JP4788222B2 - 乗客コンベアの安全設備 - Google Patents

乗客コンベアの安全設備 Download PDF

Info

Publication number
JP4788222B2
JP4788222B2 JP2005222451A JP2005222451A JP4788222B2 JP 4788222 B2 JP4788222 B2 JP 4788222B2 JP 2005222451 A JP2005222451 A JP 2005222451A JP 2005222451 A JP2005222451 A JP 2005222451A JP 4788222 B2 JP4788222 B2 JP 4788222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
passenger conveyor
front edge
main plate
upper edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005222451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007039153A (ja
Inventor
大介 千村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005222451A priority Critical patent/JP4788222B2/ja
Publication of JP2007039153A publication Critical patent/JP2007039153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4788222B2 publication Critical patent/JP4788222B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

この発明は、乗客コンベアに乗る乗客が、接近する固定物に衝突するのを防ぐ乗客コンベアの安全設備に関する。
従来の乗客コンベアの安全設備においては、近接する建屋天井や上階の乗客コンベアの側面下端と、乗客コンベアの移動手摺との間に構成される三角交差部には、乗客コンベアの踏段上から外側に身を乗り出した乗客が挟まれるのを防止するため、略三角状の保護板を設置している。最近では乗客に三角交差部の接近を警告する目的で備えられる吊下式の保護板と、三角交差部への挟まれを確実に防止する目的で備えられる固定式の保護板の2枚構成としている。保護板は照明の光や乗客の視界を遮らないようにとの配慮で、一般的にアクリル板などの透明な合成樹脂材料で構成している(例えば特許文献1参照)。また保護板の強度を増す、あるいはより乗客の視覚に入りやすくし、より確実に警告して事故を予防する目的として前縁体及び上縁体を設ける構成にしている(例えば特許文献2参照)。
特開平2−52897号公報 特開2000−296982号公報
従来の乗客コンベアの安全設備では、固定式の保護板については、上端のみを近接する固定物である建屋天井や乗客コンベアの側面下端等に固定する片持ち支持となるため、例えばアクリルなどの合成樹脂一種類の材料で作成された場合、乗客の体や荷物が強く衝突し保護板に側面方向の荷重が作用したときに比較的容易に亀裂が入るなど破損してしまい、一度亀裂が入ると容易に破断分裂してしまい、落下してしまう問題があった。また固定物に残った部分は破断面が鋭利となりやすいという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、より衝撃に強い乗客コンベアの安全設備を得るものである。
この発明に係る乗客コンベアの安全設備においては、乗客コンベアの両側上端部に設けられる移動手摺とこの移動手摺近接し固定物の側面下端とで形成される三角交差部の開口前部に設けられた保護板を備え、保護板は略三角状の主板体と、円筒状であり、主板体の前縁部が差し込まれる上下方向のスリット及び上端に切欠き部を有した前縁体と、板状であり、主板体の上縁部と接し且つ前縁体の切欠き部に挟み込まれた状態で固定部との間に主板体を挟み込んだ上縁体と、一体化された前縁体及び上縁体と主板体とを固定物連結する取付具と、を備えたものである。
この発明は、乗客コンベアの安全設備を、より衝撃に強いものとできる。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における乗客コンベアの安全設備を示す側面図、図2は乗客コンベアの安全設備である固定式保護板の詳細を示す側面図、図3は固定式保護板の上縁体と前縁体の結合部詳細を示す斜視図、図4は図3を矢印A方向から見た背面図、図5は図3の側面図、図6は固定式保護板の略三角状の主板体を示す側面図、図7は固定式保護板を示す斜視図、図8は図7の矢印B方向から見た背面図、図9は図7の矢印C方向からみた正面図である。
図において、1は上昇方向に移動する傾斜型の乗客コンベア、1aは傾斜型の乗客コンベア1の両側上端に設けられる移動手摺、2は乗客コンベア1の図1における奥側に側面が近接し、側面下端が移動手摺1aと傾斜の異なる固定物である上階の建屋天井、3は移動手摺1aと建屋天井2の側面下端とによって形成される三角交差部の開口前部に設けられる略三角状の固定式保護板で、固定物2の側壁下端に下方に向けて固定され、円筒状の前縁体4、一対の板状の上縁体5、略三角状の主板体6、及び取付具7から構成される。
