JP2020108015A - サービス提供システム及びサービス提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サービスを受ける際にユーザにかかる手間を軽減可能にしたサービス提供システム及びサービス提供方法を提供する。【解決手段】サービス提供システム25は、車両1を役務提供者にメンテナンス依頼する場合、ユーザ端末6aに配信したものとは別の鍵情報Dkを役務提供者端末6bに配信することにより、役務提供者でも車両1を運転可能にするサービスを実施する。このとき、第2配信部31は、代車1bを使用可能にする代車用鍵情報Dk’を、ユーザ端末6aに配信する。これにより、ユーザは、自車をメンテナンスに出した後、自身のユーザ端末6aで代車1bを使用することができる。【選択図】図4
Description
本発明は、ユーザに対して操作対象に係るサービスを提供するサービス提供システム及びサービス提供方法に関する。
従来、車両は、例えば車検時や故障時など、定期的にカーメンテナンスサービスを受ける。この種のカーメンテナンスサービスでは、例えばディーラ等の店舗まで出向き、車両と鍵とをサービスの役務提供者に渡して車両のメンテナンスを受け、メンテナンス作業後、車両と鍵とを返却してもらい帰路に就く工程が一般的である。また、カーメンテナンス作業の工程をコンピュータ上で管理して効率化する技術も周知である(特許文献1等参照)。
しかし、ユーザが自らディーラ等の店舗に赴いてメンテナンスを受ける方式の場合、時間の都合を付けてユーザ自ら車両をディーラ等の店舗まで運転していく必要があり、サービスを受けるのが面倒である問題があった。また、仮にメンテナンス作業をコンピュータ管理して作業効率化を図っても、休日等の混雑時にメンテナンスを受ける場合には、作業時間の短縮にも限界があり、別の対策が必要とされていた。
本発明の目的は、サービスを受ける際にユーザにかかる手間を軽減可能にしたサービス提供システム及びサービス提供方法を提供することにある。
前記問題点を解決するサービス提供システムは、認証に必要となる鍵情報を情報処理装置から取得する携帯端末と、操作対象に接続された認証装置との間で、近距離無線通信を介した認証が成立すると、前記操作対象が動作される構成であって、前記操作対象のユーザが所持する前記携帯端末に対して、前記操作対象に対する前記鍵情報である第1鍵情報を配信する第1配信部と、前記操作対象に対して規定された役務を提供する役務提供者から前記規定された役務の提供を受ける場合、前記携帯端末に、前記操作対象の1つであり前記操作対象の代わりとなる代用品に対する前記鍵情報であり、かつ前記第1鍵情報とは異なる情報を含む第2鍵情報を配信する第2配信部とを備えた。
前記問題点を解決するサービス提供方法は、認証に必要となる鍵情報を情報処理装置から取得する携帯端末と、操作対象に接続された認証装置との間で、近距離無線通信を介した認証が成立すると、前記操作対象が動作される方法であって、前記操作対象のユーザが所持する前記携帯端末に対して、前記鍵情報の1つである第1鍵情報を第1配信部によって配信するステップと、前記操作対象に対して規定された役務を提供する役務提供者から前記規定された役務の提供を受ける場合、前記携帯端末に、前記操作対象の1つであり前記操作対象の代わりとなる代用品に対する前記鍵情報であり、かつ前記第1鍵情報とは異なる情報を含む第2鍵情報を、第2配信部によって配信するステップとを備えた。
本発明によれば、サービスを受ける際にユーザにかかる手間を軽減することができる。
以下、サービス提供システム及びサービス提供方法の一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2との無線によるID照合を通じて車載機器3の作動を許可又は実行する電子キーシステム4を備える。電子キーシステム4は、車両1からの通信を契機に狭域無線によってID照合(スマート照合)を実行するスマート照合システムであることが好ましい。車載機器3は、例えば車両ドアを開閉するドアロック装置や、車両1のエンジンなどがある。
図1に示すように、車両1は、電子キー2との無線によるID照合を通じて車載機器3の作動を許可又は実行する電子キーシステム4を備える。電子キーシステム4は、車両1からの通信を契機に狭域無線によってID照合(スマート照合)を実行するスマート照合システムであることが好ましい。車載機器3は、例えば車両ドアを開閉するドアロック装置や、車両1のエンジンなどがある。
電子キーシステム4は、車両1において電子キーシステム4を作動させるシステム装置5を備える。電子キー2及びシステム装置5には、スマート照合で使用する電子キーID及びキー固有鍵が登録されている。電子キー2及びシステム装置5は、互いに電波を送受信して通信を実行する双方向通信によりスマート照合を実行する。スマート照合は、例えば電子キーIDの正否を確認する電子キーID照合や、キー固有鍵を用いたチャレンジレスポンス認証等を実行する。システム装置5から電子キー2への電波送信は、LF(Low Frequency)帯の電波が使用され、電子キー2からシステム装置5への電波送信は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波が使用されている。
システム装置5は、室外に位置する電子キー2との間でスマート通信(室外スマート通信)を実行した場合、このときに実行されるスマート照合(室外スマート照合)が成立すれば、車両ドアの施解錠を許可又は実行する。これにより、車外ドアハンドルがタッチ操作されれば車両ドアが解錠され、車外ドアハンドルのロックボタンが操作されば車両ドアが施錠される。また、システム装置5は、室内に位置する電子キー2との間でスマート通信(室内スマート通信)を実行した場合、このときに実行されるスマート照合(室内スマート照合)が成立すれば、車両電源の遷移操作を許可する。これにより、ブレーキペダルを踏み込み操作しながら運転席のエンジンスイッチが押し操作されると、エンジンが始動する。
車両1は、ネットワーク通信を介して鍵情報Dkが登録された携帯端末6と近距離無線通信を通じた認証を介して車載機器3の作動を許可又は実行する無線認証機能(認証システム7)を備える。認証システム7は、例えば暗号化された鍵情報Dkを外部(本例は情報処理装置8)から携帯端末6に登録し、車両1に設けた認証装置9との間で近距離無線通信を通じて鍵情報Dkを認証し、その認証結果を車両1の操作可否の1条件とする。携帯端末6は、例えば高機能携帯電話であることが好ましい。
情報処理装置8は、車両1のユーザが所持する携帯端末6(以降、ユーザ端末6aと記す)に対して、鍵情報Dkの1つである第1鍵情報(以降、第1鍵情報Dk1と記す)を配信する第1配信部22を備える。第1配信部22は、ユーザ端末6aから第1鍵情報Dk1の配信の要求を受信した場合に、そのユーザ端末6aに第1鍵情報Dk1を、ネットワーク通信を介して配信する。
鍵情報Dkは、車両1のオーナーが使用するユーザ端末6aに付与される場合、車両1の動作に対する制限を含んでいないオーナーキーの位置付けの第1鍵情報Dk1であることが好ましい。鍵情報Dkは、車両1のオーナーではない他者(役務提供者、家人等)が使用する携帯端末6(以降、役務提供者端末6bと記す)に付与される場合、車両1の動作に対する制限を、異なる情報として含むワンタイムキー(ワンタイムパスワード)の位置付けの鍵情報(以降、第2鍵情報Dk2と記す)であることが好ましい。本例の場合、異なる情報は、使用を1度のみ許可した情報であり、利用時間制限の要素が入っている。
