JP2009132486A - エスカレータの三角部保護板 - Google Patents
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Abstract
【課題】エスカレータの三角部に配設される三角部保護板において、利用者がエスカレータの手摺から身体を突き出していた場合に、身体を確実に手摺の内側に戻すことができると共に、三角部保護板と手摺との間に身体を挟み込み難いエスカレータの三角部保護板を提供する。
【解決手段】建物Fの上下階F2・F1に跨って設置された第1エスカレータEにおける手摺E1と手摺E1に近接する建物Fの構造体F11とが交差することによって形成される三角部F3、又は第1エスカレータにおける手摺と第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板1であって、第1エスカレータEを正面視した状態において、三角部保護板1における第1エスカレータEの前側の前端部13は、少なくともその下部が、手摺E1よりも第1エスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいる。
【選択図】図1
【解決手段】建物Fの上下階F2・F1に跨って設置された第1エスカレータEにおける手摺E1と手摺E1に近接する建物Fの構造体F11とが交差することによって形成される三角部F3、又は第1エスカレータにおける手摺と第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板1であって、第1エスカレータEを正面視した状態において、三角部保護板1における第1エスカレータEの前側の前端部13は、少なくともその下部が、手摺E1よりも第1エスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいる。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物の上下階に跨って設置された第1エスカレータにおける手摺と該手摺に近接する前記建物の構造体とが交差することによって形成される三角部、又は前記第1エスカレータにおける前記手摺と該第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板に関する。
エスカレータを備えた建物においては、一般的に、「三角部」と呼ばれる三角状の空間が形成される。三角部は、建物の上下階に跨って設置された第1エスカレータにおける手摺と該手摺に近接する前記建物の構造体(典型的には、下階の天井や梁)とが交差することによって形成されるか、又は第1エスカレータにおける手摺と第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される。
上りのエスカレータの利用者が、エスカレータの手摺よりも横方向外側に、自分の首、頭、手など(以下総称して「身体」ともいう)を突き出した状態で、エスカレータに乗り続けていると、前記三角部に身体を挟み込む事故が発生する虞がある。
このような事故を防止するために、エスカレータを備えた建物においては、三角部に三角部保護板を設置することが義務付けられている。三角部保護板としては、大別して、下階の天井などに固定されたタイプ(固定タイプ。例えば下記特許文献1参照)と、下階の天井などからチェーン等によって吊り下げられたタイプ(吊り下げタイプ。例えば下記特許文献2参照)とがある。
このような事故を防止するために、エスカレータを備えた建物においては、三角部に三角部保護板を設置することが義務付けられている。三角部保護板としては、大別して、下階の天井などに固定されたタイプ(固定タイプ。例えば下記特許文献1参照)と、下階の天井などからチェーン等によって吊り下げられたタイプ(吊り下げタイプ。例えば下記特許文献2参照)とがある。
吊り下げタイプの三角部保護板によれば、手摺から突き出された身体が三角部保護板に接触すると、三角部保護板が外側にずれるため、身体に強い圧迫を与えることがないという利点がある一方で、手摺から突き出された身体を手摺の内側に戻す効果が少ないという欠点がある。
これに対して、固定タイプの三角部保護板によれば、手摺から突き出された身体をほぼ確実に手摺の内側に戻すことができるという利点がある一方で、エスカレータの利用者が身体を手摺の内側に引っ込めない場合には、身体に強い圧迫を与えるという欠点がある。
近年では、手摺から突き出された身体をほぼ確実に手摺の内側に戻す効果を重視して、原則として、三角部保護板としては、固定タイプを用い、吊り下げタイプを用いないこととされている。
近年では、手摺から突き出された身体をほぼ確実に手摺の内側に戻す効果を重視して、原則として、三角部保護板としては、固定タイプを用い、吊り下げタイプを用いないこととされている。
従来における固定タイプの三角部保護板は、直平面状の板材を主体として構成されており、該板材がエスカレータの手摺の外端部に近接して配設されている。三角部保護板の下端部は、通常、手摺よりも十分に下方に位置しているので、三角部保護板と手摺との間に身体を挟む虞は実質的にない。
しかしながら、固定タイプの三角部保護板が不適切に配設され、三角部保護板の下端部が手摺に近接していると、三角部保護板と手摺との間に身体を挟み込む場合がある。
しかしながら、固定タイプの三角部保護板が不適切に配設され、三角部保護板の下端部が手摺に近接していると、三角部保護板と手摺との間に身体を挟み込む場合がある。