円筒状の前縁体4は、上下方向に延在し、外径がd1であり、上端開口部二箇所に互いが円筒の中心対称で奥行き方向に一列となるよう対向し、それぞれの寸法は横方向の幅がt2、上下方向の深さがd2からなる一対の凹型切欠き部4aと、これら一対の凹型切欠き部4aの一方の切欠き面底面の中央部から下方に延在する幅t1なるスリット4bが設けられるものである。ここでt2はt1より大きいものである。
一対の板状の上縁体5は、奥行き方向水平に延在し、複数の通し穴5aが水平方向一列に等間隔に設けられた長方形の長板部5b、及びこの長板部5bの端部下方に一体的に連結延在する長方形の短板部5cから構成されたL字型である。ここで短板部5cの高さ方向の寸法はd2以上、奥行き方向の幅寸法はd1であり、且つ一対の板状の上縁体5の板厚は、互いが隙間間隔t1をおいて対向したとき、互いの外側側面同士の幅寸法がt2となるものである。これらにより一対の板状の上縁体5は前述の隙間間隔t1において短板部5cが前縁体4の一対の凹型切欠き部4aに寸法良く嵌め込まれているものである。またこのときの長板部5bの延在方向は前縁体4のスリット4bが設けられている方向である。また短板部5cの側面及び下辺と一対の凹型切欠き部4aの切欠き面側面及び下面とが接触する箇所は溶接などにより強固に接合され、これにより一対の板状の上縁体5は、円筒状の前縁体4と強固に固定一体化されている(図3参照)。ここで円筒状の前縁部4、及び一対の上縁体5 の材質は、例えば金属などの靭性の高いものが選択される。
略三角状の主板体6は、水平な上縁部、及び移動手摺1aと平行となる傾斜角を付けられた下縁部とで構成される。また主板体6は、厚さがt1であり、図6の斜線で示す前縁部分が、円筒状の前縁体4の幅t1なるスリット4bに挿入されて前縁体4の内部に納まり、また上縁部が隙間間隔t1なる一対の上縁部5の間に挿入される。またこのとき複数の通し穴6aは主板体6の上縁部に、一対の上縁体5の複数の通し穴5aと全て一致するように設けられている。ここで主板体6の材質は、例えばアクリルなどの透明な合成樹脂材料が採用される。
取付具7は一致した複数の取付穴5a及び6aに通され、先端が建屋天井の側面と係合することで、固定一体化された前縁体4及び上縁体5と主板体6とを固定し、且つ固定式保護板3を建屋天井2に固定している(図7〜図9参照)。またこの固定箇所は前述の三角交差部の開口前部で主板体6の下端部が移動手摺1aと平行且つ下方に位置する所である。
以上のように構成された乗客コンベアの安全設備において、傾斜型の乗客コンベア1に乗り、移動手摺1aを大きく越えて建屋天井2側に上体を乗り出しながら上昇した乗客が前述の三角交差部に近づく時、固定式保護板3により乗客に危害を及ぼすことなく三角交差部に挟まれるのを防ぐことができる。
また、円筒状の前縁部4、及び一対の上縁部5の材質は、金属などの靭性の高いものが選択され、且つそれぞれが強固に固定一体化されているため、固定式保護板3に乗客の身体や荷物が強く衝突し側面方向の荷重が作用しても、破断分裂や破断分裂した箇所の落下を防ぐことができ、また建屋天井2側に残留した固定式保護板3の一部の破断面が乗客に危害を及ぼすことを防ぐことができる。
また、略三角状の主板体6の材質は、従来通りアクリルなどの透明な合成樹脂材料を使用していることから、軽量化を図るとともに、照明の光や、乗客の視界が遮られることを最小限にとどめ、開放感を保つことができる。
また円筒状の前縁部4をステンレス材で構成し、表面にヘアライン仕上げや鏡面仕上げを施し、高級感や軽量感を増すこともできる。
また、略三角状の主板体6を、接合され一体化された円筒状の前縁体4と一対の板状の上縁体5とに挿入することにより組立て、取付具7により固定物2に固定することができ、固定式保護板3の組立及び取付作業が容易である。また左右勝手を作らないため、固定式保護板3の組立作業を間違えることを避けることができる。
実施の形態2.
図10はこの発明を実施するための実施の形態2における保護板を示す図7相当図、図11は図10の矢印D方向から見た図8相当図、図12は図10の矢印E方向から見た図9相当図である。
実施の形態1の固定式保護板3では、一対の板状の上縁体5の間に略三角状の主板体6の上縁部を挟む構成にしたが、本実施の形態の固定式保護板3aでは、図10で示すように板状の上縁体5d一枚とし、合わせて円筒状の前縁体4の一対の凹型切欠き部4cの横方向の幅は狭く設け、略三角状の主板体6の上縁部を建屋天井2と上縁体5dとで挟む構成としたものである。
これにより、固定式保護板の強度を損なうことなく部品点数を少なくすることができ、固定式保護板の組立がより容易となる。
この発明の実施の形態1における乗客コンベアの保護設備を示す側面図である。 この発明の実施の形態1における乗客コンベアの保護設備の固定式保護板の詳細を示す側面図である。 この発明の実施の形態1における固定式保護板の上縁体及び前縁体の結合部詳細を示す斜視図である。 図3の矢印A方向から見た正面図である。 図3の側面図である。 この発明の実施の形態1における固定式保護板の主板体を示す側面図である。 この発明の実施の形態1における固定式保護板を示す斜視図である。 図7の矢印B方向から見た背面図である。 図7の矢印C方向から見た正面図である。 この発明の実施の形態2における固定式保護板を示す斜視図である。 図10の矢印D方向から見た背面図である。 図10の矢印E方向から見た正面図である。
符号の説明
1 乗客コンベア、
1a 移動手摺、
2 建屋天井、
3、3a 固定式保護板、
4、前縁体、
4a、4c 凹型切欠き部、
4b スリット、
5、5d 上縁体、
5a 通し穴、
5b 長板部、
5c 短板部
6 主板体、
6a 通し穴、
7 取付具。

