JP2019109632A - 駐車代行サービスの管理装置、代行者端末、管理方法、及びプログラム - Google Patents

駐車代行サービスの管理装置、代行者端末、管理方法、及びプログラム Download PDF

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徹 柳田
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智景 久保
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亜衣 藤村
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Abstract

【課題】代行者による駐車を代行する車両の発見を容易にする。【解決手段】代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する駐車代行サービスの管理装置は、前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信する受信手段と、前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する代行者の端末を特定する特定手段と、前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信する送信手段とを含む。【選択図】図10

Description

本発明は、駐車代行サービスの管理装置、代行者端末、管理方法、及びプログラムに関する。
買い物やイベントへの参加や鑑賞など、車両を運転して所定の訪問先(店舗、ショッピングモール、イベント会場など)を訪れる場合に、訪問先にある駐車場が満車であり、空き状態の駐車スペース(空きスペースという)が発生するまでの間、駐車の順番待ちの列にて、運転者が車両を運転しながら待機する場合がある。また、駐車場内を徐行して空きスペースを探しても、容易に見つからず、見逃しによって他車に先に駐車されてしまう場合もある。場合によっては、訪問先の駐車場の利用をあきらめ、訪問先の近傍や周辺の他の駐車場に駐車する場合もある。このような、駐車場や駐車スペースの探索、空きスペースの発生待ちが時間の無駄と考える運転者は少なくない。
従来技術では、例えば、車両が駐車スペースを探している際に、空きスペースが生じた場合に、そこへ車両を案内する駐車案内ナビゲーションシステムがある。
特開2006−209429号公報
従来技術では、空きスペースが生じてから、駐車するまでの時間を短縮することはできる。しかし、空きスペースが発生し、そこへ車両を移動させて駐車を完了するまでの間、運転者は車両の運転を継続しなければならない。
そこで、車両の駐車を代行する駐車代行サービスが考えられる。代行者は、車両の受け渡し位置へ赴き、車両を一時的に借り受け、駐車を行う。このような駐車代行サービスの運用において、サービス利用者が車両の引き渡し場所を探して移動中であり、代行者の向かう先が不明な場合があり得る。このように、引き渡し場所が決まっていないことは、代行者が円滑にサービス利用者の車両を発見し、引き渡しを受けることを阻害する要因となるおそれがあった。
また、引き渡し位置が予め決められていても、引き渡し場所が例えば広大な駐車場であって、そこに多数の車両が停車され、車両の発見が容易でない場合や、諸事情で予定していた引き渡し場所と異なる場所に停車する場合もあり得る。これらの場合も、代行者が車両の発見に時間を要するおそれがあった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、代行者が駐車を代行する車両を容易に発見可能とする駐車代行サービスの管理装置、代行者端末、管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
課題を解決するための本発明の要旨は、代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスにおいて、前記サービス利用者の端末から前記車両の位置情報を受け取り、代行者の端末へ転送することにある。
本発明の態様の一つは、代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する、駐車代行サービスの管理装置である。この管理装置は、前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信する受信手段と、前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する前記代行者の端末を特定する特定手段と、前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信する送信手段とを含むことを特徴とする。
上記した管理装置によれば、特定手段が、利用者情報に基づいて車両の位置の転送先に該当する代行者の端末を特定し、その代行者の端末へ車両の位置を示す情報が送信される。これによって、代行者は、車両の位置を示す情報を参照し、自身の目的地を定めて移動し、引き渡しを受ける車両の探索を行うことができる。従って、代行者は車両の位置を示す情報の取得によって、代行者が駐車を代行する車両を発見することが容易となる。
本発明に係る駐車代行サービスの管理装置において、前記車両は、その引き渡し場所へ移動中の状態であってもよく、その引き渡し場所に停車された状態であってもよい。いずれの場合でも、車両の位置を示す情報は、容易に車両を発見するために貢献し得る。車両が引き渡し場所へ移動中の状態において、引き渡し場所は決まっていても決まっていなくてもよい。本発明に係る駐車代行サービスの管理装置において、前記特定手段及び前記送信手段は、前記サービス利用者の端末から繰り返し取得する前記車両の位置を示す情報を、前記代行者の端末へ送信する処理を行う構成を採用し得る。このようにすれば、車両の位置をトラッキング(追跡)した結果が代行者の端末を介して代行者に提供されるので、代行者による車両発見を容易にすることが可能となる。
本発明に係る駐車代行サービスの管理装置において、前記送信手段は、前記代行者の端末に対し、視覚により前記車両を特定する情報を送信する構成を採用してもよい。視覚により車両を特定する情報は、車両の外観から認識できる情報であり、例えば、車両の車種、車両番号(自動車登録番号標)、車両の色(ボディカラー)、外観上の特徴(所定のパーツ(例えば、リアスポイラー、エアインテーク、ルーフキャリア、ルーフボックス、スペアタイヤ)の存在や色、所定パーツ(ライト、テールランプ、フロントグリル、バンパー、アンテナなど)の形状や位置、特殊ペイント(塗り分けや画像の描画)の存在、ステッカーの貼付、リアガラスやフロントガラスを通じて視認可能な車内位置に配置された物体(目印)等)から選択される少なくとも1つである。外観上の特徴は、車両10の通常使用において存在するものであっても、駐車代行サービスの利用に際し、代行者の発見容易のために用意(装着、貼付、配置等)されるものでもよい。車両を特定する情報により、代行者の車両発見が容易となる。例えば、利用時に、駐車代行サービスの利用者であることを示すステッカー或いは磁石シートを車両の目立つところに貼ってもらうことが考えられる。
本発明に係る駐車代行サービスの管理装置において、前記車両の位置と、複数の代行者候補の位置とに基づいて、前記複数の代行者候補から前記車両の駐車を代行する代行者を選択する選択手段をさらに含む構成を採用し得る。このようにすれば、複数の代行者候補の中から、早期に(短時間)で車両の位置に達し得る者などを選択することで、代行者による車両の発見が容易となる。例えば、車両の位置と各代行者候補の位置との距離が短い者を代行者として選択してもよい。例えば、距離が最短の者が選択されてもよく、距離が所定値より短い者が「車両の位置と各代行者候補の位置との距離が短い者」として選出され、選出された者から所定ルールで1名が選択されてもよい。車両の位置や各代行者候補の位置が2回以上取得されて、車両の移動速度及び各代行者候補の移動速度が取得され、車両の移動速度と各代行者候補の移動速度とが比較され、車両の移動速度より移動速度が速い代行車候補から代行者が選択されてもよい。また、車両の移動方向(2以上の位置か
ら求まる)と代表者候補の移動方向(2以上の位置から求まる)とが交差する代行者候補から代行者が選択されてもよい。また、位置や移動速度や方向から、将来における車両の位置が推定され、推定された位置への到着予定時刻が早い代行者候補が代行者として選択されてもよい。
本発明に係る駐車代行サービスの管理装置において、前記代行者端末に対し、前記代行者による前記車両の操作を可能にする可能化データを発行する発行手段をさらに含む構成を採用し得る。可能化データは、代行者による前記車両の操作を可能化するデータでもある。例えば、「可能化データ」は、コンピュータにより実行可能なデータ(すなわちプログラム)でもよいし、実行不可なデータでもよい。また「可能化データ」は、車両の操作が許可された者であることを証明するためのデータでもよいし、車両の操作に利用されるデバイス又はプログラムを活性化(アクティベート)するためのデータでもよいし、車両の操作に利用されるプログラムそのものであってもよいし、それ以外のデータでもよい。例えば、可能化データは、前記車載ユニットが前記代行者端末の認証に用いるとともに、前記認証の成功を契機に前記車両を前記代行者により操作可能な状態にする認証情報を含む。
