JP2002114474A - 三角交差部の挟まれ防止部材およびエスカレータ - Google Patents

三角交差部の挟まれ防止部材およびエスカレータ

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JP2002114474A
JP2002114474A JP2000306690A JP2000306690A JP2002114474A JP 2002114474 A JP2002114474 A JP 2002114474A JP 2000306690 A JP2000306690 A JP 2000306690A JP 2000306690 A JP2000306690 A JP 2000306690A JP 2002114474 A JP2002114474 A JP 2002114474A
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JP
Japan
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triangular
protection plate
escalator
prevention member
intersection
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Application number
JP2000306690A
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English (en)
Inventor
Kazuo Haga
一夫 芳賀
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力の衝撃による構成部材の破損やひび発生
を防止でき、安全性を向上できる三角交差部の挟まれ防
止部材およびエスカレータの提供。 【解決手段】 三角交差部5に配置されるポリカーボネ
ート製の三角形状保護板7と、この保護板7の上辺を補
強する補強部材8,8Aと、この補強部材8,8Aの部
分に設けられる吊り具9,9Aと、保護板7の側辺部に
設けられるポリカーボネート製の細長筒状体10とから
なっている。これにより、乗客が細長筒状体10に衝突
した際やいたずらで保護板7をたたいた際、細長筒状体
10や保護板7がポリカーボネート製であるため湾曲し
た後にすぐ元の状態に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三角交差部の挟ま
れ防止部材、および三角交差部の挟まれ防止部材を備え
たエスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエスカレータにおいては、このエ
スカレータに隣接する構造物との交差部分に三角交差部
が形成されるので、この三角交差部にエスカレータを利
用して移動する乗客が挟まる事故を防止するため、前記
の三角交差部に挟まれ防止部材を設けるようになってい
る。
【0003】そして従来、この種の三角交差部の挟まれ
防止部材として、例えば、三角形状保護板を鎖で吊り下
げるようにしたものなどが用いられているが、いずれも
三角形状保護板が硬質の合成樹脂製であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の三角交差部の挟まれ防止部材では、三角形状保護板
が硬質の合成樹脂製であるため、この三角形状保護板に
人が衝突する場合などに強い外力が加わると破損すると
いう問題があった。また、エスカレータにおいて三角形
状保護板を乗客がいたずらで手で強くたたくと三角形状
保護板にひびが入り、その状態のまま放置された場合、
三角形状保護板の一部が破片となって落下する可能性が
あり危険であった。
【0005】本発明は、上述した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、外力が加わった
際に衝撃による構成部材の破損やひび発生を防止でき、
安全性を向上することのできる三角交差部の挟まれ防止
部材およびエスカレータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係わる発明は、三角交差部に人
が挟まれる事故を防止する三角交差部の挟まれ防止部材
において、前記三角交差部に配置されるポリカーボネー
ト製の三角形状保護板と、この保護板の上辺部を補強す
る補強部材と、この補強部材の部分に設けられ、前記三
角交差部の上方より垂下される複数個の吊り具と、前記
保護板の側辺部に設けられるポリカーボネート製の細長
筒状体とを備えた構成にしてある。
【0007】このように構成した本発明の請求項1に係
わる発明では、人が誤って挟まれ防止部材の細長筒状体
に衝突した場合、細長筒状体や保護板がポリカーボネー
ト製であるため湾曲した後、すぐ元の状態に戻る。同様
に、人がいたずらで保護板をたたいた場合も保護板が湾
曲した後、すぐ元の状態に戻る。これにより、外力が加
わった際に衝撃による細長筒状体や保護板の破損やひび
発生を防止でき、安全性を向上させることができる。
【0008】上記目的を達成するため、本発明の請求項
3に係わる発明は、隣接する構造物との間で三角交差部
が形成されるエスカレータにおいて、請求項1または請
求項2に記載の三角交差部の挟まれ防止部材を備え、こ
の挟まれ防止部材により、エスカレータを利用して移動
する乗客が前記三角交差部に挟まれる事故を防止する構
成にしてある。
【0009】このように構成した本発明の請求項3に係
わる発明では、外力が加わった際に衝撃による構成部材
の破損やひび発生を防止できる三角交差部の挟まれ防止
部材を備えたため、エスカレータを利用する乗客の安全