携帯端末6は、携帯端末6の作動を制御する端末制御部10と、携帯端末6においてネットワーク通信を行うネットワーク通信モジュール11と、携帯端末6において近距離無線通信を行う近距離無線モジュール12と、データ書き込み及び書き替えが可能なメモリ13とを備える。携帯端末6は、情報処理装置8からネットワーク通信を通じて鍵情報Dkを取得した場合、この鍵情報Dkをメモリ13に書き込み保存する。近距離無線通信は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)であることが好ましい。
携帯端末6は、携帯端末6において認証システム7の作動を管理するユーザインターフェースアプリケーション14を備える。ユーザインターフェースアプリケーション14は、例えば情報処理装置8からダウンロードされるなどして、端末制御部10に登録される。ユーザインターフェースアプリケーション14は、例えば携帯端末6による車両使用の手続き(携帯端末6で車両操作できるようにするための設定手続き)、車両ドアの施解錠操作、車両1のエンジンの始動操作など、種々の処理を実行する。
認証装置9は、認証装置9の作動を制御するコントローラ15と、認証装置9においてスマート通信を行うスマート通信ブロック16と、認証装置9において近距離無線通信を行う近距離無線モジュール17と、データ書き込み及び書き替え可能なメモリ18と、認証装置9において日時を管理するタイマ部19とを備える。認証装置9は、自らに登録された認証装置IDが例えば車両1の車体ID(車体番号)と紐付けされることにより、車両1と一対一の関係をとる。タイマ部19は、例えばソフトタイマからなる。
認証装置9は、携帯端末6に登録された鍵情報Dkの正否を認証する鍵情報認証部20と、認証装置9を電子キー2のように作動させるキー機能部21とを備える。鍵情報認証部20及びキー機能部21は、コントローラ15に設けられている。鍵情報認証部20は、携帯端末6から近距離無線通信を通じて鍵情報Dkを取得し、この鍵情報Dkを認証する。鍵情報認証部20は、鍵情報Dkの認証が成立に移行した場合、キー機能部21をオン状態(有効)に切り替える。キー機能部21は、オン状態に移行すると、電子キーシステム4を通じてのシステム装置5との通信(ワイヤレス通信やスマート通信)が実行可能となる。
図2に示すように、車両1を携帯端末6で作動させる場合には、携帯端末6に鍵情報Dkを登録し、この鍵情報Dkを車両1との間で認証する。この場合、まずステップ101において、携帯端末6は、携帯端末6による車両使用の手続きを、ネットワーク通信を通じて情報処理装置8との間で実行する。この手続きは、例えば認証システム7の使用登録時に付与されたユーザID及びパスワードを確認する認証である。
ステップ102において、情報処理装置8の第1配信部22は、携帯端末6による車両使用の手続きが完了すると、鍵情報Dk(ここでは、第1鍵情報Dk1)を生成し、これを携帯端末6にネットワーク通信を通じて送信する。このとき、第1配信部22は、携帯端末6による車両使用の手続き時に取得した情報を用いて、第1鍵情報Dk1を生成する。ユーザ端末6aに第1鍵情報Dk1が配信される場合、第1鍵情報Dk1は、例えば「恒久使用可の通知」、「端末ID(ユーザ端末6aのID)」、「ユーザ認証鍵」などを平文とし、車両1に設けられた認証装置9の暗号鍵(例えば認証装置固有鍵)を暗号化鍵として、これらを暗号式(暗号アルゴリズム)に通すことにより生成された暗号文からなる。恒久使用可の通知は、鍵情報Dkを時間や期間の制限なく使用できる旨の通知である。ユーザ認証鍵は、例えば携帯端末6で車両操作を行うときに、携帯端末6及び認証装置9の間の暗号通信で使用される鍵の一種である。携帯端末6は、情報処理装置8から鍵情報Dkを受信すると、これをメモリ13に書き込み保存する。
ステップ103において、携帯端末6は、車両1との近距離無線通信が確立したとき、自身に登録された鍵情報Dkを、近距離無線通信を通じて送信する。鍵情報Dkは、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)を通じて認証装置9に送信される。
ステップ104において、認証装置9は、携帯端末6から鍵情報Dkを受信すると、鍵情報Dkを認証する。本例の場合、鍵情報認証部20は、暗号鍵(例えば認証装置固有鍵)を用いて鍵情報Dkを復号し、この復号が成功したか否かを確認する。第1鍵情報Dk1の場合、第1鍵情報Dk1の復号が成功すれば、第1鍵情報Dk1に含まれていた「恒久使用可の通知」、「端末ID」、「ユーザ認証鍵」などを取得することができる。これにより、車両1のオーナーは、自身の携帯端末6で車両1を操作できるようになる。
認証装置9は、鍵情報Dkの認証が成功すれば、鍵情報Dkの「認証完了状態」に移行し、キー機能部21がオン(スマート機能が有効)となる。よって、キー機能部21は、電子キーシステム4を通じた各種通信(ワイヤレス通信やスマート通信)が実行可能となる。認証装置9は、鍵情報Dkの認証が成立した場合、鍵情報Dkやユーザ認証鍵をメモリ18に書き込み保存する。ワイヤレス通信やスマート通信では、認証装置IDの照合が実行される。
認証装置9は、鍵情報Dkの認証が成立した場合、この認証において取得したユーザ認証鍵を、近距離無線通信を通じて携帯端末6に通知する。携帯端末6は、認証装置9からユーザ認証鍵を受信すると、これをメモリ13に登録する。以上により、携帯端末6及び認証装置9の両方にユーザ認証鍵が登録される。従って、携帯端末6で認証装置9を通じて車両1を作動させる場合、携帯端末6及び認証装置9の間の暗号通信にユーザ認証鍵が使用される。なお、ユーザ認証鍵は、携帯端末6及び認証装置9の間の近距離無線通信が確立される度に、新たな鍵に更新されることが好ましい。
図3に示すように、鍵情報Dkを登録した携帯端末6で車両1を操作する場合、ステップ201において、携帯端末6は、認証完了状態において携帯端末6の操作要求ボタン(画面上の表示ボタン)が操作されると、そのボタンに応じた操作要求信号を、近距離無線を通じて認証装置9に送信する。操作要求ボタンは、例えば車両ドアを解錠するときに操作する解錠要求ボタン、車両ドアを施錠するときに操作する施錠要求ボタン、エンジンの始動を車両1に許可させる際に操作するエンジン始動要求ボタンなどがある。操作要求信号は、操作された操作要求ボタンに応じたコマンドを含む信号である。操作要求信号は、例えばユーザ認証鍵によって暗号化されて送信される。
ステップ202において、キー機能部21は、オン状態のときに携帯端末6から操作要求信号を受信すると、電子キーシステム4を通じた通信(ワイヤレス通信やスマート通信)を実行し、その通信の過程で操作要求信号をシステム装置5に通知する。本例の場合、例えば車両ドアの施解錠操作の場合、キー機能部21からドア施錠信号やドア解錠信号がワイヤレス送信される。また、エンジン始動操作の場合、システム装置5とキー機能部21との間でスマート照合が実行され、スマート照合の成立可否が確認される。