従って、本発明は、エスカレータの三角部に配設される三角部保護板において、エスカレータの利用者がエスカレータの手摺から身体を突き出していた場合に、手摺から突き出された身体を確実に手摺の内側に戻すことができると共に、三角部保護板と手摺との間に身体を挟み込みにくいエスカレータの三角部保護板を提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1発明は、建物の上下階に跨って設置された第1エスカレータにおける手摺と該手摺に近接する前記建物の構造体とが交差することによって形成される三角部、又は前記第1エスカレータにおける前記手摺と該第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板であって、前記第1エスカレータを正面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、少なくともその下部が、前記手摺よりも前記第1エスカレータの横方向外側に向けて凹んでいることを特徴とするエスカレータの三角部保護板である。
(2) 前記第1エスカレータを正面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、その上部が前記第1エスカレータの横方向内側に向けて凸に湾曲していると共に、その上端部が前記第1エスカレータの横方向外側を向いていることが好ましい。
(3) 前記第1エスカレータを正面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、その上端部が、前記第1エスカレータの横方向内側を向いていることが好ましい。
(4) 本発明のエスカレータの三角部保護板は、前記第1エスカレータの前側から後ろ側に向けて窄まる形状を有していることが好ましい。
(5) 前記第1エスカレータを側面視した状態において、水平面に対する前記三角部保護板の下端部の傾斜角度は、水平面に対する前記第1エスカレータの手摺の傾斜角度よりも大きくなっていることが好ましい。
(6) 本発明のエスカレータの三角部保護板は、前記第1エスカレータの下方側の下部板材と上方側の上部板材とが、該下部板材の上部と該上部板材の下部とを重ねた状態で連結されてなり、前記下部板材と前記上部板材との重なりの程度を変更することにより、前記三角部保護板の下端部と上端部との間隔を広狭自在に構成されていることが好ましい。
(7) 本発明の第2発明は、建物の上下階に跨って設置された第1エスカレータにおける手摺と該手摺に近接する前記建物の構造体とが交差することによって形成される三角部、又は前記第1エスカレータにおける前記手摺と該第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板であって、前記第1エスカレータを側面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、その下部が、水平面に対して、前記第1エスカレータの前側から後ろ側に向かう方向に、該第1エスカレータの手摺の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で傾斜すると共に、前記エスカレータの前記手摺と交差しており、また、前記三角部保護板の前端部の上部の傾斜角度は、前記三角部保護板の前端部の下部の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とする三角部保護板である。
本発明のエスカレータの三角部保護板によれば、エスカレータの三角部に配設される三角部保護板において、エスカレータの利用者がエスカレータの手摺から身体を突き出していた場合に、手摺から突き出された身体を確実に手摺の内側に戻すことができると共に、三角部保護板と手摺との間に身体を挟み込みにくい。
以下、本発明のエスカレータの三角部保護板(以下単に「三角部保護板」ともいう)について、その第1発明の好ましい一実施形態である第1実施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の三角部保護板、及びエスカレータを備えた建物の内部を示す正面斜視図である。図2は、第1実施形態の三角部保護板を単体状態で示す斜視図である。図3は、第1実施形態の三角部保護板の前端部を示す端面図である。図4は、第1実施形態の三角部保護板を示す側面図である。図5は、第1実施形態の三角部保護板による効果を示す斜視図である。
図1は、本発明の第1実施形態の三角部保護板、及びエスカレータを備えた建物の内部を示す正面斜視図である。図2は、第1実施形態の三角部保護板を単体状態で示す斜視図である。図3は、第1実施形態の三角部保護板の前端部を示す端面図である。図4は、第1実施形態の三角部保護板を示す側面図である。図5は、第1実施形態の三角部保護板による効果を示す斜視図である。
第1実施形態の三角部保護板1は、図1に示すように、建物Fの上階F2・下階F1に跨って設置された(第1)エスカレータEにおける手摺E1と手摺E1に近接する建物Fの構造体(下階F1の天井F11)とが交差することによって形成される三角部F3に配設される、エスカレータの三角部保護板である。
エスカレータEは、一般的には、隣接する上下階に跨って設置されているが、複数回離れた上下階に跨って設置されていてもよい。つまり、上階F2及び下階F1は、一般的には、隣接する階(例えば上階が3階で、下階が2階)であるが、複数回離れた階(例えば上階が4階で、下階が2階)であってよい。
