JP2000318374A - 筆記具用キャップ - Google Patents
筆記具用キャップInfo
- Publication number
- JP2000318374A JP2000318374A JP11127137A JP12713799A JP2000318374A JP 2000318374 A JP2000318374 A JP 2000318374A JP 11127137 A JP11127137 A JP 11127137A JP 12713799 A JP12713799 A JP 12713799A JP 2000318374 A JP2000318374 A JP 2000318374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- cap
- cap body
- engaging
- writing instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Clips For Writing Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】クリップをキャップ本体へ、他の部品を使用す
ることなく、簡単な構造で容易に取付けられ、取付構造
から生じるデザインが特異なものとならない筆記具用キ
ャップを得ることにある。 【解決手段】キャップ本体とクリップを異なる色で形成
する。キャップ本体の外周面上に、係止溝又は係止突起
からなる係合部を側面に有する直方体状の突出部を設け
る。クリップの脚部に、クリップの表面側に貫通した嵌
合孔を設ける。前記突出部を前記嵌合孔に挿着する。該
嵌合孔の内壁面に設けた前記係合部に係合する係止突起
又は係止溝からなる被係合部に、前記係合部を係合す
る。それによりクリップをキャップ本体に取付ける。
ることなく、簡単な構造で容易に取付けられ、取付構造
から生じるデザインが特異なものとならない筆記具用キ
ャップを得ることにある。 【解決手段】キャップ本体とクリップを異なる色で形成
する。キャップ本体の外周面上に、係止溝又は係止突起
からなる係合部を側面に有する直方体状の突出部を設け
る。クリップの脚部に、クリップの表面側に貫通した嵌
合孔を設ける。前記突出部を前記嵌合孔に挿着する。該
嵌合孔の内壁面に設けた前記係合部に係合する係止突起
又は係止溝からなる被係合部に、前記係合部を係合す
る。それによりクリップをキャップ本体に取付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具用キャップ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、筆記具用キャップにおいては
多種多様の構造のものが提案されている。例えば、クリ
ップとキャップ本体が一体成形されたもの、または別体
に形成し、種々の取付構造によりクリップをキャップ本
体に取り付けてなるものがある。前者においては、いた
って簡単に製造でき、製造コストも低額であり、低価格
の筆記具にも採用できる。その反面、キャップ本体とク
リップの色が同一となるので、クリップを引き立たせて
キャップとしての美観やデザイン的特徴をだそうとする
には、後者よりは難しい。反対に後者では、キャップ本
体とクリップの色を異ならせることができ、クリップの
キャップ本体への取付構造から生じるデザイン等も加味
され、クリップを引き立たせてキャップとしての美観や
デザイン的特徴をだすには有利であるが、製造工程が前
者よりは多く、構造も複雑になりがちで、製造コストの
点で前者よりは不利である。
多種多様の構造のものが提案されている。例えば、クリ
ップとキャップ本体が一体成形されたもの、または別体
に形成し、種々の取付構造によりクリップをキャップ本
体に取り付けてなるものがある。前者においては、いた
って簡単に製造でき、製造コストも低額であり、低価格
の筆記具にも採用できる。その反面、キャップ本体とク
リップの色が同一となるので、クリップを引き立たせて
キャップとしての美観やデザイン的特徴をだそうとする
には、後者よりは難しい。反対に後者では、キャップ本
体とクリップの色を異ならせることができ、クリップの
キャップ本体への取付構造から生じるデザイン等も加味
され、クリップを引き立たせてキャップとしての美観や
デザイン的特徴をだすには有利であるが、製造工程が前
者よりは多く、構造も複雑になりがちで、製造コストの
点で前者よりは不利である。
【0003】後者のもので、部品点数が少なく、構造が
簡単であってかつ容易に取付られるものとして、「内周
面に円環状の係止突起が形成されるとともに、上端縁に
切り込み溝が形成された保持筒が軸筒もしくはキャップ
の周面に突設され、内向きの爪を有し、クリップの基端
部に形成された円筒状の取付部が、爪が切り込み溝に係
合した状態で保持筒の外側に嵌着され、鍔部を有し、周
面に係止溝が形成された筒状の固定管が保持筒内に嵌着
され、係止突起が係止溝に係合するとともに、鍔部が取
付部を押さえてなるキャップ」が、実公平6−1575
1号の公報に開示されている。
簡単であってかつ容易に取付られるものとして、「内周
面に円環状の係止突起が形成されるとともに、上端縁に
切り込み溝が形成された保持筒が軸筒もしくはキャップ
の周面に突設され、内向きの爪を有し、クリップの基端
部に形成された円筒状の取付部が、爪が切り込み溝に係
合した状態で保持筒の外側に嵌着され、鍔部を有し、周
面に係止溝が形成された筒状の固定管が保持筒内に嵌着
され、係止突起が係止溝に係合するとともに、鍔部が取
付部を押さえてなるキャップ」が、実公平6−1575
1号の公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記実公平6−157
51号の公報に開示されたキャップでは、クリップが細
幅でキャップの周面に突設される保持筒およびクリップ
の基端部に形成される取付部(脚部)が円筒状であるた
