JP2019119150A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸筒の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる、着脱可能なクリップ部材を備えた筆記具を提供する。【解決手段】軸筒2を含む筆記具本体と、着脱可能であり、筆記具本体の側方に位置するクリップ部材8とを有する筆記具1は、クリップ部材8を筆記具本体に接続する接続機構を備え、軸筒2の接続機構に当たる部分には径方向外方に突出する突出部が形成されていない。【選択図】図1

Description

本発明は、着脱可能なクリップ部を有する筆記具に関する。
従来より、筆記具を構成する筒体の外周面に、筒体に沿うように伸びるクリップが形成された筆記具が知られている。このようなクリップを備える筆記具として、例えば、特許文献1には、筒体に外周面から突出して長手方向に延びる突片を設けて、後端及び側面が開口する装着部を形成し、クリップに設けた取付部を後端の開口から装着部に取り付け、頭冠により後端の開口を閉塞することによりクリップを着脱可能とした筆記具が開示されている。
特許第5996997号
しかしながら、特許文献1に記載された筆記具では、軸筒の接続機構に当たる部分に突片が形成されている。このような突片を軸筒の外周面に形成してしまうと、軸筒の外面に印刷等の加工を行うことが困難になる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、軸筒の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる、着脱可能なクリップ部材を備えた筆記具を提供することである。
本発明の筆記具は、軸筒を含む筆記具本体と、着脱可能であり、筆記具本体の側方に位置するクリップ部材とを有する筆記具であって、クリップ部材を筆記具本体に接続する接続機構を備え、軸筒の接続機構に当たる部分には径方向外方に突出する突出部が形成されていない、ことを特徴とする。
上記構成の本発明によれば、軸筒の接続機構に当たる部分に径方向外方に突出する突出部が形成されていないため、軸筒の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、内筒は軸筒の側方に突出し、軸筒に沿って先端側に延びるクリップ保持部を有し、クリップ保持部には、表面から突出して軸方向に延びる保持部が形成され、クリップ部材には、軸方向に延びる切込部が形成され、表面から突出する保持部が、軸方向に延びる切込部に嵌合することにより、クリップ部材はクリップ保持部に保持されている。
上記構成の本発明によれば、内筒のクリップ保持部に形成された保持部に、クリップ部材の切込部を嵌合させることにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、内筒は軸筒の側方に突出するクリップ保持部を有し、クリップ保持部には軸方向に延びる貫通孔と、貫通孔に側方から連通する開口とが形成され、クリップ部材は、弾性変形可能であり、先端に係止部を有するアーム部を備え、アーム部が貫通孔内に位置し、係止部が開口内に位置することにより、クリップ部材はクリップ保持部に保持されている。
上記構成の本発明によれば、クリップ部材のアーム部を貫通孔に挿入し、係止部が貫通孔に連通する開口内に位置することにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、軸筒の後端部の内周面に螺条が形成され、内筒は、外周面に螺条が形成された本体部を有し、内筒の本体部には、後端縁から延びる切欠部が形成され、クリップ部材は切欠部と略同形状であり、かつ、径方向外側の面に螺条が形成された挿入部を有し、挿入部を切欠部内に配置した状態で、軸筒の螺条に内筒の螺条を螺合させることにより、クリップ部材は軸筒に取り付けられている。
上記構成の本発明によれば、内筒の切欠部にクリップ部材の挿入部を配置した状態で、軸筒の螺条に内筒の螺条を螺合させることにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に回転可能に取り付けられた内筒を備え、内筒は軸筒に沿って延びるカバー部を有し、軸筒には溝又は開口が形成されており、クリップ部材は、軸筒に形成された溝又は開口と略同形状の突部が径方向内面に形成された接続部を有し、クリップ部材の突部を、クリップ部材の溝又は開口に嵌め込んだ状態で、カバー部によりクリップ部材の接続部を径方向外方から覆うことにより、クリップ部材は軸筒に取り付けられている。
上記構成の本発明によれば、クリップ部材の突部を、軸筒の溝又は開口に嵌め込んだ状態で、カバー部によりクリップ部材の接続部を径方向外方から覆うことにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、内筒は軸筒の側方に延びるクリップ保持部を有し、クリップ保持部には径方向に延びる孔が形成され、クリップ部材は弾性変形可能であり、両側に係止部が形成された接続部を備え、接続部が孔内に位置し、係止部が孔の縁に係止されることにより、クリップ部材はクリップ保持部に保持されている。
上記構成の本発明によれば、クリップ部材の接続部を内筒の孔内に配置し、係止部を孔の縁に係止させることにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、内筒は軸筒の側方に位置するクリップ保持部を有し、クリップ保持部は、軸筒の軸に平行な平面内で当該クリップ保持部の全周にわたって形成された嵌合溝を有し、クリップ部材は貫通孔を有し、クリップ部材の貫通孔の縁がクリップ保持部の嵌合溝に嵌合することにより、クリップ部材がクリップ保持部に保持されている。
上記構成の本発明によれば、クリップ部材の貫通孔の縁をクリップ保持部の嵌合溝に嵌合させることにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、内筒は軸筒の側方に延びる円柱状の接続部を含むクリップ保持部を有し、当該接続部の周面には螺条が形成され、クリップ部材は貫通孔を有し、当該貫通孔には螺条が形成され、接続部の螺条が貫通孔の螺条と螺合することにより、クリップ部材がクリップ保持部に保持されている。
上記構成の本発明によれば、クリップ部材の貫通孔の螺条と、内筒の接続部の螺条とを螺合させることにより、クリップ部材を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
本発明によれば、軸筒の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる、着脱可能なクリップ部材を備えた筆記具が提供できる。