性を向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態に係わる三角交
差部の挟まれ防止部材をエスカレータに取付けた状態を
示す正面図、図2は本実施形態の挟まれ防止部材の正面
図、図3は本実施形態の挟まれ防止部材の側面図、図4
は本実施形態の挟まれ防止部材の平面図、図5は図2の
X−X線に沿う横断面図である。
【0012】図1に示す本実施形態のエスカレータ1
は、同図1のP方向に移動する複数の踏段2と、これら
の踏段2と同期してP方向に移動する移動手摺3とを備
えている。エスカレータ1とこのエスカレータ1に隣接
する構造物、例えば建物の天井4との間には三角交差部
5が形成されている。
【0013】そして、本実施形態の挟まれ防止部材6
は、三角交差部5に配置されるポリカーボネート製の三
角形状保護板7と、この保護板7の上辺部7Aの両面に
それぞれ設けられ、上辺部7Aを補強する補強部材8,
8Aと、この補強部材8,8Aの部分に設けられ、天井
4より垂下される複数個の吊り具9,9Aと、保護板7
の側辺部に設けられるポリカーボネート製の細長筒状体
10とからなっている。なお、挟まれ防止部材6は、図
2に示すように、幅寸法L1が約900mmに設定さ
れ、高さ寸法L2が約825mmに設定されている。
【0014】補強部材8,8Aの幅はそれぞれ約25m
mに設定されており、これらの補強部材8,8Aと保護
板7とは接着剤により固定されている。また補強部材
8,8Aには、吊り具9,9Aをそれぞれ取り付ける取
付穴11,11Aが所定の間隔をおいて形成されてい
る。
【0015】細長筒状体10の外径は約50mmに設定
されている。この細長筒状体10には、図4に示すよう
に、縦長のスリット10Aが形成されており、このスリ
ット10Aに保護板7の側辺部を挿入した後、これらの
保護板7と細長筒状体10の接触部分Q1,Q2,Q3
を接着剤で固定することにより、保護板7および細長筒
状体10が一体化される。
【0016】この実施形態にあっては、エスカレータ1
の踏段2に乗って移動する乗客がエスカレータ1と建物
の天井4との間に形成される三角交差部5に接近したと
き、この三角交差部5に挟まれ防止部材6が設けられて
いるため危険を察知して三角交差部5に挟まれる事故を
防止できる。また、上記の乗客が誤って挟まれ防止部材
6の細長筒状体10に衝突した場合、細長筒状体10や
保護板7がポリカーボネート製であるため湾曲した後、
すぐ元の状態に戻る。同様に、人がいたずらで保護板7
をたたいた場合も保護板7が湾曲した後、すぐ元の状態
に戻る。
【0017】このように構成した実施形態では、外力が
加わった際に衝撃による細長筒状体10や保護板7の破
損やひび発生を防止でき、エスカレータ1を利用する乗
客の安全性を向上することができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、外力が
加わった際に衝撃による細長筒状体や保護板の破損やひ
び発生を防止できるので、安全性、特にエスカレータを
利用する乗客の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる三角交差部の挟ま
れ防止部材をエスカレータに取付けた状態を示す正面図
である。
【図2】本実施形態の挟まれ防止部材の正面図である。
【図3】本実施形態の挟まれ防止部材の側面図である。
【図4】本実施形態の挟まれ防止部材の平面図である。
【図5】図2のX−X線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
1 エスカレータ 2 踏段 3 移動手摺 4 天井(構造物) 5 三角交差部 6 挟まれ防止部材 7 保護板 8,8A 補強部材 9,9A 吊り具 10 細長筒状体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角交差部に人が挟まれる事故を防止す
    る三角交差部の挟まれ防止部材において、 前記三角交差部に配置されるポリカーボネート製の三角
    形状保護板と、この保護板の上辺部を補強する補強部材
    と、この補強部材の部分に設けられ、前記三角交差部の
    上方より垂下される複数個の吊り具と、前記保護板の側
    辺部に設けられるポリカーボネート製の細長筒状体とを
    備えたことを特徴とする三角交差部の挟まれ防止部材。
  2. 【請求項2】 前記保護板および細長筒状体を、それぞ
    れ透明のポリカーボネート製としたことを特徴とする請
    求項1記載の三角交差部の挟まれ防止部材。
  3. 【請求項3】 隣接する構造物との間で三角交差部が形
    成されるエスカレータにおいて、 請求項1または請求項2に記載の三角交差部の挟まれ防
    止部材を備え、この挟まれ防止部材により、エスカレー
    タを利用して移動する乗客が前記三角交差部に挟まれる
    事故を防止することを特徴とするエスカレータ。
JP2000306690A 2000-10-05 2000-10-05 三角交差部の挟まれ防止部材およびエスカレータ Pending JP2002114474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119205A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Toshiba Elevator Co Ltd エスカレータガード板およびエスカレータ設備
JP2014148368A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Hitachi Ltd 保護装置及びこの保護装置を用いた乗客コンベア

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