ステップ203において、システム装置5は、認証装置9(キー機能部21)との間の通信(ワイヤレス通信やスマート通信)を通じて、認証装置9から通知された操作要求信号に応じた作動を実行する。これにより、車両ドアの施解錠や、エンジン始動操作の許可などが実行される。
図4に示すように、携帯端末6の操作対象24の一例である車両1には、鍵情報Dkの配信を利用したサービス提供システム25によるサービスが提供される。本例のサービス提供システム25は、例えばカーメンテナンスの役務提供者がユーザの車両(以降、メンテナンス車両1aと記す)を取りに来て整備場26でメンテナンスを行い、メンテナンス後、ユーザに返却する出張カーメンテナンスサービスである。役務提供者は、操作対象24である車両1に対して規定された役務を提供する。本例のサービス提供システム25は、メンテナンス車両1aの引き取りにあたって代用品28(本例は代車1b)を用意し、この代車1bを操作するのに必要な鍵情報Dk(本例は、第1鍵情報Dk1とは別の代車用鍵情報Dk’)をユーザ端末6aに配信する点が特徴である。
代車1bは、メンテナンス依頼したユーザ車両(メンテナンス車両1a)と同様に、携帯端末6を車両キーとして使用できる車である。すなわち、代車1bには、認証装置9が取り付けられ、この認証装置9を携帯端末6と近距離無線通信を通じて認証させることにより、携帯端末6で代車1bを作動させることができるようになっている。
サービス提供システム25は、役務提供者が属する店舗においてサービスを管理する店舗端末27を備える。店舗端末27は、ユーザ端末6a、役務提供者端末6b、情報処理装置8などと、ネットワーク通信が可能である。店舗端末27は、例えばサービス事業者が運営する店舗等に設置されている。サービス事業者は、カーメンテナンスサービスを運営する事業体である。店舗端末27は、デスクトップ型又はモバイル型のいずれでもよい。
サービス提供システム25は、サービス提供システム25のサービスを受けるにあたり車両1を引き取りにきてもらう位置を役務提供者側に通知する引取位置通知部30を備える。引取位置通知部30は、ユーザ端末6a(端末制御部10)に設けられている。引取位置通知部30は、出張カーメンテナンスサービスを受ける場合に、メンテナンス車両1aを役務提供者に取りに来てもらう場所の位置情報Dp1を、ユーザ側から役務提供者側に通知する。
サービス提供システム25は、代用品28である代車1bの鍵情報Dk(代車用鍵情報Dk’)をユーザ端末6aに配信する第2配信部31を備える。第2配信部31は、情報処理装置8に設けられている。第2配信部31は、役務提供者による役務(出張カーメンテナンスサービス)を受ける場合、ユーザ端末6aに、代用品28である車両1の鍵情報Dkであり、かつ第1鍵情報Dk1とは異なる情報を含む第2鍵情報Dk2を配信する。本例の第2配信部31は、ユーザ端末6aから代車用の鍵情報発行依頼を受信すると、代車用鍵情報Dk’を生成して、これをユーザ端末6aにネットワーク送信する。代車用鍵情報Dk’は、代車1bを使用するにあたって使用の制限が付された鍵情報であることが好ましい。
サービス提供システム25は、ユーザが代車1bの使用を終了するにあたり、代車1bが置かれた場所を役務提供者側に通知する代用品位置通知部32を備える。代用品位置通知部32は、ユーザ端末6a(端末制御部10)に設けられている。代用品位置通知部32は、代車1bを返却する場合に、代車1bを役務提供者に取りに来てもらう場所の位置情報Dp3を、ユーザ側から役務提供者側に通知する。
サービス提供システム25は、サービスが完了した車両1の返却位置をユーザ側に通知する返却位置通知部33を備える。返却位置通知部33は、情報処理装置8に設けられている。返却位置通知部33は、車両メンテナンスのサービス終了後、メンテナンス車両1aをユーザに返す場所を知らせる車両位置通知を、役務提供者側からユーザ側に通知する。本例の返却位置通知部33は、例えば店舗端末27を介してメンテナンス車両1aの車両位置通知を送信する。
次に、図5〜図9を用いて、本実施形態のサービス提供システム25の作用及び効果について説明する。
図5に示すように、ステップ301において、ユーザ端末6aは、「事前予約」としてユーザ端末6aで車両メンテナンスの予約操作が行われた場合、予約情報Yを店舗端末27にネットワーク送信する。予約情報Yには、車両1のメンテナンス内容、引取時間、引取場所などが含まれる。車両1の引取時間は、車両1のメンテナンス依頼を頼む開始時間である。引取場所は、メンテナンス車両1aを役務提供者に取りに来てもらう場所である。
図5に示すように、ステップ301において、ユーザ端末6aは、「事前予約」としてユーザ端末6aで車両メンテナンスの予約操作が行われた場合、予約情報Yを店舗端末27にネットワーク送信する。予約情報Yには、車両1のメンテナンス内容、引取時間、引取場所などが含まれる。車両1の引取時間は、車両1のメンテナンス依頼を頼む開始時間である。引取場所は、メンテナンス車両1aを役務提供者に取りに来てもらう場所である。
ステップ302において、店舗端末27は、ユーザ端末6aから受信した予約情報Yの承認がとれた場合、予約承認をユーザ端末6aにネットワーク送信する。
メンテナンス当日、ユーザは、例えば引取位置で指定した駐車場にメンテナンス車両1aを駐車する。このとき、メンテナンス車両1aが停められる駐車場は、例えば勤務先の駐車場や、外出先の駐車場などがある。
メンテナンス当日、ユーザは、例えば引取位置で指定した駐車場にメンテナンス車両1aを駐車する。このとき、メンテナンス車両1aが停められる駐車場は、例えば勤務先の駐車場や、外出先の駐車場などがある。
ステップ303において、一連のデバイスは、鍵情報発行依頼及びドア施錠の各処理を実行する。
図8に、鍵情報発行依頼及びドア施錠の処理の一例を図示する。同図に示すステップ401において、ユーザ端末6aは、例えばメンテナンス開始操作を端末上で受け付けると、位置情報Dp1及び鍵情報発行依頼(ここでは、メンテナンス車両1a用)を、ネットワーク通信を通じて情報処理装置8に送信する。このとき、引取位置通知部30が位置情報Dp1の取得及び送信を実行する。位置情報Dp1は、メンテナンス車両1aが駐車されている場所である。位置情報Dp1の取得方式は、例えばユーザ端末6aに設けられたGPS(Global Positioning System)から取得する方式、認証装置9に設けられたGPSから取得する方式、車両1(カーナビゲーションシステム等)に設けられたGPSから取得する方式のいずれでもよい。鍵情報発行依頼は、役務提供者端末6bに別の鍵情報である第2鍵情報Dk2を登録する依頼である。
図8に、鍵情報発行依頼及びドア施錠の処理の一例を図示する。同図に示すステップ401において、ユーザ端末6aは、例えばメンテナンス開始操作を端末上で受け付けると、位置情報Dp1及び鍵情報発行依頼(ここでは、メンテナンス車両1a用)を、ネットワーク通信を通じて情報処理装置8に送信する。このとき、引取位置通知部30が位置情報Dp1の取得及び送信を実行する。位置情報Dp1は、メンテナンス車両1aが駐車されている場所である。位置情報Dp1の取得方式は、例えばユーザ端末6aに設けられたGPS(Global Positioning System)から取得する方式、認証装置9に設けられたGPSから取得する方式、車両1(カーナビゲーションシステム等)に設けられたGPSから取得する方式のいずれでもよい。鍵情報発行依頼は、役務提供者端末6bに別の鍵情報である第2鍵情報Dk2を登録する依頼である。