本発明の第1実施形態による筆記具を示す斜視図である。 (a)は、図1に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。 図1に示す筆記具の軸筒を示し、(a)は軸方向断面図であり、(b)は後端部の斜視図である。 図1に示すノック式筆記具の内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は軸方向に沿った断面図、(d)は下面図である。 図1に示すノック式筆記具の回転子を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 図1に示すノック式筆記具のノック部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は軸方向に沿った断面図、(d)は前部の展開図である。 図1に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第2実施形態による筆記具を示す斜視図である。 (a)は、図8に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。 図8に示すノック式筆記具の内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は軸方向に沿った断面図、(d)は下面図である。 図8に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第3実施形態による筆記具の後端部を示す斜視図である。 (a)は、図12に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。 図12に示す筆記具のクリップ部材を着脱する様子を示す斜視図である。 (a)は、図12に示す筆記具のクリップ部材を着脱する様子を示す側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。 本発明の第4実施形態による筆記具を示し、(a)は側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。 図16に示す筆記具の後端部を拡大して示す斜視図である。 図16に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は径方向外方から見た斜視図、(b)は径方向内方から見た斜視図である。 本発明の第5実施形態による筆記具の後端部を示す斜視図である。 (a)は、図19に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。 図19に示すノック式筆記具の内筒を示し、(a)は後方から見た斜視図、(b)は前方から見た斜視図、(c)は側面図、(d)は軸方向に沿った断面図である。 図19に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第6実施形態による筆記具の内筒及びクリップ部材を示す斜視図である。 図23に示す筆記具の内筒を示し、(a)は正面図、(b)は軸方向断面図、(c)は上面図である。 図23に示す筆記具のクリップ部材を示し(a)は斜視図、(b)は(a)におけるb−b断面図、(c)は(a)におけるc−c断面図である。 本発明の第7実施形態による筆記具の内筒及びクリップ部材を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態による筆記具の内筒及びクリップ部材を示し、(a)は正面図、(b)は軸方向断面図である。 図26に示す筆記具の内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 図26に示す筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態による筆記具について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、リフィルの筆先が出没する側を先端側又は前方といい、出没機構のノック部が延出する側を後端側又は後方という。
図1は、本発明の第1実施形態による筆記具を示す斜視図である。また、図2(a)は、図1に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態のノック式筆記具1は、円筒状の軸筒2と、軸筒2内に収容されたリフィル部材4と、軸筒2の後端部に設けられた出没機構6と、出没機構6に接続されたクリップ部材8と、を備える。軸筒2と、リフィル部材4と、出没機構6と、により筆記具本体が構成される。
図3は、図1に示す筆記具の軸筒を示し、(a)は軸方向断面図であり、(b)は後端部の斜視図である。図3に示すように、軸筒2は先端部が先細り状である円筒形状に形成されている。軸筒2の先端部には先端開口2aが形成されており、後端部には後端開口2bが形成されている。軸筒2の後端部の内面には螺合部(螺条)2cが形成されている。また、軸筒2の中間部には段部2dが形成されており、段部2dより後端側の軸筒2の内径は、先端側の内径よりも大きくなっている。軸筒2の後縁には、所定の角度位置に三角形状の切欠部2eが形成されている。また、切欠き部2eの前方には、出没機構6に構成される内筒10を螺合による取り付け時に突部10d5が嵌る際に弾性変形するための貫通孔2fが形成されている。なお、本実施形態では、軸筒2のクリップを接続するための接続機構に当たる部分には突出部が形成されていない。
図4は、図1に示すノック式筆記具の内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は軸方向に沿った断面図、(d)下面図である。図4に示すように、内筒10は、円筒状の本体部10aと、本体部10aから先端側に延びるカム部10bと、本体部10aの後端側に接続された後端部10cと、後端部10cから側方に延びるクリップ保持部10dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部10cと、クリップ保持部10dとは一体に成形されている。
本体部10aは円筒状であり、本体部10aの外径は軸筒2の内径と略等しくなっている。本体部10aの外周面には螺合部(螺条)10eが形成されている。また、本体部10aの内周面には、対向する位置に180度の角度間隔で、軸方向に延びる軸方向突部10fが形成されている。
カム部10bは略円筒状であり、その内径及び外径は本体部10aの内径及び外径と等しくなっている。図4(a)に示すように、カム部10bには、周方向に等角度(90度)間隔で第1の切欠部18と、第2の切欠部20とが交互に形成されている。第1の切欠部18は、先端縁から軸方向後方に延びる軸方向溝部18aと、軸方向溝部18aに時計回り(図4(b)の右方向)に連続して形成された案内部18bとを有する。軸方向溝部18aは、一定の周方向幅で軸方向に延びる溝であり、第2の切欠部20よりも後方へ延びている。案内部18bは、周面で見て、時計回りに切込深さ(内筒の先端縁からの距離)が小さくなるような三角形状に形成されている。第2の切欠部20は、周面で見て、時計回りに切込深さが小さくなるような三角形状に形成されている。第2の切欠部20の最大切込深さは、第1の切欠部18の軸方向溝部18aの切込深さよりも小さく、案内部18bの最大切込深さよりも大きくなっている。第2の切欠部20の反時計回り(図4(b)の左方向)端部の位置は、隣接する第1の切欠部18の案内部18bの時計回り端部の位置と一致している。また、第2の切欠部20の時計回り端部の位置は、隣接する第1の切欠部18の軸方向溝部18aの反時計回り端部の位置と一致している。
後端部10cは、外径が軸筒2の外径よりもわずかに小さい円筒状に形成されている。
クリップ保持部10dは、後端部10cから半径方向外方、かつ、前方に延びる接続部10d1と、接続部10d1の前端から前方に延びる本体部10d2と、本体部10d2の半径方向内面に形成された第1の保持部10d3と、第1の保持部10d3に連続して形成された第2の保持部10d4と、を有する。第1の保持部10d3は、本体部10d2の内面に立設された軸方向に延びる基部10d3aと、基部10d3aの半径方向内側に形成された拡幅部10d3bとを備え、軸方向に垂直な面の断面形状が丁字状を呈している。第2の保持部10d4は、第1の保持部10d3の拡幅部10d3bの幅と等しくなっている。第2の保持部10d4の先端側(図4(b)の下側)の面には突部10d5が形成されている。