エスカレータEは、踏段E3、一対の欄干E2、一対の手摺E1、トラス(図示せず)などを備えている。
エスカレータEは、踏段E3、一対の欄干E2、一対の手摺E1、トラス(図示せず)などを備えている。
踏段E3は、複数個の踏板が無端状に連結されて構成されている。欄干E2は、踏段E3の両側からそれぞれ起立している。手摺E1は、無端ベルトからなり、欄干E2における面方向周縁部に移動自在に配設されている。
前記トラスは、踏段E3の下方に設けられており、踏段E3の自重、利用者の荷重などを支える躯体部分である。トラスの内部には、踏段E3及び手摺E1の駆動する駆動機構(図示せず)、踏段E3を案内する踏段案内レール(図示せず)、前記駆動機構を制御する制御盤などが設けられている。
前記トラスは、踏段E3の下方に設けられており、踏段E3の自重、利用者の荷重などを支える躯体部分である。トラスの内部には、踏段E3及び手摺E1の駆動する駆動機構(図示せず)、踏段E3を案内する踏段案内レール(図示せず)、前記駆動機構を制御する制御盤などが設けられている。
踏段E3及び手摺E1は、前記制御盤に制御された駆動機構により生じた駆動力によって駆動され、同期して下階F1から上階F2に向けて又は上階F2から下階F1に向けて移動する。そのため、エスカレータEの利用者は、踏段E3の踏板に載り、必要に応じて手摺E1に掴まることによって、下階F1から上階F2に向けて又は上階F2から下階F1に向けて移動することができる。
エスカレータEの下端側は、下階F1の床面に接続している。エスカレータEの上端側は、上階F2の床面に接続している。
建物Fにおいては、エスカレータEの手摺E1と手摺E1に近接する建物Fの構造体とが交差することによって三角部F3が形成される。本実施形態における三角部F3を形成する前記構造体は、下階F1の天井F1である。三角部F3は、エスカレータEにおける一対の手摺E1の両側にそれぞれ(計2カ所)形成される。2カ所の三角部F3に、それぞれ第1実施形態の三角部保護板1が配設される。
建物Fにおいては、エスカレータEの手摺E1と手摺E1に近接する建物Fの構造体とが交差することによって三角部F3が形成される。本実施形態における三角部F3を形成する前記構造体は、下階F1の天井F1である。三角部F3は、エスカレータEにおける一対の手摺E1の両側にそれぞれ(計2カ所)形成される。2カ所の三角部F3に、それぞれ第1実施形態の三角部保護板1が配設される。
以下に、第1実施形態の三角部保護板1について詳述する。第1実施形態の三角部保護板1は、図2〜図4に示すように、エスカレータEを側面視した状態においては、従来の三角部保護板と同様に、略三角形状を有している。エスカレータEにおいて、側面視とは、一方の欄干E2から他方の欄干E2に向かう方向に視ることをいう。三角部保護板1における側面視の方向は、エスカレータEにおける側面視の方向と同じである。
略三角形状とは、完全な三角形状のみならず、巨視的に視て三角形状の場合も含む。従って、部分的に突出した部分や凹んだ部分を含んでいてもよく、エスカレータEの後ろ側の端部が尖っていない形態(例えば、該端部が垂直方向に沿う直線状な形態(台形状となる)や、該端部が丸みを帯びた形態)でもよい。
第1実施形態の三角部保護板1においては、エスカレータEを正面視した状態において、三角部保護板1におけるエスカレータEの前側の前端部13は、その下部13cが、手摺E1よりもエスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいると共に、その下端部13aがエスカレータEの横方向内側を向いている。また、三角部保護板1の前端部13は、その上部13dがエスカレータEの横方向内側に向けて凸に湾曲していると共に、その上端部13bがエスカレータEの横方向外側を向いている。
つまり、三角部保護板1の前端部13は、その下部が手摺E1よりもエスカレータEの横方向外側に向けて凸に湾曲し、その上部13dがエスカレータEの横方向内側に向けて凸に湾曲する「S字形状」を有している。S字形状の前端部13は、全体視で、下端部13aから上端部13bに向けて、エスカレータEの横方向外側に広がる形状を有している。
エスカレータEにおいて、正面視とは、エスカレータEの下端側から上端側に向かう方向に視ることをいう。三角部保護板1における正面視の方向は、エスカレータEにおける正面視の方向と同じである。
エスカレータEにおいて、正面視とは、エスカレータEの下端側から上端側に向かう方向に視ることをいう。三角部保護板1における正面視の方向は、エスカレータEにおける正面視の方向と同じである。
三角部保護板1の前端部13は、図2に示すように、三角部保護板1が丸められて湾曲している。詳細には、前端部13は、エスカレータEの横方向内側から前側を経由して横方向外側に向けて凸の半円弧状に湾曲している。これにより、前端部13に利用者の頭などが接触したとしても、前端部13によって利用者の頭などに切り傷が付くことを防止できる。尚、三角部保護板1の前端部13は、実質的に円が形成されるまで湾曲していてもよい。
第1実施形態の三角部保護板1は、エスカレータEの欄干E2及び下階F1の天井F11に固定されている。詳細には、図3に示すように、三角部保護板1の下端部15は、下部取り付け部材3を介してエスカレータEの欄干E2の外側面に取り付けられている。三角部保護板1の上端部16は、上部取り付け部材2を介して下階F1の天井F11に取り付けられている。上部取り付け部材2は、ネジ21により下階F1の天井F11に固定されている。