め、クリップをしっかりとキャップへ取り付けようとす
ると前記円筒の外径は大きくなり、クリップの表面の外
形々状において、基端部で他の部分より外形が円形状に
膨らんだデザインとなってしまう。こうしたクリップの
キャップ本体への取付構造から生じる取付部(脚部)や
クリップの基端部の形状は、従来の筆記具用キャップに
見られるものとは特異なものなので、購買者に与える印
象がかならずしも好感のものとは限らないという現実問
題がある。
51号の公報に開示されたキャップでは、クリップが細
幅でキャップの周面に突設される保持筒およびクリップ
の基端部に形成される取付部(脚部)が円筒状であるた
め、クリップをしっかりとキャップへ取り付けようとす
ると前記円筒の外径は大きくなり、クリップの表面の外
形々状において、基端部で他の部分より外形が円形状に
膨らんだデザインとなってしまう。こうしたクリップの
キャップ本体への取付構造から生じる取付部(脚部)や
クリップの基端部の形状は、従来の筆記具用キャップに
見られるものとは特異なものなので、購買者に与える印
象がかならずしも好感のものとは限らないという現実問
題がある。
【0005】また、前述したように、部品点数が少な
く、構造が簡単であると言えども、保持筒の上端縁に切
り込み溝を形成したり、保持筒内に嵌着される筒状の固
定管を形成し、該固定管に鍔部を設ける等しなければな
らない。
く、構造が簡単であると言えども、保持筒の上端縁に切
り込み溝を形成したり、保持筒内に嵌着される筒状の固
定管を形成し、該固定管に鍔部を設ける等しなければな
らない。
【0006】本発明の目的は、クリップをキャップ本体
へ、他の部品を使用することなく、構造な構造で容易に
取付けられ、取付構造から生じるデザインが特異なもの
とならずない筆記具用キャップを得ることにある。
へ、他の部品を使用することなく、構造な構造で容易に
取付けられ、取付構造から生じるデザインが特異なもの
とならずない筆記具用キャップを得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャップ本体
の外周面上に設けた、係止溝又は係止突起からなる係合
部を側面に有する直方体状の突出部を、クリップの脚部
に設けたクリップの表面側に貫通した嵌合孔に挿着し、
該嵌合孔の内壁面に設けた前記係合部に係合する係止突
起又は係止溝からなる被係合部に前記係合部を係合する
ことにより、キャップ本体の色とは異なる色のクリップ
をキャップ本体に取付けてなる筆記具用キャップであ
る。
の外周面上に設けた、係止溝又は係止突起からなる係合
部を側面に有する直方体状の突出部を、クリップの脚部
に設けたクリップの表面側に貫通した嵌合孔に挿着し、
該嵌合孔の内壁面に設けた前記係合部に係合する係止突
起又は係止溝からなる被係合部に前記係合部を係合する
ことにより、キャップ本体の色とは異なる色のクリップ
をキャップ本体に取付けてなる筆記具用キャップであ
る。
【0008】係合部と被係合部を係合するには、係合部
として係止突起を設け、被係合部に係止溝を設け、ある
いは係合部として係止溝を設け、被係合部に係止突起を
設け、係止突起を係止溝に係合させる。または、係合部
に係止突起を設け、被係合部にも係止突起を設け、互い
の係止突起を乗り越えさせて嵌合させることにより係合
させる。
として係止突起を設け、被係合部に係止溝を設け、ある
いは係合部として係止溝を設け、被係合部に係止突起を
設け、係止突起を係止溝に係合させる。または、係合部
に係止突起を設け、被係合部にも係止突起を設け、互い
の係止突起を乗り越えさせて嵌合させることにより係合
させる。
【0009】キャップ本体とクリップの色を異なるもの
とするが、例えば、キャップ本体を透明又は半透明状に
成形し、クリップを有色状に成形するものであっても良
い。
とするが、例えば、キャップ本体を透明又は半透明状に
成形し、クリップを有色状に成形するものであっても良
い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。筆記具用キャップ1は、キャップ本体2を
透明又は半透明状に合成樹脂で成形してある。図1に示
すように、キャップ本体2の筆記具本体(図示せず)を装
着した際の筆記先端側である頭部側3の外周面上には、
側面5aに突起からなる係合部4を設けた直方体状の突
出部5を設けてある。クリップ6は、筆記具本体に収容
するインキの色と同一色に合成樹脂で成形してあり、図
2及び図3に示すように、直方体状の脚部7を設けてあ
る。該脚部7には、前記突出部5を嵌合するクリップ6
の表面側6aに貫通した嵌合孔8を形成する。該嵌合孔
8の内壁面8aには、前記係合部4に乗り越え嵌合によ
り係合する突起からなる被係合部9を設ける。
て説明する。筆記具用キャップ1は、キャップ本体2を
透明又は半透明状に合成樹脂で成形してある。図1に示
すように、キャップ本体2の筆記具本体(図示せず)を装
着した際の筆記先端側である頭部側3の外周面上には、
側面5aに突起からなる係合部4を設けた直方体状の突
出部5を設けてある。クリップ6は、筆記具本体に収容
するインキの色と同一色に合成樹脂で成形してあり、図
2及び図3に示すように、直方体状の脚部7を設けてあ
る。該脚部7には、前記突出部5を嵌合するクリップ6
の表面側6aに貫通した嵌合孔8を形成する。該嵌合孔
8の内壁面8aには、前記係合部4に乗り越え嵌合によ
り係合する突起からなる被係合部9を設ける。
【0011】図4および図5に示すように、クリップ6
の脚部7の嵌合孔8にキャップ本体2の突出部5を嵌合
し、キャップ本体2の係合部4とクリップ6の被係合部
9を互いを乗り越えて係合することにより、クリップ6
をキャップ本体2に取付けて、本実施の形態の筆記具用
キャップ1を得る。
の脚部7の嵌合孔8にキャップ本体2の突出部5を嵌合
し、キャップ本体2の係合部4とクリップ6の被係合部
9を互いを乗り越えて係合することにより、クリップ6
をキャップ本体2に取付けて、本実施の形態の筆記具用
キャップ1を得る。