図5は、図1に示すノック式筆記具の回転子を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。図5に示すように、回転子12は、円筒状の基部21と、基部21から前方に延びる4本のカム柱28と、カム柱28の前端に接続された保持部30と、を有する。
基部21は、円筒状の本体部22と、本体部22の後端側に接続された円環状の後端部24と、本体部22の先端側に接続された円環状の円環部26と、を有する。
本体部22は、円筒状に形成されており、外径が、後述するノック部材16の前部の内径よりもわずかに小さくなっている。本体部22の後端部には後方に向かって縮径する縮径部22aを有する。
後端部24は、本体部22の後端に連続する円柱部24aと、円柱部24aの後端に連続する円錐台状(截頭円錐体状)の円錐台部24bと、円錐台部24bの後端に連続する表示部24cとを有する。円柱部24aは、軸方向に同一な円形断面形状である。円柱部24aの外径は、ノック部材16の後部36の内径よりもわずかに小さくなっている。円錐台部24bは、先端側の径が大きい円錐台形状である。円錐台部24bの後端の径は、円柱部24a及び表示部24cの径と略等しくなっている。表示部24cは、円錐台部24bの後端から後方に延びる円柱状の部位である。表示部24cには軸方向に延びる複数の溝が形成されている。
円環部26は、本体部22の前端部に接続されており、円環状に形成されている。円環部26の外径は本体部22の外径よりも大きく、保持部30の外径よりも小さくなっている。円環部26の後方の表面には周方向に90度間隔で、4つのカム突部26aが形成されている。カム突部26aは、後方に向かって突出する二等辺三角形状になっている。
カム柱28は、軸方向に垂直な面で円弧状の断面形状を有し、基部21の円環部26の径方向外周面に接続され、前方に向かって延びている。カム柱28は、周方向に90度間隔で取り付けられている。カム柱28は、円環部26に形成されたカム突部26aの半分の周方向幅を有する。各カム柱28は、円環部26のカム突部26aの図5(b)〜(d)の右半部の外面に接続されている。カム柱28の後端面は、円環部26のカム突部26aの時計回り方向の半部の後端面と面一になっている。すなわち、カム柱28の後端面は、時計回りに後方への突出高さが低くなるような傾斜面に形成されている。
保持部30は円環状に形成されている。保持部30の内径及び外径はカム柱28の内径及び外径と等しくなっている。
スプリング部材14は、らせん状の金属部材からなるばね部材である。
図6は、図1に示すノック式筆記具のノック部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は軸方向に沿った断面図、(d)は前部の展開図である。ノック部材16は、前部32と、前部の後方に連続する中間部34と、中間部34の後方に連続する後部36とを有する。
前部32は、少なくとも前方に開口する円柱状の内部空間が形成され、一対の円弧状断面の壁面により形成されている。前部32の外径は、内筒10の本体部10aの内径よりもわずかに小さい。また、前部32の内径は、ノック部材16の本体部22の外径よりもわずかに大きい。前部32には、軸方向に延び前方に開口し、後方に所定の長さ延びる一対の軸方向溝部32aが、周方向に180度の間隔で形成されている。また、前部32の前端部の端面には、一対の軸方向溝部32aの間にそれぞれ3つの周方向に三角形状の突部32bが形成されている。
中間部34は円環状に形成されており、内面に円環状に突出する係止部34bが形成されている。係止部34bの前部は、好ましくは、図6(c)に示すように、後方に向かって縮径するような傾斜面が形成されていることが好ましい。
後部36は円筒状に形成されている。また、外周面の対向する部分が扁平に形成されている。
図1に示すように、ノック部材16は、ノック部材16の軸方向溝部32a内に内筒10の軸方向突部10fが位置するように、後方から内筒10内に挿入されている。また、回転子12は、基部21に形成された円錐台部24bがノック部材16の係止部34bを超える位置まで、ノック部材16内に前方から挿入されている。内筒10のカム部10bと回転子12のカム柱28とは軸筒2の内面に沿っており、同円上に位置している。
このような構成により、ノック部材16は、内筒10に対して回転が拘束されるとともに、内筒10に対して軸方向に相対移動可能である。また、回転子12はノック部材16に対して回転可能であるとともに、ノック部材16の係止部34bが回転子12の円錐台部24bに当接する位置と、ノック部材16の突部32b1、32b2、32b3が回転子12のカム突部26aと当接する位置との間で、軸方向に相対移動可能になっている。
そして、内筒10の本体部10a及びカム部10bが軸筒2の後端開口2b内に収容され、軸筒2の螺合部と内筒10の螺合部10eとが螺合することにより、内筒10が軸筒2の後端部に取り付けられている。
また、リフィル部材4の後端部は、回転子12の円環状の保持部30内に挿入され、円環部26の前面に当接している。これにより、リフィル部材4は回転子12により繰出及び引き戻し可能に保持されている。
また、スプリング部材14は、リフィル部材4と軸筒2との間に配置されている。スプリング部材14は収縮した状態で、軸筒2の段部2dと、回転子12の保持部30との間に挟み込まれている。これにより、回転子12はスプリング部材14により後方に向かって付勢されている。
本実施形態のノック式筆記具の出没機構は、スプリング部材14の付勢力に抗しながらノック部材16を押圧することにより、回転子12が前方に移動するとともに、内筒10に対して回転する。これにより、回転子12のカム柱28が内筒10の切欠部18に収容された状態と、第2の切欠部20に収容された状態と、を切り替えることができる。これにより、回転子12に保持されたリフィル部材4の筆先部4bが軸筒2内に収容された状態と、リフィル部材4の筆先部4bが軸筒2の先端開口2aから突出した状態とを切り替えることができる。
図7は、図1に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図7に示すように、クリップ部材8は、接続部8aと、接続部8aから前方に軸方向に延びる本体部8bとを備える。接続部8aは、軸方向に延びる基部8a1と、基部8a1の先端から半径方向内側に延びる先端部8a2とを備える。接続部8aには先端部8a2から基部8a1まで延びる切欠部8cが形成されている。また、基部8a1における切欠部8cの径方向外方の両縁には、切欠部8cの中心に向かって突出する側縁部8dが形成されている。
次に、クリップ部材8と軸筒2の接続機構について説明する。
内筒10の螺合部10eを、軸筒2の螺合部2cに螺合させると、クリップ保持部10dの突部10d5が軸筒2の切欠部2eに入り込み係止される。この状態で、クリップ部材8の切欠部8cに内筒10の第1の保持部10d3の基部10d3aが挿入されており、切欠部8cに保持部10dが嵌合している。これにより、クリップ部材8の側縁部8dがクリップ保持部10dの本体部10d2と拡幅部10d3bとの間に挟み込まれる。さらに、図2(a)に示すように、クリップ部材8の先端部8a2が、内筒10の接続部10d1と軸筒2に前後から挟み込まれる。これにより、クリップ部材8は軸筒2に対して固定接続されている。
なお、クリップ部材8は、出没機構6を軸筒2に取り付ける前に、予め出没機構6の内筒10に取り付けておき、出没機構6の内筒10の螺合部10eを、軸筒2の螺合部2cに螺合させることにより、クリップ部材8を出没機構6とともに軸筒2に取り付けることができる。また、これとは逆に、内筒10を軸筒2から取り外し、クリップ部材8を内筒10から取り外すことにより、クリップ部材8を軸筒2から取り外すことができる。
