JP2019120039A - 点字ブロック被覆マット - Google Patents

点字ブロック被覆マット Download PDF

Info

Publication number
JP2019120039A
JP2019120039A JP2018000362A JP2018000362A JP2019120039A JP 2019120039 A JP2019120039 A JP 2019120039A JP 2018000362 A JP2018000362 A JP 2018000362A JP 2018000362 A JP2018000362 A JP 2018000362A JP 2019120039 A JP2019120039 A JP 2019120039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braille block
edge
main body
block
braille
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018000362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7140322B2 (ja
Inventor
真希 葭田
Maki Yoshida
真希 葭田
佐藤 正彦
Masahiko Sato
正彦 佐藤
壮史 福井
Takeshi Fukui
壮史 福井
克之 山田
Katsuyuki Yamada
克之 山田
内田 貴久
Takahisa Uchida
貴久 内田
直秀 近藤
Naohide Kondo
直秀 近藤
順也 中塚
Junya Nakatsuka
順也 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIMAN RUBBERTECH KK
East Japan Railway Co
Original Assignee
NICHIMAN RUBBERTECH KK
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NICHIMAN RUBBERTECH KK, East Japan Railway Co filed Critical NICHIMAN RUBBERTECH KK
Priority to JP2018000362A priority Critical patent/JP7140322B2/ja
Publication of JP2019120039A publication Critical patent/JP2019120039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7140322B2 publication Critical patent/JP7140322B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

【課題】誘導経路の変更を容易に行うことができる点字ブロック被覆マットを提供する。【解決手段】点字ブロック被覆マット100を点字ブロックに重ねて設置した際、溝部30を閉じる向きに縁部20の姿勢が切り替わり、縁部20の表面20aが本体部10から離間する方向に下る傾斜面となってその縁部20の外縁20b側が点字ブロックの設置面に接触するように変形するので、この点字ブロック被覆マット100の周囲に段差が生じないようになっている。このような点字ブロック被覆マット100であれば、既設の点字ブロックに重ねて設置しても、点字ブロック被覆マット100の周囲に段差が生じないので、その設置後に、点字ブロック被覆マット100の縁部20を点字ブロックの設置面にテープなどで貼付するようにすれば、速やかに誘導経路の変更作業を終えることができ、誘導経路の変更を容易に行うことが可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、既設の点字ブロックに重ねて設置する点字ブロック被覆マットに関する。
視覚障害者の歩行を支援するため、点状又は線状の突起が表面に形成された視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)が、交通機関の駅構内やプラットフォーム、歩道などの床面や路面に敷設されている。
そして例えば、駅構内やプラットフォームなどの改修工事を行う際に、点字ブロックによる誘導経路を一時的に変更しなければならないことがある。
その際に既設の点字ブロックに重ねて設置し、点字ブロックの凹凸を視覚障害者に感じさせないようにする養生マットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3199170号公報
上記特許文献1の養生マットを既設の点字ブロックに重ねて設置すると、養生マットの上面が点字ブロックの突起の上面と同じ高さになって、点字ブロックの凹凸を感じさせないようにすることはできるが、その養生マットの厚み分の段差が生じてしまうことになる。