前記管理装置が発行手段を含む場合、前記管理装置は、前記受信手段、前記特定手段及び前記送信手段を備える第1サーバ装置と、前記発行手段を備える第2サーバ装置とを含む構成を採用し得る。このようにすれば、代行者に対する負荷の上昇なく、サービス利用者及び代行者の管理に係る処理と、可能化データの発行に係る処理とを異なるサーバで行うように負荷分散できる。
本発明の他の態様の一つは、代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスにおいて、前記代行者が使用する端末装置であって、前記駐車代行サービスの管理装置が、前記サービス利用者の端末から受信し、前記端末装置へ送信する前記車両の位置を示す情報を受信する位置情報受信手段と、前記車両の位置を示す情報に基づく前記車両の位置を表示装置に表示する表示制御手段とを含む駐車代行サービスにおける代行者端末である。
本発明に係る代行者端末において、前記表示制御手段が、前記管理装置から受信される、視覚により前記車両を特定する情報を前記表示装置に表示する構成を採用してもよい。この場合、代行者が表示装置に表示された車両を特定する情報を元に、車両を探索することができるので、車両の発見を容易にできる。前記表示制御手段が、前記車両の位置を示す情報とマップデータとに基づいて前記車両の位置が示されたマップを前記表示装置に表示する構成を採用してもよい。このようにすれば、代行者が直感的に車両の位置を把握することができるので、車両の発見の容易化が図られる。また、本発明に係る代行者端末において、前記表示制御手段が、前記代行者端末の位置から前記車両の位置までの経路を前記表示装置に表示する構成を採用してもよい。この場合、経路の情報に従って代行者が移動することで、車両を追跡し、発見することができる。すなわち、車両の発見の容易化が図られる。
本発明に係る代行者端末において、前記管理装置が発行する、前記代行者が前記代行者端末を用いて前記車両を操作可能にするための可能化データを受信する可能化データ受信手段と、前記車両に備えられ、前記可能化データを受けて前記車両を前記代行者により操作可能な状態にする車載ユニットへ前記可能化データを供給する供給手段とをさらに含む構成を採用することができる。この場合、可能化データの車載ユニットへの供給によって。代行者が車両を操作可能な状態となるので、車両の引き渡しに電子キーなどの物理キーが不要であり、引き渡しにおいてサービス利用者と代行者が直接に会わなくても、代行者が代行者端末を用いて車両を操作することができる。
本発明に係る代行者端末において、前記供給手段は、前記車載ユニットが前記代行者端末の認証に用いるとともに、前記認証の成功を契機に前記車両を前記代行者により操作可能な状態にする認証情報を含む前記可能化データを前記車載ユニットに供給する構成を採用することができる。また、前記供給手段は、近距離無線通信により前記認証情報を前記車載ユニットに供給する構成を採用することができる。また、前記供給手段は、前記認証の成功を契機に前記車両のスマートキーと同じ振る舞いをする前記車載ユニットに前記認証情報を供給する。上記構成によれば、代行者端末を認証情報の供給装置として使用することで、車載ユニットがスマートキーと同じ振る舞いをすることで、車両の解錠やエンジン始動などの車両の操作を代行者が行うことが可能となる。
また、本発明の他の態様の一つは、代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する装置が、前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信し、前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する代行者の端末を特定し、前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信することを含む駐車代行サービスの管理方法である。
また、本発明の他の態様の一つは、代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する装置のコンピュータに、前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信するステップと、前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する代行者の端末を特定するステップと、前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信するステップと、を実行させるプログラムである。
本発明によれば、代行者が駐車を代行する車両の発見を容易にすることができる。
実施形態に係る駐車代行サービスのシステム概要図である。 駐車代行サービスの流れを示す。 サービス利用者の端末や代行者の端末として使用可能な携帯端末の構成例を示す。 管理装置の構成例を示す。 利用者データベース(利用者DB)のデータ構造例を示す。 代行者データベース(代行者DB)のデータ構造例を示す。 利用者端末の利用者登録時における処理の流れを示すフローチャートである。 新規登録画面例を示す。 管理装置の利用者登録時における処理の流れを示すフローチャートである。 利用申込から可能化情報取得までの流れを示すシーケンス図である。 利用申込画面例を示す。 代行者選択処理の流れを示すフローチャートである。 代行者端末の位置情報受信時における処理例を示すフローチャートである。 キーユニットを含む施解錠システムの概略構成を示す。 図13に示したキーユニット、携帯端末、施解錠装置、サーバ装置の構成の一例を概略的に示す。 実施形態2に係るシステム構成例を示す。 実施形態2における、利用申込から可能化情報取得までの流れを示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
[実施形態1]
<システム構成>
図1は、実施形態1に係る駐車代行サービスのシステム概要図である。図1において、システムは、ネットワーク1に接続された、利用者端末200A、代行者端末200B、及び管理装置400を含む。ネットワーク1は、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網でありWAN(Wide Area Network)やその他の通信網を採用し得る。また、
ネットワーク1は、LTE(Long Term Evolution)などのセルラー網、無線LAN(Local Area Network:Wi-Fi含む)等の無線網を含んでもよい。
利用者端末200Aは、駐車代行サービスを利用するサービス利用者の端末装置であり、「サービス利用者の端末」に相当する。利用者端末200Aは、フィーチャーフォン、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス、Personal Digital Assistant(PDA)、ウェアラブルコンピュータ等の携帯端末(可搬性を有する通信端末)であってもよく、サービス利用者の車両10に備えられた車載端末であってもよい。
代行者端末200Bは、サービス利用者の車両10の駐車を代行する代行者の端末装置であり、「代行者の端末」に相当する。代行者端末200Bも、利用者端末200Aと同様の携帯端末であっても車載端末であってもよい。要は、利用者端末200A及び代行者端末200Bは、移動可能であるとともに、管理装置400とネットワーク1を介して通信可能であればよく、その限りにおいて、上述した携帯端末及び車載端末以外の装置であってもよい。実施形態1では、一例として、利用者端末200A及び代行者端末200Bが携帯端末である場合について説明する。利用者端末200A及び代行者端末200Bを区別しない携帯端末について言及する場合には、「携帯端末200」との表記を用いる。
車両10は、施解錠装置300と、キーユニット100とを含むスマートキーシステムを備えている。施解錠装置300は、車両10と無線通信を行う携帯機(電子キーと呼ばれる)に固有のIDを与え、通信によって得られたIDと、車両10に事前に登録されたIDとが一致する場合にドアの解錠やエンジンの始動を可能にする。キーユニット100は、電子キーの代わりに携帯端末200を用いた車両10の施解錠を、車両10の改造を伴わずに可能にする装置である。キーユニット100は、車両内の所定位置(例えばグローブボックスなど)に置かれ、車両10のバッテリや二次電池から電源を得て、携帯端末200から車両の操作の可能化データ(車両10の解錠やエンジン始動などの車両10の操作を一時的に可能化するデータ:例えば認証情報)を得られた場合に、電子キーとして振る舞い、ドアの解錠やエンジンの始動などを可能にする。
管理装置400は、「駐車代行サービスの管理装置」に相当し、サービス利用者の情報(利用者情報)及び代行者の情報(代行者情報)の管理、利用者登録処理、サービス利用の受付処理、車両10の位置を示す情報を利用者端末200Aから受信して代行者端末200Bへ転送する処理などを行う。また、管理装置400は、代行者端末200Bを用いて車両10の操作を可能化するデータである可能化データを発行する可能化データの発行装置として動作する。