なお、本実施形態では、クリップ部材8に切欠部8cを設け、内筒10に第1の保持部10d3を設け、切欠部8cに第1の保持部10d3が嵌合することにより、クリップ部材8を内筒10に固定しているが、これに限らず、クリップ部材に表面から突出して軸方向に延びる保持部を設け、内筒のクリップ保持部に軸方向に延びる切込部を設け、保持部を切込部に嵌合させて固定してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、内筒10のクリップ保持部10dに形成された第1の保持部10d3に、クリップ部材8の切欠部8cを嵌合させることにより、クリップ部材8を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒2の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒2の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態による筆記具について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、本発明の第2実施形態による筆記具を示す斜視図である。また、図9(a)は、図8に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。図8及び図9に示すように、ノック式筆記具101は、円筒状の軸筒2と、軸筒2内に収容されたリフィル部材4と、軸筒2の後端部に設けられた出没機構6と、出没機構6に接続されたクリップ部材108と、を備える。出没機構6は、内筒110と、回転子12と、スプリング部材14と、ノック部材16とを備える。本実施形態では、軸筒2のクリップを接続するための接続機構に当たる部分には突出部が形成されていない。
図10は、図8に示すノック式筆記具の内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は軸方向に沿った断面図、(d)は下面図である。図10に示すように、内筒110は、円筒状の本体部10aと、本体部10aから先端側に延びるカム部10bと、本体部10aの後端側に接続された円環状の後端部10cと、後端部10cから側方に延びるクリップ保持部110dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部10cと、クリップ保持部110dとは一体に成形されている。
クリップ保持部110dは、内筒10の後端部10cから側方に延びる腕部110d1と、腕部110d1の先端に接続された収容部110d2とを備える。収容部110d2には軸方向に延びる矩形断面の貫通孔110d3が形成されている。また、収容部110d2の中間部の横方向両側には貫通孔110d3に連通する一対の係止開口110d4が形成されている。腕部110d1の先端側(図10(b)の下側)の面には突部110d5が形成されている。
図11は、図8に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図11に示すように、クリップ部材108は、本体部108bと、本体部108bの端部から軸方向に延びる一対の弾性アーム部108aとを備える。クリップ部材108の少なくとも弾性アーム部108aは弾性変形可能な樹脂材料等により形成されている。一対の弾性アーム部108aは、それぞれ、横方向外側に拡幅する係止部108a1を有する。
次に、クリップ部材108と軸筒2の接続機構について説明する。
内筒110は、内筒110の螺合部10eを、軸筒2の螺合部2cに螺合させると、クリップ保持部110dの突部110d5が軸筒2の切欠部2eに入り込み係止される。この状態で、クリップ部材108の一対の弾性アーム部108aを中央に向けて撓ませた状態で、内筒110の収容部110d2の貫通孔110d3に挿入する。これにより、一対の弾性アーム部108aの係止部108a1が、それぞれ、内筒110の係止開口110d4に入り込む。これにより、一対の弾性アーム部108aの係止部108a1が、係止開口110d4の縁に当接し、クリップ部材108が内筒110の貫通孔110d3から抜けなくなる。これにより、クリップ部材108は内筒110を介して軸筒2に固定接続される。なお、クリップ部材108を内筒110から取り外すには、係止開口110d4から一対の弾性アーム部108aを中央に向けて撓ませ、この状態でクリップ部材108を貫通孔110d3から引き抜けばよい。
なお、本実施形態では、クリップ部材108の弾性アーム部108aを先端側から内筒110の貫通孔110d3に挿入したが、これに限らず、後端側から挿入してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、クリップ部材108のアーム部108aを貫通孔110d3に挿入し、係止部108a1が貫通孔110d3に連通する係止開口110d4内に位置することにより、クリップ部材108を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒2の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒2の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態による筆記具について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図12は、本発明の第3実施形態による筆記具の後端部を示す斜視図である。また、図13(a)は、図12に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。図12及び図13に示すように、ノック式筆記具201は、円筒状の軸筒2と、軸筒2内に収容されたリフィル部材4と、軸筒2の後端部に設けられた出没機構6と、出没機構6に接続されたクリップ部材208と、を備える。出没機構6は、内筒210と、回転子12と、スプリング部材14と、ノック部材16とを備える。なお、本実施形態では、回転子12の中央に貫通孔212が形成されるとともに、ノック部材16の中央に先端に向かって延びる円柱部216が形成され、回転子12の貫通孔212にノック部材16の円柱部216が挿入されている。また、本実施形態では、軸筒2のクリップを接続するための接続機構に当たる部分には突出部が形成されていない。
図14は、図12に示す筆記具のクリップ部材を着脱する様子を示す斜視図である。また、図15(a)は、図12に示す筆記具のクリップ部材を着脱する様子を示す側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。
図14及び図15に示すように、内筒210は、円筒状の本体部210aと、本体部210aから先端側に延びるカム部10bと、本体部210aの後端側に接続された円環状の後端部210cと、後端部210cから側方に延びるクリップ保持部210dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部210cと、クリップ保持部210dとは一体に成形されている。
本体部210aは円筒状であり、本体部210aの外径は軸筒2の内径と略等しくなっている。本体部210aの外周面には螺合部10eが形成されている。本体部210aの内周面には、対向する位置に180度の角度間隔で、軸方向に延びる軸方向突部(図示せず)が形成されている。また、本体部210aのクリップ部材208が取り付けられる側の後端部には切欠部210a1が形成されている。