図3に示すように、三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの深さT1(エスカレータEの手摺E1の外側部から三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの最深部の内面までの水平方向距離)は、好ましくは0〜80cmであり、更に好ましくは0〜50cmである。
三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの最深部の高さT2(エスカレータEの手摺E1の上面から三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの最深部の内面までの垂直方向距離)は、好ましくは−10〜50cmであり、更に好ましくは0〜20cmである。高さT2が「−」(マイナス)であるとは、三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの最深部の内面が、エスカレータEの手摺E1の上面よりも低い位置に位置することを意味する。
三角部保護板1の前端部13の上部13dにおける頂部の湾曲深さT3(三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの最深部の内面から三角部保護板1の前端部13の上部13dにおける頂部の内面までの水平方向距離)は、好ましくは0〜80cmであり、更に好ましくは0〜60cmである。
三角部保護板1の前端部13の上部13dにおける頂部の湾曲高さT4(三角部保護板1の前端部13の下部における凹みの最深部の内面から三角部保護板1の前端部13の上部13dにおける頂部の内面までの垂直方向距離)は、好ましくは0〜80cmであり、更に好ましくは0〜60cmである。
第1実施形態の三角部保護板1は、エスカレータEの前側から後ろ側に向けて窄まる形状を有している。そのため、第1実施形態の三角部保護板1においては、S字形状を有する三角部保護板1の前端部13は、S字形状を保持してエスカレータEの前側から後ろ側に向けて窄まっており、三角部保護板1の後端部は実質的にS字形状を有していない。
三角部保護板1を形成する材料は特に制限されないが、強度、利用者に接触したときのソフトな感触などを確保する観点などから、不透明なアクリル板が好ましい。
不透明なアクリル板が好ましい理由は次の通りである。子供の首がエスカレータの手摺と三角部保護板との間に挟まるのは、子供の興味が下の階にあり、エスカレータの手摺から身を乗り出すためである。しかしながら、三角部保護板1が不透明なアクリル板から形成されていると、子供が下をのぞくことができないため、子供の首がエスカレータの手摺と三角部保護板との間に挟まることを防止できる。
不透明なアクリル板が好ましい理由は次の通りである。子供の首がエスカレータの手摺と三角部保護板との間に挟まるのは、子供の興味が下の階にあり、エスカレータの手摺から身を乗り出すためである。しかしながら、三角部保護板1が不透明なアクリル板から形成されていると、子供が下をのぞくことができないため、子供の首がエスカレータの手摺と三角部保護板との間に挟まることを防止できる。
図4に示すように、エスカレータEを側面視した状態において、水平面に対する三角部保護板1の下端部15の傾斜角度θ1は、水平面に対するエスカレータEの手摺E1の傾斜角度θ2よりも大きくなっている。下端部15の傾斜角度θ1は、好ましくは35〜45度である。手摺E1の傾斜角度θ2は、好ましくは25〜35度である。
また、三角部保護板1の前端部13における下端部13aと手摺E1の下端部との間隔(手摺E1の傾斜角度θ2と直交する方向に沿う間隔)T5は、好ましくは25〜35cmである。手摺E1の上端部と三角部保護板1の上端部16との交差した箇所における、手摺E1の下端部と三角部保護板1の下端部15との間隔(手摺E1の傾斜角度θ2と直交する方向に沿う間隔)T6は、好ましくは2〜5cmである。
第1実施形態の三角部保護板1によれば、以下の各効果が奏される。
第1実施形態の三角部保護板1においては、前端部13は、少なくともその下部が、エスカレータEの手摺E1よりもエスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいる。そのため、図5に示すように、上りのエスカレータの利用者Mが、エスカレータEの手摺E1よりも横方向外側に、自分の頭Hを突き出した状態で、エスカレータEに乗り続けていた場合であっても、三角部保護板1における外側に凹んだ下部11によって、頭HがエスカレータEの横方向内側に押し戻される。このとき、利用者Mの頭Hは、凹んだ下部11によって支持されるため、三角部保護板1とエスカレータEの手摺E1との間に首などを挟み込みにくい。
第1実施形態の三角部保護板1においては、前端部13は、少なくともその下部が、エスカレータEの手摺E1よりもエスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいる。そのため、図5に示すように、上りのエスカレータの利用者Mが、エスカレータEの手摺E1よりも横方向外側に、自分の頭Hを突き出した状態で、エスカレータEに乗り続けていた場合であっても、三角部保護板1における外側に凹んだ下部11によって、頭HがエスカレータEの横方向内側に押し戻される。このとき、利用者Mの頭Hは、凹んだ下部11によって支持されるため、三角部保護板1とエスカレータEの手摺E1との間に首などを挟み込みにくい。