<駐車代行サービスの流れ>
図2は、駐車代行サービスの流れを示す。駐車代行サービスの利用を希望する者は、駐車代行サービスの運営サイトにアクセスし、駐車代行サービスの会員(サービス利用者)となる利用者登録手続を行う(S01)。その後、サービス利用者が、サービスの需要が発生した場合に、運営者にサービス利用を申し込む(S02)。実施形態1に係るシステ
ムでは、上述した利用者登録の受け付けやサービス利用の申し込みの受け付けは、利用者端末200Aが管理装置400へ利用者登録や利用申し込みに係る情報を送信することで行われる(図1<1>、<2>)。但し、上記した登録や申し込みは、需要者が運営者に対して、電話、FAX、電子メールや郵送で行うことができる。
運営者は、申し込みを受けて、駐車の代行者を選定する(S03)。また、代行者の選定も人手で行ってもよいが、実施形態1に係るシステムでは、管理装置400が代行者の選定を自動的に行う。選定された代行者は、車両の引き渡し場所へ赴き、車両の引き渡しを受ける(S04)。代行者は管理装置400から車両10の操作の可能化データ(認証情報)を代行者端末200Bで受信し(図1<5>)、可能化データを車両10のキーユニット100に供給する(S05)。実施形態では、可能化データの一例として認証情報を用いる。認証情報の供給によって、キーユニット100がスマートキーシステムにおける電子キーとして振る舞い、代行者は、車両10の解錠やエンジン始動、運転を行うことが可能となる。上記のように、サービス利用者が電子キーの引き渡しを要しないので、サービス利用者は引き渡し場所にいなくてもよい。代行者は車両10を運転して(S06)、サービス利用者から指定された駐車場所又は駐車位置へ車両10を移動させ、そこに駐車する(S07)。駐車が完了すると、例えば、認証情報の無効化によって、車両10の操作可能化が解除される(S08)。
また、実施形態1に係るシステムでは、代行者が車両の引き渡し場所へ到達するまでの間に、管理装置400が利用者端末200Aから車両10の位置を示す情報を受信し(図1<3>)、代行者端末200Bに転送する(図1<4>)。車両の位置は、代行者にとって、車両10を発見するのに有用な情報となる。以下、駐車代行サービスを実現する各装置の詳細について説明する。
<携帯端末の構成>
図3は、利用者端末200A、代行者端末200Bとして使用可能な携帯端末200の構成例を示す。携帯端末200は、プロセッサ21と、記憶装置22と、無線通信回路23と、入力装置24と、ディスプレイ25と、GPS(Global Positioning System)受
信機26と、近距離無線通信回路27とを含む。
記憶装置22は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、プログラムやデータの記憶領域、プログラムの展開領域、プログラムの作業領域、通信データのバッファ領域などとして使用される。主記憶装置はRAM(Random Access Memory)、又はRAMとROM(Read Only Memory)との組み合わせで構成される。補助記憶装置は、データやプログラムの記憶領域として使用される。補助記憶装置は、例えば、ハードディスク、(SSD)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性記憶媒体を含む。
無線通信回路23は、携帯端末200がサポートする無線通信方式(LTE、無線LAN(WiFi)など)に従った無線通信を司る。入力装置24は、キー、ボタン、ポインティングデバイス、タッチパネル等を含み、情報の入力に使用される。ディスプレイ25は例えば液晶ディスプレイなどであり、情報やデータを表示する。GPS受信機はGPS衛星からの信号を受信して携帯端末200の位置を算出する。近距離無線通信回路27は、所定の近距離無線通信規格(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、UWB(Ultra Wideband)、Zigbeeなど)に従った近距離
無線通信を司る。
プロセッサ21は、例えばCPU(Central Processing Unit)などであり、記憶装置
22に記憶された各種のプログラムを実行することによって、携帯端末200を利用者端
末200Aや代行者端末200Bとして動作させる。
<管理装置の構成>
図4は、管理装置400の構成例を示す。管理装置400は、パーソナルコンピュータ、ワークステーションのような汎用の情報処理装置、或いはサーバマシンのような専用の情報処理装置を用いて構成できる。管理装置400は、プロセッサ411と、記憶装置412と、通信インタフェース(通信IF)413と、入力装置414と、ディスプレイ415と、利用者データベース(利用者DB)417と、代行者データベース(代行者DB)418とを含む。
プロセッサ411、記憶装置412、入力装置414、ディスプレイ415は、プロセッサ21、記憶装置22、入力装置24、ディスプレイ25について説明した例示と同様のものを適用可能である。但し、用途や使用目的の違いに応じて、携帯端末200に適用されるものと性能の異なるものが適用される。
通信IF413は通信処理を司る。通信IF413として、例えばネットワークインタフェースカード(NIC)を適用できる。通信IF413は、ネットワーク1を介して、利用者端末200A及び代行者端末200Bとデータや情報の情報を送受信する。プロセッサ411は、記憶装置412に記憶された各種のプログラムを実行することによって、管理装置400を、駐車代行サービスの管理装置や可能化データの発行装置として動作させる。
管理装置400が駐車代行サービスの管理装置として動作する場合において、通信IF413及びプロセッサ411は、利用者端末200Aから車両10の位置情報を含む利用者情報を受信する受信手段(取得手段)として動作する。また、プロセッサ411及び通信IF413は、代行者端末200Bに車両10の位置を示す情報を送信する送信手段として動作する。また、プロセッサ411は、サービス利用者に係る情報に基づいて車両10の駐車を代行する代行者端末200Bを特定する特定手段として動作する。
なお、プロセッサ21やプロセッサ411によって行われる処理の少なくとも一部が、DSPやGPUのようなCPU以外のプロセッサや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの専用又は汎用の集積回路、或いはプロセッサと集積回路との組み合わせにより実行されてもよい。組み合わせは、例えば、マイクロコントローラ(MCU)、SoC(System-on-a-chip)、システムLSI、チップセットなどと呼ばれる。
<DBの説明>
利用者DB417は、利用者情報を記憶する。代行者DB418は、代行者に係る情報(代行者情報)を記憶する。なお、利用者DB417と代行者DB418に記憶された情報は,記憶装置412に記憶されている。
図5は、利用者DB417のデータ構造例を示す。利用者DB417には、サービス利用者の識別情報である利用者IDと関連づけて、利用者の個人情報と、車両情報と、キーユニット情報と、サービス利用関連情報とが格納される。
個人情報には、上記した利用者IDの他、サービス利用者の氏名、連絡先(住所、電話番号、メールアドレスなど)、利用者端末情報を含む。利用者端末情報は、管理装置400が利用者端末200Aと通信するための情報であり、例えば、利用者端末200AのIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスなどを含
む。上記に例示したもの以外の個人情報をさらに含んでもよい。個人情報は、主に利用者
登録によって利用者DB417に格納される。
車両情報は、視覚により車両10を特定するための情報であり、例えば、車種、車両番号(自動車登録番号標)、車両の色(例えば塗装色:ボディカラー)などである。車両情報は、上記以外に、代行者が車両10を発見するのに役立つ特徴を含んでもよい。特徴を示す情報は、例えば、オプションパーツ(例えば、ルーフキャリアやルーフボックス、スペアタイヤ等)の存在、特殊ペイント(塗り分けや画像の描画)の存在、ステッカーの貼付など、の車両10を識別するのに貢献する情報を含み得る。車両情報は、サービス利用申し込み時に利用者DB417に格納される。但し、利用者登録時に格納されるようにしてもよい。但し、車両情報の登録は必須ではない。
キーユニット情報は、車両10に乗せられたキーユニット100に係る情報であり、キーユニット100に適合する認証情報を発行するのに使用される。なお、実施形態1では、上記した個人情報や車両情報はサービス利用者が登録するようにしているが、その一部又は全部について納車前に車両の販売者が代行登録するようにしても良い。
サービス利用関連情報は、サービス利用に係る情報であり、利用日時や、車両10の引き渡し場所、代行者に駐車して欲しい場所(目的地)などを含む。また、サービス利用関連情報として、利用者端末200Aから受信する車両10の位置を示す情報が格納されてもよい。また、利用者DB417には、利用者と代行者との対応関係を示す情報として、利用者IDと関連付け(紐づけ)された代行者IDが登録される。