そのため、養生マットを設置した後に、その段差に歩行者が躓かないようにする処置が必要になるので、誘導経路の変更作業が煩雑になってしまうことがあった。
本発明の目的は、誘導経路の変更を容易に行うことができる点字ブロック被覆マットを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明は、
既設の点字ブロックの上面に形成されている点状又は線状の複数の突起を収容可能な複数の凹部が、前記突起の位置に対応して裏面に設けられている平面視正方形のシート状の本体部と、
前記本体部の少なくとも2辺に連続するように前記本体部の側方に延設されて、その延設方向の外縁側に向けて厚さが漸次薄くなる形状を有している縁部と、
を備えた点字ブロック被覆マットであって、
当該点字ブロック被覆マットの裏面には、前記本体部と前記縁部との境界に沿う溝部が形成されており、
当該点字ブロック被覆マットの前記本体部が前記点字ブロックに重ねて設置された状態で、前記溝部を閉じる向きに前記縁部の姿勢が切り替わり、前記縁部の表面が前記本体部から離間する方向に下る傾斜面を形成するように変形可能であるようにした。
かかる構成の点字ブロック被覆マットを既設の点字ブロックに重ねて設置した際、溝部を閉じる向きに縁部の姿勢が切り替わり、縁部の表面が本体部から離間する方向に下る傾斜面となってその縁部の外縁側が点字ブロックの設置面に接触するように変形するので、既設の点字ブロックに重ねた点字ブロック被覆マットの周囲に段差が生じないようになっている。
つまり、この点字ブロック被覆マットであれば、既設の点字ブロックに重ねて設置しても、点字ブロック被覆マットの周囲に段差が生じないので、その設置後に、点字ブロック被覆マットの縁部を点字ブロックの設置面にテープなどで貼付するようにすれば、速やかに誘導経路の変更作業を終えることができる。
このような点字ブロック被覆マットによって、誘導経路の変更を容易に行うことが可能になる。
また、望ましくは、
前記本体部の表面には、所定のパターンを有する点状又は線状の複数の凸部が設けられているようにする。
所定のパターンとして、日本工業規格で規定されている警告ブロックや誘導ブロックの突起の形状に準じたパターンの点状又は線状の複数の凸部が本体部の表面に設けられていれば、その点字ブロック被覆マットを既設の点字ブロックに重ねて設置することで、警告ブロックを誘導ブロックに変更したり、誘導ブロックを警告ブロックに変更したりして、既設の点字ブロックによる誘導経路を変更することができる。
また、望ましくは、
前記本体部の表面は、平坦面に形成されているようにする。
本体部の表面が平坦面に形成されていれば、その点字ブロック被覆マットを既設の点字ブロックに重ねて設置することで、その点字ブロックの凹凸を感じさせないようにすることが可能になる。
つまり、既設の点字ブロックが無いのに相当する状態にして、その点字ブロックによる誘導経路を変更することができる。
また、望ましくは、
前記本体部の角を挟んだ配置の縁部の間には平面視直角三角形のコーナー縁部が設けられており、
前記コーナー縁部は、前記本体部の角からその本体部の対角線方向に離間する外縁側に向けて厚さが漸次薄くなる形状を有しており、
前記縁部と前記コーナー縁部の境界には、前記溝部の延長方向に沿う縁溝部が形成されているようにする。
本体部の角を挟んだ配置の縁部の間にコーナー縁部が設けられている点字ブロック被覆マットを既設の点字ブロックに重ねて設置した場合、縁溝部を閉じる向きにコーナー縁部の姿勢が切り替わり、コーナー縁部の表面が本体部から離間する方向に下る傾斜面となって、コーナー縁部の外縁側が点字ブロックの設置面に接触するように変形するので、既設の点字ブロックに重ねた点字ブロック被覆マットの周囲に段差が生じないようにすることができる。
特にこのコーナー縁部によって、本体部の角を挟んだ配置の縁部の間に段差が生じないようにすることができる。
本発明によれば、誘導経路の変更を容易に行うことができる点字ブロック被覆マットが得られる。
警告ブロックを誘導ブロックに切り替える際に用いる点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。 警告ブロックをブロック無しの状態に切り替える際に用いる点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。 誘導ブロックを警告ブロックに切り替える際に用いる点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。 誘導ブロックをブロック無しの状態に切り替える際に用いる点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。 警告ブロックに点字ブロック被覆マットを重ねて設置した状態を示す断面図(a)(b)である。 誘導ブロックに点字ブロック被覆マットを重ねて設置した状態を示す断面図(a)(b)である。 本実施形態の点字ブロック被覆マットの溝部が閉じる変形に関する説明図である。 本実施形態の点字ブロック被覆マットのコーナー縁部に関する説明図である。 本実施形態の点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。 本実施形態の点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。 本実施形態の点字ブロック被覆マットの一例を示す、上面図(a)と、下面図(b)と、断面図(c)である。
