられている。
この産業用エンジンEでは、排ガスの一部をEGRガスとして吸気経路に戻すEGR装置Aが装備されている。図6に示されるように、EGR装置Aは、排気マニホルド4と吸気マニホルド5とを連通させる管路であるEGRパイプ6と、EGRパイプを冷却可能なEGR冷却機構rと、を有して構成されている。
EGRパイプ6は、エンジンケースkの一例であるシリンダヘッド2の内部を通して配管されている。シリンダヘッド2の前後の端部であるケース端部2Aには、EGRパイプ6を内蔵するため、外方に膨らんだ膨出ケース部(膨出部分の一例)7が形成されている。なお、図6において、4Aは、排気マニホルド4の一部であって排気マニホルド4をシリンダヘッド2にボルト止めするための取付ベースである。
図1〜図3に示されるように、一例としてのEGRパイプ6は、本体パイプ6Aと、本体パイプ6Aに固着されている取付フランジ6Bとを有して構成されている。
本体パイプ6Aは、基本パイプ部8と、その基端側に形成される径が若干絞られた細径部9と、基本パイプ部8と細径部9との間に形成されるテーパ管部10とを備えている。基本パイプ部8は、その長手方向の両端部を除いた大部分が複雑な断面形状の異形管部8Aに形成されている。なお、EGRパイプ6が一般的なパイプで形成されてもよい。
図3、図4(a)に示されるように、異形管部8Aは、外周面を大きく凹ませてパイプ軸心P方向に延びる帯状の深溝部11が、周方向の複数個所(6箇所)に形成されて部分である。長さの長い深溝部11により、単純な円径のパイプに比べて、EGRパイプ6としての表面積を大きく増大させることができる。
深溝部11は、溝底面11aと、左右一対の溝側面11b、11bとを有しており、基本パイプ部8の径の約半分の径を持つ溝底面11aまで一定の溝幅dで凹まされている。
図3、図4(b)に示されるように、取付フランジ6Bは、6箇所の取付孔12a,12aを外周部に備える厚板製の本体フランジ12で形成されており、溶着などにより本体パイプ6Aの基本パイプ部8における開放側の端部に一体化されている。取付フランジ6Bは、図3に示されるように、基本パイプ部8の端から若干内側に寄った箇所に取り付けられている。本体パイプ6A及び取付フランジ6Bは、比熱が小さく熱伝導性に優れて高強度のアルミ合金製が望ましいが、その他の金属製でもよい。アルミ合金製では、SUS材と同等の耐食性を有しながらSUS材よりも安価であるという利点もある。
図1、図2、図5に示されるように、EGRパイプ6はシリンダヘッド2の膨出ケース部7の内部を通して配管されており、EGRパイプ6における膨出ケース部7内に収容されている殆どの部分は、シリンダヘッド2の内部の
路wに臨む状態で設けられている。なお、膨出ケース部7は、ケース端部2Aの下部(部分的の一例)に外方に半円弧状(図5を参照)に膨出させることで形成されている。
EGRパイプ6は、例えば、シリンダヘッド2の吸気マニホルド5側の側壁(右側壁)2Bに形成されている装着孔19より挿入されて、細径部9がシリンダヘッド2の排気マニホルド4側の側壁(左側壁)2Cに形成されている円孔であるガス取込口15に圧入又は密着内嵌され、かつ、取付フランジ6Bが2本のボルト(図示省略)によりシリンダヘッド2の吸気マニホルド側の側面2aに取り付けられている。この場合、装着孔19の径はガス取込口15の径より少し大きい。
図1、図2、図5に示されるように、シリンダヘッド2内の冷却水路wは、シリンダヘッド2の下部に位置する下部水路w1、上部に位置する上部水路w2、及び端部に位置する端部水路w3を有するとともに、膨出ケース部7内におけるEGRパイプ6の外周側に形成される外周水路w4を有している。外周水路w4の存在により、冷却水路wはEGRパイプ6を囲繞する状態に形成されている。つまり、EGRパイプ6が冷却水路に臨む状態で設けられることでEGR冷却機構rが構成されている。
図6に示されるように、EGR装置Aにより、燃焼室(図示省略)からの排気ガスGは、シリンダヘッド2の排気出口13から排気マニホルド4内に放出され、その一部がEGRガスgとなって出口孔14からシリンダヘッド2のガス取込口15(図1,2を参照)に入り、それからEGRパイプ6を通って吸気マニホルド5内に還元される。EGRパイプ6のシリンダヘッド2内部分とは、図1などからは、基本パイプ部8、テーパ管部10、及び細径部9の一部であるが、主に基本パイプ部8である。