図6は、代行者DB418のデータ構造例を示す。代行者DB418には、代行者の識別情報である代行者IDと関連づけて、代行者の個人情報と、ステータス情報とが格納される。代行者の個人情報は、代行者の氏名と、代行者への連絡先(住所、電話番号、メールアドレスなど)と、代行者端末情報とを含む。代行者の連絡先は、代行者への個別連絡に使用される。代行者端末情報は、代行者端末200BのIPアドレスやMACアドレスなどを含み、車両10の位置を代行者端末200Bへ転送するのに使用される。
ステータスは、対応可否と、所在エリアと、位置情報と、移動速度とを含む。但し、さらなる情報項目が含まれてもよい。対応可否は、各代行者が駐車代行を請け負うことが可能か否かを示す情報であり、業務時間外や既に派遣されている場合は“対応不可(NG)”に設定され、そうでない場合に“対応可(OK)”に設定される。所在エリアは、代行者(代行者端末200B)の現在位置がある地理的エリアを示す。地理的エリアは行政区画であっても、運営者が適宜のルールで区画したエリアであってもよい。地理的エリアは実施形態1における代行者の選出における一次的な絞り込みに利用される。位置情報は、代行者端末200Bの位置情報を示す。移動速度は、位置情報から求められた代行者の平均移動速度を示す。平均移動速度の算出に用いるサンプル数は適宜選択できる。位置情報及び移動速度は、実施形態1における代行者の選出における二次的な絞り込みに使用される。また、代行者DB418には、利用者と代行者との対応関係を示す情報として、代行者IDと関連付け(紐づけ)された利用者IDが登録され得る。但し、これは、代行者IDを用いて対応する利用者IDを取得することも想定する場合のオプションである。
<利用者登録時の動作例>
次に、サービス利用者の利用者登録時(新規登録時:図1<1>、図2のS01)における利用者端末200A及び管理装置400の動作例について説明する。図7は、利用者端末の利用者登録時における処理の流れを示すフローチャートであり、利用者端末200Aのプロセッサ21(図3)によってなされる処理を示す。図8は、利用者登録画面例を示す。図9は、管理装置の利用者登録時における処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、利用者が利用者登録を所望する場合には、利用者端末200Aを用いて、管理装置400(運営サイト)にアクセスする(S11)。S11において、利用者端末200Aは、ネットワーク1を介して管理装置400との通信セッションを確立し、この通信セッションを用いて、情報やデータを送受信可能な状態となる。管理装置400は、利用者端末200Aからのアクセスに対して、新規登録画面に係る情報を提供する(図9のS21)。利用者端末200Aは、プログラム中のブラウザの実行により、運営サイトから送信される画面情報に基づく画面(Webページ)をディスプレイ25に表示することができる。但し、運営サイトからの情報の画面表示は、利用者端末200Aにインストールされる専用のアプリケーションを用いてもよい。
図8に示すように、ディスプレイ25に表示される利用者登録画面は、利用者情報として、氏名などの個人情報と、車両番号、車種、色などの車両情報と、キーユニット情報との入力欄を有しており、プロセッサ21は各情報の入力を受け付ける(S12)。入力欄に必要事項が入力され、完了ボタン25aが押されると、プロセッサ21は入力された利用者情報を管理装置400に送信する(S13)。管理装置400のプロセッサ411は利用者情報を受信すると(S22)、「発行手段」として利用者IDを発行し(S23)、利用者情報を利用者IDと関連づけて利用者DB417に保存する(S24)。利用者情報として、例えば、利用者情報の送信に使用されたパケットの送信元IPアドレスが利用者DB417に登録される。利用者IDは、利用者間でユニークな情報であればよい。管理装置400は、利用者IDを生成して利用者端末200Aへ送信する(S25)。利用者端末200Aのプロセッサ21は、利用者IDを受信して記憶装置22に保存する(S14)。以上のようにして、利用者登録が完了する。
<サービス利用の申し込み時の動作例>
図10は、駐車代行サービスの利用申込から可能化情報取得までの流れを示すシーケンス図である。利用者端末200Aが管理装置400(例えば、Webサイト)にアクセスし、利用者IDを用いてログインすると(図10<1>:利用申込)、管理装置400は、駐車代行サービスの利用申込画面の情報を利用者端末200Aに送信する(図10<2>:入力依頼)。利用者端末200Aのプロセッサ21は、図11に示すような利用申込画面をディスプレイ25に表示する。
利用者は、利用申込画面を用いて、利用日、時間、引き渡し場所、目的地(駐車場所)などの申込情報を入力する。但し、例えば、即時にサービスを利用したい場合には、利用日及び時間を省略できるようにしてもよい。必要事項の記入が終わって申込ボタン25bが押されると、申込情報が管理装置400に送信される(図10<3>:申込情報)。
申込情報を受信した管理装置400では、プロセッサ411が申込情報の受付処理を行い、申込情報をサービス関連情報の一部として利用者DB417に登録するとともに、サービスの開始タイミングを決定する。このとき、上述したように、申込情報に利用日及び時間を示す情報が含まれていない場合には、プロセッサ411は、サービスの即時開始と判定する。これに対し、利用日及び時間が指定(記入)されている場合には、その日時から所定のルールに従ってサービスの開始時刻(記入された時間より前の時間)を定める。開始時刻として、サービス利用者が利用者端末200Aを所持し車両10を運転して目的地へ向かっている時刻が推定される。
<<車両の位置を示す情報の取得>>
即時開始と判定したとき、或いはサービス開始時刻になると(図10<5>のY)、管理装置400のプロセッサ411は、利用者DBの利用者端末情報を用いて、利用者端末200Aに、位置情報の取得及び送信の開始指示を送る(図10<6>)。開始指示とと
もに、利用者端末200Aには、位置取得及び送信のプッシュ通知が送られる。ここで、サービス利用者がサービスの開始(代行者の引き渡し場所への移動の開始)を認識するようにしてもよい。利用者端末200Aのプロセッサ21は、開始指示を受けて、GPS受信機26がGPS衛星から受信する信号を用いて利用者端末200Aの位置を示す情報を取得し(図10<7>)、管理装置400へ送信する(図10<8>)。管理装置400のアドレスは、例えば、開始指示の送信元アドレスの学習によって得ることができる。或いは、管理装置400が開始指示とともに位置情報の送信先アドレスを指定しても良い。車両の位置を示す情報の取得及び送信は、車両10がその引き渡し場所へ移動中の状態においてなされる場合と、車両10がその引き渡し場所に停車された状態である場合とを含む。例えば、申込において利用希望の日時が入力されず、サービス開始が即時と判定される場合では、利用者端末200Aが乗った車両10が引き渡し場所を探して移動中であることが想定される。これに対し、申込において利用希望の日時が入力された場合では、位置情報の取得及び送信の開始時点において、サービス利用者が車両10を既に引き渡し場所に停車させており、サービス利用者が代行者の到着を待っている場合がある。
車両10の位置を示す位置情報は、上記したGPS等の衛星測位システムで取得する方法以外に、利用者端末200Aと無線通信する無線基地局のセルID(セルの識別情報)と地理的エリアの対応関係、無線基地局から受信する電波の受信強度と地理的エリアとの対応関係などから求めてもよい。また、セルID、或いはセルIDと受信電波強度とのデータを車両10の位置を示す情報として管理装置400へ送り、管理装置400での解析で地理的位置が推定されるようにしてもよい。或いは、路上などに設置された路側器からビーコン信号から得られる位置情報を管理装置400に送ってもよい。また、利用者端末200A自体が位置を測定する構成を有さない場合、利用者端末200Aが、車両10に備えられたカーナビゲーションシステムや、これ以外の装置から得られる車両10の位置を示す情報を取得し、管理装置400へ送るようにしても良い。利用者端末200Aによる位置情報の取得及び送信処理は、所定の終了条件が満たされるまで繰り返される(図10<7>〜<9>のループ参照)。終了条件は、例えば、利用者による強制的な終了指示の入力があった場合である。例えば、引き渡し場所に車両10を停車して、車両10から離れる場合に終了指示の入力が行われる。或いは、管理装置400からの指示を受けて位置情報の送信を停止するようにしてもよい。なお、車両10の位置を示す情報の取得及び送信の開始タイミングは、例えば、利用者端末200Aの申込において指定した利用時間に合わせたタイミングで処理が開始されるように、利用者端末200Aにタイマが設定されてもよい。
<<代行者選択処理>>
代行者は、サービス開始時刻の到来前や到来直後(即時サービス開始の場合)に所定のルールに従って複数の代行者候補から管理装置400のプロセッサ411が選出することができる。もっとも、実施形態1では、利用者端末200Aから受信する車両10の位置を示す情報(車両10の位置情報)と、各代行者候補の位置を示す情報(各代行者候補の位置情報)とに基づいて管理装置400のプロセッサ411が選択手段として動作し、複数の代行者候補から代行者を選択する(図10<10>)。