以下、図面を参照して、本発明に係る点字ブロック被覆マットの実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本発明に係る点字ブロック被覆マットは、既設の視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)による誘導経路を変更する際に、既設の点字ブロックに重ねて設置するものである。
なお、以下の説明では、表面に平行な線状の突起が形成された点字ブロックを誘導ブロック、表面に複数の点状の突起が縦方向および横方向に所定のピッチで形成された点字ブロックを警告ブロックと称する。誘導ブロック、警告ブロックのいずれも日本工業規格で規定されているものに準じている。
本実施形態の点字ブロック被覆マット100は、図1〜図4に示すように、平面視正方形のシート状の本体部10と、本体部10の少なくとも2辺(本実施形態では本体部10の4辺)に連続するように本体部10の側方に延設されて、その延設方向の外縁側に向けて厚さが漸次薄くなる形状を有している縁部20を備えている。
図1(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態に係る点字ブロック被覆マットのうち、既設の警告ブロックを誘導ブロックに切り替える際に用いる点字ブロック被覆マット100を示しており、裏面には既設の警告ブロックの突起T(図5参照)の位置に対応し、その突起Tを収容可能な複数の凹部11が設けられ、表面には線状の複数の凸部12が設けられている。
具体的には、図1(a)(b)(c)に示すように、この点字ブロック被覆マット100の本体部10の裏面には、既設の点字ブロック(ここでは警告ブロック)Bの上面に形成されている点状の複数の突起Tを収容可能な複数(ここでは49個)の凹部11が、その点字ブロックBの突起Tの位置に対応して設けられており、本体部10の表面には、所定のパターンを有する線状の複数(ここでは5つ)の凸部12が設けられている。
なお、所定のパターンを有する線状の5つの凸部12は、日本工業規格で規定されている誘導ブロックの突起の形状に準じている。
図1に示した点字ブロック被覆マット100は、例えば黄色に着色されたゴム又は樹脂材料を用いた金型成形品であり、可撓性を有している。
また、図2(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態に係る点字ブロック被覆マットのうち、既設の警告ブロックを点字ブロック無しの状態に切り替える際に用いる点字ブロック被覆マット100を示しており、裏面には既設の警告ブロックの突起T(図5参照)の位置に対応し、その突起Tを収容可能な複数の凹部11が設けられ、表面は平坦面に形成されている。
具体的には、図2(a)(b)(c)に示すように、この点字ブロック被覆マット100の本体部10の裏面には、既設の点字ブロック(ここでは警告ブロック)Bの上面に形成されている点状の複数の突起Tを収容可能な複数(ここでは49個)の凹部11が、その点字ブロックBの突起Tの位置に対応して設けられており、本体部10の表面は、平坦面に形成されている。
図2に示した点字ブロック被覆マット100は、例えば黒色に着色されたゴム又は樹脂材料を用いた金型成形品であり、可撓性を有している。
また、図3(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態に係る点字ブロック被覆マットのうち、既設の誘導ブロックを警告ブロックに切り替える際に用いる点字ブロック被覆マット100を示しており、裏面には既設の誘導ブロックの突起T(図6参照)の位置に対応し、その突起Tを収容可能な複数の凹部11が設けられ、表面には点状の複数の凸部12が設けられている。
具体的には、図3(a)(b)(c)に示すように、この点字ブロック被覆マット100の本体部10の裏面には、既設の点字ブロック(ここでは誘導ブロック)Bの上面に形成されている線状の複数の突起Tを収容可能な複数(ここでは5つ)の凹部11が、その点字ブロックBの突起Tの位置に対応して設けられており、本体部10の表面には、所定のパターンを有する点状の複数(ここでは49個)の凸部12が設けられている。
なお、所定のパターンを有する点状の49個の凸部12は、日本工業規格で規定されている警告ブロックの突起の形状に準じている。
図3に示した点字ブロック被覆マット100は、例えば黄色に着色されたゴム又は樹脂材料を用いた金型成形品であり、可撓性を有している。