クリップ保持部210dには、軸方向に延びる開口部210d1が形成されている。クリップ保持部210dの開口部210d1は、本体部210aの切欠部210a1と連続しており、開口部210d1の幅は、切欠部210a1の幅と等しい。クリップ保持部210dの後端側(図15の上方)の面は、外方に向かって前方に傾斜している。
クリップ部材208は、本体部208aと、本体部208aの後端部から径方向内方にのびる接続部208cと、接続部208cの径方向内側に接続された挿入部208bとを備える。
クリップ部材208の本体部208aはV字状に形成されており、本体部208aの上端部の切り込みに、接続部208cの外方部208c3が挟み込まれて固定されている。接続部208cは、半径方向内側の円弧部208c1と、円弧部208c1の半径方向外側に連続する中間部208c2と、中間部208c2の半径方向外側に連続する外方部208c3とを有する。円弧部208c1は、内筒210の開口部210d1と同形状の断面形状を有する。中間部208c2の前方の面は外方に向かって前方に傾斜している。挿入部208bの径方向外側面には螺条208b1が形成されている。この螺条208b1は、挿入部208bを内筒210の切欠部210a1に配置した際に、本体部210aの螺合部10eと螺旋状に連続する。
次に、クリップ部材208と軸筒2の接続機構について説明する。
クリップ部材208を軸筒2に取り付けるには、まず、軸筒2に内筒210を取り付ける前に、クリップ保持部210dの開口部210d1に、後端側からクリップ部材208の挿入部208bを、円弧部208c1が開口部210d1に嵌合するまで挿入する。円弧部208c1が開口部210d1に嵌合すると、クリップ部材208の螺条208b1が本体部210aの螺合部10eと螺旋状に連続する。また、内筒210のクリップ保持部210dの前方の傾斜面と、クリップ部材208の中間部208c2の後方の傾斜面とが当接する。このような状態で、内筒210の螺合部10eと軸筒2の螺合部とを螺合させて、クリップ部材208が取り付けた状態の内筒210を軸筒2の後端部に取り付ける。これにより、クリップ部材208の円弧部208c1及び挿入部208bが、内筒210の開口部210d1及び切欠部210a1に嵌まり込み、クリップ部材208の内筒210に対する横方向移動が拘束される。また、クリップ部材208の螺条208b1が軸筒2の螺合部と係合するため、クリップ部材208の軸方向移動が拘束される。すなわち、クリップ部材208が軸筒2に内筒210を介して取り付けられる。
なお、クリップ部材208を軸筒2から取り外すには、まず、内筒210を軸筒2に対して回転させ、軸筒2からクリップ部材208が取り付けられた内筒210を取り外す。そして、クリップ部材208の挿入部208bを内筒210の開口部210d1から離脱させる。これにより、クリップ部材208を軸筒2から取り外すことができる。
上記構成の本発明によれば、内筒210の切欠部210a1にクリップ部材208の挿入部208bを配置した状態で、軸筒2の螺合部に内筒210の螺合部10eを螺合させることにより、クリップ部材208を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒2の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒2の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
<第4実施形態>
以下、本発明の第4実施形態による筆記具について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図16は、本発明の第4実施形態による筆記具を示し、(a)は側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。図16に示すように、ノック式筆記具301は、円筒状の軸筒2と、軸筒2内に収容されたリフィル部材4と、軸筒302の後端部に設けられた出没機構6と、出没機構6に接続されたクリップ部材308と、を備える。出没機構6は、内筒310と、回転子12と、スプリング部材14と、ノック部材16とを備える。
図17は図16に示す筆記具の後端部を拡大して示す斜視図である。なお、図17では、ノック部材及びクリップ部材を取り外し、内筒を軸筒に対して略90度回転させた状態を示す。図17に示すように、第4実施形態の軸筒302は、後端部に軸筒302内まで貫通する貫通孔302fが形成されている点で第1実施形態の軸筒2と異なっている。貫通孔302fは、軸筒302の後端縁に形成された切欠部302eと軸方向に整列している。なお、本実施形態では、軸筒302のクリップを接続するための接続機構に当たる部分には突出部が形成されていない。
内筒310は、円筒状の本体部10aと、本体部10aから先端側に延びるカム部10bと、本体部10aの後端側に接続された円環状の後端部10cと、後端部10cから側方に延びるクリップ保持部310dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部10cと、クリップ保持部310dとは一体に成形されている。
クリップ保持部310dは、内筒310の後端部10cから側方に延びる腕部310d1と、腕部310d1の先端に接続され、軸方向前方に延びるカバー部310d2とを有する。カバー部310d2は、軸方向に垂直な断面で軸筒302と同心の円弧状の断面形状を有する。カバー部310d2は、内筒310を軸筒302に取り付けた状態で軸筒302の貫通孔302fを覆うことができるような長さ及び幅を有する。腕部310d1の先端側の面には、第2実施形態と同様に突部(図示せず)が形成されている。
図18は、図16に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は径方向外方から見た斜視図、(b)は径方向内方から見た斜視図である。図18に示すように、クリップ部材308は、本体部308bと、本体部308bの後端部から径方向内方に延びる中間部308cと、中間部308cから後方に延びる接続部308aとを備える。接続部308aは、軸筒302の外周面と、内筒310のカバー部310d2との間の間隔と略等しい厚さを有する。接続部308aの径方向外面は、内筒310のカバー部310d2の径方向内面と同じ曲率の円弧状の断面形状を有する。接続部308aの径方向内面は、軸筒302の外周面の径方向外面と同じ曲率の円弧状の断面形状を有する。接続部308aの径方向内面には、突部308a1が形成されている。突部308a1は、軸筒302に形成された貫通孔302fと略等しい形状に形成されている。突部308a1の突出高さは、軸筒302の厚さと等しくなっており、突部308a1に内面は軸筒302の内径と等しい径の円弧状断面に形成されている。突部308a1の内面には、螺条308a2が形成されている。
次に、クリップ部材308と軸筒302の接続機構について説明する。