図12は、管理装置400のプロセッサ411によって実行される、代行者選択処理の流れを示すフローチャートである。管理装置400は、複数の代行者候補から引き渡し場所へ派遣する代行者を選出するために、“対応可”の状態にある代行者の代行者端末200Bからその位置情報を所定のタイミングで取得し、代行者DB418に登録している。管理装置400のプロセッサ411は、利用者端末200Aからの位置情報を検知すると、図12の処理を開始する。S31では、プロセッサ411は、代行者DB418を参照し、“対応可”の代行者のレコードを抽出する。
S32では、プロセッサ411は、利用者DB417を参照して、車両10の引き渡し場所が属する地理的エリアと同じエリアに存する代行者候補のレコードを、S31で抽出されたレコードから抽出する。利用者DB417には、引き渡し場所として入力された住所、電話番号、施設名、地図上の位置情報と、地理的エリアとの対応関係を示す情報と、地理的エリアの範囲(例えば緯度経度情報)とを示す情報とが予め記憶されており、プロセッサ411は、これらの情報を用いて引き渡し場所が属する地理的エリアを割り出す。また、代行者DB418にある、各代行者候補の位置を参照し、引き渡し場所が属するエリアと同じエリアに存する代行者候補のいずれかのレコードを抽出する。複数の代行者候補の中から、引き渡し場所へ早く到達できる代行者を選出するためである。但し、利用者DB417に引き渡し場所が登録されていない場合には、S33へ処理が進む。引き渡し場所以外の観点から代行者を選出するためである。なお、サービス開始時刻の前や直後において、引き渡し場所を指定しているサービス利用者の代行者を選出する場合には、S31及びS32の処理を行い、S32にて抽出されたレコードに対応する代行者候補から、車両10の位置情報を用いない所定のルール(例えばランダム)で代行者を選出することができる。
S33へ処理が進んだ場合には、車両10の位置と、S32にて抽出されたレコード中の各代行候補者の位置とに基づいて代行者を選出する。例えば、車両10の位置と各代行候補者の位置との距離を算出して、距離が短い代行者候補の一人を代行者として選出する。最短で車両10に追いつき、車両10を発見できる可能性が高いと考えられるからである。但し、必ずしも距離が最短である者が代行者として選出されるとは限らず、2番目以降の代行候補者が選出される場合もあり得る。例えば、車両10との距離の差が殆どない複数の代行候補者がある場合に、車両10の位置の平均移動速度(車両10の移動速度)と、各代行者候補の平均移動速度の差が小さい者を選んだ方が、距離が最短の者よりも早く車両10に追いつくことができる場合があり得る。このため、車両10の位置との距離と、平均移動速度の差分とに基づいて、代行者を選出してもよい。或いは、車両10の位置の変動の履歴から、平均移動速度と移動方向とを求め、所定時間後の位置を推定し、その推定位置へ最短時間で到達可能代行候補者を代行者として選出してもよい。なお、車両10の位置と各代行候補者の位置との距離の算出は、地図上の直線距離でもよいし、経路を考慮した道のりの距離でもよい。
S34では、サービス利用者の利用者情報とS33で選出した代行者の代行者情報とをプロセッサ411は関連づける。関連づけは、例えば、サービス利用者の利用者IDと代行者の代行者IDとの関連づけによって行う。例えば、プロセッサ411は、代行者の代行者IDを、利用者DB417中の当該サービス利用者のレコードに登録する。これによって、利用者IDと代行者IDとが関連づけられる。本実施形態では、利用者IDを用いて対応する代行者IDを取得することを想定している。S35では、プロセッサ411は、利用者情報と関連づけた代行者情報(利用者IDと関連付けた代行者IDに対応する代行者DB417中の代行者情報)に含まれる代行者端末情報(代行者端末200BのIPアドレス等(代行者アドレスと称する))を用いて、代行者端末200Bへ利用者情報(少なくとも利用者ID)を送信する。
S36では、プロセッサ411は、利用者端末200Aから送信される車両10の位置情報を待ち受ける。利用者端末200Aは、車両10の位置情報及び利用者IDを含む情報(「車両の位置を示す情報を含む利用者情報」に相当)を送信する。プロセッサ411は、管理装置400の通信IF413で受信された車両10の位置情報及び利用者IDを含む情報を取得すると、利用者DB416を参照して利用者IDに対応する代行者IDを取得し、この代行者IDに対応する代行者端末情報(代行者アドレス)を代行者DB417から取得し、車両10の位置情報を少なくとも利用者IDとともに、代行者アドレス宛に送信する(S37)。このようにして、サービス利用者の車両10の位置を示す情報が
管理装置400を介して代行者端末200Bに転送される。
利用者端末200Aは、車両10の位置情報の取得を繰り返し(定期的又は周期的に)行い、利用者IDとともに管理装置400に送信する。プロセッサ411は、利用者端末200Aから車両10の位置情報が受信(取得)される毎に、その位置情報の転送処理(S36及びS37)を行う。このような転送処理は、所定の終了トリガが発生するまで繰り返される(S36〜S38のループ)。終了トリガは、位置情報の取得及び送信の終了に依存させることができる。例えば、位置情報を受信しない時間が所定時間継続することをトリガとして、ループ処理を終了させることができる。なお、本実施形態では、利用者端末200Aが位置情報の取得及び管理装置400への送信を能動的に行う例を示しているが、管理装置400が利用者端末200Aに、位置情報の送信要求を送信し、利用者端末200Aが送信要求に応じて位置情報を取得及び送信するようにしてもよい。
図12に示した処理によって、代行者端末200Bに対し、サービス利用者の利用者情報が送信されるとともに(S35、図10<11>)、車両10の位置を示す情報が転送される(S37,図10<12>)。利用者情報や車両10の位置を示す情報の送信にあたり、管理装置400のプロセッサ411は特定手段として動作し、利用者情報(利用者IDなど)に基づいて、利用者DB417に格納された代行者IDを用いて車両10の駐車を代行する代行者の代行者端末200Bを特定することができる。
<<代行者端末での処理>>
代行者端末200Bが利用者情報を受信することで、代行者は、車両10の駐車代行者として選出されたことを知り、転送されてくる車両10の位置を手掛かりに、車両10の引き渡し場所へ移動する。代行者は、徒歩で移動してもよいが、移動用車両(二輪車、自転車を含む)その他の移動手段を利用してもよい。代行者の車両は自身が運転しても同乗者が運転してもよい。例えば、引き渡し場所へは同伴者と移動用車両で赴き、車両10の駐車代行の後に、同伴者に移動用車両で回収してもらうのが好ましい。
図13は、代行者端末の位置情報受信時における処理例を示す。代行者端末200Bの記憶装置22には、ナビゲーション(道案内)のアプリケーションがインストールされており、プロセッサ411は、アプリケーションを実行する。アプリケーションの実行によって、通信IF413は、「位置情報受信手段」として動作し、プロセッサ411は。表示制御手段として以下のような処理を行う。記憶装置22には、アプリケーションが扱う地理的なマップデータが記憶されており、車両10の位置が存するエリアのマップデータを読み出し(S41)、そこの車両10の位置を重ねた画面(「車両10の位置が示されたマップ」に相当)をディスプレイ25(「表示装置」に相当)に表示する(S42)。さらに、プロセッサ21は、アプリケーションの実行によって、代行者端末の位置から車両の位置までの経路を計算し(S43)、ディスプレイ上に経路を表示する(S44)。これによって、代行者は、表示された経路を頼りに、車両10へ効率的に接近することができる。なお、管理装置400が車両10の位置が重ねられたマップ画面のデータや経路計算の結果を示す画面を作成し、代行者端末200Bへ送信するようにすることもできる。この場合、代行者端末200Bがナビゲーションのアプリケーションやマップデータを記憶しておくことが回避される。また、代行者端末200Bが、代行者端末200Bとは異なるナビゲーション機器へ車両10の位置を転送する、或いはマニュアルで車両10の位置をナビゲーション機器に入力し、ナビゲーション機器が車両の位置を目的地として計算、表示した経路を頼りに車両10の位置へ移動するのでもよい。
代行者が車両10の位置に基づき車両10を追跡した結果、代行者が車両10に追いつき、引き渡し場所へ移動中の車両を発見した場合には、車両10に追従して車両10の引き渡し場所まで移動し、引き渡し場所に停止された車両10について引き渡しを受ける。
もちろん、代行者が位置情報を手掛かりに引き渡し場所に停車された車両10を発見し、引き渡しを受ける方法もある。代行者は、車両10が停車されている引き渡し場所に到着すると、代行者端末200Bを操作して管理装置400に対して認証情報の発行要求を送信する(図10<13>)。代行者端末200Bは、管理装置400のアドレスを利用者情報や位置情報の送信元アドレスの学習によって得ることができる。或いは、管理装置400が発行要求の送信先アドレスを指定しても良い。
