JP4812417B2 - エスカレータガード板およびこれを用いたエスカレータ設備 - Google Patents

エスカレータガード板およびこれを用いたエスカレータ設備 Download PDF

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Description

この発明はエスカレータ設備の安全性を高めるために設けられるエスカレータガード板およびそのエスカレータガード板を具備したエスカレータ設備に関する。
上りエスカレータの乗客が建物の梁や天井、あるいは下りエスカレータの下面(以下、これらを「梁」と称する)の近くを通過する際にその乗客が手や首を横に突き出していると、エスカレータの手摺と建物の梁の間の三角部に手や首をはさまれる事故に遭遇する危険がある。
こうした事故を未然に防ぐために、上記三角部にエスカレータガード板を配置することが一般に行なわれている(特許文献1、2参照)。
特許文献1、2に開示されたエスカレータガード板は、梁などの静止部からチェーンなどで吊り下げられ、エスカレータの乗客の身体の一部や手荷物がこれに当たることによって乗客に注意を促し、しかもエスカレータガード板が揺動して簡単に移動するので事故を未然に防止できる。
さらに、最近は、エスカレータガード板として、固定板と、可動板とを組み合わせる構造のものもある。この場合は、エスカレータの乗客の身体の一部や手荷物などが可動板に当たってもエスカレータの乗客が適切な回避行動をとらなかった場合には、その乗客の身体や手荷物などが固定板に当たるようになっている。固定板は梁などの静止部に固定されているので、これに乗客の身体などが当たれば衝撃を受けることになるが、それでも、三角部にはさまれるような事態は避けることができる。
特開平10−77189号公報 特開平10−7363号公報
上記のように固定板は、その設置目的から、梁などに固定された構造となっている。そのため、非常に強い衝撃が加えられた場合には、可動板のように揺動することができず、衝撃をそのまま受けてしまい破損してしまう危険性がある。
そして、このような場合には、固定板が周囲に飛び散ってしまったり、あるいはそのまま下階まで落下してしまったりする。これは、他の乗客への二次的な被害を及ぼすことになるため、極力避けなければならない。
そこで本発明は、強い衝撃を受けて破損したとしても、飛び散ったり落下したりするのを極力防止できるエスカレータガード板およびこれを用いたエスカレータ設備を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するものであって、本発明に係るエスカレータガード板は、互いに隣接する2台のエスカレータ同士あるいはエスカレータと建物とが交差する三角部に固定設置されるエスカレータガード板において、固定設置側に設けられる第一の領域と、前記第一の領域に隣接して設けられる第二の領域と、前記第一の領域と第二の領域の境界に設けられ、これら領域よりも強度が弱く形成された境界部と、前記境界部を挟んで前記第一の領域と第二の領域にまたがるように設けられる架橋部材と、を有すること、を特徴とする。
また、本発明に係るエスカレータ設備は、互いに隣接する2台のエスカレータ同士あるいはエスカレータと建物とが交差する三角部に固定設置されるエスカレータガード板を備えたエスカレータ設備において、前記エスカレータガード板は、固定設置側に設けられる第一の領域と、前記第一の領域に隣接して設けられる第二の領域と、前記第一の領域と第二の領域の境界に設けられ、これら領域よりも強度が弱く形成された境界部と、前記境界部を挟んで前記第一の領域と第二の領域にまたがるように設けられる架橋部材と、を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、強い衝撃を受けて破損したとしても、飛び散ったり落下したりするのを極力防止できる。
以下に、本発明に係るエスカレータ設備の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。エスカレータ1は、下層床2上から上層床3上に乗客を搬送することができるように設置されている。上層床3の下には上層床3を支持する梁4が水平方向に延びている。梁4の下面とエスカレータ1の手摺5が交差する位置に三角部6が形成されている。この三角部6にはエスカレータガード板7が配置されている。
エスカレータガード板7は、可動板8と固定板20とを有する。可動板8は、チェーンなどの可撓吊り下げ具11によって梁4から吊り下げられている。
固定板20は、可動板8の奥側(上りエスカレータ1の進行方向奥側)に位置している。固定板20は、上端が梁4に固定されて手摺5に沿って鉛直方向に延びる平板部21と、平板部21の縁部に接合されて鉛直方向に延びる円筒部22とを有する。平板部21の円筒部22上端の上部には、平板部21を図中左右方向に横断するように、その厚みが薄くなるように切り欠かれた薄肉部(境界部)23が形成されている。この薄肉部23の上方の平板部21は、ボルト穴28を介して梁4にボルト固定することのできる上部固定部(第一の領域)24となっており、また、薄肉部23の下方の平板部21は鉛直方向に延びる下部板部(第二の領域)25となっている。薄肉部23は上部固定部24および下部板部25のいずれよりも厚みが薄くなるように、たとえば切削加工などにより形成されている。すなわち、上部固定部24と下部板部25とは薄肉部23を境に隣接して設けられている。円筒部22および平板部21はたとえばアクリル樹脂などの合成樹脂製である。