ステップ402において、情報処理装置8は、ユーザ端末6aから位置情報Dp1及び鍵情報発行依頼を受信すると、位置情報Dp1から求めた車両位置を知らせるための車両位置通知と、情報処理装置8で生成された第2鍵情報Dk2とを、店舗端末27にネットワーク送信する。この第2鍵情報Dk2は、情報処理装置8の第2配信部31で生成される。このとき、本例の第2配信部31は、ユーザ端末6aに付与した第1鍵情報Dk1とは別の内容を有する第2鍵情報Dk2を生成し、この第2鍵情報Dk2を、店舗端末27にネットワーク送信する。
本例の第2鍵情報Dk2は、例えば「予約時間」、「端末ID(役務提供者端末6bのID)」、「ユーザ認証鍵」などを平文とし、車両1に設けられた認証装置9の暗号鍵(例えば認証装置固有鍵)を暗号化鍵として、これらを暗号式(暗号アルゴリズム)に通すことにより生成された暗号文からなる。予約時間は、車両メンテナンスを依頼する時間帯である。情報処理装置8から取得した車両位置通知(位置情報Dp1)と、情報処理装置8で生成された第2鍵情報Dk2とは、店舗端末27で管理される。店舗では、情報処理装置8から配信された第2鍵情報Dk2とユーザ(メンテナンス車両1a)とを紐付けて、店舗端末27のデータベース34で管理する。
ステップ403において、メンテナンス車両1aの認証装置9とユーザ端末6aとは、メンテナンス車両1aの本来の鍵、すなわち電子キー2を車内に残すための動作を実行する。すなわち、降車の際には、車内の規定場所(例えば、車内のダッシュボード等)に電子キー2を収納しておくことがユーザに課され、電子キー2の車内への保管後、車両ドアが施錠される。これは、高機能携帯電話等の携帯端末6で車両エンジンを始動させる操作が法規で認められていないためである。よって、法規の改正が今後あるのではあれば、ステップ403に処理は不要としてもよい。
ステップ403の具体的な動作として、まずステップ404では、メンテナンス車両1aの認証装置9とユーザ端末6aとは、ユーザ端末6aがメンテナンス車両1aに近づいた場合に、近距離無線通信(ブルートゥース通信)を接続する。この例としては、例えばメンテナンス車両1aの認証装置9から定期的に繰り返し送信されるアドバタイズをユーザ端末6aが受信すると、これらの間で機器認証(IDやパスワード等の認証)が実行され、機器認証が成立すると、近距離無線通信が接続された状態に移行される。
ステップ405において、ユーザ端末6aは、近距離無線通信接続後、ユーザ端末6aでドア施錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア施錠要求をメンテナンス車両1aの認証装置9に送信する。ドア施錠操作には、例えばユーザ端末6aに画面表示されたドア施錠ボタンをタッチする操作がある。
ステップ406において、メンテナンス車両1aの認証装置9は、ユーザ端末6aからドア施錠要求を受信すると、メンテナンス車両1aのシステム装置5にドア作動の実行を要求するドア施錠信号を、電子キーシステム4を通じて、メンテナンス車両1aのシステム装置5に送信する。ドア施錠信号は、車両ドアの施錠を車両1に要求するコマンドと、認証装置IDとを有する。また、ドア施錠信号は、UHF電波でメンテナンス車両1aのシステム装置5に送信される。メンテナンス車両1aのシステム装置5は、メンテナンス車両1aの認証装置9からドア施錠信号を受信すると、これをトリガにして、車両ドアを施錠する。メンテナンス車両1aが駐車状態に移行後、ユーザはメンテナンス車両1aから離れる。
図9に、鍵情報発行依頼及びドア施錠の処理の他の例を図示する。同図の例は、メンテナンス車両1aを役務提供者に渡す際において、車内に電子キー2を置いておくのを忘れないようにするための具体案である。
ステップ501において、メンテナンス車両1aの認証装置9とユーザ端末6aとは、前述のステップ403のような、本来の鍵である電子キー2を車内に残すための動作を実行する。この場合も、法規の改正が今後あるのであれば、ステップ501の処理は不要としてもよい。また、ステップ501の処理の一部であるステップ502〜ステップ504は、前述のステップ404〜ステップ406と同様であるので、説明を省略する。
ステップ505において、メンテナンス車両1aの認証装置9と車両1(システム装置5)とは、電子キー2が車内に位置することを確認する電子キー位置確認を実行する。本例の電子キー位置確認は、室内スマート照合が成立するか否かを確認する処理であることが好ましい。また、電子キー2は、車内に置いておく場合、例えば電子キー2を無効化する入力操作によって、動作が無効化されることが好ましい。電子キー2を無効化する入力操作には、例えば専用のメカスイッチを介して受け付ける操作や、ユーザ端末6aを介して受け付ける操作や、車両1に配置された各種スイッチを介して受け付ける操作などがある。なお、電子キー2は、入力操作が無効化されても、スマート通信のみは実施可能としている。
本例の場合、認証装置9は、ユーザ端末6aからドア施錠要求を受信した場合、システム装置5に室内スマート照合を実行させる。車内に電子キー2が置いてあれば、室内スマート照合が成立に移行する。本例の場合、車内に電子キー2が置かれていることが確認できたときにのみ、ユーザ端末6aから位置情報Dp1等を情報処理装置8に送信することが許可される。
また、電子キー位置確認は、例えば電子キー2からの受信信号強度を確認する判定としてもよい。この場合、電子キー2からの受信信号強度が閾値を超えていれば、車内に電子キー2が置いてあるものと判定される。
一方、車内に電子キー2を置いておくのを忘れているのであれば、室内スマート照合が成立しない。電子キー位置確認で室内スマート照合が成立しない場合、その旨をユーザに通知する処理が実行される。この処理は、例えばユーザ端末6aの画面にその旨を表示したり、ユーザ端末6aからエラーメッセージを音声出力したりするなどの例が挙げられる。
また、認証装置9は、ドア施錠時、電子キー2が室内に置き忘れられているか否かを判定してもよい。電子キー2が室内に置き忘れられていることを判定する条件としては、例えば、少なくとも、電子キー2を無効化する入力操作を受け付けていない場合などがある。なお、電子キー2が室内に置き忘れられていることを判定する条件として、少なくとも、電子キー2を無効化する入力操作が受け付けられていない場合に、電子キー2からの信号受信強度が閾値を超えていることを加えてもよい。
電子キー位置確認が成立した場合、ステップ506及びステップ507において、前述のステップ401及びステップ402と同様の処理が実行され、店舗端末27に位置情報Dp1及び第2鍵情報Dk2が配信される。
図5に戻り、役務提供者は、メンテナンス当日、代車1bを運転して、メンテナンス車両1aの駐車位置まで移動する。ここでは、代車1bは、本来の鍵である電子キー2で操作されるものとする。そして、役務提供者は、自身が所持する役務提供者端末6bを操作して、代車1bを作動させる際に必要となる代車用鍵情報Dk’を、情報処理装置8を介してユーザ端末6aに付与する操作を実行する。