管理装置400は、発行要求を受け取ると、利用者DB417における、サービス利用者のキーユニット情報を参照し、キーユニット情報に対応する認証情報(例えば、記憶装置412に予め記憶している)を取得して、代行者端末200Bへ送信する(図10<14>)。代行者端末200Bの無線通信回路23は、「可能化データ受信手段」として、可能化データとしての認証情報を管理装置400から受信する。代行者端末200Bのプロセッサ21は、可能化データの「供給手段」として動作し、管理装置400から受信する認証情報(「可能化データ」に相当)を、キーユニット100(「車載ユニット」に相当)へ送信(供給)することで、キーユニット100が電子キーとして振る舞うようになる。これによって、車両10のドアロックが解除されるともに、車両10に設けられたエンジン始動ボタンを押すことで、エンジンが始動する状態となる。すなわち、車両10が操作可能な状態となる。
代行者は、車両10のドアを空けてエンジンを始動し、車両10を運転して目的地(車両10の駐車場所)へ向かう。目的地に車両10を停車すると、代行者は車両10の外に出て所定の無効化処理を行う。無効化処理によって、キーユニット100が電子キーとして振る舞うことを停止し、車両10の操作可能化状態が解除され、車両10は施錠される。これによって、代行者は、再び車両10を解錠して運転することができなくなる。
実施形態1では、代行者端末200Bが引き渡し場所に到着してから発行要求を送信しているが、利用者情報を受信してから適宜のタイミングで発行要求を送信し、認証情報を受け取ることができる。また、実施形態1では、発行要求の受信を待ってから、管理装置400が認証情報を代行者端末200Bに送信しているが、発行要求の受信を省略し、認証情報を利用者情報や位置情報とともに送ることも考えられる。
<キーユニットを含む施解錠システム>
ここで、車両10の施解錠を行うキーユニット100を含む施解錠システムについて説明する。図14に示すように、実施形態1に係る施解錠システムは、車両10に搭載されたキーユニット100及び施解錠装置300と、携帯端末200(代行者端末200B)と、管理装置400とを含んで構成される。実施形態1に係る施解錠システムでは、キーユニット100が、スマートキーの電子キー(携帯機)と同様の無線インタフェースを有しており、既設の施解錠装置300と通信を行うことで、物理的な鍵を用いることなく車両10の施解錠を行うことができる。また、キーユニット100は、代行者端末200Bと近距離無線通信を行い、代行者端末200Bを認証した結果に基づいて、自身が車両10の電子キーとして振る舞うか否かを決定する。代行者は、車両10の外部から代行者端末200Bを操作することにより、車両10の施解錠を行うことができる。
<<システム構成>>
図15は、図14に示したキーユニット100、代行者端末200B、施解錠装置300、管理装置400の構成の一例を概略的に示したブロック図である。施解錠装置300は、車両10のユーザが所持する電子キー(以下、携帯機)から、高周波(Radio Frequency,以下、RFと称する)帯の電波を介して送信される施錠信号及び解錠信号に応じて
、車両10のドアを施錠及び解錠する。また、携帯機を検索するための、低周波(Low Frequency,以下、LFと称する)帯の電波を送信する機能を有している。
キーユニット100は、ユーザが所持する携帯機の代わりに、施解錠装置300との間でRF帯及びLF帯の電波の送受信を行うことで、車両10のドアの施解錠を制御する。以降、断りがない限り、施解錠装置300の通信先をキーユニット100に限定して説明を行う。
施解錠装置300は、LF送信機301、RF受信機302、照合ECU303、ボディECU304、ドアロックモータ305を含む。LF送信機301は、キーユニット100を検索(ポーリング)するための低周波数帯(例えば、100KHz〜300KHz)の電波を送信する。LF送信機301は、例えば、車室内のセンターコンソールやハンドルの近傍に内蔵される。RF受信機302は、キーユニット100から送信された高周波数帯(例えば、100MHz〜1GHz)の電波を受信する。RF受信機302は、車室内のいずれかの場所に配置される。
照合ECU303は、キーユニット100からRF帯の電波を介して送信された信号(施錠信号又は解錠信号)に基づいて、車両10のドアを施錠及び解錠する制御を行う。照合ECU303は、例えば、マイクロコンピュータ等によって構成される。なお、以下の説明において、施錠信号と解錠信号を施解錠信号と総称する。施解錠信号という用語は、施錠信号と解錠信号の少なくともいずれかを表す。
照合ECU303は、キーユニット100からの施解錠信号が、正当な装置から送信された信号であることを認証する。具体的には、施解錠信号に含まれるキーIDが、照合ECU303が有する記憶部に予め記憶されたキーIDと一致するか否かを判定する。そして、照合ECU303は、この認証の結果に基づいて、ボディECU304に解錠指令又は施錠指令を送信する。この解錠指令又は施錠指令は、CAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークを介して送信される。
ボディECU304は、車両10のボディ制御を行うコンピュータである。ボディECU304は、照合ECU303から受信した解錠指令又は施錠指令に基づいてドアロックモータ305を制御することで、車両10のドアの解錠及び施錠を行う。ドアロックモータ305は、車両10のドア(乗降用ドアやリアゲートのほか、トランクも含む)を施錠及び解錠するアクチュエータである。ドアロックモータ305は、ボディECU304からの信号に基づいて動作する。
キーユニット100は、代行者端末200Bと近距離無線通信を行って代行者端末200Bを認証するともに、この認証結果に基づいて、RF帯の電波を用いて施解錠信号を送信する。キーユニット100は、一例として、LF受信機101、RF送信機102、近距離通信部103、制御部104を含む。
LF受信機101は、施解錠装置300から、LF帯の電波を介して送信されたポーリング信号を受信する。LF受信機101は、LF帯の電波を受信するためのアンテナ(以下、LFアンテナ)を有している。RF送信機102は、RF帯の電波を介して、キーユニット100に対して施解錠信号を送信する。
近距離通信部103は、ユーザが所持する代行者端末200Bと通信を行う。近距離通信部103は、所定の無線通信規格を用いて、近距離(車室内と車室外で通信が行える程度)における通信を行う。
近距離通信部103は、一例として、BLEに基づくデータ通信を行う。BLEは、Bluetooth(登録商標)による低電力通信規格であり、機器同士のペアリングを必要とせず
、相手を検知することですぐに通信を開始できるという特徴を有する。なお、BLEの代わりに、NFC、UWB、WiFi(登録商標)などを適用し得る。
制御部104は、近距離通信部103を介して代行者端末200Bと近距離無線通信を行い、代行者端末200Bを認証する制御と、認証結果に基づいて施解錠信号を送信する制御を行う。制御部104は、例えば、プロセッサとメモリとを含み、プロセッサは、メモリに記憶された、キーユニット100を制御するための制御プログラムを実行することで、種々の機能を実現する。例えば、制御部104は、施解錠装置300からLF帯の電波として送信されたポーリング信号をLF受信機101を介して受信する機能、施解錠装置300にRF帯の電波として施解錠信号をRF送信機102を介して送信する機能、近距離通信部103を介して行う代行者端末200Bとの通信を処理する機能、認証部1042による代行者端末200Bの認証が成功した場合に施解錠信号を生成する機能等を実現する。
制御部104は、代行者端末200Bから送信された施錠要求又は解錠要求(以下、施解錠要求と総称する)に含まれる認証情報に基づいて、代行者端末200Bの認証処理を行う。具体的には、制御部104は、記憶部1041に記憶された認証情報と、代行者端末200Bから送信された認証情報とを比較し、これらが一致した場合に、認証成功と判断する。双方の認証情報が一致しない場合、認証失敗と判断する。代行者端末200Bの認証に成功した場合、代行者端末200Bから受信した要求に応じて生された施解錠信号がRF送信機102を介して施解錠装置300へ送信される。なお、認証方式は、認証情報同士を単純に比較して同一性を検証する方式であってもよいし、非対称暗号を用いた方式であってもよい。以降、説明の必要に応じて、キーユニット100に記憶される認証情報を装置認証情報と称し、代行者端末200Bから送信される認証情報は単に認証情報と称するものとする。
また、キーユニット100は、施解錠信号とともに、電子キーのID(以下、キーID)を施解錠装置300に送信する。キーIDは、平文の状態で予めキーユニット100に記憶されていてもよいし、代行者端末200Bが管理装置400から提供される認証情報に含まれる情報により復号可能な暗号化状態で記憶されていてもよい。キーIDが暗号化された状態で記憶される場合、キーユニット100は、代行者端末200Bから受信した認証情報に含まれる情報を用いて暗号化されたキーIDを復号し、本来のキーIDを得るようにしてもよい。
代行者端末200Bについて説明する。代行者端末200Bは、プロセッサ21が記憶装置22に記憶されたプログラムをロードして実行することによって、近距離通信部201、通信部202、制御部203、入出力部204としての処理や動作を行う装置として機能する。