また、図4(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態に係る点字ブロック被覆マットのうち、既設の誘導ブロックを点字ブロック無しの状態に切り替える際に用いる点字ブロック被覆マット100を示しており、裏面には既設の誘導ブロックの突起T(図6参照)の位置に対応し、その突起Tを収容可能な複数の凹部11が設けられ、表面は平坦面に形成されている。
具体的には、図4(a)(b)(c)に示すように、この点字ブロック被覆マット100の本体部10の裏面には、既設の点字ブロック(ここでは誘導ブロック)Bの上面に形成されている線状の複数の突起Tを収容可能な複数(ここでは5つ)の凹部11が、その点字ブロックBの突起Tの位置に対応して設けられており、本体部10の表面は、平坦面に形成されている。
図4に示した点字ブロック被覆マット100は、例えば黒色に着色されたゴム又は樹脂材料を用いた金型成形品であり、可撓性を有している。
図1〜図4に示すように、これら点字ブロック被覆マット100の裏面には、本体部10と縁部20との境界に沿う溝部30が形成されている。この溝部30は、断面視略V字状を呈している。
また、本体部10の角を挟んだ配置の縁部20の間には平面視直角三角形のコーナー縁部22が設けられている。このコーナー縁部22は、本体部10の角からその本体部10の対角線方向に離間する外縁側に向けて厚さが漸次薄くなる形状を有している。
縁部20とコーナー縁部22の境界には、溝部30の延長方向に沿う縁溝部33が形成されている。この縁溝部33も断面視略V字状を呈している。
そして、図5(a)(b)、図6(a)(b)、図7に示すように、点字ブロック被覆マット100の本体部10を点字ブロックBに重ねて設置すると、溝部30を閉じる向きに縁部20の姿勢が切り替わり、縁部20の表面20aが本体部10から離間する方向に下る傾斜面となるように変形されるようになっている。
このように、点字ブロック被覆マット100が点字ブロックBに重ねて設置された状態で、溝部30を閉じる向きに縁部20の姿勢が切り替わることで、縁部20の表面20aが本体部10から離間する方向に下る傾斜面となってその縁部20の外縁20b側が点字ブロックBの設置面Fに接触するように変形するので、点字ブロックBに重ねた点字ブロック被覆マット100の周囲に段差が生じないようになる。
なお、既設の点字ブロックBの周囲に段差があっても段差がなくても、また既設の点字ブロックBの周囲の設置面Fに傾斜があっても傾斜がなくても、点字ブロックBに重ねた点字ブロック被覆マット100の縁部20の外縁20b側が点字ブロックBの設置面Fに接触するように変形するので、点字ブロックBに重ねて設置した点字ブロック被覆マット100の周囲には段差が生じないようになっている。
そして、点字ブロック被覆マット100を点字ブロックBに重ねて設置した後、縁部20を点字ブロックBの設置面Fにテープなどで貼付するようにする。
なお、誘導経路に応じて、複数の点字ブロック被覆マット100を並べて設置する際に、重なる配置になる縁部20やコーナー縁部22は溝部30や縁溝部33に沿って切り取り、隣り合う点字ブロック被覆マット100の本体部10同士が接するように設置する。
また、本体部10の角を挟んだ配置の縁部20の間にコーナー縁部22がある状態の点字ブロック被覆マット100を点字ブロックBに重ねて設置した場合、縁溝部33を閉じる向きにコーナー縁部22の姿勢が切り替わり、コーナー縁部22の表面が本体部10から離間する方向に下る傾斜面となって、そのコーナー縁部22の外縁側が点字ブロックBの設置面Fに接触するように変形されるようになっている(図8参照)。
このときのコーナー縁部22の表面は、縁部20の表面20aと段差なく所定の角度を成して繋がっており、例えば、図8に示すように、本体部10の角を中心にして、本体部10の表面と、縁部20の表面20aと、コーナー縁部22の表面との四面が突き合わされた態様になっている。
このコーナー縁部22によって、本体部10の角を挟んだ配置の縁部20の間に段差が生じないようにすることができる。
上記した4種類の点字ブロック被覆マット100を使い分ければ、既設の警告ブロックを誘導ブロックにしたり、既設の誘導ブロックを警告ブロックにしたり、既設の警告ブロックや誘導ブロックを平坦面にしたりするようにして、誘導経路を変更することができる。
また、図1に示した点字ブロック被覆マット100と、図3に示した点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBに重ねて設置することに限らず、点字ブロックBの無い箇所に仮設の誘導ブロックや警告ブロックとして設置し、新たな誘導経路をつくることにも使用することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図9(a)(b)(c)に示すように、本体部10の裏面には、既設の点字ブロック(ここでは警告ブロック)Bの上面に形成されている点状の複数の突起Tを収容可能な複数(ここでは49個)の凹部11が、その点字ブロックBの突起Tの位置に対応して設けられ、本体部10の表面には、日本工業規格で規定されている警告ブロックの突起の形状に準じたパターンを有する点状の複数(ここでは49個)の凸部12が設けられている点字ブロック被覆マット100であってもよい。
また、図10(a)(b)(c)、図11(a)(b)(c)に示すように、本体部10の裏面には、既設の点字ブロック(ここでは誘導ブロック)Bの上面に形成されている線状の複数の突起Tを収容可能な複数(ここでは5つ)の凹部11が、その点字ブロックBの突起Tの位置に対応して設けられ、本体部10の表面には、日本工業規格で規定されている誘導ブロックの突起の形状に準じたパターンを有する線状の複数(ここでは5つ)の凸部12が設けられている点字ブロック被覆マット100であってもよい。
なお、図10に示した点字ブロック被覆マット100では、その表面に設けられた線状の凸部12と、裏面に設けられた平面視長方形状の凹部11の向きが互いに平行になっており、図11に示した点字ブロック被覆マット100では、その表面に設けられた線状の凸部12と、裏面に設けられた平面視長方形状の凹部11の向きが互いに垂直になっている。
図9に示した点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBによる誘導経路を変更する際に、警告ブロックのままでよい点字ブロックBに重ねて設置し、隣接する点字ブロックBに重ねられた点字ブロック被覆マット100との高さ合わせ(高さ調整)を行うために使用される。
図10に示した点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBによる誘導経路を変更する際に、誘導ブロックのままでよい点字ブロックBに重ねて設置し、隣接する点字ブロックBに重ねられた点字ブロック被覆マット100との高さ合わせ(高さ調整)を行うために使用される。
また、図11に示した点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBによる誘導経路を変更する際に、その点字ブロックB(誘導ブロック)に重ねて設置し、既設の誘導ブロックによる誘導経路と90°交差する誘導経路をつくる場合に使用される。
また、図9に示した点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBに重ねて設置することに限らず、点字ブロックBの無い箇所に仮設の警告ブロックとして設置し、新たな誘導経路をつくることにも使用することができる。
また、図10、図11に示した点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBに重ねて設置することに限らず、点字ブロックBの無い箇所に仮設の誘導ブロックとして設置し、新たな誘導経路をつくることにも使用することができる。
以上のように、上述した7種類の点字ブロック被覆マット100(図1〜図4に示した4種類の点字ブロック被覆マット100と、図9〜図11に示した3種類の点字ブロック被覆マット100)を適宜使い分ければ、既設の点字ブロックBによる誘導経路を変更し、新たな誘導経路をつくることができる。
特に、本実施形態の点字ブロック被覆マット100を点字ブロックBに重ねて設置した際、溝部30を閉じる向きに縁部20の姿勢が切り替わり、縁部20の表面20aが本体部10から離間する方向に下る傾斜面となってその縁部20の外縁20b側が点字ブロックBの設置面Fに接触するように変形するので、点字ブロックBに重ねた点字ブロック被覆マット100の周囲に段差が生じないようになっている。
つまり、この点字ブロック被覆マット100であれば、既設の点字ブロックBに重ねて設置しても、点字ブロック被覆マット100の周囲に段差が生じないので、その設置後に、点字ブロック被覆マット100の縁部20を点字ブロックBの設置面Fにテープなどで貼付するようにすれば、速やかに誘導経路の変更作業を終えることができる。
このように、本実施形態の点字ブロック被覆マット100によって、誘導経路の変更を容易に行うことが可能になる。
なお、以上の実施の形態においては、警告ブロックに準じる凸部12を49個、誘導ブロックに準じる凸部12を5つとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、日本工業規格で規定されている警告ブロックや誘導ブロックの突起の形状に準じていればよく、例えば、警告ブロックに準じる凸部12が25個の点字ブロック被覆マット100や、誘導ブロックに準じる凸部12が4つの点字ブロック被覆マット100であってもよい。
また、以上の実施の形態においては、点字ブロック被覆マット100の凹部11の内壁面が凹部11の底面に対し垂直なものを図示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、凹部11の形状は任意であり、凹部11の内壁面が傾斜したすり鉢状の凹部11であってもよい。