このとき、ステップ304において、役務提供者端末6bは、役務提供者が代車用鍵情報Dk’の発行を依頼する鍵情報要求操作を実行すると、位置情報Dp2と鍵情報発行依頼(ここでは、代車1b用)とを情報処理装置8にネットワーク送信する。位置情報Dp2は、代車1bが駐車されている場所の情報である。また、位置情報Dp2の取得方式は、ステップ401と同様であるので、説明を省略する。
ステップ305において、情報処理装置8の第2配信部31は、役務提供者端末6bから鍵情報送信依頼(代車1b用)を受信すると、代車用鍵情報Dk’を生成する。代車用鍵情報Dk’の生成方法は、ステップ402と同様であるので、説明を省略する。このように、代車用鍵情報Dk’は、代車1bの使用に制限が付与されたワインタイムキー(ワンタイムパスワード)であることが好ましい。第2配信部31は、生成した代車用鍵情報Dk’と、役務提供者端末6bから取得した位置情報Dp2から求めた代車位置を知らせる代車位置通知とを、ネットワーク通信を通じてユーザ端末6aに送信する。なお、情報処理装置8は、ユーザ端末6aと代車用鍵情報Dk’と位置情報Dp2との関係を、車両メンテナンスサービスの依頼内容や、メンテナンスサービスを行う店舗などの情報から、適宜、紐付けしているものとする。ユーザ端末6aは、情報処理装置8から送信された代車用鍵情報Dk’を受信すると、これをメモリ13に書き込み保存する。よって、ユーザ端末6aには、代車1bを操作するのに必要な代車用鍵情報Dk’が登録された状態となる。
ステップ306において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、代車1bの本来の鍵、すなわち電子キー2を車内に残すための動作を実行する。すなわち、前述のステップ403のような、代車1bの本来の鍵である電子キー2を代車1bの車内に残すための動作を実行する。この場合も、法規の改正が今後あるのであれば、ステップ306の処理は不要としてもよい。
ステップ306の具体的な動作として、まずステップ307では、情報処理装置8は、情報処理装置8において生成された代車用鍵情報Dk’を、ネットワーク通信を介して役務提供者端末6bに送信する。同ステップは、前述のステップ305と同時に実行されることが好ましい。役務提供者端末6bは、情報処理装置8から受信した代車用鍵情報Dk’を、自身のメモリ13に書き込み保存する。
ステップ308において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信を接続する。
ステップ309において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信の接続状態下で、役務提供者端末6bに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。代車用鍵情報Dk’の認証は、ステップ104と同様であるので、説明を省略する。代車用鍵情報Dk’を正しく復号できた場合、役務提供者端末6bは、代車1bの認証装置9との通信で必要なユーザ認証鍵を取得することができる。
ステップ309において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信の接続状態下で、役務提供者端末6bに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。代車用鍵情報Dk’の認証は、ステップ104と同様であるので、説明を省略する。代車用鍵情報Dk’を正しく復号できた場合、役務提供者端末6bは、代車1bの認証装置9との通信で必要なユーザ認証鍵を取得することができる。
ステップ310において、役務提供者端末6bは、代車用鍵情報Dk’の認証成立の下、端末上でドア施錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア施錠要求を代車1bの認証装置9に送信する。ドア施錠操作には、例えば役務提供者端末6bに画面表示されたドア解錠ボタンをタッチする操作がある。
ステップ311において、代車1bの認証装置9は、役務提供者端末6bからドア施錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア施錠信号を代車1bのシステム装置5にUHF送信する。代車1bのシステム装置5は、代車1bの認証装置9からドア施錠号を受信すると、これをトリガにして、車両ドアを施錠する。これにより、代車1bの車内に、代車1bの電子キー2が保管されて駐車された状態となる。このようにして、役務提供者は、代車1bをその場(例えば、メンテナンス車両1aと同じ駐車場)に停めておく。
ステップ312において、役務提供者端末6bは、役務提供者が端末上でメンテナンス車両1aの鍵情報要求操作を実行すると、鍵情報送信依頼を店舗端末27にネットワーク送信する。鍵情報要求操作は、例えば役務提供者端末6bにメンテナンス車両1aの各種情報(ナンバープレート、車種等)を入力して、メンテナンス車両1a用の第2鍵情報Dk2の配信を要求する操作であることが好ましい。このように、鍵情報送信依頼では、どのメンテナンス車両1aの第2鍵情報Dk2の配信を要求するのかが連絡される。
ステップ313において、店舗端末27は、役務提供者端末6bから鍵情報送信依頼(メンテナンス車両1a用)を受信すると、データベース34を確認することにより、通知の依頼を受けたメンテナンス車両1aを操作するのに必要となる第2鍵情報Dk2を割り出し、この第2鍵情報Dk2を、役務提供者端末6bにネットワーク送信する。役務提供者端末6bは、店舗端末27から送信された第2鍵情報Dk2を受信すると、これをメモリ13に書き込み保存する。よって、役務提供者端末6bには、メンテナンス車両1aを操作するのに必要な第2鍵情報Dk2が登録された状態となる。
ステップ314において、役務提供者端末6bは、役務提供者がメンテナンス車両1aに乗車しようとして近づくと、メンテナンス車両1aの認証装置9との間で近距離無線通信接続の状態に移行する。
ステップ315において、メンテナンス車両1aの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信接続の状態下で、役務提供者端末6bに登録された第2鍵情報Dk2の認証を実行する。第2鍵情報Dk2の認証は、ステップ104と同様であるので、説明を省略する。第2鍵情報Dk2を正しく復号できた場合、役務提供者端末6bは、メンテナンス車両1aの認証装置9との通信で必要なユーザ認証鍵を取得することができる。
ステップ316において、役務提供者端末6bは、第2鍵情報Dk2の認証成立の下、端末上でドア解錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア解錠要求をメンテナンス車両1aの認証装置9に送信する。ドア解錠操作には、例えば役務提供者端末6bに画面表示されたドア解錠ボタンをタッチする操作がある。