近距離通信部201は、近距離無線通信回路27に相当し、近距離通信部103と同一の通信規格によって、キーユニット100との間で通信を行う。通信部202は、無線通信回路23に相当し、代行者端末200Bをネットワーク1に接続し、管理装置400等との通信を司る。3GやLTE等の移動体通信サービスを利用して、ネットワーク1経由で他の装置(管理装置400など)と通信を行う。
制御部203は、プロセッサ21に相当し、例えば、施解錠要求を生成する処理、前述した認証情報を取得する処理、施解錠要求及び認証情報をキーユニット100に送信する処理などを行う。さらに、制御部203は、これらの処理に加え、後述するような、キーユニット100のメモリに記憶されている制御プログラムの書き換えのための処理も行う。制御部203は、入出力部204を介して代行者とのインタラクションを行う。入出力
部204は、入力装置24及びディスプレイ25に相当し、代行者が行った入力操作を受け付け、代行者に対して情報を提示する。
制御部203は、入出力部204に操作画面を表示し、代行者が行った操作に応じて解錠要求又は施錠要求を生成する。例えば、制御部203は、タッチパネルディスプレイに、解錠を行うためのアイコン、施錠を行うためのアイコン等を出力し、代行者によって行われた操作に基づいて、解錠要求ないし施錠要求を生成する。なお、代行者が行う操作は、タッチパネルディスプレイを介したものに限られない。例えば、ハードウェアスイッチ等によるものであってもよい。
また、制御部203は、管理装置400から認証情報を取得する処理を行う。なお、認証情報は、施解錠装置300がキーユニット100を認証するための情報ではなく、キーユニット100が代行者端末200Bを認証するための情報である。具体的には、制御部203が、通信部202を介して、代行者端末200Bを識別する情報とともに認証情報の発行を要求する信号を管理装置400に送信する。この信号を受信した管理装置400は、代行者端末200Bに固有な認証情報を取得し、取得した認証情報を代行者端末200Bに送信する。これにより、代行者端末200B上において、車両10を解錠する操作が可能になる。なお、代行者端末200Bが認証情報を有していない場合、操作画面からの施錠操作及び解錠操作は不可能となる。
代行者端末200Bが取得する認証情報は、不変のキーであってもよいし、ワンタイムキーであってもよい。いずれの場合も、認証情報に対応する装置認証情報が、キーユニット100に事前に記憶される。
<<施解錠システムの動作例>>
施解錠システムの動作例は、以下の通りである。代行者が代行者端末200Bの入出力部204を介して車両10を施錠又は解錠する操作を行うと、代行者端末200Bが、該ユーザの操作に応じた解錠要求又は解錠要求とともに認証情報をキーユニット100に送信する。キーユニット100は、受信した認証情報と、事前に記憶された装置認証情報とを比較し、認証処理を行う。この認証に成功した場合、キーユニット100は、施錠信号又は解錠信号とともにキーIDを施解錠装置300に送信する。施解錠装置300は、受信したキーIDに基づいて認証処理を行う。この認証に成功すると、施解錠装置300によって車両10のドアが施錠又は解錠される。
<<無効化(車両10の操作可能化状態の解除)>>
代行者による車両10の操作可能状態の解除は、以下のようにして行われる。例えば、管理装置400が、代行者端末200Bに発行した認証情報を無効化する。代行者が代行者端末200Bを用いて車両10を駐車完了後に再度操作できないようにできれば、具体的な認証情報の無効化処理の内容は特に限定されない。
認証情報の無効化は、例えば、管理装置400が以下の処理を行うことによって実現できる。但し、無効化の方法は、代行者が駐車の代行を完了した後に、代行者が再度の解錠や運転をできないようにされる限りにおいて、上記以外の方法を適用し得る。
(1)代行者端末200Bに、認証情報を削除する指示を与える。
(2)代行者端末200Bに、認証情報の無効フラグを立てる指示を与える。この場合、代行者端末200Bは、無効フラグが立っている間は、認証情報を送信しない状態となる。
(3)代行者端末200Bに、認証情報の有効期限を過去の日時に書き換える指示を与える。代行者端末200Bは、有効期限が過ぎている認証情報を削除する。
(4)代行者端末200Bに、認証情報が無効である旨と、無効な認証情報の送信を禁じ
る指示とを与える。
(5)管理装置400がキーユニット100と通信を行い、キーユニット100に、認証情報が無効であり受け付けない旨の指示を与える。
(6)管理装置400がキーユニット100と通信を行い、キーユニット100に、車両10に対して、代行者端末200Bからの認証情報を受け付けない旨の指示を与える。
(7)その他、管理装置400が通信を行うことなく、マニュアルで認証情報を代行者端末200Bから削除することが考えられる。
(施解錠システムの変形例1)
実施形態1では、キーユニット100において認証処理が成功した場合に、施解錠装置300によって車両10が解錠される例を説明した。この代わりに、施解錠装置300において、キーユニット100における処理が実行されるようにしてもよい。即ち、施解錠装置300は、代行者端末200Bから受信した認証情報を認証するための制御ユニット(ECU)を備え、当該制御ユニットは、利用者端末200Aの認証が成功すると、CAN等の車内ネットワークを介して、ボディECU304に解錠指令又は施錠指令を送信するようにしてもよい。このようにすれば、キーユニット100がない簡易な構成において、代行者が車両10を操作可能な状態にすることができる。
(施解錠システムの変形例2)
実施形態1では、代行者端末200Bが管理装置400から車両10の可能化データとしての認証情報を受信し、認証情報に基づいて代行者端末200Bが認証されると、キーユニット100から施解錠信号が施解錠装置300に送信され、車両10は施解錠される。認証情報が、代行者端末200Bを認証するための情報ではなく、車両10を解施錠するためのキーIDの情報を含むようにしてもよい。この場合、代行者端末200Bは、キーIDを含む認証情報を管理装置400から受信し、受信したキーIDを施解錠信号とともに、施解錠装置300に送信する。施解錠装置300は、受信したキーIDを施解錠装置300に予め記憶されたキーIDと照合し、一致した場合に車両10を施解錠する。なお、キーIDは、代行者端末200Bと、管理装置400又は施解錠装置300との間で、暗号化をして送受信されるようにしてもよい。管理装置400は、例えば、キーIDを時刻情報とともに所定のアルゴリズムで暗号化することで、ワンタイムキーを生成してもよい。施解錠装置300では、受信したワンタイムキーを、管理装置400と同じ所定のアルゴリズムに対応する方法によって復号し、施解錠装置300に予め記憶されたキーIDと照合すればよい。なお、ワンタイムキーは、管理装置400から貸出管理サーバ(不図示)に送信され、貸出管理サーバから利用者端末200Aに送信されるようにしてもよい。いずれにしても、代行者端末200Bは、ワンタイムキー受領から所定時間が経過するとワンタイムキーを削除することで、無効化を図る。キーID及び時刻情報から生成されるワンタイムキーを認証情報に含めることで、管理装置400は、一回の駐車代行毎に、一時的に有効な認証情報を生成し、代行者端末200Bに送信することができる。
(施解錠システムの変形例3)
上述したように、管理装置400が代行者端末200Bに対し、キーユニット100に固有な固定の認証情報に対応する代行者端末200B用の認証情報を送信してもよく、車両10の施解錠装置300に予め記憶されたキーIDを送信してもよい。但し、管理装置400は、代行者端末200Bから認証情報の要求を受け付ける度に、新たな認証情報を生成し代行者端末200Bに発行してもよい。この場合、管理装置400は、代行者端末200B用の新たな認証情報に対応するキーユニット100用の装置認証情報を、代行者端末200Bが接続されるネットワーク1と通信可能な車載通信装置(図示なし)を介して、キーユニット100に格納するようにすればよい。この場合、キーユニット100は、CAN等を通じて車載通信装置に接続されればよい。ただし、管理装置400は、新たな認証情報を、車両10を識別する識別情報と時刻情報とによって生成し、新たな認証情
報と時刻情報を代行者端末200Bに引き渡しても良い。この場合、キーユニット100も管理装置400と同一のアルゴリズムに対応する方法で新たな認証情報を、生成すればよい。代行者端末200Bは、新たな認証情報と時刻情報をキーユニット100に送信し、認証を受ければよい。
<実施形態1の作用効果>
実施形態1によれば、管理装置400を用いて駐車代行サービスを運営でき、駐車場待ちにおける運転者の不便を解消することができる。実施形態1に係る駐車代行サービスでは、代行者端末200Bを利用し、キーユニット100を電子キーとして振る舞わせることによって、代行者の車両10の操作を可能化することができるので、代行者とサービス利用者とが直接会わずとも(電子キーなどの物理キーの引き渡しがなくても)、代行者は駐車の代行を実施することができる。これにより、物理キーの引き渡しのためにサービス利用者が代行者と待ち合わせる不便を回避できるとともに、代行者が物理キーを返却する煩雑さを回避することができる。