そして、三角部保護板1の前端部13は、その上部13dがエスカレータEの横方向内側に向けて凸に湾曲しているため、外側に凹んだ下部11によって横方向内側に押し戻された利用者Mの頭Hは、横方向内側に向けて凸に湾曲した上部12によって、エスカレータEの横方向内側に更に押し戻される。
第1実施形態の三角部保護板1は、エスカレータEの前側から後ろ側に向けて窄まる形状を有しているため、三角部保護板1の下部11又は上部12によって横方向内側に押し戻された利用者Mの頭Hは、エスカレータEの手摺E1の内側に滑らかに押し戻される。
また、三角部保護板1の下端部15の傾斜角度θ1は、エスカレータEの手摺E1の傾斜角度θ2よりも大きくなっているため、利用者Mの頭Hは、三角部保護板1の下部11又は上部12によって横方向内側に押し戻されると同時に、手摺E1の上側に向けても押し戻される。
次に、本発明の三角部保護板についての他の実施形態について説明する。他の実施形態については、主として、第1実施形態とは異なる点を説明し、第1実施形態と同様の構成について同じ符号を付し、説明を省略する。他の実施形態について特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。他の実施形態においても、第1実施形態と同様に使用することができ、同様の効果が奏される。
図6は、本発明の第2実施形態の三角部保護板を示す側面図(図4対応図)である。
第2実施形態の三角部保護板1Aは、第1実施形態の三角部保護板1に比して、図6に示すように、エスカレータEを側面視した状態において、三角部保護板1Aの下端部15の傾斜角度θ1と、エスカレータEの手摺E1の傾斜角度θ2とが同じであることが主として異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態の三角部保護板1Aによっても、第1実施形態の三角部保護板1と同様の効果が奏される。
第2実施形態の三角部保護板1Aは、第1実施形態の三角部保護板1に比して、図6に示すように、エスカレータEを側面視した状態において、三角部保護板1Aの下端部15の傾斜角度θ1と、エスカレータEの手摺E1の傾斜角度θ2とが同じであることが主として異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態の三角部保護板1Aによっても、第1実施形態の三角部保護板1と同様の効果が奏される。
図7(a)及び(b)は、本発明の第3実施形態の三角部保護板を示す斜視図である。
第3実施形態の三角部保護板1Bは、第1実施形態の三角部保護板1に比して、図7に示すように、エスカレータEの下方側の下部板材1aと上方側の上部板材1bとが、下部板材1aの上部と上部板材1bの下部とを重ねた状態で連結されてなる。そして、下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度を変更することにより、三角部保護板1Bの下端部15と上端部16との間隔を広狭自在に構成されている。
第3実施形態の三角部保護板1Bは、第1実施形態の三角部保護板1に比して、図7に示すように、エスカレータEの下方側の下部板材1aと上方側の上部板材1bとが、下部板材1aの上部と上部板材1bの下部とを重ねた状態で連結されてなる。そして、下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度を変更することにより、三角部保護板1Bの下端部15と上端部16との間隔を広狭自在に構成されている。
第3実施形態の三角部保護板1Bについて詳述する。第3実施形態においては、下部板材1aは、三角部保護板1における外側に凹んだ下部11を形成し、上部板材1bは、三角部保護板1における内側に凸に湾曲した上部12を形成する。つまり、第3実施形態の三角部保護板1Bは、下部板材1aと上部板材1bとが連結された状態において、第1実施形態の三角部保護板1と同様の全体形状となる。
下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度を変更することにより、三角部保護板1Bの下端部15と上端部16との間隔を広狭自在とする構成は、特に制限されないが、第3実施形態においては以下の構成を採用している。
下部板材1aの上部には、三角部保護板1Bの前後方向に離間して2個の上部貫通孔17a,17aが設けられている。上部板材1bの下部には、三角部保護板1の前後方向に、2個の上部貫通孔17a,17aの間隔と同じ間隔で離間した2個の第1下部貫通孔17b1,17b1と、同じ間隔で離間した2個の第2下部貫通孔17b2,17b2とが設けられている。第1下部貫通孔17b1は、第2下部貫通孔17b2の下方に離間して配置している。
下部板材1aの上部には、三角部保護板1Bの前後方向に離間して2個の上部貫通孔17a,17aが設けられている。上部板材1bの下部には、三角部保護板1の前後方向に、2個の上部貫通孔17a,17aの間隔と同じ間隔で離間した2個の第1下部貫通孔17b1,17b1と、同じ間隔で離間した2個の第2下部貫通孔17b2,17b2とが設けられている。第1下部貫通孔17b1は、第2下部貫通孔17b2の下方に離間して配置している。