ステップ317において、メンテナンス車両1aの認証装置9は、役務提供者端末6bからドア解錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア解錠信号をメンテナンス車両1aのシステム装置5にUHF送信する。メンテナンス車両1aのシステム装置5は、メンテナンス車両1aの認証装置9からドア解錠信号を受信すると、これをトリガにして、車両ドアを解錠する。車両ドアの解錠後、役務提供者は、車内に保管されている電子キー2を用いてエンジンをかけ、メンテナンス車両1aを運転して整備場26に向かい、整備場26においてメンテナンス車両1aの整備を実行する。
図6に示すように、ステップ318において、代車1bの認証装置9とユーザ端末6aとは、ユーザが代車1bの使用のために代車1bの近くに到来したとき、近距離無線通信接続の状態に移行する。
ステップ319において、代車1bの認証装置9とユーザ端末6aとは、近距離無線通信接続の状態下で、ユーザ端末6aに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。代車用鍵情報Dk’の認証は、ステップ104と同様であるので、説明を省略する。代車用鍵情報Dk’を正しく復号できた場合、ユーザ端末6aは、代車1bの認証装置9との通信で必要なユーザ認証鍵を取得することができる。
ステップ320において、ユーザ端末6aは、代車用鍵情報Dk’の認証成立の下、端末上でドア解錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア解錠要求を代車1bの認証装置9に送信する。
ステップ321において、代車1bの認証装置9は、ユーザ端末6aからドア解錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア解錠信号を代車1bのシステム装置5にUHF送信する。これにより、代車1bのドアロックが解錠される。よって、ユーザは、代車1bの車内へ乗車して、代車1bを利用することができるようになる。
ステップ322において、店舗端末27は、メンテナンス車両1aの作業が終了すると、ネットワーク通信を通じて、メンテナンス完了通知をユーザ端末6aに送信する。ユーザは、メンテナンス完了通知をユーザ端末6aで受信すると、この通知の案内に沿い、任意の駐車場に代車1bを駐車する。代車1bの駐車場は、代車1bを借りた場所でもよいし、新たにユーザが指定した場所のいずれでもよい。
ステップ323において、ユーザ端末6aは、ユーザが代車1bから降車したとき、代車1bの認証装置9との間で、近距離無線通信を接続する。
ステップ324において、代車1bの認証装置9とユーザ端末6aとは、近距離無線通信接続の状態下で、ユーザ端末6aに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。なお、この処理は、前述のステップ319で行った認証が有効のままであれば、省略されてもよい。
ステップ324において、代車1bの認証装置9とユーザ端末6aとは、近距離無線通信接続の状態下で、ユーザ端末6aに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。なお、この処理は、前述のステップ319で行った認証が有効のままであれば、省略されてもよい。
ステップ325において、ユーザ端末6aは、代車用鍵情報Dk’の認証成立の下、端末上でドア施錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア施錠要求を代車1bの認証装置9に送信する。
ステップ326において、代車1bの認証装置9は、ユーザ端末6aからドア施錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア施錠信号を代車1bのシステム装置5にUHF送信する。これにより、代車1bの車両ドアが施錠されて駐車される。
ステップ327において、ユーザ端末6aの代用品位置通知部32は、代車1bの駐車位置を通知する操作をユーザが端末上で行うと、このときの代車1bの駐車位置として、位置情報Dp3を情報処理装置8にネットワーク送信する。すなわち、ユーザは、代車1bの駐車後、代車1bの駐車位置を情報処理装置8に連絡する。位置情報Dp3は、代車1bが駐車されている場所の情報である。また、位置情報Dp3の取得方式は、ステップ401と同様であるので、説明を省略する。
ステップ328において、情報処理装置8は、ユーザ端末6aから代車1bの位置情報Dp3を受信すると、この位置情報Dp3から求めた代車位置を知らせる代車位置通知を、店舗端末27にネットワーク送信する。このように、代車1bの駐車位置は、店舗端末27で管理される。
図7に示すように、役務提供者は、メンテナンス車両1aの整備が完了すると、メンテナンス車両1aの電子キー2によってメンテナンス車両1aのエンジンをかけ、メンテナンス車両1aを返却する駐車位置まで運転する。このときのメンテナンス車両1aの返却位置は、代車1bが駐車されている位置であることが好ましい。また、返却位置は、メンテナンス車両1aを引き取った位置でもよいし、引き取った位置ではなく、ユーザが別途指定した位置のいずれでもよい。
ステップ329において、役務提供者端末6bは、役務提供者が駐車後のメンテナンス車両1aをドアロックしようとしてメンテナンス車両1aの近くに位置すると、メンテナンス車両1aの認証装置9との間で近距離無線通信接続の状態をとる。
ステップ330において、メンテナンス車両1aの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信接続の状態のとき、役務提供者端末6bに登録された第2鍵情報Dk2の認証を実行する。なお、このときの第2鍵情報Dk2の認証は、先に実行した第2鍵情報Dk2の認証(ステップ315)の成立が有効の状態を維持していれば、この処理を不要としてもよい。
ステップ331において、役務提供者端末6bは、第2鍵情報Dk2の認証成立の下、端末上でドア施錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア施錠要求を認証装置9に送信する。
ステップ332において、メンテナンス車両1aの認証装置9は、役務提供者端末6bからドア施錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア施錠信号をメンテナンス車両1aのシステム装置5にUHF送信する。メンテナンス車両1aのシステム装置5は、メンテナンス車両1aの認証装置9からドア施錠信号を受信すると、これをトリガにして、車両ドアを施錠する。
ステップ333において、役務提供者端末6bは、メンテナンス車両1aの位置情報Dp4の送信操作が端末上で実行されると、このときに取得した位置情報Dp4を、ネットワーク通信を通じて情報処理装置8に送信する。位置情報Dp4の取得の仕方は、例えばステップ401に上げた例が挙げられる。
ステップ334において、情報処理装置8の返却位置通知部33は、役務提供者端末6bから位置情報Dp4を受信すると、この位置情報Dp4を基に、メンテナンス車両1aがどこに駐車されたのかを通知する車両位置通知を、店舗端末27にネットワーク送信する。