【0012】本説明において、キャップ本体2の内部構
造についての説明は、特に限定されるものではなく省略
したが、内部構造は適宜決定すれば良い。例えば、頭部
側3の内部に筆記具本体(図示せず)を装着した際の筆
記先端を密閉するシール部材(図示せず)を配設したよ
うな構造としても良い。
造についての説明は、特に限定されるものではなく省略
したが、内部構造は適宜決定すれば良い。例えば、頭部
側3の内部に筆記具本体(図示せず)を装着した際の筆
記先端を密閉するシール部材(図示せず)を配設したよ
うな構造としても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明の筆記具用キャップは、クリップ
をキャップ本体に取付るための他の部品を必要とせず、
かつ取付構造が簡単であり、容易に取付られ、製造コス
トが安価であり、クリップのキャップ本体への取付構造
から生じるデザインが特異なものとならず、クリップの
表面に色の異なったキャップ本体の突出部の先端面が露
出するので、その部分がデザイン的なアクセントとな
り、クリップを引き立たせてキャップとしての美観やデ
ザイン的特徴をだすことができ、購買者に好感が得られ
るデザインの筆記具用キャップを得ることができた。
をキャップ本体に取付るための他の部品を必要とせず、
かつ取付構造が簡単であり、容易に取付られ、製造コス
トが安価であり、クリップのキャップ本体への取付構造
から生じるデザインが特異なものとならず、クリップの
表面に色の異なったキャップ本体の突出部の先端面が露
出するので、その部分がデザイン的なアクセントとな
り、クリップを引き立たせてキャップとしての美観やデ
ザイン的特徴をだすことができ、購買者に好感が得られ
るデザインの筆記具用キャップを得ることができた。
【図1】本発明の実施の形態を示す、キャップ本体の斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す、クリップの斜視図
である。
である。
【図3】図2におけるクリップの縦断面図である。
【図4】キャップ本体にクリップを取付けた状態を示
す、本発明の実施の形態を示す筆記具用キャップの縦断
面図である。
す、本発明の実施の形態を示す筆記具用キャップの縦断
面図である。
【図5】図4におけるI−I線部分の横断面図である。
1 筆記具用キャップ 2 キャップ本体 4 係合部 5 突出部 6 クリップ 7 脚部 8 嵌合孔 9 被係合部
Claims (1)
- 【請求項1】キャップ本体の外周面上に設けた、係止溝
又は係止突起からなる係合部を側面に有する直方体状の
突出部を、クリップの脚部に設けたクリップの表面側に
貫通した嵌合孔に挿着し、該嵌合孔の内壁面に設けた前
記係合部に係合する係止突起又は係止溝からなる被係合
部に前記係合部を係合することにより、キャップ本体の
色とは異なる色のクリップをキャップ本体に取付けてな
る筆記具用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127137A JP2000318374A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 筆記具用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127137A JP2000318374A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 筆記具用キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000318374A true JP2000318374A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14952542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11127137A Pending JP2000318374A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 筆記具用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000318374A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017039327A (ja) * | 2011-12-09 | 2017-02-23 | 三菱鉛筆株式会社 | 消去部材を備えた筆記具 |
JP2019010859A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | ゼブラ株式会社 | 筆記具用クリップ構造、及び当該クリップ構造を備える筆記具 |
JP2019119150A (ja) * | 2018-01-09 | 2019-07-22 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP11127137A patent/JP2000318374A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017039327A (ja) * | 2011-12-09 | 2017-02-23 | 三菱鉛筆株式会社 | 消去部材を備えた筆記具 |
JP2019010859A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | ゼブラ株式会社 | 筆記具用クリップ構造、及び当該クリップ構造を備える筆記具 |
JP2019119150A (ja) * | 2018-01-09 | 2019-07-22 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
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