クリップ部材308を軸筒302に接続するためには、まず、内筒310のカバー部310d2が軸筒302の貫通孔302fを覆っていな状態まで、内筒310を軸筒302に対して回転させる。次に、クリップ部材308の本体部308bが軸筒302の側方に沿うように、クリップ部材308の突部308a1を軸筒302の貫通孔302fに嵌め込む。クリップ部材308の突部308a1を軸筒302の貫通孔302fに嵌め込むと、突部308a1の内面に形成された螺条308a2が軸筒302の後端部の内面に形成された螺条と連続する。次に、内筒310のカバー部310d2が軸筒302の貫通孔302fを覆う状態まで、内筒310を軸筒302に対して回転させる。これにより、クリップ部材308の接続部308aが内筒310のカバー部310d2により外方が覆われ、クリップ部材308の突部308a1は軸筒302の貫通孔302fから離脱することができなくなる。これにより、クリップ部材308を軸筒302に接続することができる。
クリップ部材308を軸筒302から取り外すには、内筒310のカバー部310d2が軸筒302の貫通孔302fを覆っていない状態まで、内筒310を軸筒302に対して回転させる。そして、クリップ部材308の突部308a1を軸筒302の貫通孔302fから離脱させる。これにより、クリップ部材308を軸筒302から取り外すことができる。
なお、本実施形態では、軸筒302に貫通孔302fを形成したが、クリップ部材308の突部308a1を嵌め込む部位は、必ずしも貫通する必要はなく、溝として形成してもよい。
本実施形態によれば、クリップ部材308の突部308a1を、軸筒302の貫通孔302fに嵌め込んだ状態で、カバー部310d2によりクリップ部材308の接続部308aを径方向外方から覆うことにより、クリップ部材308を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒302の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒302の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
<第5実施形態>
以下、本発明の第5実施形態による筆記具について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図19は、本発明の第5実施形態による筆記具の後端部を示す斜視図である。また、図20(a)は、図19に示す筆記具の側面図であり、(b)は軸方向に沿った断面図である。図19及び図20に示すように、ノック式筆記具401は、円筒状の軸筒2と、軸筒2内に収容されたリフィル部材4と、軸筒2の後端部に設けられた出没機構6と、出没機構6に接続されたクリップ部材408と、を備える。出没機構6は、内筒410と、回転子12と、スプリング部材14と、ノック部材16とを備える。本実施形態では、軸筒2のクリップを接続するための接続機構に当たる部分には突出部が形成されていない。
図21は、図19に示すノック式筆記具の内筒を示し、(a)は後方から見た斜視図、(b)は前方から見た斜視図、(c)は側面図、(d)は軸方向に沿った断面図である。図21に示すように、内筒410は、円筒状の本体部10aと、本体部10aから先端側に延びるカム部10bと、本体部10aの後端側に接続された円環状の後端部10cと、後端部10cから側方に延びるクリップ保持部410dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部10cと、クリップ保持部410dとは一体に成形されている。
クリップ保持部410dは、内筒10の後端部10cから側方に延びる腕部410d1と、腕部410d1の先端に接続された収容部410d2とを備える。収容部410d2には径方向に延びる矩形断面の貫通孔410d3が形成されている。また、収容部410d2における貫通孔410d3の半径方向内方の両側縁には、それぞれ切欠部410d4が形成されている。
図22は、図19に示すノック式筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図22に示すように、クリップ部材408は、本体部408bと、本体部408bの端部から軸方向に延びる一対の中間部408aと、中間部408aの後方に接続された接続部408cとを備える。クリップ部材408の少なくとも接続部408cは弾性変形可能な樹脂材料等により形成されている。
中間部408aは、それぞれ、本体部408bの横方向両側から軸方向後方に向かって延びている。接続部408cは、径方向内側に配置され、円弧状断面を有する円弧部408c1と、円弧部408c1の両側部から径方向外方に平行に延びる一対の平行部408c3と、各平行部から径方向外方に延びる一対の把持部408c2とを有する。接続部408cにおける一対の把持部408c2の径方向内側の部位に、一対の中間部408aの後端部が接続されている。
一対の平行部408c3は、内筒410の貫通孔410d3と等しい軸方向長さを有する。一対の把持部408c2は、径方向外方(図22(c)の右側)に向かうにつれて間隔が広がるように傾斜した状態で平行部408c3に接続されている。円弧部408c1の横方向両縁には、側方に突出する一対の係止部408c4が形成されている。平行部408c3の外側の面の間隔、すなわち、円弧部408c1の横方向の両縁の間隔は、内筒410の収容部410d2の貫通孔410d3の幅と等しくなっている。
次に、クリップ部材408と軸筒2の接続機構について説明する。
クリップ部材408を軸筒2に取り付けるためには、接続部408cを円弧部408c1の側から内筒410の貫通孔410d3に押し込む。円弧部408c1の横方向両縁には、係止部408c4が設けられているため、接続部408cを貫通孔410d3に押し込むと、接続部408cは係止部408c4が近接するように撓む。そして、接続部408cをさらに押し込むと、係止部408c4が切欠部410d4に入り込み、接続部408cが撓んでいない状態に戻る。これにより、係止部408c4が切欠部410d4の縁に係止されるため、接続部408cが貫通孔410d3から抜け出なくなる。また、この状態で、クリップ部材408の一対の平行部408c3の外側面が、それぞれ、内筒410の貫通孔410d3の両側に当接し、平行部408c3の軸方向両端部がそれぞれ内筒410の貫通孔410d3の軸方向両縁に当接している。このため、内筒410に対するクリップ部材408の移動が拘束され、クリップ部材408を軸筒2に取り付けることができる。
クリップ部材408を軸筒2から取り外すためには、クリップ部材408の一対の把持部408c2を両側から挟み込む。これにより、一対の係止部408c4が近接するように、接続部408cが撓まされる。そして、このように接続部408cを撓ませた状態で、接続部408cを、内筒410の貫通孔410d3から離脱させる。これにより、クリップ部材408を軸筒2から取り外すことができる。
本実施形態によれば、クリップ部材408の接続部408cを内筒410の貫通孔410d3内に配置し、係止部408c4を貫通孔410d3の縁に係止させることにより、クリップ部材408を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒2の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒2の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
<第6実施形態>
以下、本発明の第6実施形態による筆記具について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図23は、本発明の第6実施形態による筆記具の内筒及びクリップ部材を示す斜視図である。本実施形態のノック式筆記具は、内筒及びクリップ部材の構成のみ、第1実施形態と異なっており、円筒状の軸筒と、軸筒内に収容されたリフィル部材と、軸筒の後端部に設けられた出没機構と、出没機構に接続されたクリップ部材508と、を備える。出没機構は、内筒510と、回転子と、スプリング部材と、ノック部材とを備える。