ステップ335において、店舗端末27は、メンテナンス車両1aの作業が完了した旨を通知するメンテナンス完了通知と、メンテナンス車両1aの駐車位置を通知する車両位置通知とを、ネットワーク通信を通じてユーザ端末6aに送信する。ユーザは、ユーザ端末6aにおいてメンテナンス完了通知及び車両位置通知を確認することにより、メンテナンス車両1aの作業が完了したことと、作業完了後のメンテナンス車両1aの駐車位置とが分かる。
ステップ336において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、代車1bの本来の鍵、すなわち電子キー2を車内から取り出す動作を実行する。なお、この処理も、法規の改正が今後あるのであれば、ステップ306の処理は不要としてもよい。
ステップ336の具体的な動作として、まずステップ337では、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信を接続する。
ステップ338において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信の接続状態下で、役務提供者端末6bに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。なお、このときの第2鍵情報Dk2の認証も、先に実行した第2鍵情報Dk2の認証(ステップ309)の成立が有効の状態を維持していれば、この処理を不要としてもよい。
ステップ338において、代車1bの認証装置9と役務提供者端末6bとは、近距離無線通信の接続状態下で、役務提供者端末6bに登録された代車用鍵情報Dk’の認証を実行する。なお、このときの第2鍵情報Dk2の認証も、先に実行した第2鍵情報Dk2の認証(ステップ309)の成立が有効の状態を維持していれば、この処理を不要としてもよい。
ステップ339において、役務提供者端末6bは、第2鍵情報Dk2の認証成立の下、端末上でドア解錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア解錠要求を代車1bの認証装置9に送信する。
ステップ340において、代車1bの認証装置9は、役務提供者端末6bからドア解錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア解錠信号を代車1bのシステム装置5にUHF送信する。代車1bのシステム装置5は、代車1bの認証装置9からドア解錠信号を受信すると、これをトリガにして、車両ドアを解錠する。これにより、役務提供者は、代車1bに乗車して、代車1bを運転して店舗に戻ることができる。
ステップ341において、メンテナンス車両1aの認証装置9とユーザ端末6aとは、ユーザがメンテナンス車両1aに戻ってきた場合、車内に残されている本来の鍵、すなわち電子キー2を車内から取り出す動作を実行する。なお、ステップ341も、法規の改正が今後あるのであれば、不要としてもよい。
ステップ341の具体的な動作として、まずステップ342では、メンテナンス車両1aの認証装置9とユーザ端末6aとは、近距離無線通信を接続する。
ステップ343において、ユーザ端末6aは、近距離無線通信接続後、ユーザ端末6aでドア解錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア解錠要求をメンテナンス車両1aの認証装置9に送信する。
ステップ343において、ユーザ端末6aは、近距離無線通信接続後、ユーザ端末6aでドア解錠操作が実行されると、近距離無線通信を通じて、ドア解錠要求をメンテナンス車両1aの認証装置9に送信する。
ステップ344において、メンテナンス車両1aの認証装置9は、ユーザ端末6aからドア解錠要求を受信すると、電子キーシステム4を通じて、ドア解錠信号をメンテナンス車両1aのシステム装置5に送信する。メンテナンス車両1aのシステム装置5は、メンテナンス車両1aの認証装置9からドア施錠信号を受信すると、これをトリガにして、車両ドアを施錠する。よって、ユーザは、車内から本来の電子キー2を取り出して、自ら所持しておくことが可能となる。以上により、一連の出張カーメンテナンスサービスが終了する。
以上により、本例によれば、カーメンテナンスサービスをユーザが受ける場合に、代車1bの鍵情報Dk(代車用鍵情報Dk’)をユーザ端末6aに配信することにより、ユーザ端末6aで代車1bを使用可能にする。このため、カーメンテナンスサービスを受ける車両1の代車1bを、車両1の代わりにその場に置いてもらえれば、車両1の引取に際し、わざわざ代車1bを取りに行く手間が生じない。よって、カーメンテナンスサービスを受ける際にユーザにかかる手間を軽減することができる。
代車用鍵情報Dk’は、代車1bを操作するにあたって使用の制限が付された鍵情報Dkである。よって、ユーザ端末6aに代車用鍵情報Dk’を付与する場合であっても、代車1bの不正使用に対するセキュリティ性を確保することができる。
サービス提供システム25に引取位置通知部30を設け、ユーザが出張カーメンテナンスサービスを受ける場合、車両1を役務提供者に取りに来てもらう場所の位置情報Dp1を、ユーザ側から役務提供者側に通知する。よって、車両1を役務提供者に引き取りにきてもらう場所を、ユーザが任意に指定することが可能となるので、サービスを受ける際の利便性の向上に一層寄与する。
サービス提供システム25に代用品位置通知部32を設け、ユーザが代車1bの使用を終了するにあたり、代車1bを置いた位置に係る位置情報Dp3を、ユーザ側から役務提供者側に通知する。よって、代車1bを置いた場所に、サービス完了後のメンテナンス車両1aを持ってきてもらうことが可能となるので、ユーザの利便性確保に一層寄与する。
サービス提供システム25では、操作対象24を車両1(メンテナンス車両1a)とし、代用品28を代車1bとし、サービスを出張カーメンテナンスサービスとした。このため、ユーザ自らが車両1を運転して店舗に赴かなくてもカーメンテナンスサービスを受けることができる。また、ユーザ自らが店舗等に赴いて代車1bを受け取る必要がないので、この点でもユーザの利便性確保に一層寄与する。
サービス提供システム25に返却位置通知部33を設け、カーメンテナンスサービス終了後、メンテナンス車両1aをユーザに返す場所の位置情報Dp2を、役務提供者側からユーザ側に通知する。よって、サービス完了後の車両1をユーザに返却する際の場所を任意に指定することが可能となるので、サービスを受ける際の利便性の向上に一層寄与する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・メンテナンス車両1aの位置情報Dp1の送信と鍵情報発行依頼とは、例えば電子キー2を用いた車両ドア施錠の操作が完了したことをトリガにして、自動で送信されてもよい。
・メンテナンス車両1aの位置情報Dp1の送信と鍵情報発行依頼とは、例えば電子キー2を用いた車両ドア施錠の操作が完了したことをトリガにして、自動で送信されてもよい。
・第2鍵情報Dk2は、情報処理装置8から店舗端末27を経由して役務提供者端末6bに配信されることに限らず、例えば情報処理装置8から役務提供者端末6bの直接配信されてもよい。
・ステップ501において、電子キー2が車内に置かれているか否かの確認は、室内スマート照合が成立するか否かの確認によって行うことに限定されない。例えば、電子キー2が規定位置に保管する構造をとるのであれば、センサやスイッチ等によって、電子キー2が保管位置にあるか否かを検出する構成としてもよい。