下部板材1aと上部板材1bとは、下部板材1aの上部をエスカレータEの横方向内側に配置し、上部板材1bの下部を横方向外側に配置させて、雄ネジ17cとナット(図示せず)とを締結することにより連結される。雄ネジ17cは横方向内側に配置され、ナットは横方向外側に配置される。雄ネジ17cは、横方向内側に配置され、利用者に接する可能性があるので、雄ネジ17cのネジ頭が下部板材1aの外面から突出しないように、下部板材1aに座ぐりを設けることが好ましい。
第3実施形態の三角部保護板1Bにおいては、図7(a)に示すように、下部板材1aの上部貫通孔17aと上部板材1bの第1下部貫通孔17b1とを一致させて、雄ネジ17c及びナットを用いて、下部板材1aと上部板材1bとを連結することができる。また、図7(b)に示すように、下部板材1aの上部貫通孔17aと上部板材1bの第2下部貫通孔17b2とを一致させて、雄ネジ17c及びナットを用いて、下部板材1aと上部板材1bとを連結することができる。
図7(a)に示す連結形態においては、下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度(重なる面積)が小さいので、結果的に、三角部保護板1の下端部15と上端部16との間隔が広くなる。一方、図7(b)に示す連結形態においては、下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度が大きいので、結果的に、三角部保護板1の下端部15と上端部16との間隔が狭くなる。
第3実施形態の三角部保護板1Bによれば、第1実施形態の三角部保護板1と同様の効果が奏される。
また、第3実施形態の三角部保護板1Bは、下部板材1aと上部板材1bが、下部板材1aの上部と上部板材1bの下部とを重ねた状態で連結されてなり、下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度を変更することにより、三角部保護板1Bの下端部15と上端部16との間隔を広狭自在に構成されている。そのため、1種類の三角部保護板1によって、図4に示す側面視形状や図6に示す側面視形状などの2種類の形状に対応することができる。
尚、下部板材1a及び上部板材1bに設ける貫通孔の個数や位置などを変更することにより、三角部保護板1の下端部15と上端部16との間隔を3段階以上に変更自在な構成とすることができる。
また、第3実施形態の三角部保護板1Bは、下部板材1aと上部板材1bが、下部板材1aの上部と上部板材1bの下部とを重ねた状態で連結されてなり、下部板材1aと上部板材1bとの重なりの程度を変更することにより、三角部保護板1Bの下端部15と上端部16との間隔を広狭自在に構成されている。そのため、1種類の三角部保護板1によって、図4に示す側面視形状や図6に示す側面視形状などの2種類の形状に対応することができる。
尚、下部板材1a及び上部板材1bに設ける貫通孔の個数や位置などを変更することにより、三角部保護板1の下端部15と上端部16との間隔を3段階以上に変更自在な構成とすることができる。
図8は、本発明の第4実施形態の三角部保護板を示す斜視図(図2対応図)である。
第4実施形態の三角部保護板1Cは、図8に示すように、エスカレータEを正面視した状態において、三角部保護板1Cの前端部13は、その下部が、エスカレータEの手摺E1よりもエスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいる。また、三角部保護板1の前端部13は、その上端部13bが、エスカレータEの横方向内側を向いている。
つまり、第4実施形態の三角部保護板1Cは、略半円弧形状を有しており、その下端部15及び上端部16の両方がエスカレータEの横方向内側を向いている。
第4実施形態の三角部保護板1Cは、図8に示すように、エスカレータEを正面視した状態において、三角部保護板1Cの前端部13は、その下部が、エスカレータEの手摺E1よりもエスカレータEの横方向外側に向けて凹んでいる。また、三角部保護板1の前端部13は、その上端部13bが、エスカレータEの横方向内側を向いている。
つまり、第4実施形態の三角部保護板1Cは、略半円弧形状を有しており、その下端部15及び上端部16の両方がエスカレータEの横方向内側を向いている。
図9は、本発明の第5実施形態の三角部保護板を備えた建物の内部を示す側面図である。前記第1〜第4実施形態の三角部保護板1〜1Cは、建物Fの上階F2・下階F1に跨って設置された(第1)エスカレータEにおける手摺E1と手摺E1に近接する建物Fの構造体(具体的には下階F1の天井F11)とが交差することによって形成される三角部F3に配設されるものであるのに対し、第5実施形態の三角部保護板1Dは、図9に示すように、(第1)エスカレータEにおける手摺E1と第1エスカレータEに並んで設置された第2エスカレータE’の下部F4’とが交差することによって形成される三角部F3’に配設されるものである。
第1〜第4実施形態における三角部F3が略直角三角形状を有しているのに対し、第5実施形態における三角部F3’は、(直角を有していない)略二等辺三角形状を有している。従って、第5実施形態の三角部保護板1Dは、三角部F3の形状に対応して、側面視で、略二等辺三角形状を有している。
図10は、本発明の第6実施形態の三角部保護板を示す斜視図である。図11は、本発明の第6実施形態の三角部保護板を示す側面図である。図12は、本発明の第6実施形態の三角部保護板を示す平面図である。