EGRパイプ6は膨出ケース部7に収容されているので、EGRパイプが別のものとしてシリンダヘッドの横外に配管されている従来のEGR装置に比べて、シリンダヘッド2の横外方への張出し量を軽減(抑制)させることができる。加えて、膨出ケース部7内にけるEGRパイプ6の張出し側の外周にも外周水路w4が存在しているので、図1,5に示されるように、この外周水路w4、端部水路w3、下部水路w1を流れる冷却水20によって冷やされEGRクーラの機能を、効率よく発揮させることが可能になる。
従って、シリンダヘッド2を少し膨らましてEGRパイプを内蔵させるという構造工夫によるEGR装置A及びEGR冷却機構rにより、既存の冷却水20を有効利用してEGRガスgを冷却しながらも、エンジンとしての横方向への嵩張りを低減できるEGR付エンジンEが実現できている。EGRパイプ6において効果的に冷却できるので、外付けEGRクーラ(図示省略)を不要に又は小型化することが可能となる利点もある。
図1,2、及び図5に示されるように、冷却水路wにおけるEGRパイプ6の径外側部位に冷却水20を導き案内するガイド部16(図1,2では実線で、図5では仮想線で示す)が設けられている構成とすれば好都合である。ガイド部16は、EGRパイプ6の下方において下部水路w1へ突出するように形成されるガイド本体17と、EGRパイプ6を半周で囲繞するように外周水路w4半分へ突出するように形成される周ガイド部18とを備えて構成されている。なおガイド部16はガイド本体17のみ有する構成でもよく、また、鋳抜きより形成されるものでもよい。
ガイド部16を設けたことにより、冷却水路wを流れる冷却水20が外周水路w4に流れ込むことが促進されるようになり、殆どコストアップのない経済的な手段(ガイド部16)でありながら、冷却水によるEGRパイプ6(EGRガスg)の水冷作用を高めることができる利点がある。
また、図1に示されるように、シリンダブロック1の冷却水路(図示省略)からの冷却水は、左右の水路2L,2Rからシリンダヘッド2内の下部水路w1に送られてくる。従って、左の水路2Lと右の水路2Rの間に位置するガイド部16により、左右の水路2L,2Rからの冷却水が互いに衝突して干渉することなく円滑に外周水路w4へ分けて効率よく案内する、という好ましい作用効果も発揮される。
〔冷却促進手段について〕
図1〜図4に示されるEGRパイプ6の基本パイプ部8は、6箇所の深溝部11を備えた6溝形の断面形状を有する異形管部(異形パイプの一例)8Aに形成されている。この異形管部8Aにより、一般的なパイプである円形断面の基本パイプ部8に比べて、EGRパイプ6としての周長又は表面積が明確に増大されており、それによって冷却促進手段Dが構成されている。
つまり、パイプとしての周長や表面積が円形パイプに比べ増やされているので、EGRガスgと異形管部8A及び異形管部8Aと冷却水20との接触面積や接触時間が増えるので、その増加分によってより一層冷却されるようになる。EGRパイプ6に異形管部8Aを設けるだけの簡単で、かつ、周囲部品などの改造が一切不要としながら、EGRパイプ6をより効率よく冷却できるという合理的な手段、即ち冷却促進手段Dを提供することができている。
〔実施形態2〜9の冷却促進手段について〕
EGRパイプ6の異形管部8Aの断面形状としては、図7、図8に示されるものでもよく、これらは実施形態2〜7の冷却促進手段Dである。
〔実施形態2の冷却促進手段〕
図7(a)に示されるように、図3に示す深溝部11が、軸心P周りの均等角度ごとに5箇所形成された5溝形の異形管部8Aを有するEGRパイプ6による冷却促進手段Dである。
〔実施形態3の冷却促進手段〕
図7(b)に示されるように、図3に示す深溝部11が、軸心P周りの均等角度ごとに3箇所形成された3溝形の異形管部8Aを有するEGRパイプ6による冷却促進手段Dである。
〔実施形態4の冷却促進手段〕
図7(c)に示されるように、パイプ周壁を円弧状に凹入してなる凹入壁部21が、軸心P周りの均等角度ごとに5箇所形成された五星形(花弁形状)の異形管部8Aを有するEGRパイプ6による冷却促進手段Dである。
〔実施形態5の冷却促進手段〕
図8(a)に示されるように、パイプ周壁を円弧状に凹入してなる凹入壁部21が、軸心P周りの均等角度ごとに6箇所形成された六星形(花弁形状)の異形管部8Aを有するEGRパイプ6による冷却促進手段Dである。
