JP6587151B2 - フロアプレート - Google Patents

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本発明は、利用者を移送するエスカレータのステップやエレベータのかご等の移送部に利用者が乗り降りするエリア、又は、利用者が移送部に乗るエリア、或いは、利用者が移送部から降りるエリアに設置されるフロアプレートに関する。
従来、エスカレータのステップやエレベータのかご等の移送部に対して利用者が乗り降りするエリア、又は、利用者が移送部に乗るエリア、或いは、利用者が移送部から降りるエリアには、フロアプレートが設置されることがある(例えば、特許文献1参照)。
フロアプレートは、第一面と該第一面の反対側の第二面とを有する板状のベースと、ベースの第一面から突出した複数の凸部とを備える。
この種のフロアプレートにおいて、各凸部のべースからの突出量は、同一に設定される。そして、複数の凸部は、ベースの第一面の全域又は略全域に対して均等に配置される。
上記フロアプレートは、移送部に隣接するエリアに対し、ベースの第一面を上側にして設置される。これにより、フロアプレートの複数の凸部は、利用者が移送部に乗るとき或いは利用者が移送部から降りるときの滑り止めとして機能する。
特開平10−157959号公報
ところで、フロアプレートは、上述の如く、利用者が移送部を利用するとき(利用者が移送部に乗るとき又は利用者が移送部から降りるとき)の滑り止め機能を有するため、歩行時の抵抗が通常時(例えば、建物の床面や道路等の歩行時)よりも大きくなる。
そのため、フロアプレートを横切って歩行する歩行者(移送部に対して乗り降りする方向と交差する方向に歩行する歩行者)の歩行を妨げる虞がある。
すなわち、従来のフロアプレートの滑り止め機能(複数の凸部)は、歩行者の歩行時における抵抗を変化させてしまい、移送部に対する乗り降りを目的としない歩行者(移送部に隣接するエリアを横切る歩行者)の脚を引っかける(躓く)虞がある。
そこで、本発明は、移送部に隣接するエリアを横切る歩行者の歩行を妨げることを抑制しつつ、利用者が移送部を利用するときの滑り止め機能を確保することのできるフロアプレートを提供することを課題とする。
本発明に係るフロアプレートは、利用者を移送する移送部に対して利用者が乗り降りするエリア、又は、利用者が移送部に乗るエリア、或いは、利用者が移送部から降りるエリアに設置されるプレート状のベースであって、前記エリアに設置された状態で上側に向く第一面と該第一面の反対側の第二面とを第一方向に有するとともに、前記エリアに設置された状態で移送部側に配置される第一端及び第一端の反対側の第二端を第一方向と直交する第二方向に有するベースと、前記ベースの前記第一面の全域又は略全域に配置される滑り止め部とを備え、前記滑り止め部は、前記ベースの第一面上に配置された複数の凸部であって、上側を向き且つ平面視形状が第一方向及び第二方向のそれぞれと直交する第三方向に長径を有する楕円形の上端面をそれぞれが有する複数の凸部を有し、前記ベースは、第二方向において複数の領域に区画され、前記複数の領域のそれぞれにおいて、第三方向に間隔をあけて並ぶ凸部の列が第二方向に複数列配置され、第二方向に隣り合う領域では、第二端側の領域にある前記凸部の上端面の面積が第一端側の領域にある前記凸部の上端面の面積より小さく、且つ、前記第二端側の領域における単位領域内にある複数の前記凸部の上端面の総面積が、前記第一端側の領域における単位領域内にある複数の前記凸部の上端面の総面積より小さく、前記滑り止め部の摩擦抵抗が前記凸部の上端面と前記ベース上を通過する人の靴底との接触面積の大きさに対応することで、前記第二方向に隣り合う領域において、前記第二端側の領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗が前記第一端側にある領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗よりも小さいことを特徴とする。
このようにすれば、移送部に利用者が乗り降りするエリア、又は、利用者が移送部に乗るエリア、或いは、利用者が移送部から降りるエリアにベースが設置されることで、ベースの第一面の全域又は略全域に配置された滑り止め部が移送部に並ぶように配置される。従って、移送部に対して乗ったり降りたりする利用者が滑り止め部上を第二方向に歩行可能となり、移送部を利用しない人(移送部に乗ったり降りたりするエリアを横切る人)が滑り止め部上を第一方向及び第二方向と直交する第三方向に歩行可能となる。
そして、ベースにおける第二端側の領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗がベースにおける第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗よりも小さいため、上記構成のフロアプレートは、移送部に隣接するエリアを横切る人の歩行を妨げることなく、移送部に対して乗ったり降りたりする利用者に対する安全を確保するための滑り止め効果を発揮する。