第6実施形態の三角部保護板1Eは、本発明の第2発明の好ましい一実施形態であり、特に説明しない構成は、第1実施形態と同様である。
第6実施形態の三角部保護板1Eは、本発明の第2発明の好ましい一実施形態であり、特に説明しない構成は、第1実施形態と同様である。
第6実施形態の三角部保護板1Eにおいては、図9及び図10に示すように、エスカレータEを側面視した状態において、三角部保護板1Eの前端部13は、その下部13cが、水平面に対して、エスカレータEの前側から後ろ側に向かう方向に傾斜すると共に、エスカレータEの手摺E1と交差している。また、三角部保護板1Eの前端部13の下部13cの傾斜角度は、エスカレータEの手摺E1の傾斜角度よりも大きくなっている。三角部保護板1Eの前端部13の上部13dの傾斜角度は、三角部保護板1Eの前端部13の下部13cの傾斜角度よりも大きくなっている。
エスカレータEの手摺E1と三角部保護板1Eの前端部13の下部13cとがなす角度θ3は、好ましくは5〜10度である。三角部保護板1Eの前端部13の下部13cと上部13dとがなす角度θ4は、好ましくは5〜10度である。
図10及び図11に示すように、三角部保護板1Eは、全体として平板状である。三角部保護板1Eの前端部13は、エスカレータEの横方向外側に略直角に屈曲し、矩形帯状の縁部を形成している。前端部13に矩形帯状の縁部が設けられているため、例えば、前端部13に利用者Mの頭Hなどが接触したとしても、前端部13によって利用者Mの頭Hなどに切り傷が付くことを防止できる。
図10及び図11に示すように、三角部保護板1Eは、全体として平板状である。三角部保護板1Eの前端部13は、エスカレータEの横方向外側に略直角に屈曲し、矩形帯状の縁部を形成している。前端部13に矩形帯状の縁部が設けられているため、例えば、前端部13に利用者Mの頭Hなどが接触したとしても、前端部13によって利用者Mの頭Hなどに切り傷が付くことを防止できる。
第5実施形態の三角部保護板1Eにおいては、三角部保護板1Eにおける前端部13の下部13cは、水平面に対して、エスカレータEの前側から後ろ側に向かう方向に、エスカレータEの手摺E1の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で傾斜すると共に、エスカレータEの手摺E1と交差している。そのため、上りのエスカレータの利用者Mが、エスカレータEの手摺E1よりも横方向外側に、自分の頭Hを突き出した状態で、エスカレータEに乗り続けていた場合であっても、三角部保護板1Eにおける前端部13の下部13cによって、頭HがエスカレータEの横方向内側に押し戻される。このとき、利用者Mの頭Hは、前端部13の下部13cによって支持されるため、三角部保護板1とエスカレータEの手摺E1との間に首などを挟み込みにくい。
そして、三角部保護板1Eの前端部13の上部13dの傾斜角度は、三角部保護板1Eの前端部13の下部13cの傾斜角度よりも大きくなっているため、前端部13の下部13cによって横方向内側に押し戻された利用者Mの頭Hは、前端部13の上部13dによって、エスカレータEの横方向内側に更に押し戻される。
本発明の三角部保護板は、前述した実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。例えば、三角部F3を形成する建物の構造体は、第1〜第4及び第6実施形態のように下階F1の天井に制限されず、例えば、梁でもよい。
本発明の三角部保護板1は、その下端部15及びその上端部16がエスカレータEの欄干E2や下階F1の天井F11などに固定されていることが好ましいが、下端部15又は上端部16の何れか一方がエスカレータEの欄干E2や下階F1の天井F11などに固定されていなくてもよい。
本発明の三角部保護板1は、その下端部15及びその上端部16がエスカレータEの欄干E2や下階F1の天井F11などに固定されていることが好ましいが、下端部15又は上端部16の何れか一方がエスカレータEの欄干E2や下階F1の天井F11などに固定されていなくてもよい。
図5及び図10を参照して、利用者Mが頭HをエスカレータEの手摺E1から突き出している場合における本発明の三角部保護板の効果について説明しているが、本発明の三角部保護板は、頭H以外の身体、例えば、首、手などをエスカレータEの手摺E1から突き出している場合にも有効である。
本発明の各実施形態における各構成は、適宜組み合わせることができる。
本発明の各実施形態における各構成は、適宜組み合わせることができる。
1,1A,1B,1C,1D,1E 三角部保護板
1a 下部板材
1b 上部板材
11 下部
12 上部
13 前端部
13a 下端部
13b 上端部
13c 下部
13d 上部
15 下端部
16 上端部
E (第1)エスカレータ
E’ 第2エスカレータ
E1 手摺
E4’ 下部
F 建物
F1 下階
F11 天井(建物の構造体)
F2 上階
F3、F3’ 三角部
1a 下部板材
1b 上部板材
11 下部
12 上部
13 前端部
13a 下端部
13b 上端部
13c 下部
13d 上部
15 下端部
16 上端部
E (第1)エスカレータ
E’ 第2エスカレータ
E1 手摺
E4’ 下部
F 建物
F1 下階
F11 天井(建物の構造体)
F2 上階
F3、F3’ 三角部
Claims (7)
- 建物の上下階に跨って設置された第1エスカレータにおける手摺と該手摺に近接する前記建物の構造体とが交差することによって形成される三角部、又は前記第1エスカレータにおける前記手摺と該第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板であって、
