JP2022045249A - 車両配達管理装置及び車両配達管理方法 - Google Patents

車両配達管理装置及び車両配達管理方法 Download PDF

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真梨枝 石綿
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Abstract

【課題】車両を配達先とする配達物管理を複数の配達事業者と連携する車両配達管理装置及び車両配達管理方法を提供する。【解決手段】車両配達管理装置の一種である車両配達管理サーバ40において、記憶部42は、荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報421として、ユーザ名と、ユーザ住所と、ユーザが利用する車両の車両識別情報と、車両の予測位置と、を記憶している。配達管理通信部45は、荷物を配達する複数の配達事業者から配達先の宛先と住所が含まれる配達先情報を受信する。配達管理サーバ連携部413は、受信した配達先情報に含まれる配達先の宛先と住所と、記憶部423に記憶されているユーザ情報421とを比較することにより、配達先に車両識別情報があるか判定する。該当する車両識別情報があった場合には、配達管理通信部45に対し、該当する車両識別情報に関する車両の予測位置の情報を配達事業者に送信するよう指示を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、宅配事業者である配達事業者が荷物受取人であるユーザの所有する車両に配達するための、車両配達管理装置及び車両配達管理方法に関する。
現在、宅配事業者である配達事業者が荷物受取人であるユーザの所有する車両に配達するサービスが始まっている。例えば特許文献1には、予め配達情報サーバに配達に必要な情報や荷受用の車両の特徴や駐車位置あるいは認証に必要な情報を登録しておき、認証後に荷受用の車両のトランク等に配達する配達物受取システムが開示されている。ここで、トランクとは、例えば1ボックスカーや2ボックスカーのハッチバック、及びセダンのような3ボックスカーにおける独立した荷室としてのトランク(以下単に「荷室」という)等を総称したものを指すものとする。
特開2006-206225号公報
しかしながら、車両の位置や荷受人であるユーザの情報、さらに、認証に必要な情報は機密性が高いため、複数の事業者間で共有できない。このため、特許文献1に開示された配達物受取システムでは、個々の配達事業者と自動車メーカーとが提携しており、荷受人であるユーザからは、所有する車両の自動車メーカーに限定されたサービスとなっている。また、荷受人であるユーザは、配達事業者毎に、ユーザの所有する車両に配達する契約を結ぶ必要がある。このため、仮に、荷受人であるユーザが複数の配達事業者との車両への配達のための契約をそれぞれの配達事業者と契約する必要があり、非常に使い勝手が悪いものとなっていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザ住所と、ユーザが利用する車両の車両識別情報と、車両の予測位置と、を予め記憶し、荷物を配達する複数の配達事業者から、配達先の宛先と住所が含まれる配達先情報を受信すると、配達先の宛先と住所を、予め記憶されたユーザ名と前記ユーザ住所と照合することで当該配達先に該当する車両識別情報が記憶されているか否かを判定し、該当する車両識別情報があった場合には、配達先のユーザ名とユーザ住所に関連付けられた車両の有無と車両の予測位置を配達事業者に返答する、配達事業者と独立した車両配達管理装置及び車両配達管理方法を提供することを目的とする。
これにより、配達事業者は、車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となるとともに、荷受人であるユーザにとっては、複数の配達事業者と車両への宅配サービスに関する契約を結ぶ必要が無くなり、配達物受取サービスを簡易に利用することが可能となる。
(1)本発明の車両配達管理装置(例えば、後述の車両配達管理サーバ40)は、荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザ住所と、ユーザが利用する車両の車両識別情報と、車両の予測位置と、が記憶されているユーザ情報記憶部(例えば、後述の記憶部42)と、
荷物を配達する複数の配達事業者(例えば、後述の配達管理サーバ50)から配達先の宛先と住所が含まれる配達先情報を受信するとともに配達事業者に対して情報を送信する送受信部(例えば、後述の配達管理通信部432)と、
前記配達先情報を受信すると、前記配達先の宛先と住所を前記ユーザ名と前記ユーザ住所とを照合することで該当する前記車両識別情報があるか否かを判定し、該当する前記車両識別情報があった場合には、前記送受信部に対して該当する車両識別情報に関する前記車両の予測位置の情報を前記配達事業者に送信するよう指示する配達事業者連携部(例えば、後述の配達管理サーバ連携部413)と、を備える。
上記(1)によれば、配達事業者は、荷受人であるユーザの車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。また、荷受人であるユーザにとっては、複数の配達事業者と車両への配達サービスに関する契約を結ぶ必要が無くなり、配達物受取サービスを簡易に利用することが可能となる。
(2)上記(1)に記載の車両配達管理装置において、前記送受信部は、さらに前記配達事業者から荷物の配達予定日時情報を受信し、
前記配達事業者連携部は、前記配達予定日時情報を加味して、前記車両の予測位置の情報を前記配達事業者に送信するよう指示してもよい。
上記(2)によれば、配達事業者が配達予定日時付近に車両への配達が可能かを判断でき、より詳細な配達計画を作成することが可能となる。
(3)上記(1)又は(2)に記載の車両配達管理装置において、前記ユーザ情報記憶部は、さらに前記車両の位置情報を記憶し、
前記配達事業者連携部は、前記予測位置の情報を前記配達事業者に送信するように指示した場合は、前記送受信部が前記配達事業者から前記車両の位置の問い合わせを受信したとき、前記車両の位置情報を前記配達事業者に対して送信するよう指示してもよい。
上記(3)によれば、車両の位置情報を必要最小限の場合に送信するため、通信回線の混雑を防ぐことができる。また、ユーザのプライバシーにも配慮することが可能となる。
(4)上記(3)に記載の車両配達管理装置において、前記車両の予測位置の情報は所定時刻の所定範囲内に車両が存在するという情報であり、車両の位置情報は前記所定の範囲内よりも狭い車両の位置情報であり、前記送受信部は、最初に前記車両の予測位置の情報である前記所定範囲内の情報を送信し、次に前記車両の正確な位置情報を送信するようにしてもよい。
上記(4)によれば、配達事業者が、配達計画と荷物の配達の目的別に必要な情報を得ることが可能となる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかに記載の車両配達管理装置において、前記配達事業者連携部は、前記配達事業者に対して送信する前記車両の位置情報を、前記配達事業者が前記車両の施解錠情報を受信する前に限定して送信するようにしてもよい。
上記(5)によれば、配達事業者が、荷物の配達計画の作成と、荷物の荷受け先であるユーザへの配達と、の目的別に必要な情報を得ることが可能となる。
(6)本発明の車両配達管理方法は、コンピュータにより実行される車両配達管理方法であって、
荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザ住所と、ユーザが利用する車両の車両識別情報と、車両の予測位置と、を記憶する記憶ステップと、
荷物を配達する複数の配達事業者から配達先の宛先と住所が含まれる配達先情報を受信するとともに配達事業者に対して情報を送信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにおいて、前記配達先情報を受信すると、前記配達先の宛先と住所を前記ユーザ名と前記ユーザ住所とを照合することで該当する前記車両識別情報があるか否かを判定し、該当する前記車両識別情報があった場合には、該当する車両識別情報に関する前記車両の予測位置の情報を前記配達事業者に送信するよう指示する制御ステップと、を有する。
上記(5)の方法によれば、上記(1)の車両配達管理装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、配達事業者は、車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となり、荷受人であるユーザにとっては、複数の配達事業者と車両への宅配サービスに関する契約を結ぶ必要が無くなり、配達物受取サービスを簡易に利用することが可能となる、車両配達管理装置及び車両配達管理方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態である車両配達管理装置を含む配達管理システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における荷受人端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における車両に含まれる装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における車両管理サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における配達管理サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における車両配達管理サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における配達員端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における商品の配達先として車両が指定された場合の車両配達管理サーバの基本的動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の車両配達管理装置の好ましい一実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、本発明の車両配達管理装置は、配達管理システムに付加される本発明を特徴付ける装置である。このため、車両配達管理装置の説明に際して、配達管理システムを併せて説明する。図1に、配達管理システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、配達管理システム1は、荷受人であるユーザの使用する荷受人端末10と、荷受人であるユーザが配達物を受け取る置き配場所として登録する車両20と、車両20を管理する車両管理サーバ30と、置き配場所として車両が指定された場合の配達を管理する車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40と、荷受人であるユーザに配達する荷物に係る配達情報を管理する配達管理サーバ50と、荷受人であるユーザに荷物を配達する配達員の所持する端末である配達員端末60と、これらの機器等を接続する通信網70と、を含む。
荷受人端末10は、例えば、ユーザ毎に設けられる。以下の説明において、ユーザ毎に荷受人端末10を区別する場合、例えば荷受人端末10A、10Bと例示する。また、以下の説明において、ユーザを区別することなく、荷受人端末10を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「荷受人端末10」と呼ぶ。車両20も同様とする。
配達員端末60も同様に、例えば、配達員毎に設けられる。以下の説明において、配達員毎に配達員端末60を区別する場合、例えば配達員端末60A、60Bと例示する。また、以下の説明において、配達員を区別することなく、配達員端末60を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「配達員端末60」と呼ぶ。
また、車両管理サーバ30は、例えば車両20の自動車メーカー毎に設けてもよい。以下の説明において、自動車メーカー毎に車両管理サーバ30を区別する場合、例えば車両管理サーバ30A、30Bと例示する。また、以下の説明において、自動車メーカーを区別することなく、車両管理サーバ30を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両管理サーバ30」と呼ぶ。