具体的に説明すると、移送部に隣接するエリアを横切る人は、比較的、移送部から離れた位置を歩行することが多い。従って、移送部に隣接するエリアを横切る人は、ベースにおける第一端側よりも第二端側の領域上にある滑り止め部(摩擦抵抗の小さな滑り止め部)上を歩行する。従って、歩行者は、歩行時における抵抗の変化を大きく感じることがなく、円滑に歩行することができる。その一方で、移送部に乗ったり降りたりする利用者は、移送部に近い位置に足を置くが、ベースの第一端側の領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗は、ベースの第二端側の領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗よりも大きいため、足を滑らせることなく、移送部に対して乗ったり降りたりすることができる。
また、上記構成によれば、ベースにおける第二端側の領域上にある滑り止め部の歩行者の靴底に対する接触面積がベースにおける第一端側の領域上にある滑り止め部の歩行者の靴底に対する接触面積よりも小さくなる。滑り止め部(凸部)と靴底との接触面積は、摩擦抵抗の大きさと対応するため、ベースにおける第二端側の領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗をベースにおける第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗よりも小さくすることができる。
本発明の他態様として、前記滑り止め部は、前記ベースの第一面に貼り合わされるシート状の基部をさらに備え、前記複数の凸部は、前記基部と一体的に成形されてもよい。
このようにすれば、凸部が摩耗したときに、全体を交換することなく滑り止め部のみを交換するだけでよい。
以上のように、本発明は、移送部に隣接するエリアを横切る歩行者の歩行を妨げることを抑制しつつ、利用者が移送部を利用するときの滑り止め機能を確保することができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るフロアプレートを設置した状態の状態図である。 図2は、同実施形態に係るフロアプレートの断面図である。 図3は、同実施形態に係るフロアプレートの平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るフロアプレートについて、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に示す如く、本実施形態に係るフロアプレート1は、エスカレータEのステップ(移送部)Sに乗るエリア、及びエスカレータEのステップSから降りるエリアのそれぞれに設置される。エスカレータEは、一般的にステップSに乗るエリア及びステップSから降りるエリアの下方に配置された駆動装置等の機器を有する。これに伴い、本実施形態に係るフロアプレート1は、駆動装置等の機器の配置される領域を覆うカバーとしても機能する。
本実施形態に係るフロアプレート1は、図2に示す如く、エスカレータEのステップSに乗るエリア、又はエスカレータEのステップSから降りるエリアに設置されるプレート状のベース2であって、前記エリアに設置された状態で上側に向く第一面と該第一面の反対側の第二面とを第一方向に有するとともに、前記エリアに設置された状態で移送部S側に配置される第一端及び第一端の反対側の第二端とを第一方向と直交する第二方向に有するベース2と、ベース2の第一面の全域又は略全域に配置される滑り止め部3とを備える。
ベース2は、剛性を有し、エスカレータEの利用者を支持するフレームとして機能する。
滑り止め部3は、靴底との摩擦抵抗により、エスカレータEの利用者や歩行者の歩行中の滑りを防止する。本実施形態において、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗は、ベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さく設定される。
具体的には、滑り止め部3は、ベース2の第一面上に配置された複数の凸部30であって、それぞれが上側に向く上端面300を有する複数の凸部30を有する。本実施形態に係る滑り止め部3は、ベース2の第一面に貼り合わされるシート状の基部31を備え、複数の凸部30は、基部31と一体的に成形される。
本実施形態において、滑り止め部3は、透明な樹脂(例えば、オレフィン樹脂)により成型されている。これにより、滑り止め部3は、例えば、ベース2の第一面に施された模様や情報(例えば、建物の階層に関する情報)の印刷等を視認できるようになっている。
本実施形態において、ベース2における第二端側の領域上の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300の総面積が、ベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300の総面積よりも小さく設定される。ここで「単位領域」とは、平均サイズの靴底が収まる領域を意味する。従って、靴の平均サイズが26cmであれば、このサイズの靴が収まる方形領域を意味する。なお、「単位領域」は、基準となるサイズの仮想の領域であり、その位置は限定されない。