前記第1エスカレータを正面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、少なくともその下部が、前記手摺よりも前記第1エスカレータの横方向外側に向けて凹んでいることを特徴とするエスカレータの三角部保護板。 - 前記第1エスカレータを正面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、その上部が前記第1エスカレータの横方向内側に向けて凸に湾曲していると共に、その上端部が前記第1エスカレータの横方向外側を向いていることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータの三角部保護板。
- 前記第1エスカレータを正面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、その上端部が、前記第1エスカレータの横方向内側を向いていることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータの三角部保護板。
- 前記第1エスカレータの前側から後ろ側に向けて窄まる形状を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエスカレータの三角部保護板。
- 前記第1エスカレータを側面視した状態において、水平面に対する前記三角部保護板の下端部の傾斜角度は、水平面に対する前記第1エスカレータの手摺の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のエスカレータの三角部保護板。
- 前記第1エスカレータの下方側の下部板材と上方側の上部板材とが、該下部板材の上部と該上部板材の下部とを重ねた状態で連結されてなり、
前記下部板材と前記上部板材との重なりの程度を変更することにより、前記三角部保護板の下端部と上端部との間隔を広狭自在に構成されている請求項1〜5の何れかに記載のエスカレータの三角部保護板。 - 建物の上下階に跨って設置された第1エスカレータにおける手摺と該手摺に近接する前記建物の構造体とが交差することによって形成される三角部、又は前記第1エスカレータにおける前記手摺と該第1エスカレータに並んで設置された第2エスカレータの下部とが交差することによって形成される三角部に配設される、エスカレータの三角部保護板であって、
前記第1エスカレータを側面視した状態において、前記三角部保護板における前記第1エスカレータの前側の前端部は、その下部が、水平面に対して、前記第1エスカレータの前側から後ろ側に向かう方向に、該第1エスカレータの手摺の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で傾斜すると共に、前記エスカレータの前記手摺と交差しており、
また、前記三角部保護板の前端部の上部の傾斜角度は、前記三角部保護板の前端部の下部の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とする三角部保護板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007309428A JP2009132486A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | エスカレータの三角部保護板 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009132486A true JP2009132486A (ja) | 2009-06-18 |
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ID=40864784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007309428A Pending JP2009132486A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | エスカレータの三角部保護板 |
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JP (1) | JP2009132486A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102530702A (zh) * | 2012-02-28 | 2012-07-04 | 邓擎义 | 用于电梯扶手与楼层顶面之间的安全装置及其制作方法 |
CN103538996A (zh) * | 2012-07-13 | 2014-01-29 | 上海申菱电梯配件有限公司 | 自动扶梯安全警示装置 |
JP2017048012A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | フジテック株式会社 | 乗客コンベアの保護板 |
-
2007
- 2007-11-29 JP JP2007309428A patent/JP2009132486A/ja active Pending
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