同様に、配達管理サーバ50は、例えば配達事業者毎に設けてもよい。以下の説明において、配達事業者毎に配達管理サーバ50を区別する場合、例えば配達管理サーバ50A、50Bと例示する。また、以下の説明において、配達事業者を区別することなく、配達管理サーバ50を説明する場合、末尾のアルファベットを省略して、単に「配達管理サーバ50」と呼ぶ。
通信網70は、インターネット、例えばLTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格、及びWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠した携帯電話網といったネットワークや、これらを組合せたネットワークにより実現される。また、ネットワークの一部(例えば、車両管理サーバ30と車両配達管理サーバ40との間、及び車両配達管理サーバ40と配達管理サーバ50との間)に、LAN(Local Area Network)が含まれていてもよい。
また、通信網70は、セキュリティネットワーク71及びセキュリティネットワーク72を含むようにしてもよい。具体的には、後述するように、セキュリティネットワーク71を介して、車両配達管理サーバ40は自動車メーカー毎に設定される車両管理サーバ30と接続することで、送受信されるデータの機密性を保持することができる。同様にセキュリティネットワーク72を介して、車両配達管理サーバ40は配達事業者毎に設定される配達管理サーバ50と接続することで、送受信されるデータの機密性を保持することができる。
<処理の概要>
従来は、例えば、ユーザが電子商取引サイト(ECサイト)から通信販売で商品を購入する場合、通常は配達事業者を選択することはできない。これは、ECサイト側が契約している配達事業者が利用されるためである。したがって、これまでは、ユーザの利用している車両に荷物を配達してもらいたい場合、ユーザは予め複数の配達事業者毎に車両への配達のための契約を締結する必要があった。また、複数の配達事業者は、それぞれ例えば複数の自動車メーカー毎に当該車両に荷物を配達する場合、当該自動車メーカーと車両の位置情報を取得するための契約を締結する必要があった。これは、ユーザにとっても、配達事業者にとっても、また、自動車メーカーにとっても非常に煩わしく、実現することは実質的に不可能と思われる。このような課題を本件発明の車両配達管理サーバを適用することで解決することができる。
配達管理システム1を構成する各装置(機器)の詳細な説明をする前に、配達管理システム1の処理概要を簡単に説明する。
まず、ユーザは、例えば自動車メーカーを介して、予め車両を車両管理サーバ30に登録する。それにより、車両管理サーバ30は、登録された車両の駐車位置情報を含む位置情報、及び現在の位置情報等を収集管理することができる。
そして、ユーザは、配達物の置き配場所として車両を利用する場合、車両管理サーバ30に登録された車両を、当該ユーザの置き配場所としての車両20として車両配達管理サーバ40に登録する。具体的には、ユーザは、例えばユーザ名、ユーザ住所、及び車両IDを車両配達管理サーバ40(記憶部42)に登録する。なお、車両IDには、例えば、自動車メーカーを識別するコードを付加してもよい。こうすることで、車両IDは、複数の車両管理サーバ30のうち特定の車両管理サーバに対応づけされる。なお、ユーザは、車両管理サーバ30を介して車両配達管理サーバ40に車両を登録するようにしてもよい。具体的には、例えば、ユーザは、車両管理サーバ30に対して車両配達管理サーバ40への車両の登録を依頼するようにしてもよい。
車両配達管理サーバ40は、車両管理サーバ30と連携することで、例えば、ユーザ名、ユーザ住所、及び登録された車両の車両ID等に基づいて、車両管理サーバ30から当該車両の停車位置履歴情報を含む位置情報履歴情報、及び現在の位置情報等を取得することができる。
同様に、本発明の車両配達管理サーバ40は、予め各配達事業者の管理する配達管理サーバ50と連携するように構成されている。ユーザは、例えば、電子商取引サイト(ECサイト)において、物品の購入時に、配達日時(配達日と配達時間帯)とともに、置き配場所として車両を指定することができる。その際、ユーザは、さらに荷物を置き配するための車両の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を指定してもよい。そうすることで、当該物品の配達を請け負う配達事業者の管理する配達管理サーバ50は、ECサイトから送信される配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、置き配場所、配達予定日時等)及び荷物情報(例えば、物品ID、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)を、車両配達管理サーバ40に対して送信することができる。それにより、車両配達管理サーバ40は、配達管理システム1に参加している全ての配達事業者の配達する配達物であって、少なくとも車両を置き配場所とする配達物すべての配達情報を管理することができる。
具体的には、配達管理サーバ50は、車両を置き配場所とする、これから配達する配達物に係る配達先情報を車両配達管理サーバ40に送信する。そうすることで、車両配達管理サーバ40は、配達先のユーザ名、ユーザ住所に該当する荷受人の置き配場所としての車両が登録されているか否かを判定して、当該ユーザに対応する車両IDが登録されている場合、車両管理サーバ30から取得した当該車両の停車位置履歴情報、現在の位置情報等により算出される当該配達物の配達予定日時における当該車両の予測位置情報を配達管理サーバ50に対して送信することができる。それにより、配達事業者は、車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。
配達管理サーバ50は、配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、置き配場所としての車両ID、配達日時等)及び荷物情報(例えば、物品ID、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)等に基づいて、配達日時毎の配達計画を策定する。配達計画は、配達日時に配達を担当する配達員毎に作成するようにしてもよい。その際、配達物の荷物配達状況を管理するために、配達物毎に荷物番号が付与される。そうすることで、車両配達管理サーバ40は、配達物毎に、荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、配達先の車両ID、及び配達日時等を設定することができる。荷物を置き配するための車両20の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)が指定された場合は、当該車両20の開閉部を追加するようにしてもよい。
ここで、設定された情報は、所定の配達日時における配達物の荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、車両ID(及びその開閉部)を関連付けた情報となり、車両配達管理サーバ40は、当該情報に基づいて配達員及び車両ID相互を認証するための鍵情報(以下「ワンタイムパスワード」ともいう)を、例えば、ハッシュ関数を用いて生成するようにしてもよい。
後述するように、車両配達管理サーバ40は、例えば、荷物番号、車両ID(及びその開閉部)、及び当該ワンタイムパスワードを、車両(具体的には、開閉制御装置22)、配達管理サーバ50、配達員(具体的には、配達員端末60)、車両管理サーバ30、及び車両(具体的には、開閉制御装置22)に対して送付するようにしてもよい。そうすることで、車両(具体的には、開閉制御装置22)及び車両管理サーバ30は、配達物毎にワンタイムパスワードに基づいて、配達員(具体的には、例えば配達員端末60)の認証を確実に行うことが可能となる。
例えば、1つの実施例として、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードを車両配達管理サーバ40を介して(又は、直接) 車両管理サーバ30に対して提示することで、車両配達管理サーバ40を介して(又は直接)、車両管理サーバ30に対して当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行うことができる。車両管理サーバ30は、後述するように、配達事業者及び配達員が正しいことを認証することで、当該車両の開閉部の開閉制御をリモートで実行するようにしてもよい。
また、他の実施例として、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードを車両20(開閉制御装置22)に直接提示して、当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行うようにしてもよい。この場合、車両(具体的には、開閉制御装置22)は、配達員が正しいことを認証することで、当該車両の開閉部の開閉制御を実行するようにしてもよい。
以上により、車両を置き配場所とする場合における配達管理システム1の処理概要を簡単に説明した。
次に、配達管理システム1を構成する各装置(機器)について説明する。
<荷受人端末10>
荷受人端末10は、荷受人であるユーザが、例えば、車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50等と通信するための端末である。荷受人端末10としては、例えばPC、タブレット端末、スマートフォン、携帯端末等の公知の端末が利用されてもよい。
図2に荷受人端末10の機能構成を示す機能ブロック図を示す。図2に示すように、荷受人端末10は、少なくとも制御部11、記憶部12の外、通信部13、表示部16、入力部17を含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、荷受人端末10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、置き配場所としての車両情報の車両配達管理サーバ40に対する登録処理、また車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50からの配達に係る情報を取得して荷受人であるユーザに対して提示するためのプログラムといった各プログラムを記憶してもよい。また、記憶部12は、車両配達管理サーバ40に登録した各種情報を記憶するようにしてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格や、Wi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網70を介して、例えば、車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50等との間の無線通信を実現する。
表示部16は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部16は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。
入力部17は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部16の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11は、例えばCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際には、例えばRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、表示部16、及び入力部17と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、各プログラムを実行することによって、荷受人端末10を所定の手段(以下、「荷受人情報管理部」と総称する)として機能させる。また、制御部11は荷受人情報管理のための各プログラムを実行することによって、荷受人端末10に、所定のステップ(以下、「荷受人情報管理ステップ」と総称する)を実行させる。
以下、制御部11の有する機能を荷受人情報管理部の観点から説明する。なお、荷受人情報管理ステップ(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
図2に示すように、制御部11は、車両指定部111と、通知情報取得部112と、を備える。