〔実施形態6の冷却促進手段〕
図8(b)に示されるように、パイプ周壁を円弧状に凹入してなる凹入壁部21が、軸心P周りの均等角度ごとに8箇所形成された八星形(花弁形状)の異形管部8Aを有するEGRパイプ6による冷却促進手段Dである。
〔実施形態7の冷却促進手段〕
図8(c)に示されるように、断面形状が冷却水路wの側に突出する張出し部22を一つ有する異形管部8Aを持つEGRパイプ6による冷却促進手段Dである。張出し部22はパイプ断面の下側の端部が外周水路w4側(後側)ではなく、端部水路w3側(前側)に突き出た形状の箇所であり、冷却水20と触れる面積が円形パイプに比べて増大されたEGRパイプ6である。
実施形態7の冷却促進手段Dによれば、図8(c)に示されるように、張出し部22が、シリンダヘッド2下部の水孔2L(2R)からの下部水路w1に来る冷却水20を、外周水路w4へ導き案内するガイドとしても機能するようになる。従って、外周水路w4でのEGRパイプ6の冷却作用が促進又は強化される効果を奏することができる。
〔実施形態8の冷却促進手段〕
図9(a)に示されるように、冷却促進手段Dは、大径で一つの外パイプ8内に小径で内数の内パイプ23が内蔵されてなるパイプインパイプ形の複合パイプ8Bを設けてなるEGRパイプにより構成されている。複数の内パイプ23どうし及び内パイプ23と外パイプ(基本パイプ部)8とのそれぞれは接触する状態に構成されており、外パイプ8と複数の内パイプ23とは互いに効率よく熱伝導されるようになっている
故に、複合パイプ8Bにおいては、最外側の内パイプ23内を流れるEGRガスgは、接触する外パイプ8から冷却水20に迅速に放熱されるとともに、最内側の内パイプ23内を流れるEGRガスgの熱は、隣り合う内パイプ23及び外パイプ8を経て冷却されるようになる。従って、単一の円形パイプの中をEGRガスが流れる場合に比べて、熱伝導率に優れるので効率良く冷却されるようになる利点がある。
〔実施形態9の冷却促進手段〕
図9(b)に示されるように、冷却促進手段Dは、配列された複数の小パイプ24,24によりEGRパイプ6とすることで構成されている。2つの小パイプ24,24とすれば、一つのパイプに比べて、断面積を同じとした場合、表面積(又は周長)は√2倍(約1.41倍)大きくなるから、その分冷却性能が向上する。小パイプ24が3つでは√3倍(約1.73倍)になり、小パイプ24が4つでは√4倍、即ち2倍に増える。
〔その他の実施例〕
異形管部8Aの断面形状は、実施形態1〜9の他、種々の変更設定が可能である。
2 シリンダヘッド
2A ケース端部
6 EGRパイプ
7 膨出部分
8A 異形パイプ
8B 複合パイプ
22 張出し部
23 内パイプ
24 パイプ
D 冷却促進手段
g EGRガス
k エンジンケース
w 冷却水路

Claims (7)

  1. EGRガスを吸気経路に導くためのEGRパイプが、エンジンケース内の冷却水路に臨む状態で前記エンジンケースを通して配管され、
    前記EGRパイプの周長又は表面積を増大させてなる冷却促進手段が設けられているEGR付エンジン。
  2. 前記冷却促進手段は、前記EGRパイプとして異形パイプを用いることにより構成されている請求項1に記載のEGR付エンジン。
  3. 前記異形パイプは、断面形状が花弁形状を呈するものに形成されている請求項2に記載のEGR付エンジン。
  4. 前記異形パイプは、断面形状が前記冷却水路の側に突出する張出し部を有するものに形成されている請求項2に記載のEGR付エンジン。
  5. 前記冷却促進手段は、配列された複数のパイプ又は外パイプ内に複数の内パイプが内蔵されてなる複合パイプを設けてなる前記EGRパイプにより構成されている請求項1に記載のEGR付エンジン。
  6. 前記エンジンケースの端部であるケース端部が部分的に外方に膨出されており、前記ケース端部の外方への膨出部分に前記EGRパイプが通されている請求項1〜5の何れか一項に記載のEGR付エンジン。
  7. 前記エンジンケースはシリンダヘッドである請求項1〜6の何れか一項に記載のEGR付エンジン。
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