JP2019119055A - 繰出し式筆記具 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の繰出し式筆記具においては、口先部の開口とリフィール先端の筆記部との間で、適正なクリアランス(隙間)が設けられることで、口先部から筆記部を円滑に出没させることができるように構成されている。
例えば、軸筒前端部には金属製の口先部(口金)が用いられる場合が多い。この金属製の口先部から筆記部として例えば金属製のボールペンチップが出没する筆記具においては、先端部がテーパー状に成形されたボールペンチップのテーパー面が、金属製の口先部内の鋭角部に当接しながら前進するために、不快な摺接音が発生することが問題として取り上げられている。
このような問題を解消するために、特許文献1には口先部内の前記鋭角部に対して、これを丸める加工を施すことで、金属同志の不快な摺接音の発生を防止できることが開示されている。
この戻しスプリングは、特許文献1に開示されているように、そのコイルピッチおよびコイル径が一様になされて、いわゆるストレート状に成形されている。そして、筆記部が口先部から繰出されて筆記可能な状態においては、前記戻しスプリングは軸方向に収縮された状態になされる。
この繰り返しにより、筆記に伴い口先部の開口と先端筆記部との間で、金属同志の衝突音(いわゆるカチカチ音)が常に筆記中に発生し、ユーザーにおいてはこの衝突音が不快に感ずるものとなる。
なお、この発明に係るコイル状の戻しスプリングとは、その利用形態が異なるものの、先行例として特許文献2〜4を挙げることができる。これらにはスプリングの擦れ音の発生を防止させる点や、ノック操作と操作荷重について考察した点などが開示されている。
加えて、前記した口先部の開口と筆記部との間のクリアランスの存在により、筆記中において不快な衝突音(カチカチ音)が生ずるのを、効果的に抑制することができる繰出し式筆記具を提供することを主要な課題とするものである。
また、前記先端筆記部に形成されたテーパー面の角度をα1、前記口先部の開口における内面角度をα2としたとき、α1>α2の関係に設定されていることが望ましい。
したがって、口先部の開口を通る先端筆記部が軸心から片寄ったスプリング圧を受けることで、筆記中に生ずる前記した衝突音(カチカチ音)の発生を効果的に抑制することができるものとなる。
これにより、先端筆記部の繰出し時において、不快な摺接音が発生するのを抑制することが可能な高級感に優れた繰出し式筆記具を提供することができる。
なお、以下に示す各図においては、同一部分を同一符号で示しているが、一部の図面においては紙面の都合で代表的な部分に符号を付けて、その詳細な構成については、その他の図面に付けた符号を引用して説明することもある。
図1(A)および図1(B)は、繰出し式筆記具の全体構成を示しており、この繰出し式筆記具は、外径がほぼ同一になされた円筒状の前軸1Aと後軸1Bとにより軸筒1を構成している。そして、後で説明するように前軸1Aに対して後軸1Bが相対回転されることで、軸筒前端部の口先部から筆記部が出没される回転繰出し式筆記具を構成している。
そして、円錐状に成形された前記口先部3の先端部には開口3aが形成されており、この開口3aから軸筒1内に収容された筆記リフィール5の先端筆記部5aが出没されるように構成されている。
なお、この筆記リフィール5としては、先端筆記部5aに例えばボールペンチップを備えたボールペンリフィールや、マーキングペン芯等のその他の筆記チップを備えたリフィールを用いることができることは当然である。
そして、金属管5Aの先端部分が、前記先端筆記部5aとほぼ同一の外径寸法となるように細く成形されて細径部5bを構成しており、前記細径部5bから径を太くするテーパー部5cを介して本体の大径部5dに連続するように一体成形されている。
そして、先端筆記部5aに形成されたテーパー面5a1の軸を中央にした角度をα1、前記口先部3の開口3aにおける軸を中央にした内面角度をα2としたとき、α1>α2となる関係に設定されている。
なお、図に示す例においては、α1=35度、α2=10度である。
これにより、先端筆記部5aが口先部3の開口3aから繰出される際に、先端筆記部5aのテーパー面5a1に残された前記ひき目が、口先部3の開口3a内面に擦れることで、不快な摺接音が発生するところ、前記したα1とα2の関係に設定することで、不快な摺接音の発生を効果的に防止することができるものとなる。
先ず、図5Aに示す戻しスプリング6の第1の形態においては、スプリング6の前端部側(図の左側)および後端部側(図の右側)は、中腹部に対してコイルピッチが密着する程度に狭く形成されている。そして後端部側は、外径が順次拡大する拡径部6aになされており、この後端部側の拡径部6aが前記筆記リフィール5の金属管5Aにおけるテーパー部5cに接することにより、筆記リフィール5と戻しスプリング6との軸心が一致するように構成されている。
また、図5Aに示す戻しスプリング6における前端部側の径をD1としたとき、スプリング6の中腹部には、前記径D1よりも径の小さなくびれ部6b1が形成されており、このくびれ部6b1の前後には、前記径D1にほぼ等しい径を有する領域6c1,6c2がそれぞれ形成されている。
すなわち、前記くびれ部6b1は、戻しスプリング6において外径が最小径となるように成形されており、後端部側の拡径部6aの外径が最大径に成形されている。
この第2の形態の戻しスプリング6においては、その中腹部の前後に、前端部側の径D1よりも若干径が太い領域(膨らみ部)6d1,6d2が形成され、その領域6d1,6d2の間に、前記径D1にほぼ等しい径の領域6b2が形成されている。すなわち、第2の形態の戻しスプリング6においては、前記領域6b2が、戻しスプリング6において外径が最小径となるくびれ部に相当するものとなる。