車両指定部101は、前述したように、ユーザが配達物の置き配場所として車両を利用する場合、車両管理サーバ30に登録された車両を、当該ユーザの置き配場所としての車両20として車両配達管理サーバ40に登録する。具体的には、ユーザにより入力部15を介して入力されるユーザ名、ユーザ住所、及び置き配場所に指定する車両IDを含む登録情報を車両配達管理サーバ40に、通信部13を介して登録する。この際、車両IDに加えて、当該車両で利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を登録するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、車両指定部111は、車両配達管理サーバ40に対して置き配情報を登録する構成を例示したが、これに限られない。車両指定部111は、車両管理サーバ30に対して、置き配場所に指定する車両IDを車両配達管理サーバ40に登録するように依頼するようにしてもよい。
通知情報取得部112は、車両配達管理サーバ40又は配達管理サーバ50から通知される通知情報を取得する。通知情報取得部112は、例えば、PUSH方式による電子メール、又はSNS等の公知の機能を利用して、車両配達管理サーバ40又は配達管理サーバ50から提供(通知)される通知情報を取得してもよい。なお、通知情報取得部112は、取得した情報を表示部14に表示するとともに、応答(Reply)が必要な場合、入力部15を介してユーザからの応答(Reply)を取得して、車両配達管理サーバ40又は配達管理サーバ50に送信するようにしてもよい。
<車両20>
車両20は、予め、車両管理サーバ30に登録されて、車両管理サーバ30により当該車両の位置情報の収集、及び当該車両で利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)の施解錠等のリモート制御が可能となるように設定されているものとする。また、予め当該車両20を駐車する駐車場(例えば自宅、又は近隣の駐車場等)の位置を通常の車両位置情報として登録するようにしてもよい。
図3に示すように、車両20は、車載装置21及び開閉制御装置22を備える。車載装置21は、車両ID毎に、当該車両の位置情報を計測し、計測した時刻情報(計測時刻情報)とともに、車両管理サーバ30に送信する。開閉制御装置22は、当該車両で利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)の施解錠を制御するとともに、施解錠された時刻情報を含む施解錠状態情報を車両管理サーバ30に送信する。
<車載装置21>
車載装置21は、車両20の位置情報を車両管理サーバ30に対して送信する機能を含む。車載装置21としては、例えば車載ナビゲーション装置、PND等により構成してもよい。
図3に示すように、車載装置21は、制御部211、記憶部212の外、通信部213、及びセンサ部214を含んで構成される。なお、表示部216及び入力部217を備えてもよい。
制御部211は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車載装置21を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部212は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、位置情報の取得及び位置情報の車両管理サーバ30に対する送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報を記憶してもよい。
また、記憶部212は、車両20の位置情報の送信処理に関する情報である、位置情報2121、及び車両ID2122を記憶するようにしてもよい。
位置情報2121は、後述のセンサ部24により測位された車載装置21の位置情報(すなわち、車両20の位置情報)である。位置情報2121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにする。
車両ID2122は、車載装置21が設置された車両20を識別するための情報である。車両ID2122としては、例えば車載装置21に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部213が携帯電話網等のネットワークである通信網70に接続するために、通信部213に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を車両ID2122として利用することができる。また、他にも、車両20に固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を車両ID2122として利用することができる。
通信部213は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格や、Wi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網70を介して他の装置(例えば、車両管理サーバ30)との間の無線通信を実現する。通信部213は、例えば、後述の位置情報送信部2112が、記憶部212に格納されている位置情報2121、及び車両ID2122を、車両管理サーバ30に対して送信するために利用される。
センサ部214は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部214は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載装置21の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部214による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。測位した位置情報は、位置情報2121として記憶部212に格納される。
なお、センサ部214は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載装置21の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
また、センサ部214は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部213から取得される基地局情報によって車載装置21の位置情報を算出することも可能である。
次に、制御部211の詳細について説明をする。制御部211はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部212から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部212から情報を読み出し、RAM及び記憶部212に対して情報の書き込みを行い、通信部213、センサ部214、表示部216、及び入力部217と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
図3に示すように、制御部211は、機能ブロックとして、少なくとも位置情報送信部2111を備える。
位置情報送信部2112は、通信部213を利用した無線通信により、記憶部212に格納されている位置情報2121、及び車両ID2122を車両管理サーバ30に対して送信する部分である。
位置情報送信部2111による、車両管理サーバ30に対する位置情報2121、及び車両ID2122の送信は、ドライブ開始時に車両20に乗車したユーザにより車両20のイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載装置21が自動起動してから、ドライブ終了時に車両20のイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部214が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。すなわち、一度ドライブが開始されて、このドライブが終了するまでの間、リアルタイムに送信が行われる。
また、リアルタイムに車両管理サーバ30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報2121と、車両ID2122とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部2111は、センサ部214が測位した車両20の移動経路を特定するための位置情報2121と、車両ID2122とを、車両管理サーバ30に対して送信する。
この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載装置21が自動起動した直後に測位された位置情報2121により特定される位置をドライブにおける最初の車両位置、すなわち出発位置として車両管理サーバ30に送信することができる。さらに、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報2121により特定される位置をドライブにおける最終の車両位置、すなわち駐車位置として車両管理サーバ30に送信することができる。例えば、出発位置を表す位置情報2121であることや駐車位置を表す位置情報2121であることを示す情報(例えば、これらを示すフラグの値を1にする。)を、位置情報121に追加してから、車両管理サーバ30に送信するようにする。
なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報2121(すなわち、駐車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載装置21が再度起動した際に送信されてもよい。
また、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)された後、所定時間、車載装置21を稼働状態として、駐車後に測位された位置情報2121(すなわち、駐車位置)を車両管理サーバ30に送信するようにしてもよい。それにより、より正確な駐車位置情報を車両管理サーバ30に送信することができる。
また、車載装置21が、ナビゲーション機能部(図示省略)を備える場合、位置情報送信部2111は、上述した位置情報2121、及び車両ID2122とともに、ナビゲーション機能部に設定された目的地の情報も車両管理サーバ30に対して送信するようにしてもよい。
以上のように、車載装置21が車両管理サーバ30に送信する位置情報は、具体的には当該車両の出発位置情報、到着位置情報、移動情報、及び駐車位置情報を含む。後述するように、車両管理サーバ30は、車載装置21の搭載された車両20の現在位置情報、駐車位置情報及び駐車時間帯情報を把握することができる。
<開閉制御装置22>
図3に示すように、開閉制御装置22は、制御部221、記憶部222の外、通信部223、近距離通信部224を含んで構成される。開閉制御装置22は、車両20が備えるバッテリ(図示省略)から電源の供給を受ける。
図3に示すように、制御部221は、少なくとも認証部2211、施解錠制御部2212、施解錠情報送信部2213を備える。詳細については後述する。
記憶部222は、前述したワンタイム情報を記憶するワンタイム情報記憶部2221を備える。
通信部223は、LTE,4G,5G等の無線通信を備えてもよい。LTE,4G,5G等の無線通信は、車両管理サーバ30からリモート制御により開閉部の施解錠を行う場合に、車両管理サーバ30から送信される施解錠制御情報を受信する場合に用いられる。また、後述するように、施解錠情報送信部2213が、当該車両の施解錠履歴情報を(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40に送信する場合に用いられるようにしてもよい。
近距離通信部224は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信を行うための部分である。例えば配達員端末60からワンタイム情報を直接受信して、開閉部の施解錠を行う場合に用いられる。
<認証部2211>
認証部2211は、配達員端末60から開閉制御装置22に対してワンタイム情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合、開閉部の施解錠を行うことを許可されているか否かを認証する。
配達員端末60からワンタイム情報を開閉制御装置22に対して直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合について説明する。