Claims (3)

  1. 乗客コンベアの両側上端部に設けられる移動手摺とこの移動手摺近接し固定物の側面下端とで形成される三角交差部の開口前部に設けられた保護板を備え、
    前記保護板は
    略三角状の主板体と、
    円筒状であり、前記主板体の前縁部が差し込まれる上下方向のスリット及び上端に切欠き部を有した前縁体と、
    板状であり、前記主板体の上縁部と接し且つ前記前縁体の切欠き部に挟み込まれた状態で前記固定部との間に前記主板体を挟み込んだ上縁体と、
    一体化された前記前縁体及び前記上縁体と前記主板体とを前記固定物連結する取付具と
    を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全設備。
  2. 前縁体及び上縁体は金属材料であり、主板体は透明な合成樹脂材であること特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの安全設備。
  3. 前縁体及び上縁体は強固に一体化されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の乗客コンベアの安全設備。
JP2005222451A 2005-08-01 2005-08-01 乗客コンベアの安全設備 Expired - Fee Related JP4788222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005222451A JP4788222B2 (ja) 2005-08-01 2005-08-01 乗客コンベアの安全設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005222451A JP4788222B2 (ja) 2005-08-01 2005-08-01 乗客コンベアの安全設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007039153A JP2007039153A (ja) 2007-02-15
JP4788222B2 true JP4788222B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=37797485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005222451A Expired - Fee Related JP4788222B2 (ja) 2005-08-01 2005-08-01 乗客コンベアの安全設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4788222B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203505A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Hitachi Ltd 乗客コンベアおよび乗客コンベアの安全設備
JP6118717B2 (ja) * 2013-12-02 2017-04-19 株式会社日立製作所 乗客コンベアの保護板並びにそれを用いる乗客コンベア

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632557U (ja) * 1992-09-29 1994-04-28 筒中プラスチック工業株式会社 合成樹脂製遮蔽板の取付構造
JP2000296982A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Nisshin:Kk 乗客輸送体の安全設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007039153A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101305564B1 (ko) 차량용 튜블러 백빔
KR101630586B1 (ko) 운전자 보호 가드, 가드 부착 작업 기계용 캡, 및 작업 기계
US20050006913A1 (en) Mounting for a radiator casing in a motor vehicle
JP4788222B2 (ja) 乗客コンベアの安全設備
US20130248791A1 (en) Barrier system and method of assembling the same
WO2016024433A1 (ja) 車両の内装部材
EP2239223B1 (en) Elevator hall door
CN101992995A (zh) 电梯的轿厢
JP5253234B2 (ja) エレベータかご天井上巾木装置
JP4812417B2 (ja) エスカレータガード板およびこれを用いたエスカレータ設備
JP2009190893A (ja) 乗客輸送体の保護体
WO2018095741A1 (en) Balustrade for a roof of an elevator car, elevator car with a balustrade and method for assembling a balustrade
EP3839174B1 (en) Bracket for supporting a wall element and a system for shielding an area
US7396084B2 (en) Aircraft seat fixing apparatus
JP2797896B2 (ja) エレベーター用板体
JP2009132486A (ja) エスカレータの三角部保護板
CN213442784U (zh) 车辆顶棚结构和车辆
JP2007119204A (ja) エスカレータガード板およびエスカレータ設備
CN112140850B (zh) 车辆
JP6633747B2 (ja) エレベータのかご室壁
JP2016132565A (ja) フェッシャープレート
JP5911360B2 (ja) エレベータのストレッチャガード兼用手摺
CN108725599B (zh) 车身底板构造
WO2021191994A1 (ja) 乗客コンベアの床板、および乗客コンベア
JP2000296981A (ja) 乗客輸送体の安全設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees