JP2019119831A - 高分子材料、エレクトロルミネッセンス素子用材料、液状組成物、薄膜及びエレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
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Abstract
Description
(式(1)中、Xは、下記式(2)で表される基であり、Yは、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基である。)
(式(2)中、Ar1は、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の3価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の3価の芳香族複素環基であり、
Ar2及びAr3は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
L1及びL2は、それぞれ独立して、単結合、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基であり、
R1及びR2は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルキル基、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルコキシ基、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
R1及びR2は、互いに結合して環を形成してもよく、
aは、0以上4以下の整数であり、
bは、0以上3以下の整数であり、
Z1〜Z8は、それぞれ独立して、窒素原子又は−CH=である。)
本実施形態に係る高分子材料は、下記式(1)で表される構成単位の交互共重合体のセグメントを含む。
(式(1)中、Xは、下記式(2)で表される基であり、Yは、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基である。)
(式(2)中、Ar1は、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の3価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の3価の芳香族複素環基であり、
Ar2及びAr3は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
L1及びL2は、それぞれ独立して、単結合、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基であり、
R1及びR2は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルキル基、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルコキシ基、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
R1及びR2は、互いに結合して環を形成してもよく、
aは、0以上4以下の整数であり、
bは、0以上3以下の整数であり、
Z1〜Z8は、それぞれ独立して、窒素原子又は−CH=である。)
本実施形態に係る高分子材料は、1種以上の式(1)で表される構成単位を含み、1種以上の他の構成単位をさらに含んでいてもよい。ここで、本実施形態に係る高分子材料は、X及びYが交互に結合している交互共重合体のセグメントを含むため、製造の再現性が高い。また、本実施形態に係る高分子材料は、X及びYの局在がないことから、薄膜として用いた場合に均質な特性が得られる。
本実施形態に係る高分子材料は、構成単位として、1種のXを含んでいてもよいし、2種以上のXを含んでいてもよい。
(上記式中、Aは、−O−、−S−、−Se−、−NR1−(ただし、R1は、水素原子、重水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリール基又は置換若しくは無置換のヘテロアリール基である。)又は−CR2R3−(ただし、R2及びR3は、それぞれ独立に、水素原子、重水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリール基又は置換若しくは無置換のヘテロアリール基である。)であり、*は、結合部位である。)
3価の芳香族炭化水素基又は3価の芳香族複素環基が置換されている場合の置換基としては、特に限定されないが、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基等を挙げることができ、二種以上を併用してもよい。
(上記式中、R3は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルキル基、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルコキシ基、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、*は、結合部位であり、Alkylは、アルキル基で置換された又は非置換であることを意味する。)
式(2)において、L1及びL2は、それぞれ独立して、単結合、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基である。
(上記式中、*は、結合部位である。)
本実施形態において、Xは、HOMO準位及び正孔輸送能をさらに向上させる観点並びに駆動電圧をさらに低下させる観点から、下記式(2−1)〜(2−6)で表される構成単位から選択されることが好ましい。ここで、上記式(1)で表される構成単位の交互共重合体のセグメントに含まれる複数のXは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
(上記式(2−1)〜(2−6)中、Ar4は、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基である。)
Xの具体例を以下に示す。
(上記式中、*は、結合部位であり、Alkylは、アルキル基で置換された又は無置換であることを意味する。)
[Y]
本実施形態に係る高分子材料は、構成単位として、1種のYを含んでいてもよいし、2種以上のYを含んでいてもよい。
(上記式(2−7)〜(2−14)中、Ar51〜Ar55は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基、炭素数1以上20以下のアルキル基、又は水素原子であり、
A11〜A13は、それぞれ独立して、−O−、−S−、−Se−、−CR3R4−、−SiR3R4−(ただし、R3及びR4は、それぞれ独立して、水素原子、重水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアリール基又は置換若しくは非置換のヘテロアリール基であり、
A21〜A28は、それぞれ独立して、−CR5=、−N=、−SiR5=(ただし、R5は、水素原子、重水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアリール基又は置換若しくは非置換のヘテロアリール基である。)
Yの具体例を以下に示す。
(上記式中、Aは、O、S又はSeであり、Xが複数存在する場合、複数のXは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、*は、結合部位であり、Alkylは、アルキル基で置換されたことを意味する。)
本実施形態に係る高分子材料は、下記式(3)で表されることが好ましい。これにより、量子ドット発光素子の発光寿命が長くなる。
(式(3)中、Eは、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
mは2以上の整数であり、複数のX及びYは、それぞれ独立して、同一であってもよいし、異なっていてもよい。)
(上記式中、*は、結合部位である。)
本実施形態に係る高分子材料は、エレクトロルミネッセンス(EL)素子用材料として用いることができるが、量子ドットを含むEL素子用の正孔輸送材料として用いることが特に有効である。
本実施形態に係る高分子材料の数平均分子量(Mn)は、10,000以上1000,000以下であることが好ましく、30,000以上500,000以下であることがより好ましい。これにより、高分子材料を含む薄膜(例えば、正孔注入層、正孔輸送層)を形成するための塗布液の粘度を適切に調節して、均一な厚さの薄膜を形成することが可能である。
カラム:ポリマーラボラトリーズ製、PLgel MIXED−B
カラム温度:40℃
流量:1.0mL/min
試料溶液の注入量:20μL(濃度:約0.05質量%)
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
検出器(UV−VIS検出器):島津製作所製、SPD−10AV
標準試料:ポリスチレン
[高分子材料の合成方法]
本実施形態に係る高分子材料は、公知の有機合成反応を適宜組み合わせて合成することが可能である。本実施形態に係る高分子材料の具体的な合成方法は、後述する実施例を参照した当業者であれば、容易に理解することが可能である。具体的には、本実施形態に係る高分子材料は、下記式(4)で示される1種以上の単量体(1)及び下記式(5)で示される1種以上の単量体(2)を、モル比1:1で共重合することにより合成することができる。なお、単量体(1)及び(2)は、公知の有機合成反応を適宜組み合わせて合成することができる。また、単量体(1)及び(2)は、公知の分析方法(例えば、NMR、LC−MS)を用いて、同定することができる。
上記式(4)、(5)中、Ar1、Ar2、Ar3、L1、L2、R1、R2、a、bは、式(2)と同様である。W1〜W4は、それぞれ独立して、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、特に臭素原子)又は以下に示す基である。
本実施形態に係るEL素子用材料は、本実施形態に係る高分子材料を含む。
本実施形態に係る液状組成物は、本実施形態に係る高分子材料と、溶媒又は分散媒とを含む。また、本実施形態に係る薄膜は、本実施形態に係る高分子材料を含む。
図1に、本実施形態に係る量子ドット発光素子の一例を示す。
下記反応式に従って、化合物1を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、1,4−ジヘキシル−2,5−ジブロモベンゼン(8.08g、20.0mmol)、ビス(ピナコレートジボロン)(12.19g、48.0mmol)、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(0.98g、1.2mmol)、酢酸カリウム(11.78g、120.0mmol)、及びジオキサン(100ml)を加え、混合した後、加熱還流下、6時間攪拌した。次に、トルエン及び水を加え、分液した後、水で洗浄した。次に、硫酸ナトリウム及び活性炭を加え、撹拌した後、セライト(Celite:登録商標)で濾過した。次に、濾液を濃縮し、粗生成物(11.94g)を得た。次に、粗生成物をヘキサンで再結晶した後、メタノールで洗浄した。得られた結晶を減圧乾燥させることにより、化合物1(4.23g)を得た。
2−1.化合物2−1の合成
下記反応式に従って、化合物2−1を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、2−アミノ−N−[(1,1'−ビフェニル)−4−イル]−N−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチルフルオレン(15.00g、29.04mmol)、3−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)カルバゾール(7.66g、26.14mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド(0.41g、0.58mmol)、炭酸ナトリウム(7.70g、72.61mmol)、ジオキサン(290ml)、水(145ml)を加えた後、混合した。次に、混合物を85℃で4時間攪拌し、反応が終了した後、反応混合液を室温まで放冷した。次に、セライト(登録商標)を用いて、反応混合液を濾過し、不純物を濾別した。次に、濾液から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2−1(12.7g)を得た。
下記反応式に従って、化合物2を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、化合物2−1(7.00g、11.6mmol)、1,3−ジブロモ−5−ヨードベンゼン(4.62g、12.77mmol)、ヨウ化銅(I)(0.11g、0.58mmol)、trans−1,2−シクロヘキサンジアミン(0.29g、2.55mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(2.23g、23.23mmol)、ジオキサン(35ml)を加えた後、混合した。次に、混合物を90℃で6時間攪拌し、反応が終了した後、反応混合液を室温まで放冷した。次に、セライト(Celite:登録商標)を用いて、反応混合液を濾過し、不純物を濾別した。次に、濾液から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2(6g)を得た。
下記反応式に従って、化合物3を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、化合物3(4.00g、4.78mmol)、ビスピナコレートジボロン(3.64g、14.34mmol)、酢酸カリウム(2.82g、28.69mmol)、[ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(0.11g、0.13mmol)ジオキサン(50ml)を加えた後、混合した。次に、混合物を90℃で6時間攪拌し、反応が終了した後、反応混合液を室温まで放冷した。次に、セライト(Celite:登録商標)を用いて、反応混合液を濾過し、不純物を濾別した。次に、濾液から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物3(3g)を得た。
下記反応式に従って、化合物4を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、化合物2−1(7.00g、11.6mmol)、1,4−ジブロモ−2−フルオロベンゼン(3.04g、12.0mmol)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)100mlを加えた後、室温で撹拌した。次に、水素化ナトリウム(含有量60%、0.478g、12.0mmol)を投入した後、混合した。次に、混合物を180℃で5時間撹拌し、反応が終了した後、反応混合物を室温まで放冷した。次に、トルエン100mlを加えた後、分液ロートに移し、水100mlを用いて3回洗浄した。次に、反応混合物から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物4(6.08g)を得た。
5−1.化合物5−1の合成
下記反応式に従って、化合物5−1を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、化合物2−1(4.0g、6.6mmol)、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(2.07g、7.3mmol)ヨウ化銅(I)(0.046g、0.24mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(0.88g、9.2mmol)、ジオキサン(40ml)を加えた後、混合した。次に、混合物を90℃で11時間撹拌し、反応が終了した後、反応混合物を室温まで放冷した。次に、セライト(Celite:登録商標)を用いて、反応混合液を濾過し、不純物を濾別した。次に、濾液から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物5−1(3.0g)を得た。
下記反応式に従って、化合物5−2を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、化合物5−1(2.5g、3.3mmol)ビスピナコレートジボロン(1.01g、4.0mmol)、酢酸カリウム(1.21g、12.4mmol)、[ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(0.049g、0.06mmol)、ジオキサン(80ml)を加えた後、混合した。次に、混合物を90℃で12時間撹拌し、反応が終了した後、反応混合物を室温まで放冷した。次に、セライト(Celite:登録商標)を用いて、反応混合液を濾過し、不純物を濾別した。次に、濾液から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物5−2(1.5g)を得た。
下記反応式に従って、化合物5を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、反応容器中に、化合物5−2(1.4g、1.74mmol)、1,4−ジブロモ−2−ヨードベンゼン(0.65g、1.8mmol)、ジオキサン(50ml)、[テトラキス(トリフェニルホスフィン)]パラジウム(0.020g、0.018mmol)、炭酸ナトリウム(0.19g、1.8mmol)、水100mlを加えた後、混合した。次に、混合物を85℃で34時間撹拌し、反応が終了した後、反応混合物を室温まで放冷した。次に、セライト(Celite:登録商標)を用いて、反応混合液を濾過し、不純物を濾別した。次に、濾液から溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物5(0.60g)を得た。
合成例1で合成した化合物1、及び合成例2で合成した化合物2を用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−1を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物1(1.96g)、化合物2(2.58g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、トルエン(55mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。次に、粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したカラムクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−1(1.14g)を得た。
合成例3で合成した化合物3、及びp−ジヨードベンゼンを用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−2を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物3(2.53g)、p−ジヨードベンゼン(3.30g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、トルエン(55mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。次に、粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−2(0.8g)を得た。
合成例3で合成した化合物3、及び3,5−ジブロモビフェニルを用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−3を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物3(3.21g、3.45mmol)、3,5−ジブロモビフェニル(1.08g)、酢酸パラジウム(5.5mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(34.3mg)、トルエン(55mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(19.3g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−3(0.17g)を得た。
合成例3で合成した化合物3、及び1,3−ジブロモ−5−ドデシルベンゼンを用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−4を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物3(1.60g、1.71mmol)、1,3−ジブロモ−5−ドデシルベンゼン(0.84g)、酢酸パラジウム(2.2mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(13.5mg)、トルエン(55mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(7.10g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、ろ別した後、乾燥させ、高分子材料A−4(0.98g)を得た。
合成例4で合成した化合物4、及び1,4−ジヘキシル−2,5−ジブロモベンゼンを用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−5を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物4(2.58g、3.08mmol)、化合物1(1.54g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、トルエン(55mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。次に、粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−5(0.84g)を得た。
合成例1で合成した化合物1、合成例2で合成した化合物2、及び1,3−ジブロモアズレンを用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−6を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物3(2.10g、2.26mmol)、1,4−ジヘキシル−2,5−ジブロモベンゼン(0.89g、2.19mmol)1,3−ジブロモアズレン(19.4mg)、酢酸パラジウム(4.4mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.8mg)、トルエン(55mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.7g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。次に、粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−6(0.47g)を得た。
合成例2で合成した化合物2、及び2,7−ジブロモ−9,9−ジ−n−オクチルフルオレンを用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−7を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物2(2.00g、2.19mmol)、2,7−ジブロモ−9,9−ジ−n−オクチルフルオレン(1.20g)、酢酸パラジウム(3.4mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(21.3mg)、トルエン(50mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(12.0g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。次に、粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−7(1.20g)を得た。
合成例5で合成した化合物5、及び化合物1を用いて、下記構成単位を下記組成で有する高分子材料A−8を合成した。
詳細には、アルゴン雰囲気下、化合物5(2.00g、2,19mmol)、化合物1(1.09g)、酢酸パラジウム(3.4mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(21.3mg)、トルエン(50mL)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(12.0g)を加えた後、8時間加熱還流した。次に、フェニルボロン酸(0.023g)、酢酸パラジウム(4.3mg)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン(27.0mg)、及び20質量%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(15.2g)を加えた後、7時間加熱還流した。次に、反応混合物から水層を除き、N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(5.4g)、及びイオン交換水(50mL)を加えた後、85℃で2時間攪拌した。次に、反応混合物を有機層と水層に分離した後、水、3質量%酢酸水溶液、及び水を用いて、有機層を順次洗浄した。次に、有機層をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、粗生成物を得た。次に、粗生成物をトルエンに溶解させて、シリカゲル/アルミナを充填したクロマトグラフを用いて精製した後、溶媒を減圧留去した。次に、得られた液体をメタノールに滴下して沈殿させ、濾別した後、乾燥させ、高分子材料A−7(1.20g)を得た。
濃度が3.2質量%となるように、各高分子材料をトルエンに溶解させ、塗布液を調製した。
第1電極(陽極)として、ITOがパターニングされているITO付きガラス基板を、中性洗剤、脱イオン水、水及びイソプロピルアルコールを用いて順次洗浄した後、UV−オゾン処理を実施した。次に、ITO付きガラス基板上に、PEDOT/PSS(Sigma−Aldrich製)を、スピンコート法により塗布した後、乾燥させた。その結果、厚さ(乾燥膜厚)30nmの正孔注入層がITO付きガラス基板上に形成された。
高分子材料A−1の代わりに、実施例2〜8の高分子材料A−2〜A−8を用いて、正孔輸送層を形成した以外は、実施例9と同様にして、量子ドット発光素子を得た。
高分子材料A−1の代わりに、比較例1の高分子材料(TFB)を用いて、正孔輸送層を形成した以外は、実施例9と同様にして、量子ドット発光素子を得た。
直流定電圧電源(KEYENCE製、ソースメータ(source meter))を用いて、各量子ドット発光素子に対して、電圧を印加すると、一定の電圧で電流が流れ始め、量子ドット発光素子が発光した。このとき、電流密度が5mA/cm2における電圧を駆動電圧(Vop)[V]とした。また、徐々に電流を増加させ、輝度が100nit(cd/m2)になったところで電流を一定にし、放置した。この時、測定した分光放射輝度スペクトルから、ランバーシアン放射をしたと仮定して、輝度100nitにおける外部量子効率(EQE)を算出し、発光効率を評価した。
110 基板
120 第1電極
130 正孔注入層
140 正孔輸送層
150 発光層
160 電子輸送層
170 電子注入層
180 第2電極
Claims (10)
- 下記式(1)で表される構成単位の交互共重合体のセグメントを含む、高分子材料。
(式(1)中、Xは、下記式(2)で表される基であり、Yは、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基である。)
(式(2)中、Ar1は、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の3価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の3価の芳香族複素環基であり、
Ar2及びAr3は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
L1及びL2は、それぞれ独立して、単結合、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の2価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の2価の芳香族複素環基であり、
R1及びR2は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルキル基、置換された若しくは非置換の炭素数1以上20以下のアルコキシ基、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、又は置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基であり、
R1及びR2は、互いに結合して環を形成してもよく、
aは、0以上4以下の整数であり、
bは、0以上3以下の整数であり、
Z1〜Z8は、それぞれ独立して、窒素原子又は−CH=である。) - 前記式(1)において、Yが下記式(2−7)〜(2−14)で表される基からなる群より選択される、請求項1又は2に記載の高分子材料。
(上記式(2−7)〜(2−14)中、Ar51〜Ar55は、それぞれ独立して、置換された若しくは非置換の炭素数6以上60以下の1価の芳香族炭化水素基、置換された若しくは非置換の環形成原子数3以上60以下の1価の芳香族複素環基、炭素数1以上20以下のアルキル基、又は水素原子であり、
A11〜A13は、それぞれ独立して、−O−、−S−、−Se−、−CR3R4−、−SiR3R4−(ただし、R3及びR4は、それぞれ独立して、水素原子、重水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアリール基又は置換若しくは非置換のヘテロアリール基であり、
A21〜A28は、それぞれ独立して、−CR5=、−N=、−SiR5=(ただし、R5は、水素原子、重水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアリール基又は置換若しくは非置換のヘテロアリール基である。) - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分子材料を含む、エレクトロルミネッセンス素子用材料。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分子材料と、溶媒又は分散媒とを含む、液状組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分子材料を含む、薄膜。
- 一対の電極と、
前記一対の電極間に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分子材料を含む1層以上の有機層とを備える、エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記有機層のうち、少なくとも1層は、塗布法により形成されている、請求項8に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
- 量子ドットを含む層をさらに備え、
前記量子ドットは、無機ナノ粒子である、請求項8又は9に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
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