この場合、認証部2211は、前述したように予め(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40から受信したワンタイムパスワードを用いて、配達員端末60から受信する荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDを認証する。具体的には、認証部2211は、予め取得している荷物番号、車両ID(及びその開閉部)と、配達員端末60から受信した荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDに基づいて、ハッシュ関数によりハッシュ値を生成し、当該ハッシュ値とワンタイムパスワードとが一致する場合に、配達員を正しいものとして認証する。
なお、配達員端末60から開閉制御依頼を受けた車両管理サーバ30から開閉制御装置22に対してリモート開閉制御する場合については、前述したように、車両管理サーバ30は、配達員端末60から受信する荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDを認証済みのため、車両管理サーバ30から受信する荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDについては認証済みとして処理するようにしてもよい。
<施解錠制御部2212>
施解錠制御部2212は、ユーザの有する車両キーからの制御情報により、開閉部を施解錠する機能に加えて、車両管理サーバ30からリモート開閉制御により、開閉部の施解錠を行う場合、正しい配達員からの開閉制御依頼に基づくリモート開閉制御であることを車両管理サーバ30において認証した場合に限り、開閉部の施解錠を行う。
また、配達員端末60から開閉制御装置22に対してワンタイム情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合、認証部2211により配達員を正しいものと認証した場合に限り、開閉部の施解錠を行う。
<施解錠情報送信部2213>
施解錠情報送信部2213は、配達物の置き配のために、施解錠制御部2212により開閉部が施解錠された場合、当該配達物の荷物番号、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40に対して送信する。なお、施解錠情報送信部2213は、ユーザが車両キーにより開閉部を施解錠した場合は、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を(車両管理サーバ30を介して)車両配達管理サーバ40に対して送信する。そうすることで、後述するように、車両配達管理サーバ40は、当該車両の施解錠履歴情報に基づいて、ユーザが荷物を取り出したか否かを判定することができる。具体的には、ユーザが車両キーにより開閉部を施解錠したときには、それ以前に置き配された荷物がユーザにより取り出されたものとみなすことができる。
<車両管理サーバ30>
次に、例えば自動車メーカー毎に設けられる車両管理サーバ30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
図4に示すように、車両管理サーバ30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部36と、入力部37とを含んで構成される。
ここで、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部36と、入力部37は、上述した車載装置21が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車載装置21とは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、相違する機能や用途についての説明を以下行う。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車両管理サーバ30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、車両の位置情報収集処理を行うためのプログラム、車両20の開閉部をリモート制御で施解錠処理を行うためのプログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、例えば地図情報321、ユーザ情報322、車両情報323、及びユーザ情報322と車両情報323との対応関係324、及び位置情報データベース325を例示する。
地図情報321には、道路、施設、駐車場等の地物に関する情報、道路情報、施設情報、駐車場情報等の情報が含まれる。施設情報、駐車場情報としては、各施設、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存される。なお、各施設、駐車場の位置情報として、緯度経度の情報に加えて、住所、電話等の情報を記憶するようにしてもよい。
ユーザ情報322には、例えば、姓(名字)と名(名前)を含むユーザ名、ユーザ住所等の情報が含まれる。なお、ユーザ毎にユーザ識別IDを記憶してもよい。
車両情報323には、車両ID、当該車両の車両開閉部情報、車両開閉部の施錠、解錠情報等を含むようにしてもよい。
ユーザ情報322と車両情報323との対応関係324は、ユーザ情報と車両IDとの対応関係324を示す情報で、例えばテーブル形式で記憶してもよい。
位置情報データベース325は、車載装置21から受信した位置情報に基づいて構築された車両20毎の位置情報を記憶するデータベースである。
位置情報データベース325は、制御部31に含まれる各機能ブロックにより構築及び更新される。位置情報データベース325の詳細については、制御部31に含まれる各機能ブロックの説明の際に、図5を参照して後述する。
通信部33は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格や、Wi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網70を介して他の装置(例えば、車載装置21、開閉制御装置22等)との間の無線通信を実現する。
通信部33は、例えば、前述した車載装置21から送信される位置情報を受信するために利用される。また、前述した開閉制御装置22に対して施解錠制御情報を送信するために利用してもよい。
また、車両配達管理通信部34は、セキュリティネットワーク71を介して車両配達管理サーバ40と通信する通信部である。車両配達管理通信部34は、車両配達管理サーバ40との間で、ユーザ情報、車両情報、車両の位置情報等の車両情報等をシェアするための送受信に利用される。
表示部36は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部36は、制御部31からの指示を受けて画像を表示する。
入力部37は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部36の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31は、例えばCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
図4に示すように、制御部31は、機能ブロックとして、位置情報取得部311と、滞在判定部312と、車両配達管理サーバ連携部313と、配達員認証部314と、施解錠リモート制御部315と、を含む。
位置情報取得部311は、通信部33が車載装置21から受信した、位置情報、及び車両IDと、地図情報321とに基づいて、位置情報データベース325に含まれる移動推移等の情報を更新する部分である。
滞在判定部312は、ユーザが何れの場所に滞在(駐車)したかを判定する部分である。ここで、滞在(駐車)した場所は、ユーザの自宅の駐車場、施設の駐車場等が考えられる。滞在判定部312は、通信部33が車載装置21からイグニッションオフを受信したときの位置情報と、地図情報321に含まれる位置情報とを照合する。そして、照合の結果、この位置情報と、何れかの個人宅や施設の位置情報(あるいは駐車場の位置情報)とが一致した場合に、滞在判定部312は、位置情報の送信元の車載装置21に対応するユーザが、この位置に滞在(駐車)したと判定する。
そして、滞在判定部312は、判定結果に基づいて、位置情報データベース325に含まれる滞在位置(駐車位置)等の情報を更新する。
なお、ドライブ中に位置情報が所定時間以上変化しない場合、具体的には同じ位置を示す位置情報が所定時間以上連続して送信される場合は、例えばエンジンがかかったままの状態で停止している状態(例えば、アイドリング状態)が考えられる。この場合、停止している位置は、例えば一時的な滞在や渋滞のため、アイドリング状態で停止していることが想定される。このため、荷物の置き配としての場所には適していないことが想定される。
位置情報データベース325のデータ構造の一例について説明する。位置情報データベース325は、例えば「車両ID」、「ユーザID」、「移動推移」、及び「駐車位置情報」を属性として含む。なお、これらの情報は、一回のドライブ単位で紐付けて格納されるようにしてもよい。
位置情報データベース325内の「車両ID」は、上述したように、位置情報等の送信元である車載装置21や、これらを搭載した車両20を識別するための情報である。位置情報取得部311は、受信した車両IDに基づいて、一回のドライブ単位でレコードを作成する。
位置情報データベース325内の「ユーザID」は、上述したように、車両IDに対応するユーザを識別するための情報である。位置情報取得部311は、ユーザIDを特定して格納する。
位置情報データベース325内の「移動推移」は、位置情報等の送信が一度開始されてから終了するまでに受信した全ての位置情報である。この全ての位置情報により、一回のドライブにおける出発位置から駐車位置までの移動推移(すなわち、車両20の移動経路)を特定することが可能となる。
移動推移には、位置情報の測位を行った時刻も含まれるようにする。これにより、一回のドライブの開始時刻と終了時刻を特定することができる。
位置情報取得部311は、受信した位置情報に基づいて、移動推移を更新する。
ここで、位置情報取得部311は、例えば、上述したように、位置情報に出発位置を示す情報が含まれている場合は、この出発位置を示す情報に基づいて、新たなドライブが開始されたと判断する。また、位置情報取得部311は、仮に位置情報に出発位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、前回のドライブが終了されたと判断した後に、再度位置情報等の送信が開始された場合に、新たなドライブが開始されたと判断する。
位置情報取得部311は、一回のドライブが継続しており、車載装置21から、位置情報等を受信する都度、受信した各情報に基づいて、位置情報データベース325における、「移動推移」を更新する。
一方で、位置情報データベース325における、「滞在位置」は、一回のドライブが終了したタイミングで、上述したようにして滞在判定部312が判定を行うことにより更新される。
このように、位置情報データベース325は、位置情報取得部311と滞在判定部312が協働することにより、適宜更新される。
車両配達管理サーバ連携部313は、車両管理サーバ30と車両配達管理サーバ40との間で、共有する情報を送受信する機能部である。
具体的には、車両管理サーバ30(車両配達管理サーバ連携部313)は、セキュリティネットワーク71を介して車両配達管理サーバ40から、荷受人となるユーザから置き配場所として登録された車両情報(例えば、ユーザ情報及び車両ID(開閉部情報を含んでもよい))を車両配達管理通信部34により受信することにより、当該車両IDの車両20の存在の有無を判定し、存在する場合に車両配達管理通信部34に対して指示することでセキュリティネットワーク72を介して当該車両IDの車両20の位置情報を車両配達管理サーバ40に対して適宜送信する。又は、車両配達管理サーバ40に対して、当該位置情報データにアクセス可能にするようにしてもよい。なお、存在しない場合は、存在しない旨のエラー情報及び登録情報の訂正依頼を、車両配達管理サーバ40に対して通知する。
そうすることで、後述するように、車両配達管理サーバ40は、ユーザから荷物の置き配場所として登録されている車両20毎に、ユーザ名、ユーザ住所、車両ID、当該車両の過去の時間帯ごとの位置情報(特に駐車位置情報、移動中状態)及び現在の位置情報を取得するとともに、この情報に基づいて、近い将来の時間帯毎における各車両20の予測位置情報(駐車位置情報、移動状態)を算出することができる。