図24は、図23に示す筆記具の内筒を示し、(a)は正面図、(b)は軸方向断面図、(c)は上面図である。
図24に示すように、内筒510は、円筒状の本体部10aと、本体部10aから先端側に延びるカム部10bと、本体部10aの後端側に接続された円環状の後端部10cと、後端部10cから側方に延びるクリップ保持部510dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部10cと、クリップ保持部510dとは、弾性材料により一体に成形されている。クリップ保持部510dは、内筒510を軸筒に取り付けた状態で、軸筒の側方に位置する。
クリップ保持部510dは、径方向外方から見て略矩形状の断面形状を有し、径方向内方の上端部が後端部10cに接続されている。クリップ保持部510dには、横方向に延びる貫通孔510d1が形成されている。クリップ保持部510dの軸方向前面及び後面と、両側面とには、全周にわたって連続する嵌合溝510d2、510d3、510d4が形成されている。これら嵌合溝510d2、510d3、510d4は、軸方向に平行な平面内に位置している。クリップ保持部510dの両側部及び前面に形成された嵌合溝510d3、510d4は表面が円弧状の断面形状に形成されている。嵌合溝510d3、510d4の円弧表面の中心角は180度未満となっている。クリップ保持部510dの後面に形成された嵌合溝510d2は表面が円弧状の断面形状に形成されている。嵌合溝510d2の円弧表面の中心角は180度よりも大きくなっている。
図25は、図23に示す筆記具のクリップ部材を示し(a)は斜視図、(b)は(a)におけるb−b断面図、(c)は(a)におけるc−c断面図である。図25に示すように、クリップ部材508は平板状であり、一方の端部に矩形状の貫通孔508aが形成されている。貫通孔508aの形状は、内筒510のクリップ保持部510dの形状と略等しくなっている。
クリップ部材508の貫通孔508aの両側及び前方(図25(b)における左側)の縁508a3、508a4は、円弧状の凸断面形状になっている。貫通孔508aの円弧状の縁508a3、508a4の中心角は180度未満となっている。クリップ部材508の貫通孔508aの後方(図25(b)における右側)の縁には、横方向に延びる接続部508a1が立設されている。そして、接続部508a1の前方の端部には円柱状の円柱部508a2が形成されている。
次に、クリップ部材508と軸筒の接続機構について説明する。
クリップ部材508を軸筒に取り付けるためには、まず、クリップ部材508の円柱部508a2を、内筒510のクリップ保持部510dの嵌合溝510d2に嵌め込む。そして、クリップ部材508を、円柱部508a2を中心にクリップ部材508が軸筒と平行になるまで回転せる。これにより、クリップ部材508の貫通孔508aの両側及び前方の縁508a3、508a4が、内筒510のクリップ保持部510dの510d3、510d4に嵌まり込む。これにより、クリップ部材508が内筒510を介して軸筒に取り付けられる。
また、クリップ部材508を軸筒に取り外すためには、クリップ部材508を、円柱部508a2を中心に、クリップ部材508の前方が軸筒から離間する方向に回転させる。これにより、クリップ部材508の貫通孔508aの両側及び前方の縁508a3、508a4が、内筒510のクリップ保持部510dの510d3、510d4から離脱する。そして、クリップ部材508の円柱部508a2を、内筒510のクリップ保持部510dの嵌合溝510d2から引き抜く。これにより、クリップ部材508を軸筒から取り外すことができる。
本実施形態によれば、クリップ部材508の貫通孔508aの円柱部508a2及ぶ縁508a3、508a24クリップ保持部510dの嵌合溝510d2、510d3、510d4に嵌合させることにより、クリップ部材508を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
<第7実施形態>
以下、本発明の第7実施形態による筆記具について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図26は、本発明の第7実施形態による筆記具の内筒及びクリップ部材を示す斜視図である。また、図27は、本発明の第7実施形態による筆記具の内筒及びクリップ部材を示し、(a)は正面図、(b)は軸方向断面図である。図26及び図27に示すように、本実施形態のノック式筆記具は、内筒及びクリップ部材の構成のみ、第1実施形態と異なっており、円筒状の軸筒と、軸筒内に収容されたリフィル部材と、軸筒の後端部に設けられた出没機構と、出没機構に接続されたクリップ部材608と、を備える。出没機構は、内筒610と、回転子と、スプリング部材と、ノック部材とを備える。
図28は、図26に示す筆記具の内筒を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。図28に示すように、内筒610は、円筒状の本体部10aと、本体部10aから先端側に延びるカム部10bと、本体部10aの後端側に接続された円環状の後端部10cと、後端部10cから側方に延びるクリップ保持部610dとを備える。これら、本体部10aと、カム部10bと、後端部10cと、クリップ保持部610dとは、一体に成形されている。クリップ保持部610dは、後端部10cの側方に接続されている。
クリップ保持部610dは、径方向外方に向かって延びる接続部610d1と、接続部610d1の径方向外端面から径方向外方に向かって延びる螺合部610d2とを有する。接続部610d1は円柱状である。接続部610d1の周面の前方側の部分には突出部610d3が形成されている。螺合部610d2は、接続部610d1よりも小径の円柱状である。螺合部610d2の周面には螺条610d4が形成されている。
図29は、図26に示す筆記具のクリップ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。図29に示すように、クリップ部材608は平板状であり、一方の端部に内筒610に取り付けるための円形の貫通孔608aが形成されている。貫通孔608aは、内筒610の螺合部610d2と略同径であり、内周面に螺条溝608a1が形成されている。また、クリップ部材608の軸方向内方(図29(b)で下側)の面の貫通孔608aの前方側(図29(b)の右側)近傍には、突部608bが形成されている。
次に、クリップ部材608と軸筒の接続機構について説明する。
クリップ部材608を軸筒に取り付けるためには、まず、クリップ部材608の貫通孔608aを内筒610の螺合部610d2と同軸に配置し、クリップ部材608を回転させながら、クリップ部材608の突部608bが内筒610の突出部610d3に当接するまで、螺合部610d2を貫通孔608aに挿入する。これにより、内筒610の螺合部610d2の螺条610d4と、クリップ部材608の螺条溝608a1とが螺合する。このようにして、クリップ部材608を、内筒610を介して軸筒に取り付けることができる。また、クリップ部材608を軸筒から取り外しには、クリップ部材608を内筒610に対して回転させる。これにより、内筒610の螺合部610d2の螺条610d4と、クリップ部材608の螺条溝608a1との螺合が解除され、クリップ部材608を軸筒から取り外すことができる。
本実施形態によれば、クリップ部材608の貫通孔608aの螺条608a1と、内筒610の接続部610d1の螺条610d2とを螺合させることにより、クリップ部材608を着脱可能に筆記具本体に取り付けることができる。