上部固定部24および下部板部25それぞれには、薄肉部23をはさんで一対の貫通孔26が設けられている。ここでは貫通孔26は合計三対形成されている。そして、薄肉部23をはさむ二つの貫通孔26を通して架橋部材27が配置されている。架橋部材27はたとえば環状の金属製ワイヤなどからなる。また、架橋部材27を紐状のものとして、薄肉部23をはさむ二つの貫通孔26を通したのちに両端を結びつけて環状に形成することも可能である。すなわち架橋部材27は、上部固定部24と下部板部25にまたがるように設けられている。なお、架橋部材27は図4に示すように、上部固定部24および下部板部25に対して常時は緩く連結されている。架橋部材27は円環状に限定されず、たとえば楕円や矩形であってもよい。また、図示の例では、三対の貫通孔26に架橋部材27が配置されているが、一対以上であれば何対であってもよく、平板部21の大きさや形状、重さなどによって任意に決定できる。
円筒部22は、平板部21に対して、三角部6の手前側(上りエスカレータ1の進行方向手前側)に位置しているため、上りエスカレータ1の乗客の身体または手荷物などが固定板20に衝突する場合は、初めに円筒部22に衝突する位置関係にある。なお、円筒部22はパイプ状(中空)が一般的であるが、中実としてもよい。
図1に示す例では、可動板8と固定板20の下端が手摺5よりも上方にある。しかしこれは説明を解かり易くするためのものであり、実際にはこれらが手摺5の外側でかつ手摺5よりも下方にある場合もある。
以上説明した構成のエスカレータ設備において、上りエスカレータ1の乗客の体の一部や手荷物などがエスカレータ1の横からはみ出して三角部6に来た場合、まず、可動板8に衝突する。可動板8は可撓吊り下げ具11によって吊り下げられているので揺動可能であり、乗客に怪我を負わせることはない。通常は、乗客がこの衝突に気付いてエスカレータ1の横からはみ出していた身体部分や手荷物をエスカレータ1の内側に引き込める。
乗客の身体の一部や手荷物などが可動板8に衝突しても乗客が適当な回避行動をとらなかった場合は、乗客の身体の一部や手荷物などが可動板8の奥の固定板20に衝突することが考えられる。この場合は、乗客の身体や手荷物への衝撃が、可動板8に衝突した場合よりも大きくなる。しかし、固定板20がない場合に乗客の身体や手荷物が三角部6の奥まで引き込まれることに比べれば安全性は高い。
また、この実施形態では、身体部分や手荷物が初めに衝突するのが平板部21の縁部でなくて円筒部22の側面であるため、衝突面積が比較的大きく、衝突による身体などへの衝撃が緩和される。
さらにこの実施形態では、固定板20の平板部21に薄肉部23が形成されているので、身体部分や手荷物が固定板20に衝突したときの衝撃が特に大きい場合には、その衝撃は、厚みが薄く強度の弱い薄肉部23に集中する。その結果、固定板20は薄肉部23に沿って破断する。したがって、平板部21がばらばらに散乱してしまうようなことがない。また、破断によって重力方向に落下しようとする下部板部25は、架橋部材27の張力によって上部固定部24に吊設保持される。
このような作用により、平板部21に強い衝撃が加わった場合にも飛び散ったり落下したりするのを極力防止できる。そのため、衝撃を受けた固定板20が周囲に飛び散ってしまったり、あるいはそのまま下階まで落下してしまったりする事態を極力防止できる。
上記実施形態は単なる例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態では、上部固定部24と下部板部25に設けられた貫通孔26に架橋部材27を通して架橋部材27を上部固定部24および下部板部25に係合することとしたが、他の係合方法も可能である。たとえば、ある程度変形可能なワイヤ状または紐状などの架橋部材27の両端をビスなどによって(貫通孔26を使わず)上部固定部24および下部板部25に固定することも可能である。
また、上記実施形態では上部固定部24と下部板部25との境界に薄肉部23を設けたが、他の手法を用いることもできる。たとえば、多数の孔を直線状に配列して形成したり、あるいは異なる強度の部材を介在させたりすることにより境界部を形成してもよい。さらに、平板部21の構成材料を当該境界分に沿って劣化あるいは変形させることにより、強度的な差を与えることもできる。
さらに、上記実施形態では、上りエスカレータ1と建物の梁4が交差する部分にできる三角部6にエスカレータガードを設置する例を示した。上りエスカレータ1に隣接して他のエスカレータが交差している場合、この交差部にも同様に三角部が形成される(図示せず)。この場合は、三角部の角度が、水平梁との交差の場合に比べて2倍になる。この場合にも、これら2台のエスカレータの間に前記と同様なエスカレータガードを設置することによりエレベータの安全性を高めることができる。
本発明に係るエスカレータ設備の配置状況を示す正面図である。 図1のエスカレータガードの固定板を拡大して示す正面図である。 図2の固定板のA−A線矢視側面図である。 図2の固定板のB−B線矢視拡大側断面図である。
符号の説明
1…エスカレータ、2…下層床、3…上層床、4…梁、5…手摺、6…三角部、7…エスカレータガード板、8…可動板、9…平板部、10…円筒部、11…可撓吊り下げ具、20…固定板、21…平板部、22…円筒部、23…薄肉部(境界部)、24…上部固定部(第一の領域)、25…下部板部(第二の領域)、26…貫通孔、27…架橋部材