さらに、配達物を車両20に置き配するように配達計画が最終的に設定された場合、車両配達管理サーバ連携部313は、セキュリティネットワーク71を介して車両配達管理サーバ40から、配達物に係る情報、例えば荷物番号、配達日時、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID(荷物を置き配するための車両20の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)が指定された場合は、開閉部情報を含む)、並びにワンタイムパスワードを車両配達管理通信部34により受信することで取得することができる。そうすることで、車両管理サーバ30は、予め前記情報を当該車両の開閉制御装置22に対して送信することができる。
次に、配達員認証部314及び施解錠リモート制御部315について説明する。ここで、配達員認証部314及び施解錠リモート制御部315は、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードに基づいて車両管理サーバ30に対して当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行う場合(すなわち、車両管理サーバ30により当該車両の開閉部の開閉制御をリモートで実行する場合)に必要とするものである。したがって、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードに基づいて車両の開閉部の開閉制御を直接行う場合は、不要である。
配達員認証部314は、配達員端末60から、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID及びワンタイムパスワードを車両配達管理サーバ40を介して(又は、直接) 受信した場合、配達員認証部314は、予め取得している荷物番号、車両ID(及びその開閉部)、配達員端末60から受信した荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDに基づいて、ハッシュ関数によりハッシュ値を生成し、当該ハッシュ値とワンタイムパスワードとが一致する場合に、配達員を正しいものとして認証する。
施解錠リモート制御部315は、配達員認証部314により、配達員を正しいものとして認証した場合、通信部33を介して、リモート制御により、当該車両の開閉制御装置22に対して開閉部の解錠指示及び施錠指示を行う。
<配達管理サーバ50>
次に車両配達管理サーバ40を説明する前に、例えば配達事業者毎に設けられる配達管理サーバ50が備える機能ブロックについて図5のブロック図を参照して説明する。
図5に示すように、配達管理サーバ50は、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、表示部56と、入力部57とを含んで構成される。
ここで、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、表示部56と、入力部57は、上述した車両管理サーバ30が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車両管理サーバ30とは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、相違する機能や用途についての説明を以下行う。
制御部51は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、配達管理サーバ50を構成する各部の制御を行う。制御部51の詳細については、後述する。
記憶部52は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、配達事業者における配達計画作成処理や配達管理を行うためのプログラム、さらにその他、配達計画情報、配達管理情報等が記憶される。図中には、記憶部52が記憶する情報として、例えば配達計画情報521、配達管理情報522等を例示する。
配達計画情報521は、配達対象となる荷物情報(例えば、荷物番号、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)、配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、荷物の届け先、置き配場所、配達日時等)、及び配達担当情報(例えば、配達事業所ID,配達員ID等)を含み、例えば配達事業所毎に作成されてもよい。さらに、配達事業所毎に作成される配達計画情報521は、配達車両(配達員)毎に作成されてもよい。なお、置き配場所には、車両IDが含まれる。車両IDとともに、当該車両の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を含んでもよい。
配達管理情報522は、配達計画に沿って、荷物が、例えば倉庫から出庫され、配達事業所に送られ、配達車両に荷物が積載され、配達先に配達されるまでの配達状況を管理するための配達履歴情報が含まれてもよい。
通信部53は、車両管理サーバ30が含む通信部33と同等のハードウェアで実現して、通信網70を介して他の装置(例えば、配達員端末60等)との間の無線通信を実現する。
通信部53は、例えば配達員端末60との間で、当該配達員の担当する荷物に係る荷物情報、配達先情報、配達担当情報、及び配達履歴情報等をシェアするための送受信に利用される。
また、車両配達管理通信部54は、セキュリティネットワーク72を介して車両配達管理サーバ40と通信する通信部である。車両配達管理通信部54は、車両配達管理サーバ40との間で、例えば車両を置き配場所として指定した荷物に係る荷物情報、配達先情報、配達担当情報、及び配達履歴情報等をシェアするための送受信に利用される。
表示部56及び入力部57は、車両管理サーバ30が含む表示部36及び入力部37と同等のハードウェアで実現される。
次に、制御部51の詳細について説明をする。制御部51は、例えば車両管理サーバ30が含む制御部31と同等のハードウェアで実現される。
図5に示すように、制御部51は、機能ブロックとして、配達計画作成部511と、配達管理処理部512と、車両配達管理サーバ連携部513と、を含む。
配達計画作成部511は、発注された配達対象となる品物(荷物)を、荷物情報(例えば、荷物番号、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)、配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、荷物の届け先、置き配場所、配達日時等)等に基づいて、効率的に配達することができる配達計画を作成する。
配達管理処理部512は、配達計画作成部511によって作成された配達計画に沿って、配達物の配達状況を管理する。
なお、配達計画の作成機能及び配達管理処理機能については、当業者にとって公知であり、詳細な説明は省略し、ここでは、荷受人であるユーザが荷物の届け先に車両を指定した場合の付加機能について説明する。
置き配場所として車両が指定された場合、配達計画作成部511は、配達計画を作成するために必要となる車両に関する情報に基づいて、配達計画を作成する。具体的には、配達計画作成部511は、後述する車両配達管理サーバ連携部513を介して、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザ名に基づいて、当該ユーザに該当する車両IDが存在するか否かを確認する。車両IDの存在を確認した場合、配達計画作成部511は、後述する車両配達管理サーバ連携部513を介して、当該ユーザの指定した配達日時における当該車両IDに対応する車両の予測位置情報を取得する。ここで、予測位置情報は、例えば、正確な位置情報ではなく、所定の範囲を占める位置情報であってもよい。例えば、複数の車両を駐車する駐車場の領域、また住所表記の「丁目、番地、号」のうち、「丁目」又は「丁目、番地」等の範囲や、所定の領域であってもよい。なお、当該ユーザに該当する車両IDが存在しない場合、配達計画作成部511は、当該ユーザに係る荷物の配達場所を修正するように、例えば、当該ユーザあてに(例えば荷受人端末10を介して)メール等により通知するようにしてもよい。
また、配達計画作成部511は、置き配場所として車両が指定された場合に、ユーザの指定した配達日時付近に車両への配達が可能か否かを判断することができ、より詳細な配達計画を作成することができる。具体的には、例えば、当該配達日時付近において、車両が移動中である確率が高い場合、当該ユーザに対して、時間帯をずらす等の修正をするように、例えば、当該ユーザあてに(例えば荷受人端末10を介して)メール等により通知するようにしてもよい。
こうすることで、配達事業者にとっては、置き配場所として車両が指定された場合であっても、配達管理サーバ50自体に車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。また、ユーザにとっても従来技術のように、個々の配達事業者毎に、置き配場所を車両とする配達サービスに関する契約を結ぶ必要がなくなり、車両置き配サービスを簡易に利用することが可能となる。
配達管理処理部512は、配達計画作成部511によって作成された配達計画に沿って、配達物を配達する場合の配達進捗状況を管理するとともに、特に置き配場所として、車両が指定されている場合、荷物の車両への配達の進捗状況を収集するとともに、実際の配達に必要な情報を適宜、配達員又は配達車両に対して提供することができる。
具体的には、配達管理処理部512は、配達員又は配達車両が、荷物を車両に配達するとき(より具体的には、例えば配達員が開閉部の解錠を要求する前)に当該車両のより正確な位置情報を後述する車両配達管理サーバ連携部513を介して、当該ユーザの指定した配達日時における当該車両IDに対応する車両のより正確な位置情報を取得する。ここで、より正確な位置情報は、例えば、住所表記の「丁目、番地、号」や、位置を示す緯度経度情報であってもよい。
配達管理処理部512は、車両の位置情報を取得した後に、車両配達管理サーバ連携部513を介して、前述した当該車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードを取得するようにしてもよい。
そうすることで、配達管理処理部512は、実際の配達に必要な情報を適宜、配達員端末60に対して提供することができる。
車両配達管理サーバ連携部513は、配達管理サーバ50と車両配達管理サーバ40との間で、共有する情報を送受信する機能部である。
具体的には、前述したように、車両配達管理サーバ連携部513は、配達計画作成部511からの要求に基づいて、車両配達管理通信部54に対して指示することでセキュリティネットワーク72を介して車両配達管理サーバ40に対して、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザ名、ユーザ住所、及び配達日時(例えばユーザの指定した配達日時)が含まれる配達先情報を送信する。そうすることで、車両配達管理サーバ40から、当該ユーザ名とユーザ住所に対応する車両IDが存在する場合、当該車両IDに該当する車両の配達日時に応じた、予測位置情報を車両配達管理通信部54を介して受信することができる。なお、当該ユーザ名とユーザ住所に対応する車両IDが存在しない場合、その旨を示すエラー情報を受信することで、ユーザあてに(例えば荷受人端末10を介して)メール等により通知するようにしてもよい。そうすることで、ユーザに対して置き配場所を修正するようにさせてもよい。
また、前述したように、車両配達管理サーバ連携部513は、配達員又は配達車両が荷物を車両に配達する前に、配達管理処理部512からの要求に基づいて、車両配達管理サーバ40に対して、車両配達管理通信部54を介して当該車両のより正確な位置情報を要求することで、当該車両のより正確な位置情報を受信することができる。また、車両配達管理サーバ連携部513は、車両の位置情報を受信した後に、前述した当該車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードを受信するようにしてもよい。なお、車両配達管理サーバ連携部513は、車両の位置情報を受信した後に、配達管理処理部512からの要求に基づいて、ワンタイムパスワードを取得するようにしてもよい。
以上、配達管理サーバ50の機能部、特に、荷受人であるユーザが荷物の届け先に車両を置き配場所として指定した場合の付加機能について説明した。
<車両配達管理サーバ40>
次に、車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40が備える機能ブロックについて図6のブロック図を参照して説明をする。
図6に示すように、車両配達管理サーバ40は、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、車両管理通信部44と、配達管理通信部45と、表示部46と、入力部47とを含んで構成される。
ここで、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部46と、入力部47は、上述した車両管理サーバ30が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車両管理サーバ30とは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、相違する機能や用途についての説明を以下行う。
制御部41は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車両配達管理サーバ40を構成する各部の制御を行う。制御部41の詳細については、後述する。
記憶部42は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、車両配達管理処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらに、荷受人となるユーザに関するユーザ情報、当該ユーザの利用する車両の位置情報、車両開閉部の施解錠履歴情報等の各種情報が記憶される。図中には、記憶部42が記憶する情報として、車両に配達物を配達する配達管理処理に特に関連する情報である、ユーザ情報421、車両位置情報422、荷物情報423、及び車両開閉部施解錠履歴情報425を図示する。
ユーザ情報421には、例えば、姓(名字)と名(名前)を含むユーザ名、ユーザ住所、及びユーザが配達物の置き配場所として利用する車両の車両ID等の情報が含まれる。ここで、車両IDに加えて、ユーザが配達物の置き配場所として利用する際の当該車両の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)の情報を含んでもよい。
車両位置情報422には、車両ID毎の所定期間内(例えば、今日を含む今後1週間等の所定の時間帯)における当該車両の予測位置情報等の情報が含まれる。
荷物情報423には、荷物に関する情報(例えば、物品ID、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)が含まれる。また、荷物情報423に、ユーザが荷物の配達先(置き配場所)として車両を指定した場合の、当該荷物の配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、置き配場所としての車両IDとその開閉部、及び配達予定日時等)を含むようにしてもよい。
車両開閉部施解錠履歴情報425には、車両ID毎の開閉部の施錠履歴情報及び解錠履歴情報が含まれる。
なお、前述したように、車両配達管理サーバ40は、例えば自動車メーカー毎の各車両管理サーバ30と連携することで、荷物の届け先に車両を置き配場所として登録したユーザ名、ユーザ住所、当該車両の車両ID、当該車両の過去の時間帯ごとの位置情報(特に駐車位置情報、移動状態)現在の位置情報、当該車両の開閉部の施錠履歴情報及び解錠履歴情報等を取得することができる。
また、車両配達管理サーバ40は、例えば配達事業者毎の各配達管理サーバ50と連携することで、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザに係るユーザ情報(ユーザ名、ユーザ住所等)、当該荷物の配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、置き配場所としての車両IDとその開閉部、及び配達予定日時等)、及び当該荷物に関する情報(例えば、物品ID、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)を含む荷物情報、及び実際に荷物が配達される場合における当該荷物の車両への配達の進捗状況を取得することができる。
車両配達管理サーバ40は、これら取得した情報に基づいて、各車両管理サーバ30、及び各配達管理サーバ50に対して、それぞれ必要な情報を提供することができる。
通信部43は、車両管理サーバ30が含む通信部33と同等のハードウェアで実現して、通信網70を介して他の装置(例えば、荷受人端末10、配達員端末60等)との間の無線通信を実現する。
車両管理通信部44は、セキュリティネットワーク71を介して車両管理サーバ30と通信するための通信部である。車両管理通信部44は、車両管理サーバ30との間で、ユーザ情報、車両情報、車両の位置情報等の車両情報をシェアするための送受信に利用される。
同様に、配達管理通信部45は、セキュリティネットワーク72を介して配達管理サーバ50と通信するための送受信部としての通信部である。配達管理通信部432は、配達管理サーバ50との間で、例えば車両を置き配場所として指定した荷物に係る荷物情報、配達先情報、配達担当情報、及び配達履歴情報等の配達情報をシェアするための送受信に利用される。
表示部46及び入力部47は、車両管理サーバ30が含む表示部36及び入力部37と同等のハードウェアで実現される。
次に、制御部41の詳細について説明をする。制御部41は、例えばCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部42から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部42から情報を読み出し、RAM及び記憶部42に対して情報の書き込みを行い、通信部43と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
図6に示すように、制御部41は、機能ブロックとして、置き配用車両登録部411と、車両管理サーバ連携部412と、配達事業者連携部としての配達管理サーバ連携部413と、予測位置情報算出部414と、ワンタイムパスワード生成部415と、ユーザ通知情報送信部416と、を含む。
置き配用車両登録部411は、前述したように、ユーザが配達物の置き配場所として車両を利用する場合、予めユーザから荷受人端末10を介して入力される、例えば、姓(名字)と名(名前)を含むユーザ名、ユーザ住所、及びユーザが配達物の置き配場所として利用する車両の車両ID等の情報をユーザ情報421として記憶部42に登録する。
なお、ユーザ情報421として、車両IDに加えて、当該車両で置き配場所として利用可能な開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)を登録するようにしてもよい。また、配達物の置き配場所として当該車両を利用する場合に、デフォルトとして車両配達管理サーバ40と連携する配達管理サーバ50を運用する配達事業者全てに適用されるようにしてもよい。
車両管理サーバ連携部412は、車両配達管理サーバ40と車両管理サーバ30との間で、共有する情報を送受信する機能部であり、車両管理サーバ30における車両配達管理サーバ連携部313と連携する。すなわち、車両管理サーバ30における車両配達管理サーバ連携部313から送信されるデータを受信し、逆に車両管理サーバ30における車両配達管理サーバ連携部313に対して所定のデータを送信する。
具体的には、車両管理サーバ連携部412は、車両管理通信部44に対して指示することでセキュリティネットワーク71を介して車両管理サーバ30(車両配達管理サーバ連携部313)に対して、荷受人となるユーザから置き配場所として登録された車両情報(例えば、ユーザ情報及び車両ID(開閉部情報を含んでもよい)を送信することで、車両管理サーバ連携部412は、車両管理通信部44を介して当該車両IDの車両20の存在の有無の判定、及び当該車両IDの車両20が存在する場合に当該車両の位置情報を収集する。又は、車両配達管理サーバ40は、車両管理サーバ30の記憶する当該位置情報データに車両配達管理サーバ連携部313を介してアクセス可能にするようにしてもよい。そうすることで、車両配達管理サーバ40は、後述するように、ユーザから荷物の置き配場所として登録されている車両20毎に、ユーザ名、ユーザ住所、車両ID、当該車両の過去の時間帯ごとの位置情報(特に駐車位置情報、移動中状態)及び現在の位置情報を取得するとともに、この情報に基づいて、近い将来の時間帯毎における各車両20の予測位置情報(駐車位置情報、移動状態)を算出することができる。
なお、置き配場所として登録された車両IDの車両20が車両管理サーバ30に存在しない場合、後述するユーザ通知情報送信部416により、その旨を、当該ユーザの、例えば荷受人端末10に対して通知することで、ユーザに修正させるようにしてもよい。
また、車両管理サーバ連携部412は、配達物を車両20に置き配するように配達計画が最終的に設定された場合、車両管理通信部44を介して車両管理サーバ30に対して配達物に係る情報、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID(荷物を置き配するための車両20の開閉部(例えば、窓、ドア、ハッチバック、荷室等)が指定された場合は、開閉部情報を含む)、並びに後述するワンタイムパスワード生成部415により生成されたワンタイムパスワードを送信する。そうすることで、前述したように車両管理サーバ30(配達員認証部314)は、配達員端末60から、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID及びワンタイムパスワードを車両配達管理サーバ40を介して(又は、直接) 受信した場合、予め取得している荷物番号、車両ID(及びその開閉部)、配達員端末60から受信した荷物番号、配達事業者ID及び配達員IDに基づいて、ハッシュ関数によりハッシュ値を生成し、当該ハッシュ値とワンタイムパスワードとが一致する場合に、配達員を正しいものとして認証することができる。
さらに、車両管理サーバ連携部412は、前述したように、車両管理サーバ30を介して、車両20の開閉制御装置22から、配達物が置き配場所に指定された車両20に格納されたことを確認するための情報、例えば、配達員からの依頼に基づき、当該車両の開閉部を施解錠したときの施解錠履歴情報(開閉部が解錠された時刻情報、施錠された時刻情報、及び置き配された場合の配達員に係る配達事業者ID及び配達員ID)を受信することができる。
また、ユーザが車両キーにより開閉部を施解錠した場合は、開閉制御装置22から、車両管理サーバ30を介して当該車両の開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を受信することができる。
そうすることで、車両配達管理サーバ40は、荷物番号に対応する配達物がユーザにより取り去られたか、又は置き配されている状態にあるか、を判定することができる。
配達管理サーバ連携部413は、車両配達管理サーバ40と配達管理サーバ50との間で、共有する情報を送受信する機能部であり、配達管理サーバ50における車両配達管理サーバ連携部513と連携する。すなわち、配達管理サーバ50における車両配達管理サーバ連携部513を介して送信されるデータを受信し、逆に配達管理サーバ50における車両配達管理サーバ連携部513に対して所定のデータを送信する。
具体的には、前述したように、配達管理サーバ連携部413は、セキュリティネットワーク72を介して配達管理サーバ50から送信される、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザ名、ユーザ住所、及び配達日時(例えばユーザの指定した配達日時)が含まれる配達先情報を配達管理通信部432により受信することで、当該ユーザ名とユーザ住所に対応する車両IDの存在の有無を判定し、車両IDが存在する場合、記憶部42に記憶されている車両位置情報に基づいて、配達管理通信部432に対して指示することでセキュリティネットワーク71を介して当該車両IDに該当する車両の配達予定日時に応じた、予測位置情報を送信することができる。ここで、予測位置情報は、前述したように、例えば、正確な位置情報ではなく、所定の範囲を占める位置情報であってもよい。なお、当該ユーザ名とユーザ住所に対応する車両IDが存在しない場合、その旨を示すエラー情報を送信することができる。
こうすることで、各配達事業者にとっては、置き配場所として車両が指定された場合であっても、各配達管理サーバ50に車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。また、ユーザにとっても従来技術のように、個々の配達事業者毎に、置き配場所を車両とする配達サービスに関する契約を結ぶ必要がなくなり、車両置き配サービスを簡易に利用することが可能となる。また、配達事業者は、配達予定日時付近に当該車両への配達が可能か否かを判断でき、より詳細な配達計画を作成することが可能となる。
また、前述したように、配達管理サーバ連携部413は、配達員又は配達車両が荷物を車両に配達するとき(より具体的には、例えば配達員が荷物を配達する前)に、配達管理通信部432により配達管理サーバ50から受信する当該車両のより正確な位置情報要求に対して、記憶部42に記憶されている車両位置情報に基づいて当該車両のより正確な位置情報を配達管理通信部432に対して指示することでセキュリティネットワーク72を介して送信することができる。なお、配達管理サーバ連携部413は、車両に荷物を配達した後は、車両の位置情報を提供しないようにすることができる。
このように、配達管理サーバ連携部413は、車両の位置情報を必要最小限の場合であるかどうかを判定することで、配達管理サーバ50に対して、車両の位置情報を送信できるようにする。
そうすることで、配達事業者は、配達計画作成時には、車両配達管理サーバ40から車両の予測位置情報(例えば、所定の範囲を占める位置情報)を取得し、配達員が荷物を配達するときには、車両配達管理サーバ40から車両のより正確な位置情報を取得することができ、それぞれの目的別に必要な情報を得ることが可能にするとともに、配達終了後は、車両の位置情報を取得できないようにすることで、ユーザのプライバシーに配慮することができる。
また、配達管理サーバ連携部413は、車両の位置情報を配達管理サーバ50に対して送信した後に、前述した当該車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードを送信するようにしてもよい。なお、配達管理サーバ連携部413は、車両の位置情報を配達管理サーバ50に対して送信した後に、配達管理サーバ50からの要求に基づいて、ワンタイムパスワードを送信するようにしてもよい。さらに、配達管理サーバ連携部413は、ワンタイムパスワードを送信した後は、例えば、当該配達物に関して車両の位置情報及びワンタイムパスワードの送信終了を記録することで、当該配達物に関連する車両の位置情報を提供しないようにしてもよい。こうすることで、配達管理サーバ連携部413は、少なくとも、配達員が車両の開閉部の施解錠を可能になった後は、車両の位置情報を提供しないようにすることができる。
なお、配達管理サーバ連携部413は、位置情報を送信した後に、例えば、当該配達物に関して車両の位置情報の送信終了を記録することで、当該配達物に関連する車両の位置情報を提供しないようにしてもよい。
予測位置情報算出部414は、荷受人となるユーザから置き配場所として登録された車両ID毎に、車両管理サーバ連携部412により取得した、当該車両の位置情報データに基づいて、当該車両の予測位置情報を算出し、記憶部42にユーザ情報421として記憶する。
具体的には、当該車両のこれまでの位置情報の履歴情報に基づいて、例えば1週間における各日の各時間帯における当該車両の予測位置(例えば、駐車位置、移動中を示す移動状態情報等)を算出する。予測位置の算出にあたっては、確率に基づいて、最も高い確率となる位置情報を予測位置として算出してもよい。前述したように、予測位置情報としては、所定の範囲を占める位置情報、及びより正確な位置情報を算出してもよい。
これにより、前述したように、車両配達管理サーバ40は、記憶部42に、ユーザ名、ユーザ住所、当該ユーザの利用する車両の車両ID、及び予測位置情報等を含むユーザ情報421を記憶することができる。
ワンタイムパスワード生成部415は、前述したように、配達管理サーバ50から取得した、配達物毎の(例えば、荷物番号、配達事業者ID、配達員ID等を含む)情報に基づいて配達員及び配達先車両の車両IDを認証するためのワンタイムパスワードを、例えば、ハッシュ関数を用いて生成する。生成されたワンタイムパスワードは、例えば車両管理サーバ30、及び例えば配達管理サーバ50を介して配達員端末60に対して送信される。また、ワンタイムパスワードは、車両管理サーバ30を介して車両20の開閉制御装置22に送信するようにしてもよい。
ユーザ通知情報送信部416は、ユーザに対する通知であるユーザ通知情報を作成し、当該ユーザに対して、例えば荷受人端末10を介して通知する。ユーザ通知情報送信部416は、例えば、PUSH方式による電子メール、又はSNS等の公知の機能を利用して、ユーザ通知情報を通知してもよい。
ここで、ユーザ通知情報は、置き配場所として登録された車両IDが車両管理サーバ30に存在しない場合、その旨を当該ユーザの、例えば荷受人端末10に対して通知する情報を含む。そうすることで、ユーザに車両ID等を修正させるようにしてもよい。
以上、車両配達管理サーバ40は、例えば、車両管理サーバ30が例えば自動車メーカー毎に運用管理され、また配達管理サーバ50が例えば配達事業者毎に運用管理される場合であっても、荷受人であるユーザは、複数の配達事業者と車両への宅配サービスに関する契約を個別に結ぶことなく、任意の電子商取引サイト(ECサイト)から通信販売で商品を購入する際、荷物の届け先に車両を置き配場所として指定することが可能となる。
また、車両配達管理サーバ40は、配達事業者の配達計画作成時には車両の予測位置情報(例えば、所定の範囲を占める位置情報)を提供し、配達員の荷物の配達時には車両の正確な位置情報を提供することで、それぞれの目的別に必要な情報を提供することを可能にするとともに、配達終了後は、車両の位置情報を提供しないようにすることで、ユーザのプライバシーに配慮することができる。
<配達員端末60>
<配達員端末60>
配達員端末60は、配達員が、配達管理サーバ50と通信するための端末である。配達員端末60としては、例えばPC、タブレット端末、スマートフォン、携帯端末等の公知の端末が利用されてもよい。
図7に示すように、配達員端末60は、少なくとも制御部61、記憶部62の外、通信部63、近距離通信部64、表示部66、入力部67を含んで構成される。
制御部61は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、配達員端末60を構成する各部の制御を行う。制御部61の詳細については、後述する。
記憶部62は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、置き配場所としての車両情報の車両配達管理サーバ40に対する登録処理プログラム、車両配達管理サーバ40及び配達管理サーバ50からの通知情報を取得して荷受人であるユーザに対して提示するためのプログラムといった各プログラムを記憶してもよい。また、記憶部12は、車両配達管理サーバ40から送信されるワンタイムパスワード等のデータを記憶するようにしてもよい。
通信部63は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の規格や、Wi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網70を経由して、他の装置との間の通信を行う場合に用いられる。
近距離通信部64は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信を行うための部分である。例えば、配達員端末60から車両20の開閉制御装置22に対してワンタイムパスワード情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合の近距離通信を行う場合に用いられる。
表示部66は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部66は、制御部61からの指示を受けて画像を表示する。
入力部67は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部66の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
次に、制御部61の詳細について説明をする。制御部11は、例えばCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部62から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際には、例えばRAM、ROM、及び記憶部62から情報を読み出し、RAM及び記憶部62に対して情報の書き込みを行い、通信部63、表示部66、及び入力部67と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部61は、各プログラムを実行することによって、配達員端末60を所定の手段(以下、「配達員情報管理部」と総称する)として機能させる。また、制御部61は配達員情報管理のための各プログラムを実行することによって、配達員端末60に、所定のステップ(以下、「配達員情報管理ステップ」と総称する)を実行させる。
以下、制御部61の有する機能を配達員情報管理部の観点から説明する。なお、配達員情報管理ステップ(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
図7に示すように、制御部61は、配達関連情報取得部611と、開閉部施解錠依頼部612と、を備える。
配達関連情報取得部611は、通信部63を介して配達管理サーバ50から、当該配達員の担当する荷物に係る荷物情報(例えば、荷物番号、荷物の大きさの情報、荷物が壊れ物か否かの情報、荷物の外観情報等)、配達先情報(例えば、配達先のユーザ名、ユーザ住所、荷物の届け先、置き配場所、配達日時等)等を取得する。
また、配達関連情報取得部611は、配達員が実際の配達を行う際に、車両を置き配場所とする荷物について、当該車両の位置情報及び当該車両の開閉部の施解錠に必要となるワンタイムパスワード等の情報を、通信部63を介して配達管理サーバ50から取得する。
開閉部施解錠依頼部612は、1つの実施例としては、配達員が配達員端末60を介して、ワンタイムパスワードに基づいて車両管理サーバ30に対して当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行う。すなわち、車両管理サーバ30により当該車両の開閉部の開閉制御をリモートで実行する。
他の実施例としては、開閉部施解錠依頼部612は、荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、ワンタイムパスワードを含む認証情報を開閉制御装置22に対して直接送信して開閉部の開閉制御の依頼を行う。次に、それぞれの実施例における機能を個別に説明する。
まず、車両管理サーバ30に対して当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行う場合についての機能を説明する。
開閉部施解錠依頼部612は、通信部63を介して、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、車両ID(及びその開閉部)及びワンタイムパスワードを車両配達管理サーバ40を介して(又は、直接)車両管理サーバ30に対して送信する。そうすることで、前述したように、車両管理サーバ30は、配達員が正当な配達員であることを認証した場合に限り、当該車両の開閉部の開閉制御をリモートで実行する。
次に、配達員端末60から車両の開閉制御装置22に対してワンタイム情報を直接送信して、開閉部の施解錠を行う場合についての機能を説明する。
開閉部施解錠依頼部612は、近距離通信部64を介して、例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、車両ID(及びその開閉部)及びワンタイムパスワードを当該車両(開閉制御装置22)に対して送信する。そうすることで、前述したように、開閉制御装置22は、配達員が正当な配達員であることを認証した場合に限り、当該車両の開閉部の施解錠を実行する。
以上、車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40の機能について配達管理システム1の有する機能と併せて説明した。
<本実施形態の動作>