・鍵情報Dk、ユーザ、役務提供者等の紐付けは、情報処理装置8で管理してもよい。
・車両メンテナンス完了後の車両1の駐車位置は、例えば情報処理装置8からユーザ端末6aに直接通知されてもよい。
・車両メンテナンス完了後の車両1の駐車位置は、例えば情報処理装置8からユーザ端末6aに直接通知されてもよい。
・情報処理装置8は、サーバでもよい。
・ネットワーク通信は、例えば4Gに限定されず、今後普及が見込まれる5Gなどを適用してもよい。また、ネットワーク通信は、例えば無線LAN等の中継器を介した通信も含む。
・ネットワーク通信は、例えば4Gに限定されず、今後普及が見込まれる5Gなどを適用してもよい。また、ネットワーク通信は、例えば無線LAN等の中継器を介した通信も含む。
・ユーザが代車1bを使用するにあたり、代車1bの駐車位置は、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
・鍵情報Dk(第1鍵情報Dk1、第2鍵情報Dk2、代車用鍵情報Dk’)は、暗号化されたデータ列であればよい。
・鍵情報Dk(第1鍵情報Dk1、第2鍵情報Dk2、代車用鍵情報Dk’)は、暗号化されたデータ列であればよい。
・ユーザ端末6aに付与される代車用鍵情報Dk’や、役務提供者端末6bに付与される第2鍵情報Dk2は、予約時間が過ぎた場合、又はメンテナンス作業が終了した場合、自動で消去されることが好ましい。
・第2鍵情報Dk2に設定された使用制限は、時間的な制限に限定されず、例えば車両1のエンジン始動回数制限、速度制限、走行距離制限などを適用してもよい。
・認証装置9は、電子キーシステム4と無線により接続されることに限らず、有線によって接続されてもよい。
・認証装置9は、電子キーシステム4と無線により接続されることに限らず、有線によって接続されてもよい。
・認証装置9は、電子キーシステム4(システム装置5)と別部材となっていることに限定されず、例えばシステム装置5(電子キーシステム4の認証を主管理する照合ECU)と一体となっていてもよい。
・認証装置9は、キー機能を有する携帯端末6と無線による認証が可能であり、かつ車載された電子キーシステム4を通じて車両1を作動させることが可能なデバイスであればよい。
・携帯端末6及び認証装置9の無線通信(近距離無線通信)は、ブルートゥースに限定されず、他の通信方式に変更してもよい。
・携帯端末6及び認証装置9の通信の周波数は、種々の周波数を使用することができる。
・携帯端末6及び認証装置9の通信の周波数は、種々の周波数を使用することができる。
・無線認証機能(認証システム7)は、車両1側に設けた認証装置9と携帯端末6とが無線によって認証(ユーザ認証)する機能であればよい。
・電子キーシステム4は、スマート照合システムに限定されず、電子キー2と無線を通じて認証を行うシステムであればよい。
・電子キーシステム4は、スマート照合システムに限定されず、電子キー2と無線を通じて認証を行うシステムであればよい。
・電子キーシステム4は、例えばブルートゥース通信を通じて電子キー2とID照合する態様としてもよい。
・携帯端末6は、高機能携帯電話以外の種々の端末が適用できる。また、ユーザ端末6a及び役務提供者端末6bは、同じ端末に限定されず、形式や構造等が異なる端末としてもよい。
・携帯端末6は、高機能携帯電話以外の種々の端末が適用できる。また、ユーザ端末6a及び役務提供者端末6bは、同じ端末に限定されず、形式や構造等が異なる端末としてもよい。
・第2鍵情報Dk2や代用者鍵情報Dk’において、第1鍵情報Dk1とは異なる情報とは、車両1の使用の制限を含む情報に限定されず、第1鍵情報Dk1に対して、少なくとも一部分が異なる情報を有するものであればよい。
・規定された役務としてのサービスは、カーメンテナンスサービスに限定されず、操作対象24の種類に応じて種々のサービスが適用可能である。
・操作対象24や代用品28は、車両1に限定されず、例えば自動二輪車、自転車など、他の対象に変更してもよい。
・操作対象24や代用品28は、車両1に限定されず、例えば自動二輪車、自転車など、他の対象に変更してもよい。
次に、上記実施形態及び変更例ら把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記サービス提供システムにおいて、ユーザが前記役務を受ける場合、前記操作対象を前記役務提供者に取りに来てもらう場所の位置情報を、ユーザ側から役務提供者側に通知する引取位置通知部を備えることが好ましい。
(イ)前記サービス提供システムにおいて、ユーザが前記役務を受ける場合、前記操作対象を前記役務提供者に取りに来てもらう場所の位置情報を、ユーザ側から役務提供者側に通知する引取位置通知部を備えることが好ましい。
(ロ)前記サービス提供システムにおいて、前記代用品の使用を終了するにあたり、前記代用品が置かれた場所に係る位置情報を、ユーザ側から役務提供者側に通知する代用品位置通知部を備えることが好ましい。
(ハ)前記サービス提供システムにおいて、前記操作対象は、車両であり、前記代用品は、代車であり、前記役務は、前記車両の整備を行うカーメンテナンスサービスであることが好ましい。
1…車両、1a…メンテナンス車両、1b…代車、6…携帯端末、6a…ユーザ端末、6b…役務提供者端末、7…認証システム、8…情報処理装置、9…認証装置、22…第1配信部、24…操作対象、25…サービス提供システム、28…代用品、31…第2配信部、Dk…鍵情報、Dk1…第1鍵情報、Dk2…第2鍵情報、Dk’…代車用鍵情報。
Claims (3)
- 認証に必要となる鍵情報を情報処理装置から取得する携帯端末と、操作対象に接続された認証装置との間で、近距離無線通信を介した認証が成立すると、前記操作対象が動作されるサービス提供システムであって、
前記操作対象のユーザが所持する前記携帯端末に対して、前記操作対象に対する前記鍵情報である第1鍵情報を配信する第1配信部と、
前記操作対象に対して規定された役務を提供する役務提供者から前記規定された役務の提供を受ける場合、前記携帯端末に、前記操作対象の1つであり前記操作対象の代わりとなる代用品に対する前記鍵情報であり、かつ前記第1鍵情報とは異なる情報を含む第2鍵情報を配信する第2配信部とを
備えたサービス提供システム。 - 前記第2鍵情報は、前記代用品の動作に対する制限を、前記異なる情報として含む
請求項1に記載のサービス提供システム。 - 認証に必要となる鍵情報を情報処理装置から取得する携帯端末と、操作対象に接続された認証装置との間で、近距離無線通信を介した認証が成立すると、前記操作対象が動作されるサービス提供方法であって、
前記操作対象のユーザが所持する前記携帯端末に対して、前記鍵情報の1つである第1鍵情報を第1配信部によって配信するステップと、
前記操作対象に対して規定された役務を提供する役務提供者から前記規定された役務の提供を受ける場合、前記携帯端末に、前記操作対象の1つであり前記操作対象の代わりとなる代用品に対する前記鍵情報であり、かつ前記第1鍵情報とは異なる情報を含む第2鍵情報を、第2配信部によって配信するステップと
を備えたサービス提供方法。
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