例えば、凹部11の内壁面が底面に垂直なものであれば、点字ブロックBの突起Tの形状によらず(突起Tのテーパ角度によらず)、その点字ブロックBに点字ブロック被覆マット100を好適に被せて重ねることができる。
また、突起Tのテーパ形状に対応したすり鉢状の凹部11であれば、点字ブロックBに点字ブロック被覆マット100を被せた際、点字ブロックBの突起Tと凹部11の間の空間を極力少なくし、フィットさせるように重ねることができる。
また、以上の実施の形態においては、本体部10の4辺に連続するように延設された4つの縁部20を有する点字ブロック被覆マット100を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、点字ブロック被覆マット100を点字ブロックBに重ねて設置する際に切り取られることになる縁部20やコーナー縁部22が予め設けられていない点字ブロック被覆マット100を金型成形してもよい。
具体的には、例えば、図1(a)において、図中本体部10より上側の縁部20及びコーナー縁部22と、図中本体部10より下側の縁部20及びコーナー縁部22が設けられておらず、本体部10の左右にそれぞれ縁部20が設けられている点字ブロック被覆マット100であってもよい。
また、例えば、図3(a)において、図中本体部10より下側の縁部20及びコーナー縁部22が設けられていない点字ブロック被覆マット100であってもよい。
また、本実施形態の点字ブロック被覆マット100は、既設の点字ブロックBによる誘導経路を一時的に変更する際に仮設用途で使用することに限らず、点字ブロックBによる誘導経路の無い床面や路面に、点字ブロック被覆マット100を強力な接着剤などで固設して、恒久的な誘導経路をつくることにも使用することができる。
また、既設の点字ブロックBに対し、点字ブロック被覆マット100を強力な接着剤などで固設して、恒久的な誘導経路に変更するようにしてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 本体部
11 凹部
12 凸部
20 縁部
20a 表面
20b 外縁
22 コーナー縁部
30 溝部
33 縁溝部
100 点字ブロック被覆マット
B 点字ブロック
T 突起
F 設置面

Claims (4)

  1. 既設の点字ブロックの上面に形成されている点状又は線状の複数の突起を収容可能な複数の凹部が、前記突起の位置に対応して裏面に設けられている平面視正方形のシート状の本体部と、
    前記本体部の少なくとも2辺に連続するように前記本体部の側方に延設されて、その延設方向の外縁側に向けて厚さが漸次薄くなる形状を有している縁部と、
    を備えた点字ブロック被覆マットであって、
    当該点字ブロック被覆マットの裏面には、前記本体部と前記縁部との境界に沿う溝部が形成されており、
    当該点字ブロック被覆マットの前記本体部が前記点字ブロックに重ねて設置された状態で、前記溝部を閉じる向きに前記縁部の姿勢が切り替わり、前記縁部の表面が前記本体部から離間する方向に下る傾斜面を形成するように変形可能であることを特徴とする点字ブロック被覆マット。
  2. 前記本体部の表面には、所定のパターンを有する点状又は線状の複数の凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の点字ブロック被覆マット。
  3. 前記本体部の表面は、平坦面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の点字ブロック被覆マット。
  4. 前記本体部の角を挟んだ配置の縁部の間には平面視直角三角形のコーナー縁部が設けられており、
    前記コーナー縁部は、前記本体部の角からその本体部の対角線方向に離間する外縁側に向けて厚さが漸次薄くなる形状を有しており、
    前記縁部と前記コーナー縁部の境界には、前記溝部の延長方向に沿う縁溝部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の点字ブロック被覆マット。
JP2018000362A 2018-01-05 2018-01-05 点字ブロック被覆マット Active JP7140322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018000362A JP7140322B2 (ja) 2018-01-05 2018-01-05 点字ブロック被覆マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018000362A JP7140322B2 (ja) 2018-01-05 2018-01-05 点字ブロック被覆マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019120039A true JP2019120039A (ja) 2019-07-22