そして、かかる構成の本実施形態によれば、軸筒の後端の外周部に突部が形成されていないため、軸筒の外面に容易に印刷等の加工を行うことができる。
1 ノック式筆記具
2 軸筒
2a 先端開口
2b 後端開口
2c 螺合部
2d 段部
2e 切欠部
2f 貫通孔
4 リフィル部材
4b 筆先部
6 出没機構
8 クリップ部材
8a 接続部
8a1 基部
8a2 先端部
8b 本体部
8c 切欠部
8d 側縁部
10 内筒
10a 本体部
10b カム部
10c 後端部
10d クリップ保持部
10d1 接続部
10d2 本体部
10d3 保持部
10d3a 基部
10d3b 拡幅部
10d4 保持部
10d5 突部
10e 螺合部
10f 軸方向突部
12 回転子
14 スプリング部材
16 ノック部材
18 切欠部
18a 軸方向溝部
18b 案内部
20 切欠部
21 基部
22 本体部
22a 縮径部
24 後端部
24a 円柱部
24b 円錐台部
24c 表示部
26 円環部
26a カム突部
28 カム柱
30 保持部
32 前部
32a 軸方向溝部
32b 突部
34 中間部
34b 係止部
36 後部
101 ノック式筆記具
108 クリップ部材
108a 弾性アーム部
108a1 係止部
108b 本体部
110 内筒
110d クリップ保持部
110d1 腕部
110d2 収容部
110d3 貫通孔
110d4 係止開口
110d5 突部
201 ノック式筆記具
201d1 開口部
208 クリップ部材
208a 本体部
208b 挿入部
208b1 螺条
208c 接続部
208c1 円弧部
208c2 中間部
208c3 外方部
210 内筒
210a 本体部
210a1 切欠部
210c 後端部
210d クリップ保持部
210d1 開口部
212 円柱部
216 貫通孔
301 ノック式筆記具
302 軸筒
302e 切欠部
302f 貫通孔
308 クリップ部材
308a 接続部
308a1 突部
308a2 螺条
308b 本体部
308c 中間部
310 内筒
310d クリップ保持部
310d1 腕部
310d2 カバー部
401 ノック式筆記具
408 クリップ部材
408a 中間部
408b 本体部
408c 接続部
408c1 円弧部
408c2 把持部
408c3 平行部
408c4 係止部
410 内筒
410d クリップ保持部
410d1 腕部
410d2 収容部
410d3 貫通孔
410d4 切欠部
508 クリップ部材
508a 貫通孔
508a1 接続部
508a2 円柱部
508a3 縁
510 内筒
510d クリップ保持部
510d1 貫通孔
510d2、510d3、510d4 嵌合溝
608 クリップ部材
608a 貫通孔
608a1 螺条溝
608b 突部
610 内筒
610d クリップ保持部
610d1 接続部
610d2 螺合部
610d3 突出部
610d4 螺条

Claims (8)

  1. 軸筒を含む筆記具本体と、着脱可能であり、前記筆記具本体の側方に位置するクリップ部材とを有する筆記具であって、
    前記クリップ部材を前記筆記具本体に接続する接続機構を備え、
    前記軸筒の前記接続機構に当たる部分には径方向外方に突出する突出部が形成されていない、ことを特徴とする筆記具。
  2. さらに、前記軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、
    前記内筒は前記軸筒の側方に突出し、前記軸筒に沿って先端側に延びるクリップ保持部を有し、
    前記クリップ保持部には、表面から突出して軸方向に延びる保持部が形成され、
    前記クリップ部材には、軸方向に延びる切込部が形成され、
    前記表面から突出する保持部が、前記軸方向に延びる切込部に嵌合することにより、前記クリップ部材は前記クリップ保持部に保持されている、請求項1に記載の筆記具。
  3. さらに、前記軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、
    前記内筒は前記軸筒の側方に突出するクリップ保持部を有し、
    前記クリップ保持部には軸方向に延びる貫通孔と、前記貫通孔に側方から連通する開口とが形成され、
    前記クリップ部材は、弾性変形可能であり、先端に係止部を有するアーム部を備え、
    前記アーム部が前記貫通孔内に位置し、前記係止部が前記開口内に位置することにより、前記クリップ部材は前記クリップ保持部に保持されている、請求項1に記載の筆記具。
  4. さらに、前記軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、
    前記軸筒の後端部の内周面に螺条が形成され、
    前記内筒は、外周面に螺条が形成された本体部を有し、
    前記内筒の本体部には、後端縁から延びる切欠部が形成され、
    前記クリップ部材は前記切欠部と略同形状であり、かつ、径方向外側の面に螺条が形成された挿入部を有し、
    前記挿入部を前記切欠部内に配置した状態で、前記軸筒の螺条に前記内筒の螺条を螺合させることにより、前記クリップ部材は前記軸筒に取り付けられている、請求項1に記載の筆記具。
  5. さらに、前記軸筒の後端開口に回転可能に取り付けられた内筒を備え、
    前記内筒は軸筒に沿って延びるカバー部を有し、
    前記軸筒には溝又は開口が形成されており、
    前記クリップ部材は、前記軸筒に形成された溝又は開口と略同形状の突部が径方向内面に形成された接続部を有し、
    前記クリップ部材の前記突部を、前記軸筒の溝又は開口に嵌め込んだ状態で、前記カバー部により前記クリップ部材の前記接続部を径方向外方から覆うことにより、記クリップ部材は前記軸筒に取り付けられている、請求項1に記載の筆記具。
  6. さらに、前記軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、
    前記内筒は前記軸筒の側方に延びるクリップ保持部を有し、
    前記クリップ保持部には径方向に延びる孔が形成され、
    前記クリップ部材は弾性変形可能であり、両側に係止部が形成された接続部を備え、
    前記接続部が前記孔内に位置し、前記係止部が前記孔の縁に係止されることにより、前記クリップ部材は前記クリップ保持部に保持されている、請求項1に記載の筆記具。
  7. さらに、前記軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、
    前記内筒は前記軸筒の側方に位置するクリップ保持部を有し、
    前記クリップ保持部は、前記軸筒の軸に平行な平面内で当該クリップ保持部の全周にわたって形成された嵌合溝を有し、
    前記クリップ部材は貫通孔を有し、
    前記クリップ部材の貫通孔の縁が前記クリップ保持部の嵌合溝に嵌合することにより、前記クリップ部材が前記クリップ保持部に保持されている、請求項1に記載の筆記具。
  8. さらに、前記軸筒の後端開口に取り付けられた内筒を備え、
    前記内筒は軸筒の側方に延びる円柱状の接続部を含むクリップ保持部を有し、当該接続部の周面には螺条が形成され、
    前記クリップ部材は貫通孔を有し、当該貫通孔には螺条が形成され、
    前記接続部の螺条が前記貫通孔の螺条と螺合することにより、前記クリップ部材が前記クリップ保持部に保持されている、請求項1に記載の筆記具。
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