Claims (5)

  1. 互いに隣接する2台のエスカレータ同士あるいはエスカレータと建物とが交差する三角部に固定設置されるエスカレータガード板において、
    固定設置側に設けられる第一の領域と、
    前記第一の領域に隣接して設けられる第二の領域と、
    前記第一の領域と第二の領域の境界に設けられ、これら領域よりも強度が弱く形成された境界部と、
    前記境界部を挟んで前記第一の領域と第二の領域にまたがるように設けられる架橋部材と、
    を有すること、を特徴とするエスカレータガード板。
  2. 前記架橋部材は前記第一の領域と第二の領域とに緩く連結されるものであることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータガード板。
  3. 前記第一の領域および第二の領域それぞれに貫通孔が形成され、前記架橋部材は前記第一の領域に形成された貫通孔と前記第二の領域に形成された貫通孔とを貫通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエスカレータガード板。
  4. 前記架橋部材は環状をなしていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のエスカレータガード板。
  5. 互いに隣接する2台のエスカレータ同士あるいはエスカレータと建物とが交差する三角部に固定設置されるエスカレータガード板を備えたエスカレータ設備において、
    前記エスカレータガード板は、
    固定設置側に設けられる第一の領域と、
    前記第一の領域に隣接して設けられる第二の領域と、
    前記第一の領域と第二の領域の境界に設けられ、これら領域よりも強度が弱く形成された境界部と、
    前記境界部を挟んで前記第一の領域と第二の領域にまたがるように設けられる架橋部材と、
    を有すること、を特徴とするエスカレータ設備。
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