具体的に説明すると、滑り止め部3は、第二方向において四つの領域に区画されている。なお、便宜上、以下の説明において、四つの領域を、エスカレータEのステップSに近い側から、第一領域A1、第二領域A2、第三領域A3、第四領域A4ということとする。
第一領域A1、第二領域A2、第三領域A3、及び第四領域A4のそれぞれには、複数の凸部30が設けられている。第一領域A1、第二領域A2、第三領域A3、及び第四領域A4のそれぞれにある複数の凸部30の突出量(基部31を基準とした高さ)は、同一又は略同一に設定される。なお、本実施形態において、第一領域A1、第二領域A2、第三領域A3、及び第四領域A4のそれぞれにある複数の凸部30の上端面300は平面状に形成される。
そして、図3に示す如く、第四領域A4の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)は、第四領域A4と隣り合う第三領域A3の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)よりも小さく、第三領域A3の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)は、第三領域A3と隣り合う第二領域A2の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)よりも小さく設定される。また、第二領域A2の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)は、第二領域A2と隣り合う第一領域A1の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)よりも小さく設定される。
すなわち、第一領域A1の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)は、第一領域A1と隣り合う第二領域A2の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)よりも大きく、第二領域A2の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)は、第二領域A2と隣り合う第三領域A3の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)よりも大きく設定される。また、第三領域A3の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)は、第三領域A3と隣り合う第四領域A4の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300(上方に向く面)の総面積(合計面積)よりも大きく設定される。
本実施形態において、第一領域A1の単位領域内にある凸部30の数は、第一領域A1と隣り合う第二領域A2の単位領域内にある凸部30の数よりも少なく、第二領域A2の単位領域内にある凸部30の数は、第二領域A2と隣り合う第三領域A3の単位領域内にある凸部30の数よりも少なく、第三領域A3の単位領域内にある凸部30の数は、第三領域A3と隣り合う第四領域A4の単位領域内にある凸部30の数よりも少なく設定されている。
これに伴い、本実施形態においては、ベース2における第二端側の領域上にある複数の凸部30の上端面300の総面積が、ベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上に配置された複数の凸部30の上端面300の総面積よりも小さくなる関係を保つために、第一領域A1にある単一の凸部30の上端面300(上方に向く面)の平面積は、第一領域A1と隣り合う第二領域A2にある単一の凸部30の上端面300(上方に向く面)の平面積よりも大きく設定される。第二領域A2にある単一の凸部30の上端面300(上方に向く面)の平面積は、第二領域A2と隣り合う第三領域A3にある単一の凸部30の上端面300(上方に向く面)の平面積よりも大きく設定される。第三領域A3にある単一の凸部30の上端面300(上方に向く面)の平面積は、第三領域A3と隣り合う第四領域A4にある単一の凸部30の上端面300(上方に向く面)の平面積よりも大きく設定される。
これにより、隣り合う二つの領域A1,A2,A3,A4にある滑り止め部3において、ベース2の第二端側にある領域上の滑り止め部3の摩擦抵抗が、ベース2の第一端側にある領域上の滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さくなる関係にある。