JP7140322B2 JP7140322B2 (ja) 2022-09-21

Family

ID=67306198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018000362A Active JP7140322B2 (ja) 2018-01-05 2018-01-05 点字ブロック被覆マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7140322B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043007A (ja) * 1996-08-01 1998-02-17 Toa Boshoku Kk 折り曲げマット
JP2007009513A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toppan Printing Co Ltd 床材
JP3133703U (ja) * 2007-05-10 2007-07-19 アラオ株式会社 歩行者用マットホルダー
JP2014129711A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Kusatake Concrete Kogyo Kk 視覚障害者用誘導板の保護マット
JP3199170U (ja) * 2015-05-29 2015-08-06 株式会社ケーマックス 点字養生部材

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043007A (ja) * 1996-08-01 1998-02-17 Toa Boshoku Kk 折り曲げマット
JP2007009513A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toppan Printing Co Ltd 床材
JP3133703U (ja) * 2007-05-10 2007-07-19 アラオ株式会社 歩行者用マットホルダー
JP2014129711A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Kusatake Concrete Kogyo Kk 視覚障害者用誘導板の保護マット
JP3199170U (ja) * 2015-05-29 2015-08-06 株式会社ケーマックス 点字養生部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP7140322B2 (ja) 2022-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015110901A (ja) 敷設容易な床材
JP2016206655A5 (ja)
JP2019120039A (ja) 点字ブロック被覆マット
JP3199170U (ja) 点字養生部材
JP6487022B2 (ja) 目地ジョイナー
EP3460144A1 (en) Fixture for laying a joint-covering/threshold-covering profiled element and kit comprising such fixture
KR20100039726A (ko) 핸드레일촉지판 제조방법 및 그에 의한 핸드레일촉지판
JP2009132486A (ja) エスカレータの三角部保護板
JP6587151B2 (ja) フロアプレート
JP7100992B2 (ja) 化粧パネル及びその製造方法
EP4212225A1 (en) Tactile guidance strip
JPH0886078A (ja) 床板の施工方法
JP7391354B2 (ja) 二重床のカバー部材
KR20170038502A (ko) 칼라 강판용 구조물 연결 장치
KR200333940Y1 (ko) 조립식 고무 바닥재 유닛
JP3209362U (ja) 側溝用のコンクリートブロック、および側溝用のコンクリートブロックの設置構造
JP7028427B2 (ja) 道路用ブロックユニットおよび道路用ブロックカバー
JP6573132B2 (ja) 外壁構造
JP2600906B2 (ja) 床構成体
JPH0312098Y2 (ja)
JP2023046172A (ja) 連結型のマット及びその製造方法
JP2019035228A (ja) 洗い場の床面部材端面保護具
JP2015224445A (ja) 歩行誘導マット
JPH0711234Y2 (ja) 配線用床パネル
JPH0310242Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7140322

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350