管理装置400が利用者端末200Aから受信した車両10の位置を示す情報を代行者端末200Bへ送ることによって、以下のような利点を得ることができる。
(1)サービス利用者が引き渡し場所を定めていない場合でも、代行者が車両10を探索する手掛かりとなり、車両10の早期発見を行うことが可能となる。
(2)引き渡し場所が定められている場合でも、引き渡し場所が例えば大規模な道の駅の駐車場であり、多数の車両が停車しているような状況であっても、車両10の位置を手掛かりに、引き渡しを受ける車両10を効率的に発見可能となる。
(3)また、引き渡し場所が定められている場合において、諸事情で予定通りの場所に停車できなかった場合(引き渡し場所内で停車位置(駐車スペース)が異なる場合と、異なる引き渡し場所に停車した場合とがある)でも、代行者は、実際の車両10の位置を手掛かりに車両10を探索して発見することができる。
また、実施形態1では、利用者端末200Aによる位置情報の取得及び送信処理は、所定の終了条件が満たされるまで繰り返し行われ、管理装置400のプロセッサ411及び通信IF13は、利用者端末200Aからの車両10の位置情報を繰り返し取得し、代行者端末200Bへ送信する処理を行う。これによって、車両10の位置のトラッキング結果が代行者端末200Bを介して代行者に提供されるので、代行者による車両発見を容易にすることが可能となる。また、実施形態1によれば、車両10の位置を示す情報と、複数の代行者候補の位置を示す情報とに基づいて、複数の代行者候補から代行者を選出することで、効率的に車両10(サービス利用者)の元へ代行者を派遣することができる。
[実施形態2]
以下、実施形態2について説明する。実施形態2の構成は、実施形態1との構成と共通点を有するので、以下の説明では、相違点について説明し、共通点については説明を省略する。図16は、実施形態2に係るシステム構成例を示す。実施形態2は、以下の点で実施形態1と異なる。すなわち、実施形態1における管理装置400は、第1サーバ装置400Aと第2サーバ装置400Bとを含む装置となっている。第1サーバ装置400Aは、管理装置400が行う処理のうち、駐車代行サービスの管理装置として動作する処理を行う。第2サーバ装置400Bは、管理装置400が行う処理のうち、可能化データの発行装置として動作する処理を行う。
図17は、実施形態2における、サービス利用者の駐車代行サービスの利用申し込みから認証情報の取得までの流れを示す。図17における、<1>〜<12>の処理は、実施形態1における<1>〜<12>の処理(図10)とほぼ同様である。但し、第1サーバ装置400Aは、図17の<11>において、代行者端末200Bへ送信する利用者情報
に、第2サーバ装置400Bへのアクセス方法を示す情報、例えば第2サーバ装置400Bのアドレスなど、を含める点で、実施形態1と異なる。代行者端末200Bは、第2サーバ装置400Bのアドレスを用いて、第2サーバ装置400Bへ認証情報の発行要求を送る(図17<13>)。第2サーバ装置400Bは、発行要求に応じて認証情報を発行し、代行者端末200Bへ送る(図17<14>)。以上の点を除き、実施形態2の構成は実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
実施形態2は、実施形態1と同様の効果を得ることができる。もっとも、実施形態2によれば、サービス利用者や代行者の負担が生じない範囲で、管理装置400の処理を第1サーバ装置400Aと第2サーバ装置400Bとに振り分けることで、サービス利用者の管理と、認証情報の管理との付加分散を図ることができる。また、利用者端末200Aが認証情報を有する第2サーバ装置400Bにアクセスしなくなるので、第1サーバ装置400Aと第2サーバ装置400Bとで異なるセキュリティレベルを採用することができる。例えば、第1サーバ装置400Aのセキュリティレベルを第2サーバ装置400Bよりも緩くして、利用者端末200Aとのやりとりに要する処理や時間を軽減することが考えられる。
また、上述した実施形態1及び2では、代行者端末200Bを用いてキーユニット100を電子キーとして振る舞わせる構成について説明した。実施形態1及び2に係る駐車代行サービスは、サービス利用者の車両がキーユニット100の非搭載車両であっても実施することができる。この場合、サービス利用者と代行者との間で直接に車両(物理キー)の引き渡しを行えばよい。以上説明した実施形態に係る構成は、適宜組み合わせることができる。
10・・・車両
100・・・キーユニット
300・・・施解錠装置
400・・・管理装置
401・・・第1サーバ装置
402・・・第2サーバ装置

Claims (13)

  1. 代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する装置において、
    前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信する受信手段と、
    前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する前記代行者の端末を特定する特定手段と、
    前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信する送信手段と
    を含む駐車代行サービスの管理装置。
  2. 前記特定手段及び前記送信手段は、前記サービス利用者の端末から繰り返し取得する前記車両の位置を示す情報を、前記代行者の端末へ送信する処理を行う
    請求項1に記載の駐車代行サービスの管理装置。
  3. 前記送信手段は、前記代行者の端末に対し、視覚により前記車両を特定する情報を送信する
    請求項1又は2に記載の駐車代行サービスの管理装置。
  4. 前記車両の位置と、複数の代行者候補の位置とに基づいて、前記複数の代行者候補から前記車両の駐車を代行する代行者を選択する選択手段をさらに含む
    請求項1から3のいずれか1項に記載の駐車代行サービスの管理装置。
  5. 前記代行者の端末に対し、前記代行者が前記代行者の端末を用いて前記車両を操作可能にするための可能化データを発行する発行手段をさらに含む
    請求項1から4のいずれか1項に記載の駐車代行サービスの管理装置。
  6. 代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスにおいて、前記代行者が使用する端末装置であって、
    前記駐車代行サービスの管理装置が、前記サービス利用者の端末から受信し、前記端末装置へ送信する前記車両の位置を示す情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記車両の位置を示す情報に基づく前記車両の位置を表示装置に表示する表示制御手段と
    を含む駐車代行サービスにおける代行者端末。
  7. 前記表示制御手段は、前記管理装置から受信される、視覚により前記車両を特定する情報を前記表示装置に表示する
    請求項6に記載の代行者端末。
  8. 前記表示制御手段は、前記車両の位置を示す情報とマップデータとに基づいて前記車両の位置が示されたマップを前記表示装置に表示する
    請求項6又は7に記載の代行者端末。
  9. 前記表示制御手段は、前記代行者端末の位置から前記車両の位置までの経路を前記表示装置に表示する
    請求項6から8のいずれか1項に記載の代行者端末。
  10. 前記管理装置が発行する、前記代行者が前記代行者端末を用いて前記車両を操作可能にするための可能化データを受信する可能化データ受信手段と、
    前記車両に備えられ、前記可能化データを受けて前記車両を前記代行者により操作可能
    な状態にする車載ユニットへ前記可能化データを供給する供給手段と
    をさらに含む請求項6から9のいずれか1項に記載の代行者端末。
  11. 前記供給手段は、前記車載ユニットが前記代行者端末の認証に用いるとともに、前記認証の成功を契機に前記車両を前記代行者により操作可能な状態にする認証情報を含む前記可能化データを前記車載ユニットに供給する
    請求項10に記載の代行者端末。
  12. 代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する装置が、
    前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信し、
    前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する代行者の端末を特定し、
    前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信する
    ことを含む駐車代行サービスの管理方法。
  13. 代行者がサービス利用者の車両の駐車を代行する駐車代行サービスを管理する装置のコンピュータに、
    前記サービス利用者の端末から、前記車両の位置を示す情報を含む利用者情報を受信するステップと、
    前記利用者情報に基づいて、前記車両の駐車を代行する代行者の端末を特定するステップと、
    前記代行者の端末に前記車両の位置を示す情報を送信するステップと
    を実行させるプログラム。
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