JP2017008923A - シリンダヘッドの排気還流構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この排気還流構造は、シリンダヘッドのウォータジャケットの内部に設置される熱交換器用偏平伝熱管を有し、熱交換器用偏平伝熱管が、EGRパイプの他端に連通される排気ガス流入端部と、EGRバルブに連通される排気ガス流出端部とを備えている。
これにより、熱交換器用偏平伝熱管をシリンダヘッドに鋳込む作業が必要となり、シリンダヘッドの製造作業が面倒になる上に、シリンダヘッドの製造コストが増大してしまう。
図1〜図20は、本発明に係る一実施の形態のシリンダヘッドの排気還流構造を示す図である。なお、図1〜図20において、上下左右方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
図1、図2において、車両には内燃機関としてのエンジン1が搭載されている。図1において、エンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に設けられたシリンダヘッド3と、シリンダヘッド3の上部に設けられたシリンダヘッドカバー4とを備えている。
このため、分岐通路11は、EGRガスが流れるEGR通路7、9から外れた位置に設置されることになる。
シリンダヘッド3に排気還流構造を形成するには、シリンダヘッド3の他側面3bにおいて、EGR通路7の下流端7b側からドリル等の工具によってEGR通路7に連通する位置まで穴開け加工を行うことで、EGR通路7を形成する。
また、内筒部材13が、EGR通路7の内周部7cと内筒部材13の外周部との間に外周側EGR通路14を形成するとともに、内筒部材13の内部に内周側EGR通路15を形成する。
これにより、シリンダヘッド3に穴開け加工を施してEGR通路7、9を形成した後、EGR通路7に内筒部材13を挿入するだけの作業によってシリンダヘッド3に排気還流構造を形成できる。このため、シリンダヘッド3の外部にEGRクーラを追加する必要が無く、エンジン1の製造コストを低減できる。
これにより、穴開けによる簡単な作業でシリンダヘッド3に排気還流構造を形成でき、エンジン1の製造コストをより効果的に低減できる。
内筒部材13の山部13Aの頂点13aをEGR通路7の内周部7cに接触させている。
これにより、高温のEGRガスと低温の冷却水とによって内筒部材13が熱膨張と縮小を繰り返した場合であっても、従来の固定方法に比べて内筒部材13に大きな応力が加わることがなく、内筒部材13をシリンダヘッド3に安定して固定できる。このため、EGR通路7に排気還流構造を設けた場合であっても、排気還流構造の信頼性を確保しつつ、EGRガスの冷却を安定して行うことができる。
これにより、分岐通路11に滞留するEGRガスを冷却水によって冷却することができ、EGRガスの冷却性能を向上できる。
は、内筒部材25の延びる方向の中心軸(車両の前後方向に延びる中心軸)に対して直交する方向の断面形状が、山部25Aと山部25Aの間に位置する谷部25Bとが円周方向において交互に繰り返す多葉形状に形成されており、山部25Aの径は、内筒部材25の延びる方向に亙って同一径に形成されている。
図16において、EGR通路7には内筒部材31が挿入されている。図17、図18において、内筒部材31は、内筒部材31の延びる方向の中心軸O(図17参照)に対して直交する方向の断面形状を、山部32Aと、隣り合う山部32Aの間に位置する谷部32Bと、が円周方向において交互に繰り返す複数のフィン部32を有する多葉形状に形成されている。
内筒部材31をシリンダヘッド3に取付けるには、EGR通路7の下流端7bから分岐通路11を通してEGR通路7に内筒部材31を挿入する。このとき、内筒部材31には棒状部材33が取付けられていないので、山部33AとEGR通路7の内周部7cとは微小な隙間を介して離隔するか、低い圧力で接触しながら、内筒部材31がEGR通路7に挿入される。
痕跡は、内筒部材31をEGR通路7に圧入する際に、内筒部材31によってEGR通路7の内周部7cに形成される凹状の引っ掻き傷であり、内筒部材31の圧入方向に沿って形成される可能性がある。
これにより、EGR通路7の周囲を取り囲むようにウォータジャケット12を形成する必要がないので、シリンダヘッド3の小型化を図ることができる。
Claims (9)
- 冷却水が流れるウォータジャケット、排気ガスを排出する排気部および吸入空気が導入される吸気部を有するシリンダヘッドに設けられた排気還流構造であって、
前記シリンダヘッドに形成され、前記排気部と前記吸気部とを連通するEGR通路と、
前記EGR通路の内周部に外周部の少なくとも一部が接触するように前記EGR通路に挿入され、前記EGR通路の内周部との間で熱交換を行う内筒部材とを備え、
前記EGR通路は、前記EGR通路の内周部と前記内筒部材の外周部との間に形成された外周側EGR通路と前記内筒部材の内部に形成された内周側EGR通路とを含んで構成され、
前記ウォータジャケットが、EGR通路に隣接するように前記シリンダヘッドに形成されていることを特徴とするシリンダヘッドの排気還流構造。 - 前記排気部が前記シリンダヘッドの一側面側に形成されるとともに、前記吸気部が前記シリンダヘッドの他側面側に形成され、
前記EGR通路は、前記シリンダヘッドの前記他側面に形成された開口端から前記排気部に向かって延びる第1のEGR通路と、前記第1のEGR通路の延びる方向の途中から分岐して前記吸気部に向かって延びる第2のEGR通路と、前記第1のEGR通路および第2のEGR通路の分岐部から前記開口端まで延びる分岐通路とを有し、
前記分岐通路が閉止部材によって閉止されており、
前記第1のEGR通路に前記内筒部材が挿入されているとともに、前記内筒部材が前記分岐通路まで延ばされており、
前記シリンダヘッドに、前記分岐通路に隣接するウォータジャケットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。 - 前記内筒部材の外周部は、前記内筒部材の円周方向において前記EGR通路の内周部に断続的に接触し、
前記内筒部材は、前記分岐通路において、前記外周側EGR通路を挟んで前記内周側EGR通路と前記第2のEGR通路とを連通することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。 - 前記内筒部材は、前記内筒部材の延びる方向の中心軸に対して直交する方向の断面形状が、前記EGR通路の内周部に接触する山部と、前記山部の間に位置する谷部とが円周方向において交互に繰り返す多葉形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。
- 前記内筒部材は、前記谷部の内周部に挿入自在に設けられ、前記谷部の内周部に接触するようにして前記内筒部材の延びる方向に延びる棒状部材を有し、
前記棒状部材は、前記谷部の内周部に挿入される前の状態において、前記谷部の内周部を結んだ円の直径が前記棒状部材の直径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項4に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。 - 前記内筒部材が前記EGR通路に挿入された状態において、前記棒状部材が前記谷部の内周部に挿入される前に比べ、前記棒状部材が前記谷部の内周部に挿入された方が、前記EGR通路に対する前記山部の接触圧が高くなることを特徴とする請求項5に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。
- 前記棒状部材は、筒状に形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。
- 前記棒状部材の延びる方向の端部に先細り形状のテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。
- 前記EGR通路の内周部は、円周方向の一部が前記ウォータジャケットに隣接しており、前記内筒部材は、前記山部の一部が前記ウォータジャケットに隣接する前記EGR通路の内周部に接触していることを特徴とする請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載のシリンダヘッドの排気還流構造。
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