以上のように、本実施形態に係るフロアプレート1は、利用者が移送部Sに乗るエリア、或いは、利用者が移送部Sから降りるエリアに設置されるプレート状のベース2であって、前記エリアに設置された状態で上側に向く第一面と該第一面の反対側の第二面とを第一方向に有するとともに、前記エリアに設置された状態で移送部S側に配置される第一端及び第一端の反対側の第二端とを第一方向と直交する第二方向に有するベース2と、ベース2の第一面の全域又は略全域に配置される滑り止め部3とを備え、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗がベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さくされる。
このようにすれば、ベース2が移送部Sに利用者が乗り降りするエリア、又は、利用者が移送部Sに乗るエリア、或いは、利用者が移送部Sから降りるエリアに設置されることで、ベース2の第一面の全域又は略全域に配置された滑り止め部3が移送部Sに並ぶように配置される。従って、移送部Sに対して乗ったり降りたりする利用者が滑り止め部3上を第二方向に歩行可能となり、移送部Sを利用しない人(移送部Sに乗ったり降りたりするエリアを横切る人)が滑り止め上を第一方向及び第二方向と直交する第三方向に歩行可能となる。
そして、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗がベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さいため、上記構成のフロアプレート1は、移送部Sに隣接するエリアを横切る人の歩行を妨げることなく、移送部Sに対して乗ったり降りたりする利用者に対する安全を確保するための滑り止め効果を発揮する。
具体的に説明すると、移送部Sに隣接するエリアを横切る人は、比較的、移送部Sから離れた位置を歩行することが多い。従って、移送部Sに隣接するエリアを横切る人は、ベース2における第一端よりも第二端側の領域上にある滑り止め部3(摩擦抵抗の小さな滑り止め部3)上を歩行する。
従って、歩行者は、歩行時における抵抗の変化を大きく感じることがなく、円滑に歩行することができる。その一方で、移送部Sに乗ったり降りたりする利用者は、移送部Sに近い位置に足を置くが、ベース2の第一端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗は、ベース2の第二端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗よりも大きいため、足を滑らせることなく、移送部Sに対して乗ったり降りたりすることができる。
また、本実施形態において、滑り止め部3は、ベース2の第一面上に配置された複数の凸部30であって、それぞれが上側に向く上端面300を有する複数の凸部30を有し、ベース2における第二端側の領域上の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300の総面積が、ベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300の総面積よりも小さく設定される。
このようにすれば、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3の歩行者の靴底に対する接触面積がベース2における第一端側の領域上にある滑り止め部3の歩行者の靴底に対する接触面積よりも小さくなる。滑り止め部3(凸部30)と靴底との接触面積は、摩擦抵抗の大きさと対応するため、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗をベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さくすることができる。
また、滑り止め部3は、ベース2の第一面に貼り合わされるシート状の基部31をさらに備え、前記複数の凸部30は、基部31と一体的に成形される。
このようにすれば、凸部30が摩耗したときに、全体を交換することなく滑り止め部3のみを交換するだけでよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更を銜え得ることは勿論のことである。
上記実施形態において、利用者を異なる階層に移送するエスカレータEを対象に説明したが、これに限定されない。例えば、利用者を異なる位置に平面的に移送する移動歩道であってもよい。
また、上記実施形態において、エスカレータEを対象に説明したが、これに限定されない。すなわち、上記実施形態において、フロアプレート1は、利用者が移送部S(ステップS)に乗るエリア、又は、利用者が移送部S(ステップS)から降りるエリアに設置されたが、これに限定されない。例えば、フロアプレート1は、エレベータと対象に、利用者を異なる階層に移送する移送部としてのかごに利用者が乗り降りするエリアに設置されてもよい。
上記実施形態において、滑り止め部3が複数の凸部30を有し、ベース2における第二端側の領域上の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300の総面積が、ベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上の単位領域内にある複数の凸部30の上端面300の総面積よりも小さく設定されることで、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗をベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さくしたが、これに限定されない。
例えば、滑り止め部3全体が弾性変形可能な素材でシート状に成形されることを前提に、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3がベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3よりも弾性変形しにくくしてもよい。このように滑り止め部3全体が弾性変形可能な素材でシート状に成形されることで、利用者や歩行者が歩行する際、滑り止め部3は接触する靴底に沿って弾性変形する。
従って、滑り止め部3と靴底との接触面積が周囲の床等との接触面積よりも多くなる結果、摩擦抵抗が大きくなり、滑り止め効果を発揮する。そして、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3がベース2における第二端側の領域よりも第一端側にある領域上にある滑り止め部3よりも弾性変形しにくくされることで、ベース2における第二端側の領域上にある滑り止め部3と靴底との接触面積が、ベース2における第一端側の領域上にある滑り止め部3との靴底との接触面積よりも小さくなる。靴底との接触面積の大きさは、摩擦抵抗と対応関係にあるため、上記実施形態と同様の効果を奏し得る。
上記実施形態において、滑り止め部3が第二方向において四つの領域に区画され、この四つの領域で摩擦抵抗を異ならせたが、これに限定されない。例えば、滑り止め部3は、第二方向において二つの領域に区画されてもよいし、三つの領域に区画されてもよい。また、滑り止め部3は、第二方向において五つ以上の領域に区画されてもよい。
これらの場合の何れにおいても、隣り合う二つの領域A1,A2,A3,A4にある滑り止め部3において、ベース2の第二端側にある領域上の滑り止め部3の摩擦抵抗が、ベース2の第一端側にある領域上の滑り止め部3の摩擦抵抗よりも小さくなる関係があることは勿論のことである。
上記実施形態において、滑り止め部3がベース2に対して別体で構成されたが、これに限定されない。例えば、滑り止め部3が複数の凸部30で構成されることを前提に、滑り止め部3(複数の凸部30)がベース2と一体的にされてもよい。
上記実施形態において、特に言及しなかったが、ベース2が剛性を有するとともに、滑り止め部3が透明或いは光透過性を有することを前提に、ベース2が店舗情報等を表示する表示照明等を具備してもよい。このようにすれば、滑り止め部3を介して情報を視認することができる。
1…フロアプレート、2…ベース、3…滑り止め部、30…凸部、31…基部、300…上端面、A1…第一領域(領域)、A2…第二領域(領域)、A3…第三領域(領域)、A4…第四領域(領域)、E…エスカレータ、S…ステップ(移送部)

Claims (2)

  1. 利用者を移送する移送部に対して利用者が乗り降りするエリア、又は、利用者が移送部に乗るエリア、或いは、利用者が移送部から降りるエリアに設置されるプレート状のベースであって、前記エリアに設置された状態で上側に向く第一面と該第一面の反対側の第二面とを第一方向に有するとともに、前記エリアに設置された状態で移送部側に配置される第一端及び第一端の反対側の第二端を第一方向と直交する第二方向に有するベースと、前記ベースの前記第一面の全域又は略全域に配置される滑り止め部とを備え、
    前記滑り止め部は、前記ベースの第一面上に配置された複数の凸部であって、上側を向き且つ平面視形状が第一方向及び第二方向のそれぞれと直交する第三方向に長径を有する楕円形の上端面をそれぞれが有する複数の凸部を有し、
    前記ベースは、第二方向において複数の領域に区画され、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて、第三方向に間隔をあけて並ぶ凸部の列が第二方向に複数列配置され、
    第二方向に隣り合う領域では、第二端側の領域にある前記凸部の上端面の面積が第一端側の領域にある前記凸部の上端面の面積より小さく、且つ、前記第二端側の領域における単位領域内にある複数の前記凸部の上端面の総面積が、前記第一端側の領域における単位領域内にある複数の前記凸部の上端面の総面積より小さく、
    前記滑り止め部の摩擦抵抗が前記凸部の上端面と前記ベース上を通過する人の靴底との接触面積の大きさに対応することで、前記第二方向に隣り合う領域において、前記第二端側の領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗が前記第一端側にある領域上にある滑り止め部の摩擦抵抗よりも小さいことを特徴とするフロアプレート。
  2. 前記滑り止め部は、前記ベースの第一面に貼り合わされるシート状の基部をさらに備え、前記複数の凸部は、前記基部と一体的に成形されている請求項に記載のフロアプレート。
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