これにより、先端筆記部5aを、口先部3の開口3aのほぼ中央部に位置させるように設定することができる。それ故、口先部3の開口3aを通る先端筆記部5aが、軸心から片寄ったスプリング圧を受けた状態で筆記圧を受け、先端筆記部5aが口先部3の開口3a内を往復して異音(衝突音=カチカチ音)が発生するのを効果的に抑制することができるものとなる。
前記螺合部材9の後端部内周面には、雌ねじが施されており、この雌ねじに対して回転繰出しユニット11に備えられた回動部材12の前端部がねじ込まれて取り付けられている。
前記スライダ13の先端部には、軸方向に移動可能な短軸部材15が配置されており、この短軸部材15の前端部は、筆記リフィール5の後端部に取り付けられた栓体5Bに当接している。
すなわち、この実施の形態においては、後軸1Bが先端筆記部5aの繰出し操作部を構成している。
なお、クリップ17の先端部には、クリップ玉17dが一体に成形されている。
そして、この天冠飾り18は、径の太い頭部18bと、径の細い中央頸部18cと、この頸部18cに続いて若干径を細くした円筒部には雄ねじ18dが形成されている。
また、前記頸部18cには、両外側に向って平面状に成形された面そぎ部18eが形成されており、この一対の面そぎ部18eは、前記した後軸1Bの非円形の開口1bにおける直線状の開口縁部1bに沿って挿入されることで、後軸1Bに対する天冠飾り18の回り止めとして機能する。
そして、大径部21dの開口縁には、周方向に沿った180度対向する位置に、それぞれU字状の切欠部21eが形成されている。
図3および図6に示す状態に組み上げるには、先ず後軸1Bの折り曲げ端面1aに形成された直線状の開口縁部1bに、天冠飾り18に形成された面そぎ部18eを当てる。
この場合、天冠飾り18の面そぎ部18eが、後軸1Bの直線状の開口縁部1bに当たるために、天冠飾り18は後軸1Bに対して回り止めされており、したがって、飾り止めナット19を天冠飾り18に対して円滑に締め付けることができる。これにより、天冠飾り18および飾り止めナット19を後軸1Bに対して円滑に取り付けることができる。
この時、前記したように天冠20は、クリップ17のD字状貫通孔17cによって回り止めされており、したがって、スリーブナット21を天冠20の支軸20bに形成された雄ねじ20cに対して円滑に締め付けることができる。これにより、クリップ17の基端部17aは、飾り止めナット19を台にして、スリーブナット21の鍔部21bとの間に挟まれて固定される。
また、先端筆記部に形成されたテーパー面の角度α1と、口先部の開口における内面角度α2との関係について配慮したことで、先端筆記部の繰出し時において、不快な摺接音が発生するのを抑制することが可能になるなど、前記した発明の効果の欄に記載した作用効果を得ることができ、高級感に優れた繰出し式筆記具を提供することに寄与できる。
1A 前軸
1B 後軸(繰出し操作部)
1a 折り曲げ端面
1b 直線状開口縁部
1c 非円形開口
1d スリット状開口
3 口先部(口金)
3a 先端開口
5 筆記リフィール
5A 金属管(インク収容管)
5B 栓体
5a 筆記部
5a1 テーパー面
5a2 取り付け部
5b 細径部
5c テーパー部
5d 大径部
6 戻しスプリング
6a 拡径部
6b1,6b2 くびれ部
6d1,6d2 膨らみ部
11 回転繰出しユニット
12 回動部材
13 スライダ
14 カム部材
15 短軸部材
17 クリップ
17a 基端部
17b 直線状縁部
17c 貫通孔(D字状貫通孔)
18 天冠飾り
18a 貫通孔
18b 頭部
18c 頸部
18d 雄ねじ
18e 面そぎ部
19 飾り止めナット
19a 貫通孔
19b 雌ねじ
19c 円筒周面
19d 面そぎ部
19e 鍔部
20 天冠
20a 頭部
20b 支軸
20c 雄ねじ
20d 面そぎ部
21 スリーブナット
21a 頸部
21b 鍔部
21c 雌ねじ
21d 大径部
21e 切欠部
Claims (4)
- 軸筒と、前記軸筒内に配置された筆記リフィールと、前記筆記リフィールを軸筒内の後方に向って付勢する戻しスプリングと、前記戻しスプリングの付勢力に抗して前記筆記リフィールを前方に押圧することで、軸筒先端部における口先部の開口から筆記リフィールの先端筆記部を突出させる繰出し操作部とを具備した繰出し式筆記具であって、
前記戻しスプリングは、コイル状に成形された前端部が口先部内に当接し、後端部が筆記リフィールに当接して配置されると共に、戻しスプリングの中腹部に外径が最小径にされたくびれ部が形成され、かつ後端部の外径が最大径に成形されていることを特徴とする繰出し式筆記具。 - 前記戻しスプリングの後端部は、中腹部に対してコイルピッチが狭く形成されると共に、中腹部から後端部に向って外径が順次拡大する拡径部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の繰出し式筆記具。
- 前記先端筆記部に形成されたテーパー面の角度をα1、前記口先部の開口における内面角度をα2としたとき、α1>α2の関係に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の繰出し式筆記具。
- 前記軸筒が前軸と後軸により構成され、前軸に対して後軸を相対回転させることで、前記筆記リフィールを前進動作させる回転繰出しユニットが備えられ、前記回転繰出しユニットによる筆記リフィールの前進動作により、先端筆記部を口先部の開口から突出させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の繰出し式筆記具。
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