次に、図8のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図8に示す処理フローは、ユーザが車両を置き配場所として車両配達管理サーバ40に登録した後に、ユーザが電子商取引サイト(ECサイト)から商品を購入し、ユーザが当該商品の配達先として当該車両を指定し、ECサイトにおいて当該商品の配送事業者が設定された場合に、車両配達管理サーバ40が、当該商品の配達事業者に対して、当該車両の配達日時における当該車両の位置情報及び当該配達物に係るワンタイムパスワードを送信するまでの、車両配達管理サーバ40の動作を示すフローチャートである。
図8を参照すると、ステップS10において、車両配達管理サーバ40は、配達管理サーバ50から荷物の届け先に車両を置き配場所として指定したユーザ名、ユーザ住所、及び配達日時(例えばユーザの指定した配達日時)が含まれる配達先情報を受信する。
ステップS11において、車両配達管理サーバ40は、当該ユーザ名とユーザ住所に基づいて、対応する車両IDが登録されているか否かを判定する。車両IDが登録されている場合、ステップS13に移る。車両IDが登録されていない場合、ステップS12に移る。
ステップS12において、車両配達管理サーバ40は、登録されていないとのエラー情報を配達管理サーバ50に対して送信する。これにより本処理は終了する。
ステップS13において、車両配達管理サーバ40は、記憶部42に記憶されている車両位置情報に基づいて、当該車両IDに該当する車両の配達予定日時に応じた、予測位置情報を配達管理サーバ50に対して送信する。この際、予測位置情報送信済みの情報を記憶してもよい。
ステップS14において、車両配達管理サーバ40は、配達管理サーバ50から予測位置情報を送信済みの車両IDに該当する車両の正確な位置情報要求を受信する。
ステップS15において、車両配達管理サーバ40は、記憶部42に記憶されている車両位置情報に基づいて、当該車両IDに該当する車両の配達日時間帯における位置情報を配達管理サーバ50に対して送信する。この際、位置情報送信済みの情報を記憶してもよい。
その後、ステップS16において、車両配達管理サーバ40は、配達管理サーバ50から荷物の届け先に車両を置き配場所として指定した、位置情報送信済みの車両IDに対応する車両に配達する配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードの要求を受ける。
ステップS17において、車両配達管理サーバ40は、受信した配達物に係る情報(例えば荷物番号、配達事業者ID、配達員ID、及び配達先の車両ID等)に対応するワンタイムパスワードを作成する。
ステップS18において、車両配達管理サーバ40は、ステップS17において作成した当該配達物に対応するワンタイムパスワードを配達管理サーバ50に対して送信する。
また、車両配達管理サーバ40は、前記ワンタイムパスワードを車両管理サーバ30及び当該車両の開閉制御装置22に対して送信する。
ステップS19において、車両配達管理サーバ40は、当該配達物に係るワンタイムパスワードの送信完了を記録する。これにより本処理は終了する。
以上説明した本実施形態によれば、ユーザが荷物の配達先を車両に指定した場合であっても、配達事業者は、車両に関する情報を所持することなく、配達計画を作成することが可能となる。また、荷受人であるユーザにとって、複数の配達事業者と車両への宅配サービスに関する契約を結ぶ必要が無くなり、配達物受取サービスを簡易に利用することが可能となる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図2-図7の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2-図7の例に限定されない。
例えば、車両管理サーバ30が特定の自動車メーカーの管理するサーバのみから構成される場合、車両管理サーバ30が車両配達管理サーバ40の機能を備えるようにしてもよい。
また、他にも、上述した実施形態を、例えば以下に説明する変形例のように変形するようにしてもよい。なお、以下に説明する変形例をさらに組み合わせるようにしてもよい。
<第2の変形例>
上述した実施形態におけるシステム構成は一例に過ぎず、適宜変更するようにしてもよい。例えば、上述の実施形態では、車両配達管理装置としての車両配達管理サーバ40を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、車両配達管理サーバ40の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散し、分散処理システムとして車両配達管理サーバ40を実現もよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、車両配達管理サーバ40の各機能を実現してもよい。
<第3の変形例>
上述した実施形態におけるネットワーク構成は一例に過ぎず、適宜変更するようにしてもよい。例えば、上述の実施形態において、セキュリティネットワーク71及びセキュリティネットワーク72を専用回線のみならず、VPN(Virtual Private Network)等により実現してもよい。
<第4の変形例>
上述した実施形態では、荷受人端末10の車両指定部111は、車両配達管理サーバ40に対して置き配情報を登録する構成を例示したが、これに限られない。車両指定部111は、車両管理サーバ30に対して、置き配場所に指定する車両IDを車両配達管理サーバ40に登録するように依頼するようにしてもよい。このとき、ユーザ名、ユーザ住所の入力を省略して、車両管理サーバ30に登録済みのユーザ名、ユーザ住所に基づいて登録するように依頼することができる。そうすることで、車両配達管理サーバ40に直接登録する場合に比べてユーザ名、ユーザ情報の入力ミスが発生しないようにすることができる。
なお、この場合、車両管理サーバ30は、例えば車両配達管理通信部34を介して、車両配達管理サーバ40(置き配用車両登録部411)に対して置き配情報を登録するようにしてもよい。
同様に、上述した実施形態では、荷受人端末10の通知情報取得部112は、車両配達管理サーバ40から通知される通知情報を取得する構成を例示したが、これに限られない。通知情報取得部112は、車両管理サーバ30を介して、車両配達管理サーバ40から通知される通知情報を取得するようにしてもよい。
<第5の変形例>
上述した実施形態では、車両20の備える開閉制御装置22の施解錠情報送信部2213は、開閉部が施解錠された場合、当該配達物の荷物番号、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を、またユーザが車両キーにより開閉部を施解錠した場合、開閉部が解錠された時刻情報、及び施錠された時刻情報を、車両管理サーバ30を介して車両配達管理サーバ40に対して送信する構成を例示したが、これに限られない。施解錠情報送信部2213は、これらの情報を車両配達管理サーバ40に対して直接送信するようにしてもよい。
<第6の変形例>
上述した実施形態では、配達員端末60の開閉部施解錠依頼部612は、車両管理サーバ30に対して当該車両の開閉部の開閉制御の依頼を行う場合、車両配達管理サーバ40を介して車両管理サーバ30に対して送信する構成を例示したが、これに限られない。配達員端末60の開閉部施解錠依頼部612は、車両管理サーバ30に対して直接送信するようにしてもよい。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
なお、上記の車両配達管理サーバ40を含む配達管理システム1に含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の配達管理システム1に含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれる車両配達管理方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 配達管理システム
10 荷受人端末
11 制御部
111 車両指定部
112 通知情報取得部
12 記憶部
13 通信部
16 表示部
17 入力部
20 車両
21 車載装置
211 制御部
2111 位置情報送信部
212 記憶部
22 開閉制御装置
221 制御部
2211 認証部
2212 施解錠制御部
2213 施解錠情報送信部
222 記憶部
223 通信部
224 近距離通信部
30 車両管理サーバ
31 制御部
311 位置情報取得部
312 滞在判定部
313 車両配達管理サーバ連携部
314 配達員認証部
315 施解錠リモート制御部
33 通信部
34 車両配達管理通信部
40 車両配達管理サーバ
41 制御部
411 置き配用車両登録部
412 車両管理サーバ連携部
413 配達管理サーバ連携部
414 予測位置情報算出部
415 ワンタイムパスワード生成部
416 ユーザ通知情報送信部
42 記憶部
43 通信部
44 車両管理通信部
45 配達管理通信部
50 配達管理サーバ
51 制御部
511 配達計画作成部
512 配達管理処理部
513 車両配達管理サーバ連携部
52 記憶部
53 通信部
54 車両配達管理通信部
60 配達員端末
61 制御部
611 配達関連情報取得部
612 開閉部施解錠依頼部
62 記憶部
63 通信部
64 近距離通信部
70 通信網
71 セキュリティネットワーク
72 セキュリティネットワーク

Claims (6)

  1. 荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザ住所と、ユーザが利用する車両の車両識別情報と、車両の予測位置と、が記憶されているユーザ情報記憶部と、
    荷物を配達する複数の配達事業者から配達先の宛先と住所が含まれる配達先情報を受信するとともに配達事業者に対して情報を送信する送受信部と、
    前記配達先情報を受信すると、前記配達先の宛先と住所を前記ユーザ名と前記ユーザ住所とを照合することで該当する前記車両識別情報があるか否かを判定し、該当する前記車両識別情報があった場合には、前記送受信部に対して該当する車両識別情報に関する前記車両の予測位置の情報を前記配達事業者に送信するよう指示する配達事業者連携部と、
    を備えることを特徴とする車両配達管理装置。
  2. 前記送受信部は、さらに前記配達事業者から荷物の配達予定日時情報を受信し、
    前記配達事業者連携部は、前記配達予定日時情報を加味して、前記車両の予測位置の情報を前記配達事業者に送信することを特徴とする請求項1に記載の車両配達管理装置。
  3. 前記ユーザ情報記憶部は、さらに前記車両の位置情報を記憶し、
    前記配達事業者連携部は、前記予測位置の情報を前記配達事業者に送信するように指示した場合は、前記送受信部が前記配達事業者から前記車両の位置の問い合わせを受信したとき、前記車両の位置情報を前記配達事業者に対して送信するよう指示することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両配達管理装置。
  4. 前記車両の予測位置の情報は所定時刻の所定範囲内に車両が存在するという情報であり、車両の位置情報は前記所定範囲内よりも狭い車両の位置情報であり、前記送受信部は、最初に前記車両の予測位置の情報である前記所定範囲内の情報を送信し、次に前記車両の正確な位置情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の車両配達管理装置。
  5. 前記配達事業者連携部は、前記配達事業者に対して送信する前記車両の位置情報を、前記配達事業者が前記車両の施解錠情報を受信する前に限定して送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両配達管理装置。
  6. コンピュータにより実行される車両配達管理方法であって、
    荷受人となる複数のユーザに関するユーザ情報として、ユーザ名と、ユーザ住所と、ユーザが利用する車両の車両識別情報と、車両の予測位置と、を記憶する記憶ステップと、
    荷物を配達する複数の配達事業者から配達先の宛先と住所が含まれる配達先情報を受信するとともに配達事業者に対して情報を送信する送受信ステップと、
    前記送受信ステップにおいて、前記配達先情報を受信すると、前記配達先の宛先と住所を前記ユーザ名と前記ユーザ住所とを照合することで該当する前記車両識別情報があるか否かを判定し、該当する前記車両識別情報があった場合には、該当する車両識別情報に関する前記車両の予測位置の情報を前記配達事業者に送信するよう指示する配達事業者連携ステップと、を有することを特徴とする